2017年03月の記事


朴元大統領逮捕へ
収賄と職権乱用などの疑いで逮捕された。
証拠隠滅の恐れがあるとの検察側の主張を認め、逮捕の必要性が認められるとした。

紙面より
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EUとの離脱交渉、不利益防ぐ移行措置の協議を
離脱交渉は、1993年のEU発足以来初めてだ。幅広い問題にわたり、複雑なものになる。まず話し合われる離脱協定をめぐって、EU予算の負担金分担など立場が異なる問題で、いかにお互いに納得できる答えを出せるかが重要になるだろう。
離脱協定の基本合意は、9月のドイツ総選挙以降になるとみられる。政治的な意思によって折り合いをつけ、良好な関係を築くことができれば、自由貿易協定の交渉もスムーズに進む可能性がある。
EUが昨年調印したカナダとの包括的経済・貿易協定は交渉に7年かかった。このため英国との交渉も時間がかかるとの見方はある。ただ、英国とEUはすでに単一市場で共通ルールが適用されており、一から協定をつくるわけではない。一時的にでもWTOルールが適用されて貿易に関税がかかれば、英国だけでなく、EU側も不利益を被る。移行措置の協議が重要だ。

 考/論より-------英シンクタンク・スティーブン・ブース調査部長
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エンゲル係数急進
総菜ですます割合が増え。
介護に疲れ共働きに追われ。
家庭の空洞化が見える。

素粒子より
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栃木県の那須高原に移り住んだ作家の谷恒生が、かの地での春の訪れを書いている。
吹き渡る風がやわらかくなってくる。きつね色の枯れ草におおわれた田のあぜに、ところどころ、あわい緑が顔を出す。
ヨモギがひっそりと息づき始めると、それを合図に、フキノトウヤムツクシ、早咲きのタンポポがわれもわれもと姿を現す。那須の山はまだ雪に覆われているが、「朝日に映えたまばゆいかがやきには、どことなく春の優しさがこもっている」。
そんな春はすぐそこまで来ているはずなのに、この山の冷たく厳しい一面を見せつけられた思いがする。きのうの午前、那須のスキー場で雪崩が起き、登山の講習会に参加していた高校生や教員が巻き込まれた。生徒7人と教員1人の命が、失われてしまった。
安全な登山を学ぶというのが、講習会の目的だった。助けられた40人も全員がけがをしたというから、どれほど大規模な雪崩だったか。逃げる間もなく襲われたときの恐怖は計り知れない。
天候の悪化のため、予定していた登山ではなく雪をかきわけ進むラッセル訓練に切り替えたという。ただ、おとといから雪崩や大雪の注意報が出ていた。すべてを取りやめて山を下りる判断をするのは、難しかったのだろうか。
生徒たちは技術の向上のために、七つの高校の山岳部から参加していた。指導する先生たちに寄せられた信頼の重さを思う。最悪の事態を防ぐことはできなかったのか。

 天声人語より
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トランプ氏支持率最低へ
世論調査でトランプ米大統領への支持率が36%に落ち込んだ。
オバマ前大統領の任期中の最低支持率は38%。
トランプ政権は発足からわずか2カ月余りで、前政権の最低記録を下回った。

 紙面より
韓国みたいに大統領の弾劾は米国ではできないのだろうか?
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大学の卒業式の帰りなのだろうか。ここ数日、華やかな袴姿を電車で目にする。
高校も大学も堅苦しかったことしか覚えていないが、こんな柔らかな語りなら聞いてみたかった。米国の大学に何度も招かれた作家カート・ヴォネガットの卒業式講演集『これで駄目なら』を手にした。
偉大な勝利でなく、日々の暮らしにあるささやかで素晴らしい瞬間に、気付くことが大事だと彼は説く。木陰でレモネードを飲むとき。パンの焼ける匂いがするとき。魚釣り。漏れ聞こえる音楽に耳を澄ますとき。
小学校入学からこの日までに、暮らしを楽しいものにしてくれて、誇りを与えてくれた先生に出会ったことのある人はどれだけいるだろうか。そう尋ねて手を挙げさせたこともある。「今度は、その先生の名を、だれか、君の横にいる人に伝えよう。できたかね? おめでとう。気をつけて家に帰りたまえ」。
心の底から自分の先生だと思える1人。長いようで短い学校時代に会うことができれば幸せだろう。
つらいときや迷ったとき、何を語ったかを思い出す人に。
我が身を振り返ると、とある歴史学者がいた。「歴史上の出来事を理想化してはいけない」と教えてくれた。明治のころの民衆蜂起に心酔しそうになった若者への戒めだったのだろう。歴史に限らず人物でも社会運動でも、これこそ正義だと思いそうになったときに、かみしめている。
1人も出会わなかった? 大丈夫。社会に出てから、いくらでもチャンスはある。

 天声人語より
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核禁止条約
禁止条約の交渉会議が始まったが、日本政府は交渉への不参加を表明した。
核軍縮と安全保障は切り離せない。
核保有国の参加が見込めないことから実際に核保有国の核兵器が一つも減らなくてはいみがない。禁止条約がつくられても、北朝鮮の脅威といつた現実の安全保障問題の解決に結びつかない。
核保有国や核の傘の下にある国々のほとんどが会議をボイコットするなか、日本は出席して反対表明をした。

紙面より
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ちょうどいまごろから咲く沖縄の県花ディゴは炎のような色をしている。
〈でいごの花が咲き、風を呼び、嵐が来た〉。90年代のヒット曲「島唄」は、沖縄のひめゆり学徒隊の話を聞いた衝撃からつくられた。「自分の無知に怒りがこみ上げた」とボーカルの宮沢和史さんは振り返っている。
72年前、沖縄戦は始まった。
慶良間諸島に米軍が上陸し、水面を埋める艦艇で海は黒く染まった。ありったけの地獄を集めたと形容された地上戦は90日間続く。
沖縄戦は、運命の分かれ道が延々と続く。始まりや終わりだけを知っても、体験者の本当の苦しみは理解できない。そんな思いから、日米の記録や住民の証言などをもとに、「一日後とに何が起きたのかをたどったことがある。
3月28日の集団自決に居あわせた女性は証言する。「私の頭部に一撃、クワのような大きな刃物を打ち込み、続けざまに、頭といわず頭といわず------目を開いて、私は私を殺す人を見ていたのです」。
叫ぶ、なく、燃やす。ためらう。命ずる。死ぬ。記録をめくるたびに「これが戦争だ」と違う側面を突きつけられる。沖縄戦で亡くなった日米の軍人や地元の住民は、約20万人。それぞれの形の「戦争」があった。
沖縄は、本土を守る「捨て石」として戦場となった。その体験を共有することは寒暖ではない。それでも想像力を働かせることはできる。6月23日の「慰霊の日」までの90日間。心のタイマーを72年前に合わせてみたい。

