2015年05月の記事


コーヒーや緑茶が長寿のカギ
コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが低いとする調査結果を、厚生労働省の研究班がまとめた。コーヒーに含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンが血圧を下げ、両方に含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きをよくしている可能性があるという。
全国に住む40~69歳の男女約9万人に対し、コーヒーや緑茶を1日どれくらい飲むかを、ほかの生活習慣などと合わせて質問し、経過を約19年間追った。この間に約1万3千人が亡くなった。
コーヒーや緑茶をよく飲む人は死亡率が低く、コーヒーを1日に3~4杯飲む人ではほとんど飲まない人に比べ、死亡リスクが24%低かった。緑茶は1日1杯未満の人に比べ、1日5杯以上飲む男性で死亡リスクが13%、女性で17%低かった。どちらも、死亡のリスクにかかわる年齢や運動習慣などは影響しないように統計学的に調整した。
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノール、緑茶にはカテキンが含まれ、両方に欠陥や呼吸器の働きをよくするカフェインが含まれている。こうした成分が心臓病や脳卒中による死亡を減らしたことが考えられるという。
一方、カフェインは健康維持につながる可能性があるが、心臓病を抱えた人では摂取で急に血圧が上がるといった影響も考えられる。妊娠中や肝臓病の人も注意が必要である。

 紙面より
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このところ、いいニュースが重なっていた鹿児島県屋久島町の口永良部島
島には常駐の医者がいなかった。4月に新しい医師が2年ぶりに着任した。海外で勤務し、さらに沖縄の離島などで仕事をしてきた大ベテランだ。島民は一安心だった。
金岳小学校では、やはり2年ぶりに新入生が入学し、多くの人が祝った。一時は2千人ほどだった人口はいまや140人弱。子どもの数も減った。多い時は250人を超えた在校生も現在は10人ほどだ。
そんな島の活性化を目指す人々がいる。「えらぶ年寄り組」である。グループのサイトによれば島に交番はなく、銀行もATMもない。しかし、自然は豊かだ。その宝を生かして子々孫々住み続けられる島にしようと模索を続ける。
例えば、国の天然記念物で絶滅危惧種でもあるエラブオオコウモリの生息状況を、環境省の支援を受けて調べている。アオウミガメの観察もする。こうした自然に触れ、学び、安らぎたい人々が都会にはいるはずだ。そこに島の活路を見いだせないか、と。
しかし、自然は優しいばかりではない。わかってはいても、いざその苛烈な一面を見せつけられると呆然となる。新岳のすさまじい噴火で島民に犠牲者が出なかったことに心底ほっとした。日頃の備えのたまものに違いない。
避難生活はどれほど続くだろう。年寄り組の活動はいつ再開できるだろう。名だたる火山島に住み、自然への畏怖とともに生きてきたはずの人々。山が静まるのを、ただ祈る。

 天声人語より
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熱中症の予防のために
人間は安静にしていても、尿を排出する上、皮膚からの発汗や呼吸でも水分
を喪失します。それらも考慮すると、通常でも1日1.5㍑の水分を取ること
が必要です。
運動をして汗をかくと、暑い夏には平素より1㍑くらい多めの水分と、適度
な塩分を摂取する必要があります。
尿や汗利中には塩分の成分であるナトリウムがかなり含まれています。特に
内分泌系の以上がある人の場合は、腎臓から尿中に過剰なナトリウムが排出
されて虚脱状態となり、血圧低下や生命の危険が生じますので注意が必要で
す。
日本の夏は気温が高い上に、湿度が高く、汗をかいても蒸発しにくくスチー
ムサウナに入っているような状態です。外出時は体温調節機能の弱くなった
高齢者や乳幼児は特に気をつけなければなりません。乳児を乳母車に長時間
乗せて買い物したり、わずかな時間でも駐車した車中に置いたままにしたり
しないようにすべきです。
就寝前には、38~39℃のぬるま湯でゆっくり入浴することが安眠を促します
。都市部では夜も気温や湿度はあまり下がらず、冷房や扇風機をつけたまま
眠る人がいます。ですが、体温が下がって風邪をひくおそれがありますから
、夜間は除湿機能のみにしたり、就寝1時間後ぐらいで切れる設定にしたり
する方がいいでしょう。旅先でも室温の下がり過ぎには注意して下さい。
なお、酒やビールは、たくさん飲むと、アルコールによる利尿作用で多尿と
なるので効果的な水分補給にはなりません。水を十分取ることが必要です。

 あるがまま行くより--日野原先生
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マスオさんが駅で雑誌をめくっていると、20代でマイホームを建てた人が紹介されている
これは妻には見せられないと思ったか、雑誌をごみ箱へポイと捨ててしまう。
これ以上の説明はない。「サザエさん」の漫画である。
彼我を比べられ、甲斐性なしと責められるのを恐れたのだと思われる。まさに「マイホーム主義」の時代である。結婚当初は借家で暮らし、子どもができたら「一戸建てを買う。誰もが思い描く人生航路だった。
あの頃の夢の跡も含まれているのだろう。空き家が増えている。全国で800万戸を超える。持ち主が亡くなったり、高齢で施設に入ったりしたまま放置された家も多い。荒れ果てて、近隣から苦情が出る例も相次ぐ。取り壊すには費用がかかる。更地にしたら税金も高くなる。そもそも土地が売れるかもわからない。ならば放っておけ、といった事情も背景にあるらしい。
家族の形は変化し、マイホーム主義の語も今や廃れた。待ち家社会は変わろうとしているのか。

 天声人語より
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消費者物価指数実質横ばい
価格変動の大きい生鮮食品をのぞく指数が103.③となり、前年同月より0.3%上がった。
上昇は1年11カ月連続。
原油安の影響が大きくも昨春の消費税増税の影響を除くと、実質的には横ばい。

紙面より
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議員の資産ゼロは本当か?。普通預金・親族名義は除外
7人に1人は資産ゼロ。
民主党の枝野幹事長は「もし資産のない国会議員の比率が増えているのだとすれば、歓迎すべきことだ」と語った。本当に実態を反映しているなら、枝野氏の言う通りだ。
ただ、制度開始時には5人だった資産ゼロ議員がなぜこんなに増えたのか。4年あまり政治現場を取材してきた私の実感は「そんなにゼロ議員がいるわけないだろう」だ。
夜、食事をしながらの議員の会合をよく取材する。若手でも、私たちがふだん行くような居酒屋には行かない。そんなところに金銭感覚が垣間見える。
政治活動のためだが、一等地に相場よりも安い家賃の宿舎があり、月129万円の歳費とは別に、領収書のいらない月100万円の文書通信交通滞在費も支給される。一般の会社員に比べ、余裕のある生活をしていることを肌で感じる。
資産ゼロの中堅議員に「隠していないか」と聞いた。「選挙区の家は妻名義。普通預金はそれなりにあるけど、そんなに多くはないよ」。どれだけ「多くはない」のか、現行制度では分からない。資産公開法では、政治家の地位を利用して資産を不当に増やしていないかチェックするというのが本来の趣旨だ。公開対象の定期預金はしないともいう。
リクルート事件などで高まった政治不信から始まった公開制度。皮肉なことに資産ゼロ議員の増加が逆に疑念を招くような結果に。

