2012年05月の記事


会談
そもそも泰山でもなく鳴動もしていない。
ネズミ一匹、出てくるはずもなし。
乾坤一擲の会談はただの意見交換。

素粒子より
コメント (0)

経済成長できるのか
かねて行き過ぎた緊縮財政の危険性と、成長重視の必要性を訴えてきた多くの
エコノミストの主張にも沿っている。そして、財政政策で成長を図っていくこ
とは、お題目としては正しい。
しかし、どうすれば経済成長できるのかを分かったうえでの政策転換や議論な
のだろうか。金融危機に対して無力だったエコノミストの主張を信じてもよい
のだろうか、という疑問も湧く。
財政による景気刺激は、景気の落ち込みを止めたかもしれない。だが、その後
の景気回復の持続に対して力不足だったことは明らかだ。
前例のない金融緩和も、一時的な株価回復と信用不安の緩和をもたらしたにす
ぎない。
労働市場の柔軟化などの構造改革が、ドイツのように不況への抵抗力を強め、
経済成長を促す可能性はある。ただ、効果は表れるまでには時間がかかる。
世界経済を見渡すと、まだ金融危機の後遺症がある。つまり、バランスシート
調整の長期化や金融仲介機能の毀損を通じて、従来の政策の有効性を低下させ
ている可能性がある。
さらに、財政再建の遅れが、金利や資産価格の変動など市場の不確実性を高め
、景気に悪影響を及ぼす懸念もある。
お題目だけでは、経済は動かない。どうしたら経済が成長し、雇用が生まれる
のかを改めて考え、答えを出す必要がある。

 経済気象台より---山人
コメント (0)

季節のうつろい
盛りを過ぎたツツジの隣で薄緑のアジサイがふくらむ。
私鉄駅にかけた巣でツバメのひなは、はや巣立ちの気配。

素粒子より
コメント (0)

たとえ話
政治家はたとえ話がうまい。
田中角栄元首相がこんな人物評を語ったそうだ。「大平は一刀流、福田は長ド
ス、三木はくさりがま、宮沢は小太刀」。いずれも自民党の大物だが、往年の
政界図を彷彿とさせて面白い。
時は移って、すっかり「決められない首相」の印象に染まる野田さんである、
失礼ながら、思い浮かぶのは「鉛刀」だ。つまり「なまくら刀」。といって
も悪い意味ばかりではない。「鉛刀は一割を貴ぶ」と中国の詩句に言うそうだ

鉛の刀は一撃すれば折れ曲がってしまう。だから一度きりの機をねらい、邪念
も色気も捨てて無念無想、全力を絞れと説く。二度目はない。税と社会保障の
改革で「不退転」を繰り返す首相に、さて、その気概はあるのだろうか。
答弁はよどみないが、紋切り型だ。身内の融和が何より大事な輿石幹事長をど
うにもできない。そうこうするうちに、小沢元代表が勿体顔でまた登場である
。堂々巡りにうんざりとなる。
今や常套句の首相の決意を、<幾つあるのか政治生命>と川柳欄が一刺ししてい
た。自民党に秋波を送り、元代表にも流し目を使う。駆け引きをすべて否定は
しないが、「保険」を捨ててこそ浮かぶ瀬もある、だろう。

 天声人語より
コメント (0)

会談
乾坤一擲、一期一会。野田・小沢一世一代の大勝負。
一言居士は一蓮托生に応じまい。
一陽来復は望むべきもなし。

素粒子より
コメント (0)

消費増税と再生 決断の時
民主党内では保守の野田氏と、自民党内ではハト派の谷垣氏。重なる部分は多
い。2人とも財務相を経験し、財政の窮状をよく知っている。何よりも、政権
与党と野党第一党が「消費税率は10%」で一致しているのは、極めて珍しい。
こうしためぐり合わせは「まさに金環日食なみの幸運だ。いま消費増税が実現
できなければ、今後10年、税率は上げられないだろう」という見方は、的外
れではない。消費増税をやり橘田えで、社会保障の抜本改革や経済再生に向け
て手を打っていく。その決断が求められていると思う。
思い返せば。野田氏が初当選したころから、日本の政治は「すれば病」とも呼
べる単純化症候群に陥ってきた。
衆院に小選挙区制を導入すれば、政治が活性化する。郵便局を民営化すれば、
あらゆる改革が進む。そして、政権交代すれば、新しい政治が切り開かれる--
-。
結果は期待通りにはいかなかった。制度議論は盛んに繰り広げられたが、肝心
の政策の中身は詰められなかった。
財政や社会保障、外交・安全保障などの議論は深まらないまま、2大政党が党
の内外で権力闘争を続けた。
経済は伸び悩み、パイは膨らまない。高齢化が急速に進み、負担が増えてきた
。「成長の分配」に代わって「負担の分配」をどう進めるかが政治の課題とな
ってきた。政治家が国民と一緒に考え、合意をまとめなければならない。
そこで「政治を考える」材料を提供したい。そんな思いからこのコラムを書き
続けてきた。少しでも議論のきっかけを提供できたとすれば、記者冥利に尽き
る。権力の動向をウオッチしつつ、政治の質を上げるために論を張る。政治ジ
ャーナリズムの仕事が尽きることはない。