 天声人語より
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相撲道
つらかつたら休みなさい、とは言えない世界。
無理偏にげんこつで今日がある。
稀勢の里が右腕一本で逆転優勝。

素粒子より
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IS イデオロギーに
ロンドンのテロの容疑者は、国内で育ち、、過激化した典型的な「ホームグロウンテロリスト」だ。英国には大きなイスラムコミュニティーがあり、過激派組織「イスラム国」の信奉者も多い。最も象徴的で混雑する時計塔ビックベンや国会議事堂周辺で、最大限の効果を狙ったとみる。
欧州ではテロ組織の支援を受けない「ローンウルフ」型のテロの脅威が高まっている。今回はイスラム教への改宗者である点が特徴だ。フランスの政策決定者と最近議論した際、同国の過激派の監視対象リストの約35%が改宗者ということだった。
こうした現象は、大きなイスラムコミュニティーがない国でも警戒が必要になる可能性を意味する。
容疑者はISの構成員でも訓練を受けたわけでもなく、思想に影響を受けた可能性が高い。それでもISはジハード主義者のあらゆる犯行に関与を主張する。各国の信奉者に犯行のモデルを見せ、組織強化を図るためだ。
ISは弱体化している。シリアの要塞アレッポを奪還され、イラクのモスルでも政府軍が勝利を見るだろう。
だが、ISはすでにイデオロギーになった。シリアやイラクで打倒されても、「カリフ制国家」の思想は消えないとみる。欧米のほか、アジアでも、ISの最高指導者アブバクル・バグダディ容疑者に忠誠を誓った勢力が、ISの名の下に戦闘を続けるだろう。

 考/論より------対テロ国際研究所長・ボアズ・ガノール氏
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夜型生活取り戻すには。 朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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避難者の動向、県外自主避難者はそのまま継続が8割に
原発事故後、政府の避難指示区域外から避難した「自主避難者」のうち、福島県外に避難した世帯のうち、福島県外に避難した世帯の8割が、住宅の無償提供が打ち切られる3月末以降も避難を続ける意向であることが福島県の調査で明らかになった。(だとしたら避難ではなく、移住ではないのか)。
対象は、2015年6月までに避難指示が解除された地域の避難者を含む。福島県内外の自主避難者約1万2千世帯。
3月末以降も避難先で生活を継続させると回答したのは、全体の54%。福島県外に避難した世帯でみると、80%の世帯が避難継続の意向を示した。一方、県内に避難した世帯では、避難継続は24%の世帯にとどまり、67%は震災前の市町村に戻ると回答した。

 紙面より
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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引っ越し作業が続く福島県警双葉署を訪ねた。
ここは福島第一原発から約9キロ。6年前の事故であたりの人々はみな避難させられ、警察署も隣町の「道の駅」に仮住まいしてきた。今月末、ようやく元の庁舎で本格的に仕事を再開する。
署のすぐ隣の児童公園にはパトカーが1台、保管されている。ハンドルが折れて曲がり、ワイパーが柳のように垂れさがる。サイレン灯もなければ、車体に「警察」の文字もない。一目見るだけで、津波のすざまじい破壊力を実感させられる。
6年前の3月11日。署員2人がこのパトカーに乗り込み、海岸付近で住民に避難を呼びかけた。「車を置いて早く非難を」。2人は津波にのみこまれる。うち1人はいまなお行方不明のままである。
パトカーは沿岸部に残されていた。いつしか簡素な祭壇が設けられ、住民はもちろん、遠く県外から派遣された警官たちも手を合わせた。住民らから保存を求める声があがり、2年前に公園へ移された。
「想像を絶する津波が迫る中、自らの命を犠牲にして住民を救おうとした。そんな警察官のことをパトカーは後の人々に伝えてくれる」双葉署復興支援係の寺坂警部補は話す。
この春、署がある富岡町でも避難指示が一部で解かれ、住民の帰還が始まる。もとの家に戻れない人びとにとっても、わが町に警察署があるという安心感は大きいだろう。もう人の乗ることのないパトカーの隣には、色鮮やかなユリやキク、2本の缶コーヒーが供えられていた。

 天声人語より
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証人喚問
きわどい矢は「失礼」といなす。
実名挙げて切り返す。
籠池理事長の大立ち回り。
虚実皮膜の一人舞台を務めきる。

素粒子より
ひとりでなくて弁護士の先き手みたいだった。
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北アルプスをあおぐ小高い丘を福寿草の黄色が鮮やかに染めあげる。
長野県松本市の四賀地区は信州でも指折りの福寿草の群生地である。きのうも約2500人の客でにぎわった。
恒例の「福寿草まつり」は今年がちょうど25年目。数十万株が自生する段丘を住民らが丹念に整備してきた。草を刈り、遊歩道に木材チップを敷き、案内板をたてる。期間中はそばやカレーの店もでる。
〈地面から宙がはじまる福寿草〉宮坂静生。
地面から顔をよせてみると、黄色の花ばかりではない。金色に近いものもある。陽光を吸い込んで体内で濃縮したかのような輝きを放つ。
「北向きの斜面で長く雪の下にあった株は茎が太く、濃い色の花が咲く。あまり早くに日を浴びて咲きだした株はひょろひょろです。花の色も濃くなりません」。まつりの主催メンバーの一人金井保志さんは話す。幼いうちから甘やかして日のあたる場にばかり置くと、たくましく育たない。人にも通じる教えだろう。〈裏山にゑくぼの日ざし福寿草〉成田千空。
この地区は、平成の合併までは四賀村と呼ばれた。養蚕やや葉タバコ栽培の農家が多かった。松本市に編入されて、村の名が消える。かつて1万を数えた人口も半減した。逆に増えたのはシカだ。推定800頭が畑を荒らす。
予報によれば信州地方は好天に恵まれそうだ。〈青空の端に出されし福寿草〉千葉皓史。四賀の里ではきょうも、視界いっぱいに空の青と花の黄が広がることだろう。

