2017年07月の記事


北朝鮮問題
防疫と北朝鮮をはかりにかけて。
自分流の取引に乗っては来ない中国。
トランプ氏今度は「失望」と口をとがらす。

素粒子より
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若い世代をとう支える。家族は限界 公助も不十分
出生率の低下は、家族の機能の限界とも考えることができる。
そもそも日本は国際的に比較すると、国や自治体など公共部門が提供する社会保障の金額は少なく、代わって家族と大企業が担ってきた。戦後の高度成長は、東北や九州などの地方から大都市に移り住んだ大量の「金の卵」が支えたが、父母は地方に残された。子育ても、田舎で年老いた親に面倒にしても、家族では無理なら、社会でやらなければならない。「公助」が大事になる。
非正規雇用の若者を救うには、何と言っても職業訓練だ。
スキルがなければ、良い職には就けない。また、出生率を上げるには、子育てや教育への支援を拡大するしかない。ところが、ここにかける予算は、世界的に比較すると低い水準にある。若者だけに限らない。いま、日本で貧困に苦しむ人々の半分は恒例の単身女性ですが、働ける世代ではない人たちを助けるには、福祉を充実するしかない。
しかし、国の財政は厳しく、十分な財源は確保できていません。
14年に消費税が8%に上がった後、10%への再引き上げは安倍首相の決断で2回延期になりました。この判断を大方の国民は支持しているようです。税率3%幅分の負担をしたのに、サービスが充実した実感がなく、国には期待できないと考えているのでしょう。
私はデンマークのような高福祉・高負担の国を目指すべきと主張してきた。日本はもはや低福祉・低負担を選んだのだと思うし、福祉社会への道は半分諦めている。もうひとつ、日本人は降伏なのか。国民の「幸福度」を数値化し、国連が毎年発表する幸福度ランキングで、日本は2016年が53位、17年は51位でした。デンマークは16年に1位、17年は2位です。主に税を財源として、国民全員にあまり差のない福祉を提供している国です。税と社会保険料の負担は収入の半分にもなるけれど、病気になっても要介護状態でも生きていける保障がある。これが、若者を含めた国民にものすごく安心感をあたえている、というのが私の判断です。

 ニッポンの宿題より----京都女子大客員教授・橘木俊詔
税負担の多くなるのを嫌う国民にそんな説法は通らない。
地震の思いのみを述べていては何も提言にならない。
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コーヒーや緑茶が長寿のカギ
コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが低いとする調査結果を、厚生労働省の研究班がまとめた。コーヒーに含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンが血圧を下げ、両方に含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きをよくしている可能性があるという。
全国に住む40~69歳の男女約9万人に対し、コーヒーや緑茶を1日どれくらい飲むかを、ほかの生活習慣などと合わせて質問し、経過を約19年間追った。この間に約1万3千人が亡くなった。
コーヒーや緑茶をよく飲む人は死亡率が低く、コーヒーを1日に3~4杯飲む人ではほとんど飲まない人に比べ、死亡リスクが24%低かった。緑茶は1日1杯未満の人に比べ、1日5杯以上飲む男性で死亡リスクが13%、女性で17%低かった。どちらも、死亡のリスクにかかわる年齢や運動習慣などは影響しないように統計学的に調整した。
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノール、緑茶にはカテキンが含まれ、両方に欠陥や呼吸器の働きをよくするカフェインが含まれている。こうした成分が心臓病や脳卒中による死亡を減らしたことが考えられるという。
一方、カフェインは健康維持につながる可能性があるが、心臓病を抱えた人では摂取で急に血圧が上がるといった影響も考えられる。妊娠中や肝臓病の人も注意が必要である。

 紙面より
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評論家の犬養道子さんは子どもの頃、首相官邸の敷地に澄んでいたことがある。
祖父の犬養毅が首相に就いたため、秘書官の父と一緒に移ってきたあるとき立派な扉があるので力いっぱい開けると、いかめしい顔の男たちが話し込んでいた。閣議の真っ最中だった。
「おっと、入っちゃいかんぞ」。やさしく、祖父にたしなめられた。様々な思いでのある官邸は、やがて悲劇の場となる。1932年の5.15事件である。押し入った将校たちの凶弾に、祖父は倒れた。
事件の根本にあるのは、ひとりよがりのナショナリズムだ。勉強して大人になったら、それを日本の国からなくす仕事を一生かかってやろう----。子ども心にそう決めたと自伝にある。クリスチャンになり、国家に翻弄される難民たちの支援に尽くした。
難民とは何か。犬養さんは書いている。「いまという時代の抱き持つ、あらゆる面での歪みひずみが、いかなる人間苦を生み出すかを、身をもって示し、無言に語る証人なのである」。
ベトナムからのボートピープル、湾岸戦争のクルド難民-----。各地に足を運んで、目を蘇武家たくなるな現実を日本に向かって書いた。基金を設け、難民たちの教育に力を入れた。難民に冷たい日本人に対し、ときに厳しい言葉を発しながら。
犬養さんが96歳で亡くなった。基金で学ぶ機会を得た人たちがいる。その著書に会い、難民支援の仕事に進んだ人たちがいる。背中を押され、背中を追う。未来へとつながる足跡がある。

 天声人語より
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親鸞の教え
親鸞自身が「父母の孝養のために念仏を唱えたことは一度もない」
実はお釈迦さまも「死んだ人に向かって読経しても意味がない」と言っている。
死んだ人の運命は本人の行いで決まるもので、子孫がお経を唱えて変えられるものではない。そもそも、お経は生きている人が幸せになるための教えを記録したもので、生きているときに聞いてこそ意味があるのだという。
最善の供養とは祖先が喜ぶことをすることだからだ。親にとって何が一番うれしいかといえば、子が幸せに生きることだろう。それには阿弥陀仏の本願を聞き求めればよいと、お釈迦様と親鸞は教える。
阿弥陀仏の本願、つまり本当の願いとは、すべての人を幸せにしたいということ。阿弥陀仏だけを信じて正しく幸せに生きようというのが浄土真宗の教えだという。

 紙面より
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米国のベテラン政治家ジョン・マッケンジー氏の動画が話題になっていると聞き、インターネットで見た。
2008年の大統領選挙で共和党候補として民主党のオバマ氏と競った。動画は当時の選挙集会の模様で「オバマは信用できない。彼はアラブ人だ」と訴える参加者が映る。
「違う」。マケイン氏はきっぱり答えている。「彼は家族を愛する真っ当な市民だ。たまたま基本的な政策で私と違いがあるだけだ」。ブーイングを浴びつつ、こうも言った。「オバマ氏が大統領になっても恐れる必要はない。相手に敬意を表すのが、アメリカ政治のやり方だ」。
競いつつ品位を失わない。このなんでもない振る舞いが胸に響いてしまうのが、今の米国政治なのだろう。
トランプ大統領の就任から半年が過ぎた。相手構わず、いさかいを巻き起こす手法にうんざりする。先日は「司法長官はヒラリーをなぜ調べないのか」と選挙を戦ったクリントン氏への捜査をツイッターで求めた。前代未聞であろう。
メディアへの攻撃も健在で、CNNになぞらえた男性を殴りつける動画を自ら投稿した。かと思えば、「安倍明恵夫人は英語が話せず、ハローも言えない」と、他国のファーストレディーへの礼を失した発言も飛び出す。
脳腫瘍で闘病中のマケイン氏はおととい、法案審議のため久しぶりに議場に姿を現した。演説で「私たちは大統領の部下ではない。対等だ」と語っていた。米国の民主主義にそれでも残る真っ当さが、少しうらやましくなる。

 天声人語より
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辞める人
幹事長が去り支える者もなく。
時間、幕僚長と足元がなだれ落ち辞意。

