2015年10月の記事


カビと病気の関係、免疫力が落ちると病気に
身近に存在病気をるかびは、人間に通常の免疫力があれば、招くことはまずない。しかし、何らかの原因でかびが大量繁殖したり、吸い込んだ人間の免疫機能が落ちていたりすると、ぜんそくなどアレルギー性の病気を引き起こすことがある。
かびの発育は栄養、温度、水の「三大要素」に左右される。栄養源は食品だけではなく、木材やほこり、人間のあかなど何でも食べる。
栄養に加えて、温度が20~30度、湿度80%以上と条件がそろうと、大量に増える。1千分の数ミリのカビの胞子が青色や黒色で肉眼で見えるのは、相当数が固まっているためだ。
浴室は、カビが繁殖する条件がそろいやすい。壁や床に目が行きがちだが、一般家庭の25軒の浴室を調べた調査では、黒カビが検出されたのは壁の91%、床80%とともに、天井も84%と高かった。
手が届きにくい浴室の天井対策として、煙で除菌し拡大を抑える製品がある。「カビは落とすことから防ぐ時代に入っている。

 紙面より
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<毛虫突きつけ腕白の恋ごころ>小沢昭一、<好きだからつよくぶつけた雪合戦>渥美清という俳句があった
遠い記憶をたぐるご同輩もおられようか。
だが、懐かしんでばかりいられない。全国の小学校が昨年度に把握したいじめの件数が、過去最高の12万2721件を数えたという。小さな兆候も見逃さない姿勢で調べ上げた結果である。いじめ防止対策推進法では、された側が感じるものはすべていじめと定義される。
子どもの世界の自然な営みを阻害することなく、危うい芽を摘んでいく。たしかな目配りとともに、的確に判断をする。教育の場の難しさは門外の徒にも想像できる。
詩人、島田陽子さんの大阪弁の詩を思い出す。<あの子 かなわんねん/うちのくつ かくしやるし/ノートは のぞきやるし/わるさばっかし しやんねん/そやけど/ほかの子ォには せえへんねん>
<そやねん/うちのこと かまいたいねん/うち 知ってんねん>。ふと頬がゆるむ一方で、エスカレートする行為に苦しむ子もいるのではと思う。中学高校もだが、いじめは許さぬ意志を堅くして子らを包みたい。

 天声人語より
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北朝鮮
来年5月に第7回党大会を招集すると発表。
1980年金日成主席時代から36年ぶりの開催となる。
正恩体制の求心力を高めるため、党大会で新たな方針を打ち出す可能性がある。

紙面より
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トルコの対立。違う生活圏 進まぬ理解
今回の乱闘騒ぎは、組織的・計画的なものではないとみられる。6月にあった前回のトルコ総選挙で、日本での在外投票ではクルド系政党の人民民主主義党が約6割の票を得た。与党・公正発展党は約2割で、与党支持者が多いトルコ人は「してやられた」と不満を抱いたはずだ。
日本では、トルコ人とクルド系の生活圏が分かれ、住む地域も違う。
意見を言い合う機会が少なかったことで、鬱屈していた不満がはぜくはっ下可能性もある。
首都アンカラで10日に起きた連続爆破テロでは、過激派組織「IS」の関与も指摘される。トルコ人とクルド系の対立が激化すれば、ISがシリアで戦うクルド系勢力が弱まるというわけだ。
安からのテロが日本に住む彼らの感情に影を落としたなら、ISを含む複雑な中東情勢の影響が、我々の身近にもあるとみることができる。

 孝論より----今井宏平・日本学術振興会特別研究員
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中国
主要通貨には入れてくれ。
TPPも気になるな。
だけど海のルールなんか知らない。
隣国の小皇帝は扱いづらく。

素粒子より
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チャプリンの映画 独裁者の名高い結びの演説は、多くの観衆の心を打った
「わたしたちは、みんなおたがい助け合いたいと望んでいます。---私たちは、他人の不幸によってではなく、他人の幸福によって、生きたいのです」。75年をへた今も言葉の一つひとつが胸に響く。
言葉が輝きを失わないのは、しかし、おびただしい「他人の不幸」が地上から消えていない証しでもある。1日を1.25㌦未満で暮らす極度の貧困に、今も8億を超す人があえぐ。
小学校に通えない子が5670万人。5歳までに亡くなる子は年に600万人。数字はどれも厳しい。現実を顧みるとき、市場経済のもとで、「勝ち組」が華やぐ繁栄は、虚飾となって色あせる。
24日に創設70年を迎えた国連が、地球全体の発展のための新たな行動計画にのりだすという。加盟193カ国が今後15年で取り組む。道は多難でも、地球上をむしばむ貧と富、幸と不幸の落差を思えば、それを世界の強い意志とするほかはない。
<ぶらさげてこの体重ははかるる目盛りを見つめる母のまなざし>。国連世界食糧計画の日本大使、知花くららさんが発展途上国の地で詠んだ。そのあとに、標準に満たない軽き子をおんぶして帰っていく母の姿も歌われる。情景に、チャップリンの言葉を重ねてみる。

 天声人語より
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南沙諸島
ぶつぶつの線をよりどころに暗礁を埋め立て。
勝手な縄張りは許さぬと米軍の作戦。
その艦艇は横須賀所属なり。

素粒子より
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中国の摘発恐れ米に、2万5千人
習指導部が「反腐敗」で大なたを振るっている背景には、汚職の万円が共産党への反発を招くことへの危機感があると同時に、党内の批判勢力を排除したいという権力闘争の側面も指摘されている。
一方の米国には、逃れてくる中国の高官らが持ち込む情報のうち、価値のあるものは吸い上げて対中外交に生かしたいという思惑も透けて見える。
米中央情報局のむスノーデン元職員の告発で、米政府は情報収集活動の立て直しを迫られた。今年、中国によるとみられるサイバー攻撃で、約2150万人の米政府職員らの個人情報が流出。諜報活動の世界で、米国の覇権に陰りが見え、中国が負う上げているともされる。
かつて、米国にのがる中国人の多くは、自由や民主主義を求める活動家や学生たちだった。いま、摘発を恐れる官僚や実業家らが米国に向かう。米政府関係者によると、汚職や不正の容疑をかけられている人物のうち、2万5千人を超える中国人が米国にいるという。
米政府は一部では、中国に協力する姿勢を見せている。習氏の訪米直前、米政府は中国政府が国際手配した100人の1人、楊容疑者を送還し、中国側を喜ばせた。
一方で、完成氏のような重要人物の身柄の引き渡しに、米側が応じる気配はない。逆に、完成氏らがもたらした情報の分析に着手している公算が大きい。米政府元当局者は「機密情報の『宝』を抱えている人物を、簡単には手放さないだろう」とみる。

 紙面より
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20年ぶりのシャバ
法で人を裁くことの怖さ、難しさよ。
小6女児死亡火災で無期懲役の母ら釈放。
もはや取り戻せぬ失われた20年。

