2016年03月の記事


ミャンマー
入城は果たしたものの。
軍はまだ居座りスーチー氏は城主になれず。
民主の城は一夜にしてできず。

素粒子より
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昨春の北陸に続き、この春は北海道が歓声に包まれた。
新幹線の開業は、挙げてお祝いすべき慶事だが、さて四国の人々も同じ気分だろうか。四国には新幹線がない。
「北海道と本州、九州がつながり四国だけ取り残された。残念です」。四国の大手企業が名を連ねる四国経済連合会の専務理事、石原さんは言う。新幹線を呼び込む運動の財界側実務をになう。最近も金沢駅を視察し、新幹線効果を実感した。
予測では四国計400万人の人口が30年後には300万人が減る。「1県分の人口が消える。在来線だけではもう公共交通が維持できない。新幹線なしでは人の波が絶えてしまう」
列島改造のむかし、新幹線の構想は長短十数路線あった。東北や上越、九州は実現したが、四国や山陰などは手つかずのまま40年が過ぎた。「我田引水」という言葉がある。政治家が地元エゴで路線を引き直させ、駅を置かせることを指す。古くは元首相の原敬が有名だ。地元岩手や近隣県に無理やり鉄道を敷いた。新幹線延伸の時代になっても「この駅は某議員のツルの一声」「あの路線は某大臣のおかげ」といった話をよく聞く。
いまでも新幹線という事業は、「引鉄」合戦の産物なのだろうか。そうだとしたら、四国新幹線への道のりはあまり平坦に見えない。現に参院では高知と徳島が合区され、議員が1人減らされる。この合区も山陰と同時である。東京と地方の格差は広がる一方だが、地方と地方の格差もかなり深刻である。

 天声人語より
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ミャンマー新大統領就任へ
軍による政治支配が続いてきたミャンマーで、民主的な手続きを経て軍人出身者でない人物が就くのは半世紀以上ぶり。

紙面より
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明治40年だから109年前の5月、21歳の石川啄木は妹を伴って津軽海峡を渡った。
故郷での騒動で白眼視され、「石をもて迫はるるごとく」ふるさとをのがれて、北海道に新天地を求めた。
陸奥湾に臨む青森市内の公園に歌の碑が立つ。〈船に酔ひてやさしくなれる/いもうとの眼見ゆ/津軽の海を思へば〉。いまは「こどもの日」の5日に函館の地を踏んだ。北の大地を彩る遅い春が、海峡を越えて北海道に渡る頃である。
梅、桃、桜の開花前線は、本州北端で待ち合わせるようにして、5月初めにかけて一斉に海峡を渡っていく。天下の春を集めた函館は、傷心の啄木に美しく映った。つかのまの幸福な日々を、そこで過ごすことになる。
その函館へ、待望の新幹線が延びる。〈ふるさとの訛なつかし/停車場の人ごみの中に/そを聴きにゆく〉。啄木の歌碑のある上野駅をへて東京から約860㌔。昭和の演歌にうたわれた北への旅は、きょうから4時間2分にまで縮まる。
ひと足早い「春」ながら、前途に厳しさも聞こえてくる。一番列車こそ25秒で売り切れたが、この先は空席も目立つ。飛行機との競争も多難らしい。赤字がかさんで「冬景色」に沈まぬよう、お願いしたい。
ビジネスより観光需要に期待する声もある。15年後には札幌まで至る計画という。そこには啄木の〈石狩の都の外の/君が家/林檎の花の散りてやあらむ〉という抒情ゆたかな歌碑が立つ。北への憧れをかき立てて、旅情で売る新幹線。それもいい。

 天声人語より
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新年度予算今夕成立へ
29日夕、参議院本会議で賛成多数で可決され成立する見込み。
過去最高の総額96兆7千億円余り。
新規国債の発行額は減ったものの、歳出が目立ち予算の膨張が続いている。

紙面より
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中国の過剰設備対策。「壮士断腕」市場軽視に懸念
閉幕した中国の全国人民代表大会では、「壮士断腕」という言い回しが何度も聞かれた。蛇の毒が全身に回らないよう腕ごと切り落とす、というイメージで「果断な処置」の例えだそうだ。
とくに、鉄鋼や石炭採掘といった分野で中国の抱える過剰生産能力の処理に関して多用されている。たちえば中国には年間12億㌧もの粗鋼生産能力があるとされているが、昨年の生産実績は8億㌧で、生産能力の3分の1が余っているということになる。
こんな状況が維持されているのは、多くが国有企業で、所在地の地方政府が補助金などで支えているからだ。結果、赤字続きでも潰れない「ゾンビ企業」が乱立している。地方政府としては経済規模や雇用の維持などさまざまな理由で、倒産は避けたいのだ。
ゾンビ企業は中国の産業構造の高度化を妨げ、成長の足かせとなっている。そのため、中央政府が主導して、鉄鋼や石炭採掘などを対象に大規模な設備リストラを推進する構えです。これまで経済成長率カサ上げのための設備投資に傾きがちだった地方政府の指導者は、過剰能力の処理を強く求められている。
しかし、製造業の経営には原価償却の進んだ古い設備を使いこなして利益をあげることも重要だ。「壮士断腕」で経営が好転するとの考えには疑問が残ります。市場原理の軽視という点では五十歩百歩。「果断な処置」はかえって事態を複雑にするかもしれない。

 東洋経済の眼より
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烏合の集団か?
砂野城が崩れていくのを見せられた記憶も生々しく。
名を捨てて、色も変え、波に耐える陣地になるか。
分かれてまた集う民進党。
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〈這えば立て立てば歩めの親心〉はことわざのようだが、江戸の川柳集にも載っている
わが子の成長を待ち望む親心はいつの時代にも変わらない。子が育てば行動半径は広がる。〈立てば歩めが駈けだして母苦労〉という江戸川柳もあって、うなずく方は多かろう。
よちよち駆ける。親はハラハラ。去年の本紙に「幼児用リード」の話が載っていた。歩きはじめた子を親がつないで危険から守るために普及しているという。安心感の一方、「犬みたい」との声もあって、受け止め方は様々らしい。
子が長じれば、目はいっそう届きにくい。昨今、安心を求めて「居場所追跡サービス」を利用する親が増えているそうだ。持たせた携帯電話のGPS機能を使って、外出中の子がどこにいるかを把握する。
ランドセルのまま道草を食ったゆるやかさが懐かしいが、万が一を案じる親心は分かる。だが、やめどきを考えるのも大事らしい。子の成長につれて「見守り」は「監視」へと受け止めが変わりやすい。
さて、卒業と入学の季節。春はそれぞれに親離れ、子離れのときでもある。〈入学の子に見えてゐて遠き母〉福永耕二。小学校の新1年生の心細さであろう。保護者に引かれた手を離して他人の中に入っていく幼子も、試練をくぐって歩んでいく。
親御さんには、つい差し伸べたくなる手を、もう片手の手でそっと抑える覚悟が要るときかもしれない。親子の距離は永遠の難問だが、広がる距離は自立の証しととらえたい。

