2016年02月の記事


シリア問題
停戦違反のない停戦はないだろう。
とはいうものの、薄氷を踏むシリア。
攻撃代理人だった米ロが停戦保証人に。

素粒子より
コメント (0)

30代の本誌の記者が、スマホや携帯電話、インターネットを原則として禁止して1週間暮らしてみた
便利な半面、いつも縛られていると感じるので思い立ったという。
仕事場から固定電話で取材をする。なじんだ機器を使えず、イライラが募る。出先から会社に定時連絡をしたくても、公衆電話が見つからない。常に不安にさいなまれ、「期待した解放感はゼロだった」と書いている。確かに、休暇中ならともかく、普段通りに仕事をしながらの「デジタル断ち」は難しい。
当方は約1年間、スマホなしで暮らした経験がある。パソコンでネットにはつながるので仕事には困らなかったが、使用を再開してみると、たちまちスマホ依存の兆しが出た。いつでもどこでもの手軽さがうらめしく思える。
「デジタルデトックス」という言葉がある。電脳空間に浸り切ると体内に毒素がたまるような気がするのだろう。機器を封印することで、それを排出することをいう。過剰な接続を不健康と感じる人は少なくあるまい。
「折々のことば」の鷲田清一さんの著書に示唆的な言葉があった。画面の向こうに行きっはなしになるのか、現実の世界に「別の眼をもって還ってくるのか」を考えよ、と。
先の同僚は今回の試みで一つ学んだ。酒席などで会話しながら相手にスマホを使われると、「かなり寂しい」ということを。
従前、同じことを相手にしてきた同僚は、「別の眼」をもったことになる。

 天声人語より
コメント (0)

物忘れをすれば新しいものが入りやすくなる。
集めた情報で身の回りを固めていると、人間は干からびていく。情報はどんどん捨てる方がいい。
といっても人の記憶はままならない。「覚えようとするものは忘れがちなものだが、忘れようとするものはなかなか忘れられない」。自分の記憶ですらこうだから、人様の記憶などおよそ思い通りにいかないと考えるのが普通だろう。
ところが最近、「忘れられる権利」が話題になる。自分に関する不都合な情報をネット上から消させる権利、つまりは人様に忘れてもらう権利だ。欧州では、以前のトラブルについて新聞記事がずっとネットに残り、不利益を被った人が訴えて、5月に検索結果の削除が認められた。
日本でも似た争いがある。自分の名前を検索すると犯罪に関わっているかのような結果が出て、生活が脅かされている。そんな申し立てに東京地裁は先日、人格権の侵害を認め、削除を命じた。検索最大手のグーグルが、この命令に従うと表明した意味は大きい。
仮想世界を漂う「記憶」は時に凶器になる。その適切な取り扱い方を確立すべく、試行錯誤が続く。

 天声人語より
コメント (0)

シャープ再建外資頼み。相乗効果に疑問
鴻海による支援には疑問が残る。鴻海が最終製品をつくるメーカーを買収しても、相乗効果があるとは思えない。
事業を切り離さず一体再生をめざすというが、シャープの経営は一体であることにこだわり悪化してきた。
企業再生の原則は「良薬は口に苦し」だ。
鴻海の案は経営者や株主、金融機関などにとって「甘い薬」といえる。

 考/論より-----企業共創基盤・COE富山和彦
債務膨らむ恐れがあるため、リスクを正確に把握する必要があり、調査に一定の時間がかかり、支援契約の手続きが遅れそうだ。
コメント (0)

外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
コメント (0)

働かない働きアリとは形容矛盾だが、アリの集団には常にそういう個体が2、3割存在するらしい。なぜか
彼らはむしろ集団に欠かせないのだという。
勤勉なアリだけの集団と怠け者の交じった集団をコンピューターを使った実験で比べると、後者の方が長く生き延びたという。皆が一斉に働く集団は、一斉に疲れて結局は誰も動けなくなる。卵の世話のような片時も手を離せない仕事もできなくなり、かくて集団は壊滅する。
一方、ふだんサボっているアリは、仲間が疲れて休むと代わりに働く。卵の世話をする。短期的には無用と見える個体が、長期的には実に有用なのだ。実際のアリの集団でも、怠け者のアリが同輩の仕事をカバーする様子が確認できたという。
人間界に目を転じると、働きが悪い会社員のことを「ローパフォーマー」というらしい。「ローパー」と略した言い方が殺伐と響く。こうした「非戦力社員」に退職を促す手法を、人材会社が企業に伝授していると報じられた。
辞めた人の再就職を支援する国の助成金が絡んでいる。雇用を守るためのお金が、逆にリストラを誘発しかねない構図という。厳しい競争環境とはいえ、効率の追求が度を超すと本末転倒になる。
昆虫に限らず、人間の組織を含め、短期的効率を求めすぎると大きなダメージを受けることがある。何事も長い目で。

 天声人語より
コメント (0)

15年国勢調査
速報値を基にした衆院小選挙区の一票の格差は、37選挙区で2倍以上になっている。
10年に2倍以下に抑えたが、5年でまた2倍以上に。
これはいつまでたっても鼬ごっこだ。
2倍以上が嫌なら1倍に近い田舎へ引っ越すことだ。
コメント (0)

マイナス金利 生活と政策かみ合うか
「こつこつと貯蓄に励んできた」「借金してまでお金を使おうと思っていない」。そんな人にとっては、なけなしの預金金利まで減らされ、マイナス金利政策の恩恵は見えにくい。
だが、この現象はいまに始まったことではない。日銀が黒田総裁の下で約3年前に始めた大規模緩和で金利は低下。「もっと投資を、消費を」という日銀の訴えも変わらない。それでも、たとえ日銀と銀行の間のこととはいえ、お金を預けた方が利息を払うという新政策の衝撃は、日銀の意図を改めて人々に意識させた。
金融政策などマクロ経済政策は経済全体の押し上げが狙いで、個々の損得には立ち入らないものだ。ただ、新政策は経済全体にプラスでも、人によっては生活への影響が総統に大きくなる。「中央銀行の歴史の中でおそらく最も強力な枠組み」と日銀は誇るが、人々の生活実感とかみ合わなければ空回りする。

 視/点より-----野島淳
コメント (0)

老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
コメント (0)

大企業減税、アピール色強く、ゆがむ税体系
『アベノミクス税制」は、海外投資家を意識した法人実効税率の引き下げと、「研究開発」「設備投資」「賃上げ」など政権の実績アピールにつなげやすい政策減税が中心だ。
税の権力の重心は首相官邸に移り、「税のプロ」を自任してきた自民党税調や財務省は力を失った。政権の意向を税制に反映しやすくなった半面、税体系にゆがみも生じるようになった。その典型が法人減税の帳尻合わせで進む外形課税の強化だ。結果的に資本金1億円超の赤字企業を狙い撃ちにするもので「すべての企業に広げなければ不公平」との声が上がる。外形課税は国際競争力の低下を招くとして欧米では廃止が進み、「日本の税制がガラパゴス化する」と指摘する声もある。
政策減税も、金融緩和による円安で潤った輸出型製造業へのさらなる補助金の色合いが強い。新興企業や中小のサービス業には利点が少なく、政権が期待する「イノベーション」を生む効果には疑問符がつく。政権のアピールよりも、日本の将来の産業構造をにらんだ丁寧な税の議論が求められる。

