2013年02月の記事


アベノミクス
石油も電気も小麦も値上がり、お望み通りの展開に。
上がらぬのは給料と預金金利。
先憂あって後楽の保証なし。

素粒子より
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岸・アイク会談の重みは望めないか
安倍首相がオバマ大統領との顔合わせに期するところがあったのだろう。昼食を含め2時間。祖父が心血を注いだ日米同盟の「完全復活」を宣言してみせた。
もっとも、米側の関心は文言より実利とみえる。コメなどの関税を守りたい日本をTPP交渉に引き込むべく、「聖域」の余地を残した共同声明に応じた。回りくどい悪文は、交渉の結果によっては例外もあり得ると読める。これで日本の参加が固まった。
首相の記念講演の題は「ジャパン・イズ・バック」。強い日本が戻れば、東アジアの安定や日米関係に資するとの信念だ。アベノミクスへの自信ゆえか、おどおどした昔の面影はない。
アイクの時代、米国の懸念は東西冷戦だった。経済で独り立ちを図る日本を庇護したのは、ソ連や中国への対抗策でもあった。安倍政権の幸先の良さを認めた上で思うのは、3世代を経ても変わらない、極東の冬景色である。

 天声人語より
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イタリア
ローマ帝国の子孫たちは道を見失う。
待てどカエサルも来ず。
すべての道はローマから欧州へ世界へ混乱を運ぶ。

素粒子より
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木と紙でできた都市ゆえだろう
火災の多発が風俗や習慣に深く根をおろしている、と。なるほどと思って読んだ。
東京の老舗そば店「かんだやぶそば」の火事で思い出した。
東京都の歴史的建造物でもあった木造の、残念な災難だった。大空襲にも焼けず、作家の池波正太郎が「むかしの町の香りを辛うじて残している」と懐かしんだ一角の店である。食通で鳴らした池波は、あの世で嘆息していることだろう。
人の被害のなかったのが救いだが、全国を見れば連日、火災で命が奪われている。犠牲者は毎年1~3月が図抜けて多い。炎の跳梁を最も用心すべき季節である。
わけても高齢の人は細心を尽くしたい。長崎のグループホームで4人が亡くなったのは記憶に新しい。年間死者の6割強が65歳以上という現実は、誰にとってもひとごとではない。
この国では「火事はいつも恐れられている敵である」と。木と紙の家並みは変わったが、こと牙は今も意味深い。時は流れても、燃えさかって生命財産をなめる炎は敵でしかない。折からの寒波、心の拍子木を忘れず鳴らしたい。

 天声人語より
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日銀人事
国会より先に市場が同意の日銀人事。
金が回ってくる人たちが金回りをあてにして。
期待で回るインフレの歯車。

素粒子より
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日銀人事
政府は日本銀行総裁に黒田氏、副総裁の一人に岩田学習院大教授を起用する方針を決めた。総裁にあてる方針の黒田氏と同じ積極的な金融緩和論者で、安倍政権の経済政策゛アベノミクス」の柱である金融緩和の強化を確実に進める狙いだ。
もう一人の副総裁には日銀幹部をあてる案を軸に調整している。
近く正副総裁全体の人事案を固め、週内に国会に提出する方針だ。
東京金融市場では、金融緩和に積極的な日本銀行の正副総裁起用が固まり、緩和強化への期待感で円安と株高が進んだ。
東証は一時1万1600円台を回復。2008年9月29日以来、約4年9カ月ぶりの高値水準となり、08年秋のリーマン・ショック後の最高値を更新した。

 紙面より
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朴政権誕生
北に暴走政権と接し、互いに険悪な大国と東西に接し、国内にウォン高の苦境あり。
思えば隣国も似た悩み多く。

素粒子より
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円安の流れとその構造
これまでリーマン・ショック以降の円高については、リスクオフとリスクオンという言葉で説明されてきた。つまり欧州危機に始まり、中国の低成長リスク、米財政の崖問題などで市場は何度かリスクオフモードになった。その都度、避難通貨として円が買われ、日本経済の実態を反映しない円高の流れが継続してきた。
そして今、それぞれの問題は小康状態となった。史上では、投資家のリスク許容度が高まり、株式や原油などのリスク性子さんを積極的に買う流れが強まるリスクオンモードに転換したと見てよかろう。国内ではアベノミクスによって日本銀行はインフレターゲット2%を設定し、非伝統的な金融緩和策を推し進めている。
直近の日銀の金融資産買い入れ残高などを見るに、この2年間で猛烈な勢いで資産を買い入れている。今年の長期国債の積み上げ目途は44兆円と新規国債発行計画とほぼ見合う額だ。短期証券の買い入れも含め、長短金利の上昇は有り得ない気もするし、むしろ国債の品薄感から低下余地すら感じられる。
これらにより一時の流行した円キャリートレードの復活が起き、国内から海外への金融投資も助長されることになろう。加えて米側からのある程度の円安容認や、シェールガスの輸出で米国が対日輸出国ともなれば、円安の動きは加速することも考えられる。
このせいか、円安の悪影響に対する報道も見られるようになってきた。しかし今はじっくりとこの流れを見守るべき時期ではなかろうか。

 経済気象台より--QJ
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TPP交渉参加へ
関税の聖域を日米ともに確認した。
米国は車は例外と。

紙面より
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ユーロ圏の成長率2年連続マイナス
EUの欧州委員会は冬季の域内経済見通しで、ユーロ圏17カ国の2013年のGDPの成長率をマイナス0.3%とした。秋季見通しのプラス0.1%から下方修正し、2年連続のマイナス成長となる。13年に景気は緩やかに回復するとみるが、そのペースは鈍い。
南欧諸国は引き続き厳しい状況が続くが、市場関係者が注目しているのは、ドイツに次ぐ経済規模のフランス。国内消費が低迷し、失業率も上昇中だ。
仏政府は13年の成長率を0.8%と見込むが、欧州委の今回の見通しでは0.1%にとどまった。

