2017年10月の記事


立憲
密度が高く、重心が低く。
かつての浮ついた空気ではなく。
「重い風が吹いていた」と枝野氏。
受け止められるか。

素粒子より
勝者は何を言っても----。
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どこか生命体を思わせる建物で知られる建築家ガウディは、スペインのカタルーニャ地方で生まれ育った。
独自の言葉であるカタルーニャ語を使うことに強いこだわりを持っていた。ふとしたことで警察に尋問された時もそうだった。
スペイン語での返答を求める警官に彼は「建築技師としての義務は税金を納めることだ。スペイン語を話すことではない」と反論し、一晩を留置場で過ごすことになった。国王の訪問を受けた時もカタルーニャ語で通した。
中世に周辺と連合王国を成し、権勢を振るった歴史を持つ。言語や文化に誇りを持つ人は多いのだろう。カタルーニャ自治州が独立を宣言した。憲法違反だとする政府とのたいりつが、抜き差しならなくなっている。
リーマン・ショックの影響はスペインでとりわけひどかった。土地バブルが崩壊し失業が激増した。比較的豊かなカタルーニャでは、泥舟から逃げた方が得策との見方が広がったようだ。独立の動きは伝統的であり、かつ現代的である。
英国はスコットランドの独立問題がくすぶる。油田があり、金融業もつよいので独力でやれるとの議論がある。過去の植民地独立と違い、いま目立つのは「富者の反乱」か。国家とは意外にもろいものかと考え込む。
自治州の都バルセロナの観光名所にガウディが手がけた協会があり、いまだ建築途上だ。彼の没後100年となる2026年に完成予定という。その時この地域は、どんな姿になっているだろう。

 天声人語より
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総選挙
全有権者の25%の票で75%の議席を得る。
恐るべし小選挙区制の増幅機能。

 素粒子より
政権交代が可能なように小選挙区制にしたのだから、その表現はおかしい。
だったら昔に戻ればいいのだが?
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八百屋の店先にカボチャが山積みされていたので近寄ると「ハロウィーンに」との表示。
西欧が期限の伝統行事が人気らしい。先日、岐阜県の読者から手紙が届いた。小正月の伝統的行事「繭玉」を米ねん、子供たちと作り飾っていて「伝統や歴史を伝えるため続けています」とある。
元日は年神様や先祖の霊を迎える神事に対し、15日の小正月は家族で豊作を祝うのが一般的とされ、木の枝に餅を飾って祝う。地方によっては「餅花」「繭玉」と呼び名が異なるらしい。便りをいただいた方の地元では、昔から本物の繭で作っていて、養蚕農家がいなくなってしまい販売先を探しあて購入しているという。
各家庭で桑を植え繭を掃き立て糸を手繰っていた頃や、絹が主力輸出品だった時代は、繭を使う地方が多かったのかも。農業のありようとともに、古来からの伝統文化が姿を変えたり消滅したりしてきたのだろう。
練馬大根は漬物にし、藍や紅花は染料加工へ、菜種は搾って採油。地作物が作られなくなると同時に職人が減少し技術も途絶える。伝統野菜の研究家から問われたときがある。「なぜ京野菜や加賀野菜が残っているか」と。「食材として欠かせない料理の文化があるから」なのだそうだ。
地野菜は先祖の霊への供え物として使われていたのに、嗜好に合わない必要ないからと畑から淘汰させた地域がたくさんある。縁も縁もない行事に浮かれる国民って何者なのか。繭玉作りを続ける地域住民をもっと増やさねば。

 防風林より
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救命につなげるために、AED使用をためらわずに
新潟県の高校で野球部の女子マネージャーがランニング直後に倒れ、先月死亡した事故は、いつAEDを使えばいいのか、現場での判断と実行の難しさを問いかけた。
女子生徒は、死の間際に脳への血の流れが止まりかけ、あごや肩、胸や腕が、途切れ途切れにあえぐように動く「死戦期呼吸」の状態だったと思われる。(ギャスピングと現場や医療機関では言う)実際に空気は吸えていないが体が動くので、周囲の人たちは心臓が動いていると思い、AEDを使わなかったのかもしれない。息をしているかのように見えてしまう死戦期呼吸のことを多くの人に知ってもらいたい。
息が止まっていれば、すぐに心臓も止まる。現場に居合わせた人は、あえて患者の脈に触れる人要はなく、息をしているかどうか、だけを目で見たり耳で聞いたりして判断すればいい。講習会でも死戦期呼吸を教えるときは動きが大げさになりがちだが、実際には分かりにくい場合もある。突然の事態に直面した一般の人たちに冷静な判断を求めるのは無理だろう。息をしていないことが疑われるときは、一刻も早く胸骨圧迫をしたり積極的にAEDを使ったりすることが大切だ。
日本のAEDの普及率は世界でもトップクラスだ。的確な設置場所やきちんとした保守管理など課題はあるが、使い方はよく知られるようになった。消防白書によると、2015年に病院外でAEDが実際に使われたのは約1100件で600人ほどの究明につながった。だが、蘇生措置を行えた可能性のある人は数万人とみられ、市民の的確な判断と行動なくして救命率の向上はない。
人が倒れた現場は混乱し、AEDの音声支持も聞き取りにくいだろう。電気ショックのボタンを自ら押すことをためらう心理も働く。居合わせた人がAEDの電極を患者に貼り付けさえすれば、ボタンを押す必要もなく、自動的に除細動をする「全自動」AEDを開発し、早く導入すべきだ。技術的には可能で、間違って放電されることや救助者の感電を防ぐ方法もある。メーカーや行政は積極的に取り組んでほしい。
胸骨圧迫やAEDの使用では、衣服を破ってでも脱がすなど患者のプライバシーが守れない場合がある。
一般の人が処置をためらったり、蘇生がうまくいかなかったりした時に責任を問われることを恐れるという気持ちも考える必要がある。
こうした背景には100%の安全と結果責任を追及する最近の日本の風潮があると思う。市民の善意を生かし救命率を上げるためには、米国やカナダなどのように「緊急事態に直面した善意の処置者は、その結果に対して責任を負わされない」という「よきサマリア人の法」の整備が必要だ。

 私の視点より----聖路加国際大学院特任教授・宮坂勝之

善きサマリア人の法(よきサマリアびとのほう、英:Good Samaritan laws
とは
「災難に遭ったり急病になったりした人など(窮地の人)を救うために無償で善意の行動をとった場合、良識的かつ誠実にその人ができることをしたのなら、たとえ失敗してもその結果につき責任を問われない」という趣旨の法である。誤った対応をして訴えられたり処罰を受ける恐れをなくして、その場に居合わせた人(バイスタンダー)による傷病者の救護を促進しよう、との意図がある。
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近代的な国語辞典の草分けである『言海』は、起草から完成まで16年を要した。
ほぼ単独で成し遂げた大槻文彦にとっての難問は、新しい語のうち、どれを載せ、どれを捨てるかであった。仕事を勧めた明治前期は次々と新語が生まれた時代だった。
大槻の評伝『言葉の海へ』によると「自転車」「ペケ」「すばらし」などが採用され「園遊会」「すてき」は見送られた。ペケの意味は「横浜居留地ニ行ハルル訛語、『可カラズ』トイフ意ヲナス」。外国との接点から広がった様子が伝わってくる。
新語を選ぶ苦労は今も変わらないようだ。10年ぶりに改訂される広辞苑では「安全神話」「婚活」「ちゃらい」などが載ることになった。一方で「つんでれ」「ググる」は落選した。当落線上に多くの語があったのだろう。
「やばい」の説明には「のめり込みそうである」が加わった。危ないわけではなく、好ましいことが起きたときに若者が連呼するようになって数年たーがたつ。感嘆詞のように使われている気がするが、さて広辞苑の解釈は定着するか。
今回の改訂版で予定される発行部数は、ピーク時の10分の1にとどまるという。無料で何でも検索でき、辞書が売れない時代である。電子版の売り上げも、紙の穴埋めには遠いという。言葉の変化にあわせて改定が続けられるのか、少し心配になる。
言「海」、大辞「林」、大辞「泉」。辞書の名には自然の広がりや深さがある。荒れずに朽ちずに言葉を守り続けられるか。