素粒子より
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米を食べて自給率に貢献を
実りの秋を迎え、各地から農作物の収穫の便りが届いている。そうしたなか、米の作況指数は100の「平年並み」とのこと。昨年農協から農家に支払われた概算金は、新潟産のコシヒカリで60㌔あたり1万3千円程度、東北でひとめぽれなどが8400円程度と、近年では最も安い水準だったという。農家の悲鳴が聞こえてきそうだが、今年の概算金は昨年に比べ10%ほど上昇した。減反により、収穫予想量が746万㌧と昨年に比べ41万㌧あまり減少したからだ。
農林水産省の「食料需給表」により1965年と2014年を比べると、国民一人1日あたりのカロリー摂取量は2400㌔カロリーほどと、大きく変わっていない。しかし消費量を食品の品目別にみると、米は111.7㌔から55.2㌔に半減しているのに対し、牛乳・乳製品や油脂類は2倍以上となっている。大幅に消費が増えた肉類を生産するためには多くの飼料が必要だが、その自給率はわずか27%だ。
世界の人口は増加の一途をたどっており、最大のじんこうを抱える中国はすでに食料の輸入国だ。また地球温暖化に伴う異常気象のリスクも大きくなっている。世界的にみると、食料安全保障は大きな課題と言える。
日本のカロリーベースの食料自給率はわずか39パーセントだが、米は数少ない100%自給できる農産物である。もっと米を食べて、農業の維持と食料自給率の向上に貢献すべきではないか。

 経済気象台より---望
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原宿の出来事
そこは本当に日本?
トルコ人と少数民族クルド系の流血騒ぎ。
まぎれもなく若者が集う原宿での出来事。
国も人もどこかでつながっている。
民族対立もテロや戦争も、私には関係ない、遠い地の問題、と誰が言えるのか?

素粒子より
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経済成長を取り戻すには
長期的に経済が進歩し続けることが、本当の経済成長です。
そのために重要なのは、人を育てることです。その人の働く能力を高め、いい仕事ができるようにする。そうなれば、野党側も高い給料を進んで払う。それが経済成長の原動力になります。
まず、初等教育に目を向けるべきです。近年、基礎的な労働力のレベルが落ちてきている。その対策として基礎教育を立て直すことこそ、政府にしかできない、やるべきことです。一番重要な思考力や国語力を伸ばし、英語教育も小学校から充実させるようにする。
そのために、教員の質・量を充実させる。実働人数を倍にしてもいいと思います。初等教育に投資したほうが、20年後には必ず経済成長に結びつきます。
政策は本来、経済成長のためではなく、「いい社会」をつくり、持続させるものであるべきです。
社会の基盤を修復し、足らないものを補う。それが国家にできる本当の成長戦略だと思います。

 耕論より----慶応大准教授・小幡 績
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高齢者の低栄養。タンパク質不足が病気・けが招く
年をとると食事を減らし、肉類を控える人がいる。そんな食生活を続けていると、「低栄養」になって免疫力や筋力が落ち、健康状態が悪くなりかねない。
低栄養とは必要なカロリーや栄養素が不足し、病気やけがを起こしやすくなつた状態。例えば、免疫力が低下して肺炎などの感染症にかかりやすくなつたり、たんぱく質の付則で筋肉量が減って転倒や骨折をしやすくなったりする。カル宗務不足は骨粗しょう症のリスクを高め、皮下脂肪の減少が床ずれの原因になる。身の回りのことを自分でできていた高齢者が、介護されるようになることもある。
食べ物が十分ある日本で高齢者の栄養状態が悪くなるのは、食と健康に関する誤解や社会的な要因が影響している。「年をとったら粗食を心がけ、肉を減らした方がいいと思い込んでいる人が多い。筋肉や臓器など、体のもとになるたんぱく質は「年をとつても必要な量は若い頃とほとんど変わらない」という。一方、加齢とともにたんぱく質を合成する能力が落ちるため、若い頃よりもたんぱく質の摂取量を減らすべきでない。
たんぱく質は20種類のアミノ酸の組み合わせでできている。体内で合成できない必須アミノ酸のバランスかよいのは、動物性たんぱく質。肉類や魚介類、卵、乳製品に含まれる。
高齢者が低栄養に陥る原因は、ほかにもある。食事の準備が面倒で、回数や品数が減ってしまう場合だ。また、いつも一人で食事をしていると食欲が落ちやすい。ひとり暮らしの人は、友人らと食事する機会を積極的につくつた方がいい。持病などの薬の影響や、食べ物をかんだり飲み込んだりする機能の低下によって食欲が落ちたら、かかりつけ医や歯科医を受診する必要がある。
熊谷教授は「低栄養になる前から栄養状態を高めることが、病気や介護の原因となる老化を遅らせることにつながる。男性は60歳ごろから、女性は閉経後からわ目安にしてほしい。」と語る。
食品のとり方も重要で、たんぱく質は1日1回にまとめてとるよりも、3回に分けた方が効率よく筋肉などがつくられるという。
食べる品数の多さも重要だ。肉類、卵、牛乳、油脂類、魚介類、大豆・大豆製品、緑黄色野菜、芋類、果物、海藻類の10食品群について「少量でも気にせず、1日1回摂取すれば栄養状態を高められると話す。

 体とこころの通信簿より
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シリア問題
今回のシリア情勢では、逆操作というべき状況は存在した。今回のシリア情勢では、逆操作は例外ではなく、むしろ問題の本質になっている。アサド政権のように延命を図る独裁体制や、イランやISのようにスンニ・シーアの宗派対立から紛争に従事する諸勢力によって、米ロ両国の介入が左右されてしまうからだ。
その結果として生まれるのが紛争の長期化である。シリア北部ではトルコとクルドの紛争によってクルドに頼るISへの対抗が遅れ、ロシアの支援によってアサド政権が南部地域の支配は保ったとしてもそこからの勢力拡大はできない。この手詰まりのなかでシリアから難民流出が続き、トルコとヨルダンに巨大な負担を与え、EU諸国は難民受け入れに苦慮することになる。
ではどうすべきか。まず必要なのはヨルダンとトルコの難民キャンプへの支援だが、それに加え、シリアに安定した権力が必要となる。実効支配を行う政府の不在、破綻国家状況がシリア危機の根底にあるからだ。
米オバマ政権はアサド大統領の退陣を求めつつ、アサド退陣後のシリア政府については協力する可能性を示した。これはイラク戦争の後、バース党と軍を一気に排除したはんだんよりも現実的な選択であるが、各国が賛成する情勢ではない。この選択をシリア周辺国とロシアが受け入れるまで、意味のない戦争が続いてしまう。それが現在におけるシリア内戦の展望である。

 時事小言より----藤原帰一
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生活習慣病、バランスのよい食事で改善
まず野菜を1食120㌘以上はとるようにしましょう。生野菜なら両手のひらに山盛り、ゆで野菜なら片手にのる量が目安。彩りよくとるのが大切です。紫キャベツのアントシアニン、トマトのリコピンなどの色素には抗酸化力があります。
油脂も味方につけましょう。青魚に含まれる脂肪酸のEPAやDHAは動脈硬化予防になります。エゴマ油も同じ効果があります。
食べるときには急に血糖値を上げないように、ゆっくりかんで。食物繊維の多いキノコや海藻、根菜類は糖質の吸収を遅らせ、満腹感を持続させます。
家庭で甘酢タマネギを作りおきしておくのもいいですよ。酢100cc、砂糖大さじ5、塩小さじ1を合わせた甘酢に、タマネギ大2個分を薄切りにして漬け込みます。タマネギのアリシンは血液をさらさらにし血栓を予防します。酢に含まれる酢酸は血圧を下げ、血糖値の上昇を抑えます。
抗酸化作用のあるアスタキサンチンを含む焼き鮭や、豚肉の生姜焼きにのせるなど毎日の料理に手軽に使えて便利です。タマネギは冷蔵庫で約1週間、甘酢は1カ月保存可能です。