紙面より
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退位、政治家もっと謙虚に。直系であれば女性天皇も。
陛下は自分自身に厳しいお方だ。あれだけ熱心に活動され、おやりになっていることが出来る間は続けられればいいが、肉体的な限界は否定できない。退位は自然な形だろう。退位をめぐり官邸と宮内庁の対立も指摘されるが、政治家はもっと謙虚になるべきだ。後続すえーうの減少については、側室制度のあった時代と今は違う。直系であれば、女性が天皇になってはいけないということはないと思う。国民の敬愛を維持できるかどうかも重要。世論調査では女系天皇も認めるべきだという人が多いと思う。男系維持のため、旧宮家の皇籍を復活させるとの議論もある。ただ、天皇家の直系から分かれた人たちがどう家をつないで今に至るかを調べたら、混乱が起きるのではないか。
天皇陛下も皇族も人間だ。人間らしく生きることが、何よりの前提ではないか。皇室が息苦しいところになってはいけない。個々の皇族の意思はできるだけ尊重することが必要だろう。

 平成地天皇より----福田康夫
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米利上げ見送りへ
政策金利を維持することが決まった。
FRBが持つ米国債などの資産を景気過熱を防ぐため、年内に縮小を始める方針。

紙面より
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遊び友だちは、あくまで友達。仕事とは関係ない。
それが、シリーズ映画「釣りバカ日誌」の主人公、ハマちゃんである。たまたま釣り仲間となったスーさんは自分の会社の社長。だからといって、取り入って出世を求めることもない。
そればかりか「この付き合いはスーさんのためにならない」として、一緒に釣りに行くのをやめようと言い出す場面が第1作にある。西田敏行さん演じるハマちゃんは、仕事にはとことん無欲である。
国会での閉会中審査で安倍首相が述べた通りであれば、まさに釣りバカ日誌である。いや、ゴルフバカ日誌と言うべきか。首相と加計学園の加計孝太郎理事長は友人として何度もゴルフや食事を共にしている。しかし加計から「獣医学部をつくりたい」との話は一切出なかったという。
「水くさい」と言いたくなるほどの公私の線引きである。にわかに信じがたいのは、首相と加計氏が度々あった時期から間もなく、獣医学部の新設が動き出したからだ。
加計氏から働きかけはなかったと首相が言い、首相から働きかけはなかったと首相に近い官僚たちは言う。だとすれば、「官邸の最高レベル」や「総理のご意向」などのメモは、誰の空耳で生まれたのか。聞き間違いと思い違いでことが進んだのであれば、白紙に戻す手もある。
「李下に冠を正さず」。首相がきのう、何度も発した言葉である。焼き肉、ゴルフ、居酒屋、またゴルフ-----。それにしてもいかにひんぱんに、冠を正してきたことか。

 天声人語より
裏づけがないとメディアは言うが、見たという前川氏に記録を提示しなさいとなぜ迫らないのだ。そうすれば何事も簡単に片付く。
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サービス価格の上昇続く
6月の企業向けサービス価格指数は、前年同月に比べ0.8%上がり、103.7だった。
48か月連続で前年を上回った。
はがきや定形外郵便物が値上がりしたことが大きい。

紙面より
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国内政治の動揺が、アメリカの対外的影響力をさらに押し下げている。
トランプ政権はオバマ政権のもとで実現した医療保障制度オバマケアに代わる新たな制度の実現を最優先課題としてきたが、その目的から作られたヘルスケア法案の審議はまだ続いており、上院が可決する可能性は少ない状況である。そして、このヘルスケア法案の審議を最優先したことから、トランプ政権の求める原生も、大規模な公共投資を求める予算案も議会を通過する公算は立っていない。共和党が上下両院の多数を占めているににもかかわらず、議会と政府の間にきしみが続いているのである。
スキャンダルも深まる一方だ。ロシア政府が大統領選挙に工作を加えたという疑惑については、ロシア政府による選挙工作をトランプ陣営が承知していた、もっと露骨にいえばロシア政府を使って大統領選挙に勝とうとしていたという疑いである。この件ではFBIの捜査も続いているだけに、政権に与える影響は少なくない。

 時事小言より----藤原帰一
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東京五輪
ソレトトント。
泉下の三波春夫さんも喜んでいよう。
東京五輪音頭が復活。
さて今回は国民が踊るかどうか。

素粒子より
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自分だけモンゴルに替えるのはいやだ。
角界入りを望む若者の訪日ツアーに参加しながら、どこの部屋からも声がかからず取り残された少年は訴えた。「I don't want to go back」。17年前、のちの横砂白鵬はモンゴル語と英語だけが頼りだった。
宮城野部屋から誘いが入ったのは、帰国便を手配して土産を買った日の夜になってから。入門後も言葉の壁は高く、ちゃんこ当番で「おたま持ってこい」と言われて鍋を運ぶ。稽古でも弾かれ、転がされ、屋上の物干し場で泣いた。
日本語の習得に役立ったのはカラオケだという。小林旭さんの「熱き心に」、夏川りみさんの「涙そうそう」の歌詞を書いて覚えた。妻紗代子さんとのデートでは韓流ドラマ『冬のソナタ』のせりふを試した。
対戦してみたいという過去の力士の名にも、持ち前の研究熱心がのぞく。江戸寛政期に「古今無双」といわれた谷風。明治に黄金期を築いた常陸山。69連勝の双葉山は映像で動きを丹念に研究した。
「山が高いからといって引き返してはならない。行けば必ず超えられる」。白鵬がしばしば口にする母国のことわざである。歴代最多の1048勝を決めた一番を見ながら、横綱が闘っているのは眼前の力士だけではない気がした。視線がとらえているのは先人たちが打ち立てた土俵の歴史そのものではないか。
「相撲は奥が深い」「口にしていれば(願いは)かなう」。偉業を達成した直後の言葉はあくまで滑らかで雄弁で、哲学さえ感じさせた。

 天声人語より
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移民問題
五輪に来る外国人は意識しても、国内の「移民」は見て見ぬふりする。
働く外国人がいないと回らないこの国。

素粒子より
右肩上がりの幻想に囚われているから移民がいないとダメになるという、メディアの策略。
身の程の生活ができればいいのではないか。
介護も家族でするのが基本だ。どこかこの国も間違った方向へ進んでいるようだ。
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「腕を前から上にあげて大きく背伸びの運動」。先日、福岡県久留米市のラジオ体操会に参加した。
朝6時半、幼児からお年寄りまで約200人と一緒に澄んだ空気を胸いっぱい吸った。
会は40年間、盆も正月も嵐の日も休むことなく続いてきた。もとは市内で青果店を営む飯田巧さんが家族4人で始めた。20歳で交通事故に遭い、左足が動かなくなった。リハビリを重ね歩く力を取り戻す。朝の仕入れの前に、体操を日課にしたところ、住民が徐々に加わった。
ラジオ体操の歴史は古い。昭和天皇の即位の大礼に合わせて1928年に始まり、戦時中は「国民精神総動員」の号令下、国威を高める場ともされた。戦後の占領当局は「300万人を一斉に動かす軍国日本の活動だ」と廃止を迫る。動きや伴奏曲を一新して再開された。
「私の生きがい、毎朝続けたおかげで大病が治った人も大勢います」と飯田さん。参加者の楽しみは飯田さん特製のしょうが湯である。皆勤精勤の表彰も魅力だ。昨年は7人が365日無休だった。
7月も下旬、各地の校庭や広場に体操の輪が広がる。筆者が輪に加わったのは久々だったが、冒頭のピアノの戦慄を聞いた瞬間、前進が自然に動き出した。我ながら不思議である。
会は一糸乱れずという雰囲気ではない。各人が体力や気分に応じて体を動かす。無理をしないことが長続きの秘訣化もしれない。締めくくりはもちろんいつもの深呼吸。「大きく息を吸い込んで吐きます。五、六、七、八」。

 天声人語より
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生活習慣病、バランスのよい食事で改善
まず野菜を1食120㌘以上はとるようにしましょう。生野菜なら両手のひらに山盛り、ゆで野菜なら片手にのる量が目安。彩りよくとるのが大切です。紫キャベツのアントシアニン、トマトのリコピンなどの色素には抗酸化力があります。
油脂も味方につけましょう。青魚に含まれる脂肪酸のEPAやDHAは動脈硬化予防になります。エゴマ油も同じ効果があります。
食べるときには急に血糖値を上げないように、ゆっくりかんで。食物繊維の多いキノコや海藻、根菜類は糖質の吸収を遅らせ、満腹感を持続させます。
家庭で甘酢タマネギを作りおきしておくのもいいですよ。酢100cc、砂糖大さじ5、塩小さじ1を合わせた甘酢に、タマネギ大2個分を薄切りにして漬け込みます。タマネギのアリシンは血液をさらさらにし血栓を予防します。酢に含まれる酢酸は血圧を下げ、血糖値の上昇を抑えます。
抗酸化作用のあるアスタキサンチンを含む焼き鮭や、豚肉の生姜焼きにのせるなど毎日の料理に手軽に使えて便利です。タマネギは冷蔵庫で約1週間、甘酢は1カ月保存可能です。