 紙面より
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殺人ダニ
壁蝨の口肉に喰い込み根づきり--北山河
新型インフルエンザも地震もそうだが、むやみに恐れず「正しく怖がる」ことが大切だ。春の野を歩く前に、知識と予防策で身を固めて。

天声人語の一部より
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ネット選挙参院選から解禁へ
インターネットによる選挙運動が7月の参院選から解禁される見通しとなった。自民、公明両党が電子メールを除いて全面解禁する公職選挙法改正案を与野党協議会で示し、日本維新の会や生活の党、社民党などが同調。メールも含めた全面解禁を主張する民主党やみんなの党も妥協点を探っており、今国会で成立方向だ。
与野党が合意した項目は
・ホームページとブログ、動画の更新
・フェイスブックやツイッターなどソーシャルメディアの利用
・政党による有料バナー広告の掲載
・選挙期日後のネットを使った「当選御礼」などのあいさつ行為
・政党・候補者による電子メールを使った選挙運動
他人をかたる「なりすまし」や中傷を防ぐため、メールなどにはアドレスなどの連絡先情報の表示を義務付けた。違反した場合の罰則も盛り込んだ。

 紙面より
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震災
ひと足先に2年を迎えるニュージランド。
津波に守りのないソロモン諸島にM8。
太平洋囲む揺れる島々の輪。

素粒子より
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景気回復 円安頼みを超えねば
世界経済の緩やかな復調に、アベノミクスへの期待が重なって円安・株高をもたらし、ムードを改善している。
気ががりは、株高が円安に依存していることだ。
円安は輸入産業や消費者を圧迫する面もある。閣僚がこの点に言及すると、円高→株安の逆回転が起き、慌てて口先介入や日銀への緩和圧力に走る光景が目につく。
海外では日本の円安誘導への警戒感が募っている。
アベノミクスに理解を示す国々も、3本目の矢である構造改革で内実ある景気回復を図るという日本政府の言葉に期待しているにすぎない。
設備や研究開発への投資、何より消費の底上げで内需を拡大し、世界経済に貢献する覚悟が日本に問われている。
株高にわく民間企業は成長への行動に踏み出すときだ。
上昇相場に後から加わった外国人投資家らは高い収益を求めてくる。賃金の抑制で利益を出す発想では、戦後最長の景気もデフレから脱却できなかった失敗を繰り返すことになる。
新たな成長の展望を開くのは個々の企業だが、消費の拡大には、成長の恩恵が国民にひろく行き渡るという期待感を高めることが欠かせない。
デフレ圧力が働くのは、先進国で日本だけ賃金の減少が慢性化していることが大きい。賃金が減るまま円安だけ進めば、為替操作だといった海外からの批判にも抗弁しにくい。
折しも春闘は、大手の組合が経営側に要求書を提出し、本番に入った。安倍首相はこれに合わせ、経済3団体に異例の賃上げ要請を行った。
経済界は賞与の積み増しでは軟化しつつある。だが、賃金デフレの主因は賞与がもらえない非正規労働者の激増だという事実から目を背けるような姿勢はおかしい。
むろん、グローバル競争のなかで、単純な横並び賃上げ方式には戻れない。世紀と非正規の格差を是正しつつ、経済をどう活性化していくか。労使の工夫を政府が政策的に後押しして、成長と賃上げの好循環を生み出さなければならない。

 社説より
マスコミもトヨタなど大手の役員の報酬を広く国民に知らしめ、一般従業員との格差などをもっと報道すべきだ。一社を徹底的につるし上げて、円安の儲けを社内留保などに回さないよう、賃金に還元するように進める。
これを全国展開すれば昔の日本のように景気が良くなれば(会社が儲かれば)賃金が上がるというシステムに戻っていく。
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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日本人の季節感は、実にこまやかだ
今年の冬は寒い、毎年みごとな近所の寺の紅梅は、ようやく一つ二つと開き始めたばかりだ。駅への道にあるお宅の白梅がちらほら。東京の感覚では、いまが探梅から観梅への、ちょうど移行期らしい。
先日、静岡県熱海市の美術館で尾形光琳の「紅白梅図屏風」を見た。色のせいか、右の紅梅の咲き具合が心なしか早いように思われて、蕪村の<二もとの梅に遅速を愛す哉>が胸に浮かんだ。光琳の画も蕪村の句も、気品の中をゆったりと時間が流れている。
一点、ユーモラスな梅の句が、これは一茶にある。<紅梅にほしておく也洗ひ猫>。
春の泥に汚れた猫だろうか、洗って日なたで乾かしてやる。洗濯物のように猫が干される図を想像し、思わず頬がゆるくなる。
ついこのあいだ年を越したと思ったら、もう2月も半ば、きょうは二十四節気の雨水になる。降る雪が雨に変わり、雪が解けて土が潤いだす。しかし北国はまだ冬のさなか、観梅どころか探梅も遠い雪の空が続く。
万回もみごとだが、「一輪ほどのあたたかさ」こそ梅らしさだろう。寒さに向かって開く紅白は、どこか人を励ますところがある。まだ寒々と硬い大地から、春の足音が聞こえてくる。

 天声人語より
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著作権
おざなりな戦後の後始末は敗戦の記憶もあやふやにし。
戦勝国の著作権を10年長く保護する義務。
ここにもまだ。

素粒子より
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通貨安の恩恵かって各国も
2008年秋のリーマン・ショック後、大幅な金融緩和を進めて景気を下支えする政策を率先した国がある。米国だ。とくに、10年、中央銀行にあたる米連邦準備制度理事会が量的緩和第2弾に踏み切ってから、米国債などの資産を金融機関から買うことで金融市場にどんどんお金を注ぎ込んだ。
FRBのバーナンキ議長は認めないが、これが結果としてドル安につながった。まるで、今の日本をみるようだ。
欧州も政府債務危機でユーロ安が進み、とりわけドイツ企業は輸出を増やし、業績を伸ばしていった。
通貨高にさいなまれたのが新興国だ。せっかくの成長がとぼんでしまう。ブラジルなどは金融緩和で追従し、韓国もウオン安にして輸出産業を維持した。その間、リーマン・ショックの傷が比較的浅かった日本はこうした動きを追わず、円の独歩高が続いた。11年には1㌦=75円台前半になり、史上最高値を記録した。
今、急速な円安を受けて争いの兆しもみえる。ウオンが高くなり始めた韓国はお金が流入してウオン高になるのを防ぐため金融取引税などを検討するとの構えだ。

