2011年10月の記事


人口70億人
女性の識字率が上がると出生率が下がるという。
途上国の女子教育への応援が一番の対策では。

素粒子より
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消費増税へ、民主党は年末決着
野田政権は、年明けの通常国会に消費増税法案を提出することをめざし、民主党
内の議論を開始した。復興増税に続く国民負担だけに、当面は増税色を薄め、社
会保障改革の議論を先行させる。
だが、12月に増税幅と時期を一気に決める日程を描いている。
政権中枢がいま、そろって「増税隠し」に走るのは理由がある。11月中旬には、
第3次補正予算案と臨時増税のための復興財源確保法案の成立を見据え、アジア
太平洋経済協力会議で環太平洋経済連携協定の交渉参加問題も佳境を迎える。
復興増税やTPPでもめているのに、消費増税の話しまで始めたら、すべて壊れ
かねないというわけだ。

 紙面より
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人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
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危機 統合深化を
欧州危機で市場が注視したのは、各国の債務の重さや金融機関の資金の状況だけ
ではない。欧州全体が素早く危機の打開策をまとめ、痛みを伴う緊縮策のため市
民を説得する力も見極めようとした。
27日朝までかかって包括策にたどりついたが、それまで何度も落第して傷口を広
げた。一連の危機は政治の危機だともいえよう。
国の枠組みを超え、民意と政策決定をつなぐパイプを太くし、決定過程の透明性
を高めねばならない。
一方、非常時には欧州全体を引っ張れる強いリーダーも必要だ。危機がEUに求
めるのは、多様な歴史や価値観を背負った国と人々をまとめる力だ。

 紙面より---沢村瓦
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国民の負担増の前に歳費も定数も削れ
復興増税、消費税率アップ、年金の支給開始年齢の引き上げなどが議論される。
国民に痛みを求めるからには、国会議員が率先して身を削る。そろそろその覚悟
を示す時期だ。
衆参両院議員の歳費は、月額129万4千円・文書通信費も毎月100万円支払われる
。震災直後から半年間、歳費の50万円が削減されたが、10月からは満額支給に戻
った。公設秘書3人分の給与、議員会館、宿舎といった便宜に加え年間約300億円
の政党交付金もある。ここは大幅削減を打ち出すべきだ。
そして議員定数。最高裁から「違憲状態」と指摘されている衆院の是正は急務だ
。格差を縮めつつ、480の定数をどこまで減らせるかが焦点になる。歳費も定数も
、できれば減らしたくないのが議員の本音だろう。そこを乗り越えて大ナタをふ
るい、国民に負担を訴えることができるか。国会の振気が見たい。

 政治考より---星 浩
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放射能
食品の被爆基準は外部被爆を考えず。外側は文部省、内側は厚労省。
人の体まで縦割りにする究極のお役所対応。

 素粒子より
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社会保障改革は政治主導で
年金も健保も、前提としていた経済の成長が実体とかけ離れてきた。持続可能な
制度への設計変更は痛みを伴うが、これを避けていれば、国としてまともに存続
できなくなる局面にもなる。年金の取り扱いに対する行政への不信がまだ残って
いる現在、これはまさに政治主導のテーマだと思われる。
健康保険についても、病気になってから治す医療から、病気になることを予防し
、健康を増進する医療への重点シフトの課題がある。すでに地方自治体の中では
その転換によって財政の顕著な改善を見た例もある。
政治も、国民も、これまでタブー視されてきたことに思い切って着手してこそ、
日本を最悪の事態から守ることができると思われる。

 経済気象台より---瞬
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TPP議論
賛成派は出す利を説き、反対派は入る不利を叫ぶ。
てんびんの左右に異質なものを載せ、議論かみ合わず。

