2017年02月の記事


アカデミー賞
女優の色どりどりの衣装だけでなく。
出身も肌の色も多彩なハリウッド。
トランプ氏の攻撃をジョークでいなす。

素粒子より
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明治期の小倉には「伝便」という走り使いの仕事があったそうだ。
辻辻に立って手紙や荷物を運ぶのを請け負い、鈴を鳴らしながら届ける。静かな雪の夜は「伝便の鈴の音がちりん、ちりん、ちりんと急調に聞こえるのである」と、森鴎外が小説『独身』て書いている。
郵便と違って、その日のうちに届くのが便利だったようだ。時は流れて、品物を注文し、当日の夕方に受け取れるのが当たり前になりつつある時代である。
もっとも伝便の昔と異なり、便利さがどう支えられているのかが見えにくい時代かもしれない。インターネット通販のあまりの普及にヤマト運輸の現場が疲弊しているという報道に触れ、日々のスマホでの買い物を振り返った。
ヤマトの労組は春闘で、運ぶ荷物の量を抑えてほしいと求めており、会社側も協議に応じるという。賃上げでなく荷物減らしの異例の要求である。人手不足も背景にあるようで「このままいくと日本の物流はパンクしかねない」との労組関係者の言葉が重い。
ネット依存社会はすなわち物流への依存を強める社会である。折しも「明日来る」が社名の由来である通販会社アスクルの物流倉庫で火災が起きた。消火に手間取ったのは、窓の少ない巨大倉庫ゆえである。ここに無限らず、工場跡地から物流拠点への転換がじわじわと進んでいる。
便利さを求めるとき、それに見合うだけのコストを払っているのかも考えてみたい。どこかで誰かに無理をかけるような仕組みは、いずれ行き詰まる。

 天声人語より
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17年度予算案年度内成立へ
予算案は本日午後の本会議で衆院を通過し、憲法の規定で参院送付後30日で自然成立するため、今年度中の成立が確実になった。

 紙面より
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数年来、サムスン製のスマートフォンを愛用している。使い心地もよい。
だがここに来て画面に触れるたび、先行きに一抹の不安を覚えるようになった。
財閥を率いる李サムスン電子副会長が逮捕されて1週間になる。
「サムスン茫然自失」「人事採用オールストップ」。韓国在住の友人に、いま雑誌の最新号に並ぶ見出しを教えてもらった。日本でも東芝の大揺れに驚きを抑えられないが、サムスンが韓国に与えた衝撃はその比ではないらしい。
逮捕された李氏は創業家の3代目である。日本語も堪能で、留学した慶応大では「日本の産業空洞化」を研究テーマに選び、修士号を得た。
留学前にはソウル大学で東洋史を専攻した。在学中に馬術の国際大会で銀メダルに輝いた。その縁かどうか今回の事件でも、朴大統領の支援者の娘に高価な馬を贈ったという疑惑がもたれている。政治権力と巨大財閥のもたれ合いの根深さをまたしても見せられた気がする。
つくづく感じるのは、韓国におけるサムスンの圧倒的な存在感である。
世界に30万人もの従業員を擁し、グループ全体で韓国経済の2割を支えるといわれる。急速なIТ化をもたらし、受験や就職の競争熱も高めるなど、よくも悪くも韓国社会の航路を決めてきた。
韓国の人々が折々に自国を「サムスン共和国」と呼ぶことを思い出す。一財閥に依存しすぎた構造を自嘲する言葉である。暮らしの隅々にあふれるSAMSUNGの文字に人々はいま何を思うだろう。

 天声人語より
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スマホの通信量節約。無線LANの活用を
携帯電話の通信費が政府レベルで問題になるこのごろ。長男が驚くようなことを言った。「すまをほ家でWi-Fiにつないでいない友達、けっこう多いと」。
動画や音楽のストリーミングなど、スマートフォンで人気のサービスの多くは、大量のデータ通信を必要とする。例えば国内最大規模の動画サービスdTVの場合、4段階中2番目によい画質を選ぶと、1時間ドラマを12話見たら約7?バイトの通信料になる。スマホの1カ月の通信料の一般的な上限だ。このためdТVやアマゾン・プライム・ビデオなどでは、作品を事前にスマホにダウンロードし、出先では通信をほとんど使わず視聴できる機能を備えている。その前提となるのが、家庭に無線LANがあることだ。
だが総務省の通信利用動向調査によれば、2014年末のブロードバンド回線接続世帯の無線LAN利用率は73.7%、これがスマホ保有世帯では68.9%に下がる。また家庭に無線LANがあっても、家族全員がスマホを接続しているとは限らない。「自分の家族はスマホで無線LANの設定をしない。携帯電話の通信量上限も知らないらしく、『スマホが遅くなる』と言っている」と嘆く人もいる。パソコンと違い、スマホは家庭内回線なしでネットに接続できてしまうためだろう。だがそれでは、スマホの通信量は天井知らずになる。
スマホの無線LAN接続は難しくない。
すでに無線LANルーター(親機)がある場合は、スマホの設定画面で「Wi-Fi」の項目をタッチすると、SSIDと呼ばれる親機の識別記号が表示されるので、それを選んでパスワードを入力する。SSIDとパスワードは親機のマニュアルなどに書いてある。これだけで家の中でスマホが通信し放題だ。無線LANがなくても、家にネット回線があれば、無線LAN親機を購入して回線に接続、同様の操作をすればいい。3~4部屋以上の家庭なら、1万数千円の高性能のものがよい。「11ac」という最新の高速通信規格に対応した製品がおすすめだ。
スマホの通信費の高さや通信料がすぐに上限に達することが問題になるが、無線LANを使っていないことが、その隠れた原因の一つかもしれない。この際、家族が自宅でスマホを無線LANに接続しているか、点検してみてはいかがだろうか。

 ネット点描より
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フィリピン沖で輸送船が米軍に襲われ、兵士は海に投げ出される。
漂流した後に助け出されたが、船上でこときれた仲間たちの水葬を目撃する。「タータター」と響くラッパと、海にどぶんと流される遺体。悲惨に潜むこっけいを脳裏に刻んだのが、後の鈴木清順監督である。
東京・日本橋に呉服商の長男として生まれ、本所で育つ。江戸の文化を明治維新が滅ぼしたという持論を曲げず、上野公園の西郷隆盛像に納得しなかった。「僕が都知事になったら----一心太助か葛飾北斎の銅像を建てるね」。自著で歯切れよく語った。
邦画界の王道を歩んだわけではない。日活時代は娯楽作品を型通りに撮ることをしなかった。試写では上司から「難しすぎる」との酷評も。13年働いた末に契約を打ち切られてしまう。
独特の美学が全面的に花開いたのは1980年の『ツィゴイネルワイゼン』。筆者も公開数年後、映画館で白日夢のような映像に圧倒された。たぐいまれな色彩美と無常観に支えられた作品世界が熱狂的なファンをつかんだ。
もうひとつ忘れがたいのは、TBS『ムー一族』で見せた役者としての演技だ。「風采のあがらない金持ち」という微妙な役どころだつたが、?身とやぎひげをいかしてひょうひょうと演じた。プロデューサーからは「無欲の勝利」とほめられた。
晩年は東京の下町で妻と暮らした。隅田川沿いを車椅子で散歩する姿を近所の人が時折見ている。享年93。江戸っ子らしい洒脱さを生涯失わなかった。

