2020年02月の記事


ノルディックウォーキングのススメ。全身を使って歩く。
ポールをついて歩くノルディックウオーキングは、クロスカントリースキーの夏場の練習用だったものを一般向けに改良し、1997年にフィンランドで発表された。両手にも力が分散するためひざや腰への負担が小さく、全身の筋肉をバランスよく使える。
歩き方にはコツがいる。ポールは前ではなく体の横につき、後ろに押し出す。その際、ひじはまっすぐ伸ばし、手で握っていたグリップを離す。腕で地面を押して前進するため、二の腕や背中など普段意識しない筋肉を使い、慣れると歩幅が広がって股関節周りも鍛えられる。歩いてみると、上半身主導の動きだと実感する。20分ほどで汗がにじみ、心地よい疲労感だ。前進の90%の筋肉を使いますが、おしゃべりしながら歩けば顔の筋肉も使って100%になります。
カロリーの年収率は通常の歩行の1・2~1・4倍と有酸素運動としても効果的。時速7㌔で約20分歩いた場合の心拍数は歩行だと一定なのに対し、ノルディックウォーキングだと途中から上昇に転じる。走るのはきついが、歩くだけでは物足らない人向け。1日10~20分、週3日程度行うといい。姿勢もよくなります。
離したグリップをすぐに握り直せる専用のポールが必要で、スポーツ用品店などで1万円前後で購入できる。ポールの長さは、ストラップの付け根がへその位置に来るよう調整する。
ひざを痛めているなど歩行が難しい人は、ポールを前につく運動量の小さい歩き方から始めるといいという。一度講習を受け、自分に合う歩き方を選んで欲しい。初心者向けの各地の講習会の日程は日本ノルディックウォーキング協会のサイトで。

 続・元気のひけつより
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先週、福岡市内で地下鉄が緊急停車した。「マスクをせずにせきをしている人がいる」。
新型コロナウイルスへの恐怖ゆえだが、自分を含め、世の中が日々過敏になっていくようで心配になる。
中国から一時帰国した女性は、幼稚園の冷たい対応を嘆く。子どもの入園先を探す中、「見学するなら塀の外から」と言われた。日本災害医学会によれば、患者の治療にあたった医療関係者も理不尽な扱いを受けている。職場でばい菌扱いされたり、現場で活動したことを謝罪するように上司に迫られたり。
海外では日本が警戒されていると聞く。カザフスタンでは先週、日本や香港などから来た入国者を24日間の医療観察に付すると発表した。タイは自国民に日本への渡航延期を呼びかけ、太平洋の島国キリバスやツバルも日本を「高リスク国」と認定した。
何より驚いたのは、中東に駐在する同僚記者の体験談である。イスラエルの街を歩くと、「コロナ!」と何度も指をさされる。すれ違いざま、さっと口を覆われることも。アジア出身者が同じような目に遭っているらしい。
「中国から一時帰国した児童生徒等へ学校の受け入れ支援やいじめ防止等の必要な取組を実施する」政府がきのう発表した基本方針の一節が気になった。国が声高に注意喚起しなければいけない現状が悲しい。
このウイルスの猛威もいずれは終息するだろう。その時、人間社会が修復不能な深い傷を負わぬよう祈るばかりだ。

 天声人語より
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新型コロナウイルスの続き
水際で阻止できず。
「検査難民続出」と批判され。
首相がいきなり「全国で休校」。
「号令」一下に緊張と困惑と混乱。
効果は? 出口は?

素粒子より
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一風かわったカルタを手にした。すべてが認知症にちなむ札たのだ。たとえば「ふ」。
ぷにふらと歩くことにも意味がある」。解説も付いてする。出歩くのは目的があってのこと、「まずは話しを聞いてみましょう」と呼びかける。
日本福祉大学の学生が子ども向けに作った「にっぷく にこにこカルタ」である。指導した斉藤雅茂・准教授は「この春卒業する女子4人のアイデア作品。小学校や高齢者施設から引き合いが増えて、市販されました」。
「ぬ」の札は「『盗まれた?』一緒に探してみようね」。絵札では、指輪をなくして焦る女性を男の子が励ます。「み」の札は「みつけようおばあちゃんの得意なこと」。編み物を楽しむ患者女性の姿を描いた。
学生たちが心がけたのは、医学知識を並べず、「自分は認知症になりたくない」と思わせないこと。認知症患者の家族にお家を請い、周囲が誤った接し方をすると症状悪化することも学んだ。
ボケだの痴呆だのという呼称こそ改められたが、認知症に対する誤解や偏見はなお残る。かく言う当方も、親族に症状が現れたときどう対処してよいか自信がない。子ども向けカルタではあるが、気づかされることも多かった。
絵札はどれも素朴で、読み札はどれも平易である。中でも気持ちが温かくなったのは「わ」の札だ。「わすれても大丈夫、僕が覚えておくよ」。将来もし自分が患者の一人になつたとき、誰かに言ってもらえたらどれだけ心強いだろう。

 天声人語より
認知症に対する知識を広めようと各地の自治体で「認知症サポーター養成講座」が開かれいるので、是非参加して知識を習得しましょう。
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新型コロナウイルス
あたふたと不安が広がる。
一斉休校、出社禁止、無観客試合。
未知の正念場に立つ。
市場が嫌う「予測のつかないこと」だらけ。
株安続く。

素粒子より
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バスケットボールコートをひとまわり大きくした広さに、両チーム合わせた選手が10人散らる。
ゴールキーパー以外は全員がアイマス姿。プレーを指示する声や内蔵した鈴でカラカラと転がる球の音が、選手の足音などに雑然と入り交じって響く。
さいたま市でおととい、女子ブラインドサッカーの国際親善試合をみた。選手は視覚障害で、主に声や音を頼りにドリブルやパスをつなぐ。目隠しだけで一歩も動きなくなる我が身を思えば、想像を超えるスポーツである。
試合では、日本代表がアルゼンチンのチームを8-0と圧倒した。なかでも菊島宙選手はトップスピードで入り、球を止め、相手をかわすと間髪入れずに右足を振り抜き、全得点をたたき出した。
先天的な病気のために弱視の彼女が、なぜこんなプレーができるのか。頭の中には仮想のコートがあり「シュートのコースを鳥のように上から見ている感覚」なのだという。音に加え、空気の流れや人の動く気配といった情報を、視覚以外の全身をセンサーにして取り込んでいく。
体の一部や機能を失っても、それを別の力で補い、図抜けたパフォーマンスを発揮する。障害者のスポーツをみるたびに、その能力の深さと可能性に強く心を動かされる。
女子のブラインドサッカーは競技人口がまだ少なく、半年後に迫る東京パラリンピックは男子だけの実施だ。それでも、11月には初の世界選手権が予定されている。あせらず気負わずに。彼女たちの前進を待ちたい。

 天声人語より
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現状の世界
世界株安。
感染者死者増。
渡航制限。
物流混乱。
プロ競技延期。
ウイルス禍どこまで。