 素粒子より
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10進法の世の中で、「9」は?
「大部分」という意味合いを持つ。たとえば「九死に一生」などと言う。このご
ろはアメリカ発の「99%と1%」をよく耳にする。強欲資本主義を難じ、一握り
が富を独占して大多数は貧しいと訴える意味はご承知の通りだ。
この合言葉に共感する人は、沖縄をどう思われようか。面積は国土の1%に満たず
、人口は1%強。そこに国内の米軍専用施設の74%がひしめく。99%が1%に負担
を強いる理不尽を、沖縄は長く「小指の痛みは全身の痛みではないのか」と訴え
てきた。
その小指に塩をすり込むような、野田内閣の動きである。米国に急かされ、止ま
っていた普天間飛行場の辺野古移設に慌てて走り出した。社長に一喝されて部下
に無理を押しつけるような、小物の中間管理職を見る思いがする。
いまや計画の実現は難しい。来日した米の国防長官に、首相と閣僚は自らの言葉
で沖縄の実情を言う胆力があろうか。それとも追従の官僚語に終始するのだろう
か。
天野祐吉さんが「ふつう」の感覚がおかしくなっていると書いていた。1%が大
金持ちで99%が貧乏人。そんな世の中をふつうのように思い込まされている感覚
はかなりおかしい、と

 天声人語より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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農業再生案、食料自給率50%目標
農林漁業の再生に向けた政府の基本方針・行動計画が明らかになった。海外との
高いレベルの経済連携と、食料自給率を50%に引き上げる目標達成の両立をめざ
す方針を明記。農地の大規模化といった競争力の強化策を今後5年間で集中的に
進める。
原案では、水田農業の経営規模を平地でいまの10倍程度の20~30㌶に広げること
や、1次産品の付加価値を高める「6次産業化」の推進を掲げた。
こうした施策に必要な財源規模は示していない。施策の実効性が問われる。

 紙面より
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タイ
洪水は首都に及び、広がる気配。
貧しい人ほど低い土地に住む「天使の都」。
川沿いの民家や市場に逃げ場はない。

素粒子より
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英雄の死
死亡したリビアのカダフィ大佐は、DNA鑑定で本人と確かめ、埋葬されるとい
う。影武者もいるとされた独裁者である。圧政の悪夢に、間違いなく死んだりか
安心できない人はまだ多かろう。歴史のかなたの皇帝と違って、ことらはぐっと
生々しい。
英雄伝と悪人伝は紙一重だという。カダフィ氏は王政を倒した英雄だった。だが
アラブの大義を掲げて純粋に見えた理想も、いつしか権力欲にゆがんだ。民衆に
憎まれる末路は、古来多くの英雄がたどった道である。
さらにカダフィ氏の殉教者的な陶酔は、白旗より徹底抗戦を選び、多くの犠牲者
を出した。国民に銃を向け続けた独裁者の、最後の言葉は「撃つな」だったと聞
けば暗然となる。
この人の退場で、「英雄」がアラブを治めてきた時代は終わったという。思えば
英雄は民主主義と相いれないし、民主主義には英雄はいらない。一つの死は、民
衆の政治を始める「アラブの春」を象徴していよう。
「立ち上がることは勇気の三分の二である」という諺がアラブにはあるそうだ。
原意は立ち上がって質問することらしいが「決起」にも通じよう。勇気をふるっ
て立ち上がる民衆の怖さをご存じか。尋ねたい独裁者は他にもいる。

 天声人語より
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人口70億人
今月末には、70億人目の子供が生まれるのはインドか、中国か、アフリカか。
人口が減ってゆく日本ではなさそうな。

 素粒子より
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韓国経済にも陰り
日本と韓国がそれぞれの国でお金(外貨)が足りなくなった時に助け合う「通貨ス
ワップ」の拡大を決めた。背景には、韓国経済の急減速がある。欧州の政府債務
問題のあおりで投資のお金が逃げ出し、頼みの輸出にもかげりが見え始めた。
ウォンは8月初めまで1㌦=1050ウォンほどの水準だった。しかし、欧州問題が
深刻になるにつれ、ウォン安が進んだ。
海外の銀行などが欧州問題で損が出るなどしてお金が不足するのを心配し、新興
国に投資していたお金を引き上げているからだ。

 紙面より
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蟻とキリギリス
今や巨大なキリギリスと化して欧州、いや世界を脅かす国が、緊迫した事態にな
っている。政府への抗議でもで火炎瓶が飛び、棒が振り回されている。首都アテ
ネはマヒ状態という。
南欧のおおらかさは、国の金銭感覚のゆるさに通じていたようで、いつしか巨額
の借金を作っていた。前政権は隠していたが、発覚して大騒ぎになる。「ユーロ
一家」を身震いさせて今に至ったのは承知のとおりだ。
しまりを欠く弟に憤懣やるかたない兄は、さしずめドイツか。強いマルクを手放
して一蓮托生の手をつないだ。それとも、つましく暮らすスロバキアなどの小国
だろうか。「どの家族にも厄介者がいる」というモームの一節を、苦くかみしめ
ているかも知れない。
グローバル化の時代、ギリシャが破綻すれば影響はたちきち日本にも及ぼう。借
金ざんまいも相通じるから、危機は近火であり、他山の石と心得たい。濡れ手で
粟の僥倖を頼めるのは、作り話の中限りである。