 天声人語より
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籠池氏喚問も何も解決せず
言いたい放題ではなにも解決できないだろうと思っていたらその通りになった。
マスコミに踊らさせている国会議員があわれに思える。
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10代で熱心に聴いた曲は年齢を重ねても耳に快く響く。
筆者の場合、米国の流行歌から入ってその源流とも言うべきチャック・ベリーの曲にたどり着き、一時どっぷり浸かった。
演奏のまねは早々にあきらめたが、歌詞にひかれた。飾りのない声が伝えるのは、好きな車、嫌いな教師、失恋、家出、黒人差別------。軽快なリズムの奥に米国の10代の鬱屈が見えた。
ベリー氏自身、荒れた青春時代を送った。置き引き、万引き、空き巣を重ねた。仲間と家出をし、車を強奪して捕まる。少年院に収容中、コーラス団をつくりゴスペルを歌った。クラブでの演奏で稼げるようになったのは出所した後である。
高校生活の思い出を歌った「メイベリーン」が当たり、20代末で全米デビューした。「ジョニー・B・グッド」「ロール・オーバー・ベートーベン」で名声をつかむ。その後も脱税事件で世間を騒がせたが、彼の音楽はビートルズなど後の世代の魂を揺さぶり、超えるべき目標となった。
そのベリー氏が先週末、ミズーリー州の自宅で亡くなった。90歳。新作のアルバム「チャック」が6月に出る予定だった。衰えぬ創作意欲に驚く。
訃報に接して、久々に歌詞を読み直した。「読み書きはうまくできないけれど、ギターなら鐘を鳴らすみたいに弾ける」「ベートーベンをぶっ飛ばせ。チャイコフスキーに教えてやろう」。その生涯を貫いたのは10代のころと変わらぬ無鉄砲さか。それとも権威に屈しない健全な反逆精神と呼ぶべきだろうか。

 天声人語より
最近の天声人語はくだらないものを取りあげ過ぎではないのか。
質が落ちてきた。
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世界一ならず
WBCは米国と準決勝で対戦し惜敗した。
2回連続決勝へ進めなかった。

紙面より
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春の甲子園がきょう幕を開ける。近年は選手宣誓の言葉に工夫が凝らされ、開会式を見る楽しみが増えた。
ひところの絶叫調は影をひそめた。耳になじむ柔らかな語りが三年の主流らしい。
「私たちは16年前、阪神・淡路大震災の年に生まれました。いま東日本大震災で多くの尊い命が奪われ、私たちの心は悲しみでいっぱいです」「生かされている命に感謝し----正々堂々とプレーすることを誓います」。6年前、東日本大震災が起きた年の選抜大会の宣誓は忘れがたい。列島が不安に包まれた3月、人々の胸にまっすぐ響いた。
「仲間の知恵を借りて必死で宣誓文を練りました」と創志学園の主将だった野山慎介さん。被災地、仲間、感謝の3語は外したくないと考えた。監督にも筆を入れてもらった。宣誓を聞いた人々から共感の手紙が続々と学校に届いた。
当時、高1だった野山さんも春からは社会人。就職戦線に臨んで実感したのはあの経験がかけがえのない宝物であること。「先生は人生最高の舞台でした」と面接で胸を張った。
自分で選りぬいた自分の言葉ならきっといつか人生の糧になる。きょうの開会式では作新学院の選手が先生の大役をになう。若者らしい希望の言葉を甲子園の空に響かせてほしい。

 天声人語より
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豊洲問題
地下の話は水面下で。
百条委に元都知事らを喚問しても真相は浮上せず。
出るのはベンゼンやシアンばかりなり。
 
 素粒子より
一日ごとに補償金がついやされるが、移転もままならぬ都政の迷走。
いつになったら小池氏は判断するのだろうか。
補償金もでどころは税金。
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退位問題、「例外が先例に」抱えた矛盾
光格天皇以来200年ぶり、近代以降で初めての天皇の退位が実現する運びとなった。
退位に賛成し将来の天皇も退位できるようにすべきだとの国民世論は圧倒的だった。退位へコンセンサス(複数の人による合意)が成ったのは、国民世論の後押しがあつたからだ。
ただ、皇室典範改正か一代限りの特例法かの対立は最後まで解けなかった。政治的妥協の結果、典範付則に根拠規定を置いて特例法を制定するという曲芸的な法技術は、典範本則は終身在位だが特例法は退位容認、退位は例外的措置だが将来の先例にもなる----という矛盾を抱える。その都度、立法府が決めるというが、将来同じことが起きた場合、誰が退位を発議し、どう取り運ぶのか。時の政権や多数党が恣意的に特例法で典範の規範を逸脱できる「先例」とならないための歯止めも不透明だ。
コンゴ、退位した天皇の呼称などが議論されるが、公的活動のありよう、摂政候補の資格の有無はどうするか。皇位継承順位1位となる秋篠宮さまについて「皇太弟」の身分を設けるかなど、全てを特例法で別建てに盛り込むことになる。さらに皇室経済法、宮内庁法など多岐にわたる関連法令も手直しも必要になる。「第二皇室典範」ともいうべき法体系が本法と併存する形となり、分かりにくい「規範の複合化」となる。
また、退位の儀式の新設など皇位継承儀式体系の再編成、退位に伴う元号選定・施行など近現代に先例のない作業も必要だ。今回限りの「特例」だからと、政府・官僚ペースで不透明に事務的に処理されてはならない。
「伝統」の名の下に旧帝国憲法時代から踏襲され、制度疲労も目立つ皇室法規や儀式の体系に風穴が開く、いわゆる「女性宮家」の可否も含め、現代の象徴天皇にふさわしい皇室の姿について、今後も国民的議論が必要だ。

 紙面より-----皇室担当特別嘱託・岩井克己
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ホルモン力高めて快適な生活
心身ともリラックスして、楽しいと感じているときに、いいホルモンがたくさん分泌されるという考え方です。
大事なのはいかにホルモンを上手に分泌する生活を送るかだ。ホルモン力を高めるキーワードは「楽食、楽動、楽眠、楽話」だという。
例えば、「おなかがすいた」という時間を持つことにより、「グレリン」という物質が胃から分泌される。グレリンは、細胞のミトコンドリアを増やし「強くする」という。
運動すると血の巡りがよくなり、心臓や血管から余計な塩分や水分を体外に排出するホルモンである「ナトリウム利尿ペプチド」が分泌され、血圧や血糖値が下がる。
また、部屋を暗くして十分な睡眠を取ることにより、脳の中央にある松果体から、生体時計のリズムを調整し活性酸素を除去するメラトニンが効率よく分泌される。
さらに「誰かとともに生きている」という実感を持つことにより、オキシトシンと呼ばれる愛情をつかさどるホルモンが脳の下垂体から分泌される。
最近の研究では、栄養やスポーツ以外にも、「どきどきする勝負事に挑戦する」「困った問題は翌朝に持ち越す」「愚痴を思いきり言ってみる」「週末に自分への『ご褒美』を予定に入れる」などもホルモンの分泌を促すことがわかってきたという。

