2013年05月の記事


東京市場
登山は下りが難しい。
谷底が見えれば背筋も凍る。
やせ尾根を行く東京市場。
急な登り下り続いてひざが震える。

素粒子より
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風わたる季節、安達太良山に登ってきた。
標高1700メートル。日本百名山のひとつは、早苗のそよぐ水田越しに、残雪を光らせてゆったりそびえていた。白い雲が西から東へ流れていく。
ふもとは若葉。小さなゴンドラを降りたあたりは新芽が萌え出していた。もう何日かで緑に染まることだろう。山頂からは下界の水田が光って見えた。なにごともむなかったかのような天地の姿である。
ひと月前、春を彩る食材の話を欠いたら、福島の読者から便りを頂いた。「まだ春の幸を喜べません」とあった。東京紙面の声欄にも「ツクシ、ノビル、タラの芽---しかし原発事故以後は、すぐに飛びつけなくなりました」と春を悲しむ人がいた。
安達太良山の頂に立てば、思い浮かぶのは「ほんとの空」である。<阿多多羅山の山の上に、毎日出てゐる青い空が、智恵子のほんとの空だといふ>。高村光太郎の詩句は<智恵子は東京の空が無いといふ>と相まって、空も川も汚れた高度成長期には望郷を誘った。
登山者の数は去年だいぶ持ち直したそうだ。しかし近くの観光施設では子供たちの姿が戻らないと嘆いていた。なし崩しの再稼働に流されていいのかと、山上の青空に問われた気がした。

 天声人語より
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問責
大阪の市議会が橋下市長への問責決議案を否決した。
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自省の先に強さと優しさ
欧州きっての新興都市が、ナチス党の天下でいかに灰色に成り果てたのか、様々な史料が語る。
世界恐慌で失業者があふれる街に、やがて「ユダヤ人に死を」と叫ぶ一群が現れる。「我々の狙いはまず、通りの征服だった」ファシズムの芽は貧困層の不満を養分に、全欧に影を落とす怪樹となる。国政選挙への挑戦から政権奪取まで、わずか5年の早業だった。
「今では当たり前に思える多様性や寛容さ、民主的な価値観が、とけれほどもろく、それゆえ死守すべきものなのかを知っていただきた」。アレクサンダー。コッホ館長の言葉だ。守るべきは、カリーブルストを受容した戦後社会のしなやかさだろう。
過去を清算し、近隣の視線を気にかける国に亡霊は戻るまい。だが歴史に照らせば、大衆のうっぷんはあらぬ体制を生み、その序曲はしばしば通りから鳴り渡る。街角に飛び交う憎悪を見過ごせない理由が、ここにある。強く正しく、しかも優しい国は、たゆまぬ自省からしか生まれない。

 日曜に想うから---富永 格
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地震予測
想像を超える被害を想像する。
南海トラフ地震の何という難題。
想像できる7日分の備えを、せめてささやかに。

素粒子より
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人民元高中国に打撃
人民元が値上がりし、対ドルで史上最高値の更新が続いている。各国の金融緩和で世界にあふれるお金が、中国市場に流れ込んでいるためだ。頼みの輸出にブレーキがかかるか、中国政府が打てる手は限られる。今後、日本などへの批判を高めることも予想される。
中国では、先進各国が思い切った金融緩和に踏み切ったことで、行き場を失った「ホットマネー」が流れ込んできた、という見方が強い。
悲鳴を上げるのが、輸出産業だ。中国では人民元がドルに対して1%上昇すると、衣料産業や紡績産業の利益がその数倍~十数倍、減少すると言われる。
人民元高を抑えようと、中国は為替介入を繰り返してきた。今回も「元売りドル買いの介入をしている可能性が高い」が、相場の流れを覆すほとではない。巨額の介入で国際社会の批判を招くのを避けたい思惑がある。

 紙面より
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議員の資産
あの先生がゼロ?
年々減る議員の資産。
現金、普通預金、親族名義。
きっとあるんだろうな、四十八手の裏表。
株も投信も乱高下。
衆院議員の3割が上場株を握りしめ。

素粒子より
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東証一時580円超下落、円は一時100円台
週明けの東京株式市場では株価が急落。日経平均株価は一時、前週末より580円超も値下がりした。アベノミクスへの期待で急上昇した反動による下落に加え、世界経済の先行きへの不透明感が高まったためだ。
円相場も一時1㌦=100円台の円高ドル安水準となり、さらなる株安につながっている。
東京債券市場では、長期金利が下がっている。指標の満期10年物国債の利回りは一時、前週末より0.030%幅低い年0.815%をつけた。

 紙面より
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東海村
警報を止めて実験を続ける。
2年前から全国で鳴り響く警報も聞こえず。
原子力発祥の地にして。