 政治孝より---星 浩
コメント (0)

人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
コメント (0)

貿易赤字4月は5203億円
4月の貿易統計によると、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は5203億円
の赤字だった。
月刊の貿易赤字は2カ月連続。赤字額は、4月としては、第2次石油危機の影
響があった1980年4月の5083億円を上回って過去最大となった。
2011年度の貿易収支は過去最大の4.4兆円の赤字を記録。東日本大震災から1年
以上たった4月の動向が注目されたが、原油や液化天然ガスなどエネルギーの
輸入額が高止まりし、赤字傾向に歯止めがかからなかった。
各地の原発停止にともない、火力発電に使うLNGの輸入量が増えたためだ。
原油も、輸入額が19カ月連続で増えた。

 紙面より
コメント (0)

子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
コメント (0)

EU首脳合意、成長へ欧州投資銀強化
EU27カ国は、ブリュッセルで臨時の首脳会議を開いた。経済を成長させて
雇用を増やすために、通信網の整備などのインフラ投資を促すことで合意した

欧州投資銀行に追加出資するなどして、インフラ整備への投融資を増やす。
EUは財政支出を減らしたことなどが響いて景気が悪くなり、失業が増えてい
る。このため、財政再建の一方で、インフラ投資を増やすなどして景気を上向
かせ、経済成長につながることが必要だという認識で一致した。

 紙面より
コメント (0)

トレッキングの注意点
山歩きをしていて、ひざの痛みを訴える人が少なくありません。
たびたび痛くなったり、痛みが取れないようなら、医師の診断を受けること。
そのうえで、山歩きをしても支障がないということなら、
ひざへの負担を軽くするために普段から足を鍛え、筋力を高めておくことも
大切です。太ももの筋肉を鍛えることです。真っすぐ立ち、ひざを直角にな
るまでももを上げる足踏みをします。左右で1回として50~60回繰替えしま
しよう。いすに座ったままでもできます。その場合は両手でひざを軽く押さ
えつけて負荷をかけ左右20回ずつ。
寝ころんでは、仰向けになり、ひざを伸ばして10~20cmほど上げます。
これも左右交互に20回。回数はあくまで目安。
無理せず、続けることが肝心です。除々に回数を増やしたり、足首に軽い重
しをつけたりしてもよい。縄跳びや階段上がりも効果があります。
山歩きでは、とりわけ下山時にひざに負担がかかります。
体重の2~3倍ともいわれます。このうえ、ザックの重みも加わりますから、
荷物をなるべく少なくする工夫をします。
傾斜の緩やかなコースやストック(つえ)を使うのも効果があります。
歩幅は小さくするのことも心がけましよう。
これから時期は足を冷やさないことも大切です。サポーターも有効ですが、
締め付けていると、血行が悪くなりますから、休憩時には外したり、ずらし
たりしましよう。
コメント (0)

消費増税の鬼になれるか、野田首相
輿石氏は小沢元代表への配慮から「党内融和」「解散回避」をアピールしたい
のだろう。ある野党の幹事長は「輿石氏を切らない限り、消費増税は進まない
。野田氏が鬼になれるかどうか、大きな分かれ道だ」と見ている。
野田氏は「輿石さんは私に『消費増税の法案は必ず通します』と約束している
。信頼している」と語っている。野田氏の「信頼」は通じるのだろうか。
野田-輿石関係はどう動くか。そこが当面の政局のポイントだろう。
野田氏は最近、こんな質問に短く答えた。「あなたにとって、政権維持と消費
増税のどちらが大事ですか?」
「愚問だ。消費増税に決まっているよ」。解散・総選挙の結果、政権の座を降
りることになっても消費増税を実現する。そんな意気込みを感じた。その気迫
がどこまで通じるかが、見ものだ。

 政治孝より----星 浩
コメント (0)

信ぜられて後に諫む。いまだ信ぜられざれば、もって己を謗るとなさん。
君主を諫めるには、十分な信頼を得ておかなければならない。信頼されてい
ないのに諫めれば、君主は自分の悪口を言われているとか思わないであろう

現代の上司は、君主ではない。上司もやはり感情をもった人間である。信頼
関係がない部下から諫められたら、文句を言われているとしか思わないであ
ろう。諫めることだけではない。提案にしても、討論にしても、信頼関係の
有無により相手の受け取り方はまるで違う。よい仕事をするためには、やは
り信頼されることである。

 論語一日一言より--村山孚
コメント (0)

国際社会主導、G8退潮
今回のG8サミットは、オバマ大統領の意向で、従来よりはるかに簡素化され
た。経済や安全保障で力強いメッセージを出すこともできず、国際社会の議論
を主導してきたG8が、その役割を終えつつある実態が浮き彫りになった。
オバマ氏は、首脳が素直に意見交換するというサミットの「原点回帰」を目指
したのだという。
だがサミットが地味になるのと同時に、世界への発信力も失われた。今回、報
道機関のためのメディアセンターも置かず、首脳宣言も大幅に簡素化された。
参加首脳が並んで記者会見する機会もなく、オバマ氏が約7分の閉幕のあいさ
つで締めくくった。こうした姿は、G8が担ってきた「国際社会の統治機能」
の低下を映し出している。

