2015年03月の記事


NYダウ大幅値上がり
30日のニューヨーク株式市場は、企業合併・買収の発表が相次いだことが好感され、大企業で構成するダウ工業株平均が大幅値上がり。
終値は先週末より263.65㌦高い1万7976.31㌦で、上昇幅は約2カ月ぶりの大きさになった。

紙面より
明日は日本も値上がりかな?
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茶人たちの創意
今日の茶は、鎌倉時代に禅僧が招来したものであったが、当初の茶会には遊興的な性格が強く、賭け事が伴ったり、酒が主役のような位置をしめたりしていた。
ところで茶会で出されるのは濃茶が主で、強く胃を刺激されるから、軽く腹を整えておくことが重要だった。つまりお茶を頂く前に、軽い食事が供されるのが理想だった。そのため茶人たちは、その料理に気を配った。すなわち懐石料理とは、精進料理の精神を生かしながら、本膳料理の一部を切り取る形で成立をみたことになる。
とくに茶禅一味の境地を重んじた奈良の僧侶・珠光によって、華美な装飾を排した侘び茶の原型が整えられ、それが武野紹鴎に受け継がれた。その門人であった千利休は、茶会から後段と呼ばれた酒の席を外し、最終的に茶の湯を完成に導いた。
そして純粋に茶を楽しむための献立として、一汁三菜の料理を理想的なものと考えた。本膳料理から余分な装飾を取り払い、煩雑な食事作法を簡素化させた。しかも簡潔ななかにも料理の素材を生かし、温かいものは温かいうちに楽しんでもらうことに心を込めた。
それまでの本膳料理は、儀式のために何日も前から作りおくので、冷め切った料理が当たり前であったが、懐石料理では、食事の進み具合に応じて、タイミングを計りながら料理を提供する。
こうした茶の湯には、一期一会という思想が基本にあり、どんな茶会も一生に一度限りののもでしかない。それゆえ一回一回の茶会を大切にし、そのもてなしとしつらえに細心の意を注ぐべきだとする。
その時期にふさわしい旬の食材を用いて、季節感を重視した料理を理想とする。そして盛り方や器との調和にも意をつくすほか、茶室に飾る書画はどうするか、どのような花器に、どんな花を生けるのか、そうした茶会の場のしつらえに心を砕いた。
最高のもてなしを考え抜くことで、量よりも質を重視し、洗練された料理を楽しむための演出を最大限に試みた。
なお解析の二字は、元禄期の『南方録』に無初めて登場するが、同書は偽書とされている。
しかも離宮の時代には、懐石の表記のみが用いられていた。従って史料的には会席料理とすべきであるが、一般には近世に発達する料理屋料理に、この表記を用いる。
もともと懐石とは、温石で懐を温めることに原意があり、空腹をしのぐ程度の軽い料理を意味する。それゆえ茶の湯におけるもてなしの精神を重視するなら、やはり懐石料理の方がふさわしいだろう。まさに茶人たちの創意に支えられて、日本料理は、その極地に達したのである。

 食事の歴史学より-----原田信男
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鉱工業指数3.4%減
2月の鉱工業生産指数の速報値は、前月を3.4%下回る98.9だった。低下は3カ月ぶり。
生産が全体的に好調だった1月の反動とみられる。

 紙面より
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イランをめぐる国際関係が変わろうとしている
核開発抑制が実現すればイランと欧米諸国との関係は大きく変わるだろう。
だが、イランとの関係改善には四つの壁がある。
第一はイラン国内の保守派であり、核開発を手放そうとしないこの勢力のためら昨年を通じてイランとの核交渉が空転を続けた。
第二はサウジアラビアなどの湾岸諸国である。欧米諸国がイランと関係を改善しても湾岸諸国の抱くイランへの警戒を解くことはできないだろう。
第三はイランを国防上第一の脅威とするイスラエルである。米議会の招聘によってアメリカを訪れたネタニヤフ首相が両院の議院を前にイランの脅威を訴え、イランとの関係改善に向けたオバマ大統領の交渉を強くけん制したのはその例である。
第四は米議会である。イスラエルとの距離が開いたオバマ政権と逆に米議会はイスラエルと一体の政策を求めてきた。ネタニヤフ訪米後も、四七名の共和党上院議員が、いまの政権とイランが合意してもその合意は次の政権によって覆されるだろうという驚くべき内容のイランへの公開書簡を発表した。
イランとの関係改善は米国の中東政策の望ましい転換であると考える。経済制裁解除と引き換えに核開発の抑制を実現することは、北朝鮮を相手には難しくてもイランとの間では実現する可能性がある。中東の主要な脅威はスンニ系過激派であり、イランの孤立を打破することは中東の安定にもつながるだろう。
また米国がイスラエルに対してパレスチナ国家の明確な承認とヨルダン川西岸への入植の中止を求めるなら、中東諸国から信頼を得る機会となるだろう。イラン核政策の反転と関係正常化は、ミャンマー、キューバに続くオバマ外交の数少ない成果となることが期待できる。
日本は欧米諸国と協調しつつ中東諸国とも友好を保持してきたが、今回のイラン政策では出番がない。中東政策が歴史的転換を迎えるなかで、英仏中ロと緊密に協力するドイツと異なり、日本は役割を果たす機会を見つけていないのである。これはいかにも残念なことだ。安倍政権がテロの脅威を真剣に考えるのであれば、イランの路線転換を進めるうえで日本に何ができるか、考える必要があるだろう。

 時事小言より-----藤原帰一
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巡りあう日は永遠の別離の始まり
「さよならだけが人生ならば、また来る春は何だろう」
「さよならだけが人生ならば、人生なんかいりません」

寺山修司
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景気回復これから実感。目標達成へ強き示す
日本銀行が大規模な金融緩和を始めて2年。企業業績は回復し、大企業中心に賃金を底上げするベースアップが2年連続で実現しそうだ。日銀の金融緩和の効果は無視できない。
3年目の焦点は、日銀の言う通り物価上昇率は2%まで上がるのか、多くの人の賃金は上がり、暮らしは良くなるのかに移る。
日銀副総裁の岩田氏は強気の見方を押し通した。強気を続けるのは、日銀が物価目標の達成を強く約束することで、人々の期待をつなぎとめ、前向きな消費や投資を促す政策だからだ。約束が揺らげば、政策そのものが信頼を失う。途中で降りられない政策なのだ。
約束を守るため、日銀が国債などをさらに買い増す追加緩和に乗り出す可能性もある。そうなれば、さらなる円安を招き、輸入品価格の上昇などで人々の暮らしに打撃を与えかねない。国債を買い続ければ、政府の財政規律が緩む恐れもある。副作用の見極めがいっそう重要になりそうだ。