 紙面より----管理栄養士・小沼智子
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TPP交渉で日本政府の最優先事項はコメだった。
経過や合意内容を見ると、確かに「コメを守る」という意識がにじむ。一方で、コメを強くするという視点は見えない。
農産品は、関税を撤廃したことのない834品目のうち395品目の関税がゼロになる。コメなどを守るため、それ以外のものは軒並み撤廃された。
関係者は「コメが障害になっていたのは事実」と振り返る。
1993年に合意したウルグアイ・ラウンドでも、コメは特別扱いされた。最終的に関税化を受け入れたが、1㌔341円、当時の換算で800%近い高関税だ。代償として受けたコメの義務的輸入で、今も年100億~300億円を国民が負担している。交渉の失敗を指摘する声も多い。
20年以上たっても、日本の通商交渉の構造は全く変わらなかった。その理由を「選挙と票」に結びつける向きは多い。コメ農家は115万戸。酪農家は1.9万戸、豚肉農家は0.5万戸にすぎない。コメ農家は大半が兼業だ。
コメは、国内で自給できる貴重な作物でもある。農家の高齢化は進む。TPPは逆風だが、危機をバネにコメづくりの大型・法人化を進めるチャンスでもあった。しかし、それはいかせなかった。日本の今後の通商交渉ではコメは焦点になる可能性は低い。コメづくりを強化する次の機会がいつくるかはわからない。

 解説より---編集委員・小山田研慈
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東証一時433円高
欧州中央銀行が追加の金融緩和に踏み切るとの観測が広まり、買い注文が膨らんでいる。
ドラギ総裁が理事会後の記者会見で、12月の追加緩和を強く示唆した。
投資家心理が改善し、欧米の株式市場は全面高となった。東京市場もその流れを受けて相場を押し上げた。
為替も円安で1㌦=120円台後半。

紙面より
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イスラム過激派の系譜。欧州社会分断狙う第3世代の戦略
応急処置ではなく、抗ウイルス薬で治療するように、問題の根本に迫るべきです。過激派研究に力を入れ、状況をしっかり分析することから始める必要があります。ただ、政治家たちは関心を示さない。選挙と関係ないからです。
歴史と文化遺産を共有しているとして、共通の文明圏を築くべきだとも提言していたが、しかし、『アラブの春』以降、恐ろしい状況になりました。シリア、イラク、イエメンで国家の機能が消滅し、激動期に入っています。クルド人との対立を深めるトルコの将来も予断を許さない。以前の提言は通用しません。
第1、第2世代が失敗したように、第3世代のテロも長期的に見ると成果を生まないでしょう。
ただ、その後の世代交代がいつまで続くか。すべては、イスラム教徒自身が過激派の思想を否定することから始まります。その営みなくして、イスラム過激派の活動が消え去ることはありません。

 オピニオンより-----パリ政治学院教授・ジル・ケペル
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明治の日復活
文化の日を明治の日にそんな名称を改める運動が一部であるという。
こんな動きは戦前回帰である。

紙面より
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高齢者の社会への貢献を侮ってはいけない。そんな報告書を世界保健機関がまとめた
納税や消費はもちろんむ、お金では計れない役割を家族や地域で果たしている。だから「医療や介護など高齢者が使うお金は『コスト』ではなく、『投資』である」と。発想の転換を求めている。
日本は、手本になりうる。健康寿命を延ばそうと各地でがんばっているし、働くシニアも増えている。「日本の取り組みを世界に向けて発信してほしい」とは、機関のチャン事務局長の言葉である。
もっとも良い見本ばかりではない。新国立競技場の建設計画をめぐる混乱では、「トップヘビー」が問題とされた。森善朗元首相ら重鎮たちの存在が大きすぎることの弊害である。
どこの世界でも、大先輩に期待されるのは経験の重みだろう。しかし経験は、ときに傲慢に転じる。「老害」なるどぎつい言い方に代わる言葉があるとすれば「老益」か。そこに至るには、謙虚さがいる。

 天声人語より
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赤トンレッドリスト入り
日本を代表する赤トンボ。最近地域によってはほとんど見られなくなってきた。
農薬の影響との因果関係が疑われており、継続的な調査が始まっている。
最近5年でアキアカネをレッドリストに載せたのは大阪はじめ西日本を中心に計7府県。

紙面より
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TPP交渉で大筋合意した関税分野の全容を発表した
・日本の関税撤廃は全9018品目の95%にあたる8575品目。
・農産物は全2328品目のうち、約8割の1885品目を関税撤廃
・重要5項目(全586品目)でも、約3割の174品目を関税撤廃
・農産部で過去に関税を撤廃したことのない834品目でも、5割弱の395品目を新たに撤廃する
・工業製品はすべてを関税撤廃
他の11カ国の関税
・にほんからの工業製品輸出について、品目の86.9%が即時撤廃
・最終的には、最長で30年かけて99.9%の関税が撤廃される

 紙面より
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TPP関税撤廃95%
日本が重要5項目とする586品目の約3割にあたる174品目が撤廃される。
全農産物の81%にあたる1885品目の関税が撤廃されることとなった。

紙面より
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ノーベル賞ラッシュ。ぬるま湯時代の成果
世が改革に染まって何年が経つのだろうか。
平成に入ってからいうもの、この「社会運動」がずっと継続しているようにも思う。しかしそれによって我々の社会は良くなったといえるだろうか。人間は、不安になると無駄な動きをするようになる。貧乏揺すりをしたり、あちこち歩き回ったり。山で遭難した時などは、それは命取りになる。問題の根本原因が分からないまま、「とりあえず改革」を繰り返すことも、かなりのリスクをはらむのだ。
少なくとも研究や教育のスタイルは、もし変えるにしても、少しずつ慎重に改めるべきではないか。この世は結局、人材次第である。人を育てるにはゆったりと構えることが大切だし、真に価値のあるものを生み出すには、じっくり考える時間が必要だ。これを「贅沢」と言って切り捨てるのは寒暖だ。だがそれは、将来のノーベル賞はもちろんのこと、私たちの未来そのものを切り捨ててしまうことにも、なりかねない。


月刊安心新聞より-----神里達博
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中国の成長率減速
7~9月期のGDPは、物価の変動の影響をのぞいた実質成長率が、前年同時期より6.9%増えた。前期から0.1㌽減速。

紙面より
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消費税の軽減税率益税膨らむおそれ
軽減税率の導入に合わせて、事業者の経理方式をいつ、どんなやり方に変更するかも難しい問題だ。
税率が複数になると、取引した品目ごとに適用税率や税額を記したインボイスを事業者間でやりとりする必要がある。そうしなければ、税率の差を利用した不正が増え、消費者の負担した税が事業者の手元に残る「益税」が膨らむとみられているからだ。
軽減税率を導入する欧州などは原則、インボイスを事業者に義務付けている。
事業者の負担を減らそうとするほど、インボイスの導入で帰隊される「公平な課税」から遠のき、益税は膨らむ。年末の与党税制改正大綱に、インボイスの導入時期を盛り込めるかどうかも焦点となる。

