中国政府のチベット武力行使の即時中止を求める緊急要請書
 中国によるチベットへの弾圧は何も今に始まったことではありませんが、先月に始まる大規模なチベット弾圧事件(暴動という表現は不適切と考えます)は世界的に大きな注目を集め、日本国内でも仏教界に抗議の声が上がらないことへの批難が目立ちはじめたのでここ最近は2回にわたってそれに関する話をしましたが、実はいち早く明確な抗議行動を起こされた僧侶を含む宗教者の方々の話がどういうわけか殆ど知られてないようで不思議に思いましたので、これについて御紹介したいと思います。

http://www.shinshukyo.com/webup/back08/backframe03.21.htm

を見ると、“僧侶やキリスト者、 中国大使館へ要請書”という項目があり、日本山妙法寺の呼びかけで、カトリック、プロテスタント、浄土真宗の各宗教者有志が大使館に向かいアピールと祈念を行い、「中国政府のチベット武力行使の即時中止を求める緊急要請書」が読み上げられ、代表者4人が要請書を大使館から支持されたポストに投函したことが報じられています。

要望書の内容は日蓮宗の僧侶のかた(上記のグループとは無関係)がブログで紹介しているのを見つけることが出来ました。

中国政府のチベット武力行使の即時中止を求める緊急要請書

南無妙法蓮華経
中国政府は、チベットの僧侶・市民への武力行使をただちに中止してください。中国政府は武力の行使を自制し、流血の拡大を避けるべきです。そして、何よりもダライ・ラマ14世との対話の道を閉ざしてはなりません。ダライ・ラマ14世との対話の進展は、中国の名誉回復と北京五輪の成功に必ず役に立つはずです。日本政府も、チベット情勢への懸念を表明し、武力によらない対話による解決を呼びかけるべきです。私達は同じ仏教徒として、チベットの人々の安心立命を祈ります。チベットの人々の苦しみは、私たちの苦しみです。チベットに平和を!チベットに自由を!チベットに、平和と自由と高度な自治がもたらせられますように、心から祈ります。合掌 中華人民共和国国家主席・胡錦涛様 2008年3月19日 仏教僧伽 日本山妙法寺

 これがチベットをめぐるネット等での話題に今迄あまりにもわずかしか出てないのが謎なんですが、他にも不可解なことがあって、それというのも前回ここでYouTubeの動画を紹介しましたが、同様の動画が削除されてるそうで、それは著作権者の意向とは違うらしい。僕の紹介した動画も一つ目が削除されてます。何故こんなことが起こるのでしょう?

編集 OTERA座の怪人 : 因みに先日のダライラマ日本立ち寄りはトランジットでしたが、彼の来日予定時は毎度のようにビザ発給に横槍が入ることは関係者によく知られること。そんなことする国がチベット弾圧を批難する国々に対しては内政干渉だというんですから…。
編集 OTERA座の怪人 : この動画削除の裏には私めの想像では東京のキー局が関与してるかもという思いがあります。系列局が反中国的な放送をしてると睨まれ、オリンピックの放送をさせてもらえなくなることを恐れたか?
編集 ペン : どこかから圧力がかかっているのでしょうか?日本もきちんとした態度で向かい合う姿勢が必要だと感じました。