雪 凍 夜10
その顔は、、、、、

見間違う訳もない・・・

自分の 顔、、だ。

なんなんだ。。。いったい、、

子宮の中のような柔らかな空間に

いるはずなのに、

鳥肌が立っている。。。

もうひとりの自分と同じ顔を持つそいつは・・・

イヤラシイ笑顔をしたかと思うと
表情は一転し
笑いながら泣いている。。。

何処からか声がする

耳にではない。頭蓋の中に直接響いてくる声が・・・

「 何ガ カナシイ? 」

「 何ガ オカシイ? 」

「 何ガ ? 」
「 何ガ ? 」

おい、、、俺はどうしちまったんだ?
おい、、、俺は 俺なのか?

誰なんだ?

まるでテレパシーのやうに
俺に話しかけてくる奴は

誰なんだよぅ。。。。