 視点より----岡村夏樹
資産ゼロで政治活動ができるということは、いかに国民の汗水たらして納めた税金で議員活動をしているのかがよく分かる。
議員は公僕たるべきであるのに、税金で活動するなんてもってのほかだ。
定期預金にしないで普通預金にため込む、これも政党で指導しているのではないのか。疑問はつきない。
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NY円、一時124円台に
ニューヨーク外為市場は、ドルを買って円を売る流れが強まり、一時、1㌦=124円09銭まで値下がりした。2007年6月下旬以来約7年11カ月ぶりの円安ドル高になった。
一方ダウは121㌦高い1万8162.99㌦。
東京市場は10営業日連続の値上がりとなっている。

紙面より
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税制改革に踏み込め
国民全体としての負担の水準を高め、財政赤字を減らしていく際に中心となるのは、全額を社会保障に充てる消費税の増税だ。配分の是正には、相続税の強化が欠かせない。国民全員に割り振られるマイナンバーも、配分見直しに生かしたい。
ただ、消費税は2年後に増税を控え、相続税は今年から引き上げられたばかりだ。当面の焦点は所得税である。
稼ぎ多い人ほど税率が高くなる累進課税をとる所得税の改革は、「水準」と「配分」の両方の見直しにつながる。政権は配偶者控除の改革を急ぐ構えだが、構えをもっと大きくしてはどうか。法人税についても、租税特別措置の見直しや節税・脱税対策の強化など、課題は山積みしている。
「デフレを抜け出せば、成長率が同じでもより多くの税収が入るはずだ」「思い切った歳出抑制は、17年度の消費増税の後に回しては」。諮問会議では早くもこんな声が飛び交う。
基礎的収支の黒字化は、財政再建の出発点に過ぎない。甘い見通しはご法度だ。少子高齢化が急速に進むなかで、改革を先送りする余裕はない。しっかりとした処方箋を示せるかどうかは、首相の姿勢次第である。

 社説より
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円123円台に
27日の東京外為市場の円相場は、約7年10か月ぶりとなる1㌦=123円前半で取引されている。
米国の利上げ観測を背景に円安ドル高が進んだ海外市場の流れを引き継ぎ、東京市場でも円が売られる流れが続いている。

紙面より
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地方創生の総合戦略
地方創生に関する議論が、全国で盛んにおこなわれています。国は今後の人口減少なども考慮に入れつつ「まち・ひと・しごと創生総合戦略」を決定しました。これを受け、すべての都道府県と市町村は2016年3月末までに「総合戦略」を造るのですが、実際は今年秋までに戦略策定を急ぐ自治体が多そうです。補助金が通常より上乗せ支給されるからです。
そのため、この分野に詳しいとされるコンサルタントが引っ張りだこ状態。税金を投じて地域特産品をネットで割引販売したり、外国人観光客を呼び込む仕掛けをつくったりするのが「人気のある戦略」になりそうです。
地方の商店街再生などで実績がある木下斉さんは、こうした「補助金ありきの状況」に首をかしげます。
なぜなら地方に必要なのは「一過性の補助金ではなく、『おカネを継続的に生み出すエンジン』」だからです。しかも、補助金を使い一見うまくいったように見える事業も、実は補助金なくしては継続不可能なものが多いのです。補助金を使わずに官民が連携して知恵を絞って独自の稼ぎを生み出すのが本当の地方創生だと、木下さんは説きます。
政府は16年度に新型の交付金制度を創設、各自治体が定めた総合戦略に使ってもらうと同時に、既存の補助金は削減する方向とも言われます。しかし、交付金もしょせん国からのおカネ。稼ぐことよりもらうことに力を割く限り、地域が本当に栄えるビジネスは生まれない。

 東洋経済の眼より
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シリア内戦へ
腐敗した政府軍と恐怖支配のIS。
カンボジア内戦を思い出す。
和平までの長い道のり。
かって泥沼、いま砂嵐。

素粒子より
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デング熱、蚊が媒介、6月から注意を
昨夏、約70年ぶりにデング熱の国内感染が確認された。日本では戦後、デング熱で死亡した患者はいませんが、東南アジアでは死亡例がある。
デング熱は、デングウイルスによる感染。日本ではヒトスジシマカが媒介している。背に白い線が走っているのが特徴だで住宅地の茂みを好む。
感染蚊に刺された時にウイルスがヒトの体内に入り、感染する。発症するのは感染者の半数以下とされますが、発症する場合は刺された2~14日後に、38度以上の高熱が突然出るのが特徴だ。頭痛や筋肉痛、関節痛などを伴うことが多い半面、のどの痛みやせきは出ない。熱が下がり始めるころに、赤い小さな発疹が体に出ることがある。
東京都内ないでは、5月下旬には幼虫(ボウフラ)から成虫になり、飛び始めている。梅雨明け後が、活動が最も活発になる。
蚊に刺されないためには、長そでのシャツやズボンで肌の露出を減らし、露出部分には虫よけを噴霧したり、塗ったりという対策がある。

 いまさら聞けないより
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NPT会議
数がものを言わぬ世界。
少数の核保有国が会議をぶち壊す。
「核なき世界」の理想を忘れた大統領もいて。

素粒子より
ノーベル賞か返却すべき問題である。
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志位氏、「首相の事実誤認がある」と党首討論で指摘
第2次世界大戦で米・英・中の三国が日本に降伏を勧告したポッダム宣言をつまびらかに読んでいないと首相が答弁したことについて、自民党幹事長代理だった首相が月刊誌との対談で、「ポッダム宣言というのは、米国が原子爆弾を二発も落として日本に大変な惨状を与えた後、『どうだ』とばかり、たたきつけたものだ」と語っていたと指摘。だが、宣言は1945年7月26日米英中の名で発表され、同8月6日と9日の原爆投下後、日本が8月14日に受諾を決定した。志位氏は宣言は二つ原爆が落ちた後に『たたきつけられ』ものではない。事実誤認がある」と述べた。
二〇日の党首討論では、志位氏がポッダム宣言について「日本の戦争について世界征服のための戦争であったと明確に判定している。総理はこのポッダム宣言の認識を認めないのかと質問。首相は直接答えず、その部分をつまびらかに読んでいないので、直ちに論評することは差し控えたい。先の大戦の痛切な反省によって今日の歩みがある。と述べていた。

 紙面より
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動物と人の愛と絆を生かして
昨年日本に本部を置く、新しいNPO法人「動物と人の愛と絆促進協会」の設立を請求した、青木恵子さん。
動物との触れ合いを通して、子どもに命の尊さを教え、孤独に暮らす人々、虐待で傷ついた子ども、ホスピスなどで不安を抱えた人々の心を癒せるのではないか。そう考えたのです。背景には、青木さんがロッキーさんを失い、悲しみに沈んでいた時、ロッキーさんの愛犬「ムギ」が、青木さんの顔をなめ、寄り添ってくれて、心から癒された経験にあったそうです。
私は青木さんから様々な相談を受けました。NPOの理事長は青木さんが務めますが、彼女のプランに共鳴した私は、名誉会長を引き受けることを決めました。帰国後の8月末には、都内で発足会見を開きました。
私は既に聖路加国際メディカルセンターで、動物介在療法=アニマルセラピーに取り組んできました。小児病棟やホスピスに愛犬、愛猫が来ると、みな笑顔になのます。
子どもたちに命の大切さを教える私の「いのちの授業」でも、動物との触れ合いが生かせるはずです。ペットは人間の慈しみがなければ、生きていけない弱い存在です。子犬、子猫だった時だけ可愛がり、年老いたら関心を失ってしまう。そんな子供たちがいるかもしれません。ですが、老いた動物たちにも、彼ら特有の落ち着いた優しさや魅力があります。子どもたちには早い段階で、弱い存在を慈しむ心に気付いてもらいたいものです。