2.26事件から84年。
当時の川柳に世相が映る。
〈ざん壕で読む妹を売る手紙〉鶴彬

素粒子より
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今週はなぜ連休だったかとカレンダーを見れば、天皇誕生日と振り替え休日とある。
30年間も祝日だった12月23日がもう平日とされ、昨年は天皇誕生日がなかった。元号の変ったことを遅れて実感する。
ふりかえれば戦前は「天長節」と呼ばれる日だった。数ある祝日の中でも格別に大切な日とされた。小学校では、教師児童がそろって天皇の御真影に深々と敬礼し、校長が重々しい声で教育勅語を奉読した。
当時は、やれ教員の敬礼が浅いだの、校長が勅語を誤読したのだといった理由で何人もが処分された。勅語や御真影を火災から守るべく身を挺した職員がほめられ、焼失すれば校長も責任を問われた。専用の収蔵施設「奉安殿」「奉安庫」が各地に普及したという。
奉読、奉護、奉置、奉持----。天長節の記録をひもとけば、「奉」の字がいくつも目を射る。「奉」の機運の高まりは権力維持を助け、為政者にとってはまことに無都合がよい。
思い出すのは昨年11月、皇居前広場で開かれた祝賀行事だ。奉祝議員連盟湯奉祝委員会などが主催した。「万歳三唱」が延々と繰り返され、四十八唱となった。音頭をとった元衆院議長が「万歳があまりに続いた。陛下も門内にお入りになるのを、ややちゅうちされたんじゃないか」と苦言を呈したほどだ。
新型コロナウイルス禍の広がりを受けて、きょう皇居での一般参賀は中止された。時が時だけになるべく静かに簡素に陛下の60歳をお祝いしたい。

 天声人語より
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東証ニューヨークに続いて大幅下落
世界で株安が連鎖している。
米ダウ工業株平均が前週末比1千㌦超値下げたのに、続き東証も日経平均が一時1051円まで値下がり。
上海市場も下落して始まつた。
アジアだけでなく欧米でも感染者が各国で増えており、世界経済の先行きに対する警戒感が強まっている。

紙面より
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冬から春へのバトンタッチがずいぶん早い気がする今年は、桜も気がせくようだ。
日本気象協会の開花予想によると、東京都心では平年より9日早い3月17日と見込まれている。新型コロナウイルスが、お花見のじゃまをしそうな気配もあるが。
野に腰をおろし、野で杯を傾ける。そんな趣は、混み合った花見の名所でなくても、裂く背の季節でなくても味わうことはできる。フリーライターのスズキナオさんが「チェアリング」という楽しみ方を提案している。
川辺や近くの公園などで、軽量の折りたたみ椅子を手にして歩く。好きな場所を見つけたら腰掛けて、持参したお酒をゆっくり飲む。ただそれだけのことだという。ひとりで、あるいは少数の友人と「騒がない」「ゴミを持ち帰る」ことを心がけながら。
風に揺れる葉や流れる雲など、ふだんはじっくり見ることのないものが目に入ってくる。椅子を置いた瞬間に、そこが特別な場所になるのだと著書『深夜高速バスに100回ぐらい乗ってわかったこと』にある。
アウトドアという言葉を聞くと、どうしても力んでしまう。車で山に行く。キャンプ場でテントを張る。そこまでしなくても、日常から半歩だけ外の世界へ行くことはできる。たとえ椅子を持ち出すのが、家のベランダであったとしても。
梅の花を求め、林に赴くことを「探梅」という。まちで人混みを求めるのではなく。樹木や雲を求め、歩いてみるのも悪くない。こんな時だからこそ、春の陽気をだいじにしたい。

 天声人語より
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スロージョギングのススメ。鼻歌を楽しめるほどのペースで
健康のために体を動かしたいけれど、きつい運動はちょっと苦手。そんな人にお勧めなのが「スロージョギング」です。息切れしないペースでゆっくりと走るジョギング方法で、並走する人どうしが笑顔で会話できる速度が目安。
「足の指の付け根から着地するように」かかとから着地するのに比べて衝撃が3分の1になり、体の負担が少なく走れる。
スロージョギングは、小刻みな走り方が特徴。20~30㌢の歩幅で走る練習をした。ただ、頭では分かっていても、慣れないとつい大股になり、スピードが出てしまう。「歩幅を小さく」「もう少し上を向きましょう」とコツを伝授した。
実際にやってみて、長い時間走っても疲れないことに気づいた。「こんなに楽な運動でいいのかな?」というのが正直な感想だ。体力をつけ、減量をめざすなら1日に計30~60分が目安。初心者の場合は、スロージョギングの合間にウォーキングをはさのも良いという。継続することで、高齢者なら加齢に伴う筋肉量の減少を抑える効果も期待できる。
スロージョギングの消費エネルギーは、通常のウォーキングの約2倍。ウォーキングに比べて多くの筋肉を使う体。
生活習慣病の対策にスロージョギングを活用しましょう。息が上がらず、鼻歌を楽しめるくらいのペースで続けると良い。

 続・元気のひけつより
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大型クルーズ船から乗客が下りるというのは同じでも、その二つのやり方はあまりに対照的だった。
一つは米国民をチャーター機で本国に移送する様子。機内では宇宙服のような防護服を身にまとう人が対応し、帰国しても米軍基地で2週間隔離するという。
もう一つは、その3日後にあつた400人余りの下船。検査で陰性だったので、電車など公共交通機関を使って帰宅することが許された。二つの下船風景の違いは、横浜港に停泊していた船内の様子をどう見るかによる。
米国は感染を防ぐ手立てが不十分だったと見る。だから下船は「ホットスポット」からの脱出に過ぎず、まだ隔離して様子を見なければならない。日本の当局は、感染対策ききちんとなされていたという姿勢である。
当初は米国や国際機関も、乗客を船内に待機させるという日本の方針に理解を示していた。しかし感染者の急増で見方を変える。「状況は変化し。船内で予想以上に感染が広がったのは明らかだ」と世界保健機関は指摘した。日本政府の対応に柔軟さを欠いたのか。
「船がウイルス培養器になったかに見える」と米ワシントン・ポスト紙の記事にあったどぎつい表現である。しかし日本の外で目にしたなら、違和感なく読めるかもしれない。ついに乗客から犠牲者が出てしまった。船内で何が起きていたのか。もしもメンツにこだわって、その検証がいい加減に終わるようなら、戦わずしてウイルスに負けるようなものである。

 天声人語より
何故、そんな風にしか受け取れないのか。私は日本の乗船者以外の艦船の拡大を見て、米国内には絶対に入れないという考え。また見方を変えれば日本の医療体制を信用していないということだ。中国以外の他の国で爆発的に感染者が増えれば、当然の国としての策ではないのか。
また、船籍のあるイギリスはもっと船について船主に措置の命令をすべきではないのか。選手の話は何も報道されないので分からい。
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スマホ老眼を防ぐには? 目を休め、筋肉の疲労回復を
メールやネット検索などに便利なスマートフォン。ただ、長時間使うと目の焦点が合わなくなることがある。そんな症状を「スマホ老眼」として、注意を呼びかける医師らに対策を聞きました。
「老眼」と言っても、中高年がなる老眼とは異なる。老眼は、ピント調整の役割を果たす水晶体が加齢によつて硬くなることが原因だ。通常、水晶体は弾力性があり、厚さを変えることで遠近を調節しているが、硬くなると調節できない。
一方のスマホ老眼は、目の使いすぎによる疲労が原因だ。通常、水晶体の厚さは毛様体筋が緊張したり緩んだりすることで変わる。だがその筋肉が疲れると、遠近調節ができなくなる。そのため、目を休めれば回復する。
医者が進める対策は「チラ見エクササイズ」。オフィスなどで仕事をするとき、窓からようやく判断できる距離にある目印を決め、1時間に1~2回、じっと見る。毛様体筋が緩み、休まる。
風呂に入ったとき、40度ほどのお湯で温めたタオルを目に当てるのも良い。毛様体筋の疲労が回復し、ドライアイの防止にも役立つ。