 紙面より
コメント (0)

選挙
選挙に並ぶ笑顔に「春」を感じるエジプト。
選挙のルールさえ決められない永田町。
選挙で盛りあげて稼ぐAKB。

素粒子より
コメント (0)

税の公平感
徴税で公平さを求めるならば、所得をできるだけ正確に捉える制度を構築する
ことが大切だ。
さらに今の源泉徴収制度は、会社員からすれば、面倒な納税作業なしに納税義
務を履行できる便利な制度である。企業にしても、従業員の給与のうちの一部
をプールすることができるため、納付期限まで運用収益を獲得できるという点
で両者にメリットがある。
しかしこの結果、納税者には納税意識が高まらず、納税額の多寡や捕捉率、納
付した税金の使い方に関心を持たない。
したがって、税の公平・不公平を真に議論するのであれば、納税番号によって
課税対象者の年間所得を客観的に明らかにして、所得の捕捉率を同一にしてか
ら踏み込むべきだ。それが嫌であれば、消費税のように誰もが平等に税金を支
払う間接税に重きを置く制度の方が望ましい。
消費税率の引き上げは、税収を上げるという点からではなく、国民の納税に対
する意識化と公平化の観点からもっと肯定されるべきだと考えている。

 経済気象台より---島梟
コメント (0)

『覚醒 観世音菩薩 慈悲の心』
ご開帳は、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人ひとり
と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこ
へ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、「人を思いやる心
」というものを考えなければならない時なのです。まさに此処に、観音様の
大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。
観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助
けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなく
ても、自分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいか
な、便利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だん
だん気が付かなくなっているのであります。
結縁開帳を通じて、観世音菩薩様のご宝前に立ち、静かに自分の心を見つめ
る時、一人はひとりの自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずな
のです。
そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が
観音様であるということに気付く、そうすればあなた自身もそうであること
に気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつで
もどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが
生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません
。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私
たちの心が観音様の心とひとつに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り
戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであり
ます。

                   西国三十三所札所会
コメント (0)

震災がれき広域処理にこだわるな
震災がれきの広域処理に疑問がある。膨大な運搬費用をかけ、放射能汚染を心
配する地域住民と摩擦を起こしてまで急ぐ必要があるのか。
東京に搬出するのに1㌧当たり処理費4万4千円に加え、輸送費が1万5千円
かかると知って考え込んだ。北海道、北陸などへ搬出すれば、さらに輸送費は
かさむ、それでいいのか?
何しろ、県外搬出予定量は岩手が57万㌧、宮城は344万㌧にのぼるのだ。
経費は全額国費負担。国は2年でまず1兆円を用意している。
リサイクルに回すなどして、岩手でいえば処理が必要なのは半分以下。しかも
、被災地も仮設炉などで能力を増強しており、県外に頼む必要かあるのはその
一部だけだ。
3年にこだわらず、国費負担を1、2年延長すれば、県外に頼まなくても処理で
きる計算だ。量の多い宮城県石巻市などは、例外的に集中して広域支援すれば
いい。
置き場のグランドや港湾の利用が制約されるというが、被災地は広大だ。阪神
大震災では3年以内に処理したが、都市部と同列に考えなくてもいいはずだ。
「がれきの山をみることで被災者が傷つく」という説明も聴くが、少なくても
私は現場でそういう人に会ったことがない。
岩手県の岩泉町長や野田畑村長は「ゆっくり地元で処理し、雇用や経済に貢献
してほしい」と私に話したが、現状は県が仕切り、首長の意向を反映する余地
はない。
仮設住宅の建設も急ぐあまり、国が費用を持ち、県が発注したところ、断熱材
不足など不具合が続出した。がれき処理も々構図だ。現場から離れた判断を懸
念する。

 記者有論より---伊藤智章
コメント (0)

飲酒
百薬の長か百毒の長か。
人が酒を飲むのか酒が酒を飲むのか。
1カ月絶って考えてみるのもよし。
福岡市の禁酒令。

素粒子より
コメント (0)

景気と財政の二律背反
財政緊縮を求めるサルコジ氏が敗北し、景気重視のオランド氏が勝った。ギリ
シャでも緊縮財政を進める連立与党が敗北し、景気重視の左派政党が躍進した
。景気か財政規律かの振り子が、再び4年前の経済危機当時に戻ろうとしてい
る。
しかし、4年前と今日とでは条件が大きく異なる。リーマン危機直後には無条
件で財政、金融の両面から対策が打てたが、今日ではいずれの面も心もとない
。金融は既に極限まで超緩和策がとられ、財政も余力が回復しないうちに景気
の壁にぶつかった。
新政権が景気浮揚を請け合うのはよいが、減税も公共事業も、持続性がなけれ
ば民間需要は追随できない。しかし今日の欧州にはそれだけの余力は無い。
さりとて、日本のように痛み止め程度に財政支出を拡大すれば、結局20年たっ
ても景気が回復しないまま、財政赤字が膨らみ続ける。
フランスはオランド政権で時間を稼ぐことができるが、もともと景気と財政規
律は二律背反の面がある。
両方に効く万能薬は無い。それが判明するとき、欧州の債務危機が再燃する。
そのとき当局にはどんな武器が残されているのか。
結局、最後はカネのかからない金融政策に頼りがちだ。だが、リーマン危機も
元をただせば、米国での過度な金融緩和が不動産や証券化バブルを生み出した
ことにある。人間はまた同じ過ちを繰り返すのだろうか。