素粒子より
研究者は放射線を捜査している感覚がないのでは?
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健康でいるための活動目標
65歳以上、散歩、ストレッチなどどんな活動でも、毎日合計40分程度
18歳~64歳 歩く、自転車に乗る、掃除など毎日計1時間/汗をかく程度の運動を1週間に1時間
これが健康ぢくりのための活動基準。
1日に40分ほど体を動かす高齢者は10~15分程度の人より、がんや生活習慣病や関節痛、認知症になるリスクが平均21%も低いことが研究でわかった。活動量が増えると、がんのもとになる細胞ができにくくなるほか、血の流れが良くなることが理由らしい。
無理をして体を壊さないよう注意が必要だが、散歩やストレッチ、皿洗いなどどんな動きでも効果があるという。
また年齢に関係なく、活動時間が1日につき10分増えると、がんや認知症などになるリスクが平均3.2%減ることもわかった。

 紙面より
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青春
青春とは年齢ではなく、心のあり方だと言われる。
似た意味で、高齢の人には三つの田イブがあるとも言われる。
まだ若い人、昔は若かった人、そして一度も若かったことのない人。

天声人語より
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TPP参加、問われる戦略
日本は7月にも、関税をなくすなどはて自由貿易を進めるTPPの交渉に参加する見通しだ。TPPに入れば、韓国と同じ変化に直面するのだろうか。
韓国のように安い輸入農産物が押し寄せれば、農家には脅威だ。自民党は「コメ」「麦」「乳製品」「牛肉・豚肉」「砂糖やデンプンなどの甘味資源作物」の5品目について、関税撤廃の例外とするよう求めている。
TPP交渉参加をにらみ、政府は、打撃を受けた農家の収入を補填する仕組みも検討している。安倍首相はさらに「成長戦略」に農家の活性化を掲げる。
関税引き下げに備え、農地を集約して大規模生産を広げてコストの削減を進めたり、海外への農産物の輸出額を倍以上にすることなどだ。ただ、韓国もFTA対策として大規模化や輸出増を打ち出したが、めぼしい成果は出ていない。

 紙面より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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共通番号制が成立
すべての国民に番号を割り振り、税や社会保障などの個人情報を把握しやすくする「共通番号制度」法が、参院で自民、公明、民主の3党などの賛成多数で可決、成立した。政府は脱税を防ぎ行政の効率化につなげる効果を期待するが、プライバシー侵害などの不安も消えない。
計画では2015年10月をめどに、全国民に11桁以上の個人番号を記した「通知カード」を郵送。16年以降、希望者には顔写真付き「個人番号カード」を配る。
政府が個人情報を幅広く把握できるようになるほか、会社員らは番号を勤め先にも伝えねばならない。国民に対する国の管理が強まったり、番号が漏れて悪用されたりする懸念がある。

 紙面より
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世界一
高齢社会が誇らしく思える。
80歳の可能性を広げて、足元に見渡したヒマラヤの爽快。

素粒子より
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長期金利2倍に
長期金利が、節目となる年1%を突破した。4月初めに日本銀行が空前の量的緩和政策を始める前は0.5%台だったが、2カ月もたたないうちに2倍の水準まで跳ね上がったことになる。
金利上昇は、日本銀行が緩和策で大量の国債を買っている影響が大きい。国債を買い入れることで国債価格を引き上げ、金利を下げることをねらったが、物価上昇で金利が上がり、国債が下がるとみた投資家が国債を売り、日銀の思惑は外れた。
世界的な景気回復への期待も金利上昇を誘っている。米国では住宅市況や雇用情勢の改善で、金融緩和策が縮小されるとの見方が強まっている。米国でも国債が売られ、つられて日本でも国債が売られた。
景気が回復すれば、国債から株式などに資金が移りやすく、国債の値下がりで金利は上がりやすい。しかし、急な金利上昇は、住宅ローンや企業の借入金利の上昇を招き、景気を冷やしかねない。

 紙面より
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原発
未練募って周りが見えず。
もう金をつぎ込んでも動かぬものを。
断層上の敦賀原発。
専門家にまで八つ当たり。

素粒子より
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ハーグ条約、国会承認へ
国際結婚が破綻した際の子供の扱いを定めるハーグ条約の承認案が、参院本会議で全会一致で可決され、国会承認された。一方の親が母国に子どもを連れ帰る問題に対応するもので、日本の加盟には欧米の期待が強い。
今後、関連法を成立させるなど国内の環境を整えたうえで、年内にも条約に加盟する。
日本では離婚後の親権を一方の親に認めるが、加盟国には両親に認める国が多い。
日本では家庭内暴力から親子が逃げて帰国した場合に、子どもを戻すべきではないとの声が根強い。

 紙面より
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竜巻
暴風が突き破った窓や壁、がれきの山。
小学校の悲劇まで。
なんと似ていることか。
津波なら高台、では竜巻は。