 紙面より
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児童手当
ひところ消えたのは老人。
今度は子供が消えていた。
死んだわが子で児童手当を。
市場も町場も手品ばやりにて。

素粒子より
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保守と革新の相克
革新という言葉が政治的に深い意味を持ちだしたのは、フランス革命をもって最初とする。そこには、既成の権力に抗し現実を変えたい、と熱望する圧迫された人民の思いが結集していた。
爾来、革新は野にある人々の独占するところとなった。
そのような人民の思いの成果の一つを、我々はソビエト連邦の出現に見ることが出来る。しかしながら、その革新の本家本元も、スターリンの独裁のもとに、最も革新から遠い存在と化した。シベリアの果てで白骨とならないために、人々はひたすら沈黙したのである。
考えてみれば、奇妙なことだ。革新を目指す勢力が、その思いを実現した途端、彼らは自らが撞着する存在となってしまったのである。
ソビエト革命から約百年、外来の友は深いため息とともにユートピア、見果てぬドリームだったなあと述懐したが、その表情は複雑であった。
現在、革新を標榜する政党は多いが、何をもって革新とするのかが必ずしも明快ではない。いたずらに百年の亡霊にすがり、自らの声に酔っているだけではないのか。
かくして革新を標榜する政党が誰よりも保守的であり、現実の改革は保守的とされる為政者によって着々と進められているという奇妙な政治構造が出来上がった。
政党が評論家的役割しか果たさなくなっては終わりである。米国における左翼勢力の衰退がこの間の事情を明確に物語っている。大衆は賢明であって、一時的には迎合的デマゴギーに踊らされることはあっても、やがて正常点に帰るのである。

 経済気象台より---可軒
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快挙
どこまでも飛ぶ16歳。
飾り気はないが羽があるような。
高梨沙羅の快挙。
やっぱり日本びいきだと言われようが。

素粒子より
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空箱にしないために
民意はどこにあるのか。あるはずの場所なら、はっきりしている。
あなたやわたしの頭の中だ。
しかし、その総体となると多くの民主主義国で、政府も政党もメディアもさぐりあてるのに右往左往している。
原発はやめるべきか、アベノミクスは支持できるか、日本は環太平洋経済連携協定に参加するべきか---。
民意と呼ばれるデータは、選挙や世論調査のたびに微妙に揺れ、あるいは劇的に変わる。ドイツの例はそのとらえどころのなさを如実に示す。選挙で勝った政党の政策を住民投票が覆す。選挙と住民投票のどちらの結果を民意と呼べばいいのか。
さまざまな問題について、あらかじめ一人ひとりに確かな意見があるわけでなく、民意は話し合ってこそつくられるのかもしれない。しかし、放射性廃棄物の処分場の受け入れをめぐって熱心に議論を重ねたスイスの小さな町の住民たちは、それに疲れ果てていた。
深刻な財政危機に陥ったギリシャで解決の主導権を握ったのは、国を超える機構である欧州連合や選挙の洗礼を受けていない指導者たちだ。確かに債権の道筋はようやく見えてきたけれど、声に耳を傾けてもらえぬまま重い負担を強いられた人々の支持が、外国人排除を主張する右翼政党に集まる。それは主権者の意思や意見というよりむしろ憎悪や熱狂という情念だ。
頼りなさそうな民主主義だが、よりよい手段がほかにあるわけではない。間接民主主義と直接民主主義が補完しあう仕組みを考えたり、徒労に終わらない熟議を工夫したり、なんとか多くの人が納得できる解決策を探りだすしかない。
そして、それを考えるのもまた、あなたやわたしということになる。もし、その頭の中に意見がないままなら、民意も生まれない。民意がなければ、民主主義はただの空箱になる。空箱ではわずかな人たちの声ばかり大きく響くことになるだろう。

 紙面より----大野博人
現在の日本の状態はメデイァに洗脳された民意のような気がする。
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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駆け込み退職を考える
地方自治体が今年に入り、退職手当の減額に踏み切っている。これが教員や警察官らの早期退職につながり、教育現場などに混乱を招いた。これは明らかに制度設計の誤りである。
昨今の民間企業では、景気低迷や海外への工場移転に伴い、雇用調整に踏み切っている企業も少なくない。その場合、一定の割増金を積み増した早期退職優遇制度が適用されることが一般的だ。
我が国が誇るものづくりは多くの場合、勤勉な労働力に支えられている。アナログ的な技術が脈々と後輩に伝えられてきた。こうした企業活動の中では、労務費の削減は最後の手段とならざるを得ない。
過去の労働と将来得たであろう収入への対価として、各企業は一定の割り増し退職金を支払ってきた。それが労働側の苦渋の同意を引出、企業を存続させてきた歴史がある。このような見識や努力が、現在の制度設計を担う責任者に不足しているのではないか。

 経済気象台より---行燈
言っていることが間違っている。原因は公務員の退職日時が、誕生日でなくて年度末である点である。
民間は、誕生日が退職日である。それに比べ公務員は4月生まれなら、次の年度末の3月いっぱい勤務できるのである。11カ月余分に給与を貰っておいて退職金が減るとの考えはおかしい。制度が不備というなら民間に合わせるべきだ。
マスコミも減額になる3カ月延長の人の例しか報道しない。これもおかしいのではないか。多い人もいるのだから。
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移動
上役らのコンクラーベを経て、辞令一枚で西へ東へ、得意と失意が行き来する。
世には小さく、されど人生には大きい。
春は泣き笑いである。