 経済気象台より---千
コメント (0)

金環日食
天空のリングは雲の切れ間から。
歩道で講演であおぎ見る人たち。
鳥たちが騒ぐでもなく。
数分間の幸せの共有。

素粒子より
コメント (0)

企業の盛衰
確かに円高は現在の日本にとって重要な課題であることは間違いないが、問題
の本質はその底流にある歴史の流れである。
米国の経済がかつての大英帝国のそれになり代わって行くに連れて「ドル」が
世界最強の通貨となったように、日本経済の強さが続く限り円高は持続する。
現在の「円」はその平衡点を求めてランダムな動きを続けている。
この過程での介入はかえって問題をこじらす恐れなしとしない。
このような状況の下でくっそ拙速な海外展開はかえって企業の命運を縮める。
論より証拠、最近の慌ただしい海外展開では必ずしも成功とはいえないような
ケースが多発している。戦術的な発想から戦略的発想への転換が望まれる。

 経済気象台より---可軒
コメント (0)

人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
コメント (0)

国風化
265年続いた江戸時代の鎖国に見るように、いつも開国派が勝利を収めたわけで
はない。しかし、開国派が勝利しても、その実は「和魂漢才」もしくは「和魂
洋才」に過ぎなかった。つまり、わが国では、先進国の制度や仕組みを取り入
れても、その精神を吸収することはなかった。大和心を捨てることは決してな
く自己流に吸収して「国風文化」を形作ってきたのである。
制度いじりが好きな政治家や官僚は不祥事のたびに、公益通報制度や日本版S
OX法など欧米の先進制度を導入してきたが、常に国風化され、組織人の精神
を変えることはなかった。この国では「人は石垣、人は城」なのであり、「城
を攻めるは下策、心を攻めるが上策」である。
桜にバラを接ぎ木しても決してバラが育つことはない。せいぜい桜の亜種か、
時にはあだ花しか咲かない。大和心にせまる改革は、接ぎ木ではなく、その土
壌から掘り直していかなければ実現することはない。つまり、社会や文化とい
った根底から考えなければいけない。

 経済気象台より---ドラ
コメント (0)

野田首相
ケミストリーが合うそうだ。だが、谷垣氏とつながれない。
合いそうにない小沢氏にも秋波を送って。

素粒子より
コメント (0)

再会
何にせよ「再会」のストリーには心が躍る。その感動は、募る思いと、両者を
隔てた時空の掛け算。諦めていたなら歓喜はひとしおだろう。たとえモノでも

北米大陸の太平洋側に、日本発の財物が流れ着いている。津波がさらい、偏西
風が運んだあれこれは、粉々にされた「日常のかけら」である。まずは漁船、
ボール、コンテナ入りの米国製高級オートバイ。秋には家屋の木材が加わり、
来年2月までに4万㌧に及ぶとの予測もある。語れぬモノたちに代わって、発
見者が手を尽くし、持ち主が次々と判明している。オートバイの主は家と身内
3人を失っていた。さびた愛車は、抱きしめたい記憶と一体に違いない。
「漂流ごみ」と総称される品々にも、所有者との密やかな過去があろう。実際
、ボールの手がかりは寄せ書きだった。波間で四季を越え、再び人前に現れた
こと自体が、何かのメッセージに思えてくる。
不明者がなお3千人。再会はかなわぬにしても、愛する人が愛したもの、生き
た証しを求める関係者は多い。あの午後、ふるさとの海岸線から流れ出た記憶
を取り戻すべく、しばらくは対岸からの報に耳を澄ましたい。

 天声人語より
コメント (0)

景気判断
5月の月例報告で国内景気の基調判断を9カ月ぶりに上方修正し、「復興需要などを背景として、緩やかに回復しつつある」とした。

紙面より
コメント (0)

日中韓首脳会議
共同宣言を発表した。核開発を進める北朝鮮への対応をめぐる文言は一切盛り
込まれず、3カ国の経済連携の成果をアビールする内容だ。北朝鮮を刺激した
くない中国の要求を日韓が受け入れた。
日中首脳会議では野田首相と温首相が尖閣諸島をめぐって応酬し、日韓首脳会
談では旧日本軍慰安婦問題について韓国側が日本の譲歩を求めた。
こうした二国間の懸案は議題にならなかったとみられる。

 紙面より
コメント (0)