 元気のひけつより----石川雅彦
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太平洋戦争中の1844年、台湾沖航空戦と呼ばれる戦闘が起きた。
鹿児島の前線基地で、米軍艦船を沈めたとする戦果が次々と黒板に書かれいった。
「撃沈」「轟沈」。生還したパイロットたちの報告に疑問を持ったのが情報参謀の堀栄三だった。
「どうして撃沈とわかったか?」。根拠を問い詰めると、あいまいな答えばかりが返ってくる。「この成果は信用できない」と大本営に電報を打ったと『大本営参謀の情報戦記』で述べている。
しかし堀の電報は重視されなかったようだ。国民には華々しい戦果が発表され、米軍が受けた損害を過大に見積もった上での作戦が組み立てられた。好ましい情報は誇張し、都合の悪い情報は軽んじる。そんな姿勢は、あまりに多くの日本兵の死をもたらした。
旧日本軍と同列には語れないが、過去の教訓が生かされていないのではと心配になる。南スーダンでの陸上自衛隊の活動を記した日報の扱いである。存在するのに「廃棄した」として情報公開の求めを拒み、データの削除までしていた疑いが明るみに出た。
「宿営地5、6時方向で激しい銃撃戦」などと書かれた日報である。自衛隊派遣を続けるのに支障になると誰かが忖度し、なかったことにしようとしたか。目先の都合を優先し事実や報告をないがしろにする体質が透けて見えないか。
何も知らされていないと言う稲田防衛相が、組織を統率できていないことは明らかだ。そのもとで、事実はどこまで解明できるのだろう。

 天声人語より
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がん予防も運動から
日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、
2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人と、約半数の方が亡くなっている。
74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。
2人に人のはがんになるということだ。
米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥
満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約
9万人に上る。そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で
体重が85㌔ぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。
思い立ってダイエットを開始。約半年間で25㌔減らし、今もその体重を維持して
いる。
その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々
にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはタンパク
質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョッキングを始め、マラソンに
も挑戦している。
がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本の
がん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。
ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーシ
ョンをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきら
めないで欲しい。

 紙面より---勝俣範之
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オランダといえば風車だが、その一つが投票所として使われるようすが、放送で伝えられていた。
総選挙で有権者が徒歩や自転車で大きな羽根のある風車へと向かっていた。何とも穏やかな風景である。
とはいえ選挙戦は牧歌的どころではなかった。移民排斥や欧州連合からの離脱を主張する右翼・自由党が台風の目となった。徹底した「反イスラム」の姿勢をとり、礼拝所のモスクの撤去や聖典コーランの発行禁止まで掲げた。
議席を伸ばしたものの、一時予想された第1党に達することはなく、第2党となりそうだ。排外主義の広がりに歯止めがかかったと解釈したいところだが、党首のウィルダース氏は「愛国主義の拡大は止まらない」と語っている。
「1人党員」で組織も持たない党首が、ツイッターで訴えるスタイルが注目された自由党である。同時に目を引いたのは、年金支給開始の年齢を引き下げるなど福祉への姿勢だ。一定の所得以下の人への給付金を掲げるフランスの国民戦線など、欧州の排外主義勢力に広がる傾向である。
これらの右翼政党の姿勢は「福祉排外主義」と呼ばれる性質をはらむ。福祉の維持を訴えつつ、その恩恵から移民を排除しようとする。成長の鈍化に伴い福祉国家の果実を実感できなくなっている不満を、すくい取ろうとする動きだろう。
敵を作って人々をあおる政治。今後の仏独の国政選挙でも有権者が向き合う難題であろう。けっして対岸の火事ではない。

 天声人語より
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スロージョギングのススメ。鼻歌を楽しめるほどのペースで
健康のために体を動かしたいけれど、きつい運動はちょっと苦手。そんな人にお勧めなのが「スロージョギング」です。息切れしないペースでゆっくりと走るジョギング方法で、並走する人どうしが笑顔で会話できる速度が目安。
「足の指の付け根から着地するように」かかとから着地するのに比べて衝撃が3分の1になり、体の負担が少なく走れる。
スロージョギングは、小刻みな走り方が特徴。20~30㌢の歩幅で走る練習をした。ただ、頭では分かっていても、慣れないとつい大股になり、スピードが出てしまう。「歩幅を小さく」「もう少し上を向きましょう」とコツを伝授した。
実際にやってみて、長い時間走っても疲れないことに気づいた。「こんなに楽な運動でいいのかな?」というのが正直な感想だ。体力をつけ、減量をめざすなら1日に計30~60分が目安。初心者の場合は、スロージョギングの合間にウォーキングをはさのも良いという。継続することで、高齢者なら加齢に伴う筋肉量の減少を抑える効果も期待できる。
スロージョギングの消費エネルギーは、通常のウォーキングの約2倍。ウォーキングに比べて多くの筋肉を使う体。
生活習慣病の対策にスロージョギングを活用しましょう。息が上がらず、鼻歌を楽しめるくらいのペースで続けると良い。

 続・元気のひけつより
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オランダの総選挙、ポピュリズム化続く
欧州では、所得格差を示すジニ係数が小さい国、つまり所得の再配分ができている国で「右翼ポピュリズム」が台頭している。オランダもその一つだ。移民や難民も再配分の対象として手厚い社会保障を受けているとみなされ、右翼の攻撃対象になりやすいためだ。
「自国第一」を掲げる右翼の自由党が終盤で失速したのは、トランプ米大統領就任後の混乱ぶりをみて、国民の間にバランス感覚のようなものが働いたからではないか。ウィルダース党首は「次は欧州だ」と気勢を上げたが、自由党の強固な支持者でない人の感覚とはかけ離れてしまった。
 一方、ルッテ党首は自由党の支持層を意識し、「オランダの価値観を受け入れない人は去れ」と新聞広告を出すなど、移民に毅然とした姿勢を打ち出した。また選挙直前の討論会では、自身の実績を淡々と訴え、安定感をアピールした。ウィルダース氏を混乱の元凶と印象づけたルッテ氏の戦略勝ちだった。
今回はルツテ氏率いる自由民主党が第1党を維持したが、既成政党が「反移民」に傾いて自由党から票を奪ったという面もある。既成政党のポピュリズム化は欧州で続くだろう。

