2016年07月の記事


病気の子どもの食事
病気になると、基礎体力が低下する。病中は症状の緩和、病後は体を回復させることが大切だ。
「高熱や下痢を発症したら、まずは病院へ連れて行きましょう。過程では固形物をとるのを控え、脱水を予防するため水分補給に努める」
高熱や下痢のさなかには、水分とミネラルの補給が重要。スポーツドリンクが適しているという。スポーツドリンクの糖分は、水分の吸収率を高くしてくれる。ただし、冷たすぎると交感神経が刺激されて体が休まらない。ひと肌程度の温度で飲むといい。
症状が落ち着いてきても、微熱があるなら炎症が残っているということ。ぶり返す可能性もあるので注意したい。嘔吐や下痢がなかったり、食欲が戻ってきたりしているなら、様子を見ながら少量ずつ食べさせる。
こうした時期の食事として、代表的なのはおかゆだ。
軟らかく煮て、ペースト状にした野菜などを加えると栄養価が高まる。
ふだん食べていないために、ごはんが苦手で、病気の時にパンを食べたいという子どももいる。おかゆは消化しやすく、米のたんぱく質は栄養的にすぐれている。日ごろからお米を食べ慣れておくといい。

 子育てより
コメント (0)

ヘリコプターマネー政策
世界恐慌後の1932年、当時の高橋是清蔵相が主導して日本銀行による国債の直接引き受けというヘリコプターマネー政策は行われた。比較されるのが、日銀の黒田総裁による「異次元緩和」だ。量的緩和の限界やマイナス金利策の弊害を考えれば、副作用もあろうが、ヘリコプターマネー政策採用への議論が盛んになってきた。
ヘリマネー政策とは、文字通りヘリから現金をばらまくような政策で、中央銀行による国債の直接引き受けや、政府紙幣の裏付けのない発行などである。米経済学者フリードマンが著書「貨幣の悪戯」で使った言葉だ。最近来日したバーナンキ前FRB議長が賛成論者で、今春に「日本政府が非市場性永久債を発行し、日銀が引き受けるヘリコプターマネーはデフレ克服に役立つ」と提言したとも伝えられた。
日銀保有の国債残高は400兆円に迫り、1千兆円を超える国の債務の半分に近づく。
この日銀保有の国債を、非市場性永久債に変換するという究極のヘリマネー政策の議論もある。
そこで、消費増税先送りの経緯を思い出す。ノーベル賞学者であるスティグリッツ教授らが消費増税の延期を提唱、その通りとなった。ヘリマネーに賛成の前FRB議長がライにツ氏、日銀の政策に影響しないか心配だ。
ヘリマネー政策は、自分で紙幣を増刷して財政赤字を穴埋めすることだ。最悪のシナリオは、財政破綻懸念から国債が暴落、通貨信認不安、為替相場下落、輸入物価急騰、急激なインフレに至る。納税者である国民に大きなツケが回ってくるのではないか。当局の慎重な対応を期待したい。

 経済気象台より-------QJ
コメント (0)

物忘れをすれば新しいものが入りやすくなる。
集めた情報で身の回りを固めていると、人間は干からびていく。情報はどんどん捨てる方がいい。
といっても人の記憶はままならない。「覚えようとするものは忘れがちなものだが、忘れようとするものはなかなか忘れられない」。自分の記憶ですらこうだから、人様の記憶などおよそ思い通りにいかないと考えるのが普通だろう。
ところが最近、「忘れられる権利」が話題になる。自分に関する不都合な情報をネット上から消させる権利、つまりは人様に忘れてもらう権利だ。欧州では、以前のトラブルについて新聞記事がずっとネットに残り、不利益を被った人が訴えて、5月に検索結果の削除が認められた。
日本でも似た争いがある。自分の名前を検索すると犯罪に関わっているかのような結果が出て、生活が脅かされている。そんな申し立てに東京地裁は先日、人格権の侵害を認め、削除を命じた。検索最大手のグーグルが、この命令に従うと表明した意味は大きい。
仮想世界を漂う「記憶」は時に凶器になる。その適切な取り扱い方を確立すべく、試行錯誤が続く。

 天声人語より
コメント (0)

米利上げ見送り
FRBの金融政策を決めるFOMCは、5会合連続で追加利上げを見送った。
ただ、声明では「短期的なリスクは減った」として、次回の9月会合以降の利上げの余地を残した。
声明では、米国経済は「緩やかに拡大している」として、「上向いたようにみえる」とした前回6月から景気判断を引き上げた。前回「減速した」とした雇用環境も、6月の雇用統計が急回復したことを受け「強まった」と上方修正した。
前回は英国のEUの離脱を問う住民投票前におこなわれ、結果を見極めるために利上げを見送った。

 紙面より
コメント (0)

最低賃金引き上げへ
最低賃金は24円引き上げ。
ソフトバンクのアローラ氏に退職金68億円。
けたが違いすぎてもはやバーチャル世界。

素粒子より
コメント (0)

1日5時間以上テレビを見る人は肺の血管が詰まって死亡する危険性が高い。
大阪大などのグループがこんな研究をまとめた。長時間座り続ける姿勢が原因だという。
1988~90年に、テレビの平均視聴時間などを尋ねた生活習慣アンケートに参加した40~79歳の全国約8万6千人を追跡調査。2009年末までに、血液の塊が肺の血管を詰まらせる肺塞栓症で亡くなった59人について、当時の回答をもとに、テレビの視聴時間と肺塞栓症で死亡する危険性を分析した。
その結果、1日の視聴時間が2.5時間未満の人に比べ、5時間以上の人の死亡リスクは2.5倍だった。エコノミー症候群と同様、テレビ視聴時に足を動かさなくなり、足や骨盤に血液がたまりやすくなることが原因だという。
テレビ視聴に限らず、長時間座りぱなしの時は、時々立つて歩いたり、足をマッサージしたりして肺塞栓症を予防してほしいと話している。

 紙面より
コメント (0)

米国大統領選
クリントン氏がガラスの天井にひびを。
壁造りに熱心なトランプ氏と対決。
ただ両者とも支える地盤は液状化し。

素粒子より
コメント (0)

再配分と財産権 議論深めよ
「パナマ文書」は、国境をまたいで税を逃れる富裕層や政治家の存在を暴いた。だが、それらは世界中から逃げた富の一部にとどまる。日本をはじめ、各国は非居住者の口座情報を共有するなど対策に取り組むが、抜け道を完全にふさぐことは簡単でない。
極端に低い税率に加え、タックスヘイブンの特徴は匿名性の高さにある。
法人の役員や株主を第三者の名で登記すれば、真のオーナーにたどりつくのは難しい。各国間の税法や言語の違いも立ちはだかる。
テクノロジーが発展し、ヒトやモノ、カネ、情報が自由に行き交うようになったことが、持てる者から持たざる者への再配分をより働きにくくさせている。日本の実ならず、世界各国が直面する難題だ。
真面目に税金を納める納税者の上で、富裕層が行政サービスにただ乗りすることがあってはならないのはもちろんだが、努力や能力に応じて手に入れた巨額のお金は、どのくらい社会に「再配分」するべきなのか、グローバル化の時代でどんな税の仕組みなら、再配分の機能を高められるか。個人の自由や財産権にも目配りしつつ、議論を深めるべきだ。

 解/説より
コメント (0)

相模原刺殺事件
障害者排除の邪心はナチズムのよう。
その残忍さはテロリストを超える。
いまの日本でなぜそんな蛮行が起きる。

素粒子より
コメント (0)