桜吹雪
お奉行さまの桜吹雪はいまお役人のファッションに。
大阪市で入れ墨職員。
お白洲の伝家の宝刀も窓口ではだめ。

素粒子より
コメント (0)

もろもろへの感謝や追慕を届ける母の日
ここ数日、花屋さんの軒先は道までカーネーションがあふれている。百花の咲
き満ちる初夏だが、きょうの日の、この花の役どころはゆるぎない。
昨年秋の声欄に、70代の女性が寄せていた。小1だった娘さんが「おこづかい
をつかってしまい、カーネーション1本しかかえなくてごめんなさい」とたど
たどしい字で書いた手紙を宝物にしているそうだ。一輪のあたたかさが、胸の
中に宿り続けたことだろう。
母の日の起源は100年余り前、米国のある女性が亡き母を偲んだ追悼会とさ
れる。亡母の好んだ白いカーネーションを捧げ、参加者にも手渡したという。
共感を呼んで全米に広がり、日本でも戦後、花の名とともに定着した。
人はいくつになっても親の子ども。歌壇の重鎮だった窪田空穂に一首ある。
<八十五の翁となれど母おもへばただになつかし今日は母の日>
思い出の国にも、感謝は届くはずである。

 天声人語より
コメント (0)

決算
ギリシャで風が吹くと日本の銀行がもうかるらしい。
国債バブルで大銀行が絶好調。
十何年ぶりの税金お支払。

 素粒子より
コメント (0)

ミャンマーの改革路線、その変化は本物か
ミャンマーでは昨年8月以降、テインセイン大統領の主導で政治、治安、経済な
ど各方面で改革が始まった。日本や米国、欧州連合は取り組みを評価し、制裁を
解いて、さらに改革や開放を加速化させたいとしている。
だが民政移管といっても、閣僚の大半が元軍人。軍服を脱いだだけで、思考や発
想は一晩で変わりようがない。急激な改革に反対する保守派の存在も取りざたさ
れる。来日した大統領一行を見るにつけ、軍政時代と構造はほとんど変わらず、
様々な変化も、結局は表層に過ぎないのかといかぶってしまう。
それだけに、トップダウンで改革を進める大統領の言動には注目せざるを得ない
。テインセイン氏を知る日本の外務省関係者によると、大統領は記憶力がよく、
懇談などの際は手元に置いた小さなメモに必要な情報をまとめ、何かあればそこ
に書き込んでいくという。
テインセイン氏の来日中、滞在したホテルには大統領と面会する日本の有力政治
家や企業のトップが列をなした。
そこには、現在の改革路線をさらに前進させてほしいという期待があった。
それは日本だけではない。民主化運動指導者のアウンサンスーチー氏を含め、内
外の多くの人が抱く思いだ。
新しいワインを古い革袋に入れるなという聖書の一節を思い出す。ワインの発酵
が進むと古い袋が破れ、酒も漏れ出して今う。今後、改革が進めば、ミャンマー
に投資や援助が殺到するだろう。袋が破れないよう、支えることも大切だ。

 紙面より---藤谷 健
コメント (0)

東証8900円割れ
日経平均株価はほぼ全面安となり、一時、約3か月ぶりに8900円を下回った。

紙面より
コメント (0)

民主党の責任
民主党が無罪判決を受けた小沢元代表の党員資格停止処分を解除する。
いかにも、民主党らしい対応ではないか。やるべきことと、実際にやることが
違うのだ。
国会では、ようやく消費増税など重要法案の審議が始まる。いまは挙党一致が
最優先だ、と輿石幹事長はいう。
そうだとしても、小沢氏は国会、国民への説明責任を果たしていない。なぜ、
野田首相はそれを黙認するのか。
小沢氏の裁判は控訴され、さらに続く。それでも処分を解く民主党の責任は、
いっそう重くなったと言わざるをえない。
法案審議とともに、なすべき仕事が民主党にはある。
小沢氏自身と民主党が掲げてきた政治とカネの浄化に、具体的な成果を出すこ
とだ。
第一に、小沢氏の裁判で改めてわかった政治資金規正法の不備をただす。
第二に、カネの流れを見えやすくするために、政治家の政治資金団体を一本化
する。
第三に、パーティー券の購入を含む企業・団体献金の全面禁止である。民主党
が政権交代を果たした09年総選挙のマニフェストに掲げていた。
これもすべて小沢氏が言い出したことだ。民主党は当時、国会に法案も出した
。しかし、与党になった途端に知らん顔である。
この際、政権党として「小沢案」での政治浄化を断行してみせてはくれないも
のか。

 社説より
コメント (0)

日中関係
投資協定でほほえんだり、尖閣でにらみ合ったり、トキの署名でがっかりしたり。
思えばそんな歴史の隣国同士。

素粒子より
コメント (0)