 考/論より-------千葉大教授・水島治郎
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天皇の退位問題
やっと特例法で認める案に落ち着きそうである。
国民の大多数が望む皇室典範の改正でないのか。
国会議員と一般国民の差は何なのか?
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土佐弁は、男らしい感じがする。東北の言葉には、純朴な印象がある。
世にそんなステレオタイプがあると書くと、出身の方に叱られるか。関西弁に面白いイメージがあるのは、お笑いの影響だろう。
こちらは面白いを通り越してインチキな印象である。2025年の大阪への誘致をめざす万博をめぐり、参考資料を関西弁で作った。「世界の人々が『もうかりまっか』言うて出会って、たこ焼き食べながら交流するような場であることも大事や」と、開催の意義を語る。
偏見をほかして、「ぼちぼちでんな」と言い合える仲になる意義もデカいわな、ともある。親しみをもってもらうためのようだが、何とも不自然だ。不適切な表現もあり、資料を撤回した。
もっとも標準語でまとめた報告書にも首をかしげる箇所がある。例えば「万博婚」という取り組みをあげ、来場者の遺伝子データを突き合わせ出会いを応援するとしている。多様な民族の男女を同じ家に住まわせ、起きる出来事を番組として放映する案もある。確かに斬新ではあるが、いったい何をめざしているのだろうか。
政府は4月に立候補を閣議で了解する見通しだ。しかし、資金をどう調達するのかの議論はこれから。万博と抱き合わせでカジノを含む統合型リゾートを誘致する方針には反対意見が目立つ。
「夢よもう一度」。半世紀前の大阪万博の輝きが忘れられないだけで突き進むならば、痛い現実に向き合うことになる。

 天声人語より
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入国禁止令また差し止め
新大統領で難民や中東・アフリカ6カ国の国民の入国を一時禁止にする新しい大統領令にも執行を停止する決定が出た。

紙面より
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アリの巣には一定の割合で働かないアリがいるとは聞いたことがある。
しかし、ここまで何にもしないアリの種類があるとは知らなかった。日本各地にいるサムライアリは、別の種類のアリの巣を乗っ取って働かせる。エサを集めさせ、口移しで食べさせてもらう。
働き手が不足すると、よその巣から卵や幼虫をさらってくる。一方的に利用する関係もあれば助け合いもある。
蝶の一種クロシジミの幼虫は体から甘い汁を出してアリに与え、アリの巣で養ってもらう。「虫と虫の関係は様々。何だか人間と似ている」。
昆虫から始まり、関心は広がる。どの虫とどの植物の関係が深いのか。農業が虫にどう影響するのか。最近はトンボのアキアカネが育ちやすい伝統的な田んぼづくりに魅せられて足を運ぶ。
約40年にわたり「ジヤポニカ学習帳」表紙を飾ってきた虫や花の写真も、ここ数年は「気持ちが悪い」という声に押され、虫の写真はなくなった。一部の復刻版を除き、花だけである。
「子どもは虫が好きだと思う。でも先生や親に苦手な人が増えてきている」。昆虫を入り口に、自然や科学へと目が開かれる。そんな道はこれから細くなってしまうのだろうか。

 天声人語より
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ベア前年割れ
春闘の一次回答が出た。ベースアップは軒並み前年割れ。
しかし、一時金は前年並みの回答が多い。

紙面より
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日韓関係の混乱を懸念
朴大統領の弾劾をめぐって、市民の間で大きな葛藤が起きた。朴氏は韓国初の女性大統領であり、今回の事態は非常に残念だ。日韓関係への影響を含む社会的混乱が起きることを懸念している。
 2015年12月の慰安婦合意は、韓日の完全な国家合意だ。関係の正常化をもたらしたこの合意は肯定的に評価されるべきだ。
 慰安婦問題を象徴する少女像は、歴史の痛みを忘れず、子孫に教訓を残すためにも必要だと思う。たた゜、それを大使館や総領事館の前に設置する必要があるだろうか。むしろ、韓日関係を更に悪化させようとする行いではないのか。
 両国は問題が起きても克服し、関係を発展させなければならない。韓国は「反日=愛国」という古い殻を破らなければならない。
 日本は今、釜山総領事館前の少女像が撤去されない限り、駐韓大使の一時帰国措置を解かない考えのようだが、韓国も国民感情があるし、大統領も力を失った今、解決は簡単ではない。
 北朝鮮の脅威が目と鼻の先に来ているなか、韓米日安保協力が極めて重要な時期だ。日本は大局観をもって、駐韓大使をただちにソウルに戻すべきだ。

 考論より----柳興洙・前駐日韓国大使
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小池新党
合従連衡で果敢な攻めを。
徒議選で小池新党が公明党と相互推薦へ。
背後のエンドラインが見えない自民と民進。

素粒子より
前の民進党の前進、民主党の時と同じでブームに惑わされる国民が浮かび上がる。
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進まぬ復旧 帰還にためらい
原発事故に伴い、住民を強制退去させた国の政策が大きな節目を迎える。政府の解除目標はほぼ予定通りだが、肝心の住民が戻らないという大きな問題が残る。これまでに避難指示が解除された自治体のうち、楢葉町の帰還率は11%。葛尾村は9%にとどまる。
避難指示区域について、政府は放射線量によって大きく二つに分けた。17年3月までに放射線量が年20㍉シーベルトを下回り、避難指示を解除できそうな区域と、それが困難な区域の線引きだ。
狙いの一つには、避難指示を解除する区域を定め、東京電力が払う被害賠償額を確定させることがあった。これにより、避難指示が長引くほど増える慰謝料は、18年3月で打ち切りになる仕組みが決まった。
政府は避難指示の解除に向け、除染のほか、電気や水道などのインフラ復旧も進めた。しかし、復旧の水準は「最低限」にとどまる。今春解除される4町村では、医師や看護師不足で医療体制が限定的のままだ。
避難から6年。多くの住民が、避難先で慣れた生活を捨てて、住民がいない故郷に帰ることをためらっている。解除を優先した政策の当然の結果といえる。

 紙面より
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サウジ国王訪日
あのタラップの運送費はいかほどか、と下々は思う。
千人のお付きを連れたサウジ国王。
こんな王様がまだいた。

 素粒子より
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多難な日韓関係。 冷静な判断大統領選の後
第2次大戦から70年以上たち、世代が代わりました。かつて日本の指導者の多くは、保守であっても韓国の植民地支配について申し訳ないという意識を持っていたようです。しかし安倍首相は、過去の歴史から抜け出したいという気持ちが強いようです。
 韓国も世代交代が進みましたが、被害を受けた側は簡単には忘れられません。この認識のギャップが摩擦を起こすのではないでしょうか。
 韓国も経済力が豊かになり自信を持つようになりました。もう学ぶところはない、として日本を無視するような傾向すら一部に見られまする
今回、大統領選挙に意欲を示す政治家は、みな韓日合意に否定的です。しかし国と国との約束を一方的に破れば、国際社会で「ゴールポストを動かす信頼できない国」と批判されるかもしれません。新しい政府が、国際合意はどうあるべきか、慎重に検討すべきです。選挙後ならば、ポピュリズムに左右されず冷静に判断できるはずです。