 紙面より----管理栄養士・小沼智子
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トランプ政権が発足してから半年が経った。
その間に明らかになったのは、トランプ大統領の下におけるアメリカが国外への影響力を失いつつあることである。
その一面は、アメリカ政府の自発的な行動の結果である。「アメリカ第一」を掲げるトランプ政権は、政権発足直後にTPPから離脱し、二つの首脳会議、G8とG20においてアメリカ以外の諸国が反対を明示したにもかかわらず、環境保護に関するパリ協定からも離脱した。各国がアメリカを追い出そうとしたわけではないから、アメリカが意図的に退いたわけだ。
だが、アメリカが抜けた後にも国際的制度や機甲は来でいない。日本はEUと経済連携協定について大枠合意に達し、TPPについてはハノイでアメリカ抜きのTPP11実現を目指す閣僚会合が開かれた。パリ協定についても、アメリカを除くG8・G20諸国は支える方針で一致している。貿易でも環境保護でもアメリカの撤退はアメリカなき国際合意への道を開いたのである。もしアメリカ政府が、アメリカが国際協定から離脱すれば各国が動揺し、国際協定の再交渉に合意するのではないかと期待していたとすれば、その期待は裏切られた。

 時事小言より------藤原帰一
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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医師の日野原重明さんはおととしのある朝、左手の薬指と小指が曲がらず慌てた。
「脳か神経に異常か」。仰々しい検査を受けるが、軽いマッサージだけで完治する。「内科医として半世紀以上の経験があるが、骨や筋肉の病気にはまるで素人だとわかった」。
なでしこジャパンの試合をテレビで観戦中、興奮しすぎて気分が悪くなり入院したこともある。「血圧の高い患者さんに『試合の生中継は危ない。見るなら録画を』と勧めておきながら、自分は」と反省した。
週末別刷りのbeの連載「あるがまゝ行く」に載った体験である。偉ぶらず、飾らない筆致にひかれた。毎回、身近な話題から書き起こし、孔子や老子、ナイチンゲールや詩人タゴールの高みへ読者をいざなった。
日野原さんが105歳で亡くなった。医学界に多くの足跡を残したが、脳卒中や心臓病を「成人病」と呼び改めるよう提唱した功績は大きい。成人ならいずれ患うものと半ばあきらめてきた疾病が、生活習慣を改めれば避けられると気づかせてくれた。
「人生とは習慣である」「死ぬ瞬間まで人生の現役」「年齢は勝ち負けではありません。謙虚にそして存分に味わえばよいのです」。自著や対談、講演でそんな哲学を縦横に語った。病気の治し方ではなく、長寿社会を生き抜く知恵を教わった気がする。
91歳の秋に始まったbeの連載は、すでに700回を超えている。当面は書きためた現行の掲載が続く。達意のコラムを味わいたい。

 天声人語より
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やっと解明か?
福島第一の3号機の圧力容器内の様子が分かってきた。
圧力容器の下につらら状に垂れさがっているのを確認。
やっとロボットの役目が果たせた。

紙面より
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貿易統計上半期黒字に
2017年上半期の貿易統計によると、貿易収支は1兆444億円の黒字。
黒字は3期連続で、原油価格上昇で輸入額が増えたため、前年同期より黒字額は41.1%減。

紙面より
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いつからかハスは神秘的な音を立てて咲くものと思い込んでいた。
石川啄木に<しづけき朝に音立てゝ白き蓮の花さきぬ>という断定調の詩がある。博物学者南方熊楠も、ハスの開く音を聞きに出る習俗について論考を残した。
「本当に音がしますか、何時ごろなりますかという問い合わせをいただく。でも私ら職員は一度も聞いたことがありません」。埼玉県行田市にある公園「古代蓮の里」で働く山子学さんは話す。実際に聞くのは「花が散って葉に落ちた時のドサッという音」。風情の乏しい音らしい。
山子さんの実感によれば、ハスの名所とレンコンの産地はあまり重ならない。花で名高い地のレンコンは食感がいまひとつ。レンコン産地で花の群舞を見る機会も多くないという。天が二物を与えなかったのは人だけてせはないようだ。
行田市では1973年、ゴミ焼却場の建設地で桃色の大輪が見つかった。埼玉大の研究者らが調べ、推定1400年~3千年前の地層に眠っていた種子が掘削で目を覚ましたと推定した。
主産業の足袋作りが下り坂にあった市は1995年、ハスを核にした公園を開く。「ふるさと創生」をうたって全国の市町村に交付された1億円をいかした。街はにぎわいを取り戻す。
ふるさと創生と聞くと金塊や純金のこけしが浮かぶ。盗まれたり売られたり、哀れな結末も見た。ばらまき政治の見本のごとく語られることが多いけれど、将来を見すえて種をまいた自治体も少なからずあったようである。

 天声人語より
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日野原重明さん
ふとマザー・テレサを思い出す。
現代日本で彼女のように生きた。
人々の生と死に寄り添い続け。

素粒子より
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深い悲しみは五感とともに記憶されるものなのだろうか。
東日本大震災で津波にのまれた沿岸は潮の匂いに覆われていた。新潟県糸魚川市では昨年末、焦げた臭いが漂った。各地の被災地を思いながら、集中豪雨のあった福岡県朝倉市把木地区を歩いた。
いたるところにスギの丸太が転がり、重なり合う。かすかに感じるのは場違いな、すがすがしい木の香りである。それだけに一層、被害の不条理さが心に刺さる。
被害は、川沿いに広がっていた。「あの辺りはたんぼだった」と地元の人が言う。だが指さす先に見えるのは、石と流木と濁流の茶色い光景だ。河原の真ん中で新しい家が崩れている。あんなところに建てるなんて、と一瞬思う。いやそうではない。地形が一変し、そこが河原になってしまったのだ。
この一帯は5年前にも豪雨に見舞われ、山間部の住民らが命を落とした。県南部の小柳圭一さん、恵美子さん夫婦の家もその時、土石流に埋まった。「立ち直るのは並大抵のことじゃありません。私たちのような苦労がまた繰り返されるのかと思うと、涙があふれてくるとです」。被災者の身の上を案じ、ポロポロと泣いた。
災害の神は身勝手だ。長く表れないかと思えば、地域に何度も爪をたて、人の命や営みを奪っていく。熊本地震もそうだった。だが、それでも人は立ち上がる。
連休初日の土曜日には、多くのボランティアが現地に駆けつけた。家財を片付けて、泥をかき出す。その汗のにおいとともに、きっと希望は生まれる。

 天声人語より
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中国のGDP6.9%増
4~6月期のGDPは実質で前年同期比で6.9%増。
伸び率は戦記から横ばい。
政府が目標とする6.5%は上回っている。

紙面より
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天安門事件が消し去られようとしている。
事実にすら近づけず、追悼も許されないのを憤る詩である。<すべての道が封鎖されている すべての涙が取り締まられている すべての花が尾行されている すべての記憶が洗い流されている>。中国の人権活動家、リウシアオボーさんが書いた。
1989年、民主化を求める運動が戦車に押しつぶされ、多くの命が奪われた事件、それが<忘れられ荒れはてた墳墓>になっている。非暴力の立場で運動に加わったリウさんには許せななったのだろう。
外国に活動の場を移す人が多いなか、何度弾圧されても中国からの発信にこだわった。2008年には、共産党の一党支配の放棄などをネット上で訴えた「08憲章」の起草の中心となり、国家政権転覆扇動罪に問われた。ノーベル平和賞を受けたのは獄中においてである。
08憲章には真っすぐで当たり前の言葉ばかりがある。公民が国家の真の主人となるべきである。憲法を真の意味での人権の保証書とする----。言葉の力を当局はおそれたか。
政治改革を強く求めつつ、「私には敵がいない」と訴え続けた。「最大の善意をもって政権の敵意に向き合い、愛によって憎しみを消し去ることができるように望んでいる」。裁判の判決を前に、そう書いた。
61歳の早すぎる死である。外国での治療もかなわなかった。「自由な中国が訪れることに対して楽観的な期待に満ちている」。リウさんの信じた未来が実現するのは、いつになるのだろうか。