 天声人語より
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中東の矛盾 体現した道化
カダフィ氏は、2月に反政府デモが起きると、外国からの雇い兵と戦闘機で自国
民を殺害。正当化されるはずもないが、この地域では珍しいことではない。
「自衛」を理由にパレスチナ自治区ガザを戦闘機で攻撃するイスラエルを米国は
擁護する。戦車で自国民を攻撃するシリアに対して、国際社会は手をこまぬいた
ままだ。これも中東の現実である。強いてカダフィ氏の存在に意味を見いだすな
ら、自らの狂気で中東の矛盾や国際社会の二重基準を浮き彫りにしたことではな
かったか。だが、代償はリビア国民にとって、あまりにも大きかった。

 紙面より---石合 力
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リビア
祝いの花火のように空に放たれる小銃弾。独裁者は死んだ。銃はもはやいらぬはず。さあ、これで最後にしよう。

素粒子より
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発明王エジソンの命日
現代人が周囲で生じる急激な変化を十分に理解するために必要とする英知は、発
明それ自体が進歩する速度に比べると、はるかに遅々とした進歩を示すにすぎな
い。
科学・技術の進歩に人間がついて行けない時代への予言である。平たく言えば、
作ったけれど使いこなすには至らず、むしろ支配されてしまうような状況だろう
。原子力から携帯まで、この80年を振り返れば慧眼に脱帽するほかない。
携帯には便利さと裏表で干渉と束縛がついて回る。昨日までの黒電話を思えば、
電波で結ばれ合った「24時間即応社会」という点だけでも、技術の俊足は恐ろし
い。
統計数理研究所が続けてきた調査では、「科学技術の発達につれて人間らしさは
減る」と思う人が08年に56%いた。過去最高で、半世紀ほど前の2倍という。昔
は「必要は発明の母」たせったが、いつしか「発明は必要の母」になった。

 天声人語より
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カダフィー氏死亡
できれば裁判で何を言うか聞きたかった。独裁者が去り、一瞬の歓喜の後に待つ多くの試練。

素粒子より
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小沢氏に---検察批判は国会でこそ
「君はどう考えているの。司法の公判が進んでいるとき、立法府がいろいろ議論
するべきだと思っているの」「三権分立をどう考えているの」
民主党の小沢氏が初公判を終えた6日の記者会見で、国会での証人喚問なとに応
じるかと聞かれて返した言葉である。
「いろいろな力や干渉で結果が左右されることになったらいけないから、司法は
司法で独立している」。だから国会は動くべきでないというのだ。
三権分立の原理を間違えているとの批判もあるが、その議論とは別に、あなたが
公判で語った激しい検察批判は、国会で与野党の議員たちにこそ訴えるべきでは
ないのか。
政治資金収支報告書のミスぐらいで自分を標的にしたのは、検察の許しがたい権
力乱用だ。これが法廷での訴えだが、中でも激しいのは「国民から何も負託され
ていない検察・法務官僚が土足で議会制民主主義をふみにじり----国会の主権を
冒?した」というくだりだった。
法律で「公益の代表者」として検察権を与えられた組織に向かい「国民から何も
負託されていない」はなかろうが、選挙によって国民から負託を受けた国会議員
をこんな目にあわせてよいのか、と言いたいのだ。それも、ただの議員ではない
し、容疑は収賄などの重い犯罪でもない。
そもそも「政治家は失敗すれば選挙で裁かれるのに、責任もとらない官僚が実権
をにぎるのは許せない」というのが持論。選挙こそ政治権力の原点だという信念
にほかならない。
要するに小沢氏が言いたいのは、検察や法務省の権力が議会制民主主義をふみに
じった、言いかえれば三権分立が司法や行政の側から侵されている、いう危機感
だ。だとすれば、司法の独立を気づかう前に、肝心なのは侵された立法府の独立
をどうするかではないか。それを訴えて共感を求めるべき相手は、まず同じ国会
の議員たちに違いない。
だが、小沢氏は証人喚問だけでなく、何度もあった政治倫理審査会への出席のチ
ャンスを生かそうともせず、野党どころか党内にも理解広げられなかった。国会
での証言を避けてきたのは公判が始まるずっと前からだ、小沢氏の理屈はそこで
もつまづいている。
市民らでつくる検察審議会が強制起訴を選んだ背景には、そんな小沢氏への疑い
もある。国会証言を逃げてきたのは、4億円にのぼる政治資金の虚偽記載が単な
る秘書のミスではなく、やましいことがあるからではないかと思われたのだ。
裁判の行方はわからず、納得のいく結論を待つだけだが、それはそれとして、議
会制民主主義をこわすなと力説する小沢氏にはぜひ言っておきたい。
議会とは数を競う権力闘争の場にとどまらず、大事な「言論の府」でもある。
これだけの政治家にして、その意識に欠けるのが惜しまれる。