物に必至あり事に固然あり
これまで不景気になれば、まず工場など現場で働く、いわゆるブルーカラー労
働者がリストラされた。ハイテク時代の今は、オフィスで働く事務系のホワイ
トカラーが真っ先にリストラの対象になる。セールスはネット通販で、書類の
整理管理はクラウドサービスに代行させるなど事務系の仕事はコンピューター
など情報技術で代替えできるからだ。IT革命下では、宅配便などの配達、生
鮮食料品の仕込みや調理、廃棄物収集など、どうしても人手がかかる業務が最
も安定的な職業になる。
だから先進各国でホワイトカラーのデモが頻発している。金融緩和など従来型
の景気刺激策はホワイトカラー失業者救済の即効薬にはならない。いちど事務
系の仕事をハイテクにゆだねてしまった企業は再雇用を必要としないからだ。
ホワイトカラーの悲劇はミドルクラスの崩壊につながる。中間層は国にとって
は安定した納税者であり、社会保障や医療保障などの原資の多くを担い、国民
経済の中核を形成してきた。その中間層の活力が衰え、先進国には貧富、職業
の格差が広がり、日本もその例外ではない。
そして、こうした新しい時勢に政治が追いついていない。
「もの必至あり事に固然あり」。民主主義下の政治家が受ける選挙という洗礼
はそうなるべき当然の道理がある。

 経済気象台より---昴
コメント (0)

がん予防も運動から
日本人のがんによる死亡は1960年代から増え続けています。がん統計によると、
2005年の患者数は67万人、死亡数が34万人と、約半数の方が亡くなっている。
74歳までにがんになる確率は47%で、74歳までにがんで死亡する確率は21%。
2人に人のはがんになるということだ。
米ハーバード大の有名な研究では、がんの要因はたばこが30%を占め、食事や肥
満など生活習慣による影響も大きい。日本人では、たばこによるがんは、年間約
9万人に上る。そして肥満もがんのリスクになる。私も14年ほど前は、不摂生で
体重が85㌔ぐらいあった。血圧も180ぐらいで、コレステロール値も300近く。
思い立ってダイエットを開始。約半年間で25㌔減らし、今もその体重を維持して
いる。
その方法は、低炭水化物ダイエット。海外の論文を読んでこれだと考えた。徐々
にご飯、パン、麺類を減らしておかずをメーンにするもの。カロリーはタンパク
質で取った。自分で自分を褒めながら続けた。ジョッキングを始め、マラソンに
も挑戦している。
がんを防ぐにはまず、適度な運動に加えて、禁煙、健康な食事、検診だ。日本の
がん検診受診率は2割を切る状況で、先進国で最低だと言われている。
ただ、それでもがんになってしまう人は多い。その時は、医師とコミュニケーシ
ョンをよくとって信頼できる情報を得て、自分を責めず、頑張りすぎず、あきら
めないで欲しい。

 紙面より---勝俣範之
コメント (0)

フランスの大統領選
欧州の主要政党は、いずれもEUの味方である。野党の時は大衆迎合的でも、
政権につくと「欧州の与党」として財政を絞り、国民の支持が離れる。オラン
ド氏も、ドイツを筆頭にEU各国、市場、世論の顔色をうかがいながら、綱渡
りを強いられよう。
フランスで、ギリシャで、EUの統治やユーロに背を向ける左右の両極が伸び
た。失業に福祉後退と、グローバル化による国内の矛盾が深まり、民意の動揺
を大政党が受け止めきれなくなっている。
財政難、限られた政策メニュー、大政党の不人気、懲らしめの投票、ポピュリ
ズム台頭---。欧州の混迷に学ぶべきは多い、というより、彼我のなんと似てい
ることか。ただし、オランド氏には最短5年、絶大な権力が与えられる。

 天声人語より
コメント (0)

母の日
殺戮の臭いがする夫を抱きしめない。
他国の息子を殺す訓練を息子に受けさせない。
南北戦争後の「母の日宣言」

 素粒子より
コメント (0)

日中韓FTA交渉入り
北京で開かれる首脳会議で、3カ国の自由貿易協定交渉を今年中に始めること
で合意する見通しとなった。
日中韓FTAをめぐっては、首脳会議で交渉開始を協議する。ただ、韓国内で
はすでに発効した米韓などFTAへの反発があるほか、中国とのFTA交渉を
優先して進めたいとの思惑もあり、韓国政府が難色を示していた。
日本はなるべく早い交渉入りを目指し、中国もそれに近い立場だ。
韓国は巨大な中国市場を日本企業より先に押さえようとする姿勢が鮮明だ。
中韓より日中韓が先に進むことをけ牽制している。

 紙面より
コメント (0)

ギリシャ
世界経済に混乱の種をまくギリシャで世界が集う五輪の採火。
オリンピアの神々は下界の騒ぎを知るや知らずや。

素粒子より
コメント (0)