 続・元気のひけつより
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作家の泉鏡花は、食べ物の衛生に極度に気を使っていた。
生ものは避け、刺し身などは見るのもいや。酒はぐらぐらと煮てから飲む。自分指さえ信用できず、好物のパンを食べるときは指のあたつていた部分だけ捨てていたという。
赤痢にかかった経験が影響していると、大本泉著『作家のまんぷく帖』で詠んだ。以前ならへえと思うだけの逸話だが、今は少し違う。正体の判然としない感染症と向き合わざるをえないからだ。
きのう満員電車に乗っていて、つり革を握る人が少ないことに気づいた。普段ならつり革争奪戦が起きるような込みようである。白い輪にぶらがりつつ、すぐ手を洗わねばと思う。何げない通勤風景が、何げなくではすまなくなっている。
新型ウイルスが発生してから「正しく恐れよう」と何度も聞かされた。戸惑うのは何が正しいか分からないことだ。東京マラソンで一般参加者を走らせない判断をしたのは過剰反応か、そうでないのか。右へ倣うように中止の動きが出始めている。
控えるべき不要不急の集まりについて、政府の専門家会議が「新年会や送別会」に言及した。感染しやすい場所てして、厚生労働省は「劇場や満員電車」をあげた。すべてやめれば社会生活は大きく変わる。そこまでの危機と考えるなら、具体的な行動指針が必要ではないか。突き詰める努力はなされているのか。
感染症の知識が今ほどでない時代、鏡花は自分で悩み、行動したのだろう。その気持ちが何となく分かる。

 天声人語より
今の時点で判断すのなら、多くの知らない人が集まるマラソン大会などは中止して当然だ。マスコミがそういう反応を記事にするので、庶民が迷うのである。
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健康コンビニごはん、塩分減らす工夫を
厚生労働省の調査によると、50代は半数近く、60代は4割近く、70代以上は3割が習1回以上、コンビニなどの弁当や総菜を利用している。
高カロリーなものばかりだったコンビニ弁当も近年はサイズが小型化し、野菜を取り入れた総菜もぐんと増え、健康志向になってきた。
最大の課題は塩分です。特に50代以上は生活習慣病や高血圧の人が多く、塩分に注意すべき年代。解決策は、サラダや野菜を含んだ総菜を組み合わせることだ。多くの野菜に含まれるカリウムは、ナトリウムの排泄を促す効果があるからです。
また、ドレッシングや、麺類、おでんのおつゆを多めに残すこともお勧めします。
揚げ物もした味がしっかりついているので、ソースをひかえてもおいしく食べられます。

 きょうもキレイより-----平澤芳恵
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大河ドラマで、徳川家康を1年にわたり精魂込めて演じる。そうするとどんな心持ちになるのか。
俳優の滝田栄さんが語っていた。あたかも自分が将軍になったような気がしてくるという。
だから直後にミュージカルのオーディションの話が持ちかけられた時にはカチンと来た。どうして他の役者と同等に扱われるんだと。「俺を誰だと思っているんだ。将軍だぞ」。ばかな話だが当時はそんなふうに感じてしまったとラジオの講演で振り返っていた。
1年間の将軍役でもこうなのだから、7年間の本物の首相であれば、推して知るべしだろう。17日の国会で「桜を見る会」に伴う夕食会について、宛名のない領収書は通常発行してないというホテル側の文書が、野党から示された。安倍首相のこれまでの答弁と矛盾するが、本人は知らん顔。
どうも安倍事務所は例外扱いだと言いたいらしい。特別の優遇を受けたことを前提に、後ろめたさも感じずに答弁を続ける神経は、将軍並みである。
閣僚席からの度重なるヤジも自分なら許されると考えていたのだろうか。ヤジはもう飛ばしません、今後は首相らしく振る舞いますと国会の場で言われると、こちらが恥ずかしくなる。
自らを神としてまつるような指示した家康だが、こんな遺言も残した。「天下は一人の天下にあらず、天下は天下の天下なり」。天下は為政者一人のためではなく、全ての人のためにある。当然すぎる戒めだが、独善に陥りそうな現代の宰相にも必要な言葉だろう。

 天声人語より
遺言なのだから、人生の最後になってわかったことなのだろう。安倍首相も首相を辞めるとやっと分かるのではないだろうか。
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名古屋ウィメンズマラソンについて
一般参加者の取りやめを決めたのは正解だろうが、スマホと走ると完走と見なす。
走る場所も提供せずに、どこで42.195K走れというのだ。
何日もかけてはタメというし。
参加費用を1万4600円も取っているのだから、考えるべきだ。

紙面より
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「豪州の日」と呼ばれる記念日がある。1788年1月26日に英国の船団が上陸したことを祝う、豪州国民の休日だ。
しかしそれは先住民からすれば「侵略の日」に他ならない。祝賀行事をやめる自治体が出ていると、先日の紙面にあった。
ある市長からは「先住民の追放、言語や文化の破壊の始まりだった」との発言もあったという。どこに視点を置くかにより、歴史はその像をがらりと変える。直木賞に選ばれた歴史小説『熱源』は、明治以降の近代化をアイヌ民族の目から描いている。
樺太から北海道の石狩川沿い集団移住させられた主人公の少年は、学校で「文明人たれ」と教えられた。アイヌ民族を未開人扱いすることと同義である。そんな和人の国は列強から野蛮人扱いされないよう、富国強兵へともがいていた。
文明とは何か。アイヌ集落の長に作者はこう語らせる。「馬鹿で弱い奴は死んじまうっていう、思い込みだろうな」。そんな帰結として、日露戦争そして第2次大戦の戦場がある。
北海道と樺太を軸に、東京、ロシア、南極にまで小説の舞台は及ぶ。作者の川越宗一さんは、旅行で訪れた北海道で歴史に触れ、いちから調べ始めたという。読んでいて、登場人物たちと同じ時代を生きているような気持ちになる。
他者の目で歴史を見る。そんなことに私たちは慣れていない。だからこそ文学の力が、大きな助けになる。「日本は一つの民族が続いている」などと口走っていた政治家は、手にとってみただろうか。

 天声人語より
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円安進む
19に他のニューヨーク外為市場で円高が進み、一時1㌦=111円50銭台まで急落した。

紙面より
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森友問題
やっと籠池前理事長に実刑判決。
詐欺なら当然もっと早く起訴裁判にならないのだ。
野党の後押しがあったからだろう。
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19世紀ロシアの文豪ゴーゴリの喜劇に『検察官』があり、浅ましい人物ばかりが出てくる。
なかでも市長は、まちを訪れた男を検察官だと思い込み、自宅に招いて必死にもてなす。寺分に後ろ暗いところがあるため、調べられているのではと心配なのだ。
豪華な食事に上等の酒、口からはお追従、さらに金も握らせる。政治家が検察官を恐れ、それゆえ丸め込もうとするのは古今変わらぬ習性かもしれない。トランプ大統領の場合、そのやり方は懐柔というより押さえつけである。
自分の元選挙顧問が禁錮7~9年を求刑されたことに対し、先日のツイッターで「不公平」などと批判した。その後、あろうことか検察当局は求刑を軽くする判断をした。担当検察官の一人が司法省を辞任したというから圧力への抗議であろう。
介入の露骨さはトランプ氏ほどではない。そう言ってみとも何の慰めにもならないのが安倍政権である。東京高検の検事長の定年を延ばしたのは、政権に近いこの人物を検察トップまで持っていくための布石ではないか、との疑惑が持ち上がっている。
カジノ汚職や公職選挙法違反など、自民党議員に対して検察のメスが入る事件が相次いでいる。検察首脳人事を思うがままにすることで、何かご利益を期待しているのだろうか。
冒頭の喜劇では最後に本物の検察官が現れ、市長たちが真っ青になる。腐敗がただされると期待できそうな終わり方だ。そんなオチがつかない現実がもしあるなら、本当の悲劇である。