 私の証 あるがまゝ行くより----日野原先生
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所得格差 世界で拡大日本は平均より大きい
OECDは2013年の加盟34カ国の所得格差に関する報告書を発表した。人口の上位10%の富裕層と、下位10%の貧困層の所得を比べると、平均では9.6倍に格差が広がり、大半の国では格差は過去30年で最大になっている。
所得格差は1980年代には7倍程度だったが、90年代には8倍程度、2000年代には9倍程度に拡大している。
所得格差を表す指標とされる「ジニ係数」で比べると、日本は平均を大きく上回り10番目に格差が大きかった。
OECDの平均では、85年に比べると、上位10%の富裕層の所得は約50%増えたが、下位10%の貧困層の増加率は10%強にとどまっている。07年以降の経済危機で貧困層が富裕層より所得が減る割合が大きかった。
格差拡大は長期の経済成長を妨げているとして、加盟国の政府に対し、雇用における男女平等、雇用機会の拡大、教育や技能の習得への投資拡大などへの取り組みを呼びかけた。

 紙面より
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脂肪肝、毎日汗ばむ程度の運動を毎日30分続けることで改善
食べ過ぎなどによる脂肪肝は、早歩き程度の少し強めの運動を毎日30分以上続けると改善する、との研究結果を筑波大の研究チームが発表した。体重は減らなくても効果があるという。
取り組んだ時間別にグループ分けして、脂肪肝の改善状況を比較した。
運動時間が長いほど、内臓脂肪面積や血中の中性脂肪濃度などが減少。特に週250分以上の運動をしたグループは、肝臓の炎症を防ぐ物質や善玉コレステロールが増え、細胞を傷つける物質は減っていた。血液の遺伝子解析でも、肝臓の脂肪蓄積を抑える働きが活発になっていることが分かったという。改善が期待できるのは、過度の飲酒が原因ではない非アルコール性脂肪肝疾患。心臓血管系の障害や糖尿病にもつながる病気で、食事・運動療法が有効だ。

 紙面より
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問題は民主主義の中身である。
いつもながらの物騒ぎないいまわし。氏の手法が「ケンカ民主主義」などと評されてきたゆえんだが、「改革」のためとはいえ、終始ケンカでは疲れてしまう。
是か非か、二者択一を人々に迫る。攻撃的な言葉で論敵を徹底的にやっつける。多数決で結果が出たら、もう文句は言わせない。争点を単純にし、そのぶん対立を深刻にする政治である。ついにその限界がきたということか。
民主主義は確かに優れた仕組みだが、やりようによっては大いに危なっかしい。民主的に行われた選挙なり国民投票なりが、結果として独裁者を登場させた例は歴史上少なからずある。独裁まで至らなくても、多数派の專横に陥る危険は常にある。
民主主義の取り扱いには注意がいる。そのことを橋下氏の政治手法は如実に示した。氏にアクセルはあっても、ブレーキを欠いていたというべきか。スピード感も大切だろうが、時に減速して時間をかける知恵も政治には必要だ。
橋下氏は自身をワンポイントリリーフの投手に見立てた。だが、私たちの選ぶ為政者が常にワンポイントで終わる保証はない。橋下流から学ぶべき教訓は、大阪の人々だけのものではない。

 天声人語より
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背骨の圧迫骨折はビタミンDと運動で予防しよう
背中が丸くなり、身長が低くなった。背骨の一部が出っ張ってきたと感じたり、午後になると背中が痛んだりする。そんな症状のある人は、背骨がじわじわと潰れて変形する圧迫骨折を起こしているかもしれない。高齢者の場合、骨がスカスカになる骨粗しょう症が原因のことが多い。
背骨は、12個の腰椎と5個の腰椎という骨が連なってできている。胸椎や腰椎の高さが、どれか一つでも、元の高さより20%以上減っていると圧迫骨折と診断される。痛みがあるのは3分の1だけ。痛みがなく、気づかないまま潰れていることも多い。
起きやすいのは、胸椎と腰椎の境目付近。腰の少し上あたりだ。骨折すると、変形したまま固まってしまう。骨粗しょう症で骨が弱くなった高齢者だと、尻もちをつく程度の衝撃で起きることが多い。
骨粗しょう症は高齢の女性や早く閉経した人がなりやすい。閉経すると、骨を壊す細胞の働きを抑える女性ホルモンが減るためだ。たんぱく質やカルシウム、ビタミンDの付則や運動不足もリスクを高める。遺伝の影響もあり、母が骨粗しょう症だと娘もなりやすい。
最初の骨折を防ぎ、骨折の連鎖を断つには、薬による治療だけでなく、適切な栄養と日光浴、運動療法が不可欠。骨の健康維持に重要なのがビタミンD。多く含む青魚や干しシイタケを意識してとりたい。日光浴も効果的だ。紫外線が皮膚に当たるとビタミンDができる。日焼け止めを塗らずに夏は30分、冬は1時間が目安。サプリメントで補う選択肢もある。
1日8千歩を週3日以上歩くと骨密度が増える。転ばない体づくりも大切だ。流し台に両手をおき、肩幅に開いた足を曲げたり伸ばしたりする屈伸運動がお勧め。足の指をグーパーと動かして足の感覚を磨く運動や、バランスをよくする片足立ちの訓練もよい。予防策を続ければ結果は出るのであきらめないことが大切だ。

 体とこころの通信簿より-----辻外記子
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大都市考える契機に
橋下氏の発信力、影響力は絶大だった。大阪だけでなく国の政治もかえると期待された。しかし最後は、原点だった「大阪都構想」が、自らが最大のよりどころとする民意に否定された。
強引な橋下流の政治手法に、生活の基盤が壊される怖さを多くの市民が感じたかも知れない。しかし、深刻なのは、都構想が消えた後には何のレールも敷かれていないことだ。
住民投票では、市民一人一人が自分たちの街の実情と将来について真剣に考えた。人や企業が東京に吸い取られる一方で、住民の声が自治に反映されない問題は、大阪以外の年も抱えている。大阪で起きた熱気が全国に広がり、大都市制度のあり方を考える契機になることを期待したい。
有権者が選んだのは現時様維持ではなく、都構想に代わる大阪の未来だと受け止めたい。しかし、その設計図すらできていない。報道する側も議論に加わり、提言していく。大阪市民と私たちは、この結果を新たな出発点としたい。

 大阪社会部長・山崎 靖
当日の社説には、これからは反対派が具体策を問われる。とある。
辺野古移設の問題ではマスコミもただ反対の意見のみ扱わず、対案はどうあるべきかを具体的に報道すべきである。対案のない批判は慎むべきだ。
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NPT会議
核軍縮の本筋は置いてきぼり。
被爆地訪問で言い争う会議。
中国は、その場にいない安倍首相の影を見て。

素粒子より
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国内総生産の1次速報値によると年率換算で2.4%増
2015年1~3月期の国内総生産の1次速報は、実質成長率が前期より0.6%増だった。年率換算では、2.4%増となった。住宅投資と民間企業の設備投資が4四半期ぶりにプラスに転じた。GDPの約6割を占める個人消費は伸び悩む。
プラス成長は2四半期連続。
公共投資は1.4%減で、4四半期ぶりのマイナス。
物価の動きを示すGDPデフレーターは前年の同じ時期に比べ、3.4%上回った。生活実感に近い名目の成長率は前期比1.9%増、年率では7.7%増。原油価格の下落の影響で、名目が実質の成長率を大きく上回った。
また、14年度を通じた実質の成長率は前年度より1.0%減。年間の成長率がマイナスになるのは、リーマン・ショック後の09年度以来、5年ぶりとなる。