 天声人語より
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夜型生活取り戻すには。 朝日を浴びる。
乱れた睡眠のリズムを取り戻すにはどうすればいいのか。
①朝に日光を30分ほど浴び、睡眠ホルモンに関わる体内時計をリセットする
②日中に適度な運動をし、夜とのメリハリをつける。
③胃や腸を休めた状態で眠るために、就寝の3時間前には食事を終わらせる。
④夜は強い照明を使わないで過ごす--などが効果的という。
また、乱れた体内時計を整えて規則正しい生活リズムを手に入れるために、毎日の睡眠時間を記録することを勧める。起床・就寝時刻や寝ていた時間、途中で起きた時間・回数を振り返り、できるだけ毎日同じリズムを繰り返すようにする。休日だけ起床時間が遅くなる場合は注意が必要だ。平日の起床時間と2時間以上ずれると翌週の前半は時差ボケの状態となり、心身への負担が増えるという。
体内時計が乱れたままだと、睡眠時間帯が日常生活に支障を及ぼす「概日リズム睡眠障害」になる恐れもある。「朝起きられないなどの症状は『やる気がない』『だらしない』と見られがちだが、治療が必要な場合もある。受診をためらわないでほしい、と話している。

 はぐくむより
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傷つく米国 ライバルに恩恵
米国の価値観と利益を損ねることで最も恩恵を受けるのは、米国の最大かつ世界規模のライバルである中国の国力は米国に遠く及ばないが、経済発展や野望がその人口規模と相まって、もう一つの超大国になり得る国となった。今後、自由化を進めて法の支配をより尊重するのか、それとも排他的で権威主義的な今の中国の型に世界の国々をはめ込もうとするのか、行方は未知数だ。
トランプ政権はここでも国益を後退させた。別の大統領令で、TPPから手を引かせたのだ。この協定は経済学よりも地政学的な色合いが濃かった。環太平洋地域の国々は、アジアでの中国の影響力を相殺する強い米国の存在を求め、TPPを歓迎したのだ。
今や中国はこれらの国の一部と別の貿易協定を結ぼうとしている。これに成功すれば、アジアにおける中国の求心力は増し、知的財産権や労働者の権利、製品の安全性、環境問題をないがしろにする経済システムが勢いづくだろう。
トランプ政権の外交政策は、弱腰なのにうわべだけは強硬な行動を徒っているうにみえる。悪影響を食い止められるのは、「強い米国」の支持者を自認する共和党員だ。

 コラムニストの眼より----NYタイムズより
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男女均等法
偏りは正さねば。
選挙で男女の候補者を均等にする法案が成立へ。
どこまで進むか次の選挙がちょっと楽しみ。

 素粒子より
選挙は男女均等とはずれているのではないのか。
世の中の流れなのか。
私は疑問に思う。
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オランダの絵本作家ディック・ブルーナーさんは20代半ば、斜め向かいに住むイレーネさんに恋をした。
彼女が通りかかる時間帯に自宅バルコニーで絵筆をとる。イヌ好きと知れば自分も飼って散歩に励んだ。
結婚を申し込むが断られる。「芸術家を気取るのもイヌを利用するのもどうかと思った」。傷心の1年後に再び申し込み、ようやく思いが通じた。
絵本シリーズ「ミッフィー」のほのぼのとした作風からは想像しがたいが、驚くほど頑固な面があった。家業の出版社を継がせようとする父親に反発。無理やり通わされた高校を卒業直前、これ見よがしに退学している。
「とにかく描くことに専念できれば幸せな人。収益や宣伝といった方面には無関心でした」。取材を重ねて評伝を著した本紙の同僚、森本記者によると、晩年まで助手を雇わずひとりで描いた。試作はまずイレーネ夫人に見せる。夫人が首を横にふればお蔵入りにした。
絵本には暴力や流血はおろか口論の場面すらない。10代でナチス・ドイツの侵攻を受け、疎開を強いられた。「ユダヤ人迫害をじかに見て、暴力は人を押しつぶすと知った。その経験が大きいと思います」。
訃報に接して久々に絵本を開いた。よく見ればどのウサギの顔も目は・・で口もとが?である。それ以外には何もない。シンプルな・・と?が余すところなく喜怒哀楽を表す。極限までそぎ落した線と余白が、強制や威圧に屈しない精神のしなやかさを伝えている。

 天声人語より
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火災で分かった
クリックすれば自宅に商品が届く通販会社。
24時間態勢で数百人が働いていたと。
巨大倉庫の火災で改めて知る。

素粒子より
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スキーのジャンプ競技は、出発地点がラージヒルの場合で高さ140㍍ほどになる。
東京タワーの大展望台から滑り落ち、時速80㌔を超える速さで雪氷の斜面へと身を投げ出すようなもの。想像するだけでも足がすくむ。
ジャンプの全日本選手権は1923年に始まった。選手は男子だけ。「女子には無理」という周囲の先入観は長く続いた。国内で女子選手が初めて公式戦でラージヒルを飛んだのは1997年だった。高校3年の山田いずみさんが男子に交じって挑んだ。
当時、女子を受け入れるチームは少なく、出場できる試合もわずか。更衣室はなく、トイレで着替えしながら経験を積み重ねるしかなかった。そこから徐々に増え始めた国際大会に、日本から参加するようになった。
女子ジャンプを国内に認知させた山田さんは、ソチ五輪での採用が決まる2年前に現役を退いた。今は日本代表コーチを務める彼女に、引退の花束を渡したのは当時小学6年の高梨沙羅さんである。
その高梨さんが16日、男女を通じてW杯最多に並ぶ通算53勝を達成した。二十歳の若さで6シーズンの勝率が6割、総合優勝は4度を数える。風や雪の自然条件に左右される協議で、この成績は驚きだ。
「あれほど前へ飛び出していくのは、人間業ではない」と五輪金メダリストの原田雅彦さんはいう。絶妙な身体のバランスとひるむことのない意志で、高梨さんは白銀の世界に伸びやかな放物線を描く。その背中に若い女子ジャンパーたちが続くはずだ。

 天声人語より
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米強制送還の対象者拡大へ
メキシコなどからの不法移民を取り締まるための新たな方針を明らかにした。
米国内には不法移民が約1100万人いるとされるが、今回の方針により、強制送還の対象が大幅に拡大され、ほぼすべての不法移民が対象になる可能性が出てきた。
優先的に送還する対象をあらゆる犯罪者に拡大。
交通違反などの軽犯罪にも適用されるとみられる。

 紙面より
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佐藤愛子さんの話題作『九十歳。何がめでたい』によると、花粉症を昔は単に「春先のハナ風邪」と呼んだ。
「花粉症は年を取れば治る」という友人の言葉を支えに毎春を耐え、91歳でピタリと止まったという。
当方も花粉と闘って久しい。この時期は外出にマスクが欠かせない。素人の思いつく究極の解決策は花粉の飛ばない木への植え替えることだが、夢物語なのだろうか。神奈川県自然保護保全センターを訪ねた。
「無花粉スギは1992年に富山市の神社で発見されました。品種改良が進み、もう実際に植えられています」と主任研究員の斎藤さんは話す。
無花粉スギ発見に触発された斎藤さんは、無花粉のヒノキを探して2年間、神奈川・丹沢山地をめぐった。高枝ばさみを手に1本ずつ枝を揺らして花粉の飛び具合を見る。大量の花粉を浴びて計4074本を調べ、ついに探し当てた。いまは実用化に向けた研究が続く。
最近「鼻うがい」という治療法をよく聞く。鼻孔の片側に液体を注入し、逆の穴から流し出す。広告映像を見てややひるんだが、冒頭の佐藤さんの著書にも似た治療法が紹介されている。洗面器に塩水を張り、顔をつけて鼻孔から吸い上げ、のどからはき出す。いかにもつらそうではあるけれど、この治療法を長く実践したそうだ。
<花粉症ゼロ社会>。自民党が昨夏の参院選で掲げた公約を思い出す。発症者の一人としては賛意を表したいものの、はてさていつ実現することやら。