 天声人語より
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どちらもおなじみの果物ながら、みかんとりんごは役どころが違うと
<君と僕二人で囲む冬の夜「こたつ」と「みかん」はベストカップル>近藤史紀。
みかんには暖かい色のもたらす「安定」のようなものがある。
片やりんごは、たとえば歌人の故・河野裕子さんの一首を思い出す。<青林檎与えしことを唯一の積極として別れ来にけり>。同じ「ふたり」のことを詠んだ歌ながら、淡い孤独と硬さをたたえる。実体験にせよフィクションにせよ、双方の歌でみかんとりんごの交換はできまい。
日の色に染まったみかんは、安らげる「人の間柄」の暗喩のようでもある。暖かい色に家族の記憶を呼びさまされる向きもあろう。冬の団欒の名脇役だが、消費の低迷が聞こえて久しい。
ピークだった1975年の約5分1に減っているという。「日本人が最も多く食べる果物」の座は10年前にバナナに奪われた。茶の間からこたつが減ったから-----などと理由には諸説あるようだ。
思えば、テレビのチャンネルをまだ回していたころがこたつの全盛時代、すなわちみかんが胸を張っていた時期だった。みかんの低迷とともに、人どうしの円居が減りつつあるのなら、寂しいことである。
役どころの話に戻って、みかんが向き合って食べる果物なら、バナナには個々で食するイメージがある。多忙なときは食事代わりにもなってありがたい。果物もまた、世につれ。個々が孤々にならないか、心配ではあるが。

 天声人語より
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国内の景気判断を5カ月ぶりに下方修正
3月の月例経済報告で、政府は個人消費の低迷が続き、家計の消費意欲や企業の景況感などにも「弱さ」が広がってきたため、下方修正した。
全体の景気判断は「緩やかな回復基調は続く」という表現は前月と同じだが、「このところ一部に弱さもみられる」としていた部分の「一部に」を外した。
項目別にみると、GDPの約6割を占める個人消費については、「消費者マインドに足踏みがみられるなか、おおむね横ばい」とし、7カ月ぶりに判断を引き下げた。
これまで好決算が目立っていた企業の収益と業況判断も、下方修正した。中国経済の減速などを受け、昨年10~12月期の製造業の経常利益は前年の同じ時期より2割以上も減った。
企業経営者らに景況感を聞く調査でも、先行きを慎重にみる声が目立っている。
一方、設備投資は判断を引き揚げたほか、輸出も米国向けの自動車などが上向いており、上方修正した。
国内景気の弱さと世界経済の先行き不安を背景に、自民党内には来年4月の消費税率10%への引き上げ先送りを容認する声がある。
新たな景気対策の必要性も含め、こうした声が強まる可能性がある。

 紙面より
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ホルモン力高めて快適な生活
心身ともリラックスして、楽しいと感じているときに、いいホルモンがたくさん分泌されるという考え方です。
大事なのはいかにホルモンを上手に分泌する生活を送るかだ。ホルモン力を高めるキーワードは「楽食、楽動、楽眠、楽話」だという。
例えば、「おなかがすいた」という時間を持つことにより、「グレリン」という物質が胃から分泌される。グレリンは、細胞のミトコンドリアを増やし「強くする」という。
運動すると血の巡りがよくなり、心臓や血管から余計な塩分や水分を体外に排出するホルモンである「ナトリウム利尿ペプチド」が分泌され、血圧や血糖値が下がる。
また、部屋を暗くして十分な睡眠を取ることにより、脳の中央にある松果体から、生体時計のリズムを調整し活性酸素を除去するメラトニンが効率よく分泌される。
さらに「誰かとともに生きている」という実感を持つことにより、オキシトシンと呼ばれる愛情をつかさどるホルモンが脳の下垂体から分泌される。
最近の研究では、栄養やスポーツ以外にも、「どきどきする勝負事に挑戦する」「困った問題は翌朝に持ち越す」「愚痴を思いきり言ってみる」「週末に自分への『ご褒美』を予定に入れる」などもホルモンの分泌を促すことがわかってきたという。

 元気のひけつより----石川雅彦
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ヘタな俳優を見ていると、手の始末がついていない-----と直木賞作家の故・神吉拓郎が書いていた
手が行き場に困っている。そんな役者には何かを持たせれば、手持ちぶたさな感じを与えずにすむと、著書『たたずまいの研究』で述べている。
安易な小道具の一つが、たばこだそうだ。思えば邦画も洋画も、昔は登場人物がよくたばこを吸っていた。といってもヘボ役者が多かったわけではない。大勢が吸ったし、吸って遠慮のない時代だった。微妙な心理を表す小道具でもあった。
時代は変わり、世界保健機関は先月、喫煙場面のある映画には年齢制限を課すなどの措置をとるよう、各国に勧告した。未成年者を喫煙に誘引しないため、というのがその理由である。
米国では、喫煙を始めた若者の37%が影響を受けたとの調査結果があるという。たしかに、過去の銀幕でも、名優が粋に紫煙をくゆらせる場面は多かった。あこがれた人がいるかもしれない。
筆者は、10代で見た米映画「ペーパー・ムーン」が記憶に残る。子役の少女がふかすシーンは、本物のたばこではないというが話題になった。彼女はこの作品でアカデミー助演女優賞を射止めた。いまリメイクするなら、あの場面は封印であろう。
ハリウッドでは近年、喫煙シーンが大幅に減っているそうだ。若年層への影響を考えれば当然の流れといえる。表現の幅や深みは無論大切だが、銀幕で煙を吐きすぎてこなかったか。小道具と演出は様々にある。

 天声人語より
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商社赤字に
すさまじきは中国の風。
資源高で揚がったたこは風がやめば落ちるのも道理。
2大商社が初の赤字転落の驚き。

素粒子より
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アメリカの大統領だった人物を「地味な人」と言うのもおかしいが、第30代のクーリッジは
無口にして無為の人として伝わる。現職の急死で副大統領から昇格した。1920年代の米は空前の繁栄を謳歌し、何もしなくても経済は踊った。
動かず、語らずで「サイレント」とあだ名され、称賛か揶揄か「何もしないことを芸術の域まで高めた」などと評されたのを前にも紹介したことがある。その人の名がここに残っていたかと、オバマ大統領のキューバ訪問で知った。
クーリッジ以来88年ぶりの、現職大統領の訪問となった。88年前といえば日本は昭和3年。遠さがわかる。傘をさして夫人や娘2人と専用機から降りたオバマ氏は、自らが言う「歴史的な一歩」を、かつて激しく敵対した地にしるした。
奇しくもオバマ氏は、両国が国交断絶した61年に生まれた。米ソが一触即発となったキューバ危機は翌年に起きる。カリブ海に浮かぶ島は、社会主義陣営が米国に突きつけたナイフに例えられてきた。
長い敵意の歴史は、二つの利益」をテコに動いたといえる。経済を立て直したいキューバと、後世に残す大きな遺産をつくりたいオバマ氏。双方に思惑があり、越すべき課題はなお多いが、世界はおおむねこの「握手」を歓迎する。
現地では、世界遺産の旧ハバナ市街を歩くオバマ一家に「USA」のかけ声も富んだそうだ。新しい世代が新しいたいまつに火をともしたと思いたい。風雨でかき消えないことを願う。

 天声人語より
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選挙制度
アダムズ方式を取り入れるも、4年も先か。
衆院逝去制度。
1人別枠を手放せない自民党。