 天声人語より
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「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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「ファーストフード店に行き、コンピーター画面で注文する。
支払いにクレジットカードや現金を出す必要はない。備え付けのカメラに向かって、ほほえむだけでいい。あなたの顔が分析され、身元が確認されればしはらい完了である。
そんな実験が中国で始まっていると現地からの報道にあった。可能にしたのは「顔認証」と呼ばれる技術である。両目の距離や花の長さなど多くの要素から「あなた」を認識する。私たちが友人を見分けるのと同じことを機械にさせる。
実用化のニュースが相次ぐのは制度が飛躍的に高まったせいだろう。羽田空港では先週、カメラで本人確認をして入国させる仕組みが始まった。それにしてもただでさえ防犯カメラだらけの現代である。高性能の顔認証が加わればプライバシーが侵される危険はないか。
「日本の場合、歯止めをかける仕組みがないのが問題です」と、宮下紘・中央大准教授は指摘する。カナダでは顔の部分に最初からぼかしを知れ、必要な時だけ解除する技術が広がっている。英国では自分が映っていないか、開示を請求することができる。
時代劇で下手人を捜す決め手になるのが「人相書き」である。あちこちにばらまかれ、逃げ道をふさぐ。考えてみれば顔認証とは、一般の市民の「デジタル人相書き」を作るようなものではないか。利点を生かしつつも、乱用を防ぐ手立てを考えたい。
技術だけが我が物顔でのし歩き、個々人を顔色なからしめる。そんな未来だけはごめんである。

 天声人語より
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東証続伸
一時2万2000円に近づいて今年の取引時間中の最高値を更新し、1996年7月上旬以来、約21年4か月ぶりの高水準。

素粒子より
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ほんの数日前、あるこうほしが選挙ポスターを一斉に貼り替えた。
公示直後には党代表とがっちり握手する写真だった。それが候補一人の大写しに変わり、代表は申し訳程度になった。選挙選終盤になっての機敏な動きに驚いた。
「選挙中の張り替えは珍しくない。好感度を上げ、嫌悪度を下げるためです。法律上も問題ありません」と選挙プランナーの三浦さん。30年近く、のべ300もの選挙に参謀として関わってきた。
ポスターを見る有権者の変化に、三浦さんが気づいたのは2009年の都議選だった。掲示板の前で、しげしげと見比べる人が目に見えて増えた。「無党派層が増え、直前まで迷う人が少なくないのでしょう」。
ポスター用の写真を選ぶ鉄則は、候補者に選ばせないことだという。本人はその人らしさに欠けた無難な写真を選びがち。代わりに家族や秘書が相談して選ぶとうまく運ぶそうだ。
「力アル政治家 鳩山一郎君」「普通の闘将 三木武吉君」「不景気と貧乏神を追ひはらふは政友會」。1928年、最初の普通選挙のポスターを図書館で調べてみた。写真あり、標語ありの力作ぞろい。一票を追う候補の熱さは当時から変わらない。
十数年前、あまりに若い頃の写真を使って物議を醸した候補もいた。昨今は修正技術も上がっている。シワやシミを消し、歯を白く、髪を濃く----。衆院選の投開票日。意中の候補がいる人も、いない人も、いま一度、ポスターをじっくりご覧になってはいかがだろう。

 天声人語より
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越中に佐々成政という武将がいた。
筋金入りの秀吉嫌い。何とか遠江を訪ねて家康と談判し、決起を説こうと思い立つ。
だが秀吉方の領地を通れば討たれるのは必至。立山連峰から信州に抜ける雪山越えを選んだ。
腸も凍る寒さ、厳しい飢え、打ち続く雪崩。決死の踏破には迎えた家康も驚く。決起には応じなかったものの、成政の雪中行進は江戸時代に武勇伝として語り継がれた。どこまでが史実か異説も多いが、通ったと伝えられる場所「ザラ峠」にちなみ、「さらさら越え」と呼ばれる。
今回の衆院選の潮目を変えたのは、「さらさらない」という小池百合子・希望の党代表の一言だった。民進党の立候補予定者全員はうけいれない、政策の一致しない人は「排除します」と言い切った。「きつい言葉だった」と反省したが、後の祭りだろう。
選挙が済んで考え込むのは、あるべき野党の姿である。この先も「多弱」のままで進むのか。「1強」政治に幕をと願う民意の受け皿はできないのか。
「野党は選挙権、議会制と並ぶ民主主義の三大発明の一つだ」・3年前に亡くなった米政治学会の重鎮ロバート・ダールの名言である。与党が拾わぬ民の声をすくい上げる「野党」という機能は民主主義に欠かせないと説いた。
成政の「さらさ越え」は命を賭した連携の訴えだった。「さらさら」発言で四分五裂した民進出身者の前にはいま、はるけくも険しい「さらさら越え」の試練が待ちかまえる。

 天声人語より
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大統領の訪日
忖度無用。
松山英樹選手、プロの力と技を見せつけて。
ついてゆけるか日米両首脳。
五輪会場の名門難コースで。

素粒子より
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重機がせわしなく川の泥をかき出す。土砂の流れ込んだ家に人の気配はない。
そのそばで色づいた柿が収穫を待つ。7月の九州北部豪雨で被害を受けた柿の産地、福岡県朝倉市を歩いた。
柿の出荷量で福岡県は和歌山、奈良に次ぐ全国3位。例年なら9月半ば以降、品種順に西村、伊豆、早秋と出荷され、まもなく主役の富有が本番を迎えるころだ。だが今季は違う。道が寸断され、農家が畑に入れない。選果場も泥に埋まった。
「見たことのない水害。農家は70歳以上が主体で、柿はもう辞めようと弱気になった人も少なくなかった」とJA筑前あさくら災害復興対策室課長の浜崎俊充さんは話す。出荷量は災害前の7割にとどまる。
朝倉産の柿は、甘みが強い。南向きの柿畑に降り注ぐ陽光と、筑後川に注ぐ清流の恵みである。だが九州最長の川は別の顔をもつ。「山つなみ」「暴風洪水」「堤防の破壊欠潰」旧杷木町史は金正依頼、一帯を襲った水の被害を詳述する。
浜崎さんは今月ほぼ連夜、果樹農家を集めて意向を聞く。どの道を復旧するか、どの畑をあきらめるか。意気消沈していた農家も「道がつながったらまたやるばい」「あんたがするなら俺も」と前向きになってきた。
昨年は炭疽病という病気に見舞われ、今年は市史を塗り替えるほどの豪雨に襲われた。一難去ってまた一難だが、被害を免れた柿の輝きが、農家の栽培意欲に再び火をともした。秋の畑を見て回ってブランド復活の手ごたえを感じた。

 天声人語より
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自民党
目の前に「国難」があるならまず国会での議論が道理。
丁寧に説明してきたならモリカケ問題も恐れる必要はなし。