トランプ候補、米国を孤立させるのか
米共和党の大統領候補に指名されたドナルド・トランプ氏が受諾演説をした。世界が「不安定化」し、米国もすっかり「安全」を失ったと強調した。偉大な米国を取り戻すという訴えは近年の大統領選の決まり文句だが、トランプ氏の「米国第一主義」は異例ずくめだ。
自由貿易を推進してきた党の立場を覆し、保護主義的な貿易政策を唱えている。不法移民を阻む国境の壁の建設や、テロを許した国からの移民停止を主張し、貿易だけでなく人の流れも制限しようとしている。
世界の秩序が流動化しているのは確かだが、その危機感を理由に国ごと殻に閉じこもろうというのは、あまりに時代錯誤的な孤立主義というしかない。豊かで強い米国の地位は、国の門戸を大きく開いて築かれたものだ。自由と機会を看板に、人材と富を世界から受け入れた歴史の上に成り立っている。つまり米国こそがグローバル化の世界最大の受益者なのだ。
にもかかわらず、グローバル化の負の面ばかりを説き、国を閉じればすべての難題が解決するかのような幻想を振りまく政治手法は、ポピュリズムのそしりを免れない。かえって国益を損ねるかの阿世がある英国の欧州連合離脱と同じ構図だ。
さらに憂慮されるのが、同盟関係の意義に理解を示さないことだ。演説で「米国が防衛する国々に相応の負担を求める」と述べ、米紙には「他国にかかわるより、わが国を第一に考える」と語った。
日本や欧州などの同盟国との協力関係を米国が軽んじれば、世界の安全環境は激変する。強国が力任せに周辺国を脅かしたり、独裁政権が人権を侵害したりする行為が各地で続く今、同盟国が結束して危機を封じる意義はむしろ増している。
テロの拡散や難民の流出を防ぐための紛争解決や、経済危機の連鎖を止めるための国際協調などの大切さを考えれば、米国といえども、もはや一国主義に閉じこもる余裕はない。
偏狭な「米国第一主義」は米国にも世界にも利益をもたらさないことを、共和党候補トランプ氏は学ぶべきである。

 天声人語より
コメント (0)

東証続落
日経平均株価は大幅続落。
米原油先物安に伴って前日のダウが下落したのを嫌気した。
ドル売りにもつながり円高が進んだ。

紙面より
コメント (0)

デフレが原因なのか
薬の効果がなかなかあらわれない時、医者はまず当初の診断を疑ってみるだろう。
日本銀行は、物価目標の達成時期を先送りするたびに、薬の増量を進めてきたが、そもそもの診断はどうか。
日銀の見立ては、根強いデフレ心理が経済活動を停滞させているというものだ。
デフレとは持続的な物価下落をいう。しかし、「物価の下落を見越し、消費を何年も先送りしている」という家庭がどれほどあるだろうか。
消費低迷の真の原因は、やはり実質賃金の伸び悩みだろう。将来不安もある。物価の上昇はむしろ消費を減退させる可能性が高い。
住宅投資の場合はデフレとは正反対だ。超低金利や優遇税制を背景に、将来の需要の先食いが続いてきた。需要の伸び悩みは、先食いの反動にすぎない。
企業部門は、国内の設備投資に依然慎重だが、海外では企業買収を中心に旺盛な投資意欲が続く。日銀のいう「デフレ心理のために企業がコンフィデンスを失っている」状況とは違う。
こうしてみると、経済の様々な現象と原因をひとくくりにし、「デフレ」の一語に詰め込み、「物価の番人」としての中央銀行の責任を自ら重くみる論理立てに問題があるのではないか。
重要なのは、人々が将来を予見し、生活設計を立てやすくする社会保障制度や雇用制度の改革であり、潜在的な成長力を高めるための規制緩和だ。物価引き上げで解決する問題は、ほとんどない。
「薬の投与」は多くの場合、副作用を伴う。本来の守備範囲を超える負担を金融政策が背負い続けるのは、財政規律の緩みという副作用を大きくするばかりだ。

 経済気象台より-------穹
コメント (0)

リオ五輪ロシア全面排除せず
どんな表情で行進するのだろう。
競技ごとに参加の是非が決まり。
それは国の代表か個人か。

素粒子より
コメント (0)

あまりよくないと思いつつ、記者として何度も記事に書いてきた表現がある。
「-----とみられる」。断定するほどの自信はないが、ほぼ確かだといえるときに、ついつい使いがちだった。
そうやって登場させてきた言葉が、気象庁の発表にもあった。九州から東海地方にかけて、「18日ごろ梅雨明けしたとみられる」。「ごろ」とあわせ、二重に自信なさげだ。
気象予報士の片山由紀子さんによると、梅雨の入りや明けを日付で区切るのはそもそも無理がある。とくに夏の高気圧が安定しない今年は判定が難しい。「私なら、梅雨明けの発表はもう少し待ちます。気象庁の予報官は、ぐずぐずしていると機会を逃すと考えたのかもしれませんが」
気象庁は20年ほど前、梅雨明けの発表の文言をあえてあいまいにしたことがある。「○月上旬の前半」などと幅を持たせた。それが国会で「何だかわからない」「気象庁は逃げている」と批判され、「何日ごろ」という今の表現に落ち着いた。
梅雨入りしたと聞かされると、じとっとした気分になる。梅雨明けと言われるとうきうきする。サクラも、開花を宣言されると花見気分が高まる。誰かにお墨付きをもらい、すっきりしたいのだろうか。考えてみれば、不思議である。
夜の寝苦しさといい、ビールのうまさといい、当方の頭の中は何日も前から梅雨明けしている。すでに猛暑到来、熱中症の防止には十分に気を付けたい。不安定な気象との付き合いに、もっと慣れねばと思う。

 天声人語より
コメント (0)

スマホの通信量節約。無線LANの活用を
携帯電話の通信費が政府レベルで問題になるこのごろ。長男が驚くようなことを言った。「すまをほ家でWi-Fiにつないでいない友達、けっこう多いと」。
動画や音楽のストリーミングなど、スマートフォンで人気のサービスの多くは、大量のデータ通信を必要とする。例えば国内最大規模の動画サービスdTVの場合、4段階中2番目によい画質を選ぶと、1時間ドラマを12話見たら約7?バイトの通信料になる。スマホの1カ月の通信料の一般的な上限だ。このためdТVやアマゾン・プライム・ビデオなどでは、作品を事前にスマホにダウンロードし、出先では通信をほとんど使わず視聴できる機能を備えている。その前提となるのが、家庭に無線LANがあることだ。
だが総務省の通信利用動向調査によれば、2014年末のブロードバンド回線接続世帯の無線LAN利用率は73.7%、これがスマホ保有世帯では68.9%に下がる。また家庭に無線LANがあっても、家族全員がスマホを接続しているとは限らない。「自分の家族はスマホで無線LANの設定をしない。携帯電話の通信量上限も知らないらしく、『スマホが遅くなる』と言っている」と嘆く人もいる。パソコンと違い、スマホは家庭内回線なしでネットに接続できてしまうためだろう。だがそれでは、スマホの通信量は天井知らずになる。
スマホの無線LAN接続は難しくない。
すでに無線LANルーター(親機)がある場合は、スマホの設定画面で「Wi-Fi」の項目をタッチすると、SSIDと呼ばれる親機の識別記号が表示されるので、それを選んでパスワードを入力する。SSIDとパスワードは親機のマニュアルなどに書いてある。これだけで家の中でスマホが通信し放題だ。無線LANがなくても、家にネット回線があれば、無線LAN親機を購入して回線に接続、同様の操作をすればいい。3~4部屋以上の家庭なら、1万数千円の高性能のものがよい。「11ac」という最新の高速通信規格に対応した製品がおすすめだ。
スマホの通信費の高さや通信料がすぐに上限に達することが問題になるが、無線LANを使っていないことが、その隠れた原因の一つかもしれない。この際、家族が自宅でスマホを無線LANに接続しているか、点検してみてはいかがだろうか。

