2016年11月の記事


韓国の問題
背後に黒幕やらうごめく腹心。
民の声を聞かなかった孤独な女王。
韓流の王朝ドラマはヤジと怒号の中で終演へ。

素粒子より
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世論調査が悪い? 違和感を覚えた。
開票4日後、リアル・クリア・ポリティクスに「間違ったのは世論調査ではない。専門家だ」という論考が載った。今回の調査精度は総じて悪くなかった、という主張だ。「平均絶対誤差は2.7?で2012年大統領選と同じだった」との試算を紹介し、こう結んでいた。
「だから、世論調査を責めないで、責めるべきは、トランプ勝利の可能性を検討することにかたくなに抵抗したアナリストや専門家だ」。
違和感の根は「「世論調査」と「選挙予測」が混同されがちなことにある。優れた標本調査でも誤差は必ずある。調査方法、回答率、運用などさまざまな要因で誤差はさらに広がる。大接戦なら、上下に3?ずつずれて逆転することも想定しないといけない。
選挙予測は誤差や偏りなどを見極め、当選確率をはじくこと。つまり分析だ。米大統領選は大半の州で勝者が選挙人を総取りする制度の難しさもあり、より慎重さがいる。
メディアの間では、虚実入り乱れている感もある世論調査「悪玉論」。
もっとも、世論調査が完璧だと言うつもりはない。社会環境の変化は急だ。米国では電話調査の回答率が1割を切ることもある。日本はほぼ5割以上で米国ほど悪くはないが、気は抜けない。
米国では、多くの調査機関が開票結果という「正解」がある選挙調査で品質を競う。
その中でインターネット調査の実用化も進み、困難な時代の調査手法の技術革新が進んでいるのも事実である。
逆風下にある。だが、世論調査は「民意の縮図」をとらえる大切な民主主義の礎だ。
信頼を高めるため、虚心に研究と改善を重ねたい。

 政治断簡より-----世論調査部長・前田直人
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またも鳥インフル
青森と新潟でH5亜型ウイルスの高病原性と確認された。
鹿児島県の出水市の鶴の飛来地でもウイルスを検出している。
今年も流行するのか4、不気味なことだ。
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トランブ相場の行方
トランプ氏の当選が決まり、予想を覆す円安と日本株高が続いている。「トランプ大統領も案外悪くない」という安心感も広がり、いつものように「前から思っていた」と言わんばかりの主張をする人たちが増殖中だ。
確かに、自ら不動産業を営むトランプ氏が自分とビジネス界に損になる政策をとるはすせがない。金融規制を強めようとしていたクリントン候補が敗れて米金融株は上がっている。貿易自由化を目指すTPPを潰そうとしてきたトランブ新大統領を関係業界は歓迎している。
日本株を上昇させているのは予想外の円安だ。トランプ氏が減税と公共事業を実行した場合、米経済の供給能力が高まらないのであれば金利と物価は上がらざるを得ない。米国の金利上昇は短期的にドル高と円安をもたらす。
しかし、トランプ氏の経済政策は米国の業界、それも海外との競争に負けたか負けそうな業界を保護しようという政策だ。彼の政策を1980年代のレーガン政権の政策に擬する議論も一部にあるがそれはおかしい。レーガン政権の経済政策は経済の供給能力を上げる自由化と構造改革であり、弱まった自動車業界の保護ではなかった。その結果か育ったのは金融とIТ業界だ。
円安はこれまで日本の大企業の収益と株価にプラスだった。しかし、円安で潤うはずの日本の輸出業界はトランプ氏の米国産業保護政策で恩恵を受けられるのだろうか。米金融業界の復活やTPP潰しは日本経済のプラスなのか。また、トランプ氏が望む日本の防衛費負担増は日本財政にマイナスではないのか。目先のトランプ相場には警戒したい。

 経済気象台より------義
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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右手を振り回し、ひげを震わせ、声を張り上げる----。フィデル・カストロ前議長。

裕福なサトウキビ農場に生まれた。仕事や食べ物を乞う人々を幼い頃から見て育った。反政府の闘士として兵営を奇襲したが捕らえられる。裁判では正義の熱弁を2時間ふるった。
米国によって土地や鉱山が奪われたとして「植民地政策」に徹底的にあらがった。「平等な社会」を掲げ、武力によるキューバ革命を成功させた。農村の整備や工業化を進める一方、独裁者として反対派を容赦なく処刑した。
党機関紙に載せた野球評論には人間味もにじむ。2009年ワールド・ベースボール・クラシックの際はイチローを「疑いもなく世界最高の打者」と表現。敗退した自国チームの采配を「支離滅裂だった」と一蹴した。
今年は英米が反グローバル化のうねりに大揺れに揺れた。カストロ氏はかねて膨張する一方の市場の負の側面に警鐘を鳴らした。「グローバル化は不平等を野放図に拡大し、極端な貧富の差を作り出した。不平等の根底には市場競争礼賛がある」。
革命の理論家、軍の最高司令官、社会主義キューバの始祖。半世紀以上、権勢を保ったカストロ氏が90歳で亡くなった。世界史に足跡を残したカリスマ亡き後、キューバの人びとはどのような航路をとるか。