素粒子より
民意はもう終わったことになって、自民の大勝になったのだと思う。
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20世紀初め、ウィーンで「手児奈マーチ」という行進曲が評判を呼んだ。
手児奈は万葉集にも詠まれた伝説の美女。自分をめぐって争う男たちを悲しみ、いまの千葉県市川市にあった入り江に身を投げたとされる。
作曲者はのちにウィーン音楽界で重きをなすルドル・ディットリヒ。明治の中葉、東京音楽学校で6年、音楽を教えた。
「安産や子育ての神様として手児奈を知ったのでしょう。日本女性との間にもうけ、離日の際は残していく母子の行く末を案じていました」。推理するのは地元の市川市でディットリヒの顕彰を始めた桑村益夫さん。ウィーンに埋もれていた楽譜を取り寄せ、2年前には所属する楽団で披露した。いまは評伝刊行の資金集めに奔走する。
いわゆるお雇い外国人の中で知名度こそ高くはないが、貢献度は高い。本場の作曲、指揮、歌唱、演奏を体系的に教え、鹿鳴館で音楽会を開いた。明治憲法の公布を祝う歌を作り、帝国議会開設の記念曲も奏でている。
授業は厳しかったが、返却する答案には「日土理非」と当て字の印を押した。遊び心もあったらしい。帰国後は日本で集めた旋律をもとに曲作りに励んだ。「手児奈」も自ら指揮したという。
市川市での初演を録音で聴いてみた。リズムは全編ウィーン風ながら、民謡や小唄から取行けた旋律が耳にすっとなじむ。万葉集から鹿鳴館へ、帝国議会からウィーンの音楽堂へ。目を閉じて時空を旅する感覚をしばし満喫した。

 天声人語より
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総選挙
与党には3分の2は維持させる。
立憲民主を野党第一党に押し上げ出レーキもかける。
民意のぎりぎりの平衡感覚。

素粒子より
そう思っているのはあなただけだ。立憲が第一党でなくて何がなる予想していたのか。
まさか、希望の党ではないでしょう。
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スマホの通信量節約、無線LANの活用を
携帯電話の通信費が政府レベルで問題になるこのごろ。長男が驚くようなことを言った。「すまをほ家でWi-Fiにつないでいない友達、けっこう多いと」。
動画や音楽のストリーミングなど、スマートフォンで人気のサービスの多くは、大量のデータ通信を必要とする。例えば国内最大規模の動画サービスdTVの場合、4段階中2番目によい画質を選ぶと、1時間ドラマを12話見たら約7?バイトの通信料になる。スマホの1カ月の通信料の一般的な上限だ。このためdТVやアマゾン・プライム・ビデオなどでは、作品を事前にスマホにダウンロードし、出先では通信をほとんど使わず視聴できる機能を備えている。その前提となるのが、家庭に無線LANがあることだ。
だが総務省の通信利用動向調査によれば、2014年末のブロードバンド回線接続世帯の無線LAN利用率は73.7%、これがスマホ保有世帯では68.9%に下がる。また家庭に無線LANがあっても、家族全員がスマホを接続しているとは限らない。「自分の家族はスマホで無線LANの設定をしない。携帯電話の通信量上限も知らないらしく、『スマホが遅くなる』と言っている」と嘆く人もいる。パソコンと違い、スマホは家庭内回線なしでネットに接続できてしまうためだろう。だがそれでは、スマホの通信量は天井知らずになる。
スマホの無線LAN接続は難しくない。
すでに無線LANルーター(親機)がある場合は、スマホの設定画面で「Wi-Fi」の項目をタッチすると、SSIDと呼ばれる親機の識別記号が表示されるので、それを選んでパスワードを入力する。SSIDとパスワードは親機のマニュアルなどに書いてある。これだけで家の中でスマホが通信し放題だ。無線LANがなくても、家にネット回線があれば、無線LAN親機を購入して回線に接続、同様の操作をすればいい。3~4部屋以上の家庭なら、1万数千円の高性能のものがよい。「11ac」という最新の高速通信規格に対応した製品がおすすめだ。
スマホの通信費の高さや通信料がすぐに上限に達することが問題になるが、無線LANを使っていないことが、その隠れた原因の一つかもしれない。この際、家族が自宅でスマホを無線LANに接続しているか、点検してみてはいかがだろうか。

 ネット点描より
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昨年のちようど今ごろ、埼玉県上尾市の小学校の校庭で、子育て中のお父さんたちと七輪を囲んだ。
べっこうアメを子どもたちと作る催し。初対面の方ばかりだったが、火を挟んで手を動かすと不思議に会話がはずんだ。
呼びかけ人は街づくりNPO「ハンズオン埼玉」を主宰する西川正さん。娘2人の父でもある。「学校の行事で父親って所在ない。やることがなく、わが子の写真を撮ってばかり。でも火があると居場所ができます」。
街なかでたき火を見なくなって久しい。空き地は減り、公園に「たき火厳禁」の看板が立つ。「煙が臭う、火事になったらどうするといつた住民の苦情を役所は嫌う。でも役所を介する必要はない。顔と顔のつきあいがあれば、苦情はじかに届く。輪に加わってもらうこともできます」。
最初はたき火を囲む焼き芋の会だった。十数年続けるうち、七輪を並べる会も始めた。ほかに音羽を集めたプール、こたつを屋外に置いてのカルタも好評だった。どうしたら遊びの場を地域に築けるか。西川さんは今春、その歩みを紹介する『あそびの生まれる場所』を刊行した。
七輪の輪を広めようと「日本七輪党」も名乗る。ネット上の遊びにすぎないが、綱領もある。「五輪もいいけど七輪も楽しもう」「イライラしても、子にはあたるな、火にあたれ」。
今年の秋も西川さんたちは忙しい。自分の子はもう卒業したけれど、在校生の親から頼まれれば断れない。七輪の会の日程も決まったところだ。

 天声人語より
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夜型生活取り戻すには、朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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明治の初め、「東京」の呼称やかな書きはバラバラだった。「とうきゃう」「とうけい」。
「とーきょー」がよいと説いたのは語学学者の上田万年だ。近代日本語の確立に尽くした人だが、戦後の評価は高くない。
「植民地に日本語を押しつけたとか、方言を衰退させたとか、功罪の罪ばかりを批判されました」と大東文化大准教授の山口謠司さんは話す。師の師の師にあたる万年の歩みを丹念に調べ、『日本語を作った男 上田万年とその時代』を著した。
万年の学生時代、日本語の運命は揺れに揺れた。「漢字を全廃してローマ字式で」「かな50字のみで書く国に」。学者や政治家が真顔で論じた。
万年が情熱を注いだのは言文一致である。「書き言葉を話し言葉に近づけたい。しかも日本中で同じ書き方を」と考えた。新しいかな遣いは学校で採用される。ところが復古派が森鴎外を旗頭に立て、元に戻してしまう。
「重要な会議で鴎外に敗れたのが1908年。万年は政府の役職を降ります。抗議の辞任でした」と山口さん。万年の夢に近いかな遣いの現代化が実現したのは、その死後の46年である。
鴎外の文語体の作品はなるほど格調が高い。だが現代人には骨が折れる。他方、夏目漱石を始めとする言分一致の作品は格段に読みやすい。いま私たちの親しむ日本語の礎石となったのは万年の理想だったのかもしれない。生誕から150年、「日本語を作った男」という呼称は少しも大げさではない。

 天声人語より
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今日も値上がり
NYダウは小幅な続伸で、4日連続で過去最高値を更新した。
終値は前日比5.44㌦高い2万3163・04㌦。

紙面より
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寄席に入るのは何年ぶりだろう。「魅知国仙台寄席」なるものが毎月開かれ、もう7年になると聞いて訪れた。
落語を中心にマジックあり漫才あり、宮城出身だという2人組は、地元の大学をネタにして笑いを取っていた。
続く東北弁落語には、独特の味わいがあった。怒りを袋の中に吐き出し、その袋がどんどん膨れていくという荒唐無稽な噺なのだが、地の言葉になると、どこか現実味を帯びてくる感じがする。
法被をまとい、呼び込みからもぎりまでしていたのが、寄席を運営する白津守康さんである。サラリーマンをやめて不動産業を継ぎ、まちおこしに精を出すようになった。デパートの食堂で寄席を始めたところで東日本大震災に見舞われた。
しばらく再開は無理と誰もが思った。白津さんを動かしたのは、避難所からのでんわだた。「4月の公演はやりますか」。こんな時も、いやこんな時こそ笑いたいのだ。小さな会場で何とか開いた。その火を絶やさず、現在がある。
白津さんは目下、常設の寄席を仙台の繁華街につくるのに忙しい。40席ながら「東北の演芸の聖地」にしたいと意気込む。「みんながいきいき笑い、喜んでくれるのが好きなんです」。
「人間の業の肯定を前提とする「一人芸」。そう落語を定義してのは立川談志である。誰もが持つ弱さややるせなさを笑いで包むからこそ、どこかほっとする温かさがあるのだろう。仙台で来年4月にこけら落としを迎えるその場所も、にぎやかになる予感がした。