 天声人語より
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新型肺炎
今ごろ「先手、先手で」って?
新型肺炎で後手に回った政府、やっと専門家会議。

素粒子より
和歌山でまた4人が確認されたし、船からはおそろしいような一の発表が続く。
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目をカッと見開いたゴジラが入館する親子連れをにらみつける。
昨年、福島県須賀川市に開館した円谷英二ミュージアムを訪ねた。怪獣映画の第一人者として活躍し、特撮の神様」と呼ばれた映画監督が亡くなって、今年で50年である。
ゴジラやウルトラマンを世に出した人は、この地で糀を扱う代々の商家の長男だった。「家業には興味がなく、自作の飛行機で世界一周を夢みる少年でした」とミュージアムを担当する市職員の高久田健行さん。15歳で上京し航空学校に入るが、ただ一人の教官が墜落死して夢が絶たれる。
知人に誘われて映画界に入ると、フィルムを2枚重ねて合成するなど斬新な手法を次々に編み出した。戦中は「ハワイ・マレー沖海戦」など戦意高揚の映画作りにも参加した。これがたたり、戦後は公職追放される。
暮らしに窮したが、特撮の下請けでしのいだ。驚いたことに、追放が解けてゴジラを担当したときはすでに53歳だった。ウルトラマンを生み出したのは亡くなる3年前の65歳。創作人生は晩年になって実を結んだ。
「私は照れくさかった。『いい年をしたオヤジが夢みたいな怪獣相手にご機嫌とは』という考えが消えなかった」。館内には本人の述懐が展示してある。流血など過剰な表現は好まなかったという。
ミュージアムは広くはないが、1年目の来場者は想定をはるかに宇和上回った。挫折の多い歩みではあったが、50代、60代の情熱を注ぎ込んだ作品世界はいまも人々を引きつけてやまない。

 天声人語より
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代謝をアップ、ウォーキングで脂肪燃焼。
代謝を高めるために大事なことは、ウォーキングなどの有酸素運動です。読者のみなさんの中にも、歩いている方が大勢いらっしやるでしよう。筋トレで基礎代謝量を上げ、さらに有酸素運動で脂肪を燃やすことで、健康で美しく、疲れにくい体をつくることができる。
ウオーキングは、肥満の解消になるほか、心肺機能が高まり持久力が増す。
▽毛細血管が増え、血流がよくなる。
▽動脈をやわらかくして動脈硬化を防ぐ---
などの効果が期待できる。もっとも手軽で、もっとも高い効果を上げられる健康法といえる。
さまざまな研究で、1日8千~1万歩くらい歩かないと健康効果が引き出せないことが分かってきた。1万歩はハードルが高いので、まずは1日8千歩、1週間で5万6千歩を目指します。多少の「歩きだめ」がききますので、あまり歩けない日があっても、別の日にたくさん歩いていれば補うことが出切る。
まとまった時間をとってウォーキングしなくても、日常生活の短い時間で歩数を稼ぐ方が何かと好都合。ひと駅前で降りる。ちょっと遠くのスーパへ行く、エスカレーターの代わりに階段を使うなど、生活しながら歩数を稼ぎましょう。
ただ、歩くだけで足腰の筋力の低下を防ぐことはできません。併せて筋トレもすることが不可欠です。運動を続けるために、歩数計と、筋肉量がどれくらいついたかを確かめられる体組織計が自宅にあるとよい。

 きょうもキレイより-----筑波大教授・久野譜也
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代謝をアップ、ウォーキングで脂肪燃焼。
代謝を高めるために大事なことは、ウォーキングなどの有酸素運動です。読者のみなさんの中にも、歩いている方が大勢いらっしやるでしよう。筋トレで基礎代謝量を上げ、さらに有酸素運動で脂肪を燃やすことで、健康で美しく、疲れにくい体をつくることができる。
ウオーキングは、肥満の解消になるほか、心肺機能が高まり持久力が増す。
▽毛細血管が増え、血流がよくなる。
▽動脈をやわらかくして動脈硬化を防ぐ---
などの効果が期待できる。もっとも手軽で、もっとも高い効果を上げられる健康法といえる。
さまざまな研究で、1日8千~1万歩くらい歩かないと健康効果が引き出せないことが分かってきた。1万歩はハードルが高いので、まずは1日8千歩、1週間で5万6千歩を目指します。多少の「歩きだめ」がききますので、あまり歩けない日があっても、別の日にたくさん歩いていれば補うことが出切る。
まとまった時間をとってウォーキングしなくても、日常生活の短い時間で歩数を稼ぐ方が何かと好都合。ひと駅前で降りる。ちょっと遠くのスーパへ行く、エスカレーターの代わりに階段を使うなど、生活しながら歩数を稼ぎましょう。
ただ、歩くだけで足腰の筋力の低下を防ぐことはできません。併せて筋トレもすることが不可欠です。運動を続けるために、歩数計と、筋肉量がどれくらいついたかを確かめられる体組織計が自宅にあるとよい。

 きょうもキレイより-----筑波大教授・久野譜也
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家族4人そろって失業中のキむさん一家は半地下のかび臭い部屋に住む。
対照的にIT企業を経営するパクさん宅は豪壮で小高い丘に立つ。この2家族を描く韓国映画「パラサイト」が米アカデミー賞で4部門を制した。
作品の主旋律は貧富の格差である。だが個人的には、副旋律を奏でていたのは北朝鮮の存在感だ。「38度線以南なら路地裏まで」。なく僕の国境線を持ち出すお雇い運転手の一言に半島分断を実感する。
「敬愛する金正恩同士は櫛津で低俗な挑発に対し、怒りを禁じ得なかった」。北朝鮮の看板アナウンサーの口まねをする家政婦に、「南北ギャグの極致」と男性が笑う。あの独特の抑揚は韓国でも笑いのネタとされているらしい。
映画に乗じて韓国社会を酷評したのは北の対外宣伝メディアだ。貧富の拡大という悪性腫瘍を抱え、腐って病んだ社会であることを気づかせてくれる」と紹介。そのうえで自国を「誰もが平等な暮らしを享受」「世界の人々の羨望の対象」とすがすがしいほど賛美する。
映画を見て、「金スプーン」「泥スプーン」という韓国の流行語を思い出した。綾乃財産で子の人生が決まってしまうという意味だ。格差が絶望的に開くのは韓国に限らない。だからこそ、この作品が言語や国境を超えて高く評価されたのだろう。
とはいえ、そんな理屈など抜きにして楽しめる奔流のような悲喜劇である。キム一家とパク一家の運命が交錯する一瞬一瞬から目が離せない。