 座標軸より-----若宮啓文
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女児ひき逃げ
18人が知らぬ顔。孔子の祖国で2歳の女の子あわや見殺しに。なに日本には「絆」があるさ。ほんとうに都会でも?

 素粒子より
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十分な額の資本注入を---欧州危機
ギリシャに端を発した欧州の財政危機が、金融危機に拡大するのか。それとも瀬
戸際で、欧州が政治的な結束と実行力を発揮できるのか。
ユーロ圏からギリシャへの資金支援がずるずると延びるなかで、仏・ベルギーの
大手金融機関デクシアが破綻した。保有するギリシャなど問題国の国債が重荷に
なつた。
欧州連合委員会は財政危機から金融危機への連鎖を防ぐため、銀行に資本増強を
強制する方策のとりまとめに入った。
大事なのは、銀行の厳格な資産査定を前提に、「打ち止め」感が出るのに十分な
規模の資本を迅速に注入できる態勢を整えることだ。原資が足りないから欧州金
融安定化基金を拡大すべきだ。

 社説より
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日韓首脳会談
その昔、秀吉の軍が撤退して10年たたずに朝鮮の通信使がやってきた。
鎖国時代の貴重な交流。
戦後はもう66年。

 素粒子より
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日米関係はどうする
13年ぶりに国賓として訪米した韓国の李明博大統領とオバマ米大統領は一連の
公式行事で、米韓関係の蜜月ぶりを演出した。朝鮮半島を越え、中東など地球規
模での連携も視野に入れる。
蜜月の背景は、両首脳の個人的な信頼関係や北朝鮮情勢の緊張だけではない。
米国がアジア関与の「礎石」と頼む日本との関係が、相次ぐ首相交代や米軍普天
間飛行場移設問題で定まらない中、アフガニスタンの再派兵など対米支援で行動
を重ねた韓国が「最も信頼できるパートナーとして浮かび上がった」側面もある

首相の公式訪米が宙に浮いたままの日米関係との落差が際だった。

 紙面より
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中国の成長率鈍化
国内総生産成長率が、実質成長率が前年同期比9.1%だった。昨年10~12月の9.8%をピークに成長が鈍っている。

 紙面より
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世界不況
じわじわ広がる世界不況の波。気がつけば破竹の勢いの新興国からもカネが逃げて。97年の危機の悪夢が浮かぶ。

 素粒子より
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戦争や内乱、災害などの混乱に乗じ、改革と称してひともうけを企む勢力がいる。
「人々が精神的なよりどころも物理的な居場所も失って、無防備な状態にあるそ
のときこそ、彼らにとっては世界改変の作業に着手するチャンスなのである」
近刊『ショック・ドクトリン』の一節だ。
呆然自失の人々をよそに、彼らは権力に取り入り、白紙に好きな絵を描く。惨事
便乗の商売は途上国に限らない。財政難で強まる官から民へ。市場任せの風潮も
好機らしい。俗耳になじんだ「小さな政府」への異議に、ざらりとした読後感が
残った。
震災も「彼ら」には商機だろう。そこには生活と街と産業の再建にもがく住民が
いて、予算がつけば総額十数兆円の復興計画が動き出す。東北3県は、スーツ姿
の火事場泥棒にもご用心である。
「強欲の自由」は、各国で貧富の差を広げ、職なき若者の怒りは本家本元の米国
にも広がった。自由競争の功は多々あれど、過ぎた市場信仰は社会の不安定の災
いをもたらす。すでに深手を負った被災地ぐらい、部外者の金もうけとは無縁の
場所でありたい。