 天声人語より
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「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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民主主義を揺さぶる分断。
あまりにも軽く、あまりにも重い選挙だった。
候補者のわいせつ発言やメール問題が熱を帯び、米国と世界の課題についての議論など吹っ飛んだ。しかし、軽薄なパロディーのように見えるものが、実際の選挙だった。民主主義ってなんだろう。問いは米国の内外で多くの人の心に重くのしかかった。
他方、民主主義が機能した結果だ、という声もある。嘆いているのは、政治家やメディア、大企業経営者など米国内のエリートや既得権層で、その連中がふつうの人々の考えをわかっていなかっただけだと
「トランプ氏は支離滅裂でも、支持する人たちの反乱に理がある」と選挙前に指摘したのは、フランスの歴史学者エマニュエル・トッド氏だ。働き盛りの白人の死亡率上昇などに注目し「米国は大転換のとば口に立っている」と波乱の可能性を示唆していた。
開票翌日、電話すると「当然の結果」と話した。
「生活水準が落ち、余命が短くなる。自由貿易による競争激化で不平等が募っているからだ。そう思う人が増えている白人層は有権者の4分の3.で、その人たちが自由貿易と移民を問題にした候補に票を投じた」
むしろ「奇妙なのは、みんなが驚いていること」という。「問題は、なぜ指導層やメディア、学者には、そんな社会の現実が見えないのかという点だ」
たしかに政治家やメディア、、世論調査は結果予測に失敗した。それはエリート層が社会の現実を把握できていなかったことも意味する。トランプ・ショックが暴いたのはエリート層と大衆層の断絶の深さとも言える。社会を主導しているつもりの人たちに、ふつうの人々の反乱が民主主義の機能不全と映った。
指導層が現実を理解していれば、人々に寄り添いつつ、もっと理性的な候補を出せたかもしれない。しかし、できないまま差別感情をあおって支持を集める人物に選挙を乗っ取られた。深刻な分断を放置した社会では民主主義はきしむ。
民主主義を揺さぶる社会の分断。日本では、それが認識されているだろうか。

 紙面より---大野博人
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親鸞の教え
親鸞自身が「父母の孝養のために念仏を唱えたことは一度もない」
実はお釈迦さまも「死んだ人に向かって読経しても意味がない」と言っている。
死んだ人の運命は本人の行いで決まるもので、子孫がお経を唱えて変えられるものではない。そもそも、お経は生きている人が幸せになるための教えを記録したもので、生きているときに聞いてこそ意味があるのだという。
最善の供養とは祖先が喜ぶことをすることだからだ。親にとって何が一番うれしいかといえば、子が幸せに生きることだろう。それには阿弥陀仏の本願を聞き求めればよいと、お釈迦様と親鸞は教える。
阿弥陀仏の本願、つまり本当の願いとは、すべての人を幸せにしたいということ。阿弥陀仏だけを信じて正しく幸せに生きようというのが浄土真宗の教えだという。

 紙面より
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ひと言の願いをかなえてくれる神様として親しまれる奈良・葛城山の一言主神社。
イチゴンさんと呼ばれる神社にちなみ、願いごとをつづる「はがきの名文」コンクールが開かれた。胸に響いた3作を紹介したい。
奈良県明日香村の小5綿本優太君は親友との仲たがいを書いた。「謝りたい気持ちと謝ってきてくれるかなという期待が行き交って、決心がつかない」「『ごめんな』と言える勇気が出せますように」。願いかなって後に仲直りできたそうだ。
忘れがたい夕食の一幕をつづるのは、茨木県常総市の公務員笠原正宏さん。「ワガママ言う君らに怒った妻が夕食作りをボイコット。食卓に置かれた納豆3個。トイレに籠る妻」と書き起こす。
「息子がリュックを背負う。黙って出て行き戻ったその手に弁当一つ。トイレの前へ。食べないと死んじゃうと弁当差し出す小1男子」。感激した妻がトイレで泣き、以来その日は感謝の念を刻むよう夕食にあえて弁当を食べる日になった。
京都府綾部市の村上多慶子さんは30年前に亡くなったご主人に一筆。「いつお迎えに来て戴いてもいいですよ」「でもね---。明日は来ないでくださいね。明後日も来ないでくださいね。明明後日も来ちゃいやですよ。またお手紙します」。
手書きの文面が息づかいや心の温度を伝える。ご多分にもれず当方もパソコンやスマホで打ってばかりいるが、大切な人への便りは手書きに限ると思い直した。

 天声人語より
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TPP
勝敗はすでに決している。
しかしこの国は退却という言葉を知らない。
発行絶望の承認をめざす玉砕戦法。

素粒子より
アメリカ抜きでは考えられないのか。
脱退といっているのはアメリカのみだが。
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パリ同時テロから1年
米にイスラム教徒排除を叫ぶ大統領が誕生し、仏の右翼党首喜ぶ。
困惑する自由の女神。