 天声人語より
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NYダウも急騰
18日のNY市場は堅調な決算を支えに、ダウ工業株平均が大幅続伸。
史上初めて2万3千㌦の大台に乗せ取引を終了した。
東証も続伸し、13日連続。

紙面より
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文芸春秋の社長が先日、全国図書館大会に出席して、「できれば図書館で文庫の貸し出しをやめてほしい」と呼び掛けた。
出版不況が続くなか、せめて文庫本は自分で買ってもらえないか。そんな思いなのだろう。
一方の図書館でも、持ち運びやすい文庫は利用者に人気だという。簡単に手を引くことはなさそうだ。出版社のビジネスにしても、図書館のサービスにしても、小さな本が大きな存在感を持っている。
もともと古典や文芸作品を廉価で読めるのが文庫だった。1970年代に角川書店が映画と組み合わせて売るようになり、娯楽小説が充実してきたと記憶する。もちろん埋もれた良書を再び世に出す役割も健在である。「こんな本があったのか」と驚かされる瞬間は楽しい。
作家の川上未映子さんが岩波文庫を例にあげ、変わった本の選び方を勧めている。書店の棚の前に立ち、目をつぶる。手を伸ばして指先に触れた最初の本を買い、必ず読み切る。難しそうでも、書名の意味すらわからなくても。
それが「自分の知らない何かにであうこと」「自分の意識からの束の間の自由を味わってみること」の実践なのだと書いている。世の評価を得た作品の多い文庫本ならではの試みだろう。
そこまでの勇気はないものの、千円でおつりがくる文庫なら、なじみのない分野にもついつい手が伸びる。気づけば積ん読が増えている。それでも新たな出会いを求め、書店に入れば文庫の棚へと一直線なのである。

 天声人語より
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月に地下空洞がある
月の地下に長さ約50㌔に及ぶ長大な空洞があることが、月探査機かぐやの観測データから判明。
幅100㍍ほどの空洞が続いており、内部は崩壊しておらず、地中の岩石などに氷や水が存在する可能性もあるという。

紙面より
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半沢直樹シリーズで知られる作家、池井戸潤さんには企業の不祥事に切り込む小説が多い。
『七つの会議』は不正に手を染めたメーカーが舞台である。耐火性などのデータを捏造して鉄道用の座席を安く製造し、取引先に納入していた。
作中、不正をたくらむ人物がこう述べている。「商売なんてのはな、売ったもん勝ちだ---強度が落ちるといてったところで、とんでもない大事故でも起きない限り、それが試される場面なんてないんだよ」。
完成した列車に乗る人など眼中にない台詞である。似たようなことを口走った者が、もしやこの会社にもいたか。神戸製鋼所で長年にわたり、アルミや鉄の強度を偽る不正が続いていた。
「安全検査の結果が思わしくなく、うその数字を書いた」「検査していないのに数字を入れた」。やり口の単純さが闇の深さを物語るかのようだ。そのアルミや鉄は列車や車、航空機などで使われ外国企業にも収められている。不安と不信を輸出してしまった。
ものづくりで使われる言葉に「暗黙知」がある。現場で身につくコツのようなもので、言葉にするのも難しい。そこに日本の製造業の強みがあるとされてきた。蔓延した不正が暗黙知の一つだったとは考えたくもない。
国際競争や納期に追われていたと報じられる。「誰にだって、苦しい事情ってのは存在するんだよ。だけど、そんなのは不正の理由にはならねえ」。小説で池井戸さんが主人公に語らせている。当然が当然でなくなる瞬間がこわい。

 天声人語より
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米はFТAに強い関心
日米間の自由貿易協定に強い関心を示した。
これに対して、日本は米国が離脱を表明したTPPの重要性を強調
二国間交渉を重視する米国との溝が改めて浮き彫りになった。

 紙面より
 
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雇用改善、伸び悩む賃金。日本型雇用が足かせ
硬直的な日本型雇用システムが賃上げを阻む壁になっている。大企業の正社員が転職して道東の待遇の職を得るのは簡単ではない。労使交渉で賃金アップより長期的な雇用維持を優先しがち。
日本型雇用システムは多くの働き手に「残業も転勤も当然の正社員」か「低賃金で雇用が不安定な非正規社員」かの二者択一を迫る。子育てや介護といった事情でキャリアを中断し、培った技能を生かせない非正規の仕事に就く人も珍しくない。これも賃金水準の低下を招く要因になっている。
人生の様々な局面で抱える制約に応じて柔軟に働き続けられるように正社員の勤務時間や職務の選択肢を多様化したり、高賃金の成長企業に転職しやすくしたりする施策が官民ともに不足している。企業の取り組みも必要だが、政策による後押しも欠かせない。

 紙面より
やっと一人前に育てたのに他社に換わられては、人材育成は何のためにしているのかが分からなくなる。そんな身勝手を許す手立てはおかしい。
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東証続伸
一時2万1300円台半ばとなり、今年の取引時間中の最高値を更新。
前週末の米国やドイツの株価が上昇。
運用資金に余裕の出た外国人投資家が東京株も買うとの期待。

紙面より
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五代友厚と聞くと俳優ディーン・フジオカさんが浮かぶ。
昨春まで放映されたNHKドラマ「あさが来た」の印象はいまも濃い。大阪に造幣局や商工会議所を設立した近代大阪経済の父である。その世評が地に落ちたことがある。明治14年の開拓使官有物払下げ事件。政府が10年で国費1400万円を投じた北海道内の工場や鉱山など一切を売却し、五代のかかわる新会社が一括38万円で買い取る手はずだった。無利子の30年賦という便宣も付いた。
開拓使長官は五代と同じ薩摩出身。新聞2紙がこれを暴く。薩摩・長州勢が牛耳る政府に対し、「国家の私物化だ」と怒りが広がり、藩閥政治を倒すべく国会開設を求める声が高まった。薩長政府は五代側への払い下げを断念し、10年以内に国会を置くと誓う。
だが薩長もしたたかである。「新聞にリークした」とみて実力者大隈重信を同じ日に罷免する。これで薩長が政争を制し、支配を強める。
古い話をくだくだしく書いたのは、いまの政局に重なって見えるからだ。始まりは国有地の廉価売却。メディアが批判し、野党が追及した。困った首相は衆院を解散する。一強政治に陰りが見えたが、いまや「自民が単独過半数の勢い」。隠しの調査結果に驚く。
「仮令失敗して産を空くするも、国家国民を幸福ならしむことを得ば余が望は足れり」。五代は北海道の将来を見ていた。政府の開拓事業は軒並み赤字だったという。そこに五代ならではの義侠に似た志を感じる。