 ネット点描より
コメント (0)

GDPは一人当たりで考える時代に
5月の有効求人倍率が1.36倍とバブル期以来の高水準を記録した。一方で経済成長は依然バッとしない状況が続きます。この差はどこから来るのでしょうか。
人口1人当たり実質GDP成長率を見ると、その秘密がわかります。アベノミクス以降の3年間で日本の1人当たり実質GDP成長率は年平均0.8%でした。これは米国の1.3%には見劣りしますが、ドイツ0.6%、フランス0.2%を上回ります。国民一人ひとりが稼ぎ出す力では、日本は悪い状況ではないのです。
一方で同期間の人口成長率を見ると日本マイナス0.2%に対し、米国0.8%、ドイツ0.6%、フランス0.5%と日本の人口だけが減少している。
全体の実質GDP成長率は、実は先ほどの1人当たり成長率と人口成長率を足したものにほぼ相当します。実際この間は日本0.6%、米国2.1%、ドイツ1.1%、フランス0.7%でした。つまり、日本の経済成長率の低さは人口減少で説明できるのです。
雇用の好調も人口減少が原因と考えれば合点がいきます。政府推計では、今年から2025年までの年平均人口成長率はマイナス0.5%へとマイナス幅が拡大し、少し景気が停滞するとマイナス成長に転落する可能性が大きくなると予想される。このようなときに財政出動に頼っても、完全雇用状態なので効果は一時的です。
女性や高齢者の労働参加拡大、労働生産性の改善という1人当たりの成長率をを向上させる政策を優先的に打つことが大切だ。

 東洋経済の眼より
コメント (0)

老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
コメント (0)

人気アニメの舞台になった地をファンが訪れるのを「聖地巡礼」というそうだ
軽音楽部の女子高校生を描いた「けいおん!」の場合は、滋賀県豊郷町にある旧校舎だ。見学だけでなく高校生による演奏会まで開いたというから、かなりの盛り上がりである。
商店街や神社など作品によつては聖地は多様だ。
「仮想」の世界であるアニメを、頭のなかで「現実」に重ねて楽しむのだろう。
一方、スマホのゲームでは二つを融合する試みが始まった。「ポケモンゴー」である。
海外で人気を博し、近く日本でも遊べるようになるという。架空の生き物であるポケモンが世界中のあちこちに潜んでいるとの設定で、近づくとスマホが振動する。画面のなかで捕獲できる。
さながら昆虫を集める感じだろうか。現実のなかに仮想を息づかせる。現実に幅をもたせるという意味で「拡張現実」とも呼ばれる。
もっとも、現実には危険もある。米国では、ポケモン探しの画面に気を取られて交通事故にあった人もいる。
日本の政府は早くも「歩きスマホは×」など注意喚起を始めた。ゲームの作り手も注意してほしい。危ない場所にポケモンを生息させないよう。
ゲームではなく人工知能の専門家からこんな懸念を聞いたことがある。「もし魅力的なAIに、人々が恋をし始めたらどうなるか」夢中になること、ポケモンの比ではないかもしれない。ゲームでもAIでも「仮想」とどう付き合うべきか。避けては通れない時代になってきた。

 天声人語より
コメント (0)

誤認起訴問題
ドライブレコーダーに映った人も見ずに。
パスワード不明で確かめず。
イロハのイの手落ちに気づかず。
法律の執行機関がこれでは。

素粒子より
コメント (0)

大橋巨泉さんは放送作家からテレビに出演する側へと転じた。
1966年から司会者を務めた深夜番組「11PM」では、大人の遊びを積極的に取り上げた。マージャン、競馬、ゴルフは自分の趣味でもあった。遊びの達人として、高度成長以降の日本人に人生の楽しみ方を示した。
マルチタレントと言われた。司会だけでなく番組内容を練り、出演者選びにもかかわった。クイズ番組で「宇宙人」と呼ばれた漫画家ら才能のある人たちを世に送り出した。
「愛国心」はない。でも「愛民心」ならある、と述べた。軍国少年として信じていた正義が敗戦で崩れた経験が、国家の正しさを疑わせた。一時は参院議員になり、少数意見を尊重すべきだと主張した。
多くを成し遂げながらも「今回の人生では○○しない」との言い回しを好んだ。人生は短いからあれこれ手を出さないのだと。多才であることの照れともとれる。あるいは多才を続けることのコツかもしれない。
2月、憧れであり続けた永六輔さんとテレビで共演した。「おれのこと、おい巨泉って言うのは今、永ちゃんしかいないんじゃないか」と寂しげだった。永さんの死去から5日後、巨泉さんは82歳で旅立った。昭和の文化を支えた巨人が、また一人去った。

 天声人語より
コメント (0)

共和党候補指名
嫌悪、憤怒、不満、排斥、孤立。
米国にたまった負のエネルギーの大きさに驚く。
トランプ氏ついに候補者に指名。

素粒子より
コメント (0)

外際のリベラル。まず敗北を直視し絶望せよ
候補者を一本化した野党共闘が評価されている。路線や過去の確執を超えたといえば聞こえはいいが、リベラルがそこまで切羽詰まった証しともいえる。昭和の社会党は惨敗すると左派と右派が接近し、議席を増やすとまた対立した。どちらも大きな目標を共有した大団結ではなかったのです。
民主党が圧勝した2009年総選挙では「政権交代」という大きな目標=目玉商品がありました。
でもあれが使えるのは一回限り。
以降、リベラル野党はずっと自公政権の後手後手に回っている。
「ダレノミクス?」なんてCM一つ見ても顕著でしょう。すべて「安倍」を前提にしないと何も打ち出せない「アベ依存症」です。ライバルだけ見ているから、国民=顧客が何を望んでいるのかがさらに見えなくなっていく。改憲など国民の大多数からすれば優先順位の低い観念的課題なのに。
思えば明治の昔から、日本のリベラル勢力は、有権者と向き合った等身大のところからビジョンや政策を立ち上がらせる姿勢に乏しい。ボトムアップが少なすぎる。
リベラルの提言は、二大政党制とか「デモのある社会」とか、いつも外国にある手本を持ってきて振りかざす。トップダウンなのです。要は上から目線の秀才たちが左翼やリベラルとなり、欧米を追い風に自らを支えてきたわけ。
終戦後、占領軍による民主化と日本国憲法という予想外に強い追い風を得た彼らは、ずっとその残光にすがってサバイバルしてきました。与党を攻撃するにも、ただただ「違憲!」という葵の御紋を突きつけるワンパターンへはまっていった。楽ですが、思考停止です。憲法に頼ってばかりだと、経済や安全保障の現実的政策を生み出す能力が劣化してしまう。
「どうすれば安倍に勝てる?」などという近視眼ではもう破れている。

 耕論より-----浅羽通明
コメント (0)

大橋巨泉亡くなる
12日に82歳で亡くなっていたことが分かった。
本人に永六輔氏が亡くなったことは伝えられていないという。

紙面より
コメント (0)