天声人語の一部
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孤立国家に未来はない
こんな愚かな行為を、いつまで繰り返すのか。
北朝鮮が3度目となる核実験を強行した。地域の平和と安定を乱す暴挙で、強く非難する。
国連安全保障理事会は、北朝鮮が核実験をすれば重大な行動を取ると警告していた。追加制裁などの対応を速やかにまとめ、核実験を許さない強い意志を示すべきだ。
北朝鮮のさらなる暴走を抑えるには、追加制裁などで十分な圧力をかけつつ、南北朝鮮に日米中ロを加えた6者協議を再開して、粘り強く打開を探るしかない。
日本は尖閣や竹島をめぐる中国や韓国との対立も抱えるが、ここは連携を強化すべきだ。
相次ぐミサイル発射や核実験には、発足1年の金正恩体制を固める狙いがあるとみられる。
米国では対話思考のオバマ大統領が2期目に入った。近く韓国大統領に就任する朴氏は、北朝鮮との関係改善をめざす考えを示していた。
それなのに、北朝鮮は自ら、関係を前進させる絶好の機会をつぶしてしまった。国際社会で孤立を深め、体制の安泰が図れるはずはない。
北朝鮮と関係の深い中国も、自制を働きかけていた。だが、実験を止められず、就任したばかりの習近平総書記にとって手痛い外交上の失点となった。
中国は、北朝鮮の安定のために過度に配慮する政策の限界を認め、姿勢を転換すべきときだ。中国からの食糧やエネルギーを止めれば、北朝鮮にとって大きな圧力になる。
北朝鮮は、格やミサイルの技術、資材を海外から入手した可能性もある。こうした移転を防ぐための国際的な監視態勢の強化も欠かせない。
この分野でも、中国の役割は大きい。

 社説より
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北朝鮮問題
横田基地から平壌へ、知らぬ顔で飛ぶ米軍機。
連携して制裁と言いつつの頭越し。
思い起こせばピンポンの時も。

素粒子より
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核の脅威 認識転換を
今回、北朝鮮は高い水準の核実験を予告していた。実際に何を達成したのかは分からないが、もし本当に核弾頭の小型化に成功し、長距離弾道ミサイルに搭載できるようになったのであれば、アジア太平洋の安全保障環境は根本的に変わる。
日本だけでなく、ハワイや米本土も核の脅威にさらされるからだ。
核ミサイルの実戦化までには、まだ課題があるというのが大方の見方だ。しかしそれを目標として、日一日と近づいていることも確かだ。
米国が、弾道ミサイル探知用のXバンドレーダーの日本追加配備を急ぐのは、そうした脅威認識に基づくものとみられる。
日本にとっての脅威はより深刻だ。すでに100~200基の配備が推定される、ノドンミサイルの射程に入っているからだ。その多くに核弾頭が搭載されたらどうなるのか。
それでも朝鮮半島の非核化を諦めず、外交努力を続ける必要性がある。北朝鮮の攻撃能力の近代化や増産にふたをするためだ。
抑止力の強化も考えなければならない。米軍がグアムに戦略爆撃機を展開しているのはそういうことだと指摘。通常戦力による抑止力体制づくりで、日韓が協力しないと万全でないとも言われる。
さらに、実際に攻撃を受けた場合への備えだ。米国は弾道ミサイル防衛など何らかの明確な対抗策をとるこを明らかにしている。日本も日本海上空で、確実に撃ち落とす能力を持たなければならないと元防衛相の森本氏は語る。
中国も巻き込んだ、制裁や非核化の外交努力が第一であることは言うまでもない。しかし、現下伊賀あることも事実だ。北朝鮮の核の脅迫に屈せず、最悪の場合に自らを守る方策を真剣に検討すべき段階に近づいたという、新たな脅威認識が必要だ。

 紙面より---編集委員・加藤洋一
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GDP年率0.4%減に
国内総生産が、2012年10~12月期は、その前の7~9月期に比べて0.1%減ったと発表した。四半期のGDPが前の月を下回る「マイナス成長は3四半期連続だが、7~9月期からマイナス幅は大きく縮小した。国内景気は昨春から後退しているとされるが、底打ちしつつあるとの見方が広がっている。

 紙面より
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猿芝居が得意な国
北朝鮮の場合、良からぬことは有言実行らしい。予告通り、3度目の核実験である。かの国を戒める言葉は尽きたが、国際社会があきれるうちに、北の核は現実の脅威になりつつある。
弾頭を軽くして、先に人工衛星と称して打ち上げた弾道ミサイルにつければ、米国本土をも射程に収めかねない。試し打ちの時はロケットと衛星でも、実際に落ちてくるのはミサイルと核爆弾。イランの猿のように、別の顔となる。
脱北が決死行なら、恐怖政治と飢えの中に残るのも命がけだ。民の涙を尻目に、「金王朝」は体制を護持しようと核開発を急ぎ、孤立を深める。火遊びのたび、内外で泣く人がまた増える。

 天声人語より
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北朝鮮
仰いで天につばし伏して地を揺るがし。
自国の民を人質に延命を企てる王朝。
下るべき歴史の審判がもどかしく。

素粒子より
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国が豊かになるのと入れ違いの街
炭鉱は、国が豊かになるのと入れ違いにさびれていく。脚本家の倉本聰さんが「悲別」を舞台に、失われゆく故郷と人間模様をドラマにしたのは1984年のことだ。以来、29年、今度は炭鉱に原発を重ねた劇をつくり、全国ツアーが始まった。
その「明日、悲別で」を見ると、国策に翻弄されて悲哀をなめ、怒りにふるえる個々の存在がつきつけられる。国の舵取りにもまれて、使い捨てににされる人間。名もない人々の一語一語が胸に刺さる。
閉山で去る労働者らは坑内に刻む。「我ラ世ニ遅レ不要ト言ハレタリ ヨッテ此処ヲ去ル 文明我ラヲ踏石ニシ高所ニ登リテ 踏石ヲ捨テル 踏石ノ言葉既ニ聞クモノナシ」。誰にも起こりうる痛みを分かち持ってほしい、と倉本さんは言う。
現実に戻れば、原発事故で故郷を追われた多くの人は、帰るめどが今もたたない。なのに原発への関心や、伊丹の共有は薄れてきたようだ。総選挙でも主役は経済が占め、原発は脇に追いやられた。
炭鉱や原発に限らず、人が軽くみられる社会で希望を探すのは難しい。