 天声人語より
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トランプ政権の補佐官決定
米大統領の国家安全保障補佐官に陸軍中尉のマクマスター氏が決まった。
フリン氏の後任候補から辞退されるなどホワイトハウス内で混乱が続いており、態勢の立て直しが政権の課題だ。

紙面より
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デモクラシーのパラドックス、内側から失われる自由
デモクラシーには、いま、どんな意味があるのだろうか。
 いまから100年前の世界において、議会制民主主義はごくわずかな国にしか存在しない制度だった。欧米世界に限ってみてもドイツ帝国やロシア帝国のような専制統治は珍しくなく、選挙が行われている場合でも選挙権には制約が加えられていた。欧米世界の外では植民地支配が広がっていた。デモクラシーが希望を込めて語られる裏には、デモクラシーとはほど遠い政治の現実があった。
それから1世紀を経た現代において、議会制民主主義はごく当たり前のように世界に見られる制度となった。
民主的に選ばれた指導者が、民主政治を擁護するとは限らない。選挙によって権力を手にしたヒットラーが独裁政権を生み出したように、民主政治が独裁に転換する危険は、これまでにも指摘されてきた。しかしいま私たちが目撃しているのは、国会が放火され民主政治が独裁政権に変わる危険ではない。選挙によって指導者に選ばれたばかりでなく、少なくとも過半数、多い場合は80%を超える国民の支持を集めている。
特に民主政治を排除しなくても、国民の支持のもとで政治的競合が排除され、政治権力が集中する可能性が生まれている。
なぜ国民が権力の集中を受け入れるのだろうか。その鍵は、社会を敵と味方に峻別する政治のありかたにる。国家の安全を脅かす敵国、あるいは国内に潜んで国民の安全を脅かす反政府勢力など、国家の内外から国民の安全を脅かす勢力に国民の目を向けさせ、そのような外敵と内敵との闘争によって政治権力を正当化する。恐怖によって国民の支持が動員されるのである。
このような構図はロシア、トルコ、インドやフィリピンに限ったものではない。そこまで顕著な形ではないとはいえ、アメリカのトランプ政権でも、また日本の安倍政権でも、民主政治のもとで、国民の支持を集めつつ行政権力に大幅な権限が委譲され、政治的競合が後退する過程を認めることができる。
この構図は、かつてナチスドイツの台頭を前にした知識人の議論に似たところがある。
大衆社会論は民主主義ではなく、全体主義の社会的起源を解明することが目的であった。いま私たちが直面するのは、全体主義に向かうことなく、制度としての議会制民主主義の枠を保ちながら、政治的競合や少数意見が排除される可能性である。
民主政治は国民の意見を政治に反映する政治の仕組みであり、国民の意思を政治に反映する第一の手段が選挙である。だが選挙によって権力を手にした政治主導者に過大な権力を委ねるなら、政治の多元性は失われ、権力に対する制限が弱まってしまう。民主政治のもとで自由が失われるパラドックスがここにある。
 多数者の意思が、多数の横暴であってはならない。デモクラシーが当たり前の制度となったからこそ、デモクラシーのもとで自由な社会をどのように支えるのかが問われてる。

 時事小言より-------藤原帰一
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トランプ氏のその後
すごむトランプ氏と、なだめる閣僚ら。
古典的刑事ドラマのような政権1カ月。
熱狂ファンだけが拍手を送り。

素粒子より
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昨年亡くなったキューバのフィデル・カストロ前国家評議会議長は、世界で最も多く暗殺の標的になった。
暗殺計画は600を超えたといわれ、猛毒が塗られた葉巻が用意されたこともある。
最近入りの飲み物やボールペンに見せかけた注射器も検討されたという。歴史を振り返ると、政敵を排除し、権力を得るための毒殺の試みは大昔からあった。14世紀にイタリアの壁画に描かれた暴君は、毒杯を持った悪魔の姿だったという。
犯行に使われたのは毒のスプレーか、あるいは毒針か。北朝鮮の故金正日総書記の長男、金正男氏がマレーシアの空港で襲われ、殺害された。
正男氏は2012年にも、北朝鮮の工作員とみられる者に暗殺されそうになったという。今回の事件も、異母兄弟にあたる金正恩朝鮮労働党委員長の指示によるとの見方が強まっている。殺害に関与した疑いで女2人が逮捕された。真相はどこまで解明されるのだろうか。
正男氏は外国に知人が多く、メディアの質問に答えることもあった。取材を続けてきた朝日新聞記者は正男氏の博識ぶりを感じていたという。スマホで絵文字を送ってくるくだけた面もあった。空港で理不尽な死を強いられた無念さを思う。
北朝鮮は、新型ミサイルを発射したばかりだ。今回の暗殺を実行したとすれば、世界に見せつけて恐怖を植え付けようとの狙いがあるのか。毒気にあてられ、冷静さを失うことだけは避けねばならない。

 天声人語より
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どちらもおなじみの果物ながら、みかんとりんごは役どころが違う。
<君と僕二人で囲む冬の夜「こたつ」と「みかん」はベストカップル>近藤史紀。
みかんには暖かい色のもたらす「安定」のようなものがある。
片やりんごは、たとえば歌人の故・河野裕子さんの一首を思い出す。<青林檎与えしことを唯一の積極として別れ来にけり>。同じ「ふたり」のことを詠んだ歌ながら、淡い孤独と硬さをたたえる。実体験にせよフィクションにせよ、双方の歌でみかんとりんごの交換はできまい。
日の色に染まったみかんは、安らげる「人の間柄」の暗喩のようでもある。暖かい色に家族の記憶を呼びさまされる向きもあろう。冬の団欒の名脇役だが、消費の低迷が聞こえて久しい。
ピークだった1975年の約5分1に減っているという。「日本人が最も多く食べる果物」の座は10年前にバナナに奪われた。茶の間からこたつが減ったから-----などと理由には諸説あるようだ。
思えば、テレビのチャンネルをまだ回していたころがこたつの全盛時代、すなわちみかんが胸を張っていた時期だった。みかんの低迷とともに、人どうしの円居が減りつつあるのなら、寂しいことである。
役どころの話に戻って、みかんが向き合って食べる果物なら、バナナには個々で食するイメージがある。多忙なときは食事代わりにもなってありがたい。果物もまた、世につれ。個々が孤々にならないか、心配ではあるが。