老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
コメント (0)

ロシア政府も関与しドーピング隠し
やはり、そうかの幻滅。
陸上だけでなかったロシアのドーピング。
禁断の蜜に国ごと溺れ、競技の抜け道を行く。

素粒子より
コメント (0)

大多数に役立たない自由貿易、今こそ変革すべきだ
世界の経済エリートが築き、維持してきたグローバル化の進む経済は、世界中で人々を失望させている。信じられないことに、この地球上で最も裕福な62人が、世界の人口の半分の仮装の人たちである約36億人の合計と同じくらいの富を所有している。上位1%が所有すると見は、ほかの99%の人たちの合計よりも多い。大金持ちは想像を絶するぜいたくを味わっているが、何十億にものぼる人々は、悲惨な貧困や失業、そして不十分な医療、教育、住宅、飲み水に耐えている。
米国ではいまや上位0.1%の人々が、下位90%の人々の合計にほぼ相当する富を所有している。所得が増えたうちの58%は、上位1%の人々の懐に入る。
グローバル経済は、米国でも世界でも、大多数の人々の役に立っていない。経済エリートが得をするようにと、彼らが生み出した経済モデルだ。私たち米国人は、真の変革を起こさなければならない。
今の「自由貿易」政策を根本から否定し、公正な貿易へと移行すべきだ。米国人が、時給何㌣かにしかならない低賃金国の労働者と競争させられるのは間違いだ。ТPPを打ち負かさなければならない。持続可能な経済モデルを構築する貧しい国々に手を貸す必要がある。
大企業や富裕層が何兆㌦もの納税を回避する国際スキャンダルには、終止符を打つ。また、地球規模の気候変動と闘い、化石燃料から世界のエネルギーシステムを移行させることで、世界中に何千万人分もの雇用をつくり出す必要もある。
世界全体の軍事費を減らし、戦争の要因になる貧困や憎しみ、絶望や無学といつたものに立ち向かうため、国際的な取り組みを進めるべきだ。英国で離脱派に過半数を与えたと同じ力が、米国でトランプ氏を利することにもなるという考え方は、民主党に対する警鐘だ。英国の離脱はと同じく、当然のことながら米国の何百万人もの有権者も、中間層を破壊しつつある経済的な力に怒りといら立ちを覚えている。
このきわめて重要な瞬間に、民主党と新しい民主党の大統領は、苦労にあえいでいる人や取り残されてきた人々を支持すると、明確に打ち出すべきだ。ほんのひと握りの億万長者だけでなく、すべての人々に役に立つような国家経済と世界経済をつくり出さなければならない。

 私の視点より-----米上院議員・バーニ・サンダース
コメント (0)

老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
コメント (0)

自由貿易発展に必要な政策
自由貿易体制で利益をえた少数の企業に対し、圧倒的多数の国民は、所得の低下や失業率の悪化によって生活の質が下がり、不満を募らせた。
自由貿易体制に組み込まれる中で格差が広がった国は、英国にとどまらない。各地で移民排除を訴える極端な政策が支持を増やす背景となっている。
自由貿易体制を深化発展させるには、そのための政策が必要だ。自由貿易によって企業が得た利益の一部を、雇用拡大につながる施尾藤氏や開発投資に回したり、教育や福祉の充実に充てたり、といつた具合だ。
巨大な利益がパナマやケイマン諸島などのタックスヘイブンに送られて課税を逃れる一方、生活の質が低下する多くの国民が増税されるのでは割に合わない。
雇用拡大やすそ野産業の発展につながらない投資や資金の異同を制約する制度づくりも必要だ。

 経済気象台より-------窯
日本もこの問題に直面している。トヨタなど大企業はぼろ儲けしているのに、税は下がる一方だ。国民の払う税は重くなるばかり。
コメント (0)

老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
コメント (0)

選挙に立たなかったことに感心するというのも妙な話。
都知事選で自民党から採算の要請をきっぱり断った桜井俊・前総務事務次官の潔さに心ひかれた。「出る気はない」「そんな器じゃない」。姿勢が一貫していた。
人気グループ嵐のメンバー櫻井翔さんの父である。
ご本人は誘いに乗らない。「出馬したら政治報道で取りあげられる。そうなればテレビでキャスターの仕事に打ち込む息子の邪魔になる。親のすることじゃない」。親しい人にそう打ち明けたと聞いた。
有権者の立場で考えても「子の七光り」擁立には違和感を覚える。有名タレントの父だからとその集客力を集票にあてこむのは、有権者の選ぶ力を低く見ているからだろう。ご本人の実績を思うと非礼でもある。何より都政の課題を軽んじていないか。
有名人であることがいかに空しいか、先週亡くなった永六輔さんが自著「無名人のひとりごと」に書き残した。「有名になってしまったことで、とれだけ人間としてマイナスになっているか------気が付いていない」。あえてテレビに背を向けた人の指摘は重い。
有名な作家、次いで有名な評論家が人気の途中で都知事室を去った。都政のかじ取り以前の問題でつまづいた。今回こそ知名度に目を奪われず、政策、情熱そして金銭感覚に目を凝らしたい。

 天声人語より
だったら野党統一候補も同じなのではないのか。顔色が悪く4年間の激務に耐えれるとも思えないし。
コメント (0)

「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
コメント (0)

南シナ海の領有権問題で対立したことへの仕返しだとフィリピンの人々は憤った。
軍事力では圧倒的に劣る。抗議しても相手にされない。一方的に海域から押し出され、自国の誇りであるバナナまで腐らされた。納得できないフィリピン政府が提訴して3年半、司法機関がフィリピンに軍配をあげた。
近年まで中国外交を率いた戴・前国務委員は先週、米国で講演し、判決を「一片の紙くず」とけん制した。「判決を受けてフィリピンが挑発に出れば座視しない」「米軍が空母10隻を南シナ海に送り込んでもひるまない」。なんとも勇ましすぎる。
ローマ帝国の昔、海は万民の共有物だとされた。大航海時代、スペインとポルトガルが大海原に先を引き、両国で「折半」した。やがて主役は英国に、次いで米国に移った。そこにいま中国が盛んにかみつく。
8年前、米上院での米太平洋軍司令官の証言を思い出す。「太平洋のハワイから東を米国が取り、西を中国が取るのはどうか」。
中国幹部から冗談めかして提案されたという。もはや冗談とは思えない。
先の講演を戴氏は宋代の文人、王安石の詩で締めくくった。「視界を雲が覆っていても恐れるに及ばない。私たちはもう最上の高みにあるのだから」。中国政府は今回の判決を無視するという。「高み」の意味をはき違えているのではないか。

 天声人語より
コメント (0)

仏でテロ
花火客にトラックが突入し暴走した。
花火が終わった直後に事件は起こった。
トラックは停止後運転手と警察官の間で銃撃戦があり、銃撃戦の末、運転手は射殺された。

紙面より
コメント (0)