 天声人語より
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パソコンが壊れた?
昨日の朝のアップデートしてから調子がおかしくなって、立ち上がらない状態になってしまった。
メーカーにサポートしてもらって試すが、自動修復できませんでした。となり、その先に進まない。電源を抜いて電源入れたらF2キーを連打してくださいと言われる。タイミングが合わないのかぺっの画面にならない。メーカーのサポートパソコンがダメで修理の期限も過ぎているので直来。買い替えですねと言われた。
翌日まで電源を落とし、差し込みも抜いておいた。翌日の朝にもう一度チャレンジする。するとうまくいったようで前面英語が書かれた画面になる。そのままにしておいて、9時になるのを待つ。メーカーのサポート連絡する。うまく行かなくてWindows7からアップグレードしたパソコンはサホートがいと言われ、マイクロソフトに電話するように言われた。
10時になるのを待って電話するといろいろ試してやっと目鼻がついたが、処理に時間がかかり、11時に一度切って画面が変わったらまた連絡くださいとのことで電話切る。
11時20頃完了がでてので電話してその先の処理を聞いて実行する。
これで2月13日のアップデート分のアンインストールができて、動くようになった。そのまま自動アップデートではまた不具合が起きますと言われ、7日間停止の方法を教えてもらう。
だけどいつまでも古いままのソフトでは、セキュリティ対策上不安である。
動く間にバックアップを取る。
作ったページをHPへアップする。
暫らくこのまま様子を見ようと思っています。
誰か、私みたいな状態になった人は見えますか?
一度連絡下さい。
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地域の課題解決に向けて。 「共事」者に扉を開く時の2
このスパイラルを脱するために必要なのは、当事者性の高さや専門性にとらわれない関わりだ。ふまじめで個人的な興味や関心、「いるだけでもいい」という低いハードル、誰もがワクワクするような魅力的な場。それらが、課題を社会に開き、既存の当事者の枠を超える新しい関わりを作り出す。私は、そのような部外者の関わりを「共事」と呼びたい。当事者として対峙しているわけではないが、無関心ではなく事を共にはしている、という人は多くいる。
徹底的に寄り添うか、絶対反対か。様々な課題が二分化される現代。共事的な「わずかな関わり」を許容することが、当事者の困難を社会に開き、新たな関わりを作る回路になるのではないか。関わりが0から1にならなければ、課題の根深さを理解することにも、現場の人たちへの敬意にもつながらない。当事者から共事者へ。課題解決の扉は、あなたへも開かれている。

 思考のプリズムより-----小松理虔
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カジノ問題
汚職の秋元被告。
主張する「無罪」の理由説明を、どうぞ、国会で堂々と。

素粒子より
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地域の課題解決に向けて。 「共事」者に扉を開く時
障害者福祉事業所に通い、取材を続けている。そこでは、社会の側から見たら「迷惑行為」にも見える行動を、その人ならではの「表現」として捉え、その人がいたいように、表現したいように表現できる場づくりが行われている。
そこで私がすることは利用者と一緒にいることだけ。もし私が親だったら献身的に支えるかもしれない。ヘルパーだったら実技を生かせる。医師であれば診察するし、研究者であれば研究するだろう。けれど私はなんのスキルもない部外者だ。一緒に歌を歌ったり昼寝をしたり、散歩をしたりすることしかできない。それでも事業所のスタッフは「あるべき支援」を私に提示することなく、部外者の関わりを受け入れてくれる。
私は次第に、素人にも素人ならではの関わりがる。部外者である自分にもできることがあるはずだと考えるようになった。
専門的な福祉の知識がなくても、個人の関心や興味、様々な表現行為を通じて、利用者がその人らしく過ごせる時間を作ることができるのだ。だからこそ事業所は自分たちの活動を外に開き、私のような素人でも受け入れてくれるのだろう。
生涯福祉や支援のハードルはまだまだ高い、素人目にも難しく見えるし、家族や支援者に「あなたの関わりは間違いだ」と言われたら反論は難しい。「正しい支援」を求めて二の足を踏んでしまうこともある。障害を知らないからこそ難しく感じてしまうのかもしれない。
地域の課題も同じだ。福島や沖縄。あるいは災害被災地。課題が大きいほど社会で支えなければいけないのに、課題の重さが関わりにくさを生み出してしまう。賛成・反対で議論は二分化され、その裏で、当事者の孤立が進む。小さな声はますます聞こえにくくなり、課題の解決を遅らせてしまう。孤立のスパイラルだ。

筆者や続きは長くなるのでその二に。
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新型肺炎問題
留め置くのが最善の策なのか。
大型クルーズ船で日々、感染者が増え続けているのに。

素粒子より
恐れがある人が街にあふれてはそれこそ大変なことになる。
その船に乗ったのが運命だと乗客には諦めてもらうのが、最善の策だ。
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〈汚れつちまつた悲しみに今日も小雪の降りかかる〉。青春の切なさを詩につむぎ、昭和の初めに亡くなった中原中也。
詩壇の芥川賞と呼ばれる「中原中也賞」が25年目を迎え、受賞者がきのう発表された。
賞を主催するのは、中也の出身地である山口市だ。しかし中原中也記念館の学芸担当原明子さんは「中谷は生前、郷里の人々に理解されないことに苦しみました。それが彼の文学の主題にもなっています」と語る。
中原家は代々医院を営み、両親は中也に栄達を期待した。現存する小学校の成績簿を見ると、全教科とも最優等「甲」の評定。ところが中学では酒やたばこを覚え、落第処分に。両親は世間体を気にし、遠く京都の学校に転入させる。
年譜をたどって驚くのは、それ以降の気ままぶりである。京都で女性俳優と同居して上京。志望した大学には入れない。就職活動も投げやりで、母親が本人に代わって新聞社に採用を頼みに行ったこともある。
両親は立身出世にこだわった。パリの詩人よろしく長髪にコートをなびかせながら、実家からの仕送りに頼り続ける息子を「みっともない」と遠ざけた。息子は詩に生きようと腹を決めている。文芸を道楽だと決めつける親たちを軽悔した。
〈これが私の故里だ さやかに風も吹いてゐる(略)あゝ おまへはなにをして来たのだと----吹き来る風が私に云ふ〉。30歳で短い生涯を閉じた中也。詩壇の登竜門に自分の名が冠されていると知ったら驚倒するにちがいない。

 天声人語より
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人口減少、それがなにか?
人口減少を深刻な危機と受け止める向きはもちろん多い。人口(とりわけ労働力)が減り続ければ経済成長が難しくなる。産業・企業の存立基盤が損なわれる。政府債務返済負担が一段と増す、国力が衰退し安全保障リスクが高まるなど、不安は尽きない。
 しかし、人口減少は嘆くしかないことなのだろうか。人口減少下でも、国民の豊かな生活や国力を維持する手立てを見つけることはできないのだろうか。
 人手不足の主因は人口減少と言われる。しかし例えば、コンビニや外食チェーン店の24時間営業、きめ細かすぎる宅配サービスなど、消費者が便利さへの飽くなき欲求を少しでもよくせいすれば、人で不足は和らぎ、労働環境も改善される。その結果生じる労働力の余裕を、新たな成長分野で発生する労働需要り振り向けることができれば、生産性の上昇と付加価値の増大すなわち経済成長の押し上げに生かすことができる。換言すれば、それを阻んできたのは我々自身ではなかったか。
 人口減少に直面する日本に必要なのは、危機を煽り弥縫策を繰り返すことではない。公共投資の拡大は一時的な景気刺激と引き換えに将来世代に大きな財政負担を残した。我々に求められているのは、人口減少が制約や重荷とならない経済社会をつくる意思であろう。いずれ使われなくなる社会インフラはつくらない、これ以上政府債務を増やさないなど、マクロからミクロまで、やるべきこと、できることは多い。

