餅つき
 暮も近づくと、正月用の餅つきをやる習わしがあった。分家も集まっての1日がかりの行事だった。

 餅は餅屋であろうか、いまや正月の餅も、電話で注文するようになった。時代とともに大きく変わってきた習俗の一つと言えよう。杵も臼もどこへ消えてしまったのやら。餅米をふかす蒸籠もあったはずだが。といっても昭和100年と言われれば、まあ時の流れというしかないか。
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消費
 物価高である、それもあるが、とにかく支出を限定する日々である。何を消費するかは人によって大きな差があろう。

 消費に不満がないと言えばうそになる。しかし最低限度の消費生活ながら、これが与えられた自分の生き方と思っているのは、ある種の諦めであろうか。
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根雪
 降った雪が消えずに残り、春までの積雪につながる場合を根雪という。初雪は消えたが、さすがに二度目からは寒気も厳しくなって消えるドロロではない模様だった。この上は大雪にならないようにと、ひたすら祈るばかり。

 家屋の除雪が冬の生活にのしかかる。ひと昔前「半年は雪の下だから、税金を半分に」と唱える地方自治体議員の姿を幻灯のように思い出す。
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あっさりと・・・
 家の前の道路除雪も各戸でやるようにとなっている。気にすればとても出来ないというほかなくなる。かといってやらないわけにはいかない。

 そこでなんとかなると度胸をきめてしまう。大雪になれば、やろうとしてもできない。小雪であってくれれば、無理をしてでもなんとかすることになるだろうと覚悟する。

 そうして春が来るのを待つのが雪国の姿の一面。昔とあまり変わりがないような。
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歩く
 健康維持のためもあって歩こうとは常々思っている。しかし早朝と夕方は熊が出やすいと聞いて、いささかのためらいもあった。事実、野中を歩いていれば、どこで出くわすかわからない状態でもあった。

 季節がここまでくると、いつ雪になるかわからない。降雪に至れば雁木の中を歩くしかない。さりとて日中はどうもという気がしないでもない。

 などと言っていては歩けるはずもないか。「探せば雪の日でも歩くコースくらいは発見できますよ」という人あり。そうだろうなあと納得。
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