素粒子より
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トランプ大統領と世界。覇権衰えた米国、衝撃は国内どまり。構造的危機の時代。
世界に目を向けると、トランプ大統領の誕生は決して大きな意味を持ちません。米国の覇権の衰退自体は50年前から進んできた現象ですから、決して新しい出来事ではではない。米国が思いのままに世界を動かせたのは、1945年からせいぜい1970年ぐらいまでの間に過ぎず、その頃のような力を簡単に取り戻すことはできない。
今の米国は巨大な力を持ってはいても、胸をたたいて騒ぐことしかできないゴリラのような存在なのです。トランプ氏は確かに、オバマ氏やブッシュ前大統領よりも危険な存在だと思うが、選挙で主張したように『米国を再び偉大にする』ほどの力があるわけではない。
私は、世界の資本主義システムが構造的な危機を迎えていると考える。こうした危機の時は予想外の動きが起こりやすい。
米国はその混乱を止める手段ほほとんど持ち合わせていない。ドルはまだ世界の基盤通貨ですが、価値は30年前から下がっている。巨大な軍事力もあるが、国内のマイナス面が強すぎて、実際に行使するのは難しい。
世界経済が芳しくなく、多くの人々が苦しんでいるのは間違いない。苦しい状況を生み出した『仮想敵』を攻撃することで、『国を再びよくする』と約束する政治集団は各国にたくさん存在し、今後も増える。ただ、それぞれの国で、必ずしも多数派の人が賛同しているわけではないのも事実だ。

 オピニオン&フォーラムより----米社会学者・イマニュエル・ウォーラーステイン
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こつこつ丈夫な体に スローペースで効果
超高齢社会になり、4人に1人は高齢者の時代。要介護・寝たきりの原因の1位は、骨折や関節が痛くなるなど運動器によるもの。運動機能は加齢とともに弱り、運動習慣がないとさらに落ちる。運動器の健康はとても大切。
ロコモティブシンドロームは、骨粗鬆症、変形性関節症、変形性脊椎症など運動器の病気や筋力低下などが原因で、歩行をはじめとする運動機能が徐々に低下していく状態を言う。早めに気づいて、早めの対策をすることが必要だ。
筋力を強くする。そうするとひざの痛みがよくなる。変形性膝関節賞は軟骨が減って進む。軟骨が減らないようにするために大きな手段が、筋肉を鍛えることだ。骨粗鬆症の予防・改善にもつながり、骨量が増える。腹筋・背筋を鍛えると腰痛も減る。筋肉による支えがよくなると脊椎の変形も進まなくなる。
ロコモ予防のため、どんな運動でもいいので週刊をつけること。ウォーキングもいいと、ジョギング、水中歩行もいい。日本整形外科学会ではスクワットと片足立ちを紹介している。スクワットは下半身の筋力を効果的に全般的に使うので、いい運動だ。これをゆっくりやる。5秒かけて下げ、5秒かけて上がる。
運動に関する注意。ゆっくりした動きのほうが、痛みが出にくくて効果も上がる。痛みが出たり増したりしても、運動後にすぐ収まるなら続けて構わない。痛みが翌日まで持ち越すようであれば、3日間ぐらい休んで、半分ぐらいの運動量から再開するといい。毎に津続けるといいが、最低でも週2回はやってほしい。90歳まで自分の足で歩く準備を、これから始めよう。

 健康・医療フォーラムより----石橋英明
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内向き時代の始まり
1990年代以降、経済成長の原動力はグローバリゼーションだった。市場開放や自由化、経済統合に伴い、世界規模で貿易や投資、金融取引が急速に拡大して、経済成長を押し上げた。
しかし今、グローバリゼーションは逆流を始めている。世界貿易の伸びはGDPの伸びを下回り、対外投資も鈍化している。失業や社会の不安定化など、移民増大に対する懸念が強まり、英国民はEU離脱を選択した。
そのような変化の背景には、グローバリゼーションがもたらした経済社会の不均衡がある。世界貿易の拡大は先進国製造業の空洞化や失業、賃金の下落を招いた。国際金融の拡大は過大な資金流入によるバブルや、急速な資金流出による混乱をもたらした。所得・資産の格差が拡大し、多くの労働者にとって雇用・賃金は不確実なものとなった。
問題は、政治家に代表されるエスタブリッシュメントが、それに見て見ぬふりをしてきたところにある。彼らは、グローバリゼーションの利益を憲専喧伝する一方で、不利益を過小評価してきた。格差拡大に懸念を示しはするが、処方箋を考えようとはしなかった。移民の経済的利益を強調する一方で、それがもたらす社会的緊張には目をつぶった。
それに対する異議申し立てが、最近目立つ政治的異端者の台頭であろう。その象徴がトランプ氏であり、サンダース氏だった。彼らは本音で反グローバリゼーションを語り、取り残された国民の復権を訴えた。だからこそ有権者の支持を集めたのだ。トランプ新大統領の登場によって世界の景色は激変する。大恐慌時にみられたような「内向き経済」の時代が始まる。