素粒子より
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米中首脳、6月に会談へ
習主席就任後異例の早さで米カリフォルニア州でオバマ大統領と会談すると発表した。両首脳の会談は初めて。中国の国家主席が就任後約3カ月で訪米するのは異例で、米中関係を重視する姿勢の表れといえそうだ。
今後の二国間関係の基調となる方針を話し合う予定だ。
会談では、北朝鮮の核開発放棄に向けた協力や中東情勢なども話し合われる。
また、尖閣諸島を巡る日中の対立や南シナ海の領有権問題について、どのような議論が交わされるのかも焦点になる。

 紙面より
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看護婦不足
不足の手当となるか。
EPA枠の低迷を尻目に中国から大勢が海を渡って。
手のぬくもりに国境はなく。

素粒子より
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橋下氏だけの問題ではない。西村真悟氏の驚くべき発言もあった。
維新だけの問題でもない。首相の言葉や閣僚の靖国参拝も含め、多くのことが積み重なって、日本の政治家の歴史観、人権観が疑われている。
政治家の資質ということを考えざるをえない。マックス・ウエーバーの『職業としての政治』によれば、政治家にとって決め手となるのは判断力である。対象を冷静に距離を置いて見るべし。
「距離を失ってしまうこと」は政治家の大罪だ。一連の発言はまさにその過ちを犯している。
ウェーバーは戦争を道義的な意味で終わらせる道筋にも触れている。「品位のない増悪や憤激」が繰り返されるうちは、戦争は「埋葬」できない。それは「品位によってのみ」可能になるのだ、と。
判断力も持たなければ品位も欠く。そんな政治家に日本の将来は託せない。危なくて仕方がない。

 天声人語より
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維新の問題
暴言を吐いて曲解されたといい、言い訳を丁寧な説明という。
子どもには教えられない融通無碍な政治家の言葉。

素粒子より
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企業の好決算、未来への投資を
円安株高の追い風を受け、とくにトヨタ自動車をはじめとする輸出関連メーカーで収益回復が目立つ。
円相場は4年ぶりに1㌦=100円台に入った。円安の恩恵が1年を通じて行き渡るとの期待から、今期は一層の増益を見込む企業も多い。
ただ、期待先行の相場に支えられた面が大きいだけに、単なる円安頼みではない本当の収益力の強化に、いまこそ取り組まなければならない。
一連の株高を加速させた外国人投資家は、高い株価に釣り合う利益還元を強く求める。
しかも、過去10年余り、金融緩和によって債券利回りが低下するほど、株式投資への収益要求は高まる傾向がある。株高は株主からの高額な「請求書」でもある。
これに対し、経営者が目先の収益を取り繕うため、賃金や投資の抑制でお茶を濁す過去のパターンを繰り返すのでは、持続的な景気回復は望めない。
多くの日本企業は、あまりにも「どうコストを減らしていくか」に心を奪われ、「何を生み出すか」をおろそかにしてきたのではないか。
斬新な製品の事業化より、利益を見積もりやすい改良型の投資を増やすことで、投資家に対して成長を装ってきた面は否めない。
その結果、研究開発への投資を生かせず、安易な人件費の圧縮に依存した事業構造と経済のデフレ体質が強まった。
企業に求められているのは、新しい製品やサービスの創造に向けて積極的に投資をし、新たな顧客を開拓し、低価格競争を避けられるような商品力と成長力を構築することだ。
これを雇用・賃金面での改善とともに両立させ、実体経済を活性化させていく。
簡単ではないが、こうした長期的な視野からの企業経営にこそ、日本の未来もある。
円安メリットは過去、円高の対応に苦闘してきたことへのボーナスのようなものである。この原資を、きちんと生かしてほしい。
円安で逆に経営が圧迫される企業が多いことを考えれば、収益を回復させた企業の責任はなおさら重い。

 社説より
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熱中症の予防のために
人間は安静にしていても、尿を排出する上、皮膚からの発汗や呼吸でも水分
を喪失します。それらも考慮すると、通常でも1日1.5㍑の水分を取ること
が必要です。
運動をして汗をかくと、暑い夏には平素より1㍑くらい多めの水分と、適度
な塩分を摂取する必要があります。
尿や汗利中には塩分の成分であるナトリウムがかなり含まれています。特に
内分泌系の以上がある人の場合は、腎臓から尿中に過剰なナトリウムが排出
されて虚脱状態となり、血圧低下や生命の危険が生じますので注意が必要で
す。
日本の夏は気温が高い上に、湿度が高く、汗をかいても蒸発しにくくスチー
ムサウナに入っているような状態です。外出時は体温調節機能の弱くなった
高齢者や乳幼児は特に気をつけなければなりません。乳児を乳母車に長時間
乗せて買い物したり、わずかな時間でも駐車した車中に置いたままにしたり
しないようにすべきです。
就寝前には、38~39℃のぬるま湯でゆっくり入浴することが安眠を促します
。都市部では夜も気温や湿度はあまり下がらず、冷房や扇風機をつけたまま
眠る人がいます。ですが、体温が下がって風邪をひくおそれがありますから
、夜間は除湿機能のみにしたり、就寝1時間後ぐらいで切れる設定にしたり
する方がいいでしょう。旅先でも室温の下がり過ぎには注意して下さい。
なお、酒やビールは、たくさん飲むと、アルコールによる利尿作用で多尿と
なるので効果的な水分補給にはなりません。水を十分取ることが必要です。