 紙面より
益税は他にもある。マスコミももっと取り上げて是正するように働きかけるべきだ。
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こつこつ丈夫な体に スローペースで効果
超高齢社会になり、4人に1人は高齢者の時代。要介護・寝たきりの原因の1位は、骨折や関節が痛くなるなど運動器によるもの。運動機能は加齢とともに弱り、運動習慣がないとさらに落ちる。運動器の健康はとても大切。
ロコモティブシンドロームは、骨粗鬆症、変形性関節症、変形性脊椎症など運動器の病気や筋力低下などが原因で、歩行をはじめとする運動機能が徐々に低下していく状態を言う。早めに気づいて、早めの対策をすることが必要だ。
筋力を強くする。そうするとひざの痛みがよくなる。変形性膝関節賞は軟骨が減って進む。軟骨が減らないようにするために大きな手段が、筋肉を鍛えることだ。骨粗鬆症の予防・改善にもつながり、骨量が増える。腹筋・背筋を鍛えると腰痛も減る。筋肉による支えがよくなると脊椎の変形も進まなくなる。
ロコモ予防のため、どんな運動でもいいので週刊をつけること。ウォーキングもいいと、ジョギング、水中歩行もいい。日本整形外科学会ではスクワットと片足立ちを紹介している。スクワットは下半身の筋力を効果的に全般的に使うので、いい運動だ。これをゆっくりやる。5秒かけて下げ、5秒かけて上がる。
運動に関する注意。ゆっくりした動きのほうが、痛みが出にくくて効果も上がる。痛みが出たり増したりしても、運動後にすぐ収まるなら続けて構わない。痛みが翌日まで持ち越すようであれば、3日間ぐらい休んで、半分ぐらいの運動量から再開するといい。毎に津続けるといいが、最低でも週2回はやってほしい。90歳まで自分の足で歩く準備を、これから始めよう。

 健康・医療フォーラムより----石橋英明
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維新分裂 政界に波紋・第3極とは問い直して
維新の党は業界団体に頼る自民党でも、労組の支持を受ける民主党でもない、新しいスタイルの政党をめざした。党本部を冬季用以外に置く唯一の主要政党らしく、綱領に中央覇権の打破を掲げ、分権社会の実現で日本の将来を切り開くというビジョンを掲げた。
しかし、「自民1強」国会で第3極が政局の行方を決める「キャスティングボード」を握る機会はなく、国会で存在感を示すことはできなかった。結局、「親政権」なのか「野党再編」か、党発足以来抱えた路線対立が解消されないまま、分裂に至った。
橋下大阪市長らが一方的に新党を立ち上げを宣言し、党内での政策的な対立軸は見えないまま、政党交付金の配分をめぐる泥仕合を続けている。「改革」を旗印とした第三極の理念をもう一度問い直すべきだ。

 視点より
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血糖値を上げにくい果糖
果物はビタミンやミネラル、食物繊維などを効率よくとれる食べ物だ。リンゴの抗酸化成分や梅のクエン酸、キウイの葉酸など様々な成分の効用も注目されている。WHOは果物と野菜の摂取で、2020年までに消化器系のがんを世界で最大25%減らせると試算する。
だが、「果物は甘い=体に悪い」といったイメージも一部に根強いようだ。
血糖値を早く上昇させる食事は糖尿病につながりやすい。だが、医学的に果物は、穀物などにくらべ血糖値を上げにくいことがわかっている。
食べ物の糖質は、体内でブドウ糖や果糖など単糖と呼ばれる小さな糖に分解される。穀物やイモ類が多く含むでんぷんは、体内でブドウ糖となり、血中に入って全身に送られやすい。一方、果物が多く含む果糖は、腸での吸収が遅いうえ、すみやかに代謝されるため、血糖値の急上昇につながりにくい。
果物に多く含まれる水溶性の食物繊維に、腸で糖質を吸収しにくくする効果があることもわかっている。FAOも「果糖やショ糖など糖類の摂取が生活習慣病に直接結びつくことはない」と結論づけており、果物の糖質だけを「要注意」とする理由は見当たらない。
日本糖尿病学会は、食事制限が必要な患者にも「1日80カロリー分の果物」をとるように勧めている。柿なら1個、リンゴで半個程度にあたる。果物は重さのわりにカロリーが低く、適量なら食事やお菓子の食べ過ぎ防止にも役立つ。
ただ、果汁ジュースを習慣的に飲み過ぎることは要注意だ。たとえばみかん1個100gからとれる果汁は約50mlといわれる。ミカンを10個食べるのは大変だが、同じだけの果汁が入った500mlジュースなら手軽にごくっと飲めてしまう。果糖といえ、大量の糖質が一気に体内に入ると血糖値は上がりやすい。
ミカンは別の効用も知られている。ミカン産地である三ヶ日町で住民約1000人を対象に、10年にわたって調査したところ、ミカンに、肝機能低下や、閉経女性の骨粗鬆症のリスクを下げる効果があることがわかった。
効果をもたらしたとみられるのは天然色素成分「βクリプトキサンチン」だ。ミカン1個あたり約1~2.9mg含まれている。ミカンをたくさん食べたとき、肌を黄色くするのがこの色素だ。三ヶ日町の調査では、酒量が同じでも、βクリプトキサンチンの血中濃度の高い人は、肝機能低下のサインである血中γGTP値が、低い人の半分ほどだった。
また、閉経後の女性のβクリプトキサンチンの血中濃度を計測し、4年後に骨粗鬆症を発症したかどうか457人の追跡調査をしたところ、発症しなかったグループの調査時のβクリプトキサンチン濃度の平均値が、発症したグループの1.7倍あった。
果物は野菜と同じくらい大切な食べ物。果物をもっと手軽にたべる必要がある。

 GLOBEより---鈴木暁子
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子どもと貧困
殺伐とした貧しさに胸が痛む。人と人のつながりがやせ細り、周囲からも制度からも孤立しがちな世の中で、親の貧困から子が抜け出せぬ連鎖がはびこっている。
いま6人に1人の子が貧困レベルで暮らしている。一人親などの過程に限れば、先進国で最悪水準の5割超が貧困層という。あしたのご飯に困る一家もある。とりわけ母子家庭の事情は厳しい。
これほどの実態に政治の責任は小さくない。家計と雇用を温める策や、きめの細かい支援は待ったなしだ。そして、市井の人情の出番でもあろう。手をさしのべる試みが各地で始まっている。可能性への切符を、貧富によらずどの子の手にも握らせたい。

 天声人語より
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日本晴れという言葉に季節のきまりはないけれど、やはり秋が一番ふさわしい
天は高く、行楽やスポーツの好機でもある。この時季にむなると思い出す川柳があって、<秋晴れのもったいなくも月曜日>。手もとの本によれば、北野ひろ志さんという方の作という。
楽しみにしていた週末は雨にたたられ、出勤する月曜に爽やかに晴れた図であろう。天に恨みの一つも言いたくなるが、晴れた朝は気分がいいから、苦笑と微笑を一緒に浮かべて家を出る。そうした経験は、でなたにもあるに違いない。
もったいなくても平日だったが、きのう職場から望む南の空は、一日中ほぼ雲ひとつなかった。<ゆるむことなき秋晴れの一日かな>深見けん二。秋晴れに限らず、目にも胸にもしみる空の青さはいいものだ。嫌いという人はあまり聞かない。
その「青空」が、太陽系の遠い星、冥王星にもあると、先日ニュースになっていた。米航空宇宙局の探査機がとらえた写真やデータをもとに画像処理をしたという。球体を覆う大気が青く光って幻想的だ。
地球の空が青いのは、太陽光の中の青系の光が空気の分子によって散乱しやすく、上空で広がるから、冥王星では微粒子が青い光を散乱させているといい理屈は同じらしい。
空の青さの彼方にある宇宙の無辺を思えば、行楽の天気に一喜一憂する人間の営みは、小ささゆえに限りなくいとしい。この先しばらくは晴れマークが目立つ。次の休みまでの日数を、指折り数えて待つとしよう。