 耕論より----韓国東亜日報東京支局長・徐 永娥
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夜型生活取り戻すには。 朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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何百、何千の群衆からただ一人、赤白横じまの服を着た男性を探す。
絵本『ウォーリーをさがせ!』が世に出て今年で30年になる。各国で知られた作品だが、作者マーティン・ハンドフォード氏の曽我音なると謎が多い。
地元英国でもテレビに出ず、講演もしない。出版記念会やサイン会もなし。やむなくロンドン在勤の同僚に古い記事を探してもらった。
作者はいま推定60歳。幼くして両親が離婚し、母と暮らした。4歳か5歳で画面いっぱいに人の群れを描き出す。小学校でも外遊びは好まず、「母が仕事から帰るまで放課後はずっと絵を描いた」と語った。
見開きの絵を描くのに1、2カ月を費やす。画風は精巧だが、出題はしごく単純である。「僕は作家じゃなくて絵描き。見つけ出す喜びを味わってほしいだけ。僕の本を読んだ子が何かに目覚め、いきなりトルストイの『戦争と平和』へ移るなんてことは期待しません」。
児童書出版フレーベル館によると、日本語版も今年で30周年。絵や構成を改めた3巻を近く刊行する。編集段階では深山史子さんら担当者が手分けして全問残らず解く。答えは各国出版社にも伏せられているからだ。
作品を初めて見た時、当方は正直これほどのヒットを予想できなかった。だが、ある時、腰をすえてウォーリー探しに挑んでみた。没頭するにつれ、雑念が消える。連想したのはいつか寺院で組んだ座禅のこと。だれもが忙しすぎる時代ゆえに各国で広く愛されてきたのだろう。

 天声人語より
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朴大統領罷免
韓国の憲法裁判所が全員一致で罷免を決めた。
大方の予想通りで、国民の反対運動を無視できなかったのだろう。
罷免でなければ裁判員たちにも反対ののろしが上がっただろう。
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いま紙面でお読みいただいているこの活字は縦3.3㍉、横3.9㍉ほど。
読みやすい大きさと思われるだろうか、それとも小さすぎるとお感じだろうか。
読者の方々の要望を受け、本紙は何度か文字を大きくしてきた。書き手としては正直なところ、載せられる記事量が減ることにさびしさを覚えた。ところが自分も老眼になると、「なぜこんなに小さいのか」としみじみ思う。
「弱視のため新聞や本を読むと鼻先が黒くなる人もいる。ルーペを手に、顔をこすりつけるほど近づけて読むんです」。NPO大活字文化普及協会の事務局長を務める市橋さんは話す。読書に困難のある人々のために、一般の本よりも数倍大きい活字の本を刊行してきた。
4年前には、本の街として知られる東京・神保町に大活字専門の書店を開いた。村上春樹、東野圭吾、浅田次郎といった作家の作品を刊行してきた。高齢化が進んで目に悩む人が多くなり、引き合いが徐々に増えたという。
とはいえ、大活字本を取りまく環境は甘くない。1点ごとに出版社や著作者と契約交渉が欠かせない。
文字が大きい分、ページが増えて割高になってしまう。
市橋さんの話を聞き、ふいにわが祖父のことを思い出した。晩年に視力が衰え、唯一の趣味だった読書がかなわないことを嘆きつつ亡くなった。
老いも若きも目を酷使している現代社会である。いまから100年後、200年後の私たちは、どんなサイズの文字に囲まれて暮らしているのだろうか。

 天声人語より
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大阪の通り魔殺人死刑罪破棄
控訴判決で大阪高裁は、裁判員裁判での死刑を取り消し無期懲役を言いたわした。

紙面より
何のための裁判員裁判なのか、もう一度議員さんたちに考えてもらわないと。
苦しんで死刑の判決を導き出したのに、なぜ何回も覆されるのだろうか。
そんなものならやめたらいいのだ。
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アメリカ大統領の心
気にくわない相手の一つが、自分に批判的なメディアである。
といっても、大統領と報道機関のいさかいはトランブ氏に始まったことではない。たとえば建国の父の一人ジェファーソン。第3代大統領に就く前には「新聞なき政府と、政府なき新聞の、どちらかを選べというなら、私は躊躇なく後者を選ぶ」と述べたのはよく知られている。
 それが2期目の就任演説では「新聞の砲列は、無責任という鋳型がつくるあらゆる形の弾丸をこめて、容赦なくわれわれに発射した」と非難に変わる。そしてとうとう「新聞を読まない者の方が、読む者より正しいものを知っている」と捨てぜりふめいた書簡を記すに至った。
そのジェファーソンの言う「新聞の砲列」を題名にした、ニューヨーク・タイムズの名記者で副社長だったジェームス・レストンの本を久しぶりにめくってみた。歴代大統領とメディア、つまりニュースにされる側とする側のせめぎあいなどをめぐって興味の尽きない一冊だ。レストン自身の主張としてこんな一節がある。
 「世界の運命を左右する実力を持つ米国政府、特に大統領個人のためになるのは、イエスマンの新聞ではなく、その反対、すなわち砲列のごとくかまびすしく、しかも正確に発射される。批判と事実の活発な砲撃なのだ」。新聞人の独善とみる向きがあるかもしれないが、前任のオバマ氏は、この言葉の意味するところを心に留めていたと思われる。
在任中最後の記者会見でこんなふうに語っている。「必ずしもあなた方の記事が愉快なわけではなかった。しかしそれこそが、皆さんと私の正しい関係でしょう」。それに比して、意に染まないメディアを「米国民の敵」とののしり、会見から締め出す現職は、幼児性の中に嗜虐が透けて見えるようで不気味である。
米国カリフォルニアで港湾労働をしながら思索を深め、「波止場の哲人」と呼ばれたエリック・ホッファーの残した一つの言葉が、トランブ氏の本質を点いているうに思われてならない。
「粗暴さとは、弱者による強さの模倣品である」。
挑発する。壁をつくる。記者を閉め出す。世界が驚く軍拡予算をぶち上げ、核兵器における世界一を強調する。つまりは誰にも逆らわせない---。トランブ氏が国民に示す「強さ」とは、実のところは弱い人間による粗暴なのだと、波止場の哲人なら見抜くかもしれない。

 日曜に想うより------福島申二
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GDP上方修正
2016年10月~12月期のGDPの2次速報が発表された。
前期より0.3%増に1次速報に比べて0.1%増えた。
年率換算は1.0%から1.2%にわずか上方修正された。
設備投資が増えたのが増加の要因だ。

