キングダムはショーンを死なさない
敬愛なるサーコネリー様。
あなたがショウビジネスから引退すると聞いて、とてもショックです。
あなたが壮年を迎えてからの、ウイットに富んだ紳士な在り方が私の憧れでした。
若い頃のあなたは軽く、眉毛と胸毛がギラギラした感じで、子供心にはアクの強すぎる存在でした。
でも、アウトランド、ネバーセイネバーアゲイン頃から、あなたは私の憧れになって行きました。
あなたの存在そのものがとてもファンタジーだったのです。
あなたをずっと観ていたかったのですが、リーグofレジェンドが最後の主演作品になってしまわれるのでしょうか。
ピーターオトゥールのように、老境に達しても演技していて欲しかったです。
とは言え、最近のあなたは自宅マンションで騒音問題を起こし、「不潔でだらしの無い老人」呼ばわりされてしまったり、良性の腫瘍とは言え、5箇所も身体に穴をあけられたりと、ご自身の余生をどう過ごすべきか悩んで居られたのかも知れません。
あなたがスクリーンから消えた後、私は誰に憧れればいいのでしょう。
ヒューグラントは軽すぎ、コリンファースはウイットに欠けます。
眉毛の濃さでコリンファレルでしょうか。彼もいい役者ですが、性格俳優の色が濃すぎるのが気になります。

悲しいですが、引退を決めてしまったものは仕方ありません。
あなたの健康と長寿をお祈りしております。
いつかまた、その眉毛と胸毛を観れると信じて。


▼ショーン・コネリー、俳優を引退

 ショーン・コネリーが、昨年AFIの生涯功労賞を受賞したのを機に、ハリウッドを正式に引退すると語った。コネリーは現在、腎臓腫瘍の切除手術を終えて回復中で、俳優としての最後の仕事は、アニメーション映画『ビリー・ザ・ヴェット』(原題)の声の出演となるよう。コネリーは「もう引退するよ。クリスマスから少々大変だったが、もう大丈夫だ。気分もいいよ。今は歴史の本を書いている」とコメント。『インディ・ジョーンズ』シリーズの第4作に出演するかもしれない、と期待がもたれていたが、残念ながら実現しないかもしれない。
(FLiX) - 4月18日17時16分更新 ▲