Shizuku~そこにある自分~
いつのころからだったのだろう
ふっとあることを考えこんだのは・・

いま自分という人間は
この世の中の
どこに存在しているのか?
ということを

空から絶え間なく
降り注ぐ雨粒に打たれながら
涙を隠すには充分過ぎるくらい
いっぱいだから
人にはわからないかもしれない

でも嗚咽は雨の音と一緒に
交互に入り乱れて
響きわたっているから
優しいまなざしには
わかってしまうだろう

雨上がりの夕日に
顔を上げたら
生きて行く自信が
沸いてきた

明日を信じてもいいよね?
そう自分に問いかけ
またもう一人の
自分がうなずいた

一度しかない人生なんだから
時間は元にもどせないんだから
思うように生きようよ

きれいな夕日に照らされて
まっすぐの道を
いま、、歩き出した

先は何も見えないけど
明るい光に導かれて・・