 天声人語より
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病後の回復に向けた栄養補給
熱や下痢がおさまった後の食事で心がけたいのは
①体を温める
②代謝を上げる
③疲労を回復
④消化器の吸収力を回復させる
の4点に必要な栄養をとることだ。
まず、体を温める。病後はエネルギーを使い果たし、低体温気味になっていることも多い。血行をよくする栄養素をとることをすすめる。
「ネギのツンとしたにおいのもとになっているアリシンには、血行をよくし、汗をかくのを促す働きがある。ショウガには殺菌力もある。紅茶やウーロン茶、ほうじ茶にも、体を温める作用があるという。
次に、代謝と疲労の回復。病気で落ちた新陳代謝を上げ、疲労を回復させるには、ビタミンやミネラルをとる必要がある。のどごしがよく、消化もよいものがいい。
子どもも食べやすいイチゴやスイートコーンだ。イチゴにはビタミンCやクエン酸のほか、腸を整える水溶性の食物繊維なども含まれている。
スイートコーンの主な成分は炭水化物。ビタミンB群やビタミンC、ミネラルなどもバランスよく含む。消化吸収が早い糖質も含まれている。コーンの皮は消化しづらいので、すりつぶしてポタージュスープなどにする。
熱が出たり、抗生剤を飲んだりすると、様々な腸内細菌が壊れてしまう。ヨーグルトで善玉の腸内細菌を補って、消化器の吸収力を回復させよう。
栄養を取りやすくするために、ゼラチンを活用しよう。
ゼラチンは消化吸収されやすいたんぱく質なので、栄養補給にもなる。ゼラチンでとろみをつけて冷やした「スープゼリー」は、ひんやりしていて、のどに炎症があるときも飲みやすい。
好みの果物や野菜のジュース、スイートコーンを使ったコーンポタージュなどで作ってみるといい。ジュースにショウガ汁を少し加えて、味をみながら砂糖やハチミツで甘味をつければ、子どもでも飲みやすい。
病気予防の観点から、日ごろの食事を見直すことも重要だ。
食物繊維には、整腸効果がある。イモ類や豆類、ゴボウやタケノコなどに多く含まれている。
胃や腸の粘膜を整える働きがあるキャベツやアスパラガスもいい。オクラも、胃腸を保護する働きがある。

 紙面の子育てより---山田佳奈
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米、来年末にユネスコ脱退
米国務省は、国連教育科学文化機関から脱退すると発表した。2018年12月31日に正式に脱退し、その後は正式加盟ではなく、オブザーバーとして関与していく方針だという。
国務省は声明で「決断は軽いものではない」とした上で、ユネスコに組織としての根本的な改革が必要であると指摘。理由にユネスコが反イスラエルに偏向していることなどを挙げた。
また、分担金の滞納が増大していることへの懸念があるとした。
国務省はユネスコ側に、今後も加盟国としてではなく、世界遺産の保護や報道の自由などの問題について米国の知識や考えを提供していく意向を伝えたという。
ユネスコにとっては米国は予算分担金の22%を占める最大国で、脱退は大きな打撃となる。

 紙面より
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蚊に刺されぬためには
蚊の主食は花の蜜や果物の汁などで、血を吸うのはメスだけだ。吸った血液中の成分は、卵をつくる為の栄養分として利用する。触角などで呼気中の二酸化炭素の濃度、体温や汗に含まれる乳酸などの成分を察知して人に近づく。こうした特徴から、「体温が高めで、汗かきの人は刺されやすい。
またヒトスジシマカは大人の腰より低い部分を狙うけいこうがあり、身長の低い子どもは刺されやすい。
運動後や飲酒後も体温が上がり、吐く二酸化炭素の量が増えるので注意が必要だ。よくO型の人が刺されやすいと言われるが、血液型は関係ない。少なくとも明確な科学的根拠はない。
刺される可能性をへらすためには、薄めの色や長袖や長ズボンで肌の露出をひかえるのが基本だ。虫よけ剤も有効成分の濃度が高く、長持ちするタイプが昨年から国内でも発売されている。
蚊の発生を防ぐのも重要だ。蚊は水辺に産卵するので、水がたまったバケツや植木鉢の水受けなどは発生源になる。
週に一度、不要な水を捨てることで発生を防げる。幼虫のボウフラは6~8日間かけて成長し、さなぎを経て成虫になるが、その間に水を捨てれば蚊の発生を防げる。動かせない樹木の穴は覆いをするか土で埋める。
昆虫成虫阻害剤という成虫に育つのを防げる薬剤を雨水ますにまいて対策する自治体もある。

 続・元気のひけつより
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自ら望んで広島を訪ね、花を捧げ、被爆者を病院に見舞う。
先週公開された映画「エルネスト」は、キューバ革命の立役者チェ・ゲバラが1959年夏、被爆地を歩く場面で幕を開ける。
日本キューバ合作映画の公開前、来日したゲバラの長男カミーロ・ゲバラさんに会った。ひいでた額、強いまなざし。有名な父の肖像写真そっくりである。
父がボリビアで処刑されたときは5歳だった。鮮明な思い出はないものの、キューバでは建国の英雄として終わる。教室で照れくさい思いをしたという。しかし目をほかの中南米の国々に向ければ、ゲバラの評価は割れる。「闘争に殉じた勇士」「凶悪な殺人者」。いまでも好悪の感情をかき立てる特殊な存在である。
ゲバラはアルゼンチンに生まれ、医学を修めるが、南米各地を旅して深刻な格差に驚く。皆が医療と教育が与えられる社会を夢見て、闘争に身を投じる。広島訪問はキューバ革命の直後だった。
「こんなひどい目に遭わされて、どうして怒らないんだ」。平和記念資料館で惨劇の数々を見たゲバラはそんな疑問を口にした。米国の支援を受けたキューバ政府軍と戦った闘士にすれば、米国に従うばかりの日本政府が歯がゆかったのだろう。
ゲバラが39歳で没して今月で50年。「父を失って暮らしは楽じゃなかった。生活のためベネズエラで働いた時期もあります」とカミーロさん。もしゲバラが50代まで生きていたら、眉間にこんな憂愁をたたえただろうかと表情に見入った。

 天声人語より
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日経平均は続伸
一時約21年ぶりとなる2万1千円台を回復。
大手小売業の良好な業績発表が相次ぎ、投資家に好感された。

紙面より
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今年のノーベル経済学賞に輝いたリチャード・セイラー米シカゴ大教授の功績を縮めて言うなら。
「人間くさい経済学」を打ち立てたことだろう。従来の経済学が想定した常に冷静で合理的な人間を「エコン」と呼び、「人間はもっと不合理。エコンではなくヒューマンだ」と唱えた。
ヒューマンらしさは「最終提案ゲーム」という実験に端的に表れる。2人に1万円が与えられる。配分額は1人が決め、相方は拒否権を持つ。拒否すると両者とも取り分はなくなる。従来の理論では1円渡すのが「正解」とされた。9999円を手にでき、相方も「0円よりマシ」と拒まないと考えた。
実験結果は違った。最も多かった洗濯は折半である。フェアマンとゲームズマン。行動経済学者は「人の中には両面が同居する」と考えた。
きのう衆院選で工事された。唐突な解散劇、野党の再編劇。いずれ劣らぬゲームズマンたちが目先の勝利を追って踊りに踊る。
行動経済学には「勝者の呪い」という理論もある。石油採掘先むとして有望な土地の入札に臨んだ者は、ライバルが多いと応札額を高くしすぎる。落札して勝者になっても損が出る。競争に厚くなり、周囲に引きずられるせいだ。
近年になく候補者と有権者の戴冠本土に差の大きい選挙戦である。声高に日と同公約のいったいどれを信じたてよいのか。選挙の先に勝者の呪いが待っていないか。引きずられず、冷静で合理的で、フェアな選択をしたい。

 天声人語より
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衆院選
失速の兆候。
排除の論理に希望は見えず。
議員ファーストの保身も見透かされ。