 紙面より
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「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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安倍首相、米議会の両院合同会議で演説することに
米下院のベイナー議長が、安倍首相が4月29日に米議会上下両院合同会議で演説すると正式に発表した。日本の首相が米議会で演説するのは1961年に下院で池で隼人首相が行って以来54年ぶりで、両院の議院を前にした合同会議で演説するのは歴代首相で初めて。
日本を「最も関係の深い同盟国の一つだ」としたうえで、首相の演説について「日米が経済や安全保障の分野の最優先課題でどう協力関係を拡大していくのか、米国民が考えを聞く機会になる」との考えを示した。
両院合同会議は、主に国賓として招かれた外国の主導者らが演説する権威のある場で、イスラエル首相が最多で8回、韓国の大統領も過去6回実施している。

 紙面より
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副操縦士の自殺か
それはまるで9.11。
担当の副操縦士によるハイジャックか。
ドイツ機墜落。
「意図的」の意図が腹に落ちず。

素粒子より
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不可能に見えることを意志とリーダーシップ、ガッツ、目的意識によって可能にしてきた。
そうして生まれた「ユニーク国家」はシンガポール人の美徳になった。
リー氏が1990年に首相を退任して以降、経済格差など社会問題を背景に知的かつ批判的な有権者が増えてきた。ソーシャルメディアは政府批判を増幅させ、政府の能力低下を誇張してきた。一党支配を支持する若者も減っている。彼らは全く異なる政治環境と文化を求めている。リー氏が築いた強い政治家が国を引っ張る時代は終わった。
国民は政治家に経済発展を求めるだけでなく、その果実をどう公平に分配するのかを説明するように求めるようになった。課題はシンガポールが一党支配からスムーズに移行できるかだ。失敗すればこの国の政治は発育不全になる。

 紙面より---シンガポール経営大・ユージン・タン准教授
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一票の格差
小細工では足りず。
昨年の衆院選にも違憲判決。
一票の格差は議員の値打ちの差。
先生方はお気づきでないか。

素粒子より
17件の提訴で合憲も4件ある。
格差は議員の値打ちに差があるという意見には?
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シンガポールはことし、建国50周年を迎える。独立記念日をまたず、建国の父リー氏は逝った。
強権的だったリー氏を支えたのは、小国をいかに生存させていくかという危機意識だった。
英国による植民地支配の崩壊を経験し、続く日本の占領下で危険な目にも遭った。
マレーシアから分離独立した65年当時、産業は乏しく、水さえ自給できなかった。リー氏は晩年も、自国の将来への不安を公言した。政権批判など許している場合ではないとの思いがあったのだろう。
リー氏の遺産である、この統治モデルの評価をめぐっては、議論が尽きない。国民の自由を犠牲にしている点は、欧米から絶えず批判の的にされてきた。
一方、中国は故鄧小平氏以来、その成功を高く評価し、多くの若手幹部に研修をさせた。
国家が国民に与えるべきは、自由化、パンか。国々の事情により様々な尺度があり得る。
二者択一でもない問いだ。ただ、シンガポール自身が曲がり角に来ているのは事実だろう。
主要新聞、テレビが統制されているのに対し、国民に広まったソーシャルメディア上では、政権批判の声を抑え込むことが難しくなっている。
1人あたりGDPが日本など多くの先進国を抜き、世界屈指になった今、国民の渇望は自由へと傾いているようだ。リートの後継者らは、経済成長戦略のみならず、政治の新たなモデルも探るべき時代を迎えている。

 社説より
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旅客機墜落
あれは暑い日だった。
こんどは寒い山。
独の旅客機事故で御巣鷹が脳裏に浮かぶ。
あの時は生存者がいたのだが。

素粒子より
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花を詠む歌は数あれど、この名高い作品の大胆な発想には舌を巻く。
<世中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし>在原業平。
この世の桜がまったくなかったら、春も穏やかな気持ちでいられるのに、と。
今か今かと咲くのを待つ。咲けば咲いたで散るのを惜しむ。桜はなにかと人の心をかき見出し、物思いに沈ませる。なかりせば、と現実には起こりえないことを仮想しながら、桜へのあふれる愛を逆説的に吐露する仕掛けである。
心穏やかではいられない季節が今年もやってきた。花の便りが各地から相次いでいる。平年より少し早いところが多いようだ。
随分前に奈良の吉野山でヤマザクラを眺めたことがある。花に加えて紅褐色の葉が目立った。葉が出る前に花だけが咲き誇るソメイヨシノとの趣の違いが面白かった。色々な種類を見比べるのも楽しそうだ。
伊勢物語では、先の業平の歌に続き別の人が詠む。<散ればこそいとゞ桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき>。この世は無情、桜は散るからこそ素晴らしい、という称賛だ。古今、ほめ方も色々である。

 天声人語より
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東証2万円を目前に足踏み
24日の東京株式市場は反落した。
日経平均株価の終値は、前日比40円91銭安の1万9713円45銭。
15年ぶりの2万円台回復はあす以降に持ち越しとなった。

しかし、今秋にはなるというアナリストも
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対米投資日本が2年連続で首位
企業買収などによる米国への直接投資額で、日本が2014年に国別で2年連続で首位となった。円安基調にもかかわらず、株価の上昇などで資金を調達しやすくなり、景気の回復が世界でも好調な米国への投資は高い水準で続いている。
投資額の2位はスイス、3位はカナダだった。米国への直接投資は長い間、英国やスイスなどの欧州勢が大半を占めてきたが、昨年は英国が投資を引き上げる額が買収などの金額を上回り、大幅なマイナスとなった。その結果、地域別ではアジア太平洋が欧州を抜いた。

 紙面より
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中国と投資銀行
されど世はそろばんずく。
草木はなびき、アジア投資銀行に欧州が続々と参加。
振り返れば米国の顔色悪く。

素粒子
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閑所、思案所、高野山
「死」という言葉を忌み嫌っても、現象は避けられないので、直接的な表現を避け、ほのめかすだけにとどめる。長期睡眠ととらえ直して「永眠」、この世を通り過ぎると解釈して「逝去」、出かけた先で生きると考えて「往生」、別の世界で住む意の「他界」、天に昇ると想像して「昇天」などだが、どの語もそのうち意味が直結し、婉曲の感じが薄れる。そのため次々に新しい関節表現が試みられる。
「お隠れになる」「亡くなる」「没する」、用字を替えて「逝く」、さらには「息を引き取る」「帰らぬ人となる」から「土に戻る」と間接化にやっきになる。単に「はかなくなる」といった暗示にとどめたり、不吉な現象を逆に「おめでたくなる」と反語的に言ったりすることも試みられた。
表現が離れるほど、その人の忌避意識が強く感じられる。排泄のための施設も、臭いのしみついた「便所」を避け、「雪隠」「厠」「憚り」「御不浄」と焦点をずらす。さらにずらして「洗面所」「化粧室」と広がった。
古い「閑所」「思案所」には味があり、幸田文の随筆には「山」「高野山」まで出てくる。草木(臭き)のある、髪(紙)を落とすという粋な洒落だ。