 天声人語より
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水ぬるむ季節である。冷水と格闘する辛く厳しい冬が終わったことを豆腐屋はこう詠んだ。
<けさよりは我が指刺さぬ缶の水春の豆腐と思いあきなう>。のちに作家になる松下竜一である。『豆腐屋の四季』には生業に根ざす季節感がにじむ。
春はやさしてだけでなく、苦みもあった。鍋物の季節が終わるからだろうか、春は豆腐の売れ行きが落ちたという。<春嵐砂捲く幾日か豆腐売れず寂しくて満つる海を見に来つ>。
春一番が、関東や北陸、四国などで吹いた。うれしい響きの言葉ではあるものの、あまりの強風に閉口した方もおられよう。冬のあいだに縮こまった体を揺り起こそうとする目覚まし時計のようである。
職場から浜離宮恩賜庭園に歩いてみると、菜の花の鮮やかな黄色が風に揺れていた。結婚式に備えてか、晴れ晴れして和装で撮影するカップルの姿もあった。風景を春色に染める菜の花は、葉と一緒につぼみや花も味わえる花菜でもある。何ともいえない苦みがいい。
「春は苦味を盛れ」の言葉がある。菜の花だけでなく、ふきのとうや筍、ウドなどの春野菜である。冬の寒さに耐えて育まれた味わいが活力を与えてくれる気がする。
暦を見ると、今日は二十四節気の雨水である。雪が雨になり、溶けた雪が土を潤すときだ。
春を前に入学や就職に胸をふくらませる方もいるだろう。新天地にはたくさんの楽しさや刺激とともに、きっと苦みもある。春の野菜のように未来の力になる味わいもあるはずだ。

 天声人語より
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ホルモン力高めて快適な生活
心身ともリラックスして、楽しいと感じているときに、いいホルモンがたくさん分泌されるという考え方です。
大事なのはいかにホルモンを上手に分泌する生活を送るかだ。ホルモン力を高めるキーワードは「楽食、楽動、楽眠、楽話」だという。
例えば、「おなかがすいた」という時間を持つことにより、「グレリン」という物質が胃から分泌される。グレリンは、細胞のミトコンドリアを増やし「強くする」という。
運動すると血の巡りがよくなり、心臓や血管から余計な塩分や水分を体外に排出するホルモンである「ナトリウム利尿ペプチド」が分泌され、血圧や血糖値が下がる。
また、部屋を暗くして十分な睡眠を取ることにより、脳の中央にある松果体から、生体時計のリズムを調整し活性酸素を除去するメラトニンが効率よく分泌される。
さらに「誰かとともに生きている」という実感を持つことにより、オキシトシンと呼ばれる愛情をつかさどるホルモンが脳の下垂体から分泌される。
最近の研究では、栄養やスポーツ以外にも、「どきどきする勝負事に挑戦する」「困った問題は翌朝に持ち越す」「愚痴を思いきり言ってみる」「週末に自分への『ご褒美』を予定に入れる」などもホルモンの分泌を促すことがわかってきたという。

 元気のひけつより----石川雅彦
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本来なら春からの新生活に、胸をふくらませるときだろう。
資格をめざして大学の推薦入試に受かったのに、お金が払えなくなり入学を取りやめた。そんな大阪府の高校生の投書が声?にあった。
「将来、私に子どもができたら同じ経験をさせたくない」との言葉がつらい。似た境遇の若者は他にもいるのではないか。日本は大学進学への支援が薄いと言われて久しい。返済のいらない給付型奨学金がようやく創設されるが、対象人数も額も十分ではない。
「福祉は社会で支える考えが広がっているのに、教育は家庭の責任のままだ」と教育社会学の濱中さんは言う。
数年前の世論調査で「優先して税金を投入すべき分野」をたずねたところ、1位が医療・介護、2位が年金で、教育は3位だった。
経済的に恵まれない人が大学教育を受けられるよう税金をさらに使ってもいいという人は、2割から3割しかいなかった。世論の後押しがなければ政策は動かない。「子の教育にお金わかけられる層と、それ以外の層との格差がますます広がらないか」と濱中さんは懸念する。
奨学金といえど後で返さなければならない貸付金が大部分で、多くは利子まで求められるのが現状である。国立大学の授業料も高くなった。学費や生活費のためバイトに明け暮れる大学生は少なくない。
消費税1%分の税収で大学授業料が全員無料になるとの試算もある。
未来の社会に向けた投資を増やす。先送りをしてはならない課題であろう。

 天声人語より
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北朝鮮の暗殺問題
おぞましい暗殺を一般人にさせた?
「いたずら目的」と殺害の容疑者。
スパイ小説にもないまか不思議。

素粒子より
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毎年恒例の第一生命によるサラリーマン川柳が30回目を迎えた
これまでの句を眺め感じるのは、働き過ぎをやめられない会社員たちの嘆きである。<休暇とれ5時に帰れ仕事せよ>は1993年の作っだ。
より短い時間で効率よく働こう。そう言われ続けてきたが、実態が伴わない。おととい発表された入選作にも〈ノー残業居なくなるのは上司だけ〉〈残業はするなこれだけやっておけ〉があった。寒々とした笑いである。
日本社会に根付いた長時間労働を和らげることができるか。政府がきのう発表した規制案では、残業はどれだけ長くともねんかん720時間までに抑えるという。月にならすと60時間だが、忙しい月は100時間といった例外を認めるかどうかで意見が割れている。
政府による会議では、ジャーナリストの白川桃子さんが「日本の労働時間は制限速度のない高速道路です」と発言していた。過労が心身の不調につながり命に関わることもある。事故が起きなければ止まらないような運転は本来あってはならない。
省庁の働き方をめぐり昨年出された提言に、こんなくだりがあった。官僚の働き過ぎは付き合いのある民間企業も巻き込み「社会全体の長時間労働のひきがねとなっている」。そんなドミノ倒しは企業社会のあちこちにある。
〈効率化提案するため日々残業〉。そうよまれるような事態では本末転倒だ。〈ノー残業お持ち帰りでフル残業〉も困る。笑いの力も借りつつ、仕事をこなす知恵を絞りたい。

 天声人語より
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金正男氏暗殺
マレーシアで殺害された。二人の女性と一人の男性が拘束された。
遺体は北朝鮮に引き渡されるという。
殺害には毒ガスとのことだ。

紙面より
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GDP年率1.0%増
2016年10~12月の国内総生産の1次速報は、物価変動の影響を除いた実質成長率が前期より0.2%増えた。この状態が1年続いた場合の年率に換算すると1.0%増。消費低迷が続く一方、海外経済の持ち直しを背景に輸出が増え、4四半期連続のプラスになった。
 物価の動きを反映した名目成長率は、前期比で0.3%増。
輸出は、米国や中国向けの自動車が好調だったほか、スマートフォンに使われる半導体などが中国向けを中心に伸び、実質で前期より2.6%増えた。海外経済の回復が後押しし、企業の設備投資も増加。
 一方、GDPの6割を占める個人消費は前期比で0.01減と、4期ぶりにマイナスに。
公共投資は1.8%減と2期連続で減少。
当時に発表した16年1年間の成長率は、実質で前年比1.0%増。名目で1.3%増といずれも増加。伸び幅は前年より縮小した。

 紙面より
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北朝鮮は
身内もいらぬ枝葉として切る。
無慈悲な鉄遂にあったか正男氏。
世界に友なく周りは敵だらけの正恩氏。

 素粒子より
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私の名前は安倍(Abe)ですが、米国でときおりエイブと発音されます。しかし悪い気はしません----。
安倍首相が日米首脳会談後の会見で語っていた。貧しい家庭の生まれから大統領になったエイブラハム・リンカーンを連想させるからだ。
2年前の米議会演説でも同じ話をしており、米民主主義をたたえる一八番なのだろう。今回違うのはトランプ大統領と並べたことだ。リンカーンが「民主主義のチャンピオン」を象徴し、公職経験のないトランプ氏が選ばれたのは、「民主主義のダイナミズム」を示していると。
リンカーンには、見た目はぱっとしなかったという話もある。「風采の上がらない、声のカン高いリンカーンは、今日なら大統領になれなかったことだろう」とニクソン元大統領の著書にある。歴史に残る演説もテレビ時代には向かないのだという。
長々しい演説よりたった1秒の宣伝文句が力を持つ時代だとニクソンは苦々しく書いている。テレビの人気者から大統領になり、ツイッターを駆使するトランプ氏の面目躍如である。
リンカーンは奴隷制をめぐる南部と北部の対立を憂えていた。「分裂して争う家は立っていることができない」世論の分裂を異に介さない現大統領と仲よくするのは、家の半分と付き合っているような気がしてくる。
人種や自由貿易などの価値をかき乱しているかに見えるトランプ氏に、言うべきことはまっとあるだろう。抱き合うほどに親しくなったのなら、なおさらである。