 紙面より
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橋下氏とその後の維新
たんかが切れ、けんかっ早い大将がいなくなり。
生まれ育ちの大阪とのえにしが弱まり。
維新の党の当てなき旅。

素粒子より
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訪米に向け試される新大国関係
既存の世界秩序への挑戦とも受け止められる動きを強め、米欧と対立すロシアに傾倒していることもあり、米中関係は協調より緊張が目立つ。習指導部が発足以来、唱えてきた米国との「新型大国関係」の真価が問われる局面だ。
新型大国関係はお互いの核心的利益を尊重し、個別の対立を両国関係の大局に影響させない、というものだ。しかし、中国の核心的利益である南シナ海への関与を弱めない米国との対立が深まる現状は、その先行きに疑問を投げかけている。
双方の共通利益は、対立をはるかに上回ることを米国に訴えるためには、対立をコントロールしつつ、軍の信頼醸成や気候変動、テロ対策を巡る取り組みなど、新たな協力分野を広げる必要もある。
中国は習主席の訪米を、今年の最重要の外交課題と位置づける。中国が米国の地位を脅かしているという懸念をぬぐい去ることが訪米の大きな課題になる。中国の台頭を念頭に、米国との同盟強化を進める日本を牽制するためにも、米国との関係修復は欠かせない。王外相は中米は第2次世界大戦の朋友であり、戦勝国だと、歴史問題で米国との連帯を呼びかけていく姿勢も示した。
米国も対決一辺倒ではない。北朝鮮の核問題やイラン核協議などは、中国の協力なしでは解決が難しいのが現実だからだ。

 紙面より
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東証続伸
一時3週間ぶりに2万円の大台を回復。
米国株はダウ工業株平均が約2カ月半ぶりに史上最高値を更新。

紙面より
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成長率2%にはさらなる努力が必要
黒田日銀総裁が、都内で講演し、政府が夏までにまとめる2020年度までの財政健全化計画で前提となる実質2%以上の成長率について、実現に慎重な見方を示した。
政府は政策に必要な予算を借金に頼らずにまかなえる基礎的財政収支の黒字を実験しようとしている。今の試算の前提は実質2%以上という高成長だ。
実質2%は政府が掲げてきた目標値でもある。
この前提について、日銀が長期的な成長率を0%台半ばと見ていることを紹介。投資の回復や女性の労働参加を考えれば、「1、2年で1%まで上げることはできる」と楽観的な見通しを示した。ところが2%まで引き上げるには技術革新や規制緩和が必要と発言。「成長戦略の様々なメニューをスピード感をもって実施すれば可能になると思うが、さらなる努力が必要」と述べた。

 紙面より
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機械受注2カ月ぶり増
3月の機械受注は、変動の大きい船舶・電力を除く民需の受注額が2月より2.9%増えた。増加は2カ月ぶり。
18日の東証は先週末の米国市場の値上がりを受けて、買い優勢。
午前の終値は先週末の終値より84円20銭高い1万9817円12銭となった。

紙面より
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参議院の格差是正、自民「6増6減」案決定
参議院選挙制度改革について、自民党は党の方針として「6増6減」案を正式に決めた。これまでの3案からようやく一つに絞り込んだが、格差はさほど縮まらない。
人口の少ない県と隣接県の選挙区を統合する合区も検討されたが、「人口の少ない地域こそ代弁者が必要」との反対意見が根強い。合区は国の統治システムが根本から壊れるとの異論がある。
都道府県単位は1947年、地方自治法で位置づけられたものである。地方を中心とする人口減少と東京への一極集中が進むなか、「県代表」とも言える参院の選挙制度改革は、一票の格差是正だけでなく、地方自治制度のあり方自体を問い直すことにつながる問題だ。
国民主権の根幹である選挙権や、国と地方の将来をどう考えるのか。各党が正面から向き合うべきテーマだ。

 紙面より
裁判も一票の格差のみ取りあげないで、地方自治の将来も考えた判決が必要なのではないか。また、弁護士グループが違憲だけ取りあげないで、投票率が低さをも問題にすべきである。
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熱中症 現代の災害。暑さを甘く見るな
梅雨明け直後や猛暑日、熱帯夜が続くと、多くの熱中症患者が運ばれてくる。
暑さに慣れれば次第に減るが、熱波が来たり去ったり繰り返すような夏は特に要注意だ。
ここ数年は「熱中症弱者」の被害が目立つ。独居老人だけでなく、高齢者を介護する家族、障害者と暮らす高齢者らの孤立も防がなければいけない。
高齢者は、運動もせず、屋内で日常生活を過ごしているだけで熱中症になる。
家族や周囲の人が屋内の温度を管理することが大事だ。離れて住んでいても、午後の暑い時間に「部屋の温度計は何度かな」と電話一本してみる。30度以上なら「暑いからクーラーをつけようね」と教えれば、安否確認にもなる。
周囲に熱中症を疑うべき人がいたらどうするか。
まず意識がはっきりしているか確認する。自分で水を飲むことができれば、現場で応急措置する。水が飲めなかったり、少しでも様子がおかしくなったりしたら、医療機関に搬送する。
大切なのは、1人にせず、必ず誰かが見守ること。目を離した間に急に悪化することがある。自分が調子が悪くなったら、声をかけて助けを求めよう。
これから行楽シーズンを迎えるが、外出は高齢者や小さな子どもら体力の弱い人に合わせた計画を立てることも必要だ。楽しくて張り切ってしまうかもしれないが、無理をしない、させないことが大事だ。

 昭和大病院救命救急センター長・三宅康史
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中国の将来像は?
中国の共産党一党体制が今後どうなるのか。21世紀前半の最大の波乱要因のひとつだ。
日本、米国などで要人、知識人に合うたびに「ポスト共産党の中国像」を聞いてみた。一様に返ってくるのは、どこかの時点で一党体制が行き詰まり、民主国家になるというもの。
米国と日本は「民主主義、市場経済、法の支配、人権尊重」という共通の価値観を持つ。民主化は、この価値観の中に中国が入ってくることである。いびつな体制から円滑に移行させ、中国を責任ある大国にすることが重要との考えだ。まっとうな考えで、筆者も賛意を表したい。
だが、次の質問への歯切れはそろってよくない。「13億人が一斉に投票する姿を想像できるか」
ある人は「12億人のインドが民主国家だから中国も可能」と指摘した。だが、インドはヒンドゥー社会の影響を強く受けている。宗教的バックボーンが全く異なる中国の参考になるかは疑問だ。
またある人は「13億人ひと塊が無理でも分権すれば可能」と返答した。しかし、少数民族問題を抱える中国が文献にかじを切れば周辺地域で様々な動きが出てくる。ソビエト連邦のように国が崩壊・分裂しかねない。
結局、民主国家への転換は難しいのではないか。もし転換できたとしても、国家としての安定的な体裁を保てないなら逆効果だ。そもそも、秦の始皇帝以来、中国の統治原理は根本で変わっていないようにも見える。ポスト共産党は姿を変えた一党体制下も知れない。
中国が民主化しないシナリオも用意が必要だ。アジアインフラ投資銀行はこの文脈でとらえるべきだろう。

