実質国有化・・・
 2009年3月23日、アメリカのリーマンブラザーズ証券が破綻してから世界的な不況が始まった。その不況の中で、経営難の英銀大手ロイズ・バンキンググループは2009年3月7日に英政府保有の優先株が普通株に転換されると発表したそうである。政府の出資比率は65%に上昇し、実質国有化される。今後77%まで高まる可能性がある。さらに、返済が滞っている貸し出しなど約2600億ポンド(約36兆円)の不良資産について、将来生じる損失の一部を負担してくれるよう政府に申請したようだ。アメリカの金融機関だけ経営難に陥っている報道がよく流れるが、イギリスでもアメリカと同じような状況に陥っている。一方、実質国有化されたロイヤルバンク・オブ・スコットランドも、3250億ポンドの資産の損失肩代わりを申請し、受理されている。ロイズは、経営危機に陥った住宅金融最大手HBOSを救済・買収したことで、財務内容が悪化していたようで、他のヨーロッパ諸国の銀行も同じような事態になっているであろう。アメリカ中心とした日本の報道には疑問を感じる。なぜなら、アメリカ以外のことがあまり見えないからだ。もっと公平に外信報道をしてもらいたいものである・・・※この記事は、企業・団体等に対して誹謗・中傷を行ってはいません。正当な活動によって制作しています・・・(佐々木和夫)