 ことばの食感より------中村 明
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病気の子どもの食事
病気になると、基礎体力が低下する。病中は症状の緩和、病後は体を回復させることが大切だ。
「高熱や下痢を発症したら、まずは病院へ連れて行きましょう。過程では固形物をとるのを控え、脱水を予防するため水分補給に努める」
高熱や下痢のさなかには、水分とミネラルの補給が重要。スポーツドリンクが適しているという。スポーツドリンクの糖分は、水分の吸収率を高くしてくれる。ただし、冷たすぎると交感神経が刺激されて体が休まらない。ひと肌程度の温度で飲むといい。
症状が落ち着いてきても、微熱があるなら炎症が残っているということ。ぶり返す可能性もあるので注意したい。嘔吐や下痢がなかったり、食欲が戻ってきたりしているなら、様子を見ながら少量ずつ食べさせる。
こうした時期の食事として、代表的なのはおかゆだ。
軟らかく煮て、ペースト状にした野菜などを加えると栄養価が高まる。
ふだん食べていないために、ごはんが苦手で、病気の時にパンを食べたいという子どももいる。おかゆは消化しやすく、米のたんぱく質は栄養的にすぐれている。日ごろからお米を食べ慣れておくといい。

 子育てより
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下宿の晩めしに芋ばかり食わされてぼやくのは、夏目漱石の『坊ちゃん』だ。
「見ると今夜も薩摩芋の煮つけだ----昨日も芋、一昨日も芋で今夜も芋だ----こう立てつづけに芋を食わされては命がつづかない」
中学教師の坊ちゃんは、自分で買ったと思われる生卵を二つ、茶碗の縁で割って栄養をつける。漱石の小説は明治時代だが、戦中戦後の食糧難の時代、日本人はイモで命をつないだ。
そのときの「イモ責め」でイモ嫌いになった人は多い。収量が重視され、味は二の次。国民を飢餓から守った救世主ながら、「見ただけで食欲がなえる」という人もいて、ふさわしい感謝は与えられなかった。
そんな当時を、昨日の記事に思い出したご高齢の人もおられたか。いまの日本の食糧自給力からはじくと、食料の輸入が止まった場合、必要カロリーの多くをイモに頼ることになるという。むろん机上の想定と試算だが、坊ちゃんが食した鶏卵は、多くて週に1個食べられる程度になる。
農水省の発表資料を見ると、食生活を諸外国に頼る実態を再認識する。戦争にせよ異常気象にせよ、お金を積んでも海外から食料を買えなくなる可能性を思えば、ふと不安になる。
過去の本紙声欄やひととき欄をめくると、イモをめぐる話は戦中戦後のひもじい暮らしの回想が目立つ。安定した輸入を図るのはむろんとして、大切にすべきは国内の農地と、意欲ある担い手だろう。煮炊きのための石油やガスも大事だが、鍋釜が空では始まらない。

 天声人語より
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物忘れをすれば新しいものが入りやすくなる。
集めた情報で身の回りを固めていると、人間は干からびていく。情報はどんどん捨てる方がいい。
といっても人の記憶はままならない。「覚えようとするものは忘れがちなものだが、忘れようとするものはなかなか忘れられない」。自分の記憶ですらこうだから、人様の記憶などおよそ思い通りにいかないと考えるのが普通だろう。
ところが最近、「忘れられる権利」が話題になる。自分に関する不都合な情報をネット上から消させる権利、つまりは人様に忘れてもらう権利だ。欧州では、以前のトラブルについて新聞記事がずっとネットに残り、不利益を被った人が訴えて、5月に検索結果の削除が認められた。
日本でも似た争いがある。自分の名前を検索すると犯罪に関わっているかのような結果が出て、生活が脅かされている。そんな申し立てに東京地裁は先日、人格権の侵害を認め、削除を命じた。検索最大手のグーグルが、この命令に従うと表明した意味は大きい。
仮想世界を漂う「記憶」は時に凶器になる。その適切な取り扱い方を確立すべく、試行錯誤が続く。

 天声人語より
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天体観測会で人を感動させるのは土星だという。
美しい輪を持つ姿を望遠鏡でのぞくと大人も歓声をあげる。全国どこの天文台でも人気は揺らぐまい。
土星を始めて望遠鏡で観察したのは「それでも地球は回る」のガリレオだった。輪をはっきりと確認したのはオランダのホイヘンス。さらにイタリア生まれのカッシーニは輪に隙間があることを発見した。その名をもらった土星探査機カッシーニが、貴重なデータを送ってきた。何年もかけた分析や実験の結果、土星を回る衛星の一つエンケラドスに、生命の育つ環境が存在する可能性があると分かった。地下には海があって、海底から熱水が噴出しているらしい。
つまり水と有機物、それに光や熱などのエネルギーという、生命に必要な3要素がそろうことになる。生命そのものの発見ではないが、こうした環境の実証はこれまでで初という。長旅の探査機と日米欧の研究チームによる、好奇心あふれる未知との遭遇だ。
宇宙関連の本をめくると、いつだれがつけたのか、この衛星の地名に目がいく。ダマスカス筋状地、バグダット筋状地、などというのがある。モスル筋状地もあって、イラクやシリアの都市の名が並ぶ。
はるかな星から「平和」を論されている気にならなくもない。原初の生物として地球に誕生して38億年、万物の霊長が武器を取っての戦では情けない。宇宙からのニュースに、潤む春の星空を仰げば、今の地球で思うことは多い。

 天声人語より
木犀の衛星のガニルデの地下にも塩分を含む大量の水が確認された。水量は地球の海水より多いという。生命の存在に欠かせない水が大量に存在することで、ガニルデにも声明を育む環境がある可能性がでてきたという。
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テロ事件
あの朝の騒然とした東京都心を思い出す。
かって隣人だった人々が起こした無差別テロ。
納得いかぬままの20年。
世の平穏をなぜ憎むか。
白昼のチュニスで、外国人観光客らに銃弾を浴びせた者たちよ。
どんな神も許さぬ暴虐。

素粒子より
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日本語が科学の世界を変える
日本語を母語とする人にとって、科学の分野でノーベル賞を受賞するにはどれぐらいの英語力が必要だろう。たとえば2008年にノーベル物理学賞を受賞した益川敏英は、その受賞講演で「アイキャンノットスピークイングリッシュ」と冒頭で述べて、日本語で講演した。逆に、高い英語力をもった研究者が多い韓国ではなかなかノーベル賞受賞者が生まれず、なぜ日本がこれほど多くの受賞者を生み出せるのかに強い関心が寄せられている。英語がどこまで堪能なのかは、科学の分野で世界的な仕事をこなすうえで本質的な問題ではないのだ。
 では何が本質的なのか。それは日本では英語に頼らなくても日本語で科学することができる点にある。じつは、欧米以外の国で、英語に頼らなくても自国語で最先端の科学を学び、研究することができる国はそれほど多くない。江戸末期以降、日本は西洋から近代文明を必死にとりいれ、新しい単語を創出しながら日本語のなかに近代的な知の体系をつくりあげてきた。その蓄積が日本語で科学することを可能にした。
また、日本語の特性が科学の探求や発展に大いに資したのではないかと思われる。
もちろんそれを論証することは困難だが、その状況証拠となるような具体例は数多くある。
ことばとは知の活動におけるもっとも基本的な土台である。私たちはことばをつうじて考え、認識する。それは科学の分野でも変わらない。日本の創造的な科学者たちにとって最大の武器は日本語による思考だ。たしかにそこには英語力も必要だろう。しかし、いまの日本のアカデミズムや教育行政ではその最大の武器が忘れられ、英語で論文を書くことばかりが重視される。日本の国際競争力を高めるには英語力をつけるべきだとナイーブに考える人こそ考え直すべきだ。