素粒子より
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秋雨の冷たさにコートを着たかと思うと、翌日は汗ばむ陽気で半袖に戻る。
この時期の天候は何とも読みがたい。なるほど秋の空は移ろいやすいものである。
「秋は空が澄んで、雲の位置が高い。雲好きにはたまらない季節です」と語るのは気象予報士の武田さん。長く千葉県内の高校で地学を教え、南極で越冬も体験した。いわし雲やさば雲に秋を感じるが、この季節は何と言っても夕焼け雲だという。「黄から橙色をへて真っ赤に変わる。色彩のドラマは見あきることがありません」。
時間の許す限り、天空を写す。飛行機の旅なら陽光や風向きを考えて席を選ぶ。観察のために北海道へ飛び、とんぼ返りすることもある。災害をもたらす危険な台風でさえ、空の研究には役立つ。風によってはレンズ雲、つるし雲など珍種が出現するからだ。
これまで虹やオーロラ、皆既日食を求めて米国や中国、エジプトなどを旅した。多くの国で市民が雲に寄せる関心は「雨が降るか降らないか」。日本の人々は雲の形や色、流れ方を見て、世の移ろいを感じとってきたと話す。
<青空高う散る雲は繊い巻雲、真綿雲、鳥の羽のやうな靡き雲>。北原白秋は一編の詩に十数種類もの雲を詠み込んだ。耳慣れない名ではあっても、その響きから空に浮かぶ姿を想像するのは楽しい。
日ごろ記事の締め切りに追われて、空を何日も見上げぬまま過ごすことがある。たまには立ち止まって雲の流れに目をこらしたい。せめて秋の好日くらいは。

 天声人語より
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東証一時2万889円
日経平均は続伸。
取引時間中としては約2年2カ月ぶりの高値。
前日の米国株高が追い風となり、朝方発表の機械受注統計が堅調で好感された。

 素粒子より
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生き物にかかわる仕事は世に多いが、カメ専門の県庁職員とは珍しい。
千葉県生物多様性センターに今春採用された技師今津健志さん。任期は3年。外来種のカミツキガメを印旛沼から駆除するのが仕事だ。
子どもの時分からカメを飼育し、大学と大学院で研究してきた。「人一倍好きですが、外来種が大量繁殖して生態系に影響が出た以上、駆除は必要です」。
カミツキガメは米大陸が原産。人が手を伸ばすとかみつこうとするのでこの名がついた。日本には1960年代以降、ペットとして盛んに輸入される。「野生化したのは、家庭の水葬から逃げ出したか、捨てられたか。予想以上に巨大化し、もてあます飼い主も少なくありません」。
漁網を破る。水田に入り込む。今無推計1万6千匹が一帯に生息する。県は10年前から地元の漁協に頼んで春から秋までワナ式の漁具で捕まえてきたが、増加に歯止めがかからなかった。
「世界で最も獰猛なカメ」「侵略的外来生物」などと呼ばれるが、今津さんによると、むやみに人を襲ったりはしない。ほかのカメと違って甲羅が小さく、危険を察知しても頭や手足を収納できない。代わりに口や爪で身を守ろうとするという。生態を語る言葉の端々に、深い理解と愛情を感じる。
ちなみに自宅では環境省の許可を得て2匹のカミツキガメを育てている。1匹は40歳前後、つきあいはもう20年になるそうだ。駆除すべき有害動物か、家族の一員のペットか。その線を引くのは人間である。

 天声人語より
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衆院選挙
50議席減でも退陣しない、と首相。
首相候補は結果次第と小池氏。
投票箱を開けたらさて何が待っているいるのやら。

 素粒子より
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教科書でおなじみの坂本龍馬の写真である。乱れた髪、脇に差した刀、しわの寄ったはかま。
懐に入れた手にあるのはピストルとも国際法の本ともいわれる。そして足には、ブーツをはいている。
愛用していた靴か、撮影のために借りたか、諸説あるようだ。それでも和装にブーツで写真に納まった人は他に見当たらず、「龍馬自身のアイディアによるものであろう」と写真史に詳しい石川寛夫氏が書いている。常識にとらわれずに行動する姿勢がにじむ。
龍馬に比べれば、それほど珍奇ともいえないか。スーツにスニーカー姿で記者会見に現れた鈴木大地スポーツ庁長官である。少しでも体を動かす習慣を身につけてほしいと、運動靴による通勤を提案した。
お役所から言われるような話ではないが、考えてみれば一案かもしれない。「健康のために一駅分歩こう」などとよく言われる。疲れにくい靴なら自然とできそうな気もする。
米ニューヨークでは、お堅い金融機関であってもスニーカー姿の人が珍しくないと、勤務経験のある同僚に聞いた。1980年に11日間に及ぶ地下鉄とバスのストライキがあり、長く歩くのを強いられたことから定着したとの説もある。何がきっかけになるか分からない。
昔の米国の小説で、スニーカーは「社会の秩序を壊すもの」と書かれたこともあるそうだ。長時間仕事に縛られるのではなく、もっと柔軟に働こうとかけ声のかかる日本である。足元だけでも軽快にしたら、何か変化が出てくるか。

 天声人語より
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スロージョギングのススメ。鼻歌を楽しめるほどのペースで
健康のために体を動かしたいけれど、きつい運動はちょっと苦手。そんな人にお勧めなのが「スロージョギング」です。息切れしないペースでゆっくりと走るジョギング方法で、並走する人どうしが笑顔で会話できる速度が目安。
「足の指の付け根から着地するように」かかとから着地するのに比べて衝撃が3分の1になり、体の負担が少なく走れる。
スロージョギングは、小刻みな走り方が特徴。20~30㌢の歩幅で走る練習をした。ただ、頭では分かっていても、慣れないとつい大股になり、スピードが出てしまう。「歩幅を小さく」「もう少し上を向きましょう」とコツを伝授した。
実際にやってみて、長い時間走っても疲れないことに気づいた。「こんなに楽な運動でいいのかな?」というのが正直な感想だ。体力をつけ、減量をめざすなら1日に計30~60分が目安。初心者の場合は、スロージョギングの合間にウォーキングをはさのも良いという。継続することで、高齢者なら加齢に伴う筋肉量の減少を抑える効果も期待できる。
スロージョギングの消費エネルギーは、通常のウォーキングの約2倍。ウォーキングに比べて多くの筋肉を使う体。
生活習慣病の対策にスロージョギングを活用しましょう。息が上がらず、鼻歌を楽しめるくらいのペースで続けると良い。

 続・元気のひけつより
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何度読んでも、言葉が突き刺さってくる。〈コレガ人間ナノデス/原子爆弾ニ依ル変化ヲゴラン下サイ〉。
そんな訴えから始まる原民喜の詩「原爆小景」である。1945年8月6日、故郷の広島に疎開していたときに、原は被爆した。
〈肉体が恐ロシク膨張シ/男モ女モスベテ一ツノ型ニカヘル----爛レタ顔ノムクンダ唇カラ漏レテ来ル声は/「助ケテ下サイ」ト カ細イ 静カナ言葉〉。人間とは絶対に相いれない破壊兵器への怒りである。
詩で、小説で、そして数多くの証言で。長きにわたり被爆者の手で、破壊の現実が伝えられてきた。それを世界へ広めたのが核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)だった。世代も国境も超えた市民の運動が、ノーベル平和賞に決まった。
核を違法とする核兵器禁止条約が採決されたのは、被爆者の声が人々に届いた証拠であろう。「死が苦しみから解放してくれるまでの間、消え入る声で水を求めていた」。カナダ在住の被爆者サーロー節子さんが4歳のおいについて語っていた。
核兵器にあらがう動きには、これまでもいくつもの平和賞が贈られてきた。それでも、核は必要悪だとする認識は冷戦後も続く。米国が圧倒的な核兵器を持ち、北朝鮮が割って入ろうとする現状がある。72年かけてたどり着いた禁止条約なのに、原爆を落とした国も落とされた国も批准しようとしない。
人間が手に入れてしまった破滅の火を人間が消していく。その道筋を示した禁止条約であり、平和賞である。