 天声人語より
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ユニー・ファミマ統合へ
ファミマがユニーグループHDを吸収合併し、持ち株会社を設ける。
コンビニのブランド名は一本化する方針で、店舗数が多い「ファミリーマート」になる公算が大きい。

紙面より
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野党の結集、多様性こそ力に
野党に「自民1強政治」への対抗をめざす動きが出てきた。
ひとつは、民主党と維新の党を軸とする野党結集だ。両党は外交・経済・行財政改革など6分野で共通政策の原案を作ることで合意。来夏の参院選での候補者調整を進めたい考えだ。
もうひとつは、共産党が提唱する「国民連合政府」構想だ。安保法制廃止で一致する野党が選挙協力し、連合政府をつくろうというものだ。
ともに実現には壁がある。民主と維新には、政策だけでなくひとつに合流して参院選を戦うのか、合流するにしても対等合併か民主による吸収合併かという難問もある。
一方、共産の働きかけに民主の岡田代表は、選挙協力はいいとしても、政権をともにすることには抵抗感を隠さない。
一部の議員が民主を離れ、維新に加わった過去のいきさつ。
あるいは共産のイデオロギーに対する警戒が、ハードルを高くしている。
だが、ここは自民、公明の与党体制に代わりうる政権の選択肢づくりを掲げ、大きな目的に向け結集を図るべきだ。
与党が「安倍一色」ならば、これを逆手に「多様性」を旗印とする。そんなしたたかさがあってもいい。
政策が異なる党の結集には、「野合」批判もあろう。消費増税をめぐる分裂で瓦解した民主党政権の姿は記憶に新しい。
それでも、批判をおそれるあまりまとまることができなければ政権を利するだけだ。
もちろん、全てがばらばらでいいわけではない。政策の方向や政権運営の手法などできる限り一致点を探る努力を重ね、国民の信頼を得ていくしかない。

 社説より
また、野合連合か。民主党の実績でマスコミはこりたのではなかったのか?
政策が異なる党が集まっても何もできるはずがない。
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プーチン大統領の訪日年内見送り
年内を目指してきたロシアのプーチン大統領の訪日を来年以降に延期する方針を固めた。
来年早期の実現に向け調整する。
日ロ関係はウクライナ問題や、ロシア閣僚による北方領土訪問などで悪化した状態が続いていた。

紙面より
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ノーベル平和賞にチュニジアの国民対話カルテットが決まった
受賞が決まった4団体は、政情が不安定化するたびに大規模な集会を開き、宗教勢力の台頭を抑える役割を果たしてきた。
特に新憲法の作成過程における影響力は大きかった。2013年の当初案では、イスラム法を法源と明記する規定や、女性を男性の補完役と位置づける規定が入っていた。しかし、4団体の中からの猛烈な反対と対抗案で、両規定が除かれ、画期的な憲法ができた。
1950年代から約30年間、国を束ねたブルギバ元大統領は、女性に参政権を付与したり、ベールの着用を禁止したりするなど、反イスラム的な改革を進めた。国民は世俗的な自由の有難さを理解している。
11年の制憲議会選挙時、日本政府の選挙監視団として現地を訪ねたが、投票所で3時間以上待たされても、笑顔で投票する市民の辛抱強さに驚かされた。自分たちがアラブ社会を変えるパイオニアであるという強い意思を感じた。
こうした国民性は特異で、他のアラブ諸国ではみられない。ノーベル委員会には、過激派のテロでイスラム全体のイメージが悪化するなか、多様なイスラムの顔を示す意図もあるのではないか。

 孝論より-----私市正年・上智大教授
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小よく大を制す
牛若丸と弁慶以来、心揺さぶられるもの。
ラクビー日本代表のジャパンウェー。
学ぶこと多く。

素粒子より
今の日本代表は小ではない。
外国人の帰化したものが多い。
これで日本代表とははずかしい。
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ノーベル平和賞にチュニジアの国民対話カルテットが決まった
「アラブの春」から4年がたち、結局、話し合いでしか国家運営がうまくいかないということをチュニジアは示している。シリアは泥沼の内戦状態、リビアも国が崩壊し、エジプトでは民主的な選挙で選ばれたムシル政権を軍が倒した。受賞決定は、内外の軍が介入をした結果が失敗している現実を世界、中東の当事国に突きつけている。
チュニジアではイスラム主義者と世俗勢力がお互いを否定せず、対話により妥協することができた。人権や表現の自由は、イスラム主義と衝突しうるが、そこをうまく調整できた。双方が価値観をすり合わせようと努力した。受賞の対象に、法律家の団体や人権団体が含まれていることは意義深い。法の支配がいかに大事かを物語っている。ただ、今年3月にはチュニスの博物館で襲撃テロ事件が起きた。社会格差を是正しなければ、妥協や話し合いが手ぬるいと考える過激なイスラム主義者が力をつける可能性はある。
3月のテロ事件の後、チュニジアのイスラム主義者たちはテロ行為に同調するのではなく、支持しない立場で団結できた。聖公の継続は、今後、公正な統治ができるかにかかっている。

 孝論より-----内藤正典・同志社大院教授
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トレッキングの注意点
山歩きをしていて、ひざの痛みを訴える人が少なくありません。
たびたび痛くなったり、痛みが取れないようなら、医師の診断を受けること。
そのうえで、山歩きをしても支障がないということなら、
ひざへの負担を軽くするために普段から足を鍛え、筋力を高めておくことも
大切です。太ももの筋肉を鍛えることです。真っすぐ立ち、ひざを直角にな
るまでももを上げる足踏みをします。左右で1回として50~60回繰替えしま
しよう。いすに座ったままでもできます。その場合は両手でひざを軽く押さ
えつけて負荷をかけ左右20回ずつ。
寝ころんでは、仰向けになり、ひざを伸ばして10~20cmほど上げます。
これも左右交互に20回。回数はあくまで目安。
無理せず、続けることが肝心です。除々に回数を増やしたり、足首に軽い重
しをつけたりしてもよい。縄跳びや階段上がりも効果があります。
山歩きでは、とりわけ下山時にひざに負担がかかります。
体重の2~3倍ともいわれます。このうえ、ザックの重みも加わりますから、
荷物をなるべく少なくする工夫をします。
傾斜の緩やかなコースやストック(つえ)を使うのも効果があります。
歩幅は小さくするのことも心がけましよう。
これから時期は足を冷やさないことも大切です。サポーターも有効ですが、
締め付けていると、血行が悪くなりますから、休憩時には外したり、ずらし
たりしましよう。
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今年も秋刀魚の歌の季節である
食べておいしく秋という季節によく似合う。したたる脂が七輪にはぜ、煙は流れて夕暮れの路地にとけていく。いまは失せた光景が、佐藤の詩でよみがえる。
<あはれ/秋風よ/情あらば伝へてよ----->
今季はしかし、「少ない」「小さい」とう形容詞までつきまとう。水揚げが少なく、型は小さい。列島沿いの南下してくる前に、北太平洋の公海で台湾や中国の船に先取りされる影響が指摘されている。
<一匹のさんま抜身のやうに掲げ>と、これは江戸川柳にある。永くてぎらりと光るはずが、近所のスーパーのはやや小さい。なじみの居酒屋でも、いつもは尾頭が皿からはみ出しそうなのに、今年はちんまり収まっがいい。
尽きない魚に見られてきたサンマだが、各国で野放図に獲り合っては限界も雇用。ここは資源管理のルール作りを急ぎたい。<さんま、さんま、さんま苦いか塩つぱいか>。佐藤の名詩の味わいを、乱獲によって絶やすまい。