 紙面より-----津田塾大教授・萱野稔人
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花の便り近し
ただ満開の並木を遠く眺めるだけの人も。
最高水準のベアが続々の報にも心はむなしく。
大都会には大輪が、ふるさとではつぼみが堅く。地価騰落の明暗。
原発事故の避難先では思いもかけぬ花も咲き。

 素粒子より
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原発5基、廃炉決定した
廃炉になるのは、関電の美浜1号機と2号機と、原電の敦賀1号機。いずれも70年と72年に運転再開した原発である。また九州と中国電力の玄海1号機と島根1号機の廃炉も決定した。
廃炉を決めた背景は、国の原発規制の強化がある。新しい規制基準を満たすには、地震や津波などへの追加対策を多額の費用をかけて実施することが必要である。今回の3基は出力が比較的小さく、投資分の回収が見込めないためである。
国は事故後、これまで定めていなかった原発の運転期間を原則40年に決め、例外として最大60年まで延長できると改めた。その上で昨秋、2010年7月までに40年を迎える原発7基について、廃炉にするかどうかを決めるように電力各社にようせい。延長するには、設備の老朽化の度合いを調べる特別点検などを求めており、ここにも費用が掛かる。
関電は高浜1、2号機、美浜3号機は再稼働の予定である。

 紙面より
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台風のため急きょ変更
 世界で最も有名とされる大型客船「クイーン・エリザベス」(QE、9万900トン)が18日午前、神戸港・神戸ポートターミナル(神戸市中央区)に入港した。
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ギリシャのユーロ離脱、その代償を想定せよ
どんな交渉でも、中心となる人物の行為に影響を与える重要な要素がある。それは、合意できなかった場合にそれぞれが払う代償だ。今回の場合、重要なのはギリシャのユーロ圏離脱の代償である。その可能性については先ごろの交渉の間、メディアで広く議論された。そして、それぞれのプレーヤーの姿勢、特にギリシャ政府とドイツ政府の姿勢について相当の憶測が飛びかった。
ギリシャの立場から見ると、ユーロ圏離脱は大きな混乱をもたらすだろう。国内でユーロ離脱への支持がほとんどないのはそのためだ。では、ユーロ圏のその他の国々についてはどうなのだろう?
この問題が2011年から翌年にかけて初めて提起されて以来、二つの相反する意見があった。
一つはドミノ理論と称される意見。もしギリシャが離脱すれば、次はどの国だと市場がすぐにいぶかり始めるだろうという主張だ。1977年からのアジア通貨危機や、2010年からの欧州での政府債務危機の際のように、ほかの国々の運命まで問われることになる。その後、ユーロ圏は崩壊するかもしれない。
もう一つは、バラスト理論とよく呼ばれる意見だ。ギリシャの離脱によって、ユーロ圏は実際には強化されるという主張だ。通貨同盟は繰り返し発生する問題から解放され、ギリシャの離脱を認める、もしくは促すというユーロ圏の決定は、ユーロ圏のルールの信頼度を高める、というわけだ。

 紙面のコラムより------パリ第9大学経済学教授・ジャン・ピサニフェリー教授
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核の使用は
柔道家の風上に置けぬ。
核の飛び道具をちらつかせるプーチン氏。
世界を無法地帯にしかねないギャングの論理。

素粒子より
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クリミア併合時、核使用の準備を検討したとプーチン氏
昨年3月にウクライナからクリミア半島を併合する過程で、欧米からの妨害を念頭に、核兵器使用に向けた準備を進めることを検討していたことを明らかにした。
プーチン氏は、クリミア情勢がロシアにとって思わしくない方向に向かったときにロシア軍の核戦力を臨戦態勢に置く可能性があった。
プーチン氏があえて核兵器に言及したのは、クリミアはすでにロシアの核兵器で守られる領土の一部となっており、手放すことはあり得ないとウクライナや欧米を牽制する狙いがあるとみられる。

 紙面より
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東証また高値
一時1万9350円近くまで上昇。
約14年11カ月ぶりの高値を更新した。
ただ、高値警戒感や、前週末の米ダウ工業株平均の下落などを背景に売り押される場面もあった。

紙面より
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気はやさしくて力持ち。そんなお相撲さんのしこ名にも聞こえる。「命山」
いのちやまと読む。土を盛り上げて人口の高台をつくり、津波からの避難場所にする取り組みが注目されている。
静岡、愛知、三重など東海地方で目立つのは、南海トラフ地震への不安と備えだろう。いずれは起きるとされる巨大地震の被害想定はすざましい。最悪に最悪を重ねてだが、この3県で犠牲者は計17万人にのぼる。その多くは津波によるものだ。
命山は、江戸時代から伝わる。今の静岡県袋井市で、台風による高潮で多くの死者が出た。その教訓から、逃げ場となる小山を二つ築いたという。山は歳月に耐えて残り、県の文化財になっている。古人の知恵は素朴にして理にかなう。
東日本大震災は、逃げることの大切さを教訓に残した。避難を迷ったり、ものを取りに戻ったり、もう10秒、あと10㍍で命を阻まれた人もあろう。命山の名には、無念の涙を忘れまいとの誓いが、おのずとこもる思いがする。
古来の災害を調べている歴史学者の磯田道史さんが、現在は「災後」ではなく「災間」だと言っていた。有史以来この列島に地震は絶えず、阪神と東日本の間はわずかに16年。言われて思えば「阪神から10年」は「東日本まで6年」だった。
言えも故郷の町並みも無論大事だが、一番は命につきると痛感させられる。命山に限らない。硬軟の策を織り交ぜ、人を守る備えが欠かせない。