素粒子より
地方の意見を聞くには一県1人は必要だ。
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天気予報が当たらないことに掛けた皮肉は、起源を調べると明治までさかのぼるようだ。
気象庁刊「気象百年史」によれば、熊本では測候所の栗山さんという主任の予報がよく外れたらしい。
そこで「栗山さん」を3度唱えれば生水に当たらないと言われだした。隣の鹿児島では「測候所」を3度唱えていたという。ところが日露戦争の時は、天気予報は「たま(弾)に当たる」から、まじないは言ってはいけないとなったらしい。
もっとも、こうした伝説が確かかどうかは「百年史」でもいささか曖昧だ。時は流れて予報は格段に正確になり、東京を例にとれば、翌日雨が降るかどうかの的中率は85%を超えている。
しかも至れり尽くせりだ。朝、外気に触れなくてもテレビの予報士さんは服装指南までしてくれる。「薄手のコートを」「折りたたみ傘も」。逆に、頼りすぎて人間の天気感覚が鈍化してしまわないか心配になる。
春分の日をまたいで、各地から桜の便りが届きだした。気象庁は6年前に桜の開花予想をやめ、いまは日本気象協会や民間の気象情報会社が独自の予想で精度を競う。
春先の空は気まぐれで、咲いた後も「花に嵐」が気にかかる。店やイベント関連の人だけでなく、お花見幹事も空模様に一喜一憂する季節となる。計算上は桜前線は時速約2㌔で北上するそうだ。幼児の歩みほどである。今年の雨よ風よ、どうかやさしく頼みます。

 天声人語より
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公示地価
爆買いにわく都市とシャッター街の地方。
マンションの高騰と限界集落。
この気圧の差が嵐の前兆でないことを。

素粒子より
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東京付近から信州のあたりでは、フクロウの声は「ノリツケホーセ」と聞かれていた。
明日はお天気だ、洗濯物に糊をつけて干すにはよい日だと。民族学者の柳田国男が『野草雑記・野鳥雑記』に記している。もちろん雨の日もあるが、そこはご愛敬。
鳥の声を言葉に置き換えるのを「聞きなし」と言う。サンコウチョウは「月、日、星」とさえずり、ホオジロは「一筆啓上仕り候」と鳴く。そんなふうに私たちは、身近な鳥と親しんできた。
でも本当は、どんな言い回しをしているのだろう。想像をふくらませたくなる論文が、英科学誌掲載された。シジュウカラが「単語」を組み合わせて「文」を作っているという。
総合研究大学の鈴木さんたちの実験によると、危険を知らせる単語と仲間を呼ぶ単語をつなげて発声する場合、どうも語順が決まっている。間違った語順でスピーカーから流すと反応が鈍くなるという。一種の言語能力と考えていいかもしれない。
ネクタイのような黒い線が特徴のシジュウカラは日本で広くみられる鳥で、庭に巣箱をこしらえる方もおられよう。小さな彼らはまず下見をし、気に入るとすみ始めるというからなかなかの熟慮ぶりだ。地域にもよるが、今は巣作りが始まった頃か。ヒナに愛情を注ぐ姿が、これからみられる。
〈夢ひとつ入るるにはよき巣箱かな〉石山ヨシエ゜。
鳥や動物たちにはどこまで心があり、知恵があるのか。春の日に講演で野山で、思いをはせてみるのも悪くない。

 天声人語より
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米大統領キューバ訪問
かつて核兵器が並んだキューバに米大統領が。
片や日本海には毎週飛び道具。
歴史的と祝えるのはいつのこと。

素粒子より
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マイナス金利の効果は
確かに金利は全般的に下がってきたが、債券利回りも低下し、公募投信に金が集まらなくなっている。投資が減っているのだ。
個人の金融資産・負債をみても、圧倒的に「預金超過」であり、受取利息が減り以上に、利回りのよい運用への大幅なシフトが起こったり、株式などの金融資産の価値が大幅に上昇したりしない限り、個人の消費拡大にはつながらない。
企業部門でも、負債が多い企業では借り入れのコストが下がり、手元の現金は増加する。だが、ビジネスの拡大が展望できなければ投資に回すことはないだろう。
投資機会が限定的な現状では、金利を下げても消費や企業の投資意欲がかき立てられるとは考えにくい。
経済がグローバル化している中では、やはり各国が協調した財政による景気刺激しかないのではないか。もと来た道をたどるような気がするが、これ以上金融政策のみに頼ることは、将来の副作用を考えるともう限界ではないか。グローバルなレベルでの議論に期待する。

 経済気象台より------QJ
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がん予防も運動から
日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、
2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人と、約半数の方が亡くなっている。
74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。
2人に人のはがんになるということだ。
米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥
満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約
9万人に上る。そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で
体重が85㌔ぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。
思い立ってダイエットを開始。約半年間で25㌔減らし、今もその体重を維持して
いる。
その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々
にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはタンパク
質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョッキングを始め、マラソンに
も挑戦している。
がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本の
がん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。
ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーシ
ョンをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきら
めないで欲しい。

 紙面より---勝俣範之
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16年3月期業績に減速感。全面高は見込みにくい株価
資源価格の反発や、日米欧各国の中央銀行が従来の市場予想よりも金融緩和姿勢を取っていることもあって、世界の株式市場は、やや落ち着きを取り戻しています。ただ世界景気はさらに減速感が強まっています。
日本企業への影響も顕著になっており、「会社四季報プロ500」の集計では、2016年3月期の経常利益は、全産業で15年3月期比6%の増益見込みです。ただ、3カ月前の予想と比較すると、5%もの下方修正となっている。
とりわけ、株式市場の中心を占める製造業は、前回より9%も低くなり、前期比での増益率は3%弱とわずかな伸びにとどまりそうだ。えんやすによるカサ上げ効果の剥落も響いている。
前回集計を上回るのは、原油価格下落を享受する電力、五輪や経済対策、金融緩和で活況な建設・不動産など、限られた業種になっている。
続く17年3月期は、全産業で今期比7%の増益予想ですが、これは今季の値が下がった効果でもあり、前回集計と比べると4%下がっている。
日本株については、国政選挙前の景気悪化・株安ということで、一段の財政支出や株価対策、消費増税再延期と衆参同日選挙が、メインシナリオとして市場に織り込まれ始めています。こうしたことから、業績減速感はあるものの、選挙前から年末に向け株価は復調すると予想する市場関係者が多くなっている。とはいえ、業績面からは全面高は見込みにくく、銘柄の選別が一段と重要になりそうだ。

 東洋経済の眼より-------会社四季報編集部
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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心をつかむ政策説明を
日銀が打ち出したマイナス金利策は、確かに長短金利の引き下げには成功した。黒田総裁はこれで設備投資や住宅投資を高め、個人消費にもプラスとの期待を示した。ところが、人の心は違う動きを見せた。むしろ新たな政策が不安を与え、消費者のマインド悪化、株価下落を招いた。
マイナス金利導入後の「消費動向調査」の結果がこれを示している。消費者の意識では、2月になって「暮らし向き」が前月比で2.4?低下した。「耐久消費財の買い時判断」も2.1?低下、資産価値については2.9?も低下している。
同じ時期の「景気ウォッチャー調査」でも、消費関連の景気判断は前月比で2.4?悪化。住宅関連でも1.8?悪化している。
日銀の計算に反して、家計の反応は、預金金利がマイナスになる不安、資産防衛の意識が先行し、消費を増やし、住宅を買おうという意識は必ずしも高まっていない。日銀は消費者の心理を読み違えた。
政策手段が限られる中で、その効果を最大限に発揮するには、金利や為替を動かす前に、人の心をつかむ政策説明がますます重要になっている。