 天声人語より
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サイバー犯罪
さてその次は江の島のピンクの首輪の弁天小僧。
世俗と異界が交わるあたり。
猫に導かれてサイバー空間の扉へ。

素粒子より
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命に軽重はないけれど、喪失感の大きい訃報が続いた。才を惜しむ言葉を連ねつつ、神も仏もあるものかと嘆くばかりの小欄だが、ようやく神仏の存在を感じている。この子を死なせるわけにはいかない。
「女性にも教育を」と訴え、武装集団に襲われたパキスタンのマララ・ユスフザイさん(15)が、肉声のコメントを出すまでに回復した。銃撃から4カ月。砕けた頭蓋骨の穴はチタンの板で覆われ、耳には聴力を取り戻す器具が埋め込まれた。
心にも鉄の衣を着せ、命がけで闘う決意とみえる。生死の境をさまよって、なお「神に授かった新たな命は、人助けに捧げたい」気丈に語る姿は胸を打つ。ノーベル平和賞の候補とされるのも道理だろう。
彼女の信念はとりわけ、同世代の女性に響いたようだ。鳥取の高校生(18)は、大阪本社版の声欄に「学ぶ意味、マララさんに知る」を寄せた。「教育を受ける権利が保障され、勉強ができることにもっと感謝しなければ。目的を持ち、楽しんで学ばなければと思います」
日本や欧米では、勉強は「させられるもの」かもしれない。マララさんの受難を知れば、男女を問わず、皆が恵まれた境遇に気づかされよう。女性差別が残る国では、目覚めた娘たちが立ち上がっている。
人間、だれにも役割がある。生まれながらに伝統文化を背負い、歌舞伎の舞台に立つ少年がいれば、立志により「同性の未来」を担う少女がいる。生かされし幸運までも糧にする闘いに、今はただ、エールを送る。

 天声人語より
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トレッキングの注意点
山歩きをしていて、ひざの痛みを訴える人が少なくありません。
たびたび痛くなったり、痛みが取れないようなら、医師の診断を受けること。
そのうえで、山歩きをしても支障がないということなら、
ひざへの負担を軽くするために普段から足を鍛え、筋力を高めておくことも
大切です。太ももの筋肉を鍛えることです。真っすぐ立ち、ひざを直角にな
るまでももを上げる足踏みをします。左右で1回として50~60回繰替えしま
しよう。いすに座ったままでもできます。その場合は両手でひざを軽く押さ
えつけて負荷をかけ左右20回ずつ。
寝ころんでは、仰向けになり、ひざを伸ばして10~20cmほど上げます。
これも左右交互に20回。回数はあくまで目安。
無理せず、続けることが肝心です。除々に回数を増やしたり、足首に軽い重
しをつけたりしてもよい。縄跳びや階段上がりも効果があります。
山歩きでは、とりわけ下山時にひざに負担がかかります。
体重の2~3倍ともいわれます。このうえ、ザックの重みも加わりますから、
荷物をなるべく少なくする工夫をします。
傾斜の緩やかなコースやストック(つえ)を使うのも効果があります。
歩幅は小さくするのことも心がけましよう。
これから時期は足を冷やさないことも大切です。サポーターも有効ですが、
締め付けていると、血行が悪くなりますから、休憩時には外したり、ずらし
たりしましよう。
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3首相の失態が痛手だと民主党の総括案
衆院大敗の原案を民主党改革創生本部が原案をまとめた。衆院選で大敗の理由について「トップによる失敗の連鎖が続き、期待外れの政権というイメージを与え続けた」と明記。鳩山、菅、野田の歴代3首相のせきにんを厳しく指摘している。
政権交代以降の懸案・問題として鳩山内閣時の米軍普天間飛行場の移設問題と「政治とカネ」の問題、菅内閣時の突然の消費税増税発言、野田内閣での衆院解散の時期などを列挙。これらが「トップによる失敗の連鎖」と指摘した。
特に野田前首相については名指しで「野田総理は解散時期を見誤った」と厳しく指摘。

 紙面より
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知恵を授ける「虚空蔵菩薩」
虚空とは空間のこと。
空間は宇宙を果てしなく広がり、どんなことをしても決して破壊されない。仏の限りなく深遠な智慧を、果てしなく(無尽蔵)、決して破壊されることのない虚空にたとえ、それをシッカリと蔵している(保っている)のが虚空蔵菩薩なのである。
仏の智慧という抽象的な概念を仏格化した菩薩で、かなり複雑な性格を持っている。しかし、古くから「智慧授け」の仏として信仰され、弘法大師もこの菩薩に一心に祈願したところ超人的な記憶力を授かったと伝えられている。
また、江戸時代のころから「十三参り」という民間信仰が盛んになった。これは13歳になった男女が虚空蔵菩薩にお参りして智慧を授けてもらうというもので、今も京都などでは人気の年中行事となっている。
京都・渡月橋の近くにある法輪寺は「嵯峨の虚空蔵さん」として知られ、毎年4月13日に着飾った子供たちが参拝して智慧を授けてもらう光景が今も見られる。そして、お参りした帰り道には決して法輪寺の方を振り返ってはいけない。振り返るとせっかく授けられた智慧を返してしまうというのである。
虚空蔵菩薩の名作として名高いのが京都・高雄の神護寺の五大虚空蔵菩薩である。対日如来の持つ五つの深遠な智慧でわれわれを悟りに導いてくれるといわれ、端正な顔つきの五体の虚空蔵菩薩が道内に安置されている。京都の東寺の観智院には馬や孔雀などの鳥獣に乗った五大虚空蔵菩薩像がある。こちらは中国で作られ、平安時代にわが国にもたらされた。重文に指定されている。