 あるがまま行くより--日野原先生
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アベノミクス効果はGDP年3.5%増
内閣府がGDPが今年1~3月期は昨年の10~12月期よりも自室0.9%増えたと発表した。
この状況が1年続いたと想定する年率換算では実質3.5%増の成長になる。
安倍政権の経済政策「アベノミクス」で輸出や消費が伸びたからだ。
本格的な景気回復のかぎを握る設備投資はまだ低迷している。
企業は新たな投資に慎重な姿勢を崩していない。
ここ数年の「超円高」に耐えきれず、多くの企業が生産拠点を海外に移した。
やや円安に戻ったからといって、これから人口が減っていく日本で、新たな投資をしてモノづくりをしていこうという動きは乏しい。

 紙面より
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昆虫食
飢えのためか、好奇心か、ご先祖様はなんでも食べてきた。いま農地は疲弊し、海は枯渇が心配されている。人類は虫に救われるのだろうか。ありがいような、怖いような。

天声人語より
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大卒就職率堅調93.9%
今春卒業した大学生の就職率は、2年続けて前年を上回った。男子93.2%、女子は94.7%。5年ぶりに女子が男子を超えた。
就職率が上がった理由について、文科省は「大学とハローワークの連携で学生と就職先のマッチングを進めるなど、支援の取り組みが奏功したのでは」とみる。女子の好結果には、「明確な理由は分からない」とした。

 紙面より
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夢が欲しい。
企業にも。
ホンダにはサーキットが似合う。
鈴鹿にジーンズ姿でいた宗一郎氏が目に浮かぶ。

素粒子より
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農地の集約
水田を念頭に、農地を集約して経営規模を大きくする対策をまとめた。
これまでは売買での集約に主眼を置いていたが、まずは機構が農地を借り受け、区画を大きくする基盤整備もして貸し出す。
特に耕作放棄地については、所有者すらわからない場合、一定の手続きに従って利用権の設定を進めていく。
ざっとそんな内容だ。面積など具体的な目標を掲げて取り組むという。
規模を大きくすれば生産コストが下がり、安く売ることができる。低迷する国内のコメ消費をてこ入れし、輸出を伸ばしていく可能性も広がる。
ただ、これで農地の集約が本当に進むのか。基盤整備に名を借りた公共事業を増やすだけに終わらないか。心配である。

 社説より
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ヘイトスピーチ
自分のことを大切に思う。自分自身に価値を見いだす。そんな心の動きを自尊感情という。多少なりともそれを持てないと生きづらいが、往々「自分はダメだ」と落ち込むのもまた人間である。
といったことを考えたのは、最近ヘイトスピーチが議論の的になっているからだ。人種や国籍で人を差別し、侮辱し、貶める。例えば「韓国人を殺せ」などと、どきつい言葉を発しながら在日韓国・朝鮮人の多い街中を練り歩く。
あまりのエスカレートに国会の論戦でも取り上げられた。谷垣法相は「品格ある国家、成熟した社会」という方向と正反対だと嘆いた。安倍首相も言った。彼らは「結果として自分たちを辱めている」
仲間うちと違う属性を持つ人たちを攻撃し、その尊厳を傷つけることで優越感を持つ。満足を覚える。それは彼らの自尊感情の歪みのなせる業か。それともそれを持てないが故に代償を求めているのか。
司馬廉太郎の短いエッセイ―に「常人の国」がある。わが母校、わが社、わが民族---。
「わが」と限定されると<人間の情念はにわかに揮発性のガスを帯びる>。ガスの素になるのは自己愛である。<人はそれを共有して吸うとき、甘美になる>
ヘイトスピーチをたしなめる首相も、歴史認識をめぐる問題ではこの気体を吸い込んでいないだろうか。本当の誇り、自尊の心は、過去を謙虚に直視するところから生まれるだろう。常人の国であるためには「勇気と英知」がいると司馬は書いている。