 経済気象台より----関西人
中国が民主化するなんて日本と米国の幻想である。北朝鮮と2国はこのままの姿と考えるのが自然である。
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背骨の圧迫骨折はビタミンDと運動で予防しよう
背中が丸くなり、身長が低くなった。背骨の一部が出っ張ってきたと感じたり、午後になると背中が痛んだりする。そんな症状のある人は、背骨がじわじわと潰れて変形する圧迫骨折を起こしているかもしれない。高齢者の場合、骨がスカスカになる骨粗しょう症が原因のことが多い。
背骨は、12個の腰椎と5個の腰椎という骨が連なってできている。胸椎や腰椎の高さが、どれか一つでも、元の高さより20%以上減っていると圧迫骨折と診断される。痛みがあるのは3分の1だけ。痛みがなく、気づかないまま潰れていることも多い。
起きやすいのは、胸椎と腰椎の境目付近。腰の少し上あたりだ。骨折すると、変形したまま固まってしまう。骨粗しょう症で骨が弱くなった高齢者だと、尻もちをつく程度の衝撃で起きることが多い。
骨粗しょう症は高齢の女性や早く閉経した人がなりやすい。閉経すると、骨を壊す細胞の働きを抑える女性ホルモンが減るためだ。たんぱく質やカルシウム、ビタミンDの付則や運動不足もリスクを高める。遺伝の影響もあり、母が骨粗しょう症だと娘もなりやすい。
最初の骨折を防ぎ、骨折の連鎖を断つには、薬による治療だけでなく、適切な栄養と日光浴、運動療法が不可欠。骨の健康維持に重要なのがビタミンD。多く含む青魚や干しシイタケを意識してとりたい。日光浴も効果的だ。紫外線が皮膚に当たるとビタミンDができる。日焼け止めを塗らずに夏は30分、冬は1時間が目安。サプリメントで補う選択肢もある。
1日8千歩を週3日以上歩くと骨密度が増える。転ばない体づくりも大切だ。流し台に両手をおき、肩幅に開いた足を曲げたり伸ばしたりする屈伸運動がお勧め。足の指をグーパーと動かして足の感覚を磨く運動や、バランスをよくする片足立ちの訓練もよい。予防策を続ければ結果は出るのであきらめないことが大切だ。

 体とこころの通信簿より-----辻外記子
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スウェーデンの主将だったパメル氏は若さと雄弁で「スウェーデンのケネディ」といわれた人だ。
1981年に広島を訪れる。原爆資料館に入ると次第に無口になったという。
展示に衝撃を受けて、一つの言葉を残した。「どの国の政府であれ、責任ある地位に就く者には、すべて広島を訪れることを義務づけるべきだ」。核戦争には敗者しかいないとも語っていた。
反核平和のリーダーで知られたその人は、何を思うだろう。国連本部で先日、核軍縮を扱う最終文書の素案から、世界の指導者らに被爆地を訪れるよう日本が提案した部分が削除された。中国の求めによる。
「日本政府が第2次大戦の加害者でなく被害者として日本を描こうとしていることに同意できない」と言う。しかし、加害の立場から目をそらさずに、「悲劇は自分たちを最後に」と訴えてきたのが被爆地だった。被爆した詩人、故栗原貞子さんの一節を引く。
「<ヒロシマ>というとき/<ああヒロシマ>と/やさしくこたえてくれるだろうか/<ヒロシマ>といえば<パール・ハーバー>/<ヒロシマ>といえば<南京虐殺>-----」
やさしいこたえが返ってくるためには、私たちは汚れた手を清めなければならないと詩は続く。
被爆地に限らず多くの人が共有する思いであろう。パメル氏の言葉も、加害と被害を超えた人道の深みに根ざすものだ。核廃絶の願いまで歴史認識につなげるのは筋が違う。提案を復活させてほしい。

 天声人語より
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コーヒーや緑茶が長寿のカギ
コーヒーや緑茶を日常的によく飲んでいる人は、そうでない人に比べて死亡するリスクが低いとする調査結果を、厚生労働省の研究班がまとめた。コーヒーに含まれるポリフェノール、緑茶に含まれるカテキンが血圧を下げ、両方に含まれるカフェインが血管や呼吸器の働きをよくしている可能性があるという。
全国に住む40~69歳の男女約9万人に対し、コーヒーや緑茶を1日どれくらい飲むかを、ほかの生活習慣などと合わせて質問し、経過を約19年間追った。この間に約1万3千人が亡くなった。
コーヒーや緑茶をよく飲む人は死亡率が低く、コーヒーを1日に3~4杯飲む人ではほとんど飲まない人に比べ、死亡リスクが24%低かった。緑茶は1日1杯未満の人に比べ、1日5杯以上飲む男性で死亡リスクが13%、女性で17%低かった。どちらも、死亡のリスクにかかわる年齢や運動習慣などは影響しないように統計学的に調整した。
コーヒーにはクロロゲン酸というポリフェノール、緑茶にはカテキンが含まれ、両方に欠陥や呼吸器の働きをよくするカフェインが含まれている。こうした成分が心臓病や脳卒中による死亡を減らしたことが考えられるという。
一方、カフェインは健康維持につながる可能性があるが、心臓病を抱えた人では摂取で急に血圧が上がるといった影響も考えられる。妊娠中や肝臓病の人も注意が必要である。

 紙面より
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ネット時代の紙面の難しさ
ネットはグローバルな情報が自在に検索できる。あらゆる海外のメディアを読むことができる結果、より幅広い視点による事実の捉え方に触れることで、私と日本の新聞との距離感が大きくなってしまった。
新聞が国の政策を左右するほどに、世論というものの影響力を持ち始めたのは、19世紀半ばの英国で、当時のタイムズの論調がクリミア戦争に対して、アバディーン首相の意に反して、パーマーストンの強硬策に世論を誘導していった時代からだろうか。
今回、まったく任に適さないと承知しながら、紙面審議会の委員を引き受けるのにあたって、紙面を読んでみたのだが、ネットと違って、ある事象を知るにしても海外を含めたメディアの捉え方、報道の視点等々が芋づる式にたどれないなど、紙の限界を感じることが多い。
また、事実だけを伝える報道が少なく、視点や解説といった要素が多く紙面を占めていることで、いささか、煩わしい思いがした。かといって、フィナンシャル・タイムズなど、アングロサクソン系の紙面のように、立ち位置が明確でないなど、日本という国で、どのような紙面をつくっていくのか、難しいなのだろうなと言うのが、素直な感想である。

 紙面より---IIJ会長・鈴木幸一
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東芝の決算処理の問題
東芝は過去の不適切な処理があった問題で、2012年3月期から14年3月期までの営業利益が累計で500億円強減少する見込みと発表した。
15年3月期の決算発表は6月以降にずれ込む。

紙面より
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14年度の国際収支は、経常収支は7兆8100億円の黒字だった
黒字幅は4年ぶりに増加に転じた。円安を追い風に訪日外国人が増えたため、旅行者による「旅行収支」は55年ぶりに黒字になった。
東日本大震災後、原発が止まって火力発電燃料の輸入が増え、貿易赤字が膨らんだため、経常黒字は減り続けていた。しかし14年度は原油安で輸入価格が押し下げられたほか、円安で輸出も持ち直した。日本企業の海外での稼ぎも増え、経常黒字は過去最少だった13年度の5.3倍となり、震災後初めて増加に転じた。
このうち「貿易収支」は6兆5700億円の赤字だったが、赤字幅は前年度から4割縮小した。
「旅行収支」は2099億円のプラスで、1959年度以来の黒字だった。外国人旅行者が日本で使ったお金は2兆2344億円と過去最高を記録。
また、日本企業の海外での稼ぎを示す「第1次所得収支」の黒字も19兆1369億円と過去最高となった。
15年3月分の国際収支は、経常収支が2兆7953億円の黒字である。