 解/説より-----青山直篤
コメント (0)

合流
民主と維新の合流。
一強多弱の弱を束ねて「中」になるか「普通」なのか。
あやふやな「適当」に終わらぬよう。

素粒子より
理念なき合流は野合だ。
これで参院選に勝てるとは思えない。
コメント (0)

EUの命運握る英国の選択
英国が欧州連合から離脱を問う国民投票の実施に向けて走り始めた。
キャメロン首相は残留の旗を振る。とはいえ世論は真っ二つに割れている。
英国の選択は、欧州の命運をも左右する。
紙面より
EUの規制の多さに人々はうんざり。
英国によるEU残留交渉はまったく評価できない。
キャメロン首相は2013年にEU離脱の是非を問う国民投票の実施を表明した際、EU基本条約の見直しも視野に根本的な改革を迫ると主張していた。
キャメロン氏は結局、EUに厳しい要求を突きつけられなかった。それは自身がEU残留を望んでいるからだ。首脳会議での交渉の結果、英国が提案する内容をおおむね満たすことができなければ、国民に残留が好ましいと説得できないと考えたのだろう。
合意は非常に貧弱だ。EUから英国の主権を取り戻す措置についても、移民に対する社会保障給付の制限についても、現状の大きな変更は望めない。
現状のEUはたとえるなら「心地よい毛布」だ。欧州の経済的成功には競争と規制緩和、安い税金で必要なのに、EUは何も行動していない。国家間の競争を抑え込み、無駄な規制が多い。EUのあまりの非効率さに、多くの人がうんざりしている。
考/論より-----英調査会社「キャピタル・エコノミクス」会長・ロジャー・ブートル
コメント (0)

民主・維新合流へ
民主党が分裂し新党を立ち上げ、維新側の合流を目指す方向へ。
維新側が求めていた双方の解党は断念。

紙面より
コメント (0)

閉塞の民主、内向きからの脱却を
市民連合の狙いは「自民一強」の打破なのに、肝心の野党の選挙協力はずっと足踏みを続けてきた。
最大の原因は、煮え切らない民主党の態度にある。共産党を含む野党共闘か、維新の党との新党結成か。民主党の内外で続くその路線対立は相互不信の連鎖を生み、野党全体の勢いをそいできた。
勝つためには、有権者が振り向く仕掛けがいる。ならばいっそ、「89年型」の共闘と「98年型」の新党への糾合をともに断行するぐらいの大胆さがいるのではないか。
昨今の安倍政権と自民党はどうかと言えば、閣僚や自民党議員の不祥事、問題発言のオンパレードである。
ところが直近の世論調査をみると、内閣支持率は相変わらず堅調。比例区投票先をたずねる質問では、自民党がダントツのトップに君臨している。政権の失点が世論に響かないのは、野党への期待が冷め切っていることの裏返しでもある。
この構造は、いつまで続くのか。民主党は内向きの閉塞から脱却しなければ、いよいよ致命傷を負いそうな雲行きである。

 政治断簡より-----前田直人
コメント (0)

女子マラソン
五輪への設定記録を破る選手は、そういるわけがない。
名古屋は避けてと陸連。
福士加代子さん、無理をせずに。

素粒子より
コメント (0)

〈「寒いね」と話しかければ「寒いね」と答える人のいるあたたかさ〉
俵万智さんの恋の名歌をもじるなら〈「飛んでねる」と話しかければ「飛んでるね」と答える人のいるむずがゆさ〉。今年も花粉症の季節の到来である。
当方も含めて悩める人は多く、電車内でも鼻をすする音やくしゃみを聞く。くしゃみには百態ある。憚りなしの大音響あり、包んで隠すような小音あり、出そうで出ない福笑い顔もある。号砲一発のあと、手のひらで額を叩くご高齢もいた。
くしゃみのあとの呪文は古くからあったらしく、清少納言は「枕草子」でそれを嫌がっている。内館牧子さんがこのあいだ。週刊朝日の連載コラムに書いていた友人女性の呪文癖も、かなりのものだ。
美形にして頭脳明晰だが、たった一つの欠点がくしゃみなのだという。ヘーイックションッと大声で放ったあとに必ず「チクショーこのヤロー」がついてくるのだそうだ。花粉症の時期は連発し、3回やれば3回、律義に宣うという4から奇癖である。
ご当人によれば祖父の癖がうつったのかもしれないそうな、ともあれ春は兆して、堅かった桜の冬木も心なしか赤みをおびてきた。地上の手の命が営みに目覚める中、杉にだけ寝ていてくれと命じるすべはない。
風にうねる杉林から薄黄色の煙幕がわき上がる。敵機総出撃のような映像を見るだけで、ムズムズするという同僚がいる。「きょうは飛んでいるね」。そろそろ職場でも言い交されるころか。目鼻の守りを怠りなく。

 天声人語より
コメント (0)

病気の子どもの食事
病気になると、基礎体力が低下する。病中は症状の緩和、病後は体を回復させることが大切だ。
「高熱や下痢を発症したら、まずは病院へ連れて行きましょう。過程では固形物をとるのを控え、脱水を予防するため水分補給に努める」
高熱や下痢のさなかには、水分とミネラルの補給が重要。スポーツドリンクが適しているという。スポーツドリンクの糖分は、水分の吸収率を高くしてくれる。ただし、冷たすぎると交感神経が刺激されて体が休まらない。ひと肌程度の温度で飲むといい。
症状が落ち着いてきても、微熱があるなら炎症が残っているということ。ぶり返す可能性もあるので注意したい。嘔吐や下痢がなかったり、食欲が戻ってきたりしているなら、様子を見ながら少量ずつ食べさせる。
こうした時期の食事として、代表的なのはおかゆだ。
軟らかく煮て、ペースト状にした野菜などを加えると栄養価が高まる。
ふだん食べていないために、ごはんが苦手で、病気の時にパンを食べたいという子どももいる。おかゆは消化しやすく、米のたんぱく質は栄養的にすぐれている。日ごろからお米を食べ慣れておくといい。

 子育てより
コメント (0)

