効果的な入浴法、40度で合計10分が目安
医師として入浴を医学的に研究してきましたが、お風呂には体に良いことがたくさん。一番は温熱作用。血管が広がり、血の巡りが良くなります。血液によって栄養と酸素が体中に運ばれ、老廃物などの回収も促され、疲れが取れます。
 入浴時の事故を防ぐため、まずは水分。脱水状態にならないよう入浴前にコップ1~2杯、入浴後も同じくらい水を飲んで、イオン飲料もお勧めです。
 脳出血などのリスクを減らすため、脱衣所や浴室は20度以上にあたためてリビングとの温度差を小さくして、かけ湯などで体をゆっくり温め、湯船ではみぞおちまでの半身浴で一呼吸し、徐々に肩までつかりましょう。汗ばんだら体温を下げたいという体のサイン。高齢の人は体の変化が分かりづらく熱中症になるおそれもありますから、早めに出ましょう。
 湯は40度程度だと副交感神経が刺激されてリラックスし、血圧は下がります。
42度以上では交感神経が高ぶり、興奮状態になって血圧が上がり、筋肉も硬直します。湯船につかるのは40度で合計10分を目安に。42度以上はお勧めしません。
 40度ではぬるいという方は、最初は40度程度から入って徐々に「追いだき」し、42度まで温度を上げる。ただし、42度でつかるのは3分程度にしてください。

 きょうもキレイより--------早坂信哉