デフレの真犯人は誰
そもそも日本を長期デフレ不況に陥れた「真犯人」は誰か。わかっていそうで、
いまだに突き止められていない。そこがすっきりしないから、政治や市場が、お
手軽な金融緩和論にすぐ走るのだ。
デフレ不況下のこの十数年で容疑をかけられたのは、次のような原因だった。
まず1997年の消費増税など9兆円の負担増が消費を萎縮させたという「橋本増税
説」。中国などから安い輸入品が影響したという「輸入デフレ説」。90年代後半
の金融危機と不良債権問題が経済をむしばんだとする「金融危機説」---。
橋本増税が犯人なら、減税や財政出動が効くはずだ。金融危機が犯人なら、金融
緩和が有効だ。原因が違えば、対策は異なる。まず原因をはっきりさせることこ
そ、デフレ脱却の必要条件だろう。
安易な金融緩和論は、証拠もないのに罪をなすりつけるようなものだ。まじめに
デフレの真犯人を突き止めよう。
迷宮入りも、冤罪も困る。被害者は国民なのだ。

 波聞風問より---原 真人
コメント (0)

小沢氏
司法の場で見れば灰色だけど、民主党内では早々と白の小沢氏。
国民の前では何色なのかはいまだ判然とせず。

素粒子より
コメント (0)

アジアに新たな経済連携
アジアを舞台にした新たな経済連携の枠組みが動き出した。日本と東南アジア諸
国連合10カ国は、年内に「東アジアの包括的経済連携協定」の交渉開始を目指す
ことで合意した。
今後10年間で日・ASEANの貿易額を倍増させるための「ロードマップ」を8
月にまとめることも盛り込んだ。
貿易・投資の自由化
▽各国で違う制度の調和
▽物流・流通網の整備
などに焦点をあてる。
日本はTPPに加えて、EUや中韓などとも経済連携協定の交渉を同時並行で進
めている。どれか一つが前に進むと、ほかの陣営の焦りを誘い、米の協定が動き
出すのが通商交渉だ。
米国主導のTPPと、中国やインドも含む今回の構想を、てんびんにかける戦略
だ。

紙面より
コメント (0)

野田首相
解散の切り札ちらつかせもできず。
弱いカードをいっぱい抱え国会に臨む。
いずれシャッフルし直しか。

 素粒子より
コメント (0)

罰する選挙から脱却を
政府債務の危機が深まったことで、欧州の選挙は政治家を「選ぶ場」から「罰
する場」へとすっかり装いを変えた。それでもここまで政治家が嫌われた選挙
は珍しい。市場から危機への迅速な対応を迫られた欧州は、議会での合意や各
国間の調整という自分たちが大切にしてきた民主主義のプロセスを封印した。
今春、債務削減の枠組みができ、市場を納得させたかに見えた。
だが、その緊縮策が高い失業率という形で生活をむしばみ始めた。国民が嫌っ
たのは、伊丹そのもの以上に、独仏など一握りの大国と完了や銀行家ら一握り
のエリートに運命を握られる「不条理」だ。大衆の不満に訴えるポピュリズム
政党が民意のはけ口になった。
経済のグローバル化が進み、国家のとれる政策の幅は狭まる一方だ。政策の中
身よりも、威勢の良いスローガンを掲げたり既成政党に「敵」のレッテルを貼
ったりして民意を引き寄せる風潮は欧州だけの現象ではない。日本と手同じだ
。だが、いくら耳に心地良く響いても現実味わ欠いたかけ声は人々を落胆させ
、ポピュリズムわより勢いづかせる。そんな悪循環に終止符を打たねばならな
い。

 紙面より
コメント (0)

季節のうつろい
天の気まぐれに山も里もない。
ひとたび牙むいた自然の前で、悔しいけれど、人は飛べず泳げずの、弱き生き物に返る。

 素粒子より
コメント (0)

仏・ギリシャ迫られる成長戦略
緊縮財政は民意はノー。
フランス大統領選とギリシャ総選挙は、欧州各国で財政の緊縮策に拒否反応が
強いことを象徴している。かといってドイツを中心に進めてきた緊縮策を放棄
できるわけではない。財政の立て直しと成長を両立させよとの難題を市民がつ
きつけた。
二つの選挙結果に金融市場は敏感に反応した。東京外為市場では、ユーロがド
ルや円に対して売られる先週末の欧米の流れが続き、株価も下げた。欧州の政
府債務危機の克服に、不透明さが増したとみなされた。
「成長」を目指すとしても実現するとは限らない。むしろ財政の健全化が遅れ
、債務危機が深まる恐れさえあるとの不安がつきまとう。
EUは今月末にも臨時の首脳会議を開く。財政健全化について市場を納得させ
つつ、成長への道筋で国民の納得を得る。離れ業とも言える課題だ。

 紙面より
コメント (0)

政治の再開
消費増税、問責閣僚、小沢氏復活----。
計略や工作が渦を巻きそうな政治の再開。
対局を見ぬ空転はこれも人災。

素粒子より
コメント (0)

今後重い判断をしなければならない
日本社会は今、「原発は危険ではないか」と「原発なしでやっていけるのか」
という二つの不安の間で揺れている。事故が起きるまでは、そのような心配は
無用だった。エネルギー政策は国が決めるものだったからだ。情報と決定は一
握りの人たちに独占されていた。
しかし、事故で人々は意識は大きく変わった。国や電力会社の言い分に疑いを
持ち始めた。事故はどう拡大し、対処に問題はなかったのか。国や電力会社の
説明に納得していない。情報公開の要求が高まっている。料金や電源で選ぶ電
力自由化を求めている。
多くの人は今、こうも思っている。原発をこのまま全く動かさないことも、多
くの原発を再稼働するのも現実的でないと。段階的に減らしていくべきだと思
っている。
目指すのは、国民が自分たちの手にエネルギー政策を取り戻すことだ。単なる
批判でなく、節電への協力など責任と負担を伴う判断をすることでもある。