 天声人語より
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首相の訪米
米国でゴルフ場をはしごして帰国。
その足でテレビ局をはしごする。
あちらツイッター、こちら生出演がお好き。

みごと懐に飛び込んで。
ハグして長い握手をしてハイタッチ。
メキシコや豪州の首脳はどんな思いで見ていたか。

素粒子より
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親密さを国際協調につなげよ
同盟関係においても「米国第一」を貫徹しようとするトランプ米大統領にとって、日米関係の評価基準は専ら米国経済に資するかどうかにある。訪米中のの安倍首相との親密ぶりに世界の注目が集まるが、多国間協調にも貢献してきたこれまでの日米関係とは隔絶した姿を印象づけている。
自由や人権といった普遍的価値や世界秩序への脅威となったトランプ氏と距離を置くか、それとも近づくか。首相は後者に賭けた。
対中国や対ロシアをはじめ新政権の外交方針が固まる前に日本の立場を浸透させたいとの判断だろう。
日本は戦後、安全保障を依存する米国との関係を軸に対外政策を組み立ててきた。独仏ロなどが反対したイラク戦争でも「単独行動主義」の米国を支持し、結果は表かはともあれ、当時の小泉首相はブッシュ大統領の信頼を得た。
「懐に入ってこそ発言力が生まれる」という考え方が底流にある。安倍首相はさらに踏み込んだ。国際社会のトランプ氏への風当たりが強いなか、リゾート地でのゴルフをふくめほぼ丸2日間を大統領と過ごす異例の厚遇を受け入れた。
首相はトランプ氏と早い時期に親密な関係を築くことに成功したが、そのことが目的ではないだろう。本音のやりとりはこれからということかもしれないが、相手の意に沿わない話ができないようでは成熟した二国間の外交とは言えまい。
難民や気候変動などグローバルな課題にどう向き合うか。日米関係が内向きではいけない。「自由、民主主義、人権、法の支配といった基本的価値を共有する国々と連携する」という首相の決意が問われる。首脳間の親密な関係をいかして米国を国際協調に引き戻す努力が求められる。

 紙面より-----政治部長・佐古浩敏
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首相外交
仲良きことは美しき、かな?
大事な取引前の27ホールのご接待。
列島を不沈空母にしたロン・ヤスを思い出す。

いまこそ地球儀を俯瞰しよう。
世界の不安な視線の先、スポットライトの輪の中で。
ソロがデュエットになった。

挑発しているつもりの道化役よ。
絶妙のタイミングで割ってはいる北朝鮮。
韓国大使を戻す理由ができたのでは。

素粒子より
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東京都心の明治神宮のそばに5階建ての白い建物がひっそりとたたずむ。
罪を犯し、服役を終えた女性たちが社会復帰に向けて共同生活を送る。更生保護施設「両全会」である。
先月訪ねたときの入寮者は20代から80代までの16人。入寮すると、まず携帯電話を契約する。仕事を探し、家を借りるのに必要な30万円の貯金に励む。清掃や介護、飲食店のパートの職に就く人が多い。
施設は今年、100周年を迎えた。1917年、出所した女性たちの窮状を見かねた教誨師が自宅の一角に寮をつくった。生活費を貸したり、縁談をまとめたりする活動が主だった。戦後は薬物使用や盗みを繰り返す人が増えたという。
入寮当初は電車に乗ることもむずかしく、人混みにめまいを覚える人もいる。
退寮しても、数年後に戻てきてしまう例も少なくない。「親から無視され、暴力をふるわれ、家族の情を知らない人が多い。その分、甘言にだまされやすく、犯罪に引きこまれてしまう」と理事長の小畑さん。
しかし就職や結婚をして人生を切りひらく人も確実にいる。
施設は依存症を克服する離脱プログラムに力を入れる。将来に向け、自力では就労できない女性のための農場経営の道を探る。
筆者はかつて刑事裁判の取材を担当したが、出所後の人々がどう暮らすのか突き詰めて考えたことがなかった。不幸にして道を踏み外してしまった人々に対する社会の無関心は、この100年間にはたして変わったのだろうか。

 天声人語より
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がん予防も運動から
日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、
2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人と、約半数の方が亡くなっている。
74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。
2人に人のはがんになるということだ。
米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥
満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約
9万人に上る。そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で
体重が85㌔ぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。
思い立ってダイエットを開始。約半年間で25㌔減らし、今もその体重を維持して
いる。
その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々
にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはタンパク
質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョッキングを始め、マラソンに
も挑戦している。
がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本の
がん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。
ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーシ
ョンをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきら
めないで欲しい。

 紙面より---勝俣範之
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今回の訪米で安倍首相が首都ワシントンに続けて向かう先は。
南部フロリダ州の高級リゾート施設「マール・ア・ラーゴ」である。トランプ米大統領が所有し、別荘としても使う。
首相はここに泊まり、ゴルフをする予定だ。
大西洋に面した広大な敷地に専用ビーチ、プール、舞踏場、ゴルフ場を備える。シャンデリアが輝き、寝室や洗面所では大理石が光沢を放つ。トランプ氏の肖像画もある。英紙に載った写真はさながら王宮のようだ。大統領はここを「冬のホワイトハウス」と呼ぶ。
もとはシリアル食品で財をなした穀物王の娘が1920年代に建てた邸宅である。一目見て気に入ったトランプ氏はまず目の前の砂浜を買い取る。「壁を作って海を見えなくしてやる」と相続人らに迫り、豪邸を破格の安値で手に入れた。よほど壁が好きなのだろう。
ふりかえれば、首相の祖父の岸伸介も1957年の訪米でアイゼンハワー大統領とゴルフに興じた。プレー後は連れだってシャワーを浴びた。
「緊張がほぐれて翌日からの会議がスムーズに運んだ」。得意げに回顧している。
それから60年。就任わずか3週間で悪評を不動のものにした大統領といま親しげにコースを回れば、世界からどんな視線を浴びるのだろう。
この施設は入会金2千万円、1泊20万円以上といわれる。
首相一行の滞在費はいつたいどちらの国のだれが払うのか。何はともあれ、この状況で心からゴルフを楽しめるとすれば、わが首相も相当な豪傑である。

 天声人語より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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トランプ氏が及ぼす影響
トランプ氏の言う「米国製品を買おう。米国民を雇おう」は、米国大統領の国内向けのメッセージとしては正しい。問題はそれでうまくやくかである。
 米国内の物価上昇懸念は別としても、世界経済の萎縮や他国との対立といった懸念は重要である。先のことは誰にも分からないが、ハッキリしているのは、トランプ氏4年の大統領任期を保証され、最高裁判事を選ぶこともできることだ。
 トランプ氏が及ぼす影響は経済問題にとどまらない。大統領選の際、米軍駐留経費の全額負担などに応じなければ米軍を撤退させる姿勢も示していた。
 日本は戦後一貫して防衛をアメリカに依存してきた。日本の安全保障や米軍基地問題などは、日米地位協定の実施について協議する日米合同委員会で「議論」されてきたという。今後はこれまでの「議論」が覆される可能性もある。
 日本は初めて戦後を見直すことになるのかもしれない。自ら選んだわけでもない米国の大統領が、日本に自らの未来を選択する「自由」を課す結果になるかもしれない。

