大都市と地方との格差が指摘されている。どうしてこんなに大きく格差がついてしまったのだろうか。
1つは、「自然体での格差」である。現在大都市地域では企業の活動や投資
が活発である。その企業の業績を反映して税収は高い伸びを示している。
他方、地方では民間企業の力はもともと弱く、地域経済はむしろ行政すなわ
ち「官」がリードしてきた面が強い。公共事業しかり、農業しかりである。
その行政は現在財政改革の真っただ中で、「財布のひも」を引き締め、スリ
ム化に励んでいる。いきおい、これまで「官」によって支えられてきた産業
の活動は低迷せざるを得ないので、税収は伸びるどころか落ち込みさえする

 視点より----片山善博