 天声人語より
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高齢者の低栄養。タンパク質不足が病気・けが招く
年をとると食事を減らし、肉類を控える人がいる。そんな食生活を続けていると、「低栄養」になって免疫力や筋力が落ち、健康状態が悪くなりかねない。
低栄養とは必要なカロリーや栄養素が不足し、病気やけがを起こしやすくなつた状態。例えば、免疫力が低下して肺炎などの感染症にかかりやすくなつたり、たんぱく質の付則で筋肉量が減って転倒や骨折をしやすくなったりする。カル宗務不足は骨粗しょう症のリスクを高め、皮下脂肪の減少が床ずれの原因になる。身の回りのことを自分でできていた高齢者が、介護されるようになることもある。
食べ物が十分ある日本で高齢者の栄養状態が悪くなるのは、食と健康に関する誤解や社会的な要因が影響している。「年をとったら粗食を心がけ、肉を減らした方がいいと思い込んでいる人が多い。筋肉や臓器など、体のもとになるたんぱく質は「年をとつても必要な量は若い頃とほとんど変わらない」という。一方、加齢とともにたんぱく質を合成する能力が落ちるため、若い頃よりもたんぱく質の摂取量を減らすべきでない。
たんぱく質は20種類のアミノ酸の組み合わせでできている。体内で合成できない必須アミノ酸のバランスかよいのは、動物性たんぱく質。肉類や魚介類、卵、乳製品に含まれる。
高齢者が低栄養に陥る原因は、ほかにもある。食事の準備が面倒で、回数や品数が減ってしまう場合だ。また、いつも一人で食事をしていると食欲が落ちやすい。ひとり暮らしの人は、友人らと食事する機会を積極的につくつた方がいい。持病などの薬の影響や、食べ物をかんだり飲み込んだりする機能の低下によって食欲が落ちたら、かかりつけ医や歯科医を受診する必要がある。
熊谷教授は「低栄養になる前から栄養状態を高めることが、病気や介護の原因となる老化を遅らせることにつながる。男性は60歳ごろから、女性は閉経後からわ目安にしてほしい。」と語る。
食品のとり方も重要で、たんぱく質は1日1回にまとめてとるよりも、3回に分けた方が効率よく筋肉などがつくられるという。
食べる品数の多さも重要だ。肉類、卵、牛乳、油脂類、魚介類、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、芋類、果物、海藻類の10食品群について「少量でも気にせず、1日1回摂取すれば栄養状態を高められると話す。

 体とこころの通信簿より
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東京のホタル
東京都区部にゲンジボタルが自生する場所がある。
今年もかなりの数のホタルが初夏の夜空を舞っていた。ホタルは温度に敏感で、清流を好み明かりを嫌う。幼虫は餌のカワニナがいないと生息できない。大都会の一隅でホタルが見られるのは恵まれた環境のおかげだ。
この場所は東京都の緑地保全地区に指定され、開発の手が入らなかったため、多様な動植物が生育する。湧水が静かに流れる池があるなど、好条件がそろう。
地域有志が「守る会」を結成し、保護観察を続けていることも大きい。昨今は湧水が少なくなっているため、雨水タンクや浸透升などの普及に努め、ホタルの季節には近隣の住民にホタルの飛ぶ側になるべく電気をつけないよう依頼するなど努力も重ねている。会のリーダーは「水と緑を守り生態系を維持することは、人間にとっても住みよい環境を作ることになる」と、自然を利用したグリーンインフラの構築も提唱する。
堤防など人工的なグレーインフラに対し、自然の機能や仕組みを社会資本整備に活用するグリーンインフラ。地球規模で豪雨が頻発するようになり、減災や地域振興などの面からも注目される。
成功例は欧米に多く見られる。工場跡地や排水路を公園緑地や河川に整備してにぎわいを取り戻し、企業を呼び込んで雇用創出に役立てている例もある。ロンドン五輪大会の会場になった場所も、大規模な緑地計画を実施して、疲弊した地域を一変させた。
わが国でも、2015年に策定された第2次国土形成計画でグリーンインフラを取りあげているが、具体策に欠ける。一部地域で遊水池、山林再生などが進んでいるが、住民をまきこんだ取り組みが望まれる。

 経済気象台より------提琴
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高カカオチョコで腸内の善玉菌を増やし 便通改善
カカオ分70%以上の高カカオチョコレートを店頭で見かけませんか。ちょこっとでも腸の調子を整えることが分かってきました。
チョコの成分で有名なのはカカオポリフェノール。認知症の予防や動脈硬化のリスク軽減などの効果があることが、2014年から愛知県蒲郡市で行われた市民347人を対象にした健康調査でわかった。一方、この調査で「便通が改善した」という声も聞かれた。ポリフェノールでは説明できない結果だった。
「カカオたんぱく質が関わっているのでは」と帝京大の古賀准教授は考えた。古賀さんは機能性が未解決だったカカオたんぱく質の抽出・分離に初めて成功。大豆や牛乳のたんぱく質と比べて消化されにくく、大腸まで届くことを明らかにしていた。大腸には500兆個以上の腸内細菌がすみ、食物繊維などを餌に腸内環境を整えている。
菓子メーカーの明治と共同で、便秘気味の女性31人を2群に分け、カカオ分72%の高カカオチョコと、カカオたんぱく質を含まないホワイトチョコを、それぞれ毎日25㌘、2週間食べてもらった。
すると、ホワイトチョコの群は変化はあまりなかったが、高カカオチョコの群は排便回数が週2.8回から4.9回に、1回の排便量も2倍以上増加。便秘解消が裏付けられた。「結果にびっくり」と古賀さん。女性たちの腸内細菌を調べると、「フィーカリバクテリウム」が約2.5倍増えていた。この菌はあまり知られていないがビフィズス菌、乳酸菌と同様に善玉菌だ。
この菌から作られる酪酸は大腸の粘膜を刺激し、便通改善の効果がある。古賀さんは「カカオたんぱく質が善玉菌の餌になり、腸内環境が改善した」と話す。
厚生労働省の13年の調査では便秘に悩む人は約470万人で女性に多い。高カカオチョコの機能を研究する愛知学院大の大沢教授は「日常の食事習慣の中で少しずつ食べることが大切」と助言する。少量でも様々な効果が出るので、カロリーも気にするほどではないという。

 続・元気のひけつより
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「とりあえず」という名のビールを発売したらどうか。真剣に考えたことがあるのだと。
酒造メーカーに勤務していた村上さんが書いている。居酒屋での決まり文句「とりあえず、ビール」に便乗して、注文を誘う奇策である。さすがに実現はしていない。
この暑さでは、とりあえずではなく最初から最後までビールの方も多かろう。二十四節気では「小暑」にあたるというが、とても「小」とは言えぬ日が続く。暑気払いに出かけたくなる期間が年々長くなる気がする。
夏の宴会の代名詞になっている暑気払いだが、もともとは体を冷やしてくれるものを口にする習慣である。江戸の世では、冷水に入れた白玉や、暑さに負けないという触れ込みの薬が定番だった。
薬売りは身をもって効き目を示そうと、炎天下でも笠をかぶらず、元気に薬箱をかつぎ回ったというから、プロ根性に頭が下がる。救いがあるとすれば、当時の暑さは今ほどではなかったと思われることだ。
この酷暑は日本に限らない。世界気象機関によると、各地で異常な高温が続いており、5月にパキスタンで54度、6月に米カリフォルニア州で51度を記録した。米国では高温で空気の密度が下がり、航空機が飛びにくくなるため欠航が出た地域もある。地球温暖化の現実であろう。
先日の朝日川柳に<夏が好きされど昔の夏が好き>とあり、何度もうなずいてしまった。昔より今の方がビールのうまさが引き立つはずだと言っても、何のなぐさめにもならないか。