紙面より
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事実は切り取り方次第-----その三
ところで、今日、われわれはもはや、トランプ氏と同様、「客観的な事実」などというものを容易には信じられない世界にいる。たとえば、東京都の豊洲市場予定地についての確たる「事実」はどこにあるのだろうか。南スーダンで何が起きているのだろうか。すべては「見方」の問題ではないか、というほかない。そして、民主主義というものは、客観的で確かな事実や真実などわからない、という前提にたっている。それより、人々がそれをどう判断し、どう解釈するかという個人の見解の自由に基礎をおいているのだ。
 だから、古代ギリシャのポリスの民主政治においては、「事実」はどうあれ「説得」する技術を教えるソフィストが大活躍したのである。トランプ氏がもしも「事実」などより「説得」によって政治は動く、と考えているとすれば、彼こそはもっとも民主主義的な大統領ということになるであろう。メディアが「事実」をもちだして争っても分が悪いのだ。「ポスト真実」は今に始まったことではない。民主政治と不可分である。われわれが頼りにすべきものは、「事実」そのものというより、それについて発言する人物(あるいはメディア)をどこまで信用できるか、という「信頼性」だけなのである。その信頼性を判断するのは結局われわれ一人一人なのである。われわれにその判断力や想像力があるかどうかが政治の分かれ目になるのであろう。

 異論のススメより-----佐伯啓思
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森友学園問題
中高一貫校に推薦枠という虚構。
国と大阪府への報告で建築費が食い違う。
「もう一つの事実」が満載。

素粒子より
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事実は切り取り方次第-----その二
そうは簡単に言えない、と述べたのは、『世論』を書いた米国のジャーナリストであるリップマンであった。1922年だから100年近くも前のことだ。
この古典的な書物において、彼は、メディアがいう「事実」なるものは、その取材者の世界観や先入見によって「世界」を恣意的に切り取ったものだ、という。それは、ジャーナリストの悪意というより、人間の認識そのものの構造なのだ。「世界全体」などわれわれは見ることも知ることもできない。せいぜいその一部を切り取るのだが、その切り取り方にすでに先入見が持ち込まれている。こういうのである。
そしてリップマンが警鐘を鳴らしたのは、疑似的な「事実」をもとにメディアが作りだす「世論」が、現実に政治を動かすからである。
「世論」が民主政治を動かす「神」のごときものとなれば、自己の主張を「事実らしく」みせて「世論」を形成することで政治に影響を与えることができるだろう。トランプ氏からすれば、メディアは最初から偏った報道で世論を作り出している、といいたいのであろう。

 異論のススメより-----佐伯啓思
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北朝鮮がまたミサイル発射
日本海に向けて弾道ミサイル4発をほぼ同時に発射した。
弾道ミサイルはいずれも約1千㌔飛んで、日本海に落ちた。
うち3発は日本の排他的経済水域内に落ちた。

紙面より
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事実は切り取り方次第-----その一
メディアは、トランプ氏は事実を平気でねじ曲げる、と非難する。ということは、メディアは事実に基づいた報道を行っている、ということであろう。しかし、では「事実とは何か」と問えば決して話は簡単ではない。先の大統領選挙では、米国の大半の大手メディアはヒラリー・クリントンの優勢を伝えていた。この「予測」は、各種の取材にもとづく、つまり「事実」によるものだった。しかし、ある日本のジャーナリストは、現地に行って集会に出かければ、トランプ陣営の方がはるかに
熱気を感じるといい、トランプ勝利を予測していた。彼の皮膚感覚のようなものであろう。では、この場合、「事実」はどちらにあったのだろうか。
われわれが「世界」について知るのはほとんどメディアを通じてである。例えばトランプ氏がどのような人物であるかもメディアを通して知りうるだけである。メディアが提供する情報をわれわれは「事実」だと思っている。ではメディアは本当に「事実」を報道しているのだろうか。

 異論のススメより-----佐伯啓思
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物忘れをすれば新しいものが入りやすくなる。
集めた情報で身の回りを固めていると、人間は干からびていく。情報はどんどん捨てる方がいい。
といっても人の記憶はままならない。「覚えようとするものは忘れがちなものだが、忘れようとするものはなかなか忘れられない」。自分の記憶ですらこうだから、人様の記憶などおよそ思い通りにいかないと考えるのが普通だろう。
ところが最近、「忘れられる権利」が話題になる。自分に関する不都合な情報をネット上から消させる権利、つまりは人様に忘れてもらう権利だ。欧州では、以前のトラブルについて新聞記事がずっとネットに残り、不利益を被った人が訴えて、5月に検索結果の削除が認められた。
日本でも似た争いがある。自分の名前を検索すると犯罪に関わっているかのような結果が出て、生活が脅かされている。そんな申し立てに東京地裁は先日、人格権の侵害を認め、削除を命じた。検索最大手のグーグルが、この命令に従うと表明した意味は大きい。
仮想世界を漂う「記憶」は時に凶器になる。その適切な取り扱い方を確立すべく、試行錯誤が続く。

 天声人語より
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詩人の錦米次郎は、太平洋戦争中に日本軍の兵士としてベトナムにいた。
「越南は闘う」には軍の飛行場でのあわただしい作業風景がある。<瘠せた黄牛の群れ/石材運搬の幾台の大八車-------きのこのように氾濫するすげ傘>。
日本へと引き揚げるときの気持ちをこう書いた。<血のようなメコンの夕焼けを/ゴム林のゴムの芽ぶきを/私は永久に記憶する>。交流のあった女性への淡い思いもつづられている。
中国での戦争を続ける日本軍は、国民党政権への補給ルートを断つため、ベトナムを含む仏領インドシナに進駐した。日本の軍人のなかには終戦後もベトナムに残り、フランスからの独立運動に身を投じる人もいた。
ベトナム訪問中の天皇、皇后両陛下と対面したグエン・ティ・スアンさんの夫も、残留日本兵だった。フランスとの闘いが終わると、彼らは帰国させられたが、妻子を連れて帰るのは許されなかった。自分を「ハルコ」と呼ぶ彼女は「もう一緒になれないとわかっていたら、絶対についていった」と最近の取材に語っている。
日本軍の駐留時代には大飢饉が起き、おびただしい数の人が餓死した。凶作をはじめ原因は複合的だが、日本の求めによるコメの強制買い付けなども事態を悪化させたと言われる。ベトナムの人びとの胸に、いまも残る悲劇であろう。
戦争で出会った人たちがいて、引き裂かれた家族がある。忘れてはいけない、見過ごしてはいけない歴史があることを両陛下の旅が教えてくれる。