 経済気象台より----山人
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横浜のふ頭に横付けされたクルーズ船が足止めにされ、もう5日になる。
近くで見ると想像以上の威容で、高層ビルが一つ横たわっている印象である。甲板に人の姿はまばらで、多くの人が部屋にいるのを余儀なくされているのが分かる。
ふ頭に隣接する広い駐車場はがらんとしており、ときおり薬を届けようと親族らが来るようだ。新型コロナウイルスに感染した乗客はきのうも見つかった。船にとどまる人の不安と不便はどれほど大きいことか。
東北大医学部のホームページにこんな記述があった。「感染拡大が起こるという前提」のもと、国内の医療体制の整備を各地で考えるべきだ---。訴えるのは、SARS対策の経験がある押谷仁教授である。
日本で確認された感染者数は世界で2番目に多い。水際の段階は過ぎ、国内対策の段階に入ったのか。押谷教授はまた、世界的なこの事態に日本がどんな役割を果たせるかを考えるべきだとも訴えている。東京五輪への影響を心配する前に。
米国からは別の感染症のニュースが届く。インフルエンザの猛威により死者が推計で1万人を超え、今後も増えそうだという。それなのに新型ウイルスばかりが注目されることへの懸念も指摘される。新しい病ゆえの過剰反応があるのか。
一人ひとりにできることは限られるが、まずは差別や偏見を戒め、専門家の分析に耳を傾けることだろう。手洗いなどが大切なのはインフルエンザと同じ、せっけんを常に持ち歩くのも悪くないように思う。

 天声人語より
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新型肺炎
中国で休み開ける。
感染拡大に備えつつ「奈良のバス運転手退院」の報に安心する。

素粒子より
しかし、ダイヤモンド・プリンセスでは新たに66人感染。これであわせて136人になった。
これでは、この先も沢山の人が感染が確認されるのではないか心配だ。
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冬という季節に力強さを見ようとするのが、高村光太郎の詩「冬が来た」である。
〈きりきりともみ込むやうな冬が来た〉。草木が枯れ、虫もいなくなる寒い季節を、詩人は両手を広げるように歓迎する。
〈冬よ/僕に来い、僕に来い/僕は冬の力、冬は僕の餌食だ〉。高村のように「冬が来た」と高らかにうたうには、遅すぎる時期ではある。日本列島はきのうになって、この冬一番の寒波に見舞われた。
「僕に来い」と待ちわびていたのは、雪不足のスキー場や雪まつりの会場だろう。伝統行事の「かまくら」を控える秋田県横手市では周辺から雪をかき集め、かまくらを何とかこしらえていた。それがようやく自前の雪で仕上げができるようになったという。
和歌山県串本町から届いた知らせは、ゆきや氷ではなく「海霧」である。この土地の冬の風物詩で、冷たい空気にさらされて海から霧がのぼる。島影が浮かび、幻想的な景色が生まれるという。今年は暖冬でふるわなかったが、きのうはきれいに立ちのぼった。
汗ばむような日もあり、居心地の悪さすら感じていた好む冬である。そのむせいだろうか、厳しい寒さが少しうれしいような気にもなる。春はすぐそこだという心の余裕もあるかもしれない。寒風になか、紅梅がほころんでいるのを見かけた。
冒頭の詩で高村は、冬の鋭さを〈刃物のやうな〉とも表現した。刃のこぼれをしているような感じがした今年の冬も、今ようやく研ぎ澄まされた。

 天声人語より
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夜型生活取り戻すには、朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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他者を排除せず、意見の違いを認める。そんな寛容な社会を大切にする者への戒めがある。
「寛容は自らを守るために不寛容に対して不寛容たるべきでない」。フランス文学者の渡辺一夫が残した言葉だ。
もともと寛容さを持っていた古代ローマ社会は、初期キリスト教については弾圧の道を選んだ。他の教えを認めない、あまりに不寛容な宗教だったからだ。しかしそのやり方は、キリスト教側をますますいきり立たせたと渡辺は書いている。不寛容の連鎖である。
渡辺の言葉を思い出したのは、4日の米国議会の映像を見たからだ。トランプ大統領が一般教書演説を終えた瞬間のことである。後ろにいた野党・民主党のペシロ下院議長が、その演説原稿をびりびりと破いてしまった。
演説の直前に、ペロン氏が握手しようと手を差し出したが、トランプ氏から無視される一幕があった。非礼を非礼で返したのか。あるいは、政敵を徹底的にこきおろしてきたトランプ氏の不寛容さを、まねてみたのか。
日本の国会では、立憲民主党の安住淳国会対策委員長の信じがたいふるまいがあった。国会の廊下から見えるところに新聞各紙の政治記事を張りだし、気に入らないものには「くず」「出入り禁止」などと書き込んでいたという。何かの脅しのつもりなのか。この国の政治の不寛容さの毒は、野党にまで回っているのか。
政治家の品位を考えると絶望的になる話が、日本でも米国でも伝わつてくる。単なる偶然ではないように思う。

 天声人語より
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救命につなげるために、AED使用をためらわずに
新潟県の高校で野球部の女子マネージャーがランニング直後に倒れ、先月死亡した事故は、いつAEDを使えばいいのか、現場での判断と実行の難しさを問いかけた。
女子生徒は、死の間際に脳への血の流れが止まりかけ、あごや肩、胸や腕が、途切れ途切れにあえぐように動く「死戦期呼吸」の状態だったと思われる。(ギャスピングと現場や医療機関では言う)実際に空気は吸えていないが体が動くので、周囲の人たちは心臓が動いていると思い、AEDを使わなかったのかもしれない。息をしているかのように見えてしまう死戦期呼吸のことを多くの人に知ってもらいたい。
息が止まっていれば、すぐに心臓も止まる。現場に居合わせた人は、あえて患者の脈に触れる必要はなく、息をしているかどうか、だけを目で見たり耳で聞いたりして判断すればいい。講習会でも死戦期呼吸を教えるときは動きが大げさになりがちだが、実際には分かりにくい場合もある。突然の事態に直面した一般の人たちに冷静な判断を求めるのは無理だろう。息をしていないことが疑われるときは、一刻も早く胸骨圧迫をしたり積極的にAEDを使ったりすることが大切だ。
日本のAEDの普及率は世界でもトップクラスだ。的確な設置場所やきちんとした保守管理など課題はあるが、使い方はよく知られるようになった。消防白書によると、2015年に病院外でAEDが実際に使われたのは約1100件で600人ほどの究明につながった。だが、蘇生措置を行えた可能性のある人は数万人とみられ、市民の的確な判断と行動なくして救命率の向上はない。
人が倒れた現場は混乱し、AEDの音声支持も聞き取りにくいだろう。電気ショックのボタンを自ら押すことをためらう心理も働く。居合わせた人がAEDの電極を患者に貼り付けさえすれば、ボタンを押す必要もなく、自動的に除細動をする「全自動」AEDを開発し、早く導入すべきだ。技術的には可能で、間違って放電されることや救助者の感電を防ぐ方法もある。メーカーや行政は積極的に取り組んでほしい。
胸骨圧迫やAEDの使用では、衣服を破ってでも脱がすなど患者のプライバシーが守れない場合がある。
一般の人が処置をためらったり、蘇生がうまくいかなかったりした時に責任を問われることを恐れるという気持ちも考える必要がある。
こうした背景には100%の安全と結果責任を追及する最近の日本の風潮があると思う。市民の善意を生かし救命率を上げるためには、米国やカナダなどのように「緊急事態に直面した善意の処置者は、その結果に対して責任を負わされない」という「よきサマリア人の法」の整備が必要だ。