 読んで知る仏像より---瓜生 中
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景気判断 上方修正へ
日銀は景気判断を上方修正することを検討。米国や中国の景気が堅調なため、日本からの輸出の減少に歯止めがかかりつつあり、企業の生産も増加に転じているためだ。
日銀は、足元の景気判断について、1月は「弱めに推移している」としていた。今月は、景気は弱い動きが続いているものの、一部に下げ止まりの動きが出ていることを示す表現に変更する方向だ。
さくねん12月の鉱工業生産指数は前月比で2カ月ぶりに上昇。中国向けの自動車輸出が増え、円安の進行で企業収益も上向いている。国内では復興関連の公共事業も堅調だ。
日銀は、金融政策については「現状維持」とする見込み。物価上昇率2%の目標達成に向け、実質ゼロ金利や、国債買い入れなどによる資金供給を続ける。

 紙面より
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禅の「無」は
言葉では表現しきれない世界が広がっている。
「無」は、決して虚無ではない。
座禅法では、瞑想により、心は「無」になると同時に、「無」が人間の生まれ変わる生き方を示唆するものだと考えます。
人間の死に方が、生き方ともなる。
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心がほっこりする話
寒のゆるみがうれしいこの時期、小欄にも暖を求めるお便りが届く。心がほっこりする話をもっと読みたいと。百も承知ながら、読者に先を越されることがままある。
東京で広げた声欄に「ビザ屋さん、ごめんなさい」があった。首都圏が「大雪」にあわてた成人の日、さいたま市の山口ひかるさん(10)は宅配ピザを頼む。「時間は約束できません」と言われたが、お母さんに注文してもらった。
この少女を後悔させたのは、長針が二回りした待ち時間より、配達員の姿だった。全身びちょびちょ、震える赤い手でお釣りを数えている。母親は申し訳なさそうに缶ビールを手渡し、娘もとっておきの10円菓子を差し出した。投稿は「お兄さん、今度は天気のいい日にたのむからね」と結ばれる。
届けてなんぼの宅配サービスに、客の心遣いは無用かもしれない。それでも、女の子は少し大人になり、若者は時給を超えた出会いを得た。雪道がもたらした寒くて温かい話。冷えたピザは、オーブンでおいしく生き返ったそうだ。
<クレヨンで描けば氷もあたたかい>あべ和香
寒いだけ、冷たいばかりの冬ではない。雪の夕、初対面の玄関にともった豆電球が、やがて投稿欄を照らす。人が触れ合って生じる熱は長持ちだ。凍れる記事が多い中、ほっとする話は胸に染み、内なるオーブンに火が入る。
春隣の週末ではあるが、予報は気まぐれな三寒四温である。いましばらく、心の筆記具をクレヨンにして、季節のせめぎ合いを見守りたい。

 天声人語より
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防護服
4年前の新型インフルで驚いたのは空港検疫職員の姿。
原発事故を経た今は、見慣れちまった悲しみに。

素粒子より
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テレビ60年
60歳にして、なお若々しいのか成熟が遅いのか、日本のテレビ放送に還暦の言葉は似合わない。画面では昨日と同じ芸人やアイドルが、昨日と同じ笑顔ではじける。
夢の箱は薄くなり、オールドメディアになった。生活に溶け込む一方、見入るのは「同世代」の中高年らしい。視聴率に縛られた番組作りなど、とかくの批判も聞く。誰にも一家言と付き合い方がある。
故阿久悠さんは、台本と首っ引きの進行ぶりを早くから難じていた。「命綱を十本もつけた空中サーカスを誰が見に行くだろう」と。なるほど、筋書きのないスポーツの生放送は人気を保っている。
片や黒柳徹子さんのように、「社会を良くする力」を信じて関わってきたテレビ人も多い。倍の齢を重ねた新聞の目にも、できることはまだあるように見える。箱の夢は尽きたのか、それを大衆が共有する知恵はないのか。探るだけの価値はありそうだ。

 天声人語より
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暴力団
がれき処理への参入話にだまされた土木会社が倒産状態と。
復興を支える人手まで食い物にして恥じない闇社会。

素粒子より
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新実南吉
愛知県半田市に、童話「ごんぎつね」などを書いた新実南吉の生家や記念館がある。今年が生誕百年と聞いて尋ねてみた。朗読会や音楽祭といった多彩な催しが計画され、地元は四季を通じて華やぎそうだ。
同時に没後70年でもあり、三十路に届かぬ夭折が惜しい。国民的童話といえる「ごんぎつね」は18歳の時世に出た。1956年から小学教科書に載り、教室で読んだ子は6千万人を超えるという。
この短い一話が、どれほどの幼い心に、やさしさや哀しさをそっと沈めてきたか、その広がりには大文豪もかなうまい。「ごん」に限らず、人生の初期に出会うすぐれた読み物には、たましいの故郷のような懐かしさが消え去らない。
記念館の学芸員遠山光嗣さんによれば、「ごん」の結末はなぜ悲しいの?という質問が時々あるそうだ。わかり合えないことやすれ違いがどうしようもなくあることを、南吉は言いたかったのでは、と答えることにしているという。
近年は、母子の狐の「手袋を買いに」も「ごん」にならぶ人気があるそうだ。
<里にいでて手袋買ひし子狐の童話のあはれ雪降るわふべ>
し皇后さまは詠まれている。南吉は古びることなく、人の心を洗い、ふくらます。

 天声人語より
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緊迫
レーダーに映し出された日中の緊迫度。
あおるような中国側の物言いに耳疑う。
乗らぬ勇気と緊張緩和の智恵を。

素粒子より
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財政演説「雇用・所得を拡大」
総額13.1兆円にのぼる今年度補正予算案の編成方針などについて財政演説をした。
安倍内閣の最重要課題を「雇用や所得を拡大させ、強い日本経済を取り戻すこと」と位置づけ、補正予算案の早期成立が必要だとして野党側に協力を求めた。
足元の景気について「景気回復への期待を先取りする形で、株価なども回復し始めている」と指摘。「こうした改善の兆しを、景気回復に確実につなげ、国民の間に漂う閉塞感を払拭していかなければならない」と訴えた。
安倍政権は、「大胆な金融政策」「機動的な財政政策」「成長戦略」を経済政策の「3本の矢」と位置づけている。麻生財務相は、1月に閣議決定した緊急経済対策は『3本の矢』による政策対応の第1弾とし、持続的成長に貢献する分野や日本を支える将来性のある分野に、即効性や主要創造効果の高い施策を優先的に実施すると説明。