 天声人語より
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母という字は
やさしいように見えて、むづかしい字です。恰好がとれない字です。
やせすぎたり、太りすぎたり、ゆがんだり、泣きくづれたり---。
サトウハチロウ
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日中韓の対話、環境協力を次へつなげ
中国で深刻化している微小粒子状物質PM2.5による大気汚染問題で、日中韓3国が政府間の協力態勢を強化することになった。
北九州市で開かれた3国の環境相会合で、政府対話の場を設けることなどで合意した。
国境をまたぐ大気汚染の防止には、政府間の緊密な連携が欠かせない。閣僚レベルによる今回の合意が、その一歩となることを期待する。
中国の周環境保護相は会合を欠席し、李次官が出席した。尖閣問題で硬化した中国政府の対日姿勢は、なおかたくなだ。
それでも、中国政府が次官を派遣してきたのは、問題の解決には環境対策のノウハウを持つ日本の協力が不可欠という事情があるからだろう。
PM2.5問題は、自動車の排気、石炭、建設工事、工場の排煙といった要因の複合体と言われ、解決は簡単ではない。
その一義的な責任は、成長優先で環境対策を後回しにしてきた中国政府にあることは言うまでもない。
ただ、中国では多くの日本企業が活動しており、問題の発生に日本が全く無関係といえうことでもない。
そして何よりも、中国の大気汚染は、北九州はじめ日本各地にも悪影響をもたらしつつある。
環境汚染で、国境線は意味をなさない。問題は、日本にとってもいや応なく「我がこと」となる。国境線を越えて協力に取り組むしかない。
ビジネスにしろ非営利にしろ、日本として協力できる余地は大きい。
3国が協力して取り組むべきは、なにも環境問題だけではない。ところが、5月に予定されていた日中韓首脳会談は延期され、日中韓財務相・中央銀行総裁会議も中止になった。
北朝鮮問題や3国の経済連携交渉など、現実を直視すればこんな異常事態がいつまでも放置されていいはずがない。
お互いに引っ越せない隣国同士である。利害が一致する分野から地道に協力を進め、信頼関係を築き直すほかはない。

 社説より
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もんじゅ
安全意識の地盤にも深い断層。
点検放置のもんじゆ停止へ。
そろそろその名も返上せねばお釈迦様の罰があたる。

素粒子より
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孤立を避けるために必要な歴史認識
東アジア地域の平和のためには、日本が正しい歴史認識を持たなければならない。
韓国の朴大統領が、オバマ米大統領との会談で対日関係に言及した。
言うまでもなく、歴史認識をめぐる安倍首相の言動や、麻生副総理らの靖国神社参拝を念頭に置いての発言である。
本来、隣国同士で素直に話し合うべき問題がこうした形で取りあげられるのは残念だが、それほど日本への不信感が強いということだろう。
今年に入って日韓間では関係改善を探る努力が続けられてきたが、以来、政府間の交流は再び滞ってしまった。安倍政権の責任は大きい。
この問題は、日米関係にも影を落とし始めている。
安倍政権の歴史認識を疑問視する声が、米国内で急速に広がっている。このままでは、日本の国際的な孤立さえ招きかねないことは、首相は深刻に受けとめるべきだ。
歴史認識で対立をアオルな言動は厳に慎み、一致できる部分で連携を深める。各国の信頼を回復する道はそれしかない。
日韓が対立していては、地域の問題は何も解決できない。事態打開の道を本気で探ってほしい。

 社説より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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桜の開花や生物の初見とともに、田植えもこの季節に列島を北に向かう。
今年一番早かった田植えの記事掲載は3月28日の静岡版だった。田植え前線は今、東北にさしかかりつつある。
稲も早苗のあちはたよりない。それがいつしか、伸び盛りの勢いで青々と田園を染めていく。しかし今年は不安の種が一つ蒔かれた。TPPの交渉参加である。成り行き次第では、コメを筆頭に乳製品などは大打撃を受けかねない。
そうした不安をかわす狙い、と言う無見方がもっぱらだ。
少し前、国内の工作放置地は「埼玉県に匹敵」と言われた。今は広がって滋賀県に例えられる。事態は甘くない。遅ればせの「所得倍増」の目標が選挙用の目くらましに終わるなら、泉下の硬骨の東北人をまた嘆かせることになる。

 天声人語より
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
今の私の希望です。

 私の証 あるがまま行く---日野原先生
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川口氏解任、不毛な対立にあきれる
民主党の海江田代表は、委員会を決めていたのに「それを放擲して中国に滞在したままというのは瑕疵がある」と指摘した。その通りであろう。
一方で、中国との閣僚級以上の対話が途絶えるなかで、尖閣や靖国問題で日本側の立場を伝えるのは国益上必要だという川口氏の言い分にも、聞くべき点はある。
国会開会中は、閣僚の海外出張も国会の了解が慣例となっている。このため、これを認めるかどうかが、しばしば与野党間の国会運営の駆け引きの道具として使われてきた。
政権交代をへて、ほとんどの政党が政権を担う経験をしている。国会を舞台にした足の引っ張り合いがいかに国政運営の時間を空費し、時に国益を損なうことを、多くの議員が実感しているはずだ。
野党が夏の参院選をにらみ、今回の決議によって安倍政権へのダメージを狙っているとしたら、不毛なことだ。
経妊決議案の採決日程をめぐる与野党の調整がこじれ、きのうの参院予算委では、自民、公明の与党欠席の中で安倍首相らへの質疑が行われるという珍事も起きた。
こんな意地の張り合いは、だれも国会にのぞんではいない。