 紙面より
コメント (0)

首相、難題避け協調--普天間棚上げ協調強化
民主党政権で初めて公式訪米した野田首相はオバマ大統領に対し、随所で協調姿
勢を際立たせた。政権交代後、停滞した日米関係を修復しようとアジア太平洋地
域での防衛協力に大きく踏み込んだ。
日米同盟が未踏の領域に踏み出す。日本列島の防衛の枠組みを越え、アジアの治
安維持の責務を分担する関係へ。首脳会談はいつの間にか、日米安保条約体制が
アジアの安定装置へと変貌する節目の一つになった。

 紙面より
コメント (0)

同盟
大統領、さあシュートをとパスを出し続けるか。
対戦相手はどの国か。同盟の実態を考えさせてくれる野田首相。

素粒子より
コメント (0)

政治的けじめをどうつける
小沢被告に無罪が言い渡された。
これを受けて、小沢氏が政治の表舞台での復権をめざすのは間違いない。民主党
内には待ちかねたように歓迎論が広がる。だが、こんな動きを認めることはでき
ない。
刑事裁判は起訴内容について、法と証拠に基づいて判断するものだ。そこで問わ
れる責任と、政治家として負うべき責任とはおのずと違う。政治的けじめはつい
ていない。
きのう裁かれたのは、私たちが指摘してきた「小沢問題」のほんの一部でしかな
い。
私たちは強制起訴の前から、つまり今回の刑事責任の有無にかかわらず、小沢氏
に政界引退や議員辞職を求めてきた。「数は力」の強引な政治手法や、選挙至上
主義の露骨な利益誘導などが、政権交代で期待された「新しい政治」と相いれな
い古い体質だったことを憂えればこそだった。
3人の秘書が有罪判決を受けたのに国会での説明を拒む態度も、「古い政治」そ
のものだ。そして本人への判決が出たいま、その感はいよいよ深い。
判決は、小沢氏の政治団体の政治資金収支報告書の内容はうそだったと認めた。
それでも無罪なのは、秘書が細かな報告をしなかった可能性があり、記載がうそ
であると認識していなかった疑いが残るからだという。
秘書らの裁判と同じく、虚偽記載が認められた事実は重い。
しかも判決は、問題の土地取引の原資が小沢氏の資金であることを隠す方針は、
本人も了承していたと認定した。
資金の動きを明らかにして、民主政治の健全な発展をめざすという、法の趣旨を
踏みにじっているのは明らかだ。
小沢氏は法廷で、自分の関心は天下国家であり、収支報告書を見たことはないし
、見る必要もないと言い切った。
これに対して、政治とカネが問題になって久しいのにそんな認識でいること自体
、政治家失格だ。判決も「法の精神に照らして芳しいことではない」と述べてい
る。まさに小沢氏の政治責任が問われている。何と答えるのか。無罪判決が出た
からもういいだろう、では通らない。
この裁判では争点にならなかったが、秘書らに対する判決では、小沢事務所は公
共工事の談合で「天の声」を発し、多額の献金や裏金を受けてきたと認定されて
いる。
小沢氏は一度約束した国会の政治倫理審査会に出席し、被告としてではなく、政
治家として国民への説明責任を果たすべきだ。

 社説より
コメント (0)

日本人はなぜ外国で勝手なことを語るのか?
初のワシントン詣でに土産なく、どうぞ使ってと差し出す自衛隊。
戻れば待ち構える内憂にしばしの息を継いで。

素粒子より
コメント (0)

勝者なき無罪判決
検察審査会に対しては、「特定の人物を狙い撃ちする暗黒裁判だ」という批判が
渦巻いている。この批判は的を射ていない。審査会は、無作為に選ばれた有権者
11人が証拠に即して起訴すべきかどうか話し合う場だ。誰かを狙い撃ちする私
刑場にはなりようがない。
むしろ強制起訴によって明らかになった事実の重さに目を向けるべきだろう。小
沢氏が国会喚問や政治倫理審査会への出席を避けたことを思い出してほしい。
強制起訴がなければ、小沢氏自身が法廷で屈辱をこらえつつ億単位の現金を自ら
出し入れする日常を説明する機会はなかった。検察のきわどい取り調べも露見し
なかったはずである。
日本の刑事司法はあまりに長い間、検察官と裁判官という「官」に独占されてき
た。20年ほど前、検察頼みの取材に明け暮れた私の偽らざる実感である。だが
官の支配する司法は深刻な制度疲労を起こした。だからこそ「民」の声が起訴に
反映される仕組みが導入されたのだ。審査の場に容疑者本人か弁護人が参加でき
る道を開くなど、むしろ制度を強化していきたい。

 紙面より---山中季広
コメント (0)