 紙面より
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ウクライナ訪ロの米長官の談話む
ケリー米国国務長官がプーチン大統領、ラブロフ外相と会談し、ウクライナ東部での停戦合意を完全に守るよう、両国からウクライナ政府と親ロシア派に働きかけることで合意した。
停戦合意が完全に順守されれば、米国やEUの対ロシア制裁は解除されると強調した。

紙面より
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中国、追加利下げ
預金・貸し出しの基準金利を0.25%幅引き下げた。利下げは3月1日以来。企業や個人がお金を借りやすくする金融緩和策の連発は、歯止めのかからない景気の減速への中国当局の危機感を映し出している。
今回の局面での利下げは3度目だ。この間、同様にお金を借りやすくする効果がある預金準備率の引き下げも今年2月と4月に繰り出しており、中国は本格的な金融緩和の段階に入っている。

 紙面より
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東証反落
一時1万9500円を割り込んだ。
前日に欧米で長期金利が上昇したのを受け、英国やドイツ、米国などの株価が下落したことを嫌気した。

紙面より
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秩序の安定を脅かしているのはロシアと中国である
ロシアとの結束強化に熱心なのが、中国の習近平国家主席だ。プーチン氏との会談では、大戦勝利への中ロの貢献のほか、ナチズムや軍国主義の復活、歴史の見直しを許さないとの立場を強調した。
しかし、いまの世界を見渡せば、秩序の安定を脅かしているとみられているのは、そのロシアと中国であるのは明らかだ。
隣国の領土を侵したロシアと並んで、中国も領有権の論争がある南シナ海で一方的に埋め立てなどを進めている。
中ロ両国は、国内の反政府勢力を強権で締めつける権威主義も共通する。このまま周辺国に対して力まかせの行動を取り続けるなら、法による支配と民主主義からなる戦後秩序を壊そうとする勢力とみるほかない。国際社会はますます警戒心を強める方向に傾くだろう。
ロシアの前身のソ連は、2千万人以上の犠牲者を出しつつ、ナチス・ドイツの打倒に大きく貢献した。
だが、千五は一党独裁の社会主義を東欧諸国に押し付けて政治や経済を停滞させ、東西冷戦も招いた。冷戦後、ロシア派一時、米欧との協調に動いたが、プーチン氏のもとでソ連型政策への後退が進んでいる。
プーチン氏にいま必要なのは、歴史を直視し、ドイツに学ぶことである。

 社説より
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ロシア70周年式典
軍国主義と戦った勝利を誇り、大量の兵器や兵士を並べる。
軍事力という抜けがたい麻薬。

素粒子より
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箱根は訪れる人のすべての欲に応えてくれる。と作家の幸田文は書いた。
湯はもとより、古い歴史や昔話が感興を誘い、楽しく遊べて、それでいてちゃんとした山気や静寂がある。俗化のなんのというけれど、ほんとにありがたい、とほめたのは昭和30年代のことだ。
そして「箱根の道はいったいに、霧が曳いたり流れたりする、静かな雨の日がいい」と続けた。時は流れたが人気は衰えず、いま年に約2千万人が訪れる。四季折々、晴れてよし、雨もまた風情の名高い観光地で、ぶきみな山利鳴動である。
箱根山で火山性地震が続く。気象庁は噴火警戒レベルを引き上げ、名所大涌谷への立ち入りが規制されている。小規模な水蒸気噴火の可能性があるという。一刻も早く鎮まるよう地元は祈る思いだろう。
箱根に限らず、この国の美観は、起伏に富む大地と四季の合作といえる。地震や噴火などで造形され、台風や大雪に彫琢されてきた。人はときに泣かされながら折り合い、自然の恩恵を受けてきた。
人生訓を詠み込んだ歌がある。<二つよき ことぞ少なき 藪陰の 涼しき宿は 蚊の多くして>。ふんだんな温泉でとろける至福も、災いを併せ持つ火山の恵みである。よきことだけとはいかない道理だ。
広い箱根全体が危ないわけではない。規制は一部に限られる。

 天声人語より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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日本の近代工業化の礎となった施設が「明治日本の産業革命遺産」としてユネスコの世界遺産に登録される見通しとなった
鹿児島から岩手まで、8県にまたがる23資産を数珠のようにつないだ「合わせ技」である。
去年の富岡製糸場とは異なり、石炭や製鉄、造船といった重工業が中心になる。優美な城郭や寺院に比べて地味な産業遺産は、一時のブームに終わらせぬ努力が欠かせない。
<まことに小さな国が、開化期をむかえようとしている>の書き出しで明治を描いたのは、司馬遼太郎の『坂の上の雲』だった。登録となれば、欧米を仰いで坂を懸けた梅井無名の先人を振り返る機会にもなろう。
たとえば軍艦島など、観光資源の期待もさることながら、島の記憶をじっくりたどれるような残し方を探れないだろうか。暮らした人の悲喜を濃密に吸った島である。知るべきことは多い。

 天声人語より
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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二大政党制、政権交代がスムーズにできる政治を実現する。世界の流れは現実にそぐわなくなっている
二大政党制の本場、英国の総選挙が行われるが、主要政党に有利な単純小選挙区制にもかかわらず、事前の世論調査では、どの政党も過半数を占められない情勢だ。
前回の選挙でも、2大勢力がいずれも過半数を得てない宙づり状態に陥った。今回もまた、連立か閣外協力の政権を生む公算が大きい。これは一時的な現象ではなく、二大政党制の終わりを示していると多くの専門家は考えている。
二大政党制は、アングロサクソン系の国々に多く見られるモデルだった。すでにその多くの国が多党制に移行している。
原因は明らかだ。時代とともに人びとが政治に求めるものが変わり、二つだけの選択肢では有権者の多様なニーズに応えられなくなったからである。
英下院は今回も小政党や地域政党が一定の議席を獲得すると予想される。
この傾向は、他の二大政党国でも顕著だ。カナダでは、11年の総選挙で第2党と第3党が入れ替わり、二大政党制が変質した。豪州では10年の総選挙で、戦後初の宙づり議会となった。
二大政党制は、比較的わかりやすく操船を示す特徴がある。
「選択」は民主主義が持つ重要な機能だ。特に、人々の立場が明確に二分されていた冷戦期には大きな意味を持っていた。
だが、現代の社会はより複雑で、人々の価値観や思考も多様になった。その流れの中では、民主主義のもう一つの機能である、意見の集約が重要となる。
すなわち、「選択」よりも、多くの立場の間で主張をまとめる「合意形成」である。
英国の変化を機に、政治と民主主義を幅広く論じたい。二大政党制の言かいを検証するとともに、多党化時代の政党の役割を問い直すときだ。
英豪にならって小選挙区制を採用した日本にとっても、政党政治の意味をとらえ直すべき重い局面にきている。