SМAPの解散回避。村揺るがすネット市場
日本ではタレントは多くの場合、特定の事務所に所属し、芸能活動を展開する。稼げるタレントが所属事務所にお金を落とし、稼げないタレントの食い扶持を賄う。このようなしくみを所属型システムと呼ぼう。
稼げるタレントに独立されてしまっては、事務所の存続、ひいては所属型システムが根底から揺らいでしまう。そこで、意図的か自然発生的かはともかく成立しているのが、「事務所から独立した芸能人は干される」という慣行である。
この慣行は比較的閉鎖的ないし組織化された共同体では存続しやすい。閉鎖的な共同体で「裏切り」行為をした個人は、裏切った相手だけでなく、共同体全体から「村八分」にされる。それによって「裏切り」行為を抑止する。
「村八分」という制裁は罰を与える側も拘束する。「村八分」に参加しなかった成員は、逆に村八分の対象となってしまう。そのようにして、「村」の規範は守られるのである。
SМAP解散騒動は、芸能事務所とTV局および芸能人からなる共同体が、中居正広さんらの独立を「裏切り」とみなすことで抑止力を発動し、独立を阻止した事例と解釈することができる。共同体という旧システムに属するТV局が抑止力発動に与したのは理の当然である。
また、ТVの情報番組の出演者たちが騒動に対して当たり障りのないコメントをするのも、自分が「村八分」の対象とならないための行為と見ればわかりやすい。それに対して、旧システムに属さないネット民が、こぞってそれを批判したことも理解できよう。
競争的な環境はしばしば新しいシステムの到来によってもたらせる。それは新しいメディアであるインターネット上の動画共有サイトなどが創りだした新システム。
ネット市場という新システムがマスメディア共同体という既存のシステムを揺るがし始めた。
既存の異ステムが新システムを取り込んでいくのか、既存のシステムが新システムに駆逐されていくのか。
しばらくは共同体と市場のせめぎ合いから目が離せない。

 読み解き経済より-----松井彰彦
コメント (0)

胃潰瘍や動脈硬化などを防ぐ梅のパワー
梅干しは、昔から健康に良いというイメージが伝えられていますが、日本一の産地、和歌山県では最近、科学的な証拠が集まりつつあります。
「梅はその日の難逃れ」のことわざのように、梅干しを朝に食べると、病気などを免れると、昔の人は経験から伝えてきた。和歌山県立医大の宇都宮洋才准教授によると、梅の産地みなべ町などで聞き取り調査をしたら、「動脈硬化を防ぐ」「胃潰瘍になりにくい」「かぜをひかない」「疲れがとれる」など数え切れないほどの伝承があった。まるで「万能薬」だが、本当だろうか。
マウス実験では、梅エキスが動脈硬化を引き起こす血管の筋肉の肥大を防いでいることがわかった。
宇都宮准教授は梅に含まれるポリフェノールの一種「リグナン」に着目。胃潰瘍の原因となるピロリ菌の培養液の中にリグナンを加えたら、変形したりしてピロリ菌の働きが弱まった。
ピロリ菌の働きを半分に抑えるには、梅干し5個分相当のリグナンが必要だったが、「1、2個分でも効果はある」という。
また、インフルエンザウイルスが感染した培養細胞にリグナンを加えたら、ウイルスの増殖が抑制されることもわかった。
梅の有効成分はリグナンだけではない。近畿大生物工学部の三谷隆彦・元教授が見つけた別のポリフェノール「ヒドロキシ桂皮酸」にも、高血圧防止やウイルスの増殖を抑える効果があることが分かってきた。
ただ、数々の健康効果があるからといって、たくさん食べれば良いわけではない。梅干しには10%程度の食塩が含まれている。1個10㌘だと1㌘に上る。
厚生労働省が定める1日の塩分の摂取目標量は、成人男性9㌘未満、女性7.5㌘未満だ。
1日の食事全体で塩分を調節しなければいけない。梅干しは1日2個程度を目安に。増やす場合には他のメニューの塩分を抑える工夫が必要だ。
さて、観梅の季節。梅林の花の香りにも、梅パワーは秘められている。和歌山工業高等専門学校の奥の祥治准教授によると、香り成分のベンズアルデヒドに抗菌作用がある。梅干しにも同成分があり、「日の丸弁当が傷みにくい理由の一つではないか」とみている。

 元気のひけつより-----野中良祐
コメント (0)

雲泥の差
米大統領選挙は指名争いの予備選に突入した。超大国・米国の威信が揺らぎ、世界一の機会均等を誇る社会に格差が広がり、戸惑う米国民は救世主を求めているが、出馬した顔ぶれは異様。政治的資質、識見、力量には雲泥の差がある。選挙戦は政治理念を競うより、相手の欠点探し、中傷作戦で、国民の空気を読む戦術に傾斜した展開となっている。
民主党には党内左翼の「民主社会主義者」サンダース氏が現れた。
中道左派でファーストレディー、上院議員、国務長官と経歴に不足はないクリントン氏でさえ、米国を過激論者から守るためどうしても当選する、と防戦に終始。未来像を掲げて競う余裕がない。格差拡大批判を跳ね返す先進性も編み出せない。長年、政治の中央に居た露出度が裏目に出て、党全体に高揚感が薄い。
共和党は党内最右翼のトランプ氏をはじめ、みな右寄り。中道右派という伝統を継ぐ候補者がいない。強い米国を求めるが、具体策に欠ける懐古主義のみ。人権偏見を隠さぬトランプ氏の暴走を許すばかりだ。両党とも夏の党大会で誰が指名されても、外交、通商政策など日本に気がかりな綱領づくりは難航しそうだ。
ニューヨーク郊外に住んでいた頃、マンハッタンに金ピカのトランプタワーを構えた不動産王のトランプ氏は女性との醜聞で連日タブロイド紙をにぎわせていた。クリントン一家も、のちに、よく知る近くの村に引っ越した。クリントン氏がニューヨーク州から上院議員選に出馬するためだった。初代女性大統領を目指す第一歩で、癒着と非難されているウォール街とのなれ初めでもった。米民主政治の変質が見える選挙だ。

 経済気象台より------昴
コメント (0)

定数削減首相明言
15年の国勢調査に基づき議員定数の削減について、安倍首相は予算委員会で定数10削減は必ず実現すると表明。
20年の国勢調査まで先送りすることは決してないと述べた。

紙面より
コメント (0)

貿易収支2カ月ぶりの赤字に
1月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は6459億円の赤字。貿易赤字となるのは2カ月ぶり。景気減速が指摘される中国を含むアジア向け輸出は、前年1月より17.8%減少した。
輸出額全体では5兆3516億円で、12.9%減少。輸入額は全体で5兆9976億円。
原油価格の下落で原油の輸入額が43.4%減少。全体の輸入額は18.0%の減。

 紙面より
コメント (0)

ひとみ
「目」は、にらんでいるような。
「ひとみ」にはどこか敬慕の情がある。
宇宙の深遠を見つめるにふさわしい衛星。

素粒子より
コメント (0)