 経済気象台より-----山人
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血糖値を上げにくい果糖
果物はビタミンやミネラル、食物繊維などを効率よくとれる食べ物だ。リンゴの抗酸化成分や梅のクエン酸、キウイの葉酸など様々な成分の効用も注目されている。WHOは果物と野菜の摂取で、2020年までに消化器系のがんを世界で最大25%減らせると試算する。
だが、「果物は甘い=体に悪い」といったイメージも一部に根強いようだ。
血糖値を早く上昇させる食事は糖尿病につながりやすい。だが、医学的に果物は、穀物などにくらべ血糖値を上げにくいことがわかっている。
食べ物の糖質は、体内でブドウ糖や果糖など単糖と呼ばれる小さな糖に分解される。穀物やイモ類が多く含むでんぷんは、体内でブドウ糖となり、血中に入って全身に送られやすい。一方、果物が多く含む果糖は、腸での吸収が遅いうえ、すみやかに代謝されるため、血糖値の急上昇につながりにくい。
果物に多く含まれる水溶性の食物繊維に、腸で糖質を吸収しにくくする効果があることもわかっている。FAOも「果糖やショ糖など糖類の摂取が生活習慣病に直接結びつくことはない」と結論づけており、果物の糖質だけを「要注意」とする理由は見当たらない。
日本糖尿病学会は、食事制限が必要な患者にも「1日80カロリー分の果物」をとるように勧めている。柿なら1個、リンゴで半個程度にあたる。果物は重さのわりにカロリーが低く、適量なら食事やお菓子の食べ過ぎ防止にも役立つ。
ただ、果汁ジュースを習慣的に飲み過ぎることは要注意だ。たとえばみかん1個100gからとれる果汁は約50mlといわれる。ミカンを10個食べるのは大変だが、同じだけの果汁が入った500mlジュースなら手軽にごくっと飲めてしまう。果糖といえ、大量の糖質が一気に体内に入ると血糖値は上がりやすい。
ミカンは別の効用も知られている。ミカン産地である三ヶ日町で住民約1000人を対象に、10年にわたって調査したところ、ミカンに、肝機能低下や、閉経女性の骨粗鬆症のリスクを下げる効果があることがわかった。
効果をもたらしたとみられるのは天然色素成分「βクリプトキサンチン」だ。ミカン1個あたり約1~2.9mg含まれている。ミカンをたくさん食べたとき、肌を黄色くするのがこの色素だ。三ヶ日町の調査では、酒量が同じでも、βクリプトキサンチンの血中濃度の高い人は、肝機能低下のサインである血中γGTP値が、低い人の半分ほどだった。
また、閉経後の女性のβクリプトキサンチンの血中濃度を計測し、4年後に骨粗鬆症を発症したかどうか457人の追跡調査をしたところ、発症しなかったグループの調査時のβクリプトキサンチン濃度の平均値が、発症したグループの1.7倍あった。
果物は野菜と同じくらい大切な食べ物。果物をもっと手軽にたべる必要がある。

 GLOBEより---鈴木暁子
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派手な演出で知られる米国のプロレスに、ドナルド・トランプ氏が参戦したことがある。
時分の代役のレスラーを送り込んで、会場で盛んに相手をあおった。「観客が欲しいのは金だ」とまくしたて、客席にドル札をばらまいた。
「大衆の気持ちを読むことには長けていて、どうすれば人々を思うように動かせるか----心得ていたね」。彼の活躍ぶりを知るプロレス関係者の言葉が、ワシントン・ポスト取材班著『トランプ』にある。
暴言満載のシヨーのような選挙が終わった。「トランプ大統領」と口にしても、どうもしっくりこない。コメディアン映画でもないし、一日警察署長のようなイベントでもない。「アメリカを一つに」との勝利宣言を信用していいのだろうか。
トランプ氏を押し上げたのは、IТ化やグローバル化に置き去りにされたひとびとだという。彼らの不満と不安は現実だが、既成の政治家にすくい上げられることはなかった。やぶれかぶれでも、トランプ氏による「変化」に賭けたのだろう。
移民と貿易を制限すれば米国がかっての繁栄を取り戻せるかのような言い方をするが、夢物語にしか聞こえない。少数者への差別や排除があおられないかきわめて心配である。
実業家時代のトランプ氏は、宣伝の仕上げには「はったり」が欠かせないと自伝で書いている。「私はこれを真実の誇張と呼ぶ。これは罪のないホラであり、きわめて効果的な宣伝方法である」。民主主義は完璧ではないことを教えてくれた選挙だった。

 天声人語より
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トランプ旋風の続き
一緒に仕事がしたい、と口々に。
早くも各国首脳が電話でトランプ詣で。
疑心暗鬼を抑えそろりと寄らば大樹。

素粒子より
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隕石が落ちたか。怪獣が踏み抜いたのか。巨大なスプーンで削り取ったかのような穴である。
人びとの行き来も、電気やガスの流れも遮断する溝が、大都市の真ん中に現れた。
8日の朝早く、福岡市のJR博多駅前の道路が陥没した。読者の提供してくれた動画を見ると、信号機がそのまま垂直に穴の中へと落ちていくのが分かる。アスファルトや土も崩れ、地下にのみ込まれる。そこに当然あるはずのものが一瞬にして失われた。
現場では地下鉄の掘削工事をしていた。作業中に地下水が漏れだして陥没につながった可能性が高いと福岡市交通局は説明し、謝罪した。幸い崩落に巻き込まれた人はいなかったのが、もしも多くの人びとが出歩く状況で発生していれば、惨事は避けられなかっただろう。
日本で初めての地下鉄となる浅草・上野間の工事が進んでいた1926年、突然地盤が崩れ、ガスが漏れて引火する事故があった。黒煙が広がって、あたりがパニックになったという。福岡の事故で交通から金融まで広がった被害が、早く和らぐことを願うばかりだ。
どんなに技術が進んでも、掘削には困難が伴う。地下水の流れ方や、地下の地盤や粘土の構造を確かめながらの工事は、必ずしも予定通りに進まない。今回は、どこに問題があったのか。
ただでさえ、道路や水道などインフラの老朽化を心配しなければいけない時代である。普段は見えにくい都市のもろさと壊れやすさを改めて思い知らされる。