 天声人語より
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日本大手金融機関欧州国債保有
財政不安を抱えるギリシャなど欧州5カ国の国債を、日本の大手金融機関が少なくとも1兆円持っていることがわかった。各社は今のところ大きな損失は出てないとしているが、国債価格がさらに下がれば、損失が膨らむおされがある。

 紙面より
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誰もが幸せ 感じられるように
「国民総幸福」という開発理念の国。ヒマラヤの王国ブータン。
Gross National Happinessの頭文字からGNHと呼ばれ、社会の発展は物質的な
豊かさの追求だけでなく、精神的な豊かさや国民の幸せの実現が不可欠だとする
。GNPに代わる概念として、約40年前に当時の国王が提唱した。
いまGNHに再び注目が集まる。
背景の一端には、右肩上がりを目指す成長戦略の行き詰まりがあるのだろう。成
熟社会とされる欧米や日本では貧富の差の拡大や無縁社会といった現象が広がる
。中印など成長著しい新興国でも、経済発展が貧困や環境破壊など社会の抱える
問題の特効薬てないことは明らかだ。大震災をきっかけに日本に芽生える、経済
成長優先の価値観を見直す動きとも共鳴する。
GNHは人々の幸せを保証するものではない。幸せは個人によって受け止め方や
感じ方が異なる。大切なことは、各人が幸せを感じられる環境を整えることだ。
それが国の仕事。GNHを唱えるということは、政府が責任を果たすと約束した
ということに他ならない。
人口70万の小国から日本が学べることは少なからずありそうだ。最低、その気概
だけでも。

 紙面より--藤谷 健
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小沢氏の闘争 試される市民への発信力
小沢氏が目の色を変える2文字が「権力」である。自民党田中・竹下派の分裂・
抗争、細川非自民政権の樹立と政治改革の実現、民主党による政権交代---。
この四半世紀、小沢氏は権力闘争の渦中に居続けた。こんなエピソードがある。
小沢氏率いる自由党が民主党に合流した直後、前原氏と小沢氏は親密だった。興
味深い会話を交わした。
小沢氏 あんたは首相になったら何をやりたい?
前原氏 集団的自衛権を行使できるように憲法解釈を改めたい
小沢氏 気持ちは分かるが、その考えは権力を取るまで言わない方が良い。
小沢氏の権力観を端的に表している。権力を奪取することが最優先であり、その
ためには余計ことを言う必要はない---というわけだ。前原氏は、そうした姿勢
に違和感を抱き、小沢氏との溝が広がっていく。
その小沢氏が初公判で繰り返したのが、検察による「権力の乱用」だった。「私
を政治的、社会的に抹殺するのが目的だったと推認できる」とまで述べている。
検察権力と徹底的に闘う。裁判で無罪を勝ち取ったら、来秋の民主党代表選に向
けて再び権力闘争を仕掛けるつもりだろう。
この裁判、小沢氏がかいくぐってきた多くの権力闘争と異なるのは、検察審査会
の市民によって提起された点である。市民目線による判断が強制起訴にまでたど
りついた。だから小沢氏には、法廷での攻防とは別に市民感覚で合点がいく対応
が求められると思う。
初公判後にせっかく開いた記者会見も、質疑を10分程度で打ち切ったのでは、物
足りない。今後も積極的に記者会見を開いて、堂々と考えを述べればよい。各種
の世論調査によれば、多くの市民は小沢氏が国会で証言すべきだと考えているの
だから、これにも応じて淡々と答えればよい。
市民に向けた発信力が試される。剛腕小沢氏にとっては初めて経験する闘いであ
り、場合によって、それは最後の闘いとなる。