面影に立つと言い、影を慕いてと歌う。影はさまざまなときに姿を現す。いとしい影は水にも映る。
〈わが妻はいたく恋ひらし飲む水に影さへ見えて世に忘られず〉は万葉集に収まる防人の歌だ。
片や、あやしい影は酒杯に映る。「杯中の蛇影」の故事は、疑いが高じれば、ありもしない蛇の影さえ見える意味だと前にも書いた。側近も信用できず、疑心に暗鬼が群がる独裁者の寒々とした心を表すのに、これほど図星の言葉もない。
北朝鮮の3代目、金正恩第1書記の目には蛇の影ばかり映るのか。恐怖政治が極まったような情報がもれ伝わってくる。今月初めには軍総参謀長が粛清された。側近らを次々に処刑しているらしい。
そんな独裁国に拉致されたままの被害者を思うと、いたたまれない。ようやく開いたかに見えた「救出の小窓」も一方的に閉じられ、北は先週金曜に拉致問題の特別調査委の解体を宣言した。人の命と家族の願いを駆け引きにもてあそぶ悪辣さは、21世紀の国家とは思えない。
被害者家族はどなたも、水に影佐江見る思いで無事戻る日を待ち望んでいよう。
恐怖政治がいつまでも続くとは思えない。ただ独裁者は往々、おのれの運命に民を巻き込む。ご家族の心中はいかばかりか。高齢化も進む。悲嘆の歳月をこれ以上積み重ねない道を、何とか探れないか。

 天声人語より
コメント (0)

老人施設の殺人
虐待も極まり投げ落としとは。
命を扱う腕の許せぬ裏切り。
業界の人材難と低賃金に大型バス事故が頭をよぎる。

素粒子より
コメント (0)

企業の政策減税倍増。分配重視を
大企業が法人税率引き下げに加え、政策減税という「見えにくい恩恵」も受けていることだ。安倍政権は企業全体にかかる法人実効税率を16年度、20%台まで引き下げる。税の専門家らは、実効税率を引き下げるなら政策減税は縮小し、企業になるべく公平に課税していくべきだと指摘してきたが、安倍政権で政策減税の額はむしろ倍増し、恩恵はより大企業に偏るようになった。
研究開発や設備投資は日本経済の活力源だが、減税目当てで必要以上の投資をする企業はなく、減税拡大が投資拡大につながるとは限らない。実質賃金が4年連続で減り、家計の消費支出も低迷が続くなど、経済が底上げされていない現実に目を向け、低所得者の税や社会保険料を軽くするといった「分配重視」に見直すことが急務だ。透明性にも課題がある。政策減税の調査報告書は減税対象の企業名を伏せている。ここがブラックボックスでは税に対する国民の納得感は広がらない。

 紙面より
コメント (0)

マイナス金利開始
マイナスと聞くだけで心が冷える。
水面下かと思えば息も苦しく。
これでお金を使えというか異次元金利の世界。

素粒子より
コメント (0)

第45代を決めるレースは序盤の2州を終えて高年の3人を軸とする展開となっている。
共和党のトランプ氏は69歳、民主党のクリントン氏68歳、サンダース氏は74歳。勝ち抜けば、就任年齢は歴代最高並みかそれを上回る。
8年前にはオバマ氏が若き彗星だった。サンダース氏は失礼ながら「老いたる彗星」か。無名に近かった候補が、格差に反発する若者らの支持を集めて輝きを増している。その風貌と口調には「希望の種をまく人」の印象が強い。
一握りの人々への富の偏りを指弾し、医療保険の拡充や公立大の授業料無償化などを主張する。福祉や公的保護の手厚い「大きな政府」の路線で、それもとびきり大胆だ。
初戦アイオワでは若者の8割が氏に投票したという。「理想主義にすぎないともいわれるが、我々は理想が必要」と語る23歳の声を国際面が伝えていた。2戦目ニューハンプシャーではクリントン氏を抑えた。
老いたる彗星は、米政界の夜空をいっときかすめて消えるのか。それともワシントンの既成政治を直撃するのか。トランプ旋風といい、「民主主義の祭り」は超大国のかかえる現実を世界にあぶり出す。

 天声人語より
コメント (0)

GDP年率換算1.4%減
10月~12月期のGDPの1次速報は、実質成長率が前期比で0.4%減。
年率に換算すると1.4%減。
2四半期ぶりのマイナス成長になった。
個人消費や輸出が低調で、景気は足踏みが続いている。

紙面より
コメント (0)

自分の手柄でもないのにどこか気分壮大になる、科学史上の大ニュースである
米国の研究チームが、はるかな宇宙からの「重力波」を観測したと発表した。アインシュタインが100年前に存在を予言し、実証は「最後の宿題」とされていた。ノーベル賞が確実視される快挙であるらしい。
やえに世界の物理学者が一番乗りをめざしていた。重力波とは時空のゆがみが「さざ波」のように宇宙を伝わる現象、と聞いても、わが頭の想像力が追いつかない。ともあれその波が、光では見えなかった宇宙の姿を見せてくれるそうだ。
宇宙が誕生した138億年前から生じていて、原初の謎に迫る新たな「道具」と専門家は見る。ただ無辺の宇宙を究める上で、初観測は始まりにすぎないらしい。ようやく道具を手にした段階だ。
もじゃもじゃ頭で舌をべろっと出したアインシュタイン4の写真はよく知られる。どこか意地悪な宿題で人類を困らせる。いたずらな神様に見えてくる。いまごろ天上で言っているかもしれない。やっと来たね、ここまで。

 天声人語より
コメント (0)

般若心経とは
般若とはすばらしい知恵のこと。そして波羅密多とは六波羅密多、すなわち
自分よりも他人の救いを先にする「大乗の菩薩」という考え方による実践の
徳目です。
人間は生前の行いによって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という6つ
の世界に生まれ変わります。人間よりも下に落ちるのを救うためには、布施
、持戒、忍辱(にんにく)、精進、禅定、智慧という6つの修行をして、成
仏しなければなりません。
布施とは、僧にお経をあげてもらったときや寄付をする際に差し上げるお金
などの財物のことです。布施はお金に限りません。相手の不安をなくす、や
さしいまなざしや言葉などもあります。
持戒とは、戒を持つこと。これを十戒といい、具体的には十戒善を差します。
不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋
恚、不邪見。
忍辱とは、辛抱すること。
精進とは、一生懸命努力すること。
禅定とは、坐禅を組んでこころを落ち着けることです。
6つの修行をすると、智慧が出てきます。これが"般若"です。
仏様の場合、「智慧」と書きます。"知"の下の"日"は、宇宙の真理を指しま
す。
この6つのことを修行することを「六波羅密多行」といいます。こうするこ
とで自身が成仏する助けになります。
お仏壇に水、塗香(ずこう)=塗香(ずこう)は非常に細かい粒子のお香で、
塗香入(ずこうい)れに入れて用います。小麦粉にも似た触感があり、少量を
手に塗り、その香りを吸い、仏前で自らの心身を清めるために使用します。
花、線香、飯、ローソクの6品をお供えするのは、六波羅密多行を知らずに
亡くなったご先祖様に、6つの修行をすることで成仏できることを知らせる
ためです。
水は布施(感謝する気持ち)、塗香は持戒(よいことに励む)、花は忍辱
(怒りやすいこころを鎮める)、線香は精進(怠けごころをなくす)、飯は
禅定(こころを落ち着かせる)、ローソクは智慧(人間の悩めるこころを智
慧の光で明るくする)を表しています。これら6つをお供えすることを六種
供養といいます。お仏壇にお供えをして、お仏前でお経を唱えます。こうす
るこによってご先祖様が成仏できるのです。
コメント (0)