 天声人語より
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スマホ老眼を防ぐには? 目を休め、筋肉の疲労回復を
メールやネット検索などに便利なスマートフォン。ただ、長時間使うと目の焦点が合わなくなることがある。そんな症状を「スマホ老眼」として、注意を呼びかける医師らに対策を聞きました。
「老眼」と言っても、中高年がなる老眼とは異なる。老眼は、ピント調整の役割を果たす水晶体が加齢によつて硬くなることが原因だ。通常、水晶体は弾力性があり、厚さを変えることで遠近を調節しているが、硬くなると調節できない。
一方のスマホ老眼は、目の使いすぎによる疲労が原因だ。通常、水晶体の厚さは毛様体筋が緊張したり緩んだりすることで変わる。だがその筋肉が疲れると、遠近調節ができなくなる。そのため、目を休めれば回復する。
医者が進める対策は「チラ見エクササイズ」。オフィスなどで仕事をするとき、窓からようやく判断できる距離にある目印を決め、1時間に1~2回、じっと見る。毛様体筋が緩み、休まる。
風呂に入ったとき、40度ほどのお湯で温めたタオルを目に当てるのも良い。毛様体筋の疲労が回復し、ドライアイの防止にも役立つ。

 続・元気のひけつより
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1922年、米国でこんな広告がお目見えした。
「広い土地や牧場、農園を守るのに理想的な武器です。全自動なら1分間に1500発、半自動なら50発撃つことができます。トンプソン銃は、簡単、安全、頑丈で信頼できます」。個人向けに売り出された機関銃だ。
南北戦争で使われ、第1次大戦で広がった機関銃は戦争を大きく変えた。エリス著『機関銃の社会史』には開発に携わった人物の言葉がある。「あの速射性があれば兵士100人分の仕事を一人でまかなえるだろう」。
そんな危険な武器が野放しになっているのが、どうしても信じられない。米国ラスベガスの野外コンサート会場が狙われた乱射事件である。にぎやかな音楽に続く、あの速射音。もし自分がその場にいたらと考える。
銃を既成すべしとの議論は米国で何度も起きては、つぶれてきた。学校で銃乱射があっても、幼児が家にあった銃を誤射して死亡しても。銃撃を防ぐため、もっと銃が必要だとの声すら出る。
「ジユウ」と「ジュウ」。銃規制に反対する人には、二つは分かちがたく結びついているようだ。自由な市民には、いつでも専制政治に立ち向かう権利があり、そのため銃がいる。かつては意味のあった議論でも今は日々の安全を損ねているだけだ。
コンサートで演奏していた一人が「私は間違っていた」とSNSに書いた。これまでのかんがえを改め、銃規制が必要だと訴えた。そんな声が今度こそ広がってほしい。自由な社会を銃から守るために。

 天声人語より
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代謝をアップ、ウォーキングで脂肪燃焼。
代謝を高めるために大事なことは、ウォーキングなどの有酸素運動です。読者のみなさんの中にも、歩いている方が大勢いらっしやるでしよう。筋トレで基礎代謝量を上げ、さらに有酸素運動で脂肪を燃やすことで、健康で美しく、疲れにくい体をつくることができる。
ウオーキングは、肥満の解消になるほか、心肺機能が高まり持久力が増す。
▽毛細血管が増え、血流がよくなる。
▽動脈をやわらかくして動脈硬化を防ぐ---
などの効果が期待できる。もっとも手軽で、もっとも高い効果を上げられる健康法といえる。
さまざまな研究で、1日8千~1万歩くらい歩かないと健康効果が引き出せないことが分かってきた。1万歩はハードルが高いので、まずは1日8千歩、1週間で5万6千歩を目指します。多少の「歩きだめ」がききますので、あまり歩けない日があっても、別の日にたくさん歩いていれば補うことが出切る。
まとまった時間をとってウォーキングしなくても、日常生活の短い時間で歩数を稼ぐ方が何かと好都合。ひと駅前で降りる。ちょっと遠くのスーパへ行く、エスカレーターの代わりに階段を使うなど、生活しながら歩数を稼ぎましょう。
ただ、歩くだけで足腰の筋力の低下を防ぐことはできません。併せて筋トレもすることが不可欠です。運動を続けるために、歩数計と、筋肉量がどれくらいついたかを確かめられる体組織計が自宅にあるとよい。

 きょうもキレイより-----筑波大教授・久野譜也
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「わたしは、おかねもうけをするために、みんなにめいわくをかけるようなことは、しません。ちかいます」。
つきつめればそんな話である。東京電力のしゃちょうがせんじつ、「経済製より安全性を優先する」との決意を表明した。小学生の反省のようなと言うと小学生に失礼か。
決意は、幾らかは役だったかもしれない。新潟県の柏崎刈羽原発の安全審査で、「合格証」が出された。あれほどの事故を起こした東電であっても、原発を再稼働する資格はあると原子力規制委員会が結論づけた。
福島の事故の被害を償い、廃炉を進める。その費用を賄うには再稼働で利益をあげる必要があるという。原発事故の尻ぬぐいのため別の原発を動かす。核のゴミを処分する場所も見つからないのに。
柏崎刈羽原発は2007年、中越地震に見舞われた。火災を起こし、消火に手間取った。当時の社長は新潟県知事にこんなふうに言ったという。「いい体験とし、世界一安心、安全な原発として再構築したい」。
それから4年足らずで、同じ型の原発が福島で事故を起こした。何の教訓にもならなかつたかと思うと空しい。事故のさらなる原因究明も、継続して取り組んでいるのは政府でも国会でもなく新潟県だけだ。日本が原発依存から抜け出す道筋も、政府は描こうとしない。
手なづけいない技術なのに、手なずけているふりをする。国や電力会社の態度を見るたび、そう思えてならない。

 天声人語より
それは朝日の言い分である。
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ノーベル文学賞
カタカナの名前が発表されたが、私はそんな作家は全然知らない。
世界は広いのか、また日本の取り扱いがおかしいのか?
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サウジアラビアの少女ワジダは、男の子たちが乗りまわす自転車がほしくてしかたない。
しかし母親は取り合ってくれない。「女の子が自転車? 何を言い出すの」。コーラン暗唱大会の資金で買おうとするが、教師からきつく戒められる。
映画「少女は自転車にのって」には、この国に埋め込まれた男性優位の現実がある。家系図には男の名前しかない。男の子が生まれないのを理由に父親は第2夫人を迎える。ワジダは納得がいかない。
サウジは世界で唯一、女性が自転車を運転できない国でもある。それが、来年6月に解禁されることになった。抗議のため運転しては逮捕される。そんなことが繰り返された末の朗報である。
保守的なイスラム教ゆえの制限というが宗教上の根拠ははっきりしない。英誌によると「女性は愚かで運命に向かない」「卵巣に悪影響がある」などの理由すら言われていた。あまりに非合理な足かせであった。
こちらは日本の話である。「女性は法曹界に向いていない」。男性教授がそう話すのを聞き、ショックを受けた大学生の話が本紙にあった。日本もサウジも女性の教育水準は高いが、ぎいんや管理職などは少ない。男女平等に関する国際調査では、両国とも144カ国中100位以下にとどまる。
冒頭の映画を撮った女性監督の言葉がある。「誰かの期待に応えるのではなく、自分の意思で運命を切り開く。そういう女性像を示したかった」。最後に自転車を手に入れ、疾走するワダジの姿である。

 天声人語より
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希望の党は
唐突に「踏み絵」に並んだ外国人の参政権問題。
希望の「排除」体質あらわに。
公約からは姿を消すだろうが。