 天声人語より
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効果的な入浴法、40度で合計10分が目安
医師として入浴を医学的に研究してきましたが、お風呂には体に良いことがたくさん。一番は温熱作用。血管が広がり、血の巡りが良くなります。血液によって栄養と酸素が体中に運ばれ、老廃物などの回収も促され、疲れが取れます。
 入浴時の事故を防ぐため、まずは水分。脱水状態にならないよう入浴前にコップ1~2杯、入浴後も同じくらい水を飲んで、イオン飲料もお勧めです。
 脳出血などのリスクを減らすため、脱衣所や浴室は20度以上にあたためてリビングとの温度差を小さくして、かけ湯などで体をゆっくり温め、湯船ではみぞおちまでの半身浴で一呼吸し、徐々に肩までつかりましょう。汗ばんだら体温を下げたいという体のサイン。高齢の人は体の変化が分かりづらく熱中症になるおそれもありますから、早めに出ましょう。
 湯は40度程度だと副交感神経が刺激されてリラックスし、血圧は下がります。
42度以上では交感神経が高ぶり、興奮状態になって血圧が上がり、筋肉も硬直します。湯船につかるのは40度で合計10分を目安に。42度以上はお勧めしません。
 40度ではぬるいという方は、最初は40度程度から入って徐々に「追いだき」し、42度まで温度を上げる。ただし、42度でつかるのは3分程度にしてください。

 きょうもキレイより--------早坂信哉
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図体は大きいが、役に立たないものを「ホワイトエレファント」という。
タイの王様が気に入らない家来に白い象を贈った故事に由来する。飼育に大変なお金がかかるが、捨てるわけにいかない。家来は必ず落ちぶれたという。
公共施設や原発などを揶揄するのに使われる言葉だ。そして五輪にも、白い象がつきまとう。1カ月程の大海が終わった後、施設を使いこなすのは容易ではない。2004年開催のアテネでは競技場が草木の伸びるまま放置されていると報じられる。
無用の長物を抱え込むのを多くの都市は恐れたか。24年夏季大会の選考は立候補の辞退が相次ぎ、残るはパリと米ロサンゼルスだけである。その先の大会も、いくつの手があがるか見通せない。国際オリンピック委員会に一つを選ぶ余裕はないようで、24年と28年の大会に両都市を振り分ける方向だ。
IOCはお金がかからない五輪をめざすと訴えるが「言うは易し」と言うほかない。何しろ8千億円とされた東京大会の経費が、一時2兆円近くまで膨らむのを目の当たりにしたのだ。
ここはひとつ、五輪の持ち回りをやめることを検討してはどうか。例えば古代五輪の発祥地ギリシャで毎回開いてもいい。白い象が生まれることもない。
五輪の楽しさが失われると心配する向きもあろう。しかし、高校スポーツでは湯汲の「甲子園」、ラクビーの「花園」など、聖地ゆえの盛り上がりもある。五輪の聖地づくりも、それほど異論ではないと思うのだが。

 天声人語より
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ゲリラ豪雨
愛知県の犬山、小牧で1時間に120㍉の記録的大雨が降った。
一部の地域では家屋の浸水被害が出ている。

紙面より
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イラクの都市モスルがある地域はかつて、アッシリア帝国の首都だった。
紀元前7世紀には楔形文字の粘土板を収めた図書館があったというから、文明の水準には驚く。時は流れて、この地域を占領した「イスラム国」が目の敵にしたのが、本だった。
占領初期の2015年1月、IS戦闘員が中央図書館に押し入り、大量の本を持ち出したとAP通信が伝えた。「不信心を促すような本は燃やす」との言葉を残したという。大学図書館の蔵書にも火が放たれた。
子どもたちの教科書も焼かれたとの記事が最近あった。代わりにあてがわれたのは、幼い心に暴力を摺込むうな教材だった。例えば算数では「IS戦士が10人の敵のうち4人を殺しました。敵は何人のこっていますか」。日常にも暴力があふれ、指示に従わないじゅうみんにはむち打ちや公開処刑が待っていたという。
税を取り立て、国家を名乗る。そんな過激派組織が今、支配地域を縮小しつつある。イラク政府はモスルでの戦闘に勝利したと宣言した。現地から伝わる廃墟同然の写真を見ると心が痛む。いったいどれほどの人命が失われたのか。
「解放」の言葉がツカワレル。しかし、住民たちが恐怖から本当に解き放たれるのはいつだろう。戦闘員として暴力思想にとらわれた人々の心がそのままであれば、これからもテロが起き続けるかもしれない。
増悪と暴力がもたらす土壌は何か。どうすればなくせるのか。難題は依然として、世界に突きつけられている。

 天声人語より
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電通の問題
若い命が失われた問題に会社側はどんな主張をするか。
違法残業事件は正式な裁判に。
東京簡裁の好判断。

素粒子より
自死は?。
同じ境遇でも自死しなかった人も居るのだが?
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断言していいが、本は読む場所によって表情を変える。
机の上ではいかめしく取っつきにくかった1冊が、静かな喫茶店に持ち込むとやさしく語りかけてくる。読みかけの本でも見知らぬ土地で開くと、新鮮な感じがしてくる。
数冊をカバンに入れ、目的のない日帰り旅行をする。そんな楽しみがあると、書評家の岡崎武志さんが『読書の腕前』で書いている。夏休みなど学校の長期休暇のときに使える「青春18きっぷ」を手に、本を読むための旅に出る。
ときにはページから目を離して車窓の景色を眺めたり、乗り込んできた学生服の集団の大声に耳を傾けたり。「移動しながら、それぞれの土地の空気を取り込みつつ、本も読むのである」。昔読んだ小説を読み返すのも、このたびには向いているという。
読書週間は秋だが、夏も本に親しむのにふさわしいと感じるのはなぜだろう。学校時代の読書感想文を引きずっているせいか。夏に盛んになる文庫本の宣伝に影響されているのか。いずれにせよ風の通りのいいところを見つけて好きな本を開くのは、何ともいえないぜいたくである。
寺山修司の句に<肉体は死してびつしり書庫に夏>がある。いまはこの世にいない著者たちの市作魂に触れる。そんな読書は、ひと夏の間に一皮も二皮もむけたような気にさせてくれる。
夏本番が近い。旅行を計画しているなら、お供の数冊を少し時間をかけて選びたい。読みたい本が見当たらない? それでは、旅先で出会う1冊に期待しよう。

 天声人語より
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連合もその場で判断
高度プロフェッショナルを屋根に残したまま。
はしごを外すか。
唐突に妥協し「残業代ゼロ法案」容認へ。

素粒子より
高度プロフェッショナルの定義を見てみると年収1075万円以上の人と書かれている。
こんな高級取りは組合員にはいないのではないのか。
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葉脈が波打つ。茎のうぶ毛が光る。根は力強くうねる。
東京都練馬区の牧野記念庭園で開催中の「牧野式植物図への道」展を見た。独習で究めた牧野富太郎博士の残した細密図約50点が展示されている。
「特注の細筆で1㍉の幅に交錯なく5本の線を描き込んでいる。観察力も描く力も桁外れでした」と学芸員の伊藤さん。描き方に執念が宿る。
幕末、土佐の造り酒屋に生まれた。授業に退屈して小学校を退校、植物を採集して過ごす。20歳を過ぎて東大植物学教室に出入りを許され、のちに助手の職につく。
「学位のない私が学位のある人と対抗して相撲をとるのが愉快」「私のような学風と私のような天才はおそらくふたりと出ない」。自叙伝を読むと、謙遜の美徳などとこ吹く風である。教授の狭量さを嘆き、薄給の恨みをぶつけた。
13人の子を抱えて引っ越すこと30回。ようやく構えた持ち家の跡が区立庭園となった。ひ孫である牧野一?学芸員の知る限り、孫やひ孫に植物研究の道に進んだ者はいない。「植物学のしんどさを聞かされて育ちました。もう一つは放任主義の家系のせい。富太郎も幼くして父母や祖父を亡くし、気ままに育ったようです」。
今年で没後60年。生前からその人気は高く、講演や採集の催しはいつも盛況だった。「私は植物の精」「朝な夕なに草木を友にすれば淋しいひまがない」。天職と出会い、天命を悟り、天寿を全うした植物少年の歩みに、改めて羨望のため息をついた。