 天声人語より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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「釜石の奇跡」の陰に隠れた悲劇
学校にいた児童全員が助かった鵜住居小で、1人だけ職員室に残った女性事務員がいた。犠牲になった女性の夫は、「釜石の奇跡」という称賛を聞く度に、妻の存在が消されるようでつらかったそうだ。
児童の親からの電話に備えて残ったらしい、としか分からない。夫の思いをくんで、市は「釜石の出来事」と表現を変えた。震災は一人ひとりに、それぞれの形で降りかかった。阿多の前のことに、あらためて思いが至る。
あの日から4年。時間の速度も万別だろう。失った漁具と船をやっとそろえた漁師さん、Iターンした女性と結婚し、夏には赤ちゃんが生まれる団体職員。農業法人の社長は「復活なんて絶対できない」と思っていたのに、事業を完全復活させた。
歩む速度もまた、人それぞれだ。立ち直る人もいる一方で、いまも惨に耐えるような心境の方もおられよう。この日を節目にできる人ばかりではあるまいが、ここは少しでも前を向きたい。捧げる鎮魂の祈りとともに。

 天声人語より
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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東日本大震災から4年
今でも約23万人が避難生活を送る。被災地は震災前から「もともと高齢化していて、産業も乏しい。そうした場所に人が戻るのか」という心配もあり、被災地のかさ上げをしても、人が減って土地しかのこらないという現実が起こっているのではないか。
阪神大震災は都会で起きたので、復興も早く進んだのが現実だろう。それと東北を同列で語るのが間違いだ。家を再建したいのだが、年齢の問題で借金が難しい。建ててもあと何年生きられるかも分からない。それで躊躇する高齢者が多く、仮設に暮らす人が減らない理由だ。
被災3県を同じ目線で語るのはやめよう。福島の原発事故で避難している人は別に扱う必要があるのではないのか。原発事故の終息には40年もかかるのだから。
それを4年でどうこう言うのはおかしいのでは。
原発立地の4町で戻りたい人は1~2割。反対に戻らない人は半数前後を占める状態で、少ない人のために行政が手を尽くすのが当然なのだろうか。
難し問題が山積みであるが、被災者自身が行動しないことには何も解決しないのである。
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東証19200円突破
日経平均株価は連日の大幅高で、一時約14年11カ月ぶりの高値をつけた。
想起の米利上げへの警戒感が後退。
前日の米ダウ工業株平均が大幅反発したことを好感。

紙面より
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メルケル氏の講演、戦後の姿勢 日本への提言
戦後70年を前に、日本はドイツと異なる道を進むのではないかという懸念が世界に広がる中での来日。東独出身で、二つの体制を生き抜いた首相が何を語るのか固唾をのんで見守った。人一倍リアリスト的な感覚の持ち主でもある首相の講演は、かなり抑えたものになるとも予測していた。
実際には、ワイツゼッカー元大統領の言葉を引用しながら、ドイツは敗戦を「解放」と見なしていると強調し、過去ときちんと向き合ったことが戦後、国際社会に受け入れられるテコになったと明言した。その信用を崩してはならないとも述べた。日本社会に対する重要なメッセージであり、将来なされるであろう「安倍談話」に対する間接的な提言だと受け止めた。
「この地域にアドバイスする立場にない」としながらも、韓国と日本が良好な関係を結ぶことを願うと言及したことも印象的だった。過去克服の事例として独仏の和解を挙げ、「隣国の寛容さがあったから可能だった」と述べたのは、日本が過去を清算すると同時に、韓国もまた日本の千五の努力を評価し、歩み寄らなければ独仏のような関係は作れないという暗示だろう。

 聖学院大学長・姜尚中
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地球外に生命が?
意外に近い、土星の衛星に熱水の痕跡。
こちらバオバブが消えるマダガスカル。
地球内生命危うし。

素粒子より
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メルケル氏の講演、日独中のバランスに配慮
中国を頻繁に訪れているメルケル首相が、7年ぷりに来日した意味は大きい。背景には、経済大国の日独中3国の微妙なバランスを取る狙いがあるとみる。
日本とドイツは1990年代半ばまで主要7カ国の中でも緊密に連携できる国だった。だがドイツの輸出型経済が、成長する中国への依存度を高めた結果、日本との関係が相対的に薄れた。
メルケル氏が東アジアの緊張緩和に触れたのは、海洋進出を強める中国への牽制だろう。フォルクスワーゲンが外資系自動車メーカーで首位に立つなど中国での独企業の存在感は大きい。東アジアでの緊張の高まりはドイツの産業界に影響しかねない。経済関係の主軸は中国だが、日本を「パートナー国」と強調し価値観の共有を訴えた。
興味深かったのは、「言論の自由」がなければ革新はないとの発言だ。活気ある経済のためには、政府は企業が自由に活動できる環境づくりに徹するとの哲学も垣間見られ、ドイツ経済の活力の源が感じられた。

慶応大経済学部教授・竹森俊平
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東日本大震災4年
あの時の1万8475とその後の3千余の魂。
計り知れない無念の地に一つずつ石を積むようにして4年がたち。

素粒子より
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国内総生産の2次速報は実質成長率が前期より0.4%増、年率換算で1.5%増
個人消費は増えたものの、在庫の取り崩しが進み、生産が伸び悩んだため、年率換算で前期比2.2%増で、2月の1次速報値より下方修正された。
昨年4月の消費増税後、3四半期ぶりのプラス成長は維持した。個人消費は前期比0.3%増から0.5%増となった。企業の設備投資は前期比0.1%増から0.1%減となり、3四半期続けてマイナスだった。国内の消費回復が弱いことで、企業が設備投資に慎重になっている。
一方、1月の国際収支は、貿易や投資による日本と海外とのお金のやり取を示す「経常収支」は、前年同月から大幅に改善。原油安で燃料の輸入額などが減り、7カ月連続の経常黒字となった。
輸出額から輸入額を差し引いた「貿易収支」は赤字だったが、赤字幅は前年同月より縮小。原油輸入額が40.5%減り、輸入額全体を抑えた。貿易赤字の縮小や海外での稼ぎの増加により、しばらくは経常黒字が続いていく予想だ。

 紙面より
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東京大空襲から70年
遺体を鳶口で引っかけたという東京大空襲の仮埋葬の記憶。
人も街も焼き払われ。
日本で欧州で中国で。

素粒子より
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和製メルケルをクオーター制から
政治が「男の世界」なのは欧州とて同じだが、北欧を中心に女性の大統領や首相は珍しくない。男優位の空気が残るラテン文化圏も変わりつつある。女性の政治家は鍛えられ、ふるいにかけられ、地位をつかめば活躍する。それを見た同性が政界を目ざし、登用の機運は民間にも波及する。
翻って、我が国の惨状は主要国では恥ずかしいほど低い。ひと時代前の「男湯議会」もたくさん残る。
政治家が総じて小粒になったのに、遠からず首相を狙えそうな女性は見当たらない。三権の長といえば、過去に衆院議長と参院議長がいるだけだ。
産む産まないは自由としても、妊娠出産がキャリアの妨げになる現実は捨ておけない。私たちの社会は、持てる力の半分ほどを無駄にしかねない。
少子化対策にしても、女性の視点や肌感覚は必須だろう。機会均等の徹底は、だから制度づくりに関わる議会から始めるべきだ。遅れた職域でもあり荒治療が要る。まずは政党間で争う国政選挙で、候補者の一定割合を女性にするクオーター制を実現したい。かぎを握るのは巨大政党。もはや「逆差別」を理由にためらう余裕はない。
100を超す国々が多様な割当制を採り入れ、女性議員を増やしてきた。先頃わが国会にできた超党派の議員連盟は、女性候補を5年で30%にする目標を掲げる。結果ではなく機会の3割だから、女性優遇の枠ではない。そもそも、能力に関係なく当選を重ねる男性議員はいくらでもいよう。
頂点を争う地位にまで女性を押し上げるには、強いルールで人材のすそ野を広げることだ。夢はるかでも、世界を動かす和製メルケルを待ちたい。