 紙面より
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生まれ変わる
サバにマグロ生ませる研究あり。
減少に歯止めに一筋の光。
アナゴをウナギ、タカをハトに帰れませんか。

素粒子より
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バブルとデフレ、いま考える「花見酒の経済」
半世紀前に論説主幹をつとめた笠信太郎は、1962年の著書「"花見酒"の経済」で知られる経済ジャーナリズムの先覚者でもある。当時、日本は高度成長期。だが、その内実は地価高騰や銀行の融資膨張で実体以上に経済が大きく見えているだけにすぎない。
それが笠の問題意識だった。それは正しかった。日本経済がたどる80年代のバブル経済とその崩壊を予見するような慧眼のこの書は、半世紀を経たいまも色あせていない。
ただ、私には一つだけ不満があった。バブル批判に、花見酒をもちだしたことだ。
「花見酒」は古典落語の人気演題で、熊さん、辰つぁんが花見がてらに酒を売ってもうけようという噺である。
笠の論があまりに有名になったために、こちらまで良くない事例のように受け取られがちだが、それは誤解だ。
噺は2人が借金してたる酒を仕入れ、かついで行楽地に向かうところから始まる。道中、熊は我慢できず釣り銭用の10文を辰に払ってコップ酒を飲む。「それなら、おれも」と辰も10文払って酒をグビリ。そうこう繰り返すうちに目的地に着く。2人ともへべれけに酔っている。そしてたるはすでに空っぽに----。
笠は、こうとらえた。酒の売掛金が膨らんだように見えるが、しよせん2人の間のやりとりにすぎない。借金だけが残ってしまっては意味がない、と。そしてこれはバブルでかさ上げされた日本経済と同じ、と喝破した。
しかし、落語の話はバブルとちょっとちがう。熊と辰は計画通りにもうけられなかったものの、道すがら景色や会話を楽しみ、酒を満喫した。10文銭はお互いの間を行き来しただけだが、回転スピードは速く、お互いの満足度も高めた。
これは理想的なサービス消費と言えないか。私にはこの「落語の花見酒」が、成熟社会のなかでデフレを解消していくのに、むしろ範をあおぐ話のように思えてならない。
いまの日本経済に足りないのは、この2人のように「人生を楽しもう」と人々がお金をつかって、内需が拡大していくことなのである。
いや、笠の主張にケチをつけたいわけではない。日本で起きたバブル経済を「笠の花見酒」と名づけるなら、それが問題なのはまちがいない。
その警句は現代にも通じる。
いま政府、日本銀行、民間銀行の3者の間を、驚くべき規模の国債とお金がやりとりされ、積み上がっている。政府の借金と金融が膨張するばかりで、実体経済はいっこうに成長しない。この惨状こそ、笠信太郎が一喝する「笠の花見酒」なのだろう。
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歌舞伎界は大変だ
新しい歌舞伎座を見ずしてまた一人。
団十郎さん逝く。
自らの病と命からも、あの大きな目をそむけることなく。

素粒子より
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代表質問、なめられる野党
安倍首相の所信表明演説に対する代表質問が始まった。
政権交代後、与野党が論戦を交わす最初の舞台だ、自民、公明合わせて320議席を超える巨大与党に、野党がどう挑むかも注目された。
だが、きのうの衆院本会議での民主党と日本維新の会の質問を聞く限り、迫力を欠いたと言わざるをえない。
民主党の海江田代表は、経済の専門家らしく安倍政権の経済・財政政策の追及に多くの時間を割いた。
アベノミクスは、財政出動と公共事業に偏重している。2%の物価上昇は、国民生活に副作用を及ぼす--。
では、民主党は政権時代の反省もふまえ、どうしたら経済再生が実現できると考えているのか。海江田氏は「グリーン、ライフ、農林業の3分野に予算を重点配分する」と従来の主張を繰り返すにとどまり、物足りなかった。
中国や韓国との関係改善をどう図るのか。普天間問題をどう打開するのか。これらについても海江田氏は首相の考えをただすだけで、具体的な対策を示すことはなかった。
TPPの交渉参加については、質問すらなかった。民主党内で賛否が割れているからだろうが、これでは政権に足元を見られてしまう。
政権交代時代の野党の役割は、政権の暴走をチェックするとともに、説得力のある対案を示してその実現を迫ることにある。野党にはその自覚が足りない。

 社説より
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『覚醒 観世音菩薩 慈悲の心』
ご開帳は、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人ひとり
と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこ
へ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、「人を思いやる心
」というものを考えなければならない時なのです。まさに此処に、観音様の
大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。
観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助
けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなく
ても、自分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいか
な、便利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だん
だん気が付かなくなっているのであります。
結縁開帳を通じて、観世音菩薩様のご宝前に立ち、静かに自分の心を見つめ
る時、一人はひとりの自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずな
のです。
そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が
観音様であるということに気付く、そうすればあなた自身もそうであること
に気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつで
もどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが
生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません
。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私
たちの心が観音様の心とひとつに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り
戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであり
ます。