戻らぬ人 商店街苦闘。背景に人口減や後継難
仮設商店の経営を支えてきたのは、国による財政支援と、被災地を訪れる人が宿泊や飲み食いなどでお金を使う復興特需だ。
東日本大震災では、事業再開のための店舗の無償提供のほか、中小企業や商店の借金を公的機関が買い取る制度もできた。
2015年度までの集中復興期間で使われる26兆円の復興予算のうち、企業や雇用確保に対するお金は4兆円。岩手、宮城、福島各県の企業倒産は震災前に比べ4~7割も少なく、今も全国より低い水準だ。
ただ、被災地の足元の景気は一服している。
昨年6月の調査では、売り上げが「震災前の5割以下」しかない企業が全体に占める割合は38%と、前年より10?上昇した。
生来を悲観し、経営が悪化する前に商売をやめる動きがすでに出ている。
宮城県の昨年10月の調査では、これまで仮設に入ったことのある県内の計527業者のうち、55業者はすでに廃業したか所在不明などだ。今も仮設にいる業者のうち「仮設を出た後も営業を続ける」と思っているのは、67%にとどまる。
震災前から商店街は衰退していた。
仮設を出ると家賃などの負担が増えて経営できず、自立したくても見合わせている。のが現状である。

紙面より
コメント (0)

胃潰瘍や動脈硬化などを防ぐ梅のパワー
梅干しは、昔から健康に良いというイメージが伝えられていますが、日本一の産地、和歌山県では最近、科学的な証拠が集まりつつあります。
「梅はその日の難逃れ」のことわざのように、梅干しを朝に食べると、病気などを免れると、昔の人は経験から伝えてきた。和歌山県立医大の宇都宮洋才准教授によると、梅の産地みなべ町などで聞き取り調査をしたら、「動脈硬化を防ぐ」「胃潰瘍になりにくい」「かぜをひかない」「疲れがとれる」など数え切れないほどの伝承があった。まるで「万能薬」だが、本当だろうか。
マウス実験では、梅エキスが動脈硬化を引き起こす血管の筋肉の肥大を防いでいることがわかった。
宇都宮准教授は梅に含まれるポリフェノールの一種「リグナン」に着目。胃潰瘍の原因となるピロリ菌の培養液の中にリグナンを加えたら、変形したりしてピロリ菌の働きが弱まった。
ピロリ菌の働きを半分に抑えるには、梅干し5個分相当のリグナンが必要だったが、「1、2個分でも効果はある」という。
また、インフルエンザウイルスが感染した培養細胞にリグナンを加えたら、ウイルスの増殖が抑制されることもわかった。
梅の有効成分はリグナンだけではない。近畿大生物工学部の三谷隆彦・元教授が見つけた別のポリフェノール「ヒドロキシ桂皮酸」にも、高血圧防止やウイルスの増殖を抑える効果があることが分かってきた。
ただ、数々の健康効果があるからといって、たくさん食べれば良いわけではない。梅干しには10%程度の食塩が含まれている。1個10㌘だと1㌘に上る。
厚生労働省が定める1日の塩分の摂取目標量は、成人男性9㌘未満、女性7.5㌘未満だ。
1日の食事全体で塩分を調節しなければいけない。梅干しは1日2個程度を目安に。増やす場合には他のメニューの塩分を抑える工夫が必要だ。
さて、観梅の季節。梅林の花の香りにも、梅パワーは秘められている。和歌山工業高等専門学校の奥の祥治准教授によると、香り成分のベンズアルデヒドに抗菌作用がある。梅干しにも同成分があり、「日の丸弁当が傷みにくい理由の一つではないか」とみている。

 元気のひけつより-----野中良祐
コメント (0)

アベノミクスの矢の射手を担う黒田日銀総裁。
市場のお金を極端に増やす強烈な策は、市場関係者から「黒田バズーカ」ともてはやされている。耳慣れぬ今回のマイナス金利政策もその流れだ。
だが、平成の与一の腕はどうだろう。〈バズーカを真上に撃てば落ちてくる〉と川柳にあった。弾が頭の上に落ちてこないか。打つ手が裏目に出て、暮らしに跳ね返る不安を感じる向きは少なくない。
ついでに言えば、中央銀行といえば政府からの独立が身上ながら、ここ3年は政府の道具になってきた観がある。株高円安で好況感を演出してきたが、政権が頼みとする株価が下がり続けるなど、手詰まり感から放ったのが今回の奇策といえる。
3年前の春、黒田日銀が初回のバズーカとなる「異次元の政策」を打ち出したとき、故・小沢昭一さんの句を引いた。〈寒月やさて行く末の丁と半〉。吉と出るか凶と出るか。賭け物は私たちの暮らしである。

 天声人語より
コメント (0)

重力波観測
宇宙のどこかのきしみが時空を震わせる。
耳を澄まして天空から聞こえるのは歓声か悲鳴か。

素粒子より
コメント (0)

重力波観測
宇宙のどこかのきしみが時空を震わせる。
耳を澄まして天空から聞こえるのは歓声か悲鳴か。

素粒子より
コメント (0)

長期金利の低下。マイナスに潜む不安
こうした動きが日本経済を好転させるのかといえば、むしろ逆ではないか。
貸出金利が一段と下がったとしても、国内需要が盛り上がりを欠く中で、企業が急に投資意欲を増すとは考えにくい。銀行が預金金利をゼロに近づけ、さらにマイナス金利にしたとしても、先行きへの不安が解消しないのに人々が急に消費に走るわけでもなかろう。
マイナス金利政策で先行するスイスやスウェーデンなどでも景気浮揚効果はほとんどなかった。むしろタンス預金の増加や銀行の収益悪化といった副作用のほうが心配されている。
強力な金融緩和が経済を押し上げるというアベノミクス路線に乗って走り出した黒田日銀の異次元緩和も開始からまもなく3年になる。円安と株高はもたらしたものの、経済成長率や物価はほぼ横ばいで目立った効果はうかがえなかった。その手詰まり感からマイナス金利政策にも手を広げることになった。
9日の日経平均株価は900円超下げ、円は一時1年3カ月ぶりの円高ドル安の1㌦=114円台前半をつけた。これまでの緩和策への反応とは逆である。これは日銀にとっても想定外の異常事態ではないのか。
このままでは超金融緩和を続けないと回らない経済へと、はまっていきかねない。出口はますます遠くなるばかりだ。早急に政策の見直しが必要だ。

 社説より
コメント (0)