 私の視点より----聖路加国際大学院特任教授・宮坂勝之

善きサマリア人の法(よきサマリアびとのほう、英:Good Samaritan laws
とは
「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」という趣旨の法である。誤った対応をして訴えられたり処罰を受ける恐れをなくして、その場に居合わせた人(バイスタンダー)による傷病者の救護を促進しよう、との意図がある。
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花粉症に苦しむ身としては、2月に入ると、もうそろそろと気になってくる。
飛散の始まる時期の見当をつけるため、1月初めからの毎日の最高気温を足し合わせるという方法があるらしい。合計が400度を超えると危険信号だという。
試みに昨日までの東京中心部の気温を足すと、397度だった。なるほど鼻が少しむずむずするわけだ。例年よりやや早い気がする今年は、新型コロナウイルスの影響でマスクが品薄なのが気になるところだ。
自然現象や天気を予測するための知恵は昔から色々あって「夕焼けの次の日は晴れ」「ツバメが低く飛ぶと飴」などはよく知られる。だんだん耳にしなくなったのは、天気予報の精度が上がってきたためか。
今月初めから、全国の多くの地方気象台で目視による天気の観測をやめ、機械観測に切り替えたそうだ。気象衛星やレーダーによる高い技術のおかげで、目で見るよりも正確に把握できるというのが理由である。
これに伴い「快晴」「薄曇り」などの記録もしなくなり、単に晴れや曇りとして扱われるという。人の目に基づく微妙な表現はどうやら用済みらしい。やや寂しい気がするのは、空模様を表す豊かな日本語がいくつも思い浮かぶからだ。
雲ひとつとっても、「あかね雲」「入道雲」「いわし雲」などがあり、この季節でいえば今にも雪が降りそうなのが「凍雲」である。雲の様子をながめることも、くしゃみを一つすることも、季節の移ろいのなかにいる確かな証拠である。

 天声人語より
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新型肺炎
大流行のさなかとWHO。
手洗い励行、人混みを極力避ける。
過度に恐れず、ふだんの健康管理から。

素粒子より
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仕事をテーマにした映画が好きだ。
なかでも渋い登場人物に目が行きがちで、「ラヂオの時間」では、職人の技で効果音をこしらえる男が格好良かった。「シン・ゴシラ」も、ゴジラ対策を練る公務員たちの「お仕事映画」として見た。
公開中の「前田建設ファンタジー営業部」は、実在する建設会社がロボットアニメ「マジンガーZ」の地下格納庫を設計し、技術力を世に示そうとする物語だ。ある若い技術者が、トンネル掘削の経験を生かして設計に挑んでいた。
周りの空気を一切読むことなく、地質や掘削を熱く語る彼にとって「安全に、いい穴を掘ること」がすべてである。実話に基づいた映画で、まじめに設計をして工事費の見積もりまで出す経緯がウエブで公開された。
総合建設会社すなわちゼネコンには、談合など悪いイメージがつきまとう。それを払拭し、技術や仕事ぶりを見てもらうのが狙いだという。巨大ロボットが入れる格納庫に続き、「銀河鉄道999」が飛び立つ線路も設計した。
〈朝がくると とび起きて ぼくが作ったのでもない 水道で 顔をあらうと〉。まぢ・みちおの詩「朝がくると」は、誰かが作った物に支えられる日常を描いている。食べ物、道路、学校などと詩は続く。一つ一つの向こうにたくさんの人の仕事がある。
利益を重視し、ときに手抜きなどが問題になる企業社会である。コストと戦いながらも「安全で、いいものを作ること」に情熱を注ぐ。そんな原点に何度でも立ち返りたい。

 天声人語より
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東証6660円以上値上がり。
ニュース市場の値上げを受けて、東証も13JIS木々に660円以上値上がりした。
他国の市場につられて上がるのは現状を表しているとは思えないが。

紙面より
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節分という行事は、けっこうしぶとい存在らしい。
3年前にマーケティング会社が行った調査によると、節分の実施率は4割近い。クリスマスの7割には及ばないものも、バレンタインデーに肉薄し、春の七草や鏡開きを上回る。
このところは恵方巻が注目されるが、スーパーの節分コーナーには大豆から落花生、ミックスナッツまで並んでいる。食品ロスを考えるなら、ことらのほうに分がありそうだ。今晩、鬼の面をつけるお父さん、お母さんもいることだろう。
比喩でもなく鬼のことを口に出すのは考えてみればこの日ぐらいではないか。それにしても鬼とは何だろう。ツノや恐ろしい顔が思い浮かぶが、民俗学者の小松和彦さんによると、その本質は、「人間」という概念のちょうど反対にあるものだという。
それゆえ鬼には異形の者、無慈悲な者、さらには人間より大きく強靭な者といった性質が与えられる。鬼監督と呼ばれるのは情け容赦なく厳しい指導をするからで、オニヤンマはとりわけ大きなトンボである。
今時の若者言葉では、すごくかわいいことを「鬼かわいい」などと言うらしい。おかしな日本語だが、鬼の言葉の応用としては、大きく外れてはいないように思える。「鬼のように勉強する」といった表現も耳にする。
マンガの世界でも、鬼に親きょうだいを殺されたところから始まる作品がいま大人気らしい。日本文化における鬼の存在感を思いながら、「鬼は外」と口にしてみたい。

 天声人語より
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クルーズ船で集団感染
横浜港沖に停泊中の大型クルーズ船ダイアモンド・プリンセス号について、31人の検査結果が出て、そのうち10人に感染が確認されたと発表。
検査は途中で今後さらに増える可能性が大。

紙面より
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第2次大戦後、欧州の統合を強く訴えた政治家に、英国のチャーチルがいる。
1946年の演説で「ヨーロッパ合衆国」を築く必要があると語っている。
欧州で再び戦争を起こすことなく、国同士が支え合って自由と繁栄を追求すべきだと。
欧州合衆国ができれば、「一つの国の物質的な力はいまほど重視されなくなる。小国も大国も同等に扱われ、共通の大義への貢献によって名誉を得ることになる」と述べた。
壮大な構想から長い年月をかけて形作られたのが欧州連合である。2月1日の英国の離脱派、チャーチルとは正反対の価値観に支えられいるように見える。英国という一国の力を重視するナショナリズムである。
「偉大な国民ドラマの幕が開く瞬間だ」とジョンソン首相が演説していた。移行期間の年末までにはEUとの経済関係に変化はなく、気楽に何でも言えるだろう。その間に新たな協定を結べなければ国民生活に響いてくる。
戦争の記憶は遠くなり、統合の理想も揺らぐのが現在の欧州である。繁栄は一部のエリートが独占しているのでは、との疑念が広がる。移民に職を奪われるとの声が高まり国際協調や人権は脇に追いやられる。七転八倒するのはひとり英国だけではない。
合衆国を提唱したチャーチルだが、英国はその一員というより「後援者」になるべきだと述べていた。果たして今後の英国は、EUの理想を外から支える存在になるのか。それとも破壊者か。

 天声人語より
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立春
それでも季節は巡る。
〈鳩鳴いて烟の如き春に入る〉漱石。