                   西国三十三所札所会
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市場拡大と価格競争
企業が価格競争をしかけたり、品ぞろえを拡大させたりして規模の獲得に走る。どちらも一見威勢はいいが、行き着く先は破綻という地獄が待っている。
右肩上がりに売上や利益が増え、業界でのシェアは伸びてゆく。経営者にとって、こんなに気持ちの良いことはない。新技術や、新しいビジネスモデルをひっさげて市場参入した企業は向かうところ敵なしだ。
だがまもなく、類似品や類似企業が市場にあふれ、技術から価格へと競争の質が転じる。市場規模が成長段階なら、参入企業のすべてが成長路線を走ることができ、我が世の春だ。しかし市場拡大がとまると、シェア争いに転じ、それは価格競争につながる。
こうした競争の歴史に残る巨大スーパーが失敗し、隆盛を誇った百貨店も行き詰まった。企業の頂点に立っていた銀行の破綻もつきつめれば経営理念の無い競争によるものだ。いわんや中小企業が価格競争に突入すれば簡単に破綻する。
そしていまや、我が国のお家芸だった家電や電子部品、自動車でも同じ道を歩いてはいないだろうか。
国内ではデフレ経済のなかで厳しい価格競争を演じ、海外では中国をはじめとする新興国と価格競争でせめぎあう。その先にある破綻は避けなくてはならない。それには新技術の開発、新ビジネスモデルの開発以外に道はない。
中傷企業ならば、新技術といえばたくみの技だ。21世紀の中小企業は、伝統に培われた熟練の職人技に加えて、ITと最先端の工作機械を駆使した超精密な技術だ。追求すべきは規模の拡大ではなく、こうした技を応用した電子技術や機械技術、光学技術だ。

 経済気象台より---樹
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三十三の姿に変化する「観音菩薩」
観音菩薩は、正しくは観世音菩薩という。
「観」は観察するという意味だが、人間の能力で観察するのではなく仏の智恵で観ること。つまり、すべての現実をまるごと観察することである。
そして、「世音」は世の中の音声、すなわち苦しみや悲しみにあえぐ世の中の人々が助けを求める声である。その声を即座に聞きつけてあらゆる手段で人々を救ってくれるという。
そして、観音菩薩は救いを求める人の性別や職業、身分や境遇に応じて三十三の姿に変身するという。貧しい人の前には貧しい身なりで、裕福な人の前には裕福な身なりで現れる。つまり、救いを求める人がいちばん相談しやすい姿で現れるのだ。
このような観音の変身を三十三変化身という。これに基づいて西国三十三観音霊場が定められ、京都の三十三間堂もこの数字にちなむ・
われわれのあらゆる要求に応えてくれる観音菩薩はすでにインドであつく信仰され、中国でも日本でも盛んに信仰されてきた。
この菩薩人気の秘密は今、現実の世界で苦しみ悲しんでいる人を即座に救ってくれる現世利益にある。そして、十一面観音や千手観音など、多彩な顔ぶれが登場してきた。
日本では西国三十三観音霊場を中心に今も盛んに信仰され、国宝や重文に指定されている観音像も多い。
湖北(琵琶湖の北側)の向源寺や奈良の法華寺の十一面観音などは誰もが認める名作で、ともに国宝に指定されている。また、浅草寺の観音菩薩は絶対秘仏で千年以上の間、誰の目にも触れたことがない。それでも「浅草の観音さま」の名で親しまれ、年間3千万人もの人が訪れる盛況ぶりだ。

読んで知るより-----瓜生 中
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寒の季節と冬の野菜
畑で野菜を作っていると、土は働き者だとよくわかる。猫の額ほどの借地ながら、夏に冬に多彩に実らせてくれる。ひとくちに野菜畑と言っても季節によってたたずまいは違う。緑の盛んな夏に比べて冬の畑は地味でつつましい。
大根も白菜も、一心に冬日を浴びているように見える。寒い畑でじりじりと育ち、土の滋養をたっぷり取り込んでこそ味わいが増すと、いつか記事で読んだことがある。
白根の長い根深葱も冬の畑の光景だ。抜いてきた太いのを親指ほどの長さに切る。表面が黒く焦げるまで網で焼いて、表皮をむく。かつお節としょうゆで舌にのせれば、芯までとろけ出してくる。飯に酒に、しみじみと味は深い。
冬の野菜は寒さを感じてきゅっと身を守り、甘みが増すのだという。だが今季は寒くて縮こまりすぎたのか、高値の報が各地から聞こえてくる。白菜など、産地によっては昨季の倍近い値で鍋好きを悩ませる。
<寄鍋やたそがれ頃の雪もよひ> 杉田久女
しんしんと雪の降る夕べや、北風が裸木を鳴らしていく夜は、ものの煮える音がごちそうになる。鍋を囲むうれしさは、たぎる音と立ちのぼる湯気。たっぷりの冬野菜なしには始まらない。
筆者の作る畑も、この冬は霜柱の立つ日が多い。素人が言うのも何だが、人事を尽くしてなお天気を頼むしかないのが農業の厳しさだろう。気象図には縦縞が並び、日本海側は荒れた空模様が続いている。雪の深さを案じつつ、寒明けまでの日数を指折りかぞえてみる。

 天声人語より
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大鵬
天に召された大横綱が愛した大きな孫3人。
「幸」の名と努力の教えを受けて。
育て、むりへんもげんこつもなく。

素粒子より
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原発の新安全基準案
地震や津波に対する原発の新しい安全基準を検討している原子力規制委員会の有識者会合は、新しい基準の骨子案を示した。従来の国の指針では津波対策の記述はわずかだったが、東日本大震災と東京電力福島第一原発事故を踏まえ、起こりうる最大規模の津波を「基準津波」として原発ごとに設定し、対策の徹底を求めたのが最大の特徴だ。活断層についても定義拡大や調査の詳細化を盛り込んだ。
原発の地震対策に関する国の基準が変わるのは、2,006年の耐震指針改定以来年ぶり。津波対策として、原発ごとに最大規模の津波を「基準津波」として新たに想定する。津波の原因としては、地震だけでなく火山の崩壊や地滑りなども考慮する。そのうえで、基準津波を十分に防げる高さの防潮堤の整備や、重要な機器がある建屋の防水化など、浸水した場合の影響を防ぐ対策を求める。
また、原発の安全性評価の対象となる活断層については、活動履歴を従来の「12万~13万年前以降」で判断できない場合、「40万年前以降」まで広げて活断層かどうかを検討し、隣り合う複数の活断層は連動を考慮することを求める。40万年前以降の活動が指摘されている断層が敷地内にある東京電力柏崎刈羽原発や北海道電力泊原発の安全性確認に影響が出る可能性がある。

 紙面より
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