 天声人語より
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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今年はペンギンが初めて日本で飼育されてから100年になるという
大正4年6月の朝日新聞は「ペンギン鳥来る」の見出しで上野動物園にやってきたと報じている。だが脇見出しは「直に死ぬだろう」と、身もふたもない。
はたして9日後、「ペンギン鳥死す」と記事が載っていた。多量の氷と新鮮な魚を与えて世話したが駄目だった。南米チリのフンボルトペンギンというから暑さに弱くないはずだが、長旅のうえ、飼育の不慣れもあったろう。
それから1世紀が流れ、今や日本は世界一のペンギン飼育大国なのだという。全国の動物園などで11種約3600羽が飼われ、どこでも人気者だ。ところが野生では、幾つかの種が数を減らしている。
日本での飼育数が一番多いフンボルトもそのくちだ。南アフリカなどにいるケープペンギンも激減したという。体長が1㍍を超す南極のコウティペンギンも、温暖化が進めば減るとの予測がある。
燕尾服姿の珍鳥は、100年余り前の白瀬隊長の南極探検で日本でも周知となった。写真も残り、隊員の1人は<氷盤に片吟踊る寒さかな>と詠んだそうだ。「片吟」の当て字がおもしろい。
白瀬は探検記にペンギンを「すこぶる滑稽な者」と書いたが、水中能力は知らなかったろう。皇帝ペンギンは600㍍以上潜った観察記録もあるといい、人間の素潜りはとても及ばない。あすからの週末、畏敬のまなざしで愛嬌者に合いに行くもよし。

 天声人語より
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今年のノーヘル医学生理学賞に決まった大村智の来し方
直線コースを歩んだわけではない。定時制で教え、大学院で学び直し、微生物を探して土にまみれ---いわば曲線の文美で大輪の花を咲かせた。
「成功した人は、人より倍も3倍も失敗している」はご自身の体験だろう。とかく誰もが効率のいい直線を歩きたがるが、曲がったり折れたりの道端にこそ宝がある。教えられるような受賞の笑顔だった。
人間は曲線的な自然の外貌にひそむ直線的な法則を発見してきた。そして、さらに奥へと進めば、いっそう深い自然の神髄に触れるのではないかと。
その極微の世界の研究で、昨夜は梶田隆章さんの物理学賞が伝えられた。素粒子のニュートリノに質量があることを証明した業績は、宇宙の成り立ちを探る分野での重要な一歩だとされる。
宇宙間の万物を表して「天地人」などという。ビックバンから138億年、大宇宙では微の極みの「人」が自然の神髄を求める知的ロマンに、素人ながら興味と感動は尽きない。さて、3日続きの興奮はあるか。

 天声人語より
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42年前日本ラグビー界の本場英国へ初遠征
当時のOBたちは大喜びしたそうだ。当時の記事によれば英で7試合、フランスで4試合して2勝9敗。勝った相手はどちらも地方選抜のチームで、世界屈指の強豪ウェールズ代表などには完敗した。
ウェールズは弱小の日本が空いてながら、試合には最強のメンバーで臨んだといい、英紙は一斉に驚きの声をあげたと本紙記事は報じている。ラガーマン同士、手加減なしという相手への敬意が伝わって胸がじんと熱くなる。
時は流れて、そうした恩を返すように、本場のW杯での日本ラグビーの活躍がめざましい。強豪国南アフリカ戦の勝利は、「W杯史上最大のショック」など、今度は実力で英紙や英国のファンを驚かせた。
3日にはサモアを破った。個々の力は相手が上とも言われたが危なげなかった。中継を見ながら、アメリカンフットボールの選手にして名指導者だったある人の名言が思い浮かんだ。
「私は11人のベストな選手とではなく、11人でベストとなるチームでプレーしているのだ」。ちなみにラグビーは15人。初の決勝トーナメント進出の門はなお狭いが、そこは楕円のボールである。いい方向へ転べば、と願う。

 天声人語より
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児童虐待大幅増加
14年度に全国の児童相談所が対応した児童虐待は8万8931件で、昨年度から20.5%増え、統計を取り始めた1990年から24年連続で過去最多を更新している。
13年度中に虐待で死亡したと確認された子どもは69人に上った。

紙面より
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TPP合意、今後の焦点は中国をどう巻き込むかである
新しい巨大経済圏が生まれる。貿易や投資がさらに活発になり、アジア太平洋地域が世界の成長エンジンとしての勢いを増せば、日本経済への恩恵も大きい。
土壇場までもつれた交渉を、底流で動かした要因の一つが中国だ。
議長国の米国には、アジアインフラ投資銀行の設立に動く中国への対抗意識があった。中国が参加していないTPPを成功させれば、通商ルール作りだけでなく、外交・安全保障面でも環太平洋での影響力を保てる。
一方、7月の閣僚会合で米国と対立した新興国を合意へ傾させたのは、夏以降に目立ってきた中国経済の不振だ。中国頼りの危うさが、TPPの重要性を大きくした。
いわば中国の不在が、今回の交渉を後押ししたとも言える。それでは今後も、中国不在のままにしておくのか。消費地としても製造基地としても、中国はあまりに大きな存在だ。中国を取り込んだ新たな通商体制作りが、日米の次の課題となる。
中国を取り込むかたちでTPPを発展させていくためにも、日本政府はまず、今回の大筋合意の内容に対して国民の支持を得る必要がある。

 紙面より----小陳 勇一
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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消費税の事業者に益税出る仕組みを改めよ
消費者が支払った消費税の一部が事業者の懐に入る「益税」の議論がされていない。
年間16兆円の消費税収に対し、益税は数千億円規模とされる。年間の課税売上高が1千万円以下の事業者には、特例で消費税の納税を免除したり、簡素な計算方法を認めたりしている。
800万事業者のうち個人経営の商店など500万超が免税事業者だ。
年間課税売上高が5千万円以下の業者は、業種ごとに定められた「みなし仕入れ率」を使って納税額を計算することが認められている。みなし仕入れ率は実際の仕入れ率より高めになっているとされ、これも益税を生む要因になってきた。
消費税率を10%に引き上げた時に対策を取らなければ、益税はさらに増える。社会保障の財源を確保するために消費税率を引き上げるのに、益税が膨らんで財源が減っては、増税への理解は得られない。免税制度の見直しも含め、議論する必要がある。
益税を防ぐほかの手立ては、欧州各国が軽減税率とあわせて採用している「インボイス」だ。自民党が推す財務相の還付案もインボイスの導入を前提にしていない。

 紙面より
マスコミももっとこの問題を一面で取りあげる対応をしないと、読者(国民)から見放されるぞ。軽減税率を導入すると税収が減るのでダメというのは、この対策に手をつけないと言っているのである。是非納税免除なんてすぐにでもやめるべきだ。
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大村智さん
土を耕す家に生まれ、土を知り、土から学ぶ。
地に足のついた研究が何億もの人を風土病から救う。