 素粒子より
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作家の芥川龍之介が後に妻となる女性にあてた恋文である。
「ワタクシハアナタヲ愛して居リマス コノ上愛セナイ位 愛シテ居リマス ダカラ幸福デス小鳥ノヤウニ幸福デス」。そう書かれた原稿用紙が、陶器都内の田端文士村記念館で7日から公開される。
どちらが先に死んでも、交わした手紙を棺に入れるよう芥川は妻と約束していた。しかし、すべてが灰にはならず、文豪の体温が世に残った。「いい夢を見るおまじなひに、そうつと?の上に撫でてあげます」は彼の別の恋文である。
梯久美子著『世紀のラブレター』には、時代に名を刻んだ人たちの素顔がある。「あなたはしつかりと私の魂を抱いてて下さるのよ。きつとよ。少しの間もおろそかな考えを持つて下さるなよ」。歌人柳原白蓮の恋人への文は、情熱を通り越したすごみがある。
不器用なのは冒険に生きた上村直己だ。「私のようなバカな人間は、とても公ちゃんに近づけるものではないですが----僕のような悪人につかまってしまったと、一生を棒にふってしまったとあきらめてください」と婚約者に書いた。
書いている間はその人と話をしているような気持になるから、手が身とは不思議である。面と向かっては言えない思いが、ふっと出てくるときがある。スマホで文字を打ち込む時代になっても、そう大きくは変わらないか。
小鳥のように幸福。何だか絵になりそうな言葉である。もしかしたら、スマホで使われるLINEのスタンプにすでに存在するかも。

 天声人語より
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アメリカ社会
銃を制するものは銃、という社会。
核で核を抑える理論にも似て。
一人の無法者が大勢を殺害できることも。

 素粒子より
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天皇を祝賀の場に迎える際、民衆が一斉に発する祝いの言葉には何がふさわしいか。
明治の中期、そんな議論が起きた。帝国大学の教授らが知恵を寄せた。
まず浮上したのは英国人教官が体育祭で学生に教えた「フレー」。いまでも応援に使う言葉だ。「やはり日本語を」と異論が出て退けられる。提案されたのは「奉賀」三唱である。祝賀の思いを奉じるとの意味で、いかにもめでたい。
ところが学生に発声練習させてもんだいが見つかる。「ほうがあ・ほうがあ・ほうがあ」。どうしても「阿呆が」が二つ聞こえる。代わりに採用されたのが「万歳」の三唱だった。
きのう衆院本会議場に「万歳」の声が響いた。議場で取材した同僚に聞くと、声量は自民党議員たちが際だって大きかった。同じ与党でも公明の一帯は声が小さめ。渋々つきあったかのようだ。民進、共産、など野党4党の積は無音。解散に抗議して欠席した。
なぜ解散時に万歳するのか。昨年政界を引退した江田五月氏は、自著で「士気を鼓舞するため」「いちばん無難なかけ声」「ヤケッパチの絶唱」の3節を挙げる。今回はヤケッパチ派がかなり多いのではないか。なにしろ「希望の党」が参入して政界が液状化してしまった。
これほどあからさまに政治家たちの保身とエゴが見える解散劇は近年例がない。首相も首相なら野党も野党である。そもそも解散に「万歳」は似合わない。とりわけ今回は「ほうがあ」の三唱がふさわしい。

 天声人語より
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希望の党
代表が「排除する」。
元検事が「ウソを見抜く」。
「転向」を強いた時代のよう。
身を縮め頭を下げてくぐる希望の門。

素粒子より
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彼岸花の燃え立つ秋である。
作家新美南吉の故郷、愛知県半田市では矢勝川の両岸を300万ぽンが紅に染め上げる。代表作『ごんぎつね』で南吉が「赤い布のよう」と書いた風景を再現しようと住民らが植えてきた。
小学校の教室で「ごん」を読んだ日の衝撃は忘れられない。火縄銃で撃った後に、ごんのやさしさに気づく兵十。これほど切ない物語を書いたのはどんな人物なのだろう。
「文学に満々の自信を持ちながら、身体が弱く生活力もないという劣等感にさいなまれました」と半田市にある新美南吉記念館の遠山学芸員。東京外国語学校で軍事訓練の単位を落として教員免許を取り損ねる。出版社で働く夢もかなわない。卒業の1936年は深刻な不況だった。
病んで故郷に帰るが、断られ続けた末に入った飼料会社で、不本意にもヒヨコの飼育を命じられる。「また今日も己を探す」「はみ出した人間である。自分は」と日記で嘆いた。
恋いも実らない。相思相愛の女性に縁談が持ち込まれ、泣いて身を引いた。「ぼくはやぶれかぶれの無茶苦茶だ やぼったくれの昨日と今日だ 雨だ雨だ」と親友に手紙を送った。
『牛をつないだ椿の木』『おぢいさんのランプ』『花のき村と盗人たち』。童話のいくつかを読み直した。この世は苦難の連続だが、誠実に正直に生きよう。報われなくても孤独に屈してはいけない----。そんな信念が作品を貫く。苦難に満ちた29年間の生涯を思い、彼岸花の咲く堤を歩いた。

 天声人語より
 
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希望の党
現政権に近い維新とすみ分けて。
政権奪取を目指すのは次の次。(今日党首は今回も目指すと言っている)
どうにも陳腐な話になりそうな。
信念を捨ててクモの糸をつかんでも。
寛容の改革保守は排除の論理。
「さらさらない」に「こんな人たち」への視線。

 素粒子より
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心ある経営者ならば、倒産のふちで真っ先に思い浮かぶのは従業員の今後だろう。
それぞれに家族があり、暮らしがある。失業の憂き目にはあわせたくない。民進党代表の前原氏の心象風景も、そんな感じだったか。
残念だが、この会社に未来はない。おれが話をするから、上り調子の新興企業のあの社長に、みんな拾ってもらえ。いいか、我が社の理念はいったん忘れて、あの方の言うことをよく聞くんだぞ。いい話である。これが政党でなければ。
忘却を強いられるのはまず、安保法が憲法違反であり廃止すべきという主張であろう。法の成立を阻止すべく「強行採決反対」のプラカードを掲げた議員の一人ひとりに聞いてみたい。あれは別人だったのですか。
消費税率を引き上げて社会保障を充実させる政策も、引っ込めざるをえない。改憲への批判をにわかに控えるようになった立候補予定者すらいるそうだ。転職先の社長の考え方を早くも忖度し始めたか。
「政治家に期待できる最高の美徳はおそらく『偽善』だろう」と書いたのは、評論家の故・加藤周一氏だった。偽善は、少なくとも「善」または「大義名分」に表向きの敬意を示しているのだと。政治に完全な善を望むのは難しいと分かったうえで、ぎりぎりの矜持を求めたのだろう。
大義も名分もない解散が投げつけられた。それに引きずられるかのように、理屈をすっ飛ばした再編劇が続いている。せめて偽善がほしい。そう願うのは、ぜいたくなのだろうか。

 天声人語より
民進党とはそんな人の集まりだったのだ。有権者は目を覚ました方が良いのではないか。
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夜型生活取り戻すには。 朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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小池新党は何をめざす党なのか
7月の都議選で地域政党「都民ファーストの会」を圧勝に導いた小池氏が代表に就き、今度は国政選挙で政権批判票を吸い寄せることを狙う。
今のところ小池氏のに書き選考の「小池新党」の様相だが、衆院選への参入は既成政党の側に波紋を広げずにはおかない。
だがその影響力の大きさとは裏腹に、新党には分からないことが多すぎる。最大の問題は、何をめざす政党なのか、肝心のそこが見えない。
「しがらみ政治からの脱却」「日本をリセット」「身を切る改革」。小池氏らが訴える言葉は、これまで生まれた多くの新党のものと似ている。
基本政策をめぐっても、説明が足りない。
消費増税について、小池氏は『実感が伴わない景気回復』を解決しなければ水を差す恐れがある。と引き上げには否定的だ。「原発ゼロ」の主張とあわせ、安倍政権との違いを打ち出したい狙いが鮮明だ。
ならば将来の社会保障をどう支え、財政再建をどう果たすのか。原発廃止への具体的な道筋をどう描くのか。もっと踏み込んだ説明がなければ、単なる人気取りの主張でしかない。
今回の衆院選は、おごりと緩みが見える「安倍1強」の5年間に対する審判である。小池氏は選挙後について「しがらみ政治の一員に入ったら、何の意味もない」というが、安倍政権の補完勢力になる可能性は本当にないのか。
小池人気に頼り、キャッチフレーズを掲げるばかりでは、有権者への責任ははたせない。

 社説より
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