 経済気象台より-----環珠
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日米会談
核の傘、尖閣、自動車、雇用------。
異種多様なものが同じ食卓に並ぶ首脳会談。
それが欲しけりゃこれをのめと。
毒食らわば皿までの日米枢軸。
世界の悪役となった大統領と蜜月を願うわが首相。
2人の顔写真が並ぶのが怖い。

素粒子より
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「春告草」と呼ばれる梅は、その花の色合いがかくも豊富である。
つやのある明るい紅色は「本紅」であり、つぼみはピンクで、咲くと白い色になる花は「移白」と言われる。反対に白から紅色になる「移紅」もある。
作家の円地文子は、桜のうす紅とも、桜のピンクとも違う紅梅の色が好きだと書いている。「いかにも長い冬の寒さに耐えた花の辛抱強さと凛々しい美しさが含まれている」。年が明けてから神経がささくれ立つニュースが多いなか、ほころぶように咲く梅を見ると心が落ち着く。きようは立春である。
古事記や日本書紀には記されていない梅であるが、万葉集には119首の歌が現れ、ハキに次ぐ多さだという。中国から渡来し、もてはやされるようになったのだろう。山上憶良は〈春さればまづ咲く宿の梅の花独り見つつや春日暮さむ〉と詠んだ。
自宅近くの公園には紅梅の梅が咲き誇っていた。その傍らには桜の木があり、早くも花を一輪二輪とつけていた。玉縄桜という名のその品種は、聞けばソメイヨシノを親に持ち1970年代に育成が始まったという。
早咲きの新顔である。
いまや桜の代名詞となつたソメイヨシノも、明治以降、その華やかさが好まれて広がった。万葉の時代からの美があり、近代以降の美がある。日本の風景は時代により姿を変えてきた。
まだまだ「春は名のみ」かもしれぬが、季節は少しずつ移ろう。先が見えず変化の激しいときだからこそ、暖かな日の訪れをゆっくりと待ちたい。

 天声人語より
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首相の訪米
相手の土俵ならぬグリーンに乗る。
日米首脳会談はゴルフ接待つき。
引き換えにどんな取引が待っているのやら。

 素粒子より
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財務省が発表した2016年の国際収支のそくほうによると20兆円の黒字
2016年(1~12月)の貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す経常収支は、20兆6496億円の黒字。
黒字幅は2年連続で拡大し、過去最高だった07年に次ぐ過去2番目の高水準となった。円高と原油安で貿易収支が黒字に転換下ことや、訪日外国人の増加で旅行収支が増えたことが全体を押し上げた。
貿易収支ハム5兆5793億円で6年ぶりに黒字に転換した。15年は6288億円の赤字だった。輸出は前年より8.5%少ない68兆円余だったが、輸入が16.6%減の63兆円余とそれ以上に減った。原油の輸入額が前年に比べ3割以上減り、液化天然ガスも約4割減った。原油の平均価格が前年より24.4%下落し、為替も前年より10.2%円高ドル安になったことが大きな要因だ。
日本の企業や個人による海外向け投資のもうけを示す「第一次所得収支」は、前年より少ない18兆1360億円だった。

 紙面より
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経常黒字20兆円に
2016年度の(1~12月)の国際収支の速報によると、経常収支は前年より25.8%多い20兆6496億円の黒字。
黒字幅は2年連続で拡大し、過去最大だった07年に次ぐ過去2番目の高水準。
貿易収支も5年ぶりに黒字に転換した。

 紙面より
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にわかに耳にするようになったアメリカ大統領令である。
日米開戦のすぐ後に出された大統領令9066号は、スパイ行為を防ぐとして、西部の日系人12万人を強制収容所へと追いやった。彼らは住み慣れた土地から引きはがされ、生活の糧を失った。
責任者の軍人は日系人全体を危険視し「ジャップはしょせんジャップだ」と述べていた。それに抵抗したのが日系2世の若者、フレッド・コレマツだった。偽名を使い、目を整形手術して逃げようとしたが逮捕された。最高裁まで争ったが、有罪は覆らなかった。
1983年になってようやく、コレマツの罪は晴れた。このときの公判で彼は訴えている。「政府に誤りを認めてほしい。人種や宗教や肌の色で、アメリカ人があのような扱いを再び受けることがないように」。
グーグル米国版の検索画面に先月末、コレマツの似顔絵が登場した。背景には桜の花と、収容所の建物があしらわれている。イスラム教徒を狙い撃ちにするような入国制限で混乱が起きるなか、日系人の悲劇を思い起こしてほしいとのメッセージだろう。
権力が不安をあおり、証拠もないのに一部の人びとを敵と見立てて排除する。いま、似たような過ちが繰り返されていないか。歴史の教訓を再び思い起こす必要がある。
亡くなる前年の2004年、コレマツは新聞に投稿している。「少数者への恐怖と偏見を呼び覚まし、誇張するのはいとも簡単なことだ」。警告がいまも有効なのが、もどかしい限りである。

 天声人語より
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介護保険負担増
介護保険法などの改正案を閣議決定した。現役並みに所得のある高齢者が介護保険サービスを利用した場合の自己負担割合は、2018年8月から現在の2割から3割にあがる。

紙面より
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いまどきの愛猫家も驚く可愛がりようであろう。
作家の内田百閒は、飼い始めた野良猫の子「ノラ」の好物は何かが気になって仕方がない。15円の牛乳は気に入らないようだから、21円のを飲ませる。猫が食べなかった魚のアラを味付けし直して夫婦でいただく。
犬と違って恩を感じるそぶりがないところがいいと書いている。「恩のやり取り、取り引きは人間社会で間に合ってゐるからノラには御放念を乞ふ」しかし老作家の情は深く、猫が行方知らずになると仕事も手につかなくなる。
数年来の猫ブームだという。愛らしも人にこびない姿に引かれるのか、ネットで写真が広がる。推計される飼い猫の数は、飼い犬を追い抜く勢いである。
写真集なども売れて「ネコノミクス」の言葉もある。一方で猫も犬もペット業界の扱いが問題になっており、生まれてから買われるまでに3%が死んでいると先日の記事にあった。商品でなく命との付き合いだと改めて想起したい。
「寛容であれ----でもあまり言いなりになってもいけない」。猫が教えてくれるのは例えばそんなことだと、ベッカー著の絵本『大事なことはみーんな猫に教わった』にある。相手に寄り添いつつも振り回されない。そんな猫流には、人付き合いのヒントがありそうだ。
猫のマイペースな姿には「自立を失わず人に頼るべし」の教訓があるという。猫好きでなくてもときに彼らの気持ちになってみるのは悪くない。意外と深いかもしれない。

 天声人語より
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大統領令
町奉行が大岡裁き。
暴れん坊将軍のいらいらは募る。
米連邦地裁が中東などからの入国禁止の大統領令を止める。