 社説より
小選挙区制を廃止すべきだ。そうして1票の価値を見直そう。
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英国総選挙
マスコミの予想は当たらなかった。
保守党が過半数に近い議席を得て、第1党維持した。
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移民急増、欧州で論争
欧州連合季緊急の首脳会議で、紛争や迫害を逃れた避難民の保護や密航業者の取り締まりきょうかなどの防止策を打ち出した。だが、より踏み込んだ経済目的の移民の受け入れ拡大には反対が根強く、密航に使われる船の破壊も実現の見通しは厳しい。
最近ではイスラム過激派が紛れ込むおそれも指摘され、EU懐疑派の英国独立党のファラージ党首も「イスラム過激派が大陸に殺到する」と非難した。長引く不況で欧州各国に受け入れる余裕はない。さらに、移民規制の強化を求める政党や、イスラム増悪を訴える勢力が支持を広げており、各国は受け入れ拡大に慎重にならざるをえない。
EUは密航者の取り締まりに、密航者が乗船する前の段階で船を破壊することも検討しているが、作戦には国連安全保障理事会の決議が必要。ロシアなどの抵抗が予想され、すんなり実現するとは限らない。

 紙面より
日本も経済成長のためのみに、移民の受け入れには慎重にしてもらいたいものだ。
経済成長がなければ、国民の生活でき無いと言うのは間違い。
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箱根山噴火か
風光明媚は危険と隣り合わせ。
ぶきみに身震いする箱根山。
火山や地殻変動で生まれた絶景をめでてきたわれら。

素粒子より
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新緑まぶしい季節に置かれた、子どもの日にちなみ
インドの詩聖タゴールの詩に<どの赤ん坊も、神はまだ人間に絶望していないというメッセージをたずさえてくる>。第1次世界大戦の戦火が欧州を覆っていた。人類を憂えた祈りの言葉だったかもしれない。どんな時代であれ、新しい命はそれ自体が未来そのものだ。
いつどこで生まれ、誰を父母とするかは選べない。なのに、そのことがもたらす落差は痛ましい。世界では小学校に通えない子が約5700万人にのぼる。5歳から14歳の15%が児童労働に就かされている。
国内の格差もゆゆしさを増す。子どもの貧困の話を聞かぬ日はなく、貧しさは固定化の傾向にある。幼くして先が見えてしまう社会に、希望はあるのだろうか。
タゴール来日と同じ年、経済学者の河上肇は『貧乏物語』を本紙に連載して反響を呼んだ。貧乏とは何かについて、大意はこう言う。「生まれ持った天分を伸ばしていくのに必要な物資を得ていない者は、すべて貧乏人と称すべきだ」。機会の平等に通じる言葉でもあろう。
育つ力をもれなく支える仕組みを心底考えたいときだ。産声とともに決まるのは親と故郷ぐらい。あとは資質と努力でどうにでも。そんな社会は大人の責任でもあろう。

 天声人語より
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人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
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5月3日は「ごみの日」でもある。
語呂合わせだ。みんなでごみを拾ったりするイベントが各地であったのではないか。
ちなみに5月30日は「ごみゼロの日」で、やはり例年ごみ減らしやリサイクルを意識した催しがある。
分別ルールに違反しているごみ袋を開封し、中身を調べる。宛名が書かれた紙片などから袋を捨てた人を特定し、会ってルールを守るように指導する。そんな取り組みをする自治体が増えつつある、という記事を先日詠んだ。横浜市や千葉市が実施している。
確かに守らない人が多いと行政は困る。コストもかさむ。開封調査をしていれば、違反を減らす「抑止力」を期待できる。さらに、ちゃんと分別している住民が不公平だと感じるのを防ぐ意味合いもあるという。
ここまで徹底すると憲法が保障するプライバシー権を侵害しないかとの懸念も生じる。制度の設計や運用には、もっと議論があっていい。
実は筆者の住むマンションのごみ集積場でも最近、袋を開いて調べていた人がいた。初めて見た。詩の職員かどうか確認はできなかったが、なるほど抑止力にはなるなと思った。

 天声人語より
我が自治体ではごみ袋に世帯主の氏名を書かないとダメである。ごみ出しのルールも守れない人にプライバシー権などない。こんなことでメディアが個人情報だと取りあげるから世の中おかしくなっていくのだ。
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どちらもおなじみの果物ながら、みかんとりんごは役どころが違うと
<君と僕二人で囲む冬の夜「こたつ」と「みかん」はベストカップル>近藤史紀。
みかんには暖かい色のもたらす「安定」のようなものがある。
片やりんごは、たとえば歌人の故・河野裕子さんの一首を思い出す。<青林檎与えしことを唯一の積極として別れ来にけり>。同じ「ふたり」のことを詠んだ歌ながら、淡い孤独と硬さをたたえる。実体験にせよフィクションにせよ、双方の歌でみかんとりんごの交換はできまい。
日の色に染まったみかんは、安らげる「人の間柄」の暗喩のようでもある。暖かい色に家族の記憶を呼びさまされる向きもあろう。冬の団欒の名脇役だが、消費の低迷が聞こえて久しい。
ピークだった1975年の約5分1に減っているという。「日本人が最も多く食べる果物」の座は10年前にバナナに奪われた。茶の間からこたつが減ったから-----などと理由には諸説あるようだ。
思えば、テレビのチャンネルをまだ回していたころがこたつの全盛時代、すなわちみかんが胸を張っていた時期だった。みかんの低迷とともに、人どうしの円居が減りつつあるのなら、寂しいことである。
役どころの話に戻って、みかんが向き合って食べる果物なら、バナナには個々で食するイメージがある。多忙なときは食事代わりにもなってありがたい。果物もまた、世につれ。個々が孤々にならないか、心配ではあるが。

 天声人語より
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つい先ごろまで寒さに震えていたのに、きょうはもう八十八夜、立春から数えて88日目である
若葉や早苗が列島を駆け上がり、唱歌で知られる茶摘みも盛期を迎える。この季節の茶畑は、なま乾きの絵のように生き生きと緑に光る。
茶どころの一句は、<富士晴れて裾野茶摘みの一斉に>今枝貞代。茜だすきに菅の笠は、もう宣伝ポスターの中だけのようだ。それでも、かまぼこ形が整然と並ぶ茶畑は郷愁を誘う造形美がある。
2年前、お茶のいれ方を知らない若い世代が増えていると小欄に書いた。料理教室の生徒が急須を見て「何に使うのか」と聞く---といった実態に、嘆きの声をたくさんいただいた。心配になるが、その一方で緑茶の輸出は右肩上がりで伸びている。
昨年は10年前の4倍以上に増えた。うち半分は北米向けで、健康志向が人気の背景にあるそうだ。家電メーカーのシャープは、茶葉を粉末にしてお湯に溶かしてお茶をいれる新製品を、米国やカナダで売り出すことにした。
「日本茶カフェ」も米国に進出する。日本の商品や文化の海外発信を支援するクールジャパン機構と、長崎県の企業などとの共同という。年内に1号店を出し、10年で50店をめざす強気が頼もしい。お茶文化の上昇気流に期待したい。