 日曜に想うより----富永 格
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震災後4年
住宅も商店街も。
仮設でしのぐ時はもはや過ぎ。
古里から人が去る。
復興の歩みの遅さを待ちきれずに。

素粒子より
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鴬宿梅の古事にもあるように、梅とウグイスの取り合わせは古い。
しかし実際は、梅にウグイスではなく「梅にメジロ」のことが多い。萌黄色で目がくりくりしたメジロは、花蜜が好きで梅の枝に来る。ウグイスは地味な茶系で警戒心がつよく、声は聞いてもなかなか姿を拝めない。
そういえば、北京五輪の開会式でこんなことがあった。可憐な少女が「天使の歌声」を披露して喝采されたが、実は舞台裏で別の子が歌っていた。姿と声を「いいとこ取り」した演出が批判されたのを、ご記憶の方もあろう。
「梅にウグイス」もそのくちか。ホーホケキョの美声をメジロの美形にかさねる「いいとこ取り」は、梅の色香と相まって、早春の心象として古来絶妙にブレンドされてきた。この季節に和菓子屋さんに並ぶうぐいす餅も、メジロ色が多いように思われる。
3月6日は虫たちが地中から這い出すとされる啓蟄。弥生の空は寒暖入りまじるが、それでもひと雨ごとに半歩、一歩と春は近づく。近所の公園でクロッカスが土を割って咲いていた。梅の開花前線も、北上中である。

 天声人語より
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「健康づくりのための身体活動基準2013」は身体活動を「運動+生活活動」と定義
日々のちょつとした動きもスポーツ並みの健康効果があり、ちょっと体を動かすことを増やす「プラス10」を推奨。そうすれば、がんや認知症を減らせるという。
では、どうすれば生活活動を増やせるのか。まず起床から就寝までに、どこで体を動かせるか1日を振り返ることだ。
通勤時に早歩きしたり、掃除や洗濯でキビキビと動いたり。そんな小さな動きが「ちりも積もれば山」。1日10分でも、1週間で合計1時間でもいいし、途中でやめても三日坊主を繰り返すつもりでも構わない。
自分の身体活動レベルを知るときには活動量計が役に立つ。
歩数計の機能に加え、家事などの生活活動で1日に体を動かして消費したカロリーが示される。活動量が基準や目標に対して十分なのか下なのか客観的に教えてくれる。
いわば自分の現在地を示すナビ。最近は結果をパソコンやスマホに送って確認できる。
注意点は、体を動かす次官は一気に増やさず、体調が悪いときには無理をしない。痛みが出たら、医師や運動の専門家に相談を。夏場などは炎天下を避け、熱中症に気をつけよう。

 元気のひけつより
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欧米企業の対中投資に陰り、法規制に不信感
欧米企業が対中投資を鈍らせ始めているとする調査結果を公表した。
コスト上昇が続くなか、制度の不透明さやインターネット規制への不満が高まり、中国政府が呼び込みたいタイプの投資にもマイナスとなっていそうだ。
中国南部で活動する米国企業は、企業活動の妨げとして最も多くの企業があげたのが、「法規制の問題」。中国の法規制の不透明度をめぐって「過去10年間、信頼の向上が見られない」という。人件費の向上も懸念材料となっている。
一方、欧州連合域内の企業でつくる中国EU商会は2月、中国政府のネット規制により、86%の会員企業で「ビジネスに悪影響が出ている」とする結果を発表した。

 紙面より
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老後の健康、歩いて外出できる体力を
「団塊世代」が、10年足らずで75歳以上の「後期高齢者」となる。その後の人生の明暗は「歩いて外出できる体力の維持」にかかっている。家事をこなし、公共の乗り物で移動し、スーパーで買い物ができれば、一人暮らしも可能だ。外出できれば、近所の人とも交わり、草花や風のそよぎに季節を感じ、心も豊かになる。買い物をすれば計算もする。歩けなくなると一挙にそれらを失い、医療、介護の対象になる。
心身を動かさないと老化は加速する。そのターニングポイントは、男性の場合、定年退職時にある。ここで手を打つには、いわば「大人の義務教育」のように場が有用と考える。「定期的に歩いて外出する場」を提供し、地域とのコミュニケーションの構築、健康・調理などの知識と技術を習得することを目標とした授業をしてはどうだろうか。
歩いて通えることが前提なので、65歳前後の1~2年間、半日程度のコースで週に2回ぐらい学区の小中学校の空き教室に集まってもらう。
全員参加は、ホームルームと健康講座くらいにしておいて、パソコン、園芸、手芸などカリキュラムは工夫次第、講師もメンバーの中から出てくるだろう。栄養の整った学校給食を食べれば、筋力低下予防にも効果があるはずだ。
自治会などで対象者全員に声がけするが、親や孫の世話、仕事や趣味を理由とする不参加は可とする。だが、出欠届は義務とする。元気だけど、自ら積極的に出向かない人々を集めることで、点と点がつながり面となれば、子育てや介護、防災の一助にもなり、地域に飲み仲間やゴルフ友むだちもできるだろう。終了後は自主活動が継続すれば成功だ。地域差はでるだろうが、医療費や介護費の削減に向けて、市町村でこのような「大人の義務教育」に取り組むことはできないだろうか。