 天声人語より
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トランプ旋風
株は昨日は大幅値下がりしたが、今日は一転一時1000円高。
円も102円台が今日は105円台に。
この世の中どうなっているのか。
訳が分からないご時世になってしまった。
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非上場化
アデランスがMBOの実施を発表した。
2004年以降、米投資ファンドのスティール・パートナーズに株式を大量に保有された苦い経験がある。取締役選任では09年にスティールの株主提案が可決された。
その後、中長期的な視野を欠いた売上高及び利益追求の施策が推し進められため、経営に混乱が生じていたというのだ。
そこで、株価に影響されることなく経営基盤の強化に邁進すべく、MOBに踏み切った。非上場化すれば資本市場における短期主義的な圧力から解放され、長期的視点に立って抜本的な事業改革を実現することが容易となるのである。非上場化のメリットはまさにこの点にある。
米国の上場企業数は20年前の半分。パソコン大手のデルのように上場企業が非上場化する例もよくみられる。
米国の上場企業が非上場化を選択する理由の一つとしても、長期的な視点で事業の再構築を進められる点が挙げられている。
他方で、MBOによって大株主となる投資ファンドの発言力が大きくなり、経営の自由度が失われるというリスクも存在する。アデランスでは、創業家が過半数の株を確保できるようにインテグラルに提案して承認されたが、これもこうしたリスクを低減するためであろう。
非上場化は経営再建のスタートであり、非上場化後の事業改革が重要である。アデランスの動きは果たして他の上場会社にとって好例になるのか、悪例になるのか。

 経済気象台より------環珠
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想定外なのか
予想に反してトランプ氏が勝利した。
アメリカはどう変わるのか。
世界中が他人事でなくなった。
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戦時中は酢を醸造するするための米にも事欠き、石油などからつくる合成酢が出回るようになった。
それが戦後20年余りたっても幅をきかせていたという。合成酢か醸造酢か。メーカーにきちんと表示させる仕組みがなく、書いては選びようがなかった。
消費者の求めで表示が義務化され、合成酢は店頭から消えていく。主婦連合会の機関紙「主婦連たより」をめくると、表示の力で淘汰された商品の数々が出てくる。ニセ牛肉の缶詰、合成のレモン果汁-----。消費者の権利は、表示の充実と歩調を合わせて進んできたことが分かる。
さてこちらの表示は一歩前進と言えるかどうか。加工食品にどの国の原料が使われているのか、表示を義務づけるための検討を消費者庁などが進めている。歓迎したい動きではあるが、例外がいろいろ用意されそうなのが気になる。
先日まとまった新ルールの案では、仕入れ先がひんぱんに変わる場合は「アメリカまたはカナダまたはその他」などの表示ができる。ひどいのになると「輸入または国産」もありうるという。これではまるで「地球産」と書くのと同じではないか。
おとといの衆院でТPPの委員会採決がされた。米国の政局次第とはいえ、ТPPが動き出せば輸入食品は増えるだろう。だからこそ知りたい。どこの国から来たどんなものを食べているのかを。
体をつくる食べ物の安全を確かめたいと、一歩一歩進んできた歴史がある。足踏みさせてはいけない。

 天声人語より
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天皇の退位
務めが果たせなければ次に譲るか。
最期まで位にいることが大事か。
平成の天皇機関説論争のような有識者会議。

素粒子より
その道の専門家は自分勝手の意見ばかり述べている。
国民の総意に近いのだから何とかしないと。
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空しい緩やかな景気回復
政府作成の景気指標を見ると、景気回復の形にはなっていない。
景気判断の基礎となる「景気動向指数」の一致指数は、直近の8月で112.0.これは直近でピークだった2014年3月の117.8を4.9%下回り、この2年余りの間、景気は縮小していたことを示している。実質国内総生産も、4~6月期は531.7兆円で、14年1~3月期をなお0.6%下回っている。中でも個人消費はこの間4.4%も減少したままだ。
実際、バブル期を上回る利益をあげる企業や、日銀による年6兆円の上場投資信託買いで株高が維持されて潤う資産家に対し、一般家計は苦しい。パートも含めた1人当たりの平均の現金給与総額は前年同月と比べて横ばいで、預金に金利はつかず、年金は実質減少傾向だ。
家計収入が増えず、税負担、社会保険負担が増えるなかで、長生きリスクに対処するには、消費を抑え、貯蓄を増やすしかない。消費が弱ければ企業の値上げも通らず、物価上昇目標はいつになっても実現できない。さらに追加緩和となれば、年金運用が一層難しくなり、年金が損失を出せば、将来不安がさらに高まる悪循環となる。
GDPの約6割を占める個人消費が冷え込めばGDPは増えず、景気も良くならない。
今こそ「経世済民」の基本に立ち返り、将来不安の軽減を図る時だ。若い人たちが当たり前の暮らしを積み上げていけるようにしていくことが、結局は景気対策になる。

