「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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運動部の男子学生から広がったとされる「そうっスね」「マジっスか」といった言葉遣い。
社会言語学者の中村桃子さんは「ス体」と命名した。親しみと丁寧さを同時に伝えられる語法として浸透していったという。
五輪スケートボードの中継で解説者がその「ス体」を盛んに使っていた。「鬼やばいっスね」「よくやり切ったっスよ」。実況アナウンサーの折り目正しい話し方と比べ、軽快さが際立った。
手すりのようなレールの上を滑る精緻な技が決まると、「『ビッタビタ』はめてましたね」。注目度の低かった選手が高得点をたたき出すと、「練習でもひとりだけ『ゴン攻め』して」。独特の言い回しで、素人にも分かりやすく勘どころを教えてくれた。
スケボーは今大会初めて五輪の種目となった。解説を担当した瀬尻稜さんは国内外で活躍してきた第一人者。肩ひじはらない普段着語り口は、路上から始まった競技の自由さゆえだろうか。
これまでも五輪は、アスリートたちの彩り豊かな言葉を世に残してきた。「いままで生きてきた中で一番幸せ」「自分で自分をほめたい」「こけちゃいました」。それぞれに万感の表情が瞬時に蘇る。コロナ下の今回は、そこにテレビ解説も加わった。後世の専門家「ス体」の盛衰を研究する際、2021年スケボー解説はどう刻まれるか。それにしても瀬尻さんの語り、競技の流れにビッタビタはまってました。大役マジお疲れさまっス。

 天声人語より
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国会閉会中審査は
首相の姿がない。
五輪のさなかに、「感染最多」だというのに。

素粒子より
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英国のリバプールは、18~19世紀の産業革命の時代に貿易で発展した。
アメリカ大陸から綿花が荷揚げされ、近くの工業都市に運ばれた。そんな歴史の名残りは、ここで少年時代を過ごしたビートルズの面々の家庭にもうかがえる。
ジョンの父親は船乗りで、ジョージの父も一時船に乗っていた。ポールの父は綿花のセールスマンだったという。かつては綿花だけでなく、奴隷貿易の拠点でもあった。
そんな負の歴史も含め、2004年に街並みが世界遺産に登録されたのは自然なことだったのだろう。ところが先週になってユネスコの委員会から登録の抹消が言い渡された。周囲で再開発が進み、遺産としての価値が損なわれいるという。
ガラス張りの現代的なビルができ、サッカーの新スタジアム建設も予定されている。もっとも今のリバプールにとっては開発で活性化を図るのも自然なことかもしれない。近年の英国は金融都市ロンドンが繁栄する一方、かつての工業地帯が後れを取っている。
登録の抹消は過去に2件ある。ドイツの古い都市では停滞緩和のための橋の建設が問題視された。オマーンの野生動物保護区では区域の縮小がやり玉にあがった。いったん登録すれば地位が永遠に保証されるというほど甘くないらしい。
リバプールにはビートルズが曲名にした「ぺにー・レイン」という小さな通りがあり、当方も訪れたときは興奮した。あそこにはどうか、高いビルなど建てぬよう。
 
 天声人語より
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本当ならきょう、射撃の英国代表アンバー・ヒルさんは日本で初戦に臨むはずだった。
ところが東京行きの荷造りを澄ませ20日、日課の検査でコロナ陽性の判定がでる。「まさか自分が」。5度試しても結果は同じだったと英紙に語った。
「Broken」。彼女がSNSに書き込んだ言葉をあえて訳せば「心が折れた」か「夢が砕けた」か。桜、仏閣、富士山をあしらった投稿が東京大会にかけた思いの強さを伝える。
41年前、モスクワ五輪をめざした選手たちも無念の涙を流した。冷戦下、開幕直前に告げられたボイコット。「競技の場に立たなければ敗北」「思い出したくない。そっとしておいて」。後年、アンケートに答えた日本代表たちの言葉は重く切ない。
同じ悲劇でも、ウイルスが突然もたらす「退場通知」の方は何ともやるせない。コロナ下で五輪を開く以上、予想された事態ではあるが、悲嘆に沈むアスリートを慰める言葉は浮かばない。試合出場が許されず、敗者になる機会さえ奪われるとは。
安心・安全をうたった「バブル」方式は早々にほころびた。来日した大会関係者の感染は120人を超える。激しくぶつかり合う選手の姿を見ていると、先行きに不安も募る。
「人生ほどつらいものはないが、どれだけあらがい、前進し続けるかが重要だ」来日後に陽性と判断され、棄権を余儀なくされたチリ代表の投稿である、。どんなに留意しても悲劇は避けがたいが、堂々と上を向き、また歩き出してほしい。

 天声人語より
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