 社説より
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ついに100円越え
4年ぶりに円が101円台に。
米国景気回復期待。
東証も急騰し、1万4600円台へ。

紙面より
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「さとり次代」という言葉から
ネットの世界で誕生し、広がっている。
80年代半ば以降の生まれで、20代半ばまでの年代をいう。さとりとは悟りでふろう。仏教でいえば、迷いを去り真理を会得することとされるが、ふつうには、知る、理解する、気づくといったところか。
右肩上がりの成長を知らずに育った世代である。だからか万事、欲がない。車もブランド品も欲しくない。海外旅行にも恋愛にも興味が薄い。将来、偉くなりたいとも思わない。同僚記者の表現を借りれば、「結果をさとり、高望みしない」
長引く不況が彼らにそう強いただけなのか。時代が生んだ新しい生活哲学なのか。もっとも、作家の高橋源一郎さんはすでに10年前の本紙で指摘している。身近な欲望しか持たない「喪失の世代」が登場した。これは「世界最先端の現象」だ、と。
世代論は難しい。的を外すと「ギョエテとは俺のことかとゲーテ言い」となりかねない。ただ、趨勢として若い世代の考え方は確かに変わりつつあるらしい。バブル時代の狂騒を思えば、真っ当な方向だ。景気回復もいいが、あんな時代に戻りたくない。

 天声人語より
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円安の結果
円安の風に帆を膨らませる企業あり、吹き飛ばされる企業あり。
軽くなったのは円安のせいかと財布を手で量る。

素粒子より
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日本と中国、わなを抜け出すために
尖閣諸島問題で、また歴史認識をめぐり、日本と中国が対立している。
こんなふうに、私たち新聞は「中国が」と書くが、中国の指導部にせよ、一般市民にせよ、意見が決して一つにもとまっているわけではない。
日本に対する強硬派がいると同時に、対日関係を重く見る協調派もいる。いまのような局面では、つい見落としがちだ。
日本と対立が強まれば、中国で対日強硬派の発言力が増し、協調派の発言力が低下する。そうでなくても日中には歴史問題があるから、注意しないと強硬派が優勢になる。ここに日中の陥りがちなわながある。
厄介なのは尖閣海域での対応だ。無用な刺激を与えるのは避けなければならない。だが、中国側が繰り出す監視船に対し日本側が後退すれば、それこそ「力で押せば日本は引っ込む」と強硬派を勢いづかせる。だから、退くわけにもいかない。ここが当面、最も難しい。
いずれにしても、対日関係改善を望む人が中国には少なからずいる。彼らを困らせる言動を慎むことが、わなを抜け出す第一歩になる。

 社説より
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人の国に対する印象は
日韓とも4割が印象悪化。
溝深く塀高く。
ただ汚染は海を越え空を渡る。
環境問題から環境を変えるほかなしか。

素粒子より
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東証、一時1万4000円台へ。4年11カ月ぶり
大型連休明けの東京株式市場は全面高になり、日経平均株価が取引時間中では2008年6月20日以来約4年11か月ぶりに1万4000円台を回復した。
一時は400円を超える上昇になり、1万4097円67銭をつけた。米国景気が回復するという期待に加え、円安ドル高が一時は1㌦=99円台まで進み、輸出企業の業績が良くなるという予想が広がった。
米国の雇用統計が発表され、市場の予想を上回ったため、ニューヨーク市場でダウ工業株平均が一時は史上初めて1万5000㌦台をつけた。この流れから、東京市場では米国景気は回復傾向にあるとの見方が広がった。
また、外国為替市場では、米国景気の回復期待からドルが買われ、6日のニューヨーク市場で一時は1㌦=99円45銭まで円安ドル高がすすんだ。

 紙面より
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国民栄誉賞
55番が投げ、3番が打つ。
熱狂する巨人ファンの目に、96番は映っていたか。
輝く背番号と意味ありげな背番号。

素粒子より
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双方ともお金がいらないわけではない。
それでも粋がる。やせ我慢する。
自己満足であり、大げさにいえば美学である。その「自分でもバカだなあとおもわなくもない」という微妙な心理を、喜ぶ。なるほど、いとおしくも思えてくる。
人の心はややこしい。二心という言葉もある。一つの頭の中で天使の声と悪魔の声が交錯したりする。損するより得する方がいいと、誰もが簡単に割り切るわけではない。見えもあれば、利他心もある。
損得ずくでないものを、安倍首相も称揚する。著書「新しい国へ」は損得を越えよと読者に訴える。例えば国への思いがいま、軽視されている。憲法改正を後回しにした弊害だ、と。本当にそうなのか。改憲機運が高まる。問うべきは、まさにその損得勘定である。ここは、「分からない」と言っている場合ではない。とっくり見極めよう。