素粒子より
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グローバリズムの時代に保護主義は本当に悪か その2
かくて、グローバリズムのもとでは、自由貿易は決しておだやかな国際分業体制などには落ち着かない。
それどころではない。。何を自国の売り物にするかを各国の政府が戦略的に作り出すだろう。ここに激しい国家間競争が生じる。グローバリズムは、国境をこえた自由な貿易どころか、政府による経済への戦略的な介入をもたらしてしまうだろう。新重商主義とでもいうべきものだ。それが時には、保護主義にもなる。
 しごく当然のことで、激しいグローバル競争によって衰退する産業がでてくれば、その労働者の不満をすくい取るには、保護主義しかないだろう。デトロイトで自動車の組み立てをやっていた労働者をいきなりウォール街に連れてきて金融ディーラーをやれといっても無理である。労働者の適応能力よりもグローバルな競争の方が激しすぎるのである。
 私は、保護主義の方が優れているなどといっているのではない。ただ、保護主義をもたらしたものは、実はグローバリズムのもとでの自由貿易体制であった、という認識から出発したいのである。そうだとすれば、これは米国だけのことではない。日本も同じ状況に置かれている。「トランプの保護主義は危険だ、自由貿易を守れ」といってもあまり意味はないのだ。
 だからまた、トランプを反グローバリストと断定するわけにもいかない。保護主義も米国第一主義も、ある意味では、グローバリズムを前提にした上での、それへの対応なのである。急激なグローバリズムが、強い国家による内向きの政策を生み出した。世界はすでにその段階に入りつつある。保護主義が危険なのではなく、敵対的で急激な保護政策が危険なのだ。いわば節度ある保護主義をうまく使うことを考えなければならない時代なのである。

 異論のススメより-------佐伯啓思
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「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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グローバリズムの時代に保護主義は本当に悪か。その1
われわれは、いつのまにか、自由貿易は善、保護主義は悪と思い込んでいる。だがそれは本当に正しいのであろうか。
 どうしてトランプが大統領に選出されたのかを改めて思い出してみよう。最大の理由は、米国製造業の衰退によって白人労働者の仕事が奪われたからであった。ではそれを奪ったものはなにか。ひとつは、労働節約的に作用する技術革新である。
 だが、グローバリズムがその一因になつたことも否定できない。グローバル化のなかで、先進国の製造業は新興国との激しい競争にさらされる。その結果、企業は労働コストを下げようとする。そのために先進国の賃金は下方圧力を受け、雇用は不安定化するだろう。ましてや先進国の企業が生産拠点を海外に移せば、国内では産業空洞化がすすむ。つまり、グローバル化は、競争力を失いつつある先進国の産業や労働者に大きな打撃をあたえる。
この状況のもとで自由貿易をやればどうなるか。安価な製品が、新興国や競争相手国から流れ込んでくる。こうなると、ある種の産業は衰退を余儀なくされる。それが自動車のように米国の誇る製造業の中核産業であれば、米国は確かに大きな打撃を受けるだろう。
もとはといえば、急激なグローバリズムや自由貿易が、アメリカ製造業の白人労働者に打撃をあたえていたのだ。しかも、冷戦以降のグローバリズムを推進したのもまた米国であった。皮肉なことである。
自由貿易論者はいうだろう。そもそも、米国が自動車のような競争力の低い産業に固執する方がおかしいのだ。自由貿易とは、各国がそれぞれの得意分野に特化して貿易するという国際分業体制である。すると両国でウィンウィンの関係を結べる、と。
 しかし、話はそれほど簡単ではない。昔、日本がまだ半導体で世界をリードしていたころによく引き合いに出された例がある。仮に米国の土壌がジャガイモに適しており、日本の労働者が半導体の生産に適していたとしよう。すると、アメリカはもっぱらポテトチップスを生産し、日本はシリコンチップを生産し、両国が貿易すればよい。これでウィンウィンになる、というのである。
 だがもちろん、米国は世界に冠たるポテトチップス大国では満足できない。そこでどうするか、政府は半導体産業を支援したり、あるいはIТ等に投資して先端産業を育成するだろう。つまり、自国の優位な産業を政府が作り出すのである。
 こうなると、自由貿易の正当性は崩れてしまう。しかもグローバリズムのもとでは、資本も技術も情報もきわめて短期間で国境をこえて移動する。すると、新興国の政府も率先して資本や技術を導入し、教育の質を高め、競争優位を発揮できる産業を育成するであろう。今日の中国や韓国をはじめとする新興国もまさにそうしたのであった。

 異論のススメより------佐伯啓思
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高カカオチョコで腸内の善玉菌を増やし 便通改善
カカオ分70%以上の高カカオチョコレートを店頭で見かけませんか。ちょこっとでも腸の調子を整えることが分かってきました。
チョコの成分で有名なのはカカオポリフェノール。認知症の予防や動脈硬化のリスク軽減などの効果があることが、2014年から愛知県蒲郡市で行われた市民347人を対象にした健康調査でわかった。一方、この調査で「便通が改善した」という声も聞かれた。ポリフェノールでは説明できない結果だった。
「カカオたんぱく質が関わっているのでは」と帝京大の古賀准教授は考えた。古賀さんは機能性が未解決だったカカオたんぱく質の抽出・分離に初めて成功。大豆や牛乳のたんぱく質と比べて消化されにくく、大腸まで届くことを明らかにしていた。大腸には500兆個以上の腸内細菌がすみ、食物繊維などを餌に腸内環境を整えている。
菓子メーカーの明治と共同で、便秘気味の女性31人を2群に分け、カカオ分72%の高カカオチョコと、カカオたんぱく質を含まないホワイトチョコを、それぞれ毎日25㌘、2週間食べてもらった。
すると、ホワイトチョコの群は変化はあまりなかったが、高カカオチョコの群は排便回数が週2.8回から4.9回に、1回の排便量も2倍以上増加。便秘解消が裏付けられた。「結果にびっくり」と古賀さん。女性たちの腸内細菌を調べると、「フィーカリバクテリウム」が約2.5倍増えていた。この菌はあまり知られていないがビフィズス菌、乳酸菌と同様に善玉菌だ。
この菌から作られる酪酸は大腸の粘膜を刺激し、便通改善の効果がある。古賀さんは「カカオたんぱく質が善玉菌の餌になり、腸内環境が改善した」と話す。
厚生労働省の13年の調査では便秘に悩む人は約470万人で女性に多い。高カカオチョコの機能を研究する愛知学院大の大沢教授は「日常の食事習慣の中で少しずつ食べることが大切」と助言する。少量でも様々な効果が出るので、カロリーも気にするほどではないという。

 続・元気のひけつより
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英米が合同作戦により、無人攻撃機で上空からテロリストを殺そうとする。
機体を操縦するのは、現地ケニアからはるか遠い米国にいる兵士である。公開中のAが「アイ・イン・ザ・スカイ」は、最新技術が支える現代戦の一断面を描いている。
作戦のカギを握るのは現地から送られる鮮明な映像である。ハチドリ型や昆虫型の超小型偵察機が飛び回り、屋内にいるテロリストの顔まで映し出す。映画のなかだけの話だと思ってはいけない。
防衛省が大学や民間から募る研究テーマの一つに、「昆虫あるいは小鳥サイズの小型飛行体」がある。手のひらに収まり、消費電力が低くてすむ技術がほしいという。一体どんな使い方をするのだろう。
「安全保障技術研究推進制度」というこの仕組みの予算が、2017年度から大幅に増額されそうだ。研究費不足にあえぐ大学の鼻先に、ニンジンをぶら下げるようなものである。科学者でつくる日本学術会議は検討委員会を設けて、軍事研究とどう向き合えばいいのかを議論している。
技術を持つ側には安全で効率的でも、持たない側には苛烈となる戦争の現実がある。高度な技術がもたらす風景を想像する力が求められている。
敗戦から5年後、科学者の有志が、戦争につながる一切の動きに反対するとの声明を出した。いま読んでも古びてはいない。「われわれは研究資金の交附、就職の機会の増加、其の他の誘惑によって戦争準備に協力することが、如何に危険であるかをも知っている」