 経済気象台より------千
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米の大統領選
祭りがすんで落ち着きは戻るのか。
掃き清められないごみの山を見る思い。
ののしり合いが終了へ。

素粒子より
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ガラスの天井 百年の時をへて
伝説的な連邦女性議員の誕生からちょうど100年になる米国で、最も分厚い「ガラスの天井」が破られるかもしれない大統領選が迫った。
女性がここまで大統領職に近づいたことは建国以来ない。とはいえ最近の最低ぶりのきわまる選挙戦である。勝利を手にしても「初の女性大統領という歴史的な輝きがくすむのは免れそうもない。
少なからぬ米国民がクリントン対トランプに辟易し、2人のどちらかが大統領になる現実にストレスを感じていると伝え聞く。醜聞合戦などと酷評を浴びる後世の大統領選を、清廉で知られた先駆者のランキンは雲の上からどう眺めているだろう。モンタナの美しい風景の記憶とともに、そんな思いが胸をよぎる。
「政治の世界では、言ってほしいことなら男性に、実行してほしいことなら女性に頼むことです」。英国で女性初の首相になったサッチャー氏は、この人らしい痛快な言葉を残していった。
実現など度外視し、支持者が言ってほしいことを言って喝采を浴びるトランプ氏への、皮肉のようにも思えてくる。
クリントン氏には勇気をもたらす言葉だろう。弁護士、州知事夫人、大統領婦人、上院議員、大統領予備選候補、国務長官。これほど濃密な政治経験を積んできた女性は稀だ。地金の強さがいくつもの重責に磨かれて、今の彼女がある。
一方そうした経歴は、彼女の全身に「既」というレッテルをべたべた貼りもした。「既成政治」「既得権益層」「既存秩序」「既視感」----。すい星のように初の黒人大統領に就いたオバマ氏のような、初の女性大統領にチャレンジする清新さからは残念ながら遠い存在だ。
いまやことさら女性初などと騒ぐ時代ではないのかもしれない。ただランキンの当選からちょうど100年後に、ひとりの女性が大統領職の前髪をつかみかけていることに歴史の妙を思ってみる。
女性初か不動産王か。最低と言われつつも歴史に残る、世界注視の大一番だ。

 日曜に想うより-----福島申二
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病後の回復に向けた栄養補給
熱や下痢がおさまった後の食事で心がけたいのは
①体を温める
②代謝を上げる
③疲労を回復
④消化器の吸収力を回復させる
の4点に必要な栄養をとることだ。
まず、体を温める。病後はエネルギーを使い果たし、低体温気味になっていることも多い。血行をよくする栄養素をとることをすすめる。
「ネギのツンとしたにおいのもとになっているアリシンには、血行をよくし、汗をかくのを促す働きがある。ショウガには殺菌力もある。紅茶やウーロン茶、ほうじ茶にも、体を温める作用があるという。
次に、代謝と疲労の回復。病気で落ちた新陳代謝を上げ、疲労を回復させるには、ビタミンやミネラルをとる必要がある。のどごしがよく、消化もよいものがいい。
子どもも食べやすいイチゴやスイートコーンだ。イチゴにはビタミンCやクエン酸のほか、腸を整える水溶性の食物繊維なども含まれている。
スイートコーンの主な成分は炭水化物。ビタミンB群やビタミンC、ミネラルなどもバランスよく含む。消化吸収が早い糖質も含まれている。コーンの皮は消化しづらいので、すりつぶしてポタージュスープなどにする。
熱が出たり、抗生剤を飲んだりすると、様々な腸内細菌が壊れてしまう。ヨーグルトで善玉の腸内細菌を補って、消化器の吸収力を回復させよう。
栄養を取りやすくするために、ゼラチンを活用しよう。
ゼラチンは消化吸収されやすいたんぱく質なので、栄養補給にもなる。ゼラチンでとろみをつけて冷やした「スープゼリー」は、ひんやりしていて、のどに炎症があるときも飲みやすい。
好みの果物や野菜のジュース、スイートコーンを使ったコーンポタージュなどで作ってみるといい。ジュースにショウガ汁を少し加えて、味をみながら砂糖やハチミツで甘味をつければ、子どもでも飲みやすい。
病気予防の観点から、日ごろの食事を見直すことも重要だ。
食物繊維には、整腸効果がある。イモ類や豆類、ゴボウやタケノコなどに多く含まれている。
胃や腸の粘膜を整える働きがあるキャベツやアスパラガスもいい。オクラも、胃腸を保護する働きがある。