高齢者の肺炎予防。5年に一度はワクチン接種を
高齢化が進み、肺炎による死者数が急増しています。2011年には、がん、心臓病に次ぐ、日本人の死因の3位になり、年間約12万人が命を落としています。65歳以上になると、肺炎による死亡リスクはぐんと高くなるためです。
高齢者の肺炎は、命を奪う危険な病気だという認識を持ち、予防が重要だ。
肺炎は主に、肺炎球菌やマイコプラズマなど様々な最近の感染が原因で起こる。若いうちは、抗菌薬による治療ですぐ良くなり、命を落とすことはほとんどない。
一方、高齢者はいったん発症すると何度も再発を繰り返す人が多く、命にかかわる。薬が効かない場合もあり、まずはかからないようにすることが大切だ。
もっとも有効とされるのが、原因の3割を占める肺炎球菌のワクチン接種だ。65歳以上では5年に1度、接種することが望ましい。
特に、インフルエンザにかかった後は肺炎にかかりやすいので、肺炎球菌とインフルエンザのワクチンをあわせて接種しておくとさらに効果的という。
今のところ公的な定期接種の対象ではないが、自治体によっては接種費用の助成もある。
口のなかを清潔に保ち、入れ歯の調子を整えるなどのケアも重要だ。高齢になると、食事のときにむせたり、寝ている間に唾液が気管に入ってしまったりして、口のなかにいる細菌が肺に入って肺炎を起こすリスクが高まる。
粗食を好み、肉や動物性脂肪をとらない人は要注意。たんぱく質などの栄養が足りない状態になると体力が落ち、肺炎にかかりやすくなる。高齢者は積極的に脂質、たんぱく質を取るべきだ。喫煙者や糖尿病の人も、肺炎のリスクが高い。
高齢者の肺炎は、素人目には一見、ただの風邪と区別がつかないことが多い。あまり熱が高くなくても、ぼんやりしているなど、周囲の人が見て少しでも「おかしいな」と感じるところがあれば、積極的に医療機関を受診させるようにしたい。

 体とこころの通信簿より
コメント (0)

生まれながらに異様な体制の中にいれば、それが当たり前であり、異様とは感じられない
昨年秋まで続いた連載インタビュー「脱北者の証言」を読み返すと、そのことがよくわかる。
ある男性は「北朝鮮では生活そのものが思想統制」と語った。会社では社長、部長、課長がお互いを監視し合う。政府の悪口を言う者があれば、とにかく通報するの善だったという証言がある。学校での思想教育に「なぜ」という問い返しはありえなかった、とも。
微妙な変化もある。例えば賄賂。かつてそれほど露骨でなかった悪臭が、90年代以降に増え、今ではいや応なしに必要な「ルール」だという。経済が苦しくなったことによるらしい。3代目に至り、体制への忠誠心にも揺らぎが見られるとの声もある。
自らの足元への不安を金正恩氏は火事テイルのだろうか。先の「水爆」実験に続き、長距離弾道ミサイルとみられる「人口衛星」を発射した。独裁維持のための狼藉なら、誠に悪質だ。
恐怖政治に終わりはないのか。外からの情報の大切さを脱北者は指摘する。ひそかに入手したラジオを聞いて逃避行の準備を始めた人がいる。DVDを国内に潜り込ませ、人々の覚醒を促してはという提案もある。
脱北後にインターネットを知って驚いたという人は、同胞がネットを自由に使うようになれば体制は壊れると語った。当たり前と感じていた体制が実は異様だと人々が気づく。確かにここに正恩氏の不安はあるだろう。

 天声人語より
コメント (0)

診療報酬改正
中医協が4月から変わる診療報酬を決めて答申した。
長期間入院するよりも、自宅や施設にいながら治療を受けることを引き続き促す内容となっている。
今回の改定では、大きな病院と診療所との役割分担を明確にする。紹介状なしに大病院を受診した患者には、診察台などとは別に初診で5千円以上、再診で2500円以上の定額を支払うことになる。大病院には集中的な治療が必要な重症患者への対応専念してもらう狙いだ。

紙面より
コメント (0)

国際収支の経常黒字が5年ぶりに増加
2015年の国際収支によると、貿易や投資による日本と海外のお金の出入りを示す「経常収支」の黒字は前年の6.3倍の16兆6413億円。
原油安による貿易赤字の縮小に加え、訪日外国人による日本での消費が増え、両行収支が53年ぶりの黒字となったことなどが経常黒字を押し上げた。
経常黒字が増えたのは5年ぶり。東日本大震災後、火力発電用の燃料輸入の増加で貿易赤字は拡大を続けていたが、15年は原油価格が前年よりも47.7%下落したため、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支の赤字幅は6434億円と、前年の10兆4016億円の約16分の1に縮小した。
日本企業の海外での稼ぎも好調だ。
外国人の爆買いも寄与した。
旅行者によるお金の出入りを示す旅行収支は、441億円の赤字だった前年から一転し、1兆1217億円の黒字となった。黒字は1962年以来。

 紙面より
コメント (0)

どこまで下がるか東証
円高、株安進み、終値は円は115円13銭。一時114円台半ばまで値上がりした。
東証株価の終値は918円86銭下落の16,085円44銭。
長期金利の指標となる10年物国債の金利が0%に。

紙面より
コメント (0)

われわれをまとめる価値とは何であろうか
政府はこういう。戦後日本の繁栄を支えたものは自由や民主主義や法の支配や市場経済や国際平和という価値であった。
つまり、日本は戦後の欧米中心の世界秩序の受益者であった。だから米国とともに、この既存の秩序を積極的に守らねばならない、と。
価値とは、それに対する侵害者や破壊者に対しては身を賭しても守らねばならないものであろう。今日の欧米における反イスラムの風潮は、自由や民主主義を攻撃するイスラム過激派から彼らの価値を断固として守る、という身上をともなったものであり、そこに彼らのナショナリズムが生み出される。
ではわれわれはどうなのであろうか。果たして自由や民主やそれに平和主義にさえ、それだけの確信と覚悟をおくことができるのだろうか。そうではあるまい。どうやら「われわれ」は戦後、確かな価値を見失ってしまったように見える。
とすれば、日本には、実は本当の意味でナショナリズムさえ成立しないことになろう。擁護する側も批判する側もせいぜい「ナショナリズムごっこ」をしているということだ。
ナショナリズムの危険云々より前に、まずは「われわれ」が確信をもって守るべきものは何かを改めて問うことから始めるほかない。

 異論のすすめより-----佐伯啓思
コメント (0)

北朝鮮
かたや看板アナウンサーの名調子。
こなた天をにらむ迎撃ミサイルの全国中継。
どちらも日曜日の現実と思えず。

だだっ子が危ないおもちやをもてあそぶ。
米国にかまって欲しくて。
保護者の責任だと言われても、と中国の憂鬱。

上がる「衛星」、落ちる経済。
ミサイルより国民が乗った船だろうに。
日本海側に漂着した粗末な木造船を思う。

素粒子より
コメント (0)