 天声人語より
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日本の立場は
米国での雇用創出に、日本のカネを大量に投入する新提案。
節分の豆を酒のつまみに投入する身とは次元が違う。
よもや、ただのバラマキではないだろう。
「恵方」に向きすぎて、周りが見えなくなっていなければ、の話だが。

 素粒子より
海外への大盤振る舞いが目立つが?
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「アメリカ合衆国」という言葉は、民主主義国家の雰囲気をかもし出すものの、訳語としては違和感を覚える。
ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカなのだから、州の連合体であり「合州国」だろう。
いくつかの州から出てきた動きに、かすかな救いを見た思いがした。トランプ氏が大統領令で中東・アフリカの7カ国の国民や各国からの難民の入国を一時禁止したことに対して、カリフォルニアやニューヨークなど15の州と首都ワシントンの司法長官が、避難する声明を出した。
声明は強い調子である。大統領令を違憲で違法だと述べ、連邦政府に憲法を守らせるために取り組んでいくとした。「宗教的自由はこれまでもこれからも我が国の鉄則である。この真実を、いかなる大統領も変えることはできない」とある。
暴言から冒頭へ。就任から1週間余り、大統領令を連発するトランプ氏である。通商協定TPPからの離脱を決め、メキシコ国境に壁をつくるよう指示する。なかでも今回の入国禁止には「イスラム教徒への狙い撃ち」との批判が高まっている。
米国の強みは多元主義である。それを傷つけてしまうとの危惧が強まっている。ニューヨークの連邦裁判所き強制送還を認めない仮処分を出した。議会も含め、三権分立が十分機能することを願う。
各地の空港では抗議をする人びとの姿がある。数々の手書きのプラカードの映像を目にしつつ、合衆国の多様な「衆」の強さを思う。
けっして、蟷螂の斧ではないはずだ。

 天声人語より
「蟷螂」とはカマキリのことだ。
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「アメリカ合衆国」という言葉は、民主主義国家の雰囲気をかもし出すものの、訳語としては違和感を覚える。
ユナイテッド・ステーツ・オブ・アメリカなのだから、州の連合体であり「合州国」だろう。
いくつかの州から出てきた動きに、かすかな救いを見た思いがした。トランプ氏が大統領令で中東・アフリカの7カ国の国民や各国からの難民の入国を一時禁止したことに対して、カリフォルニアやニューヨークなど15の州と首都ワシントンの司法長官が、避難する声明を出した。
声明は強い調子である。大統領令を違憲で違法だと述べ、連邦政府に憲法を守らせるために取り組んでいくとした。「宗教的自由はこれまでもこれからも我が国の鉄則である。この真実を、いかなる大統領も変えることはできない」とある。
暴言から冒頭へ。就任から1週間余り、大統領令を連発するトランプ氏である。通商協定TPPからの離脱を決め、メキシコ国境に壁をつくるよう指示する。なかでも今回の入国禁止には「イスラム教徒への狙い撃ち」との批判が高まっている。
米国の強みは多元主義である。それを傷つけてしまうとの危惧が強まっている。ニューヨークの連邦裁判所き強制送還を認めない仮処分を出した。議会も含め、三権分立が十分機能することを願う。
各地の空港では抗議をする人びとの姿がある。数々の手書きのプラカードの映像を目にしつつ、合衆国の多様な「衆」の強さを思う。
けっして、蟷螂の斧ではないはずだ。

 天声人語より
「蟷螂」とはカマキリのことだ。
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詐欺被害
特殊詐欺の被害額が406億円余り。
医療費などの還付金を名目にした手口の増加が目立つ。
しかし、息子などをかたるオレオレ詐欺が全体の約4割を占めている。
被害者では70歳以上の女性が全体の5割を超えている。

 紙面より
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日本の所得格差
経済のグローバル化が進む中、日本の所得格差は2008年のリーマン・ショック前後を除いてじわりと拡大してきた。この状況を表す指標の一つが「相対的貧困率」の高さだ。
 相対的貧困率とは生活に必要な最低限のお金がない人の比率ではなく、所得が真ん中の人の半分(貧困線)に満たない人の割合を示す。
国民生活基礎調査では、その率は12年が16.1%で、00年と比べて0.8?高く、緩やかに貧困層は増えている。
 相対的貧困率では、三十数カ国が加盟するOECDの平均値を日本は上回る。日本では、移民問題や若者の失業問題も聞かない。まして、ここ数年は人手不足が叫ばれている。どうして所得格差や貧困が問題となるのだろう。
一つには相対的に賃金の低い非正規労働者が増えていることだ。また、女性の働き手は増加しても、年収が増えると損をしてしまう税金控除問題から、低賃金を続けていることもあろう。地域賃金格差もまだまだ大きい。
 別の観点で所得格差の一因と考えられるのは子どもの貧困だ。貧困家庭の小中学生を支援する対象者の割合「就学援助率」が、日本では15%超と高止まりしている。
教育の機会や学歴の違いによって、雇用機会に格差が生じ、所得格差も生まれるのだ。
 この状況を放置すれば、格差がますます広がり固定化する恐れがある。社会的な分断を防ぎ、生産性を向上させ、生き生きとした日本の経済社会を作るためにも、デフレ脱却に資する賃金上昇はもちろん、政府による税や給付を含んだ支援制度の充実、地方創生などが必要だ。民間企業家の賃金に関する勇気ある決断も大いに期待したい。

 経済気象台より-----QJ
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米国の世論調査
入国禁止の大統領令に賛成は49%、反対は41%。
マスコミの報道だともっと反対が多いような印象だが?
これもマスコミによる世論誘導なのだろうか?
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ユダヤ人言語学者ビクトール・クレンペラーの日記に、
ナチ政権下で迫害がじわじわと進むさまがつづられている。「ユダヤ人がドイツ語で書いたものはデタラメ」との貼り紙が大学に現れる。教授職を解雇するという通知が突然送られてくる。
「ふだんまともな考えをする多くの者が、内政の不公平に鈍感になり、とくにユダヤ人の不幸をきちんと把握せず、近頃ではヒトラーにかなり満足しだしたように思える」との記述もある。多くの人が傍観を続けたことが事態を少しずつ悪化させていった。
ユダヤ人たちはやがて強制移住区へ、そして強制収容所へと追いやられた。ポーランドにあるアウシュビッツ収容所は、人類によるおぞましい所業を象徴する場所である。
数年前に訪れたとき、所員たちの精神的負担を軽くするための手立てに寒気を覚えた。銃殺でなくガス室へ送ることで流血を見ずにすむ。遺体を片付けを収容者にさせ、さらに距離を置く。鈍感の制度化であろう。
アウシュビッツ解放から72年となった一昨日、国連の式典でグテーレス事務総長が述べた。「ポピュリズムが、外国人への嫌悪やイスラム教徒への憎悪に拍車をかけている」。思い浮かべていた顔はトランプ米大統領、あるいは欧州の極右政治家たちか。
政治家が憎悪や排斥を戒めるどころか、むしろあおり立てる。そんな風景が珍しくなくなった。自分のことではないがゆえの鈍感さが、最後は社会全体を窒息させる。歴史の教訓を思い起こしたい。

 天声人語より
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