 政治考より--星 浩
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世の中は澄むと濁るの違いにてと言う。
そのあとに「福に徳あり、ふぐに毒あり」とか「刷毛に毛があり、はげに毛がな
し」などと続けて戯れる。濁点のあるなしで意味が変わる日本語の遊びだ。
はたと手を打つものもある。「今日も元気だ たばこがうまい!」は、専売公社
時代の懐かしい宣伝文句。これが濁点を一つ取ると「今日も元気だ たばこかう
まい!」と禁煙のすすめに早変わりする。織田正吉さんの「ことば遊びコレクシ
ョン」に教わった。
昨年秋のたばこ大幅値上げから1年がたつ。大手製薬会社のこの夏の調査で、3人
に1人が「買うまい」と禁煙に挑戦し、4割近くが成功したことが分かった。私
感だが、まずまずの歩留まりではあるまいか。
歴代の政府はたばこ税を「金づる」にしてきた。そこから「国民の健康」へと舵
を切ったのが昨年の値上げである。禁煙に踏ん切りたい人の背中を一斉に押す効
果をもたらした。懐に響くことには誰しも敏感になる。
そして今年、さらなる増税が震災復興財源として政府案に盛り込まれた。1本あ
たり2円の加算は、来年秋からの見通しだ。まだ先の話ではある。だがここは、
ふっこうのためにせっせと紫煙をくゆらせるより、これを機に煙絶ちを考えては
いかがだろう。
言葉遊びに戻れば「背は高く、税なら低く」だろうが、禁煙のきっかけを求めて
、いっそ「税は高く」の愛煙家もおられようか。命を縮めての一助より、長く健
康に働いて貢献する方がいい。

 天声人語より
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小沢氏会見 逃げの姿勢はなぜ
小沢氏会見 逃げの姿勢はなぜ
こわもてはいつもの通りだったが、あらかじめ質問数を制限していた。批判的な
報道をしてきた新聞やテレビの記者を遠ざけて、支持者が多いインターネット向
けの記者らを優遇する段取りも用意していた。
どう見ても「守りの姿勢」であり、来春の無罪を確信し、正面から向き合おうと
する政治家の立ち振る舞いには見えなかった。
小沢氏に期待し、応援している人も、反感を抱く人も、会見での肉声に注目して
いたに違いない。
なのに小沢氏は、法廷で述べた憐察批判を再読し、ろくに質問には答えなかった
。その代わり、新聞などの世論調査への疑問を口にした。既存の大手メディアの
報道が我慢ならないという思いだけは伝わった。
だが、いま私たちが一番知りたいのは、土地購入に用立てたとされる4億円の原
資だ。これほどの巨額が、どこから来たのか。「政治とカネ」の問題として注目
している。
この質問に、小沢氏は「私の金です」と言いつつ、「詳しくは検察に聞いてくだ
さい」と、はぐらかした。自分の金なら、淡々と出所を語ればいいだけなのに、
なぜだろう。
国会での説明責任を問われた小沢氏は「君は三権分立をどう考えているの----。
司法は独立している。もうちょっと勉強してから質問してください」などと応じ
た。
これに対して、記者側が「国会で政治責任を明確にすることは裁判に何らの支障
も与えない」「三権分立だからこそ、国会で説明すべきだ」と反論しなかったの
が残念でならない。
改めて、私たちは取材力、質問力を磨いていかなければいけないと自戒する。

社説より
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小沢氏会見 逃げの姿勢はなぜ
小沢氏会見 逃げの姿勢はなぜ
こわもてはいつもの通りだったが、あらかじめ質問数を制限していた。批判的な
報道をしてきた新聞やテレビの記者を遠ざけて、支持者が多いインターネット向
けの記者らを優遇する段取りも用意していた。
どう見ても「守りの姿勢」であり、来春の無罪を確信し、正面から向き合おうと
する政治家の立ち振る舞いには見えなかった。
小沢氏に期待し、応援している人も、反感を抱く人も、会見での肉声に注目して
いたに違いない。
なのに小沢氏は、法廷で述べた憐察批判を再読し、ろくに質問には答えなかった
。その代わり、新聞などの世論調査への疑問を口にした。既存の大手メディアの
報道が我慢ならないという思いだけは伝わった。
だが、いま私たちが一番知りたいのは、土地購入に用立てたとされる4億円の原
資だ。これほどの巨額が、どこから来たのか。「政治とカネ」の問題として注目
している。
この質問に、小沢氏は「私の金です」と言いつつ、「詳しくは検察に聞いてくだ
さい」と、はぐらかした。自分の金なら、淡々と出所を語ればいいだけなのに、
なぜだろう。
国会での説明責任を問われた小沢氏は「君は三権分立をどう考えているの----。
司法は独立している。もうちょっと勉強してから質問してください」などと応じ
た。
これに対して、記者側が「国会で政治責任を明確にすることは裁判に何らの支障
も与えない」「三権分立だからこそ、国会で説明すべきだ」と反論しなかったの
が残念でならない。
改めて、私たちは取材力、質問力を磨いていかなければいけないと自戒する。