 紙面の子育てより---山田佳奈
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世の恋文は尽きないが
江戸末期に日本を追われたドイツ人医師シーボルトが、長崎に残した女性タキとその娘イネへ送った書簡は思いの熱さで際立つ。たどたどしい日本語ながら<ニチニチ ワタクシガ オマエ マタ オイ子ノナヲ シバイシバイ イフ>。日々私はお前とおイネの名をしばしば呼ぶ。
日本語に不得意なだれかに訳させたらしい。何としても日本語で愛情を伝えたいという真剣さが伝わる。東京・両国の江戸東京博物館で開催中の「よみがえれ!シーボルトの日本博物館」で展示されている。
国禁の地図を持ち出そうとして追放されたシーボルトが没して150年。「スパイというイメージを払拭したい。調べれば調べるほど民族学者としての志の高さを感じます」と小林副館長は話す。
シーボルトの夢は、日本で収集した品々を展示する日本博物館を欧州に開くことだった。習俗や動植物、宗教まで網羅した本格的な施設を、と奔走した。
しかし、他のみのオランダ政府やバイエルン国王に拒まれる。バリを訪れた幕府の遣欧使節に会い、3度目の訪日の道も探ったが、冷たくあしらわれた。「幕府は恩を仇で返すつもりか」。嘆く手紙を息子に送っている。
最晩年は失意の日々を送ったらしい。それでも日本に注ぐ思いは終生、変わらなかった。底の浅い異国趣味では決してない。博物館開設にあたっても、日本を「野蛮」「未開」と見なす態度だけは厳に戒めた。そこに学者としての矜持をみる。

 天声人語より
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血圧下げて長寿に
日本人の平均寿命は、統計によれば女性87.05歳、男性80.79歳。世界一とはいえないものの、相当に長い。
長寿をもたらした理由はいくつかある。慶応大学の岡村教授は「成人が長生きになった最大の要因は、血圧が下がったこと」という。日本人の血圧は1965年をピークに低下。それに伴い、脳卒中による死亡が大きく減った。
高血圧の人が生活習慣を変えることでどれほど血圧を下げられるか。日本を含む世界の研究を分析した報告がある。その結果だと、有酸素運動によって収縮期血圧(最高血圧)は4.6㍉Hg低くなった。
運動の中身はほぼ、30~60分の早歩きやジョギングを週3~5回のペースで続けるといったものだった。
収縮期血圧が4㍉下がれば、脳卒中や心筋梗塞による死亡率が5~9%ほど下がるという推計もある。
運動で血圧が下がるしくみの解明も進む。東京大の山本講師によると、体を動かすことで血流量が増えると、それを血管の内側にある細胞がキャッチして、血管の筋肉をゆるめる物質が放出されるらしい。
天然の降圧剤といえるかもしれない。

 1分で知るより
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韓国に古くから伝わる人形劇がある。木彫りの仮面をつけて踊らされる女性の人形をコットウカクシと呼ぶ。
朴大統領をその操り人形にたとえ、退陣を求める声が韓国で吹き荒れている。
背後から大統領を操っていたと指弾されているのは40年来の親友チェ・スンシル氏である。韓国紙によると、若き朴氏が母を凶弾に奪われてまもないころ、チェ氏の父親で新興宗教を率いた男性が慰めの手紙を送った。少し年下のチェ氏は朴氏を「姉さん」と呼ぶようになる。
朴氏が大統領になると、チェ氏は美容や服装の助言をした。その程度なら問題ないはずだが、いつしか演説の草稿に手を入れ、機密文書も手にしたらしい。
大統領の自叙伝「絶望は私を鍛え、希望は私を動かす」を読むと、父の朴正ヒ大統領が暗殺されたのち、人間不信に苦しむくだりで目がとまる。「世人の心が一夜にして変わる」「ほとんどの人が私と会うことさえ避けた」「人の表裏を見るのがどれほど重要なのか今更ながら悟った」。
ふりかえると韓国では近年、歴代の大統領が家族の不正に揺さぶられてきた。李明博氏の場合は兄だった。盧氏は兄や妻、金大中氏は次男や三男。そして今度は親友である。
朴大統領はチェ氏のことを「つらい時に助けてくれた」と会見で説明した。最初は純粋な友情だったのだろうか。友情を結んだ相手が権力の座につくと、背後に回って人形のごとくうが貸そうとたくらむ人はいつの時代、どこの国にもいる。

 天声人語より
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パリ協定
船は出てゆく煙も残さず。
温室効果ガス排出ゼロをめざす協定が発効。
乗り遅れた日本の京の夢、過去の夢。

素粒子より
排出ゼロなど現状ではありえない。
夢も大きいものだ。
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わが祖父母は生前、公衆電話をかけられずに四苦八苦していた。
「簡単な道具なのになぜ」と不思議に思った。それがいまや自分がスマホに悪戦苦闘する側に回った。
「社の電話は何番を用ひれば用足るや」「小生田舎ものなり」「一寸教へて下さい」。夏目漱石は、自宅にひいた電話から勤め先の東京朝日新聞へかけようとして失敗した。大正の初め、同僚だった杉村楚人冠に電話のかけ方を尋ねた書簡が見つかった。千葉県我孫子市の楚人冠記念館で公開されている。
企画展を担当する高木さんによると、交換手に「どこそこ局の何番に」と頼む方式の電話だった。「無暗につながしたりしが為め通せざりしや」。自分がむやみにつながせたために通じないのか。頭を抱える姿が浮かぶ。
当時の電話帳を開くと「夏目金之助 新聞記者」と記載がある。かけた先の新聞社の欄には、編集用、事務用、記者詰所と18もの番号が並ぶ。漱石が投げ出した一因は電話帳だったらしい。
横田順彌著「明治はいから文明史」によると、明治の末、電話の設置先は官公庁や企業、旅館などが多く、よほどの名士でないと家庭には置かなかった。「電話を使うとコレラに感染する」という風説が普及を妨げたという。
漱石に限らずいつの世も最新の利器は人々をとまどわせる。だれしも15歳の時までに接したテクノロジーにしか適応できないという説をどこかで聞いた。スマホを使いこなせない小生もまた、田舎ものなり。