素粒子より
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子の貧困対策、未来に投資を
ひとり親家庭が貧困であるのは、日本の幅広い分野に、フルタイムで働く男性を中心にした「男性稼ぎ主型システム」が広がっていることが影響している。女性は結婚・出産で6割が退職し、再就職後はパートで補助的に働く人が多い。シングルマザーも同様で、その結果、彼女たちの約6割が年収200万円以下となっている。
ひとりで稼いでいても、経済的に困窮せず、子どもと過ごす時間が持てる社会であってほしい。そのためには、非正規雇用の人々の雇用の継続、最低賃金の底上げ、女性の継続就労率の上昇、男女が子育てと仕事を担う社会をつくることだ。
子ども側から見てみよう。
13年に子どもの貧困対策法が成立し、翌年に子どもの貧困対策大綱ができた。しかし、まだ政府の政策の実効性は乏しい。子どもの貧困率は上昇していて、今や6人に1人の子どもが貧困といい、その多くは、先ほど触れたひとり親家庭という。
では何が必要なのか。
効果が高いのは、現金給付の拡充である。効率が限定された物やサービスの提供と違い、現金はその家庭の多様なニーズに合わせて使うことができる。
ひとり親の世帯を対象にした児童扶養手当(月額9910~4万2千円を年収365万円以下の世帯に支給)は、既にシングルマザーの約7割、シングルファーザーの約5割が受給している。
「小泉改革」で児童扶養手当は支給額が減らされ、所得制限も厳しくなった。そのことが貧困率を押し上げ、今の子どもの貧困を招く一因となっている。
生活費がギリギリで、十分な教育も受けられないまま成人となって、仕事に就けずに生活保護を受給し続けた場合と、子どもの時に一定の支援を受けて成人して働き、納税者となった場合の社会的コストの差は、1人当たり7千万~1億円にもなるという試算もある。
日本の財政状況は厳しいが、貧困にあえぐ子どもへの現在の投資が、将来の財政負担を軽減させることにつながり、ひいては社会全体を安定させる。
何もしなければ、子どもの犠牲は増えていく。今ある貧困の連鎖を断ち切り、貧困を拡大させないため、児童扶養手当を始めとした現金給付の拡充が、早急に必要だ。

 あすを探るより----明石千衣子・NPO法人理事長
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今晩発表
TPP最終合意へ今晩最終合意できたか全体会合。
共同記者会見のはこびへ。

しめんより
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そもそも平和とは何か
国会の内外で賛否両論が激しく対立した。いささか興味深いのは、どちらの陣営も「平和」の名目で賛成し、また反対したということだ。「平和」というものの理解において、国論が二分されているわけである。
とりわけ国会を取り巻くデモの参加者たちは、「憲法守れ」「戦争法案反対」「平和を守れ」を合言葉にした。安倍首相が進める安保法制は、「平和」への挑戦だというのである。
しかし、そもそも「平和」とは何なのだろうか。憲法9条を守るという「平和主義者」たちは、戦争とは殺人であり、したがって、平和とは戦争のない(人が殺されない)状態だ、という。そして戦争放棄の憲法9条は、日本が他国の戦争に巻き込まれない(人殺しをしない)仕組みである、という。つまり、私も殺人を犯さないから、私も殺されないようにする条文だという。
もう少し理念的にいえば、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義という日本国憲法の3原則は相互に深い関係があって、人々が自己の生命や財産に対してもつ基本的権利を守るには平和主義が不可欠であり、それを実現するには国民主権が伴う、という。確かにこの背後には、「平和とは戦争(人殺し)のない状態」という理解がある。
だがもしそうであるなら、たちまち疑問がでてくる。ひと頃氏は悪だとしても、だからといって人殺しがなくなることはないだろう。とすれば、戦争もまた同じではないか。だがまたこうもいえる。いわゆる人殺しと戦争は同じではない。いやそもそも人殺しと戦争を同一視する方がおかしいのではないか。とすれば、戦争をそれなりに回避する仕組みを作ることは可能ではないか。こういう疑問が残る。
「平和(ピース)」とは、そのラテン語の語源からもわかるように、もともと「支配による平和(パックス)」という意味を含んでおり、強国の支配によって作り出された秩序という含意をもっている。つまり、「平和」とは、ある強国によって平定され、そこに秩序が生み出されるという歴史的事実と無関係ではない。だから、「ローマによる平和(パックス・ロマーナ)」や「アメリカによる平和(パックス・アメリカーナ)」などという。冷戦後には「パックス・コンソルティス(国際協調による平和)」という概念も唱えられた。
かくて、欧米における「平和」とは、多くの場合、ある「覇権」を前提とし、そのもとでの秩序形成や、あるいは、覇権争いの結果としての勢力均衡を意味することになる。だから、冷戦は、冷たい戦争であったと同時に「長い平和」でもあった。
それは、米ソ両国でかろうじて軍事バランスをとったからである。
ここには、殺人と同様に、決して戦争はなくならないという「人間観」がある。その背後には、日本などと比べればはるかにひんぱんに、民族的自尊や集団的利害や宗教的信念などの理由で対立と殺戮を繰り広げてきた西洋の歴史がある。戦争は生命を賭けてでも獲得しなければならない何ものかのためにもなされてきた。だから「平和」もまた「力」を前提とする。それは、「力による平定」に対する同意が生み出す秩序であり、または、「力」のバランスの維持なのであった。
とすれば、戦後日本の「平和主義」が、その意味での「世界標準」から相当にズレていることをわれわれはまずは知らなければならない。
もちろん、「世界標準」が正しいという理由もなければ、それに合わせなければならない、という理由もない。だが、このズレを国是にするとなると、相当な覚悟が必要である。仮に他国からの侵攻があったときに、我々は基本的には無抵抗主義をとらねばならない。私はこの理想を個人的には称賛し、感情的には深く共鳴するものの、それを国是にするわけにはいかない。
日本の憲法平和主義は、自らの武力も戦力も放棄することで、ことさら自らの手足を縛った。しかし、他国は武力を放棄していないのである。こうなると、われわれ日本人だけが、危険極まりない侵攻的傾向をもった国民だということになってしまう。
「平和への祈り」や「平和への希求」は当然のことで、それが憲法の精神を形作ることには何の問題もない。しかし、憲法9条の平和主義はそうではない。われわれ自身への過度な不信感と、終戦直後のあまりに現実離れした厭戦感情の産物であるように思える。私には、われわれ日本人は歴史的にみても、法外なほど好戦的で残虐な性癖をもっているとは思われない。われわれはいまだに敗戦後の自己不信に縛りつけられているのではないだろうか。

 異論のススメより-----佐伯啓思
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脂肪肝、毎日汗ばむ程度の運動を毎日30分続けることで改善
食べ過ぎなどによる脂肪肝は、早歩き程度の少し強めの運動を毎日30分以上続けると改善する、との研究結果を筑波大の研究チームが発表した。体重は減らなくても効果があるという。
取り組んだ時間別にグループ分けして、脂肪肝の改善状況を比較した。
運動時間が長いほど、内臓脂肪面積や血中の中性脂肪濃度などが減少。特に週250分以上の運動をしたグループは、肝臓の炎症を防ぐ物質や善玉コレステロールが増え、細胞を傷つける物質は減っていた。血液の遺伝子解析でも、肝臓の脂肪蓄積を抑える働きが活発になっていることが分かったという。改善が期待できるのは、過度の飲酒が原因ではない非アルコール性脂肪肝疾患。心臓血管系の障害や糖尿病にもつながる病気で、食事・運動療法が有効だ。