 経済気象台より-------千
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「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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ミャンマー非軍人大統領、変革へ欧米の支援生かして
ミャンマーは2010年に改革の道を選んで変化を遂げてきたが、新大統領は質の異なるものになる。国民に選ばれた高い正統性を持つからだ。国軍議席や軍任命の主要閣僚などの制約はあるが、民意を背景に打ち出せる政策は幅広い。
テインセイン政権の改革は評価せざるを得ない。ぐんと官僚機構を把握していた彼だから効率よく進めることができたものも多い。
INN政権がどこまで国民に変化を実感させられるかが鍵を握る。テインセイン氏になくてアウンサンスーチー氏にあるもの、それは欧米諸国の強力な支援だ。十分に生かせば可能性は広がる。
東南アジアにはまだ権威主義的な政治体制の国が多い。軍政が民主化にかじを切るという、ミャンマーの「上からの民主化」がスムーズに深まっていけば、過去に例のない新たなモデルとして、各国に影響を与えるだろう。
少数民族との和平など軍との緊密な連携が必要な課題は多い。新政権下で一夜にして何が変わるわけではない。これからのミャンマーにとって、スーチー氏・NLDが国軍や少数民族と、どのようにうまく妥協できるかが重要だ。

 考/論より------チュラロンコン大准教授・スネート・チユティンタラーノン
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またミサイル
北朝鮮が日本海に向けて2発の弾道ミサイルを発射した。
核弾頭を搭載できる各種弾道ミサイルの発射実験の一部。

紙面より
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年金改革、先送りはできない
見直し法案が国会に提出された。5年ごとに行われる年金財政見通しや将来受け取れる年金水準の検証結果を受けての見直しである。
法案の焦点は、年金の給付を抑える仕組みの強化だ。
今の制度には、保険料を納める働き手の減少や平均寿命の延びに応じて給付を抑える仕組みがある。しかし、ほとんど機能してこなかった。
理由はデフレだ。この仕組みでは、例えば物価が2%上がった時、本来は年金額も同じように増やすべきところを1%しか増やさない、という形で給付を抑える。だから、物価が上がらないデフレだと実施できない。
そこで、抑制できなかった分を翌年度以降に繰り越し、物価上昇時に適用する、というのが見直し案の内容だ。まとめて実施する分、その年の年金の目減りは大きくなる。
だが、これを実施しなければ、その分将来年金を受け取る世代の給付が減る。今の制度では、保険料の上限が決まっており、年金財政に今後、入ってくるお金はほぼ決まっている。
お金が足りなくなる分は給付を抑えて調整するしかない。
見直し案が示す方法でもデフレが続けば繰り越し分がたまり続け、年金財政が悪化する心配は残る。だからといって、経済環境を考慮せずに給付抑制を進めれば、高齢者の負担感は大きくなる。どこで折り合いをつけるのか。難し問題だが、議論を先送りすれば、将来世代につけが回るだけだ。
検証結果では、給付抑制によって国民年金の給付水準が厚生年金よりも大きく下がる見通しも示されている。
低所得の高齢者への対応を年金制度だけで考えることには限界も見えている。福祉としての施策を含めて考えるべきだろう。介護や医療の負担も加味した、きめ細かな対応が必要になる。

 社説より
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社会に出ても衣食住を親に頼る独身を「パラサイト・シングル」という
山田さんの造語が流行したのは20世紀末だが、いまや、多くの元経営者トップが、会社にパラサイトしているように映る。
なぜ、普通の社員と同様に、スパッと退かないのか。秘書、運転手付き自動車、交際費の3点セットが、高潔だった人の判断を晩年に鈍らせる。加えて、社外の団体・組織でアドバイザーなどの肩書を兼務し、何をするということもないのに、若手社員が知ったら驚くような金額の報酬を得ている。社外取締役の普及による人材逼迫も、兼職に拍車を掛けている。
「障害現役」は、職人や役者、芸術家にはピッタリくる言葉だ。
しかし、経営トップは現役を降りたら、それまでの組織や地位を離れて活躍するのが、健全ではないか。中学や高校の卒業式で「先輩、いつでも母校を訪ねてください」と、後輩は送辞を述べるが、半ば社交辞令である。真に受けて頻繁に顔を出されて、あれこれ言われたら迷惑だ。
サムエル・ウルマンの詩「青春」とは人生のある期間ではなく、心の持ちかたを言う」「年を重ねただけで人は老いない。理想を失うとき初めて老いる」「80歳であろうと人は青春にして已む」。これら名言を、パラサイトを正当化する言い訳に使ってほしくない。

 経済気象台より----玄
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集中回答日
春闘の一斉回答日。
景気不透明でベア前年割れ次々。
しかし一時金はどこも満額回答。
トヨタの社員は一時金257万円平均。
私の厚生年金の年額と同じである。
どこかやりきれないものがある。
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碁を愛し、「名人」という小説を残した川端康成は「碁ほど精神を集中し、沈潜するわざはほかにない」と言っていた
最高峰の碁を「虚空に白刃の風を聞くよう」と表したのを前に紹介したことがある。狐影を曳く剣士二人が、盤上で鋭く切り結ぶ姿を想起させる。
ひるがえってこちらの対局は、相手の持つ剣がSF映画「スターウォーズ」の光る剣に思えてくる。韓国で行われている人工知能(AI)との五番勝負で、世界最強の棋士の一人、李九段が負け越して衝撃が広がっている。
チェスや将棋に比べて、囲碁はまだまだ人間が優位と目され、いわば「最後の砦」でもあった。受けて立った李九段を、日本の井山名人は「囲碁の長い歴史の中で、もしかしたら一番というくらいの棋士」と評している。
その人が「無力な姿をさらして申し訳ない」と3連敗後にうなだれた姿が、同じ生身の人間としてはいささか切ない。一方でこれほどのAIをつくりあげたのも人間だから、そちらの側から見れば人間の敗北は人間の勝利となる。
背反を抱えながらの日進月歩に、一抹の怖さがついてくる。仕事を奪われはしないか。我々を脅かさないか-----。SFで人類の敵といえば、宇宙人か人工知能が頭に浮かぶ定番である。
そのうち当コラムも「筆者は人工知能氏に」とお知らせする日が来るやもしれない。きのうの4局目で、ようやく李九段が一矢を報いた。届いたニュースにどこか安堵する自分がいる。あまり急ぐなよ、君。

 天声人語より
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東芝の白物も海外へ
白物家電の売却先に、中国の美的集団に決まりそうだ。
シャープにつづいて日本の家電業界をリードしてきた東芝の白物家電事業もアジアメーカーの傘下に。

紙面より
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全人代 権力集中の緊張感
習氏は反腐敗キャンペーンを掲げて、次々と高官を摘発し、権力基盤の強化を図ってきた。同時に、言論の自由に関わる引き締めも極度に強めつつある。
習氏の総書記就任から3年余りで起きたことと言えば、憲法順守を訴える活動家らが一斉拘束され、人権派弁護士が次々捕まり、外国人を含むNGO関係者らも拘束が続く。一切の「異論」を許さないとの姿勢は鮮明になるばかりだ。
旧知の全人代関係者と最近、食事をしたときのことだ。席に着いたとたんに言われたのは「携帯の電池を外したか」。
盗聴や密告への警戒感は強く、「情報管理が信じられないくらい厳しくなっているからね」とかなしげに言われた。
もはや民主化どころか、以前はくすぶっていた「政治改革」や「党内民主」の声も聞こえなくなった。江沢民時代も胡錦濤時代も民主や人権には厳しい中国だったが、それさえも今は懐かしい。