 オピニオンより-----健康運動指導士・山田佐世子
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日朝国交正常化50年
日本と韓国は今年、国交を正常化させて50年を迎えた。
だが、領土や歴史認識などをめぐる摩擦のために、節目の年を祝う雰囲気にないのが現状だ。
韓国併合から100年に合わせた管首相の談話が示したように、韓国の人々は植民地支配によって国と文化を奪われ、民族の誇りを傷つけられた。
韓国では、植民地下で起きた大規模な「3.1独立運動」の記念式典があった。
一方、国交妥結後の多様な経済協力などで、日本は韓国の発展に大きく寄与してきた。
日本側がそうした最近の歩みに関心を偏らせ、韓国側は支配された過去だけにこだわろうとするなら接点は見つかるまい。
ちゅく実に積み上げてきたものがあるのに、お互いの実像がはっきりしないことも疑心暗鬼をふくらませている。
安倍政権の与党が昨年末の総選挙で大勝したことを受け、日本全体が歴史修正主義になびきつつあるかのような言説が韓国内で飛び交うのは、短絡的と言わざるをえない。
日本での「嫌韓」の勢いは、ひところほどではないものの、韓国のすべてが「反日」であるかのような指摘が残る。
だが少なくとも一般の韓国人に日本への強い敵対心はない。
韓国から昨年の日本訪問者数は過去最高だった。円安だけでは、この数字を説明できない。
両国間に難題が山積みしているのは事実だが、一面的な情報が実像をゆがめていないか、よく見極める必要がある。
日韓両政府は先日、「ともに開こう 新たな未来を」というキャッチフレーズを掲げ、自治体や民間が実施する行事を記念事業に認定して後押ししていくと発表した。
だが50年の節目をリードすべき政治指導者の動きは依然として遅い。安倍首相と、5年任期の折り返しを迎える朴大統領との初の首脳会談は、いまだ実現のめどは立たない。
両政府が続ける外務省局長級協議では、徐々に具体的な中身が出てきた。しかし、懸案の解決に不可欠なのは政治決断だ。
相手に対する無知は、警戒心や恐怖心をあおるだけだ。
時が過ぎればすべては過去になる。節目の年をどう彩るかは今を生きる私たち次第である。

 社説の一部より
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6日の東証は続伸
一時1万8900円台後半へ上昇。
約14年10カ月ぶりの高値水準を回復した。
欧州中央銀行が量的緩和を始めると発表したのを受け、ドイツと英国株が史上最高値を更新し、米ダウ工業株平均も上げたことなどを好感したため。

紙面より
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習流改革へ正念場、中国全人代開幕
原点と位置づける場所で習氏が力説したのは「小康社会」。経済的にややゆとりがある社会を目指す。改革開放にかじを切った鄧小平の時代から党が掲げる目標だが、現実は富裕層が増えた半面、発展に取り残された人々との差は広がるばかりだ。習指導部はすべての地方や貧困層を底上げするとの意気込みを鮮明に打ち出し始めている。
背景にあるのは、経済発展のスピードの鈍化を受け入れる「新常態」だ。打ち出したのが国民がともに豊かになるという目標と、不正や不平等の解消だ。今回の全人代は「新常態」で生じる動揺やあつれきを減らすための政策を整え、国民にアピールするのが大きな目的だ。
高速成長時代が終わることは、海洋権益などを巡り強硬姿勢が目立つ外交政策にも影響を及ぼしそうだ。
習主席は協力とウィンウィンの関係を核心とする新型国際関係という考え方を強調した。周辺国と実利を通じた結びつきを深めるその戦略の象徴が、陸の「シルクロード経済ベルト」と海の「21世紀海上シルクロード」の二つの経済圏構想だ。交易やインフラ整備などを通じて沿線諸国との関係を強めるブランは、全人代でも焦点になる。
尖閣諸島問題などを巡る対立を背景に日本からの投資が激減したように、外交的なあつれきを強めることは、「新常態」の下でこれまで以上に経済運営のリスクになる。王外相は昨年末の演説で「中国外交は国内の発展に奉仕することを第1の任務とし、そのために安定した国際環境をつくり出さねばならない」と、目指す方向性を示した。

 紙面より
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献金問題
敵と味方が入り乱れ、弾を放つ方向が定まらず。
補助金企業の献金問題は撃ち方やめか。
法律が悪いことにして。

素粒子より
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ロシアの暗殺、政治が深める暴力の闇
暴力によって言論・政治活動の封じ込めを狙った暗殺の色彩が濃厚である。
ソ連崩壊後のロシアでは、政権に批判的だった数多くの政治家やジャーナリスト、人権活動家らが不可解な死を遂げた。ほとんどの事件で誰が殺害を指示したかなどの事実が解明されることはなかった。真相は闇の中にとどまり、政治がらみの暴力が社会にはびこった。
2000年以来、一貫して国家の最高権力者の地位にあり、法秩序と治安を指導する立場にあったのはプーチン氏である。
その責任はきわめて重い。
政権は国営メディアを総動員して世論操作を続けてきた。米欧だけでなく、国内の反対勢力も敵に仕立てて国民の愛国心をかき立て、求心力の維持を図ってきた。
その結果、不寛容の空気が国内社会で強まったことが、野党指導者の暗殺という異常な事態を生み出したといえる。
プーチン氏が政策見直しと野党との対話に動かない限り、今の窮状からロシアが抜け出すことは難しい。政治暴力の闇を根絶することもできないだろう。
国際社会はウクライナ情勢に注意が向くあまり、ロシア国内の問題から目を離してはなるまい。人権と民主主義の原則なしにロシアの未来はないと、プーチン氏にくぎを刺すべきだ。

 社説より
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献金問題
あの人もこの会社も。
補助金企業の献金は頂点にも。
世はこうして回っていたか。
されど「知らぬことは知らぬ」。

素粒子より
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中東悩ます歴史の亡霊、一枚の地図
英国国立公文書館の収蔵史料の中に、約100年を経ても色あせない1枚の地図がある。
そこには、過激派組織「イスラム国」が敵視するある構図が記されている。
1916年、英国とフランスは連合国としてともに第1次世界大戦を戦ってきた。その英仏が、戦勝のあかつきに敵国オスマン・トルコの領有する中東地域を分割し、ロシアも加えた3国の領土や勢力圏にするとの密約を交わした。
交渉役の英下院議員サイクスと仏外交官ピコの名を冠した「サイクス・ピコ協定」だ。
2人が欄外に署名した協定付属地図の原本を閲覧した。
地図の左上、現在のトルコ南部からシリア西部、レバノンにかけてが仏の直轄領、右下はイラク中南部あたりが英国直轄領として色塗りされている。その中間地域は、赤青の色鉛筆で描いた線で区切られている。ほぼ、直線だ。左のA地域が仏、右のBは英の勢力圏という密約だった。
密約は翌年、革命で発足したソ連政府の暴露で破綻。厳密には地図通りの領土分割はなかった。だが、地図で英仏各勢力圏とされたAとBを隔てた直線の南側をたどると、現在のシリア南東部とイラク西部の国境線とほぼ重なる。
B側は一面に広がる砂漠以外、何もなかった。そこに直線を引いた国境線は、統治を押し付けた植民地主義の象徴ともみられても不思議ではない、と感じた。
ISの最高指導者バグダディ容疑者は14年7月、「サイクス・ピコを葬る」と宣言した。オスマン帝国と共に消えたカリフが納める国家を「再び樹立した」というプロパガンダに好都合だからだ。
そこでは、この1世紀の歴史は消去の対象でしかない。
この地域でISが台頭した背景には、国家の統治が及ばない空白地帯の存在など複雑な要因がある。列強が残した負の遺産は決して正当化されないが、それだけがISを生んだ元凶とみるのは、歴史のつまみ食いだ。国境をなくせば解決する問題ではない。
ISが日本人人質を冷血に殺害した今、中東を悩ます歴史の亡霊は、日本とも全く無縁ではない。一枚の地図に秘められた背景を、改めて知るべき時ではないだろうか。