社説より
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小沢氏初公判 雄弁の後に残る不審
「法廷で真実を述べる」。そう言って国会での説明を拒んできた民主党元代表・
小沢一郎被告の刑事裁判が始まった。
約束の場で小沢氏は何を語るか。罪状認否に注目したが、見事な肩すかしとなっ
た。
氏は無罪を訴え、激烈な検察批判を展開した。政治資金収支報告書に間違いや不
適切な記載があった程度のことで捜査するのは、政治活動を阻害し、国民の主権
を侵害する----と。
収支報告書は、まさに主権者である国民が、政治家の動きを資金面から監視・批
判する大切なよりどころである。問われたのは単年度の小額な記載ミスではない
。法の精神と氏の認識との溝はあまりに深い。
そして、社会の関心が集まる問題の土地購入資金4億円の原資には一切触れなか
った。
刑事被告人には黙秘権があるし、原資の解明は裁判の直接の争点になっていない
。たが疑惑の核心はここにある。
小沢氏は初公判後短い記者会見を開いたが、捜査や裁判所の批判にほぼ終始し、
原資についても「私のお金です」と一言述べただけだった。このまま沈黙を貫く
作戦だろうか。
国会でも、法廷でも、会見でも、しっかり説明しない。


 社説より
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女性の活躍
米国の黒人奴隷がアフリカに戻って造ったリベリア。14年間の内戦後に選ばれたサーリーフ大統領は国連出身だ、
女性の大統領、民主活動家、ジャーナリストにノーベル平和賞、銃を持たずに闘い天の半分を支える女性たち。

素粒子より
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イタリア国債3段階引き下げ
政府債務の多いイタリア国債の格付けを3段階引き下げた。欧州の財政危機がギ
リシャ以外にも広がれば、各国の国債を持っている欧州の銀行もつぶれかねない
。ドミノ倒しを防ごうと、銀行への資金援助を考える国も出てきた。
ユーロ圏各国がギリシャ支援でもたつく間に、金融機関などの投資家の疑心暗鬼
はイタリアに広がった。
ギリシャに始まった不安の連鎖が広がっているのだ。イタリアだけでなく、フラ
ンスやドイツなどの大手銀行がたくさん買い、持っている。イタリア政府が借金
を返せなくなると、これらの銀行に多くの損失が出て経営が危うくなる。
さらに産業や財政基盤が弱いアイルランドやポルトガル、スペインにも財政不安
が広がれば、欧州の金融システムは致命的な傷を負いかねない---。
こんな不安から、欧州の銀行の株価は大きく値下がりしてきた。欧州に投資しよ
うという動きは減り、これが経済活動の萎縮につながるおそれもある。

 紙面より
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『覚醒 観世音菩薩 慈悲の心』
ご開帳は、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人ひとり
と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこ
へ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、「人を思いやる心
」というものを考えなければならない時なのです。まさに此処に、観音様の
大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。
観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助
けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなく
ても、自分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいか
な、便利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だん
だん気が付かなくなっているのであります。
結縁開帳を通じて、観世音菩薩様のご宝前に立ち、静かに自分の心を見つめ
る時、一人はひとりの自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずな
のです。
そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が
観音様であるということに気付く、そうすればあなた自身もそうであること
に気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつで
もどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが
生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません
。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私
たちの心が観音様の心とひとつに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り
戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであり
ます。

                   西国三十三所札所会
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10月5日は高村智恵子の命日で、「レモン忌」
世に知られた文人の命日には色々と名がつく。たとえば芥川龍之介は河童忌、正
岡子規は糸瓜忌。梶井基次郎は小説の題にちなんで「檸檬忌」とよばれている。
同じ名の「レモン忌」がもう一つある。高村智恵子である。
死の際をうたった夫、高村光太郎の絶唱「レモン哀歌」は名高い。
<そんなにもあなたはレモンを待ってゐた/かなしく白くあかるい死の床で>と始
まり、