 風から-----古谷 浩
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機械受注15%増
1月の機械受注は前月を15.0%上回った。
増加は2カ月連続。
受注額はリーマン・ショック前の2008年6月以来の高水準。
前月比の伸び率は、比較可能な05年度以降で最大。

紙面より
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景気足踏み、苦慮の政権
首相は今後、今月16日に集中回答日がある春闘の賃金引上げ状況、4月1日の日銀短観、5月18日の16年1~3月期のGDP速報といった指標をにらみながら対応を検討することになる。
国際会議における議論の流れも大きく影響しそうだ。5月26、27日には、伊勢志摩サミットで世界経済の対応が最大のテーマとなる。首相は7日の参院予算委で「世界経済の持続的な成長に貢献する明確なメッセージを発出したい」と意気込みを語った。
正解経済をけん引するためG7議長国である日本が「内需拡大」を求められれば、それを理由に経済対策や消費増税延期を打ち出す可能性もある。政権幹部は言う。「やはり世界は日本に期待しているところが大きい」

 時事刻々より----鯨岡 仁
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高齢者の肺炎予防。5年に一度はワクチン接種を
高齢化が進み、肺炎による死者数が急増しています。2011年には、がん、心臓病に次ぐ、日本人の死因の3位になり、年間約12万人が命を落としています。65歳以上になると、肺炎による死亡リスクはぐんと高くなるためです。
高齢者の肺炎は、命を奪う危険な病気だという認識を持ち、予防が重要だ。
肺炎は主に、肺炎球菌やマイコプラズマなど様々な最近の感染が原因で起こる。若いうちは、抗菌薬による治療ですぐ良くなり、命を落とすことはほとんどない。
一方、高齢者はいったん発症すると何度も再発を繰り返す人が多く、命にかかわる。薬が効かない場合もあり、まずはかからないようにすることが大切だ。
もっとも有効とされるのが、原因の3割を占める肺炎球菌のワクチン接種だ。65歳以上では5年に1度、接種することが望ましい。
特に、インフルエンザにかかった後は肺炎にかかりやすいので、肺炎球菌とインフルエンザのワクチンをあわせて接種しておくとさらに効果的という。
今のところ公的な定期接種の対象ではないが、自治体によっては接種費用の助成もある。
口のなかを清潔に保ち、入れ歯の調子を整えるなどのケアも重要だ。高齢になると、食事のときにむせたり、寝ている間に唾液が気管に入ってしまったりして、口のなかにいる細菌が肺に入って肺炎を起こすリスクが高まる。
粗食を好み、肉や動物性脂肪をとらない人は要注意。たんぱく質などの栄養が足りない状態になると体力が落ち、肺炎にかかりやすくなる。高齢者は積極的に脂質、たんぱく質を取るべきだ。喫煙者や糖尿病の人も、肺炎のリスクが高い。
高齢者の肺炎は、素人目には一見、ただの風邪と区別がつかないことが多い。あまり熱が高くなくても、ぼんやりしているなど、周囲の人が見て少しでも「おかしいな」と感じるところがあれば、積極的に医療機関を受診させるようにしたい。

 体とこころの通信簿より
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5年時は過ぎても
各地で山を崩し、土を盛り、30年後には無人になりそうな集落もできつつある。
国主導の土建国家型の復興もうなりをあげる。三陸沿岸道路や防潮堤建設に1兆円ずつ予算を使うのが象徴的だ。東京一極集中と過疎化を招いた「拡大成長」の発想と手法のまま、人口減少という現実から目を背けている例が目立つ。
いまからでも遅くない。次の5年の復興・創生機関で、政府は被災地に一部負担を求めて自立を促す。ならばその間、国の権限も財源も県へ、県のものは市町村に渡すべきだ。住民の知恵と工夫で暮らしを再生して初めて自立できる。それが復興の理念にかなう。
原発被災地への対応は、壮大な虚構を見る思いだ。
徐線で線量が下がれば、帰るのが当然なのか。来年3月末までに、帰還困難区域以外は避難指示が解除される。だが、昨秋に解除された楢葉町には1割も戻っていない。このまま帰還を促すのは支援の打ち切り狙いか。
関東大震災で都市化が進み、阪神大震災ではNPO法を生んだ。では東日本大震災は? 答えを見いだせないまま6年目に入る。

 紙面より
被災地ではもともと過疎化に人口減が重なる。大型事業を続けても、利益を受ける住民が少なくなるばかりか、残った住民には将来の維持管理費が重くのしかかる。それでも、巨額の予算が付いたので、震災前から「悲願」とされた高速道路やスポーツ施設などが建設された。
被災した沿岸部の主力産業だった水産業や農業では、国のお金で再開したものの、長年の課題だった担い手不足に直面している。
人口が減り続ける被災地も、過大な事業と判断すれば、予算を使い切らずに残す柔軟さが求められる。

視/点より
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胃潰瘍や動脈硬化などを防ぐ梅のパワー
梅干しは、昔から健康に良いというイメージが伝えられていますが、日本一の産地、和歌山県では最近、科学的な証拠が集まりつつあります。
「梅はその日の難逃れ」のことわざのように、梅干しを朝に食べると、病気などを免れると、昔の人は経験から伝えてきた。和歌山県立医大の宇都宮洋才准教授によると、梅の産地みなべ町などで聞き取り調査をしたら、「動脈硬化を防ぐ」「胃潰瘍になりにくい」「かぜをひかない」「疲れがとれる」など数え切れないほどの伝承があった。まるで「万能薬」だが、本当だろうか。
マウス実験では、梅エキスが動脈硬化を引き起こす血管の筋肉の肥大を防いでいることがわかった。
宇都宮准教授は梅に含まれるポリフェノールの一種「リグナン」に着目。胃潰瘍の原因となるピロリ菌の培養液の中にリグナンを加えたら、変形したりしてピロリ菌の働きが弱まった。
ピロリ菌の働きを半分に抑えるには、梅干し5個分相当のリグナンが必要だったが、「1、2個分でも効果はある」という。
また、インフルエンザウイルスが感染した培養細胞にリグナンを加えたら、ウイルスの増殖が抑制されることもわかった。
梅の有効成分はリグナンだけではない。近畿大生物工学部の三谷隆彦・元教授が見つけた別のポリフェノール「ヒドロキシ桂皮酸」にも、高血圧防止やウイルスの増殖を抑える効果があることが分かってきた。
ただ、数々の健康効果があるからといって、たくさん食べれば良いわけではない。梅干しには10%程度の食塩が含まれている。1個10㌘だと1㌘に上る。
厚生労働省が定める1日の塩分の摂取目標量は、成人男性9㌘未満、女性7.5㌘未満だ。
1日の食事全体で塩分を調節しなければいけない。梅干しは1日2個程度を目安に。増やす場合には他のメニューの塩分を抑える工夫が必要だ。
さて、観梅の季節。梅林の花の香りにも、梅パワーは秘められている。和歌山工業高等専門学校の奥の祥治准教授によると、香り成分のベンズアルデヒドに抗菌作用がある。梅干しにも同成分があり、「日の丸弁当が傷みにくい理由の一つではないか」とみている。