作家の永六輔さんが亡くなった。
その晩年はパーキンソン病のとの闘いだった。転んで足首を脱臼した。ズボンをはこうとしてバランスを崩し、大腿骨も折った。自らを「パーキンソンのキーパーソン」と笑った。
学校に上がる前から病院暮らしが長かった。おなかがポコンとふくれ体は針金のよう。ラジウム放射線治療を受けたが、なかなか治らない。それが空襲を避けて信州小諸へ疎開したらすっかり健康に。子どもながら医学不信に陥った。
若いころから放送作家や作詞家としてヒットを連発する一方、政治に対する挫折感を抱えていた。「上を向いて歩こう」は、安保条約改定に反対する運動の敗北感から生まれた。連日出かけた国会前のデモが蹴散らかされ、無力感に沈んだ。50歳の夏、参院選に挑み、あえなく落選した。
「テレビの言葉には本音が少ない」と、自由に遊べるラジオの仕事を愛した。女優が気象データーとは縁のない架空の天気予報を読み、外国出張から帰れなくなった永さんを追悼するウソの番組を流した。憲法を2時間読み続けたこともある。
彼の名を冠したラジオ番組は、亡くなる前の週まで続いた。権力におもねらず、市井の人々に寄り添う姿勢は終生変わらなかった。いまごろは天国でスタジオで自らの晩年や往生を笑いを交えて語っているだろうか。

 天声人語より
コメント (0)

天皇のあり方
神ならぬ象徴天皇は生身の人間。
戦没者慰霊や被災者慰問や。
もう務めは十分。
陛下にもゆるりと第二の人生を。
戦後の天皇のあり方を求めて体現してきた。
いかに継承するかの議論を。
戦後レジュームからの脱却ではなく。

素粒子より
コメント (0)

南シナ海中国の権利否定。
判決の骨子は
・中国が主張する南シナ海の境界線「9段線」には法的根拠がない。
・中国が岩礁を埋め立てた七つの人工島は「島」ではなく、排他的経済水域、大陸棚の権利を主張できない。
・中国の人工島の埋め立ては、海の環境を守る義務に違反。
・中国船が、フィリピンの排他的経済水域内などでフィリピンの石油探査や漁業を不法に妨害。

 紙面より
コメント (0)

東京都知事選
先手必勝で領地を確保か。
後出しでオセロのように逆転するか。
劇場型になるほど舞台は客から遠く。

素粒子より
コメント (0)

エコノミストからよく出るコメントに「社会保障改革を進めて将来不安を緩和すれば消費は伸びる」というのがある。
もっともらしく聞こえるが、実は間違っている。
少子高齢化が進む中で社会保障改革は、負担増・給付減でしかありえない。事実、マクロ経済スライドの発動によって2015年度の年金給付は抑制され、介護保険利用者の自己負担も増えた。負担増・給付減を避けるためには、消費増税などによる別の形での負担増か、赤字国債発行による招請世代への負担転嫁しかない。いずれにしても、社会保障改革で将来不安が解消することはないし、消費者はそれに気付いている。
消費停滞の真因は、将来不安というより将来不信だ。消費者は自分たちがだまされ続けてきたと感じ始めている。04年度の年金制度改革は「100年安心」をうたったが、それは見事に裏切られた。アベノミクスで景気がよくなるといいながら、潤ったのは大企業だけで、消費者の生活水準は低迷したままだ。日銀は呪文のように「デフレ脱却」を唱えるが、マイナス金利など尋常でない政策は資産運用機会を奪い、消費者心理をさらなる委縮を招いている。
消費回復のためには、何より安定した雇用と、つつましくとも不通に暮らせる賃金が必要だ。しかし、政府も企業もエコノミストも、柔軟な労働市場、言い換えればいつでも取り換えられる雇用と安い賃金がなければ、経済は成長しないという。そして、どうすれば来ようと賃金を取り戻すことができるのかを、誰も議論しない。
その結果、消費者は将来不信に陥り、自分を守るために身を縮めている。消費が回復するわけがない。

 経済気象台より-------山人
コメント (0)

選挙
参院選は終わった。
と思えば都知事選の掲示板。
何枚のポスターが貼られるだろう。
お互いを横目で見ながら。

 素粒子より
鳥越氏が野党の統一候補になるて----。
民主党も何を考えているのやら。
コメント (0)

移民や難民の流入問題は「EUから離脱すればいい」。経済や財政を安定させるには「EUの分担金を払わなければいい」
国境をとっかり管理する国民国家に戻れば、問題もナショナルなサイズに小さくなつて解決できる、というわけだ。環境、金融危機、難民、テロ----。今の世界は、国境にこだわっても根本的な解決はできない難問であふれている。グローバル政府は無理でも、お互いの協調は欠かせない。なのに、政治は国という枠に帰っていく。
なぜか、そこに何があるからか。
「英国の国民投票は民主主義を何よりも優先したことを示している」。フランスの政治家、ジャンピエール・シュベヌマン氏は仏ルモンド紙への寄稿でそう読み解き、「英国の人々の勇気ある投票」を称賛した。左派の中の欧州統合懐疑派として知られた、左のナショナリストと呼ばれたこともある論客だ。
16年前にインタビューしたときも、こう断言していた。「民主主義が可能なのは国民国家という枠の中だけだ」。
彼によれば、民主主義は、帰属意識を共有する人たちの間ではじめて成り立つ。なぜなら、多数決でものごとを決めたときに少数派が多数派の主張を受け入れれるのは、「私たち」で決めたと思えるからだ。だが、欧州人という帰属意識はまだない。「欧州会議も欧州人がいない限り、民主主義の戯画にすぎない」
つまり、英国の選択は、社会の行方をグローバル市場やブリュッセルにいる他のだれかが決めるのを阻み、民主主義を取り戻すためだった、ということになる。そして民主主義が可能なのは国という単位。政治は内向きに傾く。
グローバル時代の問題を解決するには政治も国境を超えなければ、とエリートは考える。しかし、政治が国境を超えれば、それだけ、民主主義がないがしろにされていると人々は感じる。英国の国民投票は、グローバル時代と民主主義のそんなジレンマも浮き彫りにした。

 日曜に想うより-----大野博人
コメント (0)

アメリカの人種問題
社会の分断は恐ろしい。
黒人と警官の確執。
警察のロボットが爆弾で容疑者を殺す。
我らがすでにいる世界。

 素粒子より
コメント (0)

功を弄して拙をと成す
共和党は民意をミスリードした。上下両院を支配する共和党は政権奪取のため、徹底したオバマ政策の立法阻止を展開した。そして「反対がすべて」という政治ムードを党員に広げた。それが裏目に出て、トランプ現象が巻き起こり、人種差別を公言するなど、穏健右派の党風になじまないトランプ氏の登場を許した。
民主党は民意を軽視した。共和党の攻勢で国民的人気に陰りが出たオバマ大統領に距離を置いた。一方で民意を引き留めるにはクリントン氏のキャリアだけで十分だと考え、オバマ政権の実績を検証した大局的な公約を示す機会を避けた。そのすきに、クリントン氏を「既得権益、既成勢力の象徴」と糾弾する単純な非難作戦で勝負に出たサンダース氏が、党員のクリントン離れを加速した。
「功を弄して拙を成す」両党は、連邦議員、州知事の同時選挙も抱えて7月の党大会で党勢を立て直さなければならないが、態勢が整わないまま、本線に突入する公算が大きい。そして大統領選は、クリントン、トランプ両氏のどちらの「欠点が少ないか」を数える、史上まれな「負」の選択になるだろう。
米予備選の誤算は政党だけではなかった。メディアの世論調査の多くが的中しなかった。固定電話が中心になる聞き取り調査には、携帯しか使わない若い世代の声を正確に反映するのが難しかったからだ。
そして日本。18歳から投票できる参院選の票読みも要注意だと教えてくれる。

 経済気象台より-------昴
コメント (0)

