「怪しい男うろつく」
 2009年11月28日、千葉県松戸市のマンションで、千葉大園芸学部4年(21)が殺害されて放火された事件で、千葉大園芸学部4年さんが事件直前、「怪しい男がマンションの周りをうろついている」と悩んでいたことが2009年11月7日、捜査関係者から分かったのである。千葉大園芸学部4年さんの母親が「送金する」と伝えてきたメールに、本文がない空のメール返信があったことも判明した。松戸署捜査本部は、男が千葉大園芸学部4年さんのマンションを下見するなどつけ狙い、犯行後に空メールで無事とみせかける工作もしていたと見られている。また、千葉大園芸学部4年さんの携帯電話から母親への空メールは、母親が2009年10月21日正午前に送った「これから頼まれた送金をする」という趣旨のメールへの返信だった。千葉大園芸学部4年さんは2009年10月21日午前、メールで母親に送金を依頼しており、空のメールは犯人が千葉大園芸学部4年さん親子の送金のやりとりをメールで見て送信した可能性があるとみられるようだ。捜査本部のこれまでの調べによると、JR松戸駅近くの現金自動預け払い機(ATM)で2009年10月21日午後、荻野さんのキャッシュカードを使った男が、残高のほぼ全額に当たる現金数万円を引き出していた。母親の送金が入る前だった。この男は公開された防犯カメラの映像などから、千葉大園芸学部4年さんと面識はなかった。捜査本部は、千葉大園芸学部4年さんが周囲に打ち明けていた怪しい男が、現金を引き出した男との見方を強め、マンション周辺で不審者が目撃されていないか捜査をしている。早く犯人が逮捕されるといいが・・・(佐々木和夫)