 元気のひけつより-----野中良祐
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運転差し止め判決
動いている原発を止めるという決定を出した割には、決定理由が五十数ページと少なく、そのうち裁判所の判断理由は13ページとあまりにも乏しく乱暴な印象だ。説得力に欠け、最初から結論ありきだったのではないかと映ってしまう。これでは手抜きの決定と言われても仕方がない。肩すかしの感が拭えない。仮処分の目的である保全の必要性については
記述があまりにも少ない。
裁判所は関西電力に対して主張や疎明が尽くされていないと指摘しているが、逆に提出された証拠資料をどう認定したかといった具体的な記述はあまり見られず、抽象的な言葉が目立つ。
仮処分はその性質上、即時に調べられる証拠に限定されてしまう。新規制基準の妥当性などを判断するのであれば、専門的な証拠を出して承認尋問も必要なはずだ。運転を差し止めるかどうかは仮処分ではなく本裁判で争われるべきだ。

 考/論より------元東京高裁判事・桝田純
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震災5年
日和山公園。
あの日人々は眼下で流され燃える家々を見つめた。
地獄の光景の跡はもうさら地になった。

素粒子より
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日本の女性差別 国連委改善勧告
勧告の要旨は
.民法の女性差別的な内容を改めること。女性の結婚可能年齢を男性と同じ18歳に引き上げる。最高裁判所で6カ月から100日に短縮されたものの、女性だけに設けられた再婚禁止期間をなくす。結婚の際、多くの場合は女性が姓の変更を強いられている。結婚前の姓のままでいられるようにする。
.2020年に指導的地位を占める女性の割合を30%にする。
女性への差別や性的暴力を助長するポルノ雑誌などやゲーム、アニメの生産・普及を規制すること。
.慰安婦問題で、救済に向けた被害者の権利を認識し、完全で効果的な癒しと償いを適切な形で提供すること。日韓合意を履行するうえで、被害者の意向を十分に考慮すること。
.妊娠・出産によるハラスメントを含む雇用差別にあった女性の司法へのアクセスを保証し、職場でのセクハラを禁じ、防止する法的措置を整えること。
.女性の貧困解消に取り組むこと。
.離婚した女性が財産分与を正当に受けられるよう、離婚した相手の財産や収入状況を把握できるしくみをつくること。

紙面より
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北朝鮮
米韓合同軍事演習に反発し、北朝鮮は短距離弾道ミサイル2発を発射した。

紙面より
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春告鳥がウグイスなら、春告虫はさて何だろう
思いめぐらせばモンシロチョウが頭に浮かぶ。菜の花畑をはずむように飛ぶ姿は、旧仮名で表す「てふてふ」の語感がよく似合う。
冬ごもりの虫が這い出す二十四節気の啓蟄を過ぎて、さらに分けた七十二候では「菜虫化蝶」も近い。すなわち青虫が羽化する頃、手元の本にある「モンシロチョウの出現前線」に照らせば、今頃は九州や四国の南部あたりらしい。春風にのって北上の途についたばかりのようだ。
チョウに限らず、春には様々な小さきものがお出ましになる。それら昆虫などが花粉を運ぶことで市場にもたらす価値は、世界で年間に最大66兆円にのぼると、国連の科学者組織が先ごろ発表した。
媒介するのはハチをはじめチョウ、カブトムシなどの昆虫、それに鳥、コウモリなどという。別の推計では、日本国内でも昆虫が農業にもたらす利益は年間約4700億円になるそうだ。恩恵を知れば虫けらなどと蔑めない。
昨日に続いて生物の話になるが、この星の生きものは確認されているだけで約175万種にのぼっている。知らざれる種を含めればはるかに膨大だ。それぞれが人知を超えて結びつき、作用し合って、豊かな生態系を作っている。
生物多様性とは、いわば地球上の「命のにぎわい」のこと。ところが今や、日々100種ほどが消滅しているとも言われる。人類の君臨によるところが大きいらしい。命ひしめく春のありがたさを、春の一日に考えてみたい。

 天声人語より
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シャラポア問題
テニス界の看板娘にも。
妖精が陽性ではしゃれにもならない。
ロシアのドーピングの闇はどこまでも深く。

素粒子より
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全人代、強まる権力集中 異論許さぬ空気
第13次5か年計画案は、目標の達成には「共産党が核心的な指導力を発揮する」ことが必要だとした。課題が次々と現れる難局を乗り切るため、共産党政権は習氏を中心とする「頂層設計」への傾斜を強めるが、内実は盤石ではない。
新しい5か年計画案では「国家安全体系の建設」という一章を立てた。習氏が自らトップを務める国家安全委員会の役割を示したものとみられる。リスク管理のための情報分析の強化や緊急事態への備えを命じた重点分野は、領土、経済、資源、テロ、イデオロギーなど幅広い領域に及び、政権が抱える危機意識の強さを浮き彫りにした。
2活、国営メディアに党への忠誠を求めた習氏の発言に異論を唱えた著名企業家が国営メディアのバッシングを受けるなど、言論空間に「まるで文化大革命のような息苦しさが広まっている。党の仕事を監視するべき全人代の代表や全国政治協商会議の委員の間にも「メディア相手にうかつなことは言えない」と委縮するムードが漂う。
党中央に対する「看斉意識」を求める政権の姿は、余裕のなさも印象づける。
習氏は13年に湖北省を視察した際、「大国である我々は、絶対に根本的な問題で大きな間違いをしてはならないのだ」と語った。表向きの力強さとは裏腹に、習氏の政権運営は薄氷を踏むようなきわどさを抱えている。

 紙面より-----中国、林望
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GDP上方修正
10月~12月期の2時速報値は、前期比0.3%減の年率換算、1.1%減。1次速報から上方修正された。

紙面より
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働き方改革への違和感
そもそも、非正規社員がここまで増えた理由は何か。グローバル競争の激化など経営環境の変化を指摘する向きが多いが、企業が高付加価値ビジネスへの転換を怠り、手っ取り早い収益回復策として雇用コスト削減に頼ってきたからではないか。労働市場の規制緩和がそれを後押ししてきたし、安倍政権も派遣労働の拡大と固定化を進めている。それが賃金を下落させ、デフレの主因になってきたことは、少なからぬ専門家が指摘する通りである。
いま議論すべきは、長期安定雇用をどうやって創るかということである。それは企業や経済の持続成長、社会の安定にとって不可欠なはずだし、貧困を減らし出生率を引き上げるためにも必要だ。
様々なイノベーションやアイデア、人と人との結びつきを生かして、新しい仕事や職場を生み出すことは十分可能だ。日本経済を支えるのは人材だと言いながら、人的資源を壊し、成長と安定を損ねてきた過ちをただす必要がある。

 経済気象台より----山人
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北朝鮮
先制攻撃だ、と最大限の挑発。
米韓演習に。
米大統領選では扇動的な言葉が飛び交う。
世に暴言渦巻き。