理想的な健康長寿の姿、それに近づくための心の持ち方
まず「健康」という言葉そのものについて考えます。「健」の字には、建物の「健」が含まれます。地震で倒れない、しっかりした建物を建てるように、「人間の体を健やかに保つにも、強い土台が必要だ」と解釈できそうです。
次に「康」というと、260年続いた江戸幕府の礎を築いた、徳川家康の名が思い浮かびます。「啼くまで待とうホトトギス」と詠んだ、という逸話があるほど、家康は気長で心に余裕のある人物だったと言われています。漢和辞典を調べると、康には「すこやか」「やすらか」といった意味があるようです。健やかに、安らかに。気長に、余裕を持って。そんな心の持ち方が長生きのコツでしょうか。「人生50年」と言われた時代、家康は70年以上、生きたことが分かっています。
では、長生きしたら、毎日をどう楽しむか。「今までやったことがないことをやってみる」。それに尽きます。挑戦するかしないか、迷う前に、「新しいことに挑戦する毎日」を習慣化してしまえばいいのです。

 私の証 あるがまゝ行くより---日野原重明
コメント (0)

米軍属の範囲限定へ
日米両政府は、日米地位協定で米側に優先的な裁判権が認められる軍属の適用範囲を狭めることで大筋合意した。
軍属は協定に「米国籍を有する文民で、在日米軍に雇用され、勤務し、または随伴するもの」と記されている。米軍所属の事務員や通訳などのほか、米軍と契約する民間企業の従業員も対象となるため、「対象があいまいだ」と指摘されてきた。協定には軍人とともに軍属も、公務中に犯罪を起こした場合、米側に優先的な裁判権があることなどが盛り込まれている。
これまでの協議で、日本政府は「日本の防衛のために従事する者」など軍属の適用範囲を限定するよう要求。米軍による軍属への教育をより徹底させることも求めてきた。
両政府は従来、地位協定に関する問題が生じると、関係省庁や在日米軍などでつくる日米合同委員会で運用を改善して対応してきた。今回は地位協定改定まで踏み込まないものの、日本政府の閣僚や米駐日大使も関与した改善策として実効性も担保する。
日本政府は事件や事故を起こした米軍人や軍属について再発防止につながる罰則強化なども求め、米政府は応じる方針だ。

 紙面より
コメント (0)

大豆は乳がんのリスクを下げる
大豆には女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲン
の「大豆イソフラボン」が含まれることはよく知られている。乳がんの発症
には体内のエストロゲンが関係していると言われ、イソフラボンはこのエス
トロゲンが作用するのを抑えると期待されている。
厚労省の研究班によると40~59歳の女性2万1852人を対象に、大豆製品を食
べる量と乳がんの発生率を追跡調査した。みそ汁を飲む量が1日1杯以下の人
が乳がんになるリスクを1とすると、3杯以上飲む人の危険性は4割低かった。
大豆製品から換算した大豆イソフラボンの摂取量を比べても、摂取量が多い
人ほど乳がんの発生率は低かった。
一方、食品安全委員会が06年、大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバラ
ンスを崩す恐れがあるとして、特定保健用食品として1日に取る量を「30㍉
グラムまで」とした。
栄養補助食品でイソフラボンだけを大量に取るのは勧められないが、大豆製
品を日常的に食べることは問題ない。

 食の健康学より----宮島裕美
コメント (0)

国歌を歌えないような選手は日本の代表ではない。
求める選手像を上から捺しつけるうな言いぶり。
選手たちの指揮ががったとは、とても思えない。
仏文学者の蓮實氏が一昨年の本紙で、日本代表が精彩を欠いたサッカーW杯を語っている。「国民や国の期待を背負うと、どれほどスポーツがスポーツ以外のものに変化していくか----何とも陰惨なW杯でした」。むしろ選手も見る側もケームそのものを楽しもうと。
スポーツでも他の分野でも、国を背負わされることで失われる豊かさもあるのではないか。祭典まであと1カ月。一つ一つの協議を楽しむことに重きを置きたい。国境を忘れるほど没頭して。

 天声人語より
だけど育成にも国費(税金)を使い、派遣にも国費なのである。それなのに国を背負わないなんて、古い私には納得いかない。
コメント (0)

英首相26年ぶりの女性に
国民投票、サプライズ、裏切り-----。
三題噺の結論は26年ぶりの「鉄の女」。
英保守党首選は女性2人の決戦に。

素粒子より
コメント (0)

それは、きわめて歯切れのいい東京一極集中批判であつた。
東京が地方から、進学や就職で若者を吸い上げることが、日本の人口減少に拍車をかけているというのだ。元総務相で岩手県知事も務めた増田寛也さんたちによる論文と対談が、2013年の「中央公論」に載った。
「本来、田舎で子育てすべき人たちを吸い寄せて地方を消滅させるだけでなく、集まった人たちに子どもを産ませず、結果的に国全体の人口をひたすら減少させていく」と、出産や育児のしづらい東京の問題を指摘した。「人口のブラックホール現象」と名付けて、耳目を集めた。
その増田さんが東京都知事選の候補に浮上していると聞いて驚いた。
ブラックホールとまで批判した東京のトップになるかもしれないのだ。
意外に感じた方がやはりいたようだ。秋田県の佐藤知事は記者会見で首をひねった。「東京をいかに小さくするかという人が知事になるのは矛盾する。政策をどう出すのかな」
ここは思い切って提案したい。もし立候補するのであれば、「東京縮小計画」を打ち出してはどうか。UターンやIターンなどで東京から飛び出す人を支援し、全国の自治体と手を組んで各地の魅力を都民に宣伝する。九州ではなく、若者をどこまで放出したかの数値目標を設けてもいい。
増田さんは立候補に必要な覚悟を「スカイツリーから飛び降りるような感じ」と語っていた。果たして、東京も全国も驚くようなアイデアは聞けるだろうか。

 天声人語より
コメント (0)

追加緩和
円高、株安、マイナス金利で市場が警告するものとは。
「だから追加緩和を」とまた日銀にねだる金融市場の愚。

素粒子より
コメント (0)

成長主義の妥当性こそ争点
デフレを脱却し、グローバル経済のなかで競争力を確保すれば日本経済は成長する、という前提は妥当なのだろうか。「失われた20年」といわれる。もしも「失われた」というなら、なぜそのように事態になったのであろうか。私には、それは小手先の政策論でどうにかなるものではないと思われる。停滞の20年をもたらした根本的な要因は、ひとつは、人口減少・高齢化社会への威光でり、ふたつめは、金融、IТによる急激なグローバル化である。人口減少・高齢化が現実の事態になれば、当然ながら市場は拡大できない。高齢者への資産の偏在は消費を増加させない。また、グローバル化は企業を新興国との競争にさらすことで、物価とともに労働コストの圧縮をもたらす。つまりデフレ圧力となる。そして、そういう状況下にあって、国際競争力の確保という名目のもと、構造改革という市場競争主義路線を採用したのであった。
だからこうなるのだろう。もしも「失われた20年」からの脱却と成長経済を目指すならば、少なくとも、人口減少・高齢化対策を打ち、金融グローバリズムから距離をとり、市場競争中心の構造改革をやめるべきである。
しかし、できることとできないことはあろう。人口減少・高齢化を食い止めることは難しい。グローバリズムもある程度は認めるほかない。
おまけに、日本だけではなく、今日、世界中が先行き不安訂で不透明な状態に宙づりにされている。英国のEU離脱をみても、米国の次期大統領候補をみても、中国の先行きを見てもそれは明らかで、この重苦しい不確実性が、個人消費も企業投資も伸び悩む理由のひとつとなっている。
とすれば、無理に、成長、成長といわずに、むしろ低成長を前提にする方が現実的であろう。そしてそれが悪いことだとは思われない。日本はすでに物的な財や資産という点ではなつてなく豊かな社会になってしまった。「失われた20年」なのではない。低成長へ移行するのは当然のことであろう。そして低成長経済は、過度な競争社会であってはならないし、グローバル経済に国家の命綱を預けるべき経済ではない。それは、従来の成長主義、効率主義、競争主義という価値観からの転換を要するだろう。その価値観こそが本当は争点とすべきことではないのだろうか。

