東京リサーチ日記
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日記
2010 07/30 05:05
帯広発「百貨店バスツアー」
Category :
日記
2010年7月30日、突然だが、帯広発「百貨店バスツアー」があるらしい。北海道・帯広の老舗百貨店「藤丸」ではその様なものを企画しているらしい。月一回、買い物客を送迎する「お買い物バスツアー」が行われている。出発地は、釧路発、北見・網走発、中標津発の3便がある。距離は最短の釧路からでも100キロ超、中標津に至っては200キロである。たとえば、釧路便なら片道2時間半かかる。これは、東京の百貨店が栃木や静岡の客を送迎するようなものであろう。何故、このようなサービスが始まったのか?藤丸が本拠を置く道東地域は、長引く不況で北見の東急百貨店が撤退、釧路の丸井今井が破綻。藤丸が道東唯一の百貨店となってしまった。その藤丸も七期連続赤字の末、2006年には再生計画を打ち出していた現状であった。その様な中で、藤丸の山田章男専務が、常識破りのバスツアーを発案したのである。その発案の背景は、ある日、店内の喫茶店で隣り合った60代とおぼしき女性客に話しかけると、「釧路から往復5時間運転するのは大変なのよ」とこぼしていた事から始まった。「ならばこちらから交通手段を提供してはどうかと思いまして。百貨店が消えても、大型スーパーとは違う独特の“薫り”を忘れられないお客様は確実にいる。女性は何歳になってもお洒落して出かける場所がほしいのです」と山田氏は述べる。そして釧路発の無料ツアーが始まり、大盛況し、買い物ツアーを本格化させ、往復旅費は釧路便2000円、北見・網走便、中標津便とも2500円とし、商品券500円分を付けたのだ。そのため、この成功に加え、経営改革、経費削減を推し進めた結果、2006年からは連続4期黒字を維持したのだ。百貨店真空地帯だからできたサービスであろう。これは高齢化社会にあわせたようなものである。百貨店は、エンターティメントの一種のようなものかもしれない・・・(佐々木和夫)
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