 天声人語より
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モスル解放宣言
イラクのモスルがISに完全勝利した。
イラクの首相が正式に発表。

紙面より
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常識失われへんな方向に
日本語には、忖度、斟酌、「あうんの呼吸」など、言語化されないコミュニケーションを表す言葉がいくつもあります。島国だからか、お互いに共有する部分が大きく、言葉にせずにすむものが多い。
忖度は、下の人が上の人の気持ちを推し量るものです。下の人がやるだけではだめで、上の人がそれをきちんと感じ取ることで、忖度が成り立つわけです。
斟酌は、相手の気持ちも含めて、非常に複雑な利害関係を調整し、落としどころを考えていくことです。だから賢くないとできない。
日本語は状況依存型の言語です。同じ言葉でも、ツカワレル状況や文脈で意味が代わる。
言葉にあいまいな部分が大きいので、言語化されない状況や文脈を察するという小さな「忖度」を日常的にやっているわけです。日本語が特殊だからだ、他の言語はそんなことはないという人がいますが、自然言語はあいまいにできているのが普通です。それが成熟した言語なんですね。
いまの政治の言葉づかいは、安倍晋三さんが典型ですが、わかりやすすぎる。あの人、国会でヤジを飛ばしますよね。ヤジというのはすごくわかりやすい。蓮舫さんも、わかりやすい言葉しか使わないから、すぐ
口げんかみたいになってしまう。わかりやすい言葉で政治が語られるのには用心しなきゃいけない。トランプさんの言葉はとってもわかりやすいけれど、すごく危なっかしいでしょう。
本来、政治家の言葉というのは、解決が難しい問題にかかわるから、あいまいになるはずなんです。安倍さんのような単純な言葉だと、白か黒かになってしまって、複雑な利害が調整できない。
成熟した言語は、あいまいさを残すことで、複数の価値観を降り合わせるものなんですが、いまの政治の言葉は幼稚になっている。政治家はわかりやすい言葉だけで語り、マスコミはわかりやすい言葉だけを伝え、国民もわかりやすい言葉しか受け付けない。
むしろ、いまは忖度や斟酌がやりにくい社会になっているんじゃないですか。みんなが共有する常識、コモンセンスのようなものがどんどん失われている。共通の土台がないから、変な方向に忖度する人が出てきてしまう。
成熟した言葉を取り戻すには、僕たち国民がもっと大人になって、土台を再建していくしかないんでしょうね。

 考論より-----金田一秀穂
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国会の閉会中審査
前川氏の発言はあったと思っていると個人の感想みたいだが、これで本当に白黒がつけられるのか疑問だ。
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18年に及ぶロッキード裁判にヤマ場はいくつもあったが、世間の耳目を最も集めたのはいわゆる「蜂の一刺し」。
刺したのは、田中角栄元首相の秘書官だった榎本敏夫氏は、航空機売り込みにからむ5億円を受け取り、田中邸へ運んだとされた。元妻の証言によれば、2人きりの手中で「お金を事実受けとったの」と尋ねた。榎本氏はうなづく。「どうしよう」と問われて、「男が腹をくくってした仕事に、どうしようはないでしょう」と突き放した。
疑惑の発覚した後は緊張が解けず、外でお酒をのまなくなった。「上で動き始めたことは一介の宮仕えではどうしようもない」。嘆きの言葉も法廷で詳しく再現された。
1981年のことだ。高校生だった筆者に裁判の行方は読めなかったが、愛憎劇に引きこまれて新聞の詳報を読みふけった。「ハチは一度刺したら死ぬというが同じ気持ちです」。閉廷後の一言は流行語になった。
元妻の手記を読むと、榎本氏が元首相に重用されたのは「票読み」の力ゆえという。選挙区ごとに精緻な騰落予想をした。「けんかせず。しゃしゃり出ず、円満に」。温和な人だったが、「おやじさんを総理に」と語るときは情熱的だったという。
榎本氏が91歳で亡くなった。東京都北区で、通夜が営まれた。かつて区議も務めた地元である。供花が並び、弔問客が列をなした。政治の荒海で、暖流に乗り、大波にのまれ、寒流に震える。一徹な秘書人生を思った。

 天声人語より
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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6日は何の記念日かと調べると「ワクチンの日」「公認会計士の日」。なかでも有名なのは「サラダ記念日」だろう。
<「この味がいいね」と君が言ったから7月6日はサラダ記念日>。俵万智さんの『サラダ記念日』が刊行30周年を迎えた。
「実際にはサラダじゃなくて鶏の空揚げ。カレー味にしたら『これいいな』。うれしかったので歌にしました」と俵さん。7月7日が浮かんだが、七夕ではない平凡な日を選んだそうだ。ご本人から解説を聞いて1首浮かんだ。〈「カレー味いいな」と君が言ったから7月7日は空揚げ記念日〉。つたない。
歌集は280万部売れた。〈買い物に出かけるように「それじゃあ」と母を残してきた福井駅〉〈万智ちゃんを先生と呼ぶ子子らがいて神奈川県立橋本高校〉。口語体を駆使し、状況の寂しさも教室のざわめきも自在に詠んだ。24歳だった。
34歳で刊行した『チョコレート革命』では道ならぬ恋も歌題に。〈焼き肉とグラタンが好きという少女よ私はあなたのお父さんが好き〉。「恋愛の歌では歌人と作中主体はしばしば別人格です」と解釈は読者にゆだねる。
震災を機に仙台市から石垣島へ移る。〈「オレが今リオなんだよ」島に来て子はゲーム機に触れなくなりぬ〉。息子さんの中学進学にあわせて宮崎市へ引っ越した。
「短歌は青春と相性がいい分、いつか作れなくなるかなと心配しましたが、無用でした」。作歌のペースは変わらない。「三十一文字の宇宙は広がり続けている。

 天声人語より
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やる気は脳の活動に変化を与え、効果的なリハビリにつながる。
病院などの現場では、患者本人のやる気が、リハビリの効果に影響することは知られている。生理学研究所などの研究チームはその仕組みの解明を進めている。
脊髄損傷から回復途上のサルで、やる気や意欲に関係する「側坐核」という脳の領域の活動を薬で止めたところ、治り始めていた手のまひが再び出て、イモをつまめなくなった。一方、健康なサルでは、側坐核の活動を止めても影響はなかった。研究チームは、けがの回復期に、側坐核が運動機能をつかさどる脳の領域の活動を活性化し、運動機能の回復を支えているとみている。
また、生理研の定藤教授らの研究チームは、褒められることの影響について研究している。他人に褒められると、意欲や意思決定に関わる「線条体」と呼ばれる脳の領域が反応することを確認。さらに、褒められた人は、指を使った運動技能の習得が上手になることも確かめたという。
定藤教授によると、これまでは教育の分野で、こうした意欲や褒めが学習にどう影響するかについて研究されてきた。最近は、脳神経学の分野でも研究が進み、成果はリハビリにも応用できるという。
定藤教授は「強い意欲を持ち続けるには、褒められることに依存せず『やればできるんだ』という経験に裏打ちされた自己肯定感が大切。リハビリでも、自ら取り組む意欲を高める試みが、周囲には重要になる」と指摘している。

 紙面より
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技術革新と言論の責任
先端技術の議論が盛んだ。例えば、自動車は電気自動車が発達すると、スマホやプラモデルを組み立てるのと同じようになり、現在の日本のメーカーは立ち行かなくなる、という主張がある。もっとも、この手の主張には「近い将来」というお断りがつく。その「近い」が、いつのことかは書かれていない。