日銀の黒田氏「最も強力な枠組み」と自賛
日本銀行の黒田総裁は都内の講演で、16日から導入する「マイナス金利政策」とこれまでの大規模な金融緩和策を組み合わせた政策について説明し、「追加緩和の手段に限りはない」と話した。
市場では緩和策の限界を指摘する声もあるが、「物価安定の目標の実現のために、できることは何でもやる」と強調。「さらに買い入れを拡大するのは十分可能」「今回のマイナス0.1%より大きいマイナス金利を実施することも可能」と、市場の「限界説」の払拭に努めた。
マイナス金利政策を導入した理由については、年明けからの金融市場の混乱が物価の基調に悪影響を及ぼすリスクが大きくなったことを挙げた。16日からの新政策を「中央銀行の歴史の中で、おそらく最も強力な枠組みだ」と自賛。日銀が掲げる前年比2%の物価上昇目標について、「中央銀行が本気で取り組んでいる以上、必ず実現する」と強気の姿勢を示した。

 紙面より
コメント (0)

移民攻撃 大国の余裕なき米国
かってない分断と混迷の中、米国の大統領選挙の幕が開いた。
保守とリベラルの分断から、「二つのアメリカ」という言葉が生まれて久しい。今回は、保守の共和党内部が、右派、穏健派、「トランプ派」に分かれ、リベラルな民主党にも、左派と穏健派の亀裂が広がる。四分五裂の様相である。
そして、初戦で躍進したのは、共和・民主とも「反既成勢力」を看板にする候補だった。
歓喜にに沸く聴衆に向けた共和・クルーズ氏と、民主・サンダース氏の演説には、驚くほど似たトーンの部分があった。
大統領選の指名候補は、メディア、ワシントンの既成勢力、ロビイストたちが選ぶのではないことを示したとクルーズ氏がこぶしを振り上げれば、サンダース氏も、既成勢力や主流メディアを批判する。
しかし、解決への処方箋は正反対である。徹底した「小さな政府」を訴えるクルーズ氏に対し、サンダース氏は「全国民に政府の保険を」と主張するなど「大きな政府」路線を取る。
器用話頭のトランプ氏も人気を示した。「再び米国を偉大に」というスローガンを繰り返す。イスラム教徒の入国禁止、シリア難民の送還、メキシコとの国境に壁を造るといつた、排外主義に特色がある。
人気の背景にあるのは、有権者の怒りと不安である。ここ数年、米経済全体は緩やかに回復しているが、富はごく一部の富裕層に偏り、低所得者層の生活は上向かない。移民に職を奪われているとの不満に加えて、テロへの不安もあって、移民や難民への攻撃が一定の共感を呼ぶ。
「移民の国」米国らしくない主張だが、米国が大国の余裕をなくしたことを物語る。
トランプ氏の支持層は、難しい問題を考えたくないだけ。と嘆く人も。
サンダース氏の主張の目玉である抜本的な保険制度改革も、願望に近い。はるかに微温的なオバマケアですら米国では強い反発を呼んでいるからだ。
超大国は、自身の喪失とともに、現実から逃避したがっているようにもみえる。激しい分断と対立の先に、統合への機運が生まれるのか。今はまだ、その道筋がみえない。

 紙面より------アメリカ総局長・山脇岳志
コメント (0)

背骨の圧迫骨折はビタミンDと運動で予防しよう
背中が丸くなり、身長が低くなった。背骨の一部が出っ張ってきたと感じたり、午後になると背中が痛んだりする。そんな症状のある人は、背骨がじわじわと潰れて変形する圧迫骨折を起こしているかもしれない。高齢者の場合、骨がスカスカになる骨粗しょう症が原因のことが多い。
背骨は、12個の腰椎と5個の腰椎という骨が連なってできている。胸椎や腰椎の高さが、どれか一つでも、元の高さより20%以上減っていると圧迫骨折と診断される。痛みがあるのは3分の1だけ。痛みがなく、気づかないまま潰れていることも多い。
起きやすいのは、胸椎と腰椎の境目付近。腰の少し上あたりだ。骨折すると、変形したまま固まってしまう。骨粗しょう症で骨が弱くなった高齢者だと、尻もちをつく程度の衝撃で起きることが多い。
骨粗しょう症は高齢の女性や早く閉経した人がなりやすい。閉経すると、骨を壊す細胞の働きを抑える女性ホルモンが減るためだ。たんぱく質やカルシウム、ビタミンDの付則や運動不足もリスクを高める。遺伝の影響もあり、母が骨粗しょう症だと娘もなりやすい。
最初の骨折を防ぎ、骨折の連鎖を断つには、薬による治療だけでなく、適切な栄養と日光浴、運動療法が不可欠。骨の健康維持に重要なのがビタミンD。多く含む青魚や干しシイタケを意識してとりたい。日光浴も効果的だ。紫外線が皮膚に当たるとビタミンDができる。日焼け止めを塗らずに夏は30分、冬は1時間が目安。サプリメントで補う選択肢もある。
1日8千歩を週3日以上歩くと骨密度が増える。転ばない体づくりも大切だ。流し台に両手をおき、肩幅に開いた足を曲げたり伸ばしたりする屈伸運動がお勧め。足の指をグーパーと動かして足の感覚を磨く運動や、バランスをよくする片足立ちの訓練もよい。予防策を続ければ結果は出るのであきらめないことが大切だ。

 体とこころの通信簿より-----辻外記子
コメント (0)

日銀の姿勢 世界が確信
日銀がマイナス金利の導入に踏み切った。「デフレ脱却のためには何でもする」という総裁の言葉にウソはないことを世界中が確信した。
海外投資家は、安倍政権がコーポレートガバナンスの強化を進めている点は高く評価している。ところが、「やはり日本は変わらない。国が圧力をかけ、ゾンビ企業を延命させる」という見方が広がりだしていた。
経営不振に陥っているシャープが、官民ファンドの産業革新機構の案に基づいて再建を目指す方向となり、より高い出資を提案している外国メーカー案を採らない見通しと伝わったためだ。シャープの持つ液晶や家電の技術をもとに各分野で事業再編を進め、競争力を強化する方針について、同機構の説明が足りないようだ。
そこに経済政策の司令塔を務めていた甘利・経済財政担当相の辞任で、アベノミクスの先行きに不安感が増大した。成長戦略や環太平洋経済連携協定といった重要政策は変わらないとみられるが、進展が遅れると懸念されている。
アベノミクス3本の矢の中で、もっとも機能しているのは金融政策。
しかし、日銀が昨年10月に追加緩和を見送り、12月に補完措置を公表したことに、市場の評価は「わかりにくい」「市場との対話に問題がある」と芳しくなかった。
マイナス金利の導入で追加緩和のカードは増えた。何より、2%の物価目標に必要となれば追加緩和を辞さない日銀の姿勢を、誰も疑わなくなった。今の日本経済にとってその意義は大きい。

 経済気象台より-----玲子
コメント (0)

円高が進んでいる
円は1㌦=116円89銭。米国の経済指標がふるわず、景気の先行きに懸念が広がってドル売り円買いの流れが強まっている。
それを受けて、東証は前日比225円40銭安の1万6819円59銭。
節目の1万7000円を割り込んだ。