 天声人語より
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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秋たけなわ、サケが海から故郷の川に戻る時分である。
遡上や産卵が間地かで観察できると勧められ、北海道は知床に近い標津サーモン科学館を訪ねた。市村館長は「今年は夏に台風が三つも四つも来襲して大変でした」と話す。標津川の河口に流木が寄せ、管内の水槽へシロザケを導く魚道が不通になった。復旧に半月、恒例の秋まつりに辛うじて間に合った。
多少の増水ならサケには遡上がしやすくて益もある。それでも今年のような台風の連打はさすがに有害だという。せっかく産んだ卵を流されてしまう。
はるかアリューシャンやベーリングの海から帰ったサケの産卵は、さながら戦場である。メスは川底の適地をほかのメスと奪い合う。尾びれで砂地を掘り産卵床をしつらえる。オスはと言うと、メスに身を寄せ体を震わせる。さして役に立っているようには見えないが、メスを励ます重要な動きだそうだ。
日本大学の牧口助教は標津でサケの心拍を調べた。産卵と放精に要する6~7秒の間、オスメスとも心停止することが確認された。その仕組みにはなお謎が多いが、話を聞いて次世代への命のリレーの大変さを実感する。どの生物にとってもまさに命を燃やす大事業である。
<産卵を終えて浅瀬に流れつく今際の鮭の水を打つ音>磯和子。産卵放精を終えたサケの命は短い。1カ月トムもたない。再び大海をめざすこともなく、しずかにとこしえの眠りにつく。

 天声人語より
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大統領選
アメリカの大統領選が8日にせまって、世論調査ではトランプ氏が逆転し1㌽リードに変わった。
FBIがこの時期にメール問題を再調査すると発表で逆転した。
この時期になっての初美容は裏に何かあるのではないのか、疑問だ。
紙面より
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当欄を担当していて漢字の用い方に悩まない日はない。
何か使いたい漢語が浮かんでも社内の表記基準に合わないと書き換えざるをえない。詠みやすさのためとはいえ、漢字の多彩な表現力をいかせないのがもどかしい。
漢字研究で知られる白川静さんも生前、「知識は無限でなけりゃいかん」と漢字の使い方の貧しさを嘆いた。しばしば例に挙げたのが「おもう」。「思」のみに規制する愚を論じ、想う、懐う、憶うを提唱した。
30日が白川さんが亡くなって10年になる。亀甲や獣骨、青銅器に刻まれた文字を読み込んだ。古希を過ぎて世に出した「字統」「字訓」「字通」の字書3部作はいまも読み継がれる、出身の福井市では今月、功績をしのぶ行事が続いた。
研究室にこもり、学会にはほとんど出ず、学界の多数派とは異なる道を歩んだ。「多数派とか少数派とかしうのは、頭数でものを決める政党の派閥の考え方で学術にはなんの関係もない」。
折にふれて語ったのは「漢字文化を復権させ、東洋を回復したい」という願い。平和だった漢字文化圏は四分五裂したが、アジアが分裂して争うのは不自然極まりないことだと訴えた。
あれから10年、漢字文化圏の城内対立は一向に静まらない。ひところより和らいだとは思うものの、日本が中韓に注ぐまなざしはなお冷たいままである。白川さんが漢字研究で論証した通り、文明の源流は同じなのに、下流の末裔たちは忙しくいがみ合っている。

 天声人語より
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外国人観光客
巨大なホテルが海を渡ってきて。
客はバスでさっさと回る。
クルーズ船が引っ張る訪日2千万人。
爆買いしぼみ。

素粒子より
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1946年、女性が投票や立候補をできるようになって初めての衆院選でのこと。
長野県に「高倉テル」という候補者がいた。名前だけ見て「女は女の候補に入れなきゃならん」と多くの女性が票を投じたそうだ。でも無当選したテルさんは男だった。
「とんだことしちゃいました」と嘆く声を聞いたと、女性運動家の市川房江が語っている。笑い話のようであるが、当時の女性たちの真剣さが伝わってくる。39人の女性議員が誕生した。
それから70年、あまりにも悲しい数字である。世界経済フォーラムが最近的めた報告では、日本の国会議員の女性比率は144カ国中122位の低さだった。女性管理職の少なさも影響して、社会全体の男女平等の達成度は111位だった。昨年の101位から大きく下げた。
当選するには支持者との酒の付き合いが欠かせない。朝から散々働いて夜も飲み会に顔を出さねばならない。女性であるというだけで、お飾りのように扱われたり発言が軽くみられたり。これでは政治を志す女性が増えるとは思えない。
台湾では2000年代に入り、比例代表の候補者の半分以上を女性にすることが決まった。いまや女性議員は全体の3割を上回り、初の女性総統も生まれた。英独も女性が首相だ。日本はいつになるだろう。
各党は女性議員を増やす仕組みづくりを意識しているが、歩みは遅い。おじさん中心にものごとを決め続けるなら、おじさんも息苦しくならないか。

 天声人語より
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