 天声人語より
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人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
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被災地の交通、途切れた鉄路どうする
鉄路はつながって力になる。でもその費用をだれが出すか。過疎地に共通する難題である。
東日本大震災で、三鉄は線路などの300カ所以上を被災した。国費108億円によって来春に全通する予定だ。一方で、山田線はJRが線路をはがしてバスの専用道化する仮復旧の提案をしただけだ。不便だと地元は反対し、足踏みしたままだ。
鉄道軌道整備法という法律がある。被災した赤字の鉄道に補助できるが、そうでない鉄道には国費を使えない。三鉄は赤字だった。国土交通省によると、JR東日本は黒字企業だから自社復旧が原則だ。
三鉄線に接続するJR大船渡線、その先の気仙沼線は、すでにバス専用道になった。3戦は東日本の67在来線のなかで営業が下位の線路だった。JRには、これらの路線を将来も維持できるかという不安がある。
被災直後、被災者を運んだ三鉄は再起への大きな力だった。過疎地の交通は効率だけで語れないし、経済を忘れても守れない。これは全国の問題だ。

 社説より
被災地だからと優遇するのもおかしい。全国に廃線になつて困っているところは数多くある。
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がん予防も運動から
日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、
2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人と、約半数の方が亡くなっている。
74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。
2人に人のはがんになるということだ。
米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥
満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約
9万人に上る。そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で
体重が85㌔ぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。
思い立ってダイエットを開始。約半年間で25㌔減らし、今もその体重を維持して
いる。
その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々
にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはタンパク
質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョッキングを始め、マラソンに
も挑戦している。
がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本の
がん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。
ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーシ
ョンをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきら
めないで欲しい。

 紙面より---勝俣範之
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輸出依存は悪ではない
国内の人口減少とは異なり、世界では急速な増加を示し、今や約70億人に達している。つまり世界の市場規模は確実に拡大している。
そこで、あらためて外需狙いの新産業構造を構築し、世界市場に出て行くことが大切だ。それには新技術の開発が絶対条件だ。
新技術を開発して世界市場を席巻するためには、国際競争力のある企業の育成がカギだ。輸出依存の経済体質でも、企業が成長できる環境であれば、国民生活は安定し、海外からの投資も期待できる。
不況になると「外需より内需」と言った論が利かれるが、輸出が好調でなくては国内経済の活力はない。国際競争力強化が、国内総生産の成長そのものである。
企業社会が活性化し、働く国民が将来に不安を持たない社会を目指すには、消費拡大だけではなく、企業の生産拡大を目指した設備投資も必要となる。輸出は相手国への貢献でもあり、輸出依存は悪ではない。

 経済気象台より---樹
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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世界遺産に富士山が
親しみも神々しさも、あの形を抜きに富士山は語れない。幼児が描いてもすぐそれと分かる山は珍しい。甲州辺りから眺めると、飛び抜けて大きな峰が、日本アルプスの山々を従えるように屹立している。
今ごろの季節なら、蕪村の一句がどんぴしゃだ。<不二ひとつうづみのこして若葉哉>
。命みなぎる新緑と、埋め残されてそびえる富士を、一幅の絵さながらに描く。この山は、どこから眺めても正面のように見える。
万葉の昔から、絵師や文人に素材を与えてきた。葛飾北斎の「富嶽三十六景」などは世界的な傑作として知られる。信仰の山でもあり、江戸時代にも大衆の登山が大流行した。あまりの熱気を危ぶむ幕府が、禁令を出すほどだった。
麗峰にして霊峰。日本人には特別なその山が、ユネスコの世界遺産に登録の運びとなった。芸術や宗教への影響を思えば、自然遺産でなく文化遺産での登録は、むしろふさわしい。銭湯の湯気にも、これまた似合う。
山の形に話を戻せば、往年の名登山家、大島亮吉のこんな短章を思い出す。<紫匂う夕富士を見たことがあるか。どうしてあんなに火山系の古い山体はやさしく美しいのだろう>。たしかに、暮れゆく富士を眺めていると、「母なるもの」の輪郭が浮かび上がる心地がする。
それぞれの思いを背負って、年に約30万人という人が登る山である。さすがの霊峰も重いことだろう。いたわり、守る決意を新たにしたいものだ。届いた朗報を喜びながら。