紙面より
コメント (0)

ロシアの空爆 反体制派狙い
ダマスカス郊外での爆破事件は、ISが首都に迫っていることをアサド政権側に示すものだ。
米主導の融資連合やロシアの軍事介入は、ISとの戦いで成果を上げていない。特にロシアの空爆は、ISを標的としたものは2割以下で、それ以外は欧米が支える「自由シリア軍」などの反体制派を狙っているとされる。
ロシアの目的は、シリアでの利権を保つため、アサド政権を守ること。さらに旧ソ連の中央アジアや北カフカスからシリアの反体制派に加わった戦闘員を掃討することだ。戦闘員が母国に戻り、ロシアと敵対することを恐れている。
ISはシリア中部パルミラを占拠し、東部でも存在感を増している。米国などの融資連合はイラクでは政権軍を支援してISと共闘しているが、シリアにはパートナーが存在せず、作戦はうまくいっていない。
ISは支配地域を広げ、微税や石油の密売を行っている。拘束した人質の身代金は、以前ほど重要な資金源ではなくなっている。

 考/論より-------ヨルダンのイスラム過激派研究者:ハサン・アブハニヤ
コメント (0)

汚染ごみ各自治体で処分
放射性物質濃度が基準を下回ったものは国の指定を解除する手続きをまとめた。
解除すれば自治体で処分できるようになる。
環境省は各県ごとに1カ所の処分場に集める方針を示していたが、処分場の候補地の反対で処分先が決まらず、見通しが立っていない。

紙面より
コメント (0)

日本のマイナス金利を好感、NY株上昇
日本銀行のマイナス金利政策の導入を受け、米株式市場は大幅に値上がりし、外国為替市場では円安が進んだ。年明けから続く金融市場の動揺はひとまず収まったようにみえるが、日本の金融機関や産業界では、新たな政策への期待と不安が交錯する。
日銀の驚きの政策に尽きる。市場にかなりのマグニチュードを与えたようだと、米経済専門テレビは、専門家のこんな解説を放送した。
サマーズ元財務長官は「日本はインフレよりもデフレのリスクが大きい。政策はおおむね妥当だ」と評価。一方、メディアからは「新たな通貨安競争の懸念につながりかねない」「日銀の黒田総裁はサプライズを使い果たし、安倍政権の構造改革は時間切れ」との指摘もある。
日本商工会議所の三村会頭は、市場が再び動揺した時に「次の一手」があるのかを心配すると話した。

 紙面より
コメント (0)

北朝鮮衛星打ち上げ通告
異端児が世界の関心を引こうと。
またもや「衛星」を打ち上げると。
独裁と恐怖政治の延命を軌道計算し。

素粒子より
コメント (0)

紛らわしいけれど、なりすましたり騙したりしているのではない。
「鷽」はしばしば「鶯」と読み間違えられる。菅原道真にゆかりの鳥で、今月は各地の天神様で「鷽替え神事」があった。鳥の名にちなみ、去年あった凶事を「うそ」にして幸運を招くいわれである。
去年に買った鷽の木彫りを神社に納めて、新しいものに買い替える。ありがたいことに、去年ついたうそも全部帳消しにしてくれるそうだ。胸に手を当てて大きめな木彫りを欲しい人もあろうか。当方は東京の湯島天神で人さし指ほどのを買い求めた。
だが、大仏級の木彫りがあっても帳消しにならぬうそは多い。振り込め詐欺など「特殊詐欺」の被害が、去年は477億円にのぼったと警視庁が発表した。手を替え品を替え、詐欺師の悪知恵は尽きない。
6年ぶりに前年を下回っても、まだこの額だ。ここ3年の被害を足せば、新国立競技場の建設費がほぼまかなえる。被害者は70歳以上の女性が過半数を占め、人の母堂の親心を食い荒らす罰当たりの多さを物語る。
救いもあって、金融機関などが未然に防いだケースが1万2千件を超えた。詐取を免れた額が266億円と聞けば、この数字にも驚く。地道な取り組みが守った虎の子の老後資金もあっただろう。
講談や落語など、しやべり一つで生計をたてることを「舌耕」という。磨かれた芸は上手いほど楽しいが、二枚舌を研いで近づく詐欺師の口車には用心が要る。鷽も嘆く悪辣なうそが、人間の世には絶えない。

 天声人語より
コメント (0)

米大統領選 指名争い
アイオワ州で本格的な幕開けとなった。
共和党はクルーズ氏が、民主党はクリントン、サンダース氏が接戦で判定不能と現地メディアは伝えている。

紙面より
コメント (0)

進む解除、見えぬ帰還生活
これまで避難指示が解かれたのは指示の対象の66%、4万6300人が元のまちに戻れることになる。
避難生活への慰謝料は18年3月分で終わる。避難指示が出ていない地域からの避難者への住宅の無償提供は17年3月で終わる。指示が解除される人たちもいずれは無償で住めなくなる方向だ。
解除を進めても、住民が劇的に減った町にどうにぎわいを取り戻すか、政府の描く将来像ははっきりしない。そんな中、避難元の自治体は「消滅」の危機が現実味を帯びる。
避難が長期化し住民の多くは避難先で生活の礎を築いている。ふるさとに帰る人の多くは高齢者だ。医療や介護の充実など、要望に応える施策を進めるべきだ。一方、帰りたくても帰れずに離れ離れに暮らす家族への支援も欠かせない。

 視/点より----大月規義
コメント (0)

日経平均株価続伸
日銀が先週末に追加金融緩和策として民間銀行向けにマイナス金利の導入を決めたことを好感し値上がりした。
円も円安ドル高が進み、長期金利も過去最低を更新。
幅広く買いが広がった。
株価は17,865円23銭、346円93銭の値上がり。
円は121円12銭。

紙面より
コメント (0)

格差是正、アベノミクス停滞、消費下支え図る
成長によって分配が可能になり、分配によって、持続的な成長が可能になる。こうした成長と分配の好循環を生み出すことが、1億総活躍の社会像だ。安倍首相は答弁で「1億総活躍社会」の意義をこう説明。経済成長優先との批判を退け、配分も重視していく姿勢を改めて強調した。
今夏の参院選に向けた「争点つぶし」の思惑もすけてみえるが、それ以上に「分配重視」にかじを切った背景には、アベノミクスの行き詰まりがある。円安などで企業業績は過去最高だが、賃上げは思うほど進まず、個人消費は低迷。非正規社員ら賃上げの恩恵を受けにくい層への支援を強め、景気を下支えせざるを得ない事情がある。
同一労働同一賃金についても、均衡待遇にとどまらず、均等も含めて検討いただくと踏み込んだ。しかし、日本では雇用慣行が職務の範囲を明確にしていないことや年功序列型の賃金体系であることなどから、同一労働同一賃金の導入は難しいとされてきた。塩崎厚生労働相は解釈に幅があり、何をもって同一労働と呼ぶのかよく考えて詰めたいと慎重だ。

 紙面より
コメント (0)