素粒子より
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好調企業の恩恵、株主・内部保留へ
過去2回の官製春闘は、金融緩和で進んだ円安の恩恵を受けた企業が、政権の要請も踏まえ、積極的にベアに応じたといわれる。だが、統計をみると、違う景色もみえてくる。
財務省の法人企業統計調査によると、日本企業の15年10~12月の営業利益は3年前より5.1兆円増えたが、人件費は0.8兆円減った。賃上げより、少子高齢化による働き手の減少の影響が大きかった。一方、手持ちの現預金は3年前より28.6兆円、14年度の株主配当も2年前より3兆円近く、それぞれ増えた。
賃上げの「優等生」といわれるトヨタも、利益のうち賃上げに回す部分は、ごく一部だ。過去2回の春闘による賃上げの総額は、年350億円程度。15年3月期までの2年間で上積みした単体の営業利益約1兆円の3%制度に過ぎない。
一方、現預金は2年前より5700億円強増えた。外国人が3割を占める株主への還元はさらに手厚く、配当と自社株買いの増加額は計約7千億円にのぼる。「アベノミクスの恩恵を最も受けるトヨタは、もっと社会に還元すべきだ」と、経済官庁幹部は嘆く。
トヨタ側にも言い分がある。「国内生産年300万台」死守を表明し、ほぼ半分を輸出に振り向けているが、今後、人口減で国内市場が縮めばもっと輸出に頼らざすを得ない。「リーマン・ショックのような危機が来ても、政府は助けてくれない。有事に備えた貯金の確保が必要だ」と身構える。
BNPバリバ証券の河野氏は、「企業は政府の言いなりには賃上げしない。円安で経済成長を目指すアベノミクスのやり方では限界がある」と話す。

 紙面より
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般若心経とは
般若とはすばらしい知恵のこと。そして波羅密多とは六波羅密多、すなわち
自分よりも他人の救いを先にする「大乗の菩薩」という考え方による実践の
徳目です。
人間は生前の行いによって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という6つ
の世界に生まれ変わります。人間よりも下に落ちるのを救うためには、布施
、持戒、忍辱(にんにく)、精進、禅定、智慧という6つの修行をして、成
仏しなければなりません。
布施とは、僧にお経をあげてもらったときや寄付をする際に差し上げるお金
などの財物のことです。布施はお金に限りません。相手の不安をなくす、や
さしいまなざしや言葉などもあります。
持戒とは、戒を持つこと。これを十戒といい、具体的には十戒善を差します。
不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋
恚、不邪見。
忍辱とは、辛抱すること。
精進とは、一生懸命努力すること。
禅定とは、坐禅を組んでこころを落ち着けることです。
6つの修行をすると、智慧が出てきます。これが"般若"です。
仏様の場合、「智慧」と書きます。"知"の下の"日"は、宇宙の真理を指しま
す。
この6つのことを修行することを「六波羅密多行」といいます。こうするこ
とで自身が成仏する助けになります。
お仏壇に水、塗香(ずこう)=塗香(ずこう)は非常に細かい粒子のお香で、
塗香入(ずこうい)れに入れて用います。小麦粉にも似た触感があり、少量を
手に塗り、その香りを吸い、仏前で自らの心身を清めるために使用します。
花、線香、飯、ローソクの6品をお供えするのは、六波羅密多行を知らずに
亡くなったご先祖様に、6つの修行をすることで成仏できることを知らせる
ためです。
水は布施(感謝する気持ち)、塗香は持戒(よいことに励む)、花は忍辱
(怒りやすいこころを鎮める)、線香は精進(怠けごころをなくす)、飯は
禅定(こころを落ち着かせる)、ローソクは智慧(人間の悩めるこころを智
慧の光で明るくする)を表しています。これら6つをお供えすることを六種
供養といいます。お仏壇にお供えをして、お仏前でお経を唱えます。こうす
るこによってご先祖様が成仏できるのです。
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米大統領選の候補者選び、大きな変革望む国民
トランプ氏の勢いや、若者の間でのサンダース人気の現象は、米国政治への一般有権者の感情を反映したものだ。
世論調査で政治への信頼や、政治に関わっているという実感を示す指標はすべて下落している。国民は二大政党制に不満と失望を覚え、経済状況や過激派組織「イスラム国」の脅威に不安を感じ、この国の現在の姿に不快感を抱いている。トランプ氏は非常に型破りな候補だが、「既成政治の候補者ではもはや政治は機能しない」という人々の思いを代弁している。
2010年の中間選挙では草の根保守運動「茶会」旋風が吹き、共和党は議会下院で過半数を握った。この運動に期待した人々は変化が起きると思ったが、何も変化はなく、12年にオバマ大統領が再選された。
14年には再び茶会が活躍し、上下両院を共和党が握った。保守路線が活発化すると思いきや、最高裁はオバマケアの支出や全州での同性婚を合憲と判断し、むしろ逆行した。
16年の大統領選で、茶会を推してきた彼らは、「共和党と既成勢力の候補を支持しても何も達成できない」との思いを強めている。
「米国を再び偉大な国にする」というトランプ氏の発信のみならず、富やビジネスでの成功に「アメリカンドリーム」を重ね合わせ、彼のビジネス感覚が「政治」に転換できるのではないかと期待している。
一方のサンダース氏は、経済的地位の底辺にいる人の問題に取り組もうと、大学授業料無償化や医療保険拡大、社会福祉向上など個人の要求に直接応えようと訴える。彼の支持者も、既成の政治への不満を感じ、大きな変革を望んでいる点では同じだ。

 考/論より------サウスカロライナ大教授・ロバート・オールデンデック
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批評家の小林秀雄は書家でもあつた、良寛の詩軸を得意になって掛けていた
ところが、友人の良寛研究家に偽物と判定され、力で斬ってバラバラにしてしまった。「真贋」という文章の冒頭の挿話だ。
偽物はともかく、良寛の筆は独特だ。脱力系と言おうか。書家の石川九楊さんによれば、「けだるく、懶い」書である。例えば「二」という字は第一画、第二画とも短い。長めの点が二つ、離れて並んでいるように見える。
二の字がもし話せたら、これは私の偽物ではと苦情を言うかも知れない。そう思うほどだ。
字の書きぶりは人それぞれだが、その形をめぐり困った問題が起きているらしい。例えば、鈴木さんが銀行の窓口で署名したら、書き直しを求められた。「令」の下の部分を「マ」と書いたのだが、印刷文字の形と同じにしてほしいと言われた----。
明朝体などとの細部の異同を必要以上に気にし、本来なら問題にならない違いで正誤を決める傾向が出ている。そんな問題意識から、国の文化審議会が常用漢字の字形に関する指針をまとめた。
「保」の字の下の部分は、「木」でも「ホ」でもいい。とめる、はねるといった違いはあっても、文字の骨組みが同じなら誤りではない。手書き文字には多様性があっていいということを示したかったと担当者は言う。
良寛の個性的な書ならずとも、人が自らの手で書く文字はこの世で唯一無二の刻印だ。印刷文字にはない味わいがある。達筆にはもちろん、悪筆にもそれなりに。