素粒子より
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心が洗われるような書物に出会うと、いつか著者を取材していと思う。実現すこともあるが、訃報を目にして悔やむことも多い。
4年前、94歳で亡くなった青森県弘前市の佐藤初女さんもそう。発した言葉の深みにひかれた。
「人間関係で行き詰まったときは心を騒がせず休ませます。煮物と一緒。時間を置くとじんわりします」。カトリック教会の活動に関わり、傷ついた人々から相談を受けるように。深夜の電話や突然の来訪が増え、自宅を増築。山小屋「森のイスキア」を建てて相談者を受け入れてきた。
不和、病気、孤独----。事情は人それぞれ。「夜遅くにドアをたたく見知らぬ男性でも受け入れた。まねのてきることではありません」。そう話すのは肴倉純子さん。共通の母校である青森明の星高校で同窓会活動に携わった。
独特の対人感覚を備えた人だった。聴く側に徹し、論すことはない。力点は職に置いた。持論は「ともに食すことはともに在ること。言葉を尽くして話すより、深いところで通じ合える」。野菜を育て、収穫し、調理して食べる。その過程をゆっくりと共有した。
起伏の多い人生を送っている。結核に苦しみ、50代で夫と死別、80代で息子に先立たれた。そんな経験から得た者が、心に重荷を負った人々の胸に届いたのだろ。
珠玉の言葉が残された。「私は本人が気づくのを見守るだけ。自分で納得して答えが出せた人は、まわりが驚くほど変わっていきます」。今日が命日である。

 天声人語より
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星が最期を迎える超新星爆発の前兆か
オリオン座の1等星「ベテルギウス」に異変が。
昨秋から急激に暗くなり、明るさが3分の1になった。
もともと明るさが変わる変光星ではあるが。
過去50年で最も暗い。

紙面より
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汚染水の処理方法
浄化処理した後、トリチウムが残留する水をどう処分するのか。経済産業省の小委員会が、とりまとめの提言を大筋で了承した。
薄めて海に流す「海洋放出」を事実上、最も重視する内容になっている。
これを参考に、政府はトリチウムを含む処理水の処分方法や時期を判断する。環境中に放出すれば、風評被害が生じる恐れがある。通常の原発で実績がある。(国内外の原子力施設では濃度を管理して海などに流している)
▽設備が簡易で取り扱いのノウハウがある。
▽放出後に拡散の予測やモニタリングをしやすい。
▽想定外の事態が起こりにくい。
こうした技術的なメリットを踏まえて、「海洋放出のほうが確実に実施できる」と評価。

 社説より
福島意見も聞けとあるが、なぜ福島だけなのか、現在も海洋放出をしている原発があるのに。
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スマホ老眼を防ぐには? 目を休め、筋肉の疲労回復を
メールやネット検索などに便利なスマートフォン。ただ、長時間使うと目の焦点が合わなくなることがある。そんな症状を「スマホ老眼」として、注意を呼びかける医師らに対策を聞きました。
「老眼」と言っても、中高年がなる老眼とは異なる。老眼は、ピント調整の役割を果たす水晶体が加齢によつて硬くなることが原因だ。通常、水晶体は弾力性があり、厚さを変えることで遠近を調節しているが、硬くなると調節できない。
一方のスマホ老眼は、目の使いすぎによる疲労が原因だ。通常、水晶体の厚さは毛様体筋が緊張したり緩んだりすることで変わる。だがその筋肉が疲れると、遠近調節ができなくなる。そのため、目を休めれば回復する。
医者が進める対策は「チラ見エクササイズ」。オフィスなどで仕事をするとき、窓からようやく判断できる距離にある目印を決め、1時間に1~2回、じっと見る。毛様体筋が緩み、休まる。
風呂に入ったとき、40度ほどのお湯で温めたタオルを目に当てるのも良い。毛様体筋の疲労が回復し、ドライアイの防止にも役立つ。

 続・元気のひけつより
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20年ほど前、ブッシユ(子)元米大統領の選挙戦を追いかけたことがある。驚いたのは言い間違えのあまりの多さだ。
主語なのにsheではなくher。childrenに複数形のSをつけてチルドレンズ。
就任後もこの癖は収まらず、APECとOPECを混同したこともある。米市民はいちいち目くじらを立てるふうでもなく、むしろ人気を高める方に作用した。テレビはお笑いコーナーで取り上げ、失言を集めた本が売れに売れた。
「募っているという認識だった。募集しているという認識ではなかった」。われらが安倍晋三首相の放った今週のヒットである。大勢の地元支持者が「桜を見る会」に招かれた経緯をただされ、何とも珍妙な見解を披露した。
首相の説明によれば、限られた人に声をかけるのが「募る」。広告を出して不特定多数に呼びかけるのが「募集する」。そんな使い分けは初めて聞いた。募ろうが募集しよが、支持者を優遇したことに変わりはない。
「募る」答弁の直後から、SNSは大いに盛り上がった。「#募ってはいるが募集はしていない」というお題に投稿が続く。「隠しているけど隠蔽じゃない」「手を握ってはいるが握手ではない」。挙げていけばきりがない。
思い出すのは「私は立法府の長ですから」など首相の過去に発した不思議な発言の数々。失言、口の滑りともブッシユ元米大統領にはときに追い風になったようだが、さて安倍首相は。

 天声人語より
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シニア世代は筋トレを、今こそ筋肉を鍛えて強く。
筋肉は30歳を過ぎた頃から年約1%のペースで減っていく。筋肉が減れば、基礎代謝が落ちてエネルギーを使う量も減少し、脂肪がたまって肥満につながりやすくなる。筋肉がやせ細れば、介護が必要な状態につながりやすい転倒や骨折のリスクも高まる。
 一方、高齢になっても、筋肉は鍛えれば強くすることができる。筋肉を動かすには酸素が必要。酸素を取り込もうとすることで、心臓や肺も元気な状態を維持できる。筋肉は脳からの指令で動くので、脳機能も刺激することができる。これが、筋トレによる「好循環」だ。
筋トレの効果を上げるためには、食事にも気をつけたい。最低でも「体重グラム」分のタンパク質をとる必要がある。体重67㌔なら67㌘のタンパク質が必要だ。豆類や乳製品、肉類とバランスよく食べることが大切だ。「筋肉は24時間『成長』する。朝食を抜くと、たんぱく質不足になりがち」。

 元気にキレイにより
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今年も北海道から流氷の便りが届き始めた。
知床半島の斜里町ではきのう、紋別市ではおととい、沖合に浮かぶ氷が陸地から観測された。
列島各地で暖冬の話題をよく耳にするこの冬だが、流氷の南下はほぼ平年通りだという。
この1世紀、流氷はどんどん衰えているそうだ。「北海道ではいずれ見られなくなります。いわば絶滅危惧種です」。道立オホーツク流氷科学センター所長の高橋修平さんはそう話す。流氷の勢力は海を覆う面積や期間の長短で測る。分析すると衰退は1930年ごろに始まっていた。
高橋さんらの研究班は、このペースで気温上昇が続いた場合、流氷の存在する期間がどう変わるかを調べた。網走市周辺で流氷が来なくなる確率は、今世紀半ばに50%、来世紀初頭には84%と見積もられるという。
高橋さんは、気象庁職員だった父の転勤で少年時代の一時期を網走で過ごした。流氷で埋まった港でスケートをし、学校では「危ないか流氷には乗らないように」と注意されたと懐かしむ。
流氷はかつて、漁船の行く手を阻む漁師の嫌われ者だった。だが大量の植物プランクトンを育み、豊富な魚や、それを捕食する動物たちの食物連鎖の土台だと理解されるように。水産は完工とともに地域経済を支える柱だ。
取材で学んだのは、「氷晶」「はす葉水」「一年氷」などの流氷の多彩な呼び名。形状により「いかだ氷」「氷丘」とも呼ぶそうだ。産業だけでなく、暮らしに根づく郷土文化でもあると知った。

 天声人語より
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