あるいは、完全自動運転の時代があと10年先、20年先にやってきて、全ての車が置き換わる、などといわれている。10年と20年では時間の長さがずいぶんと違う気もするが、世界ではいま、年間9千万台の車が生産されている。そのすべてが、完全自動運転の電気自動車に代替えされる、などということは100%ない。
近隣諸国のバンコク、ジャカルタ、マニラ、ホーチミンなどのラッシュをみるとよい。バイクと自動車が殺到し、車間距離は20~30㌢だ。道路交通法も整備されておらず、マナーも当然徹底していない。バスが歩道を走ったりしている。
インドやバングラデシュにいくと、そこにはアリの集団のように人が歩いている。完全自動運転車では、24時間かかってもほとんど進めないだろう。
人工知能をめぐる狂騒曲も似ている。碁や将棋にはルールやデータがある。だが、仕事の多くは「その場での対応」の連続であり、人間関係の管理を含め、イレギュラーな出来事への対処が基本となる。
メディアで発言する人間は、耳目を集めるのが大切なので、タイトルを含め、「鬼面人を威す」ことに熱中し、大事な細部を顧みず、極論に走りがちである。大切なのは、周辺を含めて事実関係をきちんと把握し、その言論に責任を負うことだ。

 経済気象台より------遠雷
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九州の豪雨
線状降水帯という魔物が集落を、人々を分断する。
妻からの電話が途切れた男性の沈痛。
九州豪雨は七夕までも。

 素粒子より
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開園25周年を迎えた浜松市浜北区の「万葉の森公園」を訪ねた
万葉集に地元ゆかりの歌が4首あると伝える静かな庭園だが、目当ては「万葉食」。1300年前の食膳を堪能した。
赤米、ジュンサイの酢の物、タラの芽の揚げ物。地元の料理研究会「月草の会」の12人が万葉集や辞典を頼りに試作を重ねて再現した。園内の「万葉亭」で予約を受けて提供するほか、万葉弁当の販売もしている。
初夏の主菜は鯛。醤酢を添えていただく。「醤のくさみの消し方がわからず困った。万葉の1首がそのままレシピであると気づいて解決しました」と会長の野中正子さんは話す。
<醤酢に蒜搗き合へて鯛願ふ我にな見えそ水葱の羹>。蒜を加えた醤に鯛を浸して食べたい私に、食べ飽きた汁など見せないで----。この歌の通り、野蒜を刻んで醤に混ぜたら発酵臭がみごとに消えたという。
月草の会はこの豪華な膳を「貴族の万葉食」1500円と命名した。ほかに「庶民の食事」もあってこちらは60円。キビごはん、ワカメ汁、煮干し、納豆、漬物と献立はいたつた簡素である。今も昔も格差は食膳に表れる。
万葉集にその名を刻んだ額田王や柿本人麻呂は、貴族の膳をふだんから楽しんだことだろう。九州防衛のつらい任務を歌った防人たちには、庶民の膳さえぜいたくだったか。相聞歌や挽歌の印象がまさる歌集だが、読み直すとアユやウナギなど食材が次から次へ。万葉は食の知識の宝庫でもあったと知る。

 天声人語より
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都民ファーストの現実
「都議会のしごと」「や都議会の仕組み」を書いた「都議会のはなし」。
都民はファの研修で配る。
そこからですか

 素粒子より
都民のみなさんそれでもよかったのでしょうか
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都議選後の問われる小池都政
都政の基盤を盤石にした小池知事も力量が問われる。
「ふるい都議会を、あたらしく」という宣伝文句で改革姿勢を打ち出し、現状に不満をもつ人々の票を、自らが率いる地域政党「都民ファーストの会」に導いた手腕は見事だった。
だが、自民党都連を「敵」に見立て、政治的なエネルギーを高めていく手法はここまでだ。
「挑戦者として振る舞える期間は名実ともに終わった。首都を預かるトップとして、山積みする課題を着実に解決していかなければならない。
例えば、2025年をピークに東京も人口減に転じる見通しだ。「老いる巨大都市」にどう備えるのか。築地市場の移転にしても、五輪の準備にしても、問題は提起したが、具体的な成果は乏しく、前途は決して生やさしいものではない。
都議選告示後の都民を対象にした世論調査では、知事を支持する理由として「改革の姿勢や手法」と答えた人が支持層の44%を占め、「政策」はわずか4%だった。実績を積んで、「政策」を挙げる人を増やしていかなければ、いずれ行き詰まるのは明らかだ。
この数年、都知事は短期で交代し、都政は揺れ続けてきた。
小池氏は東京の未来図をどう描き、説明責任を果たしながら、それを実現させるのか。1千万都民の目が注がれている。

 社説の一部より
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北朝鮮
はねつける態度では右に出る者なし。
何度警告しても。
ICBM成功か。
国際社会の「厳しい叱咤」を。

素粒子より
叱咤できく相手ではない。
安保理の無能さを暴露している。
効き目のない決議をしても意味がない。
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一国二制度 曲がり角、中台統合のモデルから変質
中国には「一国二制度」を成功させ、将来、台湾を統合する際のモデルケースとする狙いがあった。しかし、そうした思惑は完全に外れたといえる。
中国は香港返還からしばらくの間、一国二制度の成功を台湾や国際社会にアピールするため、過度に香港に干渉しない立場をとった。しかし、香港経済が2003年、新型肺炎SARSの流行で悪化したのを機に、香港に経済的な恩恵を与えて中国への忠誠心を高める方針に転換した。
一方、このころの台湾の動きをみると、中国が「台湾独立派」と警戒した陳水扁総統が再選を果たしたし、自分は中国人ではなく台湾人だと考える人も増えていった。中国としては、香港への干渉をひかえていたにもかかわらず、台湾を引き付ける効果が乏しかったことから、一国二制度を使って台湾統合をめざすという狙いを、半ばあきらめるようになったのではないか。
中国は一国二制度の定義を決める権限は北京にあり、香港にはないという立場を明確にするなど香港への干渉を強めている。一国二制度は台湾統合のモデルケースから、香港を管理下に置くための道具に変容したといえる。

 考/論より------倉田徹・立教大教授
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北朝鮮またミサイル発射
日本の経済水域に落下した。
北の発表だと大陸間弾道弾だという。

 素粒子より
中国の話し合いで解決は何の役にも立たない状態だ。
次の一手は何か?
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梅雨のころ、アツモリソウはクロワッサンにリボンを結んだような赤紫色の花を咲かせる。
「野性ランの王様」と呼ばれ、愛好者は多いが、絶滅が心配されてきた。中でも「幻の花」とまで言われたのは釜無ホテイアツモリソウだ。信州の釜無山に自生し、丸みを帯びた花に特徴がある。
長野県富士見町はアツモリソウの保護や栽培に力を注ぐ。かつては釜無山や隣の入笠山一帯に群生したが、盗掘や獣害、植林による環境変化で激減した。住民の有志や町職員らが11年前、「富士見町アツモリソウ再生会議」を結成し、自生地を探すところから始めた。
崖を昇り奥山に分け入って、4株見つけた。「粘ってよかった。見つけた時は絶対に守らなきゃいかんと胸が熱くなりました」と再生会議の中山会長はむふりかえる。
会員らは自生地に防獣網を張り、盗掘抑止のカメラを置いた。野生種の数を約10倍に増やすことができた。難航したのは荒廃や培養による人工栽培のほうだ。企業や高校の協力を得て実験を重ねたが、千株を植えても開花にたどりつくのは1株あるかどうか。想像以上の難しさである。
アツモリソウという名は、源平合戦のむかし、一の谷で敵の熊谷直実に討たれた平敦盛に由来する。あでやかな花が、敦盛の背負った武具を連想させたらしい。
敦盛は平家滅亡の悲劇のシンボルとなったが、その名を冠した花は絶滅の淵から救われつつある。高貴で優雅な姿は、地元の人々の粘り強さの結晶のように思われた。

 天声人語より
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景況感3期連続改善
6月日銀短観によると、大企業・製造業のDIがプラス17と、前回3月調査より5㌽改善した。3四半期連続の改善で、2014年3月以来の、3年3か月ぶりの高水準。
堅調な海外経済を背景に改善傾向が続いている。