 異論のススメより------佐伯啓思
コメント (0)

またもや乱高下
世界経済の先行き懸念で比較的安全とされる日本国債に買いが入り、長期金利が下がった。
新発国債の流通利回りが一時、前日より0.020%幅低いマイナス0.275%をつけ、過去最低になった。
円は一時100円台半ばに。

紙面より
コメント (0)

IS本拠で劣勢 テロ世界に拡散
ダッカの人質事件について、IS本体からの犯行声明は出ていない。
イスラム過激派である可能性は高いが、バングラデシュの地元組織が独自に犯行に及んだのか、ISの指示があったのかは不明だ。
ただ、ISは5月、ラマダン中のテロを呼びかける声明をインターネット上に出した。武装グループがこれに呼応した可能性はある。
ISがイラクとシリアにまたがる地域で「国家樹立」を宣言したのが2014年6月。中東や欧州などから多くの戦闘員が加わり、数万人規模まで勢力が拡大したが、現在は米軍主導の有志連合やロシア軍の空爆などで劣勢に追い込まれている。脱走する戦闘員の増加も伝えられる。
イラクでは政府軍が6月、ISが2年半にわたって占拠した中部ファルージヤを奪還した。イラク政府はIS最大の国内拠点である北部モスルの年内奪還をめざす。
知り麩でも、少数民族クルド人を主体とする部隊やアサド政権軍が、ISの拠点都市に対する校正を強めている。
ISが劣勢になるにつれて、各国では潜伏メンバーやIS信奉者が関与したとみられるテロが続く。昨年1月のパリ同時多発テロでは130人が死亡。今年3月にはベルギーのブリュッセルで空港や地下鉄が襲われ、32人が死亡した。
6月28日には、トルコ・イスタンブールの国際空港で外国人を含む44人が死亡する銃撃・自爆テロがあったばかりだ。
ISは世界にテロを拡散させることで、IS掃討作戦に協力する国に警告するとともに、健在ぶりを示して勢力回復を図る狙いがあるとみられる。

 紙面より
コメント (0)

英国の問題
そんな昔の話は覚えていない---。
甘い公約もいざ実現となれば実現不可能。
EU離脱の象徴だった英党首辞任へ。
そんな先のことは分からない-----。
後継首相をめぐり混乱の英国。
裏切りアリ、追い落としありの政界サスペンス。

素粒子より
コメント (0)

イスラム教徒にとって神聖なラマダンの期間中だったという。日中の断食を終えて、夕食を楽しむ方もいたかもしれない。
バングラデシュで起きた人質事件は、テーブルを囲むひとときを破壊した。
現場は首都ダッカの市街地にあり、外国人客も多いレストランだという。治安部隊が突入して救出作戦を実行したが、多数の犠牲者が出た。7人の日本人がなくなったとの発表に、言葉もない。
見渡すと、世界のあちこちで卑劣な事件が相次いでいる。外国人が多く、世界に衝撃を与える場所を狙う手法だ。今回も、そうした企ての一つなのだろうか。
「費用と食事と睡眠と恐怖 ふやそうと思えばいくらでもふえる」。バングラデシュに伝わることわざが手元の本にある。今回の事件の背景はまだ不明だが、恐怖をばらまくことを狙ったとも見える。憎しみと恐怖の連鎖の先には、何もないはずなのに。
5月の本紙に、東京のベンチャー企業が運営するダッカ郊外の工場の記事があった。現地の素材でバッグを作って輸出し、貧困を減らしたいという願いからだ。今回人質になった日本人は、円借款によるインフラ事業の関係者だという。事件は、支援の試みをも壊すものだ。
たとえ背景に貧困が横たわっていたとしても、苦行は、豊かさに向かう動きの正反対にある。警戒も支援も緩めぬことが、唯一のみちであろう。力に訴える者を利さないための。

 天声人語より
コメント (0)

バングラデシュ
テロで恐怖をばらまく過激派組織の卑劣さ愚かしさ。
絶望か希望か、増悪か寛容か。
神よ私たちの心を試すのか。

素粒子より
コメント (0)

民主的な反乱
英国が国民投票によってEUからの離脱を選択した。
英国経済にとってEU残留にメリットがあることは明らかなのに、経済公理性を超えた投票結果となった。
その理由のひとつは、グローバル化による恩恵など自分たちには無縁であり、富裕層がもうかるだけだ、という感情が民衆の間に渦巻いていたからだ。
高度に進展したグローバル経済は牧っておくと一握りの富裕層と多数の貧困層と言う格差社会を生み出す。それを是正するのが政治の役割なのに、ポピュリズムの横行を許した。キャメロン首相という、パナマ文書に絡んで名前が挙がるような指導者の説得に民衆が耳を傾けなかった点で象徴的であり、「民主的な反乱」という見方もできよう。
所得格差に起因するポピュリズムや排外主義は米仏など各国でみられる。厚みのある中間層を持たない国家は社会の対立を招きやすく、政治的に過激で不安定なものとなる。
今回の市場の動揺には流動性の供給などあらゆる混乱回避策が動員されるだろうが、より本質的な観点から、わが国でも広がりつつある所得格差の是正に向けた本格的な政策論議を開始すべきだ。たとえば、所得再配分を進めるため、株の譲渡益や配当など富裕層の金融資産課税を強化し、それを財源に低所得層の負担軽減を図ることも一案だ。
先進国では民衆のいら立ちが暴動まで発展することはまれだ。しかし、声なき声が投票行動で蜂起した時、暴動以上に世界中の市場を混乱に陥れることもありうる、というのが今回の教訓だ。
当局には追加の金融緩和策や財政出動の検討にとどまらず、構造的な政策対応を忘れないでもらいたい。

 経済気象台より-------遼
コメント (0)

熱中症の予防のために
人間は安静にしていても、尿を排出する上、皮膚からの発汗や呼吸でも水分
を喪失します。それらも考慮すると、通常でも1日1.5㍑の水分を取ること
が必要です。
運動をして汗をかくと、暑い夏には平素より1㍑くらい多めの水分と、適度
な塩分を摂取する必要があります。
尿や汗利中には塩分の成分であるナトリウムがかなり含まれています。特に
内分泌系の以上がある人の場合は、腎臓から尿中に過剰なナトリウムが排出
されて虚脱状態となり、血圧低下や生命の危険が生じますので注意が必要で
す。
日本の夏は気温が高い上に、湿度が高く、汗をかいても蒸発しにくくスチー
ムサウナに入っているような状態です。外出時は体温調節機能の弱くなった
高齢者や乳幼児は特に気をつけなければなりません。乳児を乳母車に長時間
乗せて買い物したり、わずかな時間でも駐車した車中に置いたままにしたり
しないようにすべきです。
就寝前には、38~39℃のぬるま湯でゆっくり入浴することが安眠を促します
。都市部では夜も気温や湿度はあまり下がらず、冷房や扇風機をつけたまま
眠る人がいます。ですが、体温が下がって風邪をひくおそれがありますから
、夜間は除湿機能のみにしたり、就寝1時間後ぐらいで切れる設定にしたり
する方がいいでしょう。旅先でも室温の下がり過ぎには注意して下さい。
なお、酒やビールは、たくさん飲むと、アルコールによる利尿作用で多尿と
なるので効果的な水分補給にはなりません。水を十分取ることが必要です。