 天声人語より
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血糖値を上げにくい果糖
果物はビタミンやミネラル、食物繊維などを効率よくとれる食べ物だ。リンゴの抗酸化成分や梅のクエン酸、キウイの葉酸など様々な成分の効用も注目されている。WHOは果物と野菜の摂取で、2020年までに消化器系のがんを世界で最大25%減らせると試算する。
だが、「果物は甘い=体に悪い」といったイメージも一部に根強いようだ。
血糖値を早く上昇させる食事は糖尿病につながりやすい。だが、医学的に果物は、穀物などにくらべ血糖値を上げにくいことがわかっている。
食べ物の糖質は、体内でブドウ糖や果糖など単糖と呼ばれる小さな糖に分解される。穀物やイモ類が多く含むでんぷんは、体内でブドウ糖となり、血中に入って全身に送られやすい。一方、果物が多く含む果糖は、腸での吸収が遅いうえ、すみやかに代謝されるため、血糖値の急上昇につながりにくい。
果物に多く含まれる水溶性の食物繊維に、腸で糖質を吸収しにくくする効果があることもわかっている。FAOも「果糖やショ糖など糖類の摂取が生活習慣病に直接結びつくことはない」と結論づけており、果物の糖質だけを「要注意」とする理由は見当たらない。
日本糖尿病学会は、食事制限が必要な患者にも「1日80カロリー分の果物」をとるように勧めている。柿なら1個、リンゴで半個程度にあたる。果物は重さのわりにカロリーが低く、適量なら食事やお菓子の食べ過ぎ防止にも役立つ。
ただ、果汁ジュースを習慣的に飲み過ぎることは要注意だ。たとえばみかん1個100gからとれる果汁は約50mlといわれる。ミカンを10個食べるのは大変だが、同じだけの果汁が入った500mlジュースなら手軽にごくっと飲めてしまう。果糖といえ、大量の糖質が一気に体内に入ると血糖値は上がりやすい。
ミカンは別の効用も知られている。ミカン産地である三ヶ日町で住民約1000人を対象に、10年にわたって調査したところ、ミカンに、肝機能低下や、閉経女性の骨粗鬆症のリスクを下げる効果があることがわかった。
効果をもたらしたとみられるのは天然色素成分「βクリプトキサンチン」だ。ミカン1個あたり約1~2.9mg含まれている。ミカンをたくさん食べたとき、肌を黄色くするのがこの色素だ。三ヶ日町の調査では、酒量が同じでも、βクリプトキサンチンの血中濃度の高い人は、肝機能低下のサインである血中γGTP値が、低い人の半分ほどだった。
また、閉経後の女性のβクリプトキサンチンの血中濃度を計測し、4年後に骨粗鬆症を発症したかどうか457人の追跡調査をしたところ、発症しなかったグループの調査時のβクリプトキサンチン濃度の平均値が、発症したグループの1.7倍あった。
果物は野菜と同じくらい大切な食べ物。果物をもっと手軽にたべる必要がある。

 GLOBEより---鈴木暁子
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がん予防も運動から
日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、
2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人と、約半数の方が亡くなっている。
74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。
2人に人のはがんになるということだ。
米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥
満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約
9万人に上る。そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で
体重が85㌔ぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。
思い立ってダイエットを開始。約半年間で25㌔減らし、今もその体重を維持して
いる。
その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々
にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはタンパク
質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョッキングを始め、マラソンに
も挑戦している。
がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本の
がん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。
ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーシ
ョンをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきら
めないで欲しい。

 紙面より---勝俣範之
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日米首脳会談には大きな二つのテーマがあった。
同盟強化と経済連携。両首脳が強く意識したのは、中国である。
日米防衛協力の指針を改めるのは、南シナ海などで攻勢を強める中国を牽制する狙いもある。
中国主導のアジアインフラ投資銀行の設立についても、議論せずにはいられない。英独仏など57カ国が参加を表明、米国と日本は取り残された印象を与えた。
中国が、軍事面のみならず、非軍事のアイデア、つまり「ソフトパワー」としても台頭しつつあることを象徴している。
中国は、自らが未来の国である一方、日米をハードパワー中心の過去の国にすぎないという印象を、世界に与えようとしている。
日米の同盟強化は必要だが、軍事に注目が集まるのは「パーティーに銃を持ち込むようなもの」で、得策ではない。実態は異なるのに自らをソフトパワーになぞらえる中国を利することになる。
この首脳会談で、TPPの日米交渉の妥結をアピールできたなら、与える印象は大きく異なるものになっただろう。世界の4割を占める経済圏で、環境や労働基準にも配慮した貿易ルール作りを主導することは、「中国対抗」を超え、世界的に広がりを持つ戦略になるからである。
もし今後TPP交渉が漂流すれば、国際社会における日米のリーダーシップが問われることになる。

 紙面より----アメリカ総局長・山脇岳志
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世界を見れば肥満や体重超過の人が約21億人との推計がある
せんだっては、高い肥満率に悩むメキシコ市が「スクワットを10回やれば地下鉄やバスが無料」という奇策を打ち出した。
上体を立てて行うひざの屈伸運動を、専用の機械の上でカウントするそうだ。どこかユーモラスだが、メキシコ市では成人の7割、子どもの4割が肥満だという。運動の大切さをアピールする窮余の策らしい。
高血圧、糖尿病、高脂血症、それに肥満が重なると脳卒中や心筋梗塞を起こしやすい。「死の四重奏」とも言われ、怖いメロディーは各自で律するほかはない。縮こまっていた冬は過ぎて、体を動かしたくなる季節。新緑のもと、心機一転で運動を始めるにはいい時である。
そういえば先に来日したドイツのメルケル首相は昨年、約10㌔の減量して話題になった。間食のクッキーを断ったのが勝因らしい。ドイツも太りすぎの人は多く、範を示したとの称賛が聞こえてくる。鉄の意志を分けて欲しいと、腹をさする人は多いかも。

 天声人語より
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NPTに関する日米共同声明、体制に危機感
「核なき世界」を掲げるオバマ米政権は昨年末、核兵器の非人道性をテーマにした国際会議に英国と初参加するなど、核廃絶を求める潮流に一定の共感を示してきた。
それでも70年前、日本に原爆を投下した同時国のトップが、日本の首脳と広島・長崎の被曝に触れ、「核兵器使用の壊滅的で非人道的な結末を思い起こす」という文言を含んだ声明を出すのは、「ここまで明確に踏み込むのは初めてで、画期的だ」という。
背景にあるのは、核不拡散条約体制が揺らいでいることへの危機感だ。核保有国が軍縮を勧める代わりに、非核国が新たに核保有国にならないことを約束してきたNPTは、米国を含む核保有国の軍縮の停滞によって危うくなっている。このタイミングで日米が共同声明を出した狙いについて、「危機に瀕している体制を維持することこそ、自国を含む世界の平和につながるという日米の共通の利益があった」と外務省幹部は話す。

 紙面より
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NYダウ大幅下落
ダウ工業株平均が前日より、195.01㌦安い1万7840.52㌦と約2週間ぶりの安値水準となった。
日経平均も続落。
一時1万9500円を割り込んだ。

紙面より
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統一選止まらぬ空洞化、市長選投票率平均で50.53%
約1カ月の統一選を通じ、投票率が最低を更新した選挙が多く、26日投開票された62市長選の平均投票率は50.53%、市議選は48.62%、町村長選は69.07%でいずれも過去最低。議員選では無投票で当選した人の割合も高く、地方選の空洞化を示す記録ずくめの統一選だった。
有権者の地方政治への関心を高め、女性や若者が立候補しやすい仕組み作りが急務と言えそうだ。
短い選挙期間と報道の少なさが影響している。今のままでは有権者の関心は高まらない。
先進国に例をみない極端な選挙運動規制と選挙期間の短縮が繰り返され、町村長、町村議員の選挙は1週間にも満たなくなった。選挙カーから名前を連呼する日本の選挙のやり方では、自分の考えに合った候補者を選ぶのは難しい。
日本的選挙運動を改善するには事前運動や文書配布の過度な制限を見直し選挙運動の自由を拡大することが必要だ。

 紙面より
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