 紙面より
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受動喫煙対策を急げ
受動喫煙の防止強化を目的とする健康増進法改正案の国会提出が、厚生労働省と自民党の調整がつかず先送りされた。
焦点となったのは、飲食店の扱いだ。厚労省案は、床面積30平方㍍以下のバーやスナック以外は原則屋内禁煙で、喫煙には専用室の設置を必要とする。一方、自民党案は、全飲食店を対象に、一定規模以下の店では「喫煙」などの表示をすることで喫煙ができる。
厚労省の検討会が昨年8月公表した報告書によれば、火災や病気など喫煙による経済損失は年4.3兆円で、税収などプラスの影響の2.8兆円を大きく上回る。
ロシアでは、2015年以降に生まれた国民には、成人した後もたばこの販売を禁止する措置を保健省が提案したという。日本の喫煙者も、自分の子や孫が成人して喫煙するのをのぞんでいないのではないか。
日本たばこ産業の調査では、昨年の喫煙率は19.3%で推計人口は2027万人、未成年を含む国民の6人に1人にとどまる。喫煙率の推移では20代の男性の変化が著しい。1986年は70.8%だったが、2016年は27.2%まで低下した。
自民党のたばこ議員連盟は、「禁煙より分煙。目指せ分煙先進国」という。ならば民進党の喫煙議員は、禁煙を宣言して法案成立に尽力する覚悟はないか。喫煙で健康を害することはあるが、禁煙で死に至ることはないだろう。
国際オリンピック委員会は「たばこのない五輪」を求めている。安倍首相が言及した、東京五輪がある20年の憲法改正に賛否はあるが、同年の受動喫煙対策の導入は、多くの国民が賛成するのではないか。

 経済気象台より------玄
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トレッキングの注意点
山歩きをしていて、ひざの痛みを訴える人が少なくありません。
たびたび痛くなったり、痛みが取れないようなら、医師の診断を受けること。
そのうえで、山歩きをしても支障がないということなら、
ひざへの負担を軽くするために普段から足を鍛え、筋力を高めておくことも
大切です。太ももの筋肉を鍛えることです。真っすぐ立ち、ひざを直角にな
るまでももを上げる足踏みをします。左右で1回として50~60回繰替えしま
しよう。いすに座ったままでもできます。その場合は両手でひざを軽く押さ
えつけて負荷をかけ左右20回ずつ。
寝ころんでは、仰向けになり、ひざを伸ばして10~20cmほど上げます。
これも左右交互に20回。回数はあくまで目安。
無理せず、続けることが肝心です。除々に回数を増やしたり、足首に軽い重
しをつけたりしてもよい。縄跳びや階段上がりも効果があります。
山歩きでは、とりわけ下山時にひざに負担がかかります。
体重の2~3倍ともいわれます。このうえ、ザックの重みも加わりますから、
荷物をなるべく少なくする工夫をします。
傾斜の緩やかなコースやストック(つえ)を使うのも効果があります。
歩幅は小さくするのことも心がけましよう。
これから時期は足を冷やさないことも大切です。サポーターも有効ですが、
締め付けていると、血行が悪くなりますから、休憩時には外したり、ずらし
たりしましよう。
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直木賞作家で経済評論家でもあった故・邱永漢さんは、1990年代前半に香港に移り住んだ。
英国から中国への返還を控える現場に軸足を置き、東アジアの大きな変化を見つめた。さかんに発信したのが「中国大陸が香港化する」という見通しだった。
北京のやり方と香港のやり方のどちらがいいか。これから大陸の億人が比較できるようになる。中国が香港という異物をのみ込むことで「香港六百二十万分の細胞が胃袋を突き破って中国の中で異常繁殖することさえ考えられる」と書いた。
香港の返還から20年になる。邱さんの予言は半分は当たり、半分は外れたといえる。
中国経済は市場化が進み、めざましい成長を遂げた。しかし政治活動や言論の自由が前に進んだようにはとても見えない。ノーベル平和賞を受けた劉暁波さんの長期にわたる投獄は、の一断面だろう。最近の病状の悪化をめぐり、適切な治療が施されていないとの疑いが強まる。
逆に「香港の中国化」は着々と進んでいる。中国共産党を批判する本を扱う書店員らが中国当局に拘束されるなど、言論の雌雄が揺らぐ。返還の際に約束された民主的な選挙も実現しないままだ。
自分は中国人ではなく香港人である。そう考える人の割合が上昇し、6割に達したとの記事が最近あった。返還は、中国では当時「回収」と表現された。土地や経済活動は回収できても、香港に住む人たちの気持ちは離れる一方なのかもしれない。

 天声人語より
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高カカオチョコで腸内の善玉菌を増やし 便通改善
カカオ分70%以上の高カカオチョコレートを店頭で見かけませんか。ちょこっとでも腸の調子を整えることが分かってきました。
チョコの成分で有名なのはカカオポリフェノール。認知症の予防や動脈硬化のリスク軽減などの効果があることが、2014年から愛知県蒲郡市で行われた市民347人を対象にした健康調査でわかった。一方、この調査で「便通が改善した」という声も聞かれた。ポリフェノールでは説明できない結果だった。
「カカオたんぱく質が関わっているのでは」と帝京大の古賀准教授は考えた。古賀さんは機能性が未解決だったカカオたんぱく質の抽出・分離に初めて成功。大豆や牛乳のたんぱく質と比べて消化されにくく、大腸まで届くことを明らかにしていた。大腸には500兆個以上の腸内細菌がすみ、食物繊維などを餌に腸内環境を整えている。
菓子メーカーの明治と共同で、便秘気味の女性31人を2群に分け、カカオ分72%の高カカオチョコと、カカオたんぱく質を含まないホワイトチョコを、それぞれ毎日25㌘、2週間食べてもらった。
すると、ホワイトチョコの群は変化はあまりなかったが、高カカオチョコの群は排便回数が週2.8回から4.9回に、1回の排便量も2倍以上増加。便秘解消が裏付けられた。「結果にびっくり」と古賀さん。女性たちの腸内細菌を調べると、「フィーカリバクテリウム」が約2.5倍増えていた。この菌はあまり知られていないがビフィズス菌、乳酸菌と同様に善玉菌だ。
この菌から作られる酪酸は大腸の粘膜を刺激し、便通改善の効果がある。古賀さんは「カカオたんぱく質が善玉菌の餌になり、腸内環境が改善した」と話す。
厚生労働省の13年の調査では便秘に悩む人は約470万人で女性に多い。高カカオチョコの機能を研究する愛知学院大の大沢教授は「日常の食事習慣の中で少しずつ食べることが大切」と助言する。少量でも様々な効果が出るので、カロリーも気にするほどではないという。

 続・元気のひけつより
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科学技術に翻弄されるのでなく、使いこなす。決して簡単なことではない。
カナダの氷上で猟をするイヌイットは星や風、海流などの知識をもとに自在に移動してきた。しかし21世紀に入る頃から、人工衛星を使ったGPSに頼るようになった。
便利に思えたが、やがて深刻な事故を起こす。機器の故障や電池の凍結により、荒野で迷う猟師が相次ぎ、ときに命を落とす事態になった。周囲を見極めて判断する力が、伝承されなくなったためだ。
人工知能に振り回されてきたのが最近の将棋界である。コンピューターソフトにプロが敗れ「機械にかなわない」との見方が広がる。ソフトの不正使用があつたのではとの疑心暗鬼が生まれる。そんなどんよりした空気を吹き飛ばす快進撃である。
14歳の藤井聡汰四段が、前人未到の29連勝を達成した。伝統的な詰将棋で築いた土台に、昨年からは将棋ソフトを使用して研究を重ねてきたという。周りが驚く「隙のなさ」につながったか。
私たち棋士が現在見ているのは、将棋のほんの一部の可能性にすぎない----。羽生義治三冠が近著でそう述べている。従来「悪い手」だと考えられていたものが実は「良い手」だったと、人工知能が発見するかもしれない。人間の思考の幅を広げてくれるとの期待である。
進化をやめない先端技術と向き合う。それは将棋の世界に限った話ではない。技術に圧倒されることなく共存する。若い力の出番であろう。

 天声人語より
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