 あるがまま行くより--日野原先生
コメント (0)

円高も使いよう
英国が国民投票でEUからの離脱を選択し、衝撃が世界を駆け巡った。日本でも株価が一時大きく下落し、為替は1㌦が一時100円を割り込んだ。
しかし、今回のショックはリーマン危機のような経済金融のゆがみによるものではない。政治統合の行き詰まりという長期的な不安による面が大きいだけに、従来型の金融財政からの短期刺激策や為替介入は、一時のショック緩和効果しかなく、本質的な問題解決策とはなりにくい。しかもドル高も進行しただけに、米国が日本のドル買い介入を受け入れる余地は限られる。
それならいっそ、この円高を活用してはどうか。今の日本経済が抱える問題を考えれば、その治療に役立つ面があるからだ。企業は最高益を更新しても、人件費や設備費を抑え、内部保留が積み上がる。一方、実質所得の低迷や将来の不安から、家計消費が低迷を続け、景気の足かせになっている。企業をもうけさせても家計に「おこぽれ」が回ってこず、政府自ら賃上げ妖精や給付金でカバーせざるを得ない状況だ。そこに円高が役に立つ。
円高は企業収益には負担でも、企業には360兆円にのぼる潤沢な内部保留があり、緩衝材になる。円高への対応力もある。企業投資や生産を圧迫するリスクは大きくない。一方、年金の先細りや、物価高、マイナス金利の不安を抱える家計には、円高で輸入品が安くなり、物価高懸念を緩和し、実質所得や実質資産を高めることで消費の後押しにもなる。しかも政策コストがかからない。
手段の限られた金融財政政策で無理をするより、円高が今の日本経済には恵みになる面がある。これを生かさない手はない。

 経済気象台より-------千
コメント (0)

熱中症 現代の災害。暑さを甘く見るな
梅雨明け直後や猛暑日、熱帯夜が続くと、多くの熱中症患者が運ばれてくる。
暑さに慣れれば次第に減るが、熱波が来たり去ったり繰り返すような夏は特に要注意だ。
ここ数年は「熱中症弱者」の被害が目立つ。独居老人だけでなく、高齢者を介護する家族、障害者と暮らす高齢者らの孤立も防がなければいけない。
高齢者は、運動もせず、屋内で日常生活を過ごしているだけで熱中症になる。
家族や周囲の人が屋内の温度を管理することが大事だ。離れて住んでいても、午後の暑い時間に「部屋の温度計は何度かな」と電話一本してみる。30度以上なら「暑いからクーラーをつけようね」と教えれば、安否確認にもなる。
周囲に熱中症を疑うべき人がいたらどうするか。
まず意識がはっきりしているか確認する。自分で水を飲むことができれば、現場で応急措置する。水が飲めなかったり、少しでも様子がおかしくなったりしたら、医療機関に搬送する。
大切なのは、1人にせず、必ず誰かが見守ること。目を離した間に急に悪化することがある。自分が調子が悪くなったら、声をかけて助けを求めよう。
これから行楽シーズンを迎えるが、外出は高齢者や小さな子どもら体力の弱い人に合わせた計画を立てることも必要だ。楽しくて張り切ってしまうかもしれないが、無理をしない、させないことが大事だ。

 昭和大病院救命救急センター長・三宅康史
コメント (0)

新幹線の長い名前、地域の利害絡み複合化
本州と北の大地が北海道新幹線で結ばれて3カ月がたちました。北海道側では「木古内」「新函館北斗」、青森側では「奥津軽いまべつ」の計3駅がかいぎょうしました。
ところで、最近の新幹線の駅名は長いと思いませんか。「奥津軽いまべつ」も「新函館北斗」も仮名だと9文字。個性的ですが、すんなり覚えるのは難しそうです。
1964年開業の東海道新幹線では「東京」「名古屋」「京都」のように大半の駅名はシンプル。「岐阜羽島」を除き、在来線駅と近い別の場所で開業した場合に「新横浜」「新大阪」のように「新」が付く程度でした。「新○○」型はその後も、「新神戸」や「新白河」など多くみられます。
では「新函館北斗」などという名称がなぜ付いたのでしょうか。朝日新聞の関係記事によると、ルートの制約で駅舎が函館市中心部から16㌔離れた北斗市に建設れることから、同市は「北斗函館」を希望。一方、函館市は知名度や分かりやすさで「新函館」を推しました。両氏やは合意に至らず、最終的にJR北が現在の「複合型」に決めた経緯があります。
複合型は75年の東海道・山陽の全線開業時、28駅中岐阜羽島だけでしたが次々増えました。「水沢江刺」のように二つの都市名を合体させたり、「黒部宇奈月温泉」のように観光地名と
くっけたり、82年の東北新幹線開業以降でみると駅名の3割を占めます。
都市政策に詳しい信州大の武者忠彦准教授は「知名度向上や観光振興をめぐる地域の利害調整の結果、駅名は長くなりやすい。初めは違和感があっても、駅が観光などの玄関口として機能すれば、なじみが出てくるかもしれない」と話しています。

 ことばの広場より-----校閲センターから
コメント (0)

路線価全国平均値上がりに
2016年分の路線価を公表した。
全国平均は前年を0.2%上回り、08年以来8年ぶりに上昇した。

紙面より
全国平均とは何か。基地の問題みたいに面積平均ではないだろうとは思うが。
平均値を出すのなら面積平均でないと意味がないのでは。
コメント (0)

ゴールデンバットというたばこがある。今年で110年、日本たばこ産業きっての長寿商品だ
だが店頭や自販機で見かけることはあまりない。
一箱260円に値上がりしたと聞き、「まだ売られていたのか」と驚いた。
昭和の初めは日本で最も名の通ったたばこだった。詩人の中原中也は、「七銭でバットを買って、一銭でマッチを買って(略)朴は次の峠を越える」と書き残した。太宰治は「富岳百景」に、筆が滞るとバットを七箱も八箱も吸うと書いた。
「文人だけでなく、味と安さで大衆の心を広くつかんだ銘柄でした」と話すのは、たばこと塩の博物館学芸員の鎮目良文さん。大戦中は最も吸われた銘柄だった。
発売されたのは1906年。日露戦争の戦費に苦しんだ政府がたばこの専売を強めてすぐ、大陸向けの商品として生まれた。中国で縁起のよいとされるコウモリを金色で描いた。
1940年には、外来語を追放する運動により、名が「金鵄」に変わった。神武天皇の弓にとまった金色の鵄の伝説に由来する。元の名に戻ったのは占領期。やがて、健康志向が高まると脇役へ。時々の国策や時代の気分に降りまわされ続けた110年だった。
たばこの害とわが禁煙の日々を思うといまさら吸う気はないものの、吸う人に聞くとピリツとした辛口が際立つ。「老け込まない粋人のよう」と評する人もいた。市場がまちがいなく縮むこの先、金色のコウモリは何歳まで飛び続けるのだろうか。

 天声人語より
コメント (0)