 天声人語より
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やる気は脳の活動に変化を与え、効果的なリハビリにつながる。
病院などの現場では、患者本人のやる気が、リハビリの効果に影響することは知られている。生理学研究所などの研究チームはその仕組みの解明を進めている。
脊髄損傷から回復途上のサルで、やる気や意欲に関係する「側坐核」という脳の領域の活動を薬で止めたところ、治り始めていた手のまひが再び出て、イモをつまめなくなった。一方、健康なサルでは、側坐核の活動を止めても影響はなかった。研究チームは、けがの回復期に、側坐核が運動機能をつかさどる脳の領域の活動を活性化し、運動機能の回復を支えているとみている。
また、生理研の定藤教授らの研究チームは、褒められることの影響について研究している。他人に褒められると、意欲や意思決定に関わる「線条体」と呼ばれる脳の領域が反応することを確認。さらに、褒められた人は、指を使った運動技能の習得が上手になることも確かめたという。
定藤教授によると、これまでは教育の分野で、こうした意欲や褒めが学習にどう影響するかについて研究されてきた。最近は、脳神経学の分野でも研究が進み、成果はリハビリにも応用できるという。
定藤教授は「強い意欲を持ち続けるには、褒められることに依存せず『やればできるんだ』という経験に裏打ちされた自己肯定感が大切。リハビリでも、自ら取り組む意欲を高める試みが、周囲には重要になる」と指摘している。

 紙面より
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米大統領の施政方針演説。財源は具体策が重要
経済政策はほぼ想定通りの無難なないようだが、明らかにトーンが変わったのは自由貿易の重要性に触れた点だ。TPP離脱などの実際の政策を大きく変えるには至らないだろうが、企業経営者らと議論する中で、保護主義の一辺倒ではダメだと気づいたのだろう。日本にとって少しは安心できる材料ではないか。
トランプ氏は民主党だけでなく共和党主流派とも対立軸を打ち出してきたが、少なくとも共和党との対立は避けようという姿勢がにじんだ。あからさまな攻撃は、オバマ政権の医療保険制度にとどめ、なるべく敵を減らそうとした、という印象だ。
 インフラ投資は、1兆㌦という規模や、具体的な進め方に議論はあるだろうが、方向性に反対する人は少ない。企業減税や中間層減税も歓迎される政策だ。
ただ、重要なのは財源などの具体策だ。今回は具体策への言及を避けることで、市場の期待をなんとかつないだ、というところだ。

 考/論より------SМBC日興証券チーフマーケットエコノミスト・丸山義正
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消費者物価上昇へ
1月の消費者物価指数は、前年同月より0.1%高い99.6だった。
上昇は1年1カ月ぶり。
前年に比べて原油価格が上がり、ガソリンや灯油などエネルギー関連価格の上昇が全体を押し上げた。

紙面より
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読書スランプとは初めて聞く言葉である。
『本の雑誌』3月号の特集で、批評家や編集者などプロの読み手たちにも、どうにも本が読めなくなるときがあることを知った。文字を追うだけになり、頭に入らず前のページに戻ってしまう。
「同じ分野の本ばかり読んで疲れてしまう」「すごい本に出会って打ちのめされる」など、不調の理由はさまざまである。スランプ時には野球のデータ集や列車の時刻表で気分転換するといった対策も述べられている。
とはいえスランプに陥るほどの読書家はいまの世の中、少数かもしれない。1日の読書時間が「ゼロ分」の大学生がほぼ5割にのぼることが、全国大学生活協同組合連合会の最近の調査で分かった。平均の読書時間は24.4分で、スマホの平均利用時間161.5分に大きく水をあけられている。
大学生に限らず、幅広い世代で本を読まない人は増えている。娯楽にふれ、情報を得るのはいまや電子画面が圧倒的に優位なのか。
本は読むのはつらいし、内容も忘れてしまう。それでも人は読み、読み取るのは、「無数の人々が体験しその痕跡を言語によってなぞってきた過去」なのだと詩人の菅啓次郎さんが書いている。それが未来を切り開く手立てになるのだと。知識は汲んでも汲みつくせない。『本は読めないものだから心配するな』の書名に勇気づけられる。
小さな画面に疲れたら、どうもスマホスランプだと暗示をかけてみてはいかがだろうか。本の世界が待っている。

 天声人語より
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東証一時最高値に
取引期間中としては一時、今年の最高値を更新した。
一方、NY株は2万1千㌦を突破した。
終値ベースでの過去最高値を更新。

紙面より
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テロ起きてからでは遅い
人や物の移動が自由になり、日本だけテロと無関係とは言えない。国際組織犯罪防止条約が「共謀罪か参加罪を新設せよ」と要請しており、共謀罪は必要だ。
確かに、日本の刑法は「結果を中心に考える」体系だが予備や陰謀の規定もあり、導入しても不整合とは言えない。テロが起きてからでは遅い。実行前の段階で処罰できると評価していい。時代が変わった。
対象罰名のうち、国際的な人身売買や薬物犯罪などは、テロとは一見関係なく見えるが、テロ組織と密接な関係にある。これらは現行制度では事前に処罰できず、被害者になるのは女性や若者、子どもたちだ。
「組織的犯罪集団」「準備行為」という要件に加えて対象犯罪を絞れば、乱用は防げる。準備行為がなければ証拠は集められないし、証拠がないまま起訴はできない。裁判所による令状審査もあり、恣意的な法執行はできない。
政府は「テロ等準備罪は共謀罪とは別物」と主張するが、テロ等準備罪は共謀罪の延長線上にあるもので、あまり「違い」を強調し過ぎる必要はない。「要件を厳格にして対象犯罪も絞ったため、テロ等準備罪と呼んでもおかしくない」と説明すればよい。

 時事刻々より-----中央大法科大学院教授・椎橋隆幸
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トランプ氏施政方針演説
米議会上下両院の合同会議で就任後はじめてとなる施政方針演説を行った。
公約の履行を強調した。

紙面より
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女性参政権は敗戦直後に占領軍トップ、マッカーサーの指令で実現した。
自らの手でつかみ取ってはいない。
戦前は投票はおろか、女性が政治に関わることすら法で禁じられていた。女性の政治運動は生理的にも心理的にも「自然の理法に反しておる」との演説が貴族院でまかり通る。戦後の外圧を待たざるをえなかったのが悲しい。
さて今、我が国会からの朗報である。国会や地方議会の選挙で男女の候補者の数をできるだけ「均等」にするよう政党に努力を求める。そんな法案が与野党で合意され、今国会で成立しそうだという。
候補の一定割合を女性にせよと義務づける制度は多くの国にある。
周回遅れのうえ、義務ではなく努力なのは物足りないが、女性の政治参加を進める大きな一歩になりうる。次の衆院選で各党の努力はいかに、ぜひ期待を裏切らないでもらいたい。
フランスの地方議会では男女ペアの候補に投票する制度が始まっている。欧州議会では幼子を連れ議場に入る議員がいた。日本でも大きな変化が起きうる。政党が本気ならば。

 天声人語より
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