 天声人語より
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『覚醒 観世音菩薩 慈悲の心』
ご開帳は、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人ひとり
と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこ
へ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、「人を思いやる心
」というものを考えなければならない時なのです。まさに此処に、観音様の
大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。
観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助
けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなく
ても、自分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいか
な、便利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だん
だん気が付かなくなっているのであります。
結縁開帳を通じて、観世音菩薩様のご宝前に立ち、静かに自分の心を見つめ
る時、一人はひとりの自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずな
のです。
そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が
観音様であるということに気付く、そうすればあなた自身もそうであること
に気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつで
もどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが
生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません
。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私
たちの心が観音様の心とひとつに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り
戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであり
ます。

                   西国三十三所札所会
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日本と韓国、向き合い信頼きずけ
大岩を頂に担ぎ上げたと思えば、そのたびに歴史認識問題で一気に転げ落ちる。日本と韓国の関係はギリシャの「シジフォスの神話」を思いおこさせる。
昨年春、中国で開かれた日韓外相会談で、韓国側はこの神話をたとえに取りあげ、「日本が歴史を直視しなければ、根本的な問題の解決は難しい」と語りかけた。
それから1年。韓国の尹外交相は、26日から予定していた日本訪問を直前に取りやめた。
韓国側が事前に再考を促したにもかかわらず、麻生副総理・財務相らが靖国神社へ参拝したための判断だという。
日韓でともに新政権ができ、初めてむかえる外相会談だっただけに極めて残念だ。
今回の会談には、とりわけ大きな意味があった。
挑発的な言動をやめない北朝鮮問題の協議にくわえ、冷えこんだ両国関係を改善する契機にしたいとの期待が、双方に出ていたからだ。
日本と韓国は、民主主義や市場経済という価値観を共有する隣国として、ともに歩みを進めてきた。
2年後に、国交正常化から半世紀を迎える。大きな節目に向け、何ができて何ができないのか。それを話し始める時期がきている。
そういう外相会談を目前に控えるとき、麻生氏らに続き、168人の国会議員が大挙して靖国神社に参拝した。
韓国側の反発は当然予想された。戦略性や外交感覚に欠けた行動と言わざるを得ない。
むなしい神話を終わらせるためにも、日韓は信頼の再構築を急がねばならない。

 社説より
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自由
好きに書けるのも表現の自由のおかげにて。
小欄も廃業の憂き目に遭うやもしれず。
憲法が変われば。

素粒子より
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先の大戦とは
後に東北大、明治学院大で教鞭を執った作間忠雄さんは、大学2年の43年に学徒出陣で海軍にはいり、零戦のパイロットになった。腕には自信があったが、特攻隊員の名簿には入らなかった。
志願したのに選に漏れ、不満を抱く何人かで上官に抗議すると、選抜の基準を教えられた。「この戦争は負けだ。しかし、日本民族が全滅しては困るから、男独りか長男は除外せよとの命令だ。気持ちはわかるが、諦めろ」。出撃が決まった同僚は「死にたくない」と涙声で話した。
次男や三男の隊員が次々と沖縄の海に散っていった。そのことが作間さんの脳裏を離れず、後に「沖縄の戦跡に憶う」と題する詩を書く。<戦友よ/君は見たに違いない/あの凄惨な沖縄戦の地獄絵を/石塊のように殺され焼かれた島人を>。
復員し、憲法研究者になった。
93年に本紙「論壇」に寄稿している。大戦が侵略戦争だというなら兵士らは「犬死に」だったのかという議論がおきていた。断じて違うと作間さんは書いた。「彼らは
『日本国憲法』に化身して、平和日本の礎となった、と私は確信している」。
作間さんは先月15日、90歳で亡くなった。最近、たまたま生前の著作「二十一世紀を生きる君に」を手にし、その事跡を大急ぎで追ってみた。わかったことには限りがあるが、紹介したくなった。
戦争を知る世代がすくなくなった。政界でも同様である。安倍政権がきのう「主権回復」の式典を催した。作間さんならどう考えたか、と思う。

 天声人語より
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クールジャパン
富士山を世界に売り出す。
AKBも、キティも、巨人の星も、ラーメンも。
官製ってところがクールじゃないが。

素粒子より
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日米防衛相会談
米国のヘーゲル国防長官とワシントン郊外の国防総省で会談した。尖閣諸島問題で尖閣を日米安保条約の適用対象と確認。
ヘーゲル氏は米国は主権の帰属については特定の立場は取らないが、尖閣は日本の施政下にあり、日米安保条約上の義務が適用される述べた。
「日本の施政権を損なおうとするいかなる一方的、強制的な行動にも反対」と述べ、中国を牽制した。
こうした米国の立場を、米国制服組トップのデンプシー統合参謀本部議長が先週の北京訪問で中国側に伝えたと説明。
「地域の安全保障上の挑戦で、当事国同士が平和的、協力的に解決しなければならない」とも指摘した。
北朝鮮問題については「ミサイル防衛協力が重要だ。核の傘を含め確固として日本を防衛する。北朝鮮は平和への賢明な行動をとるべきだ」と語った。

 紙面より
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