 天声人語より
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汗をかくという言い回しが、苦労するという意味で使われることがある
特に政界でよく聞く。与党が野党の合意を取り付けるために説得を重ねる。頭を下げる。かつては酒食の接待をするなど、よくない汗が流されたこともある。
汗をかく人は、おおむね好ましい政治家像とされてきた。日の当たる場所を求めず、地道に裏方仕事に徹する。かぶらなくても済む泥を場合によってはあえてかぶる。むろんきれいごとばかりではないが、目立ちがり屋が多い政界では重宝される。
衆院の大島議長の口から「政治の技、政治の汗、政治の使命」という言葉が出たのは1週間前のことだ。一票の格差を是正するために選挙制度をどう改革するか。与野党が合意に至るよう一層の努力が必要だとはっぱをかけたのだろう。
改革の方向性は明らかだ。地方に手厚く議席を配分する「1人別枠方式」を実質的にもやめることだ。地方の声が届かなくなるという反論もあるが、最高裁は一票の価値の平等を重視し、廃止を求めてきた。
最高裁が「違憲状態」の警告を発し始めて久しい。いまだ冷や汗も脂汗も出てこないというのであれば、鈍感な体質も極まれりである。

 天声人語より
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温室ガス削減
地球温暖化対策計画の政府原案が示された。
「2030年度に13年度比25%減」を達成するための対策のほか、長期的目標として「50年に80%減」が明記された。

紙面より
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「閏」はなぜ「うるう」?「潤」に似ている、同じ読みに
4年ぶりの2月29日でした。朝刊一面の題字脇に「閏日」とあるのに気づいた方もいられるでしょう。この「うるう」という言葉、なぜこう呼ばれるのか。
新月から新月までを1カ月と数える旧暦では、12カ月は約354日。地球が太陽の周りを1周する時間より10日以上短いため、何年かに一度、1年を13カ月に増やして調整していました。この増やした月を「閏月」といい、「閏年」は閏月がある年を指しました。
日本語学が専門の今野真二・清泉女子大教授によると、約1300年前に書かれた「日本書紀」に、7月と8月の間に「閏七月」という記述がある。
平安時代末期には、ここに「ウルフ」と読み仮名をつけた文献もあるそうだ。
中国では閏月から転じ「閏」の字が「余り物」も意味するようになった。「潤」は「水が余る」、つまり水分が多いという意味になり、日本では「潤ふ〈うるふ〉、潤ふ〈うるほふ〉」と読んだ。
「閏」を意味する言葉が日本語には元々なく、今野教授によると「『潤』と似た字だという理由で『うるう』の読みを当てたと考えるのが自然だ」。閏月を「潤七月」などと書いた例もあり、これはある漢字の代わりに似た形の別の字を使う「通用」という用法だそうだ。
明治に新暦が導入されると閏月はなくなり、閏日の2月29日がある年を閏年と呼ぶようになった。閏日は1太陽年が365日より長いのを調整するため、400年に97度入ります。閏年は4年に1度といわれますが、西暦が100で割り切れる年のうち、1900年など400で割り切れない年は365日です。
閏日の有無によらず「潤う年」てあつてほしいものだ。

 ことばの広場より----校閲センター
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共和党候補
最上位0.1%の超富裕層代表のような人が、富を持たぬ人を魅了する。
さすがカジノも持つトランプ氏の手品。

素粒子より
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政策減税は効果検証し「例外」は最低限に
政策減税は、政策目的のために、企業が払うべき税金を「例外」として減免するものだ。例外は最低限にとどめつつ、認める場合には「政策効果」が厳しく問われるのが本来の姿だろう。
しかし、財務省の報告書によると、14年度に87項目あった企業向けの減税のうち利用件数が「ゼロ」ち「1桁」が合わせて約4割もあった。一方で、会計監査員の報告書などを分析したところ、約4割の減税項目はできてから20年以上も続いていた。これは、政策効果の検証や、例外的な減税を絞り込む作業が不十分なことを示している。
実際の政策効果よりも、業界団体や政治家の「声の大きさ」で税制が左右されやすい。政策減税の恩恵を受ける企業は非公表で、予算に比べると、税制の「費用対効果」は国会でもあまり議論されない。
政策目的に沿って企業を支援したいなら、補助金に切り替える選択肢もある。減税は企業の利益の出方によって恩恵が変わるが、補助金なら一定額が届き、原則として毎年度の予算編成でその必要性が吟味される。課税は極力「公平」「透明」であるべきだ。

 解/説より------牧内昇平
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スーパーチューズデー
民主党はクリントン氏が7州、共和党はトランプ氏が6州獲得。
それぞれ指名候補に前進した。

ニュースより
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世界金融波乱後のG20開かれたが、緩和依存から脱却を
G20の協調を演出できたことは市場の動揺を抑えるのに一役買ったかもしれない。ただ、G20が有効な具体策を打ち出すことは難しい実情もあらわになった。
市場不安の主な要因は
①中国経済の減速
②原油価格の急落
③米国の利上げ、の三つとされる。加えて欧州の難民問題、北朝鮮をめぐる緊張の高まり、泥沼化する中東情勢など、世界の不安定化が経済の長期停滞を市場に意識せている面もある。
リーマン・ショック以来、こういう事態に主要国はこぞって財政出動や金融緩和のエンジンをふかしてきた。ところが各国はほぼ手を打ち尽くし、今では追加策を打つ余地に乏しい。
しかもそうした対策の過剰が新興国バブルや資源バブルを生み、結果的にいまの金融波乱を招いてきた。危機対応が新たな危機を生む皮肉な構図である。
同じ過ちを繰り返さないためにも、主要各国が財政出動と金融緩和にこれ維持用のめりこことは避けるべきだ。今回のG20でそういう問題意識は共有されなかったが、軌道修正するときが来ているのではないか。
本当に必要な政策は長期的に経済を安定させる構造改革だ。
そもそも日欧が続ける超金融緩和は一時的なカンフル剤にすぎず、期待された経済成長にはつながってこなかった。しかもその長期化が次第に市場機能を損なう副作用の方が深刻になってきている。
日欧は一刻も早くこの「緩和依存」から脱却しなければならない。そのためにこそ主要国の協調が必要ではないか。

 社説より
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認知症事故
名古屋で起きた事故の最高裁判決が出て、遺族側の逆転無罪が決定。

ニュースより
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このほど新書大賞に選ばれた「京都ぎらい」が面白い
建築史などを専門とする著者の井上章一さんは、京都市の嵯峨で育った。洛外と呼ばれる地域だ。
市中心部の洛中の人々から田舎者呼ばわりされ、さげすまれてきたことへの恨み節が炸裂している。
といって悪口ばかりでもない。例えば花街の上七軒を、京都の人は洛中、洛外を問わず「かみひちけん」と発音する。「かみしちけん」を認めない点で両者は歩み寄れるという。井上さんの矛先は霞が関の中央集権的な国語政策に向かう。
千年の古都は奥が深いと思っていたら、文化庁が京都に全面的に移転する見通しになったという。政権の進める「地方創生」の一環である。中央省庁の本格的な引っ越しが実現すれば、強い印象は残すだろう。
確かに地の利はある。関西には国宝や重要文化財が集中し、古代遺跡も数多い。京都と奈良には定評がある博物館や文化財研究所がある。文化庁に似合いの土地というイメージではある。
一方、文化庁は著作権制度や国語政策なども所管する。毎年の国語に関する世論調査は日本語の変遷を映して興味深く、小欄も折々紹介してきた。こちらの分野に移転の利点はあるのかどうか。
そういえば井上さんは先月の本紙で、京都に文化庁は不要と語っていた。国語政策へのあの腹立ちが理由ではない。井上さんを散々見下してきた京都人が、その誇りをかなぐり捨てて誘致に走るのを見るのは釈然としないからだという。京都は奥が深い。

 天声人語より
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