 紙面より
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違和感という言葉は、なるべく使いたくない
何かを批判する時に「違和感がある」と言うと、もっともらしく聞こえるが、言われた方は具体的にどうすればいいのかわからない。
とはいえ明確な言葉がすぐに出てこないときには便利である。「1億総活躍」社会と聞いて直ちに感じたのは、まさに違和感だった。安倍首相が新たに掲げた目標だ。一人ひとりが職場や地域でもっと活躍できる社会を目指すという。1億総活躍プランを作り、担当相も置く。
類似の言い方を思い出す人は多いだろう。敗戦直後の「1億総懺悔」、近いところでは「1億総中流化」。こうした表現ぶりは、大げさで大雑把だが、耳には入りやすい。
違和感の出どころの一つは活躍という言葉だと思う。めざましく活動すること。だが、活躍できない人、活躍したいと思わない人も社会にはいる。「総」の中に入れない人、入りたくない人には息苦しく感じられる標語ではないか。
もう一つ。活躍しているか否かには、「女性が輝く」か否かと同様、客観的な指標がない。「所得倍増」のような政策目標なら数値ではっきり結果が出る。掲げるには歴史の審判を受ける覚悟もいる。総活躍は、その覚悟に裏打ちされているのか。
「総」は「個」の対極にある。総活躍は、個々の国民を一くくりにして上から号令をかけているかのようにも聞こえる。「総動員」の語は連想したくないけれど。

 天声人語より
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生活習慣病、バランスのよい食事で改善
まず野菜を1食120㌘以上はとるようにしましょう。生野菜なら両手のひらに山盛り、ゆで野菜なら片手にのる量が目安。彩りよくとるのが大切です。紫キャベツのアントシアニン、トマトのリコピンなどの色素には抗酸化力があります。
油脂も味方につけましょう。青魚に含まれる脂肪酸のEPAやDHAは動脈硬化予防になります。エゴマ油も同じ効果があります。
食べるときには急に血糖値を上げないように、ゆっくりかんで。食物繊維の多いキノコや海藻、根菜類は糖質の吸収を遅らせ、満腹感を持続させます。
家庭で甘酢タマネギを作りおきしておくのもいいですよ。酢100cc、砂糖大さじ5、塩小さじ1を合わせた甘酢に、タマネギ大2個分を薄切りにして漬け込みます。タマネギのアリシンは血液をさらさらにし血栓を予防します。酢に含まれる酢酸は血圧を下げ、血糖値の上昇を抑えます。
抗酸化作用のあるアスタキサンチンを含む焼き鮭や、豚肉の生姜焼きにのせるなど毎日の料理に手軽に使えて便利です。タマネギは冷蔵庫で約1週間、甘酢は1カ月保存可能です。

 紙面より----管理栄養士・小沼智子
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ニホンザルの群れと聞くと、ボスザルを思い浮かべる。
ボスが入れ替われば「政権交代」、ずっと居座れば「長期政権」といった新聞の見出しになる。だが、ボスは群れの支配者というわけではないらしい。
大分市の高崎山自然動物園では、序列第1位ののオスザルを「αオス」と呼ぶ。ボスの呼称は実態と違うとして、10年以上前に変えた。序列は、群れに加入した順番にほぼ従ってサルたちが決める。年齢は関係がない。序列をめぐる争いは、起こればニュースになるくらい珍しい。
珍しいといえば、高崎山でいま話題なのが、母ザル「カラオケ」だ。ほかの母ザルが育児放棄した赤ちゃんザルを、5月に生んだわが子とともに育てている。ニホンザルは双子を生むことがまれで、ふつうは1頭ずつ育てる。まして、よその子を一緒にという例は希少だという。
お乳も平等に与える。1頭を遊び場で遊ばせ、もう1頭に飲ませる。終わると交代だ。スタッフの藤田さんは「片方を保育園に預けるようにしての授乳です。本当に優しい。普通だったらありえない」と驚く。
カラオケにまとわりつく2頭の子ザル。ホームページに載った写真がかわいらしい。この親子目当ての来園者も増えているという。元気な成長を願う。
ところで、この母ザルの名はなぜカラオケなのか。その母の名がボックスだからだという。ゝ「家系」のサルの名はセットにして覚えやすくする。例えばカトリ、センコウ、ハナビといった具合だそうだ。

 天声人語より
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シリア問題
地球の西半分の反目の縮図がこの小国で見えるような。
独裁者、過激派、ISと欧米にロシアも加わり。

 素粒子より
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日本の発酵文化
米飯に合う漬物も、発酵のなせる技であり、カツオブシ製造でもカビ付けが重視される。そして究極の発酵の賜物に味噌と醤油がある。中国や朝鮮と異なって、日本では醸造に日本麹カビ菌を巧みに用いてきたが、これを貴重な財産として国菌に認定した。
この日本麹カビ菌は、必須アミノ酸やさまざまな酵素を作り出し、味噌・醤油・日本酒などに独特の旨味を与えている。おそらく先人たちが長い年月をかけて、選抜育種の末に培養し続けてきたものだろう。さらに発酵調味料である酢や味醂の大量生産が、料理の幅を著しく広げた。
これらは日本の醸造文化の高さを示している。魚醤・穀醤を基本とした米文化圏のなかで、日本では独特の旨味をもつ発酵調味料が発達した。
こうして出汁と共に、獣肉や獣脂を用いず、繊細な味覚文化を築き上げたのである。

 食事の歴史学より------原田信男
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日銀短観9月は悪化
大企業・製造業は3四半期ぶりに悪化。
大企業・非製造業は1991年11月調査以来の高い水準になった。
製造業は中国経済の減速の影響が出た。
一方、非製造業は宿泊・飲食サービスが改善。過去最多を更新する訪日外国人が引き続き消費を押し上げているようだ。

 紙面より
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今で言う「自然」にあたる古くからの言葉は「天地」だったと聞いたことがある
<天地の恩寵をうけて輝けりざくろの赤き実むべの青き実>歌人宮柊二の一首は、光や雨や土がもたらす賜として秋の果実を眺めたものだろう。
古い時代には「天地の袋」という縁起物もあった。女子が新春を祝って作ったと前に書いたことがある。幸福を入れて逃さぬようにと、上も下も縫い合わせたそうだ。天と地のはざまは多彩な幸に満ちている。一方で、天変や地異という災いもまた後を絶たない。
戦後最悪の犠牲者を出した御嶽山の噴火から、1年がたつ。秋晴れの登山日和が暗転し、58人が亡くなった。今も5人が行方不明のままだ。
長い積雪期をすぎて今年7月に見つかった1人は、リュックで頭を覆い、岩陰で事切れていたという。痛ましさに胸がつぶれる。噴火の予兆らしきものはあったが結果として惨事は防げず、情報伝達などに課題が残された。
御嶽山はかって、噴火の記録もない死火山とされてきた。それが1979年に噴火する。学者や気象庁はショックだったといい、休火山、死火山という分類をやめた。天地の営みに比べて人間の歴史はあまりに短い。
<凶まがと火を噴きあぐる列島に、漂りきて住めリ、太古の民ら>。岡野弘彦さんの歌そのままに、110もの活火山がこの国にひしめく。一つ一つに個性があって、謎の多い「生きもの」といえる。共存する方策をいっそう追求したい。悲しい経験を無にせぬために。

 天声人語より
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