 風より------梅原季哉
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献金問題
与党だけでなく、民主党の岡田代表ももらっていた。
この分かりにくい政治献金問題をなんとかしなくては。
政治資金規正法の改正まで踏み込むべきだ。

紙面より
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季節はまわり、早春の光は力を増す。冴え返りつつ春を待つ2月の言葉から
閑古鳥が鳴き、閉館寸前だった山形県鶴岡市の加茂水族館を「世界一のクラゲ水族館」として復活させた館長村上龍男さんが回顧録を出版した。万感こもる半世紀をつづった文末に「あれはくらげではなかった 姿を変えて私を助けに来た 神様だった」
74人が犠牲になった広島市の土砂災害から半年だった。小5の長男と2歳の三男を亡くした平野学さんが胸中を、「だんだん笑えるようにはなりましたが、いいことなのかどうかも分からない」
日中関係は複雑ながら、民間は密接な関係を保っている。カフカ賞の中国人作家、閻連科さんが「あなた方は政治をする、私たちは経済や文化で交流する、と分けてかんがえている。中国人はだんだん成熟してきています」。春節休暇には多くの中国人観光客が日本を楽しんだ。
シリアから来た女子留学生タルクさん。「シリアで死はもう日常。紛争やテロのある世界と『日常』との間には薄い壁しかない。でも、そのもろさは崩れるまでわからない」
会社を辞めて書き続けてきた山梨県のしいなさいちさんの作品が、第26回新実南吉童話賞の最優秀賞に。どんな作家を目指しますかと聞くと、「筆者の『しいなさいち』を逆から読んでください」。ほんのり人柄がしのばれる。

 天声人語より
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ロシアの事件
モスクワの反戦デモは追悼デモに。
野党指導者が暗殺され。
これもテロとの闘い。
街路を埋める行進に息をのむ。

素粒子より
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紛争地取材、真実伝えるためのリスク
後藤さんは紛争地で悲惨な生活を送る子どもたちの姿を追っていた。知人の湯川遥奈さんが拘束されていることもあり、危険を承知でISの支配地域に向かったのだろう。
直前に後藤さんは、「何が起きても自分にせきにんがある」と話すビデオを残した。私には、彼の相当な覚悟と、それでも核心に近づきたいという気持ちが理解できる。
今回、日本政府は2人の救出に最善を尽くしたのだろうと思う。
だが私自身、万が一の時に政府が必ず自分を救出できる、と思って紛争地に入ったわけではない。むしろ救出は非常に困難で、あてにしてはいけないと覚悟していた。
今回の事件で、「なぜ無謀で迷惑な取材が行われるのか」と思う人もいるかもしれない。いたずらに身を危険にさらし多くの人に迷惑や心配をかけるのは当然、極力避けるべきだ。一方で今回のような事件は、自分たちが介在しなければ伝えられない真実を伝えようとするジャーナリストが宿命に背負ったリスクの一つだ、と理解してほしい。

 記者有論より-----福島総局次長・四倉幹木
自分たちが介在しなければ伝えられないと思うのは、自己満足だ。
国費=国民の税金を使って政府が動くのだから迷惑だ。
また、無事に帰れば英雄扱いで、タレントになった人も、手記を書いて印税で儲けている人もいる。
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病後の回復に向けた栄養補給
熱や下痢がおさまった後の食事で心がけたいのは
①体を温める
②代謝を上げる
③疲労を回復
④消化器の吸収力を回復させる
の4点に必要な栄養をとることだ。
まず、体を温める。病後はエネルギーを使い果たし、低体温気味になっていることも多い。血行をよくする栄養素をとることをすすめる。
「ネギのツンとしたにおいのもとになっているアリシンには、血行をよくし、汗をかくのを促す働きがある。ショウガには殺菌力もある。紅茶やウーロン茶、ほうじ茶にも、体を温める作用があるという。
次に、代謝と疲労の回復。病気で落ちた新陳代謝を上げ、疲労を回復させるには、ビタミンやミネラルをとる必要がある。のどごしがよく、消化もよいものがいい。
子どもも食べやすいイチゴやスイートコーンだ。イチゴにはビタミンCやクエン酸のほか、腸を整える水溶性の食物繊維なども含まれている。
スイートコーンの主な成分は炭水化物。ビタミンB群やビタミンC、ミネラルなどもバランスよく含む。消化吸収が早い糖質も含まれている。コーンの皮は消化しづらいので、すりつぶしてポタージュスープなどにする。
熱が出たり、抗生剤を飲んだりすると、様々な腸内細菌が壊れてしまう。ヨーグルトで善玉の腸内細菌を補って、消化器の吸収力を回復させよう。
栄養を取りやすくするために、ゼラチンを活用しよう。
ゼラチンは消化吸収されやすいたんぱく質なので、栄養補給にもなる。ゼラチンでとろみをつけて冷やした「スープゼリー」は、ひんやりしていて、のどに炎症があるときも飲みやすい。
好みの果物や野菜のジュース、スイートコーンを使ったコーンポタージュなどで作ってみるといい。ジュースにショウガ汁を少し加えて、味をみながら砂糖やハチミツで甘味をつければ、子どもでも飲みやすい。
病気予防の観点から、日ごろの食事を見直すことも重要だ。
食物繊維には、整腸効果がある。イモ類や豆類、ゴボウやタケノコなどに多く含まれている。
胃や腸の粘膜を整える働きがあるキャベツやアスパラガスもいい。オクラも、胃腸を保護する働きがある。

 紙面の子育てより---山田佳奈
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命の値段が異なる理不尽
命の等価性を引き裂くものが二つある。外国人の「高い」命を危険に晒して、多くの見返りを得ようとするテロリスト。そして、「高い」命なのだから危険に近づくなと、自国民の命だけを大事にする国内の空気。
人質事件への対応の過程で、中東の人々の命の値段はますます、日本人の命と乖離していく。日本人を守るために、同じく拘束されたヨルダン人の安否は蔑ろにしてもよい、という空気が流れる。
そして今、日本人だけを守るためにどうするかに議論が集中している。では日本人とともに生きる現地の人々の命は誰が守るのか。なぜ?暴力の犠牲になっている人々全体を守ろうとは考えないのか。
日本はイスラームや中東の理解が足りない、と言われる。だが、欠けているのは知識ではない。「不公正」に対する怒りへの理解だ。
命の値段が違う。バリのテロには世界が連帯するが、武装勢力ボコ・ハラムがアフリカで何百人の住民を殺害しても、世界は動かない。白人の暴力は事故とされるが、イスラーム教徒の暴力はテロ扱いだ。
その都合のいい基準、不公正に、中東・イスラーム社会の人々は傷つき怒っている。彼らは、そのことをこそ、わかってほしいと思っている。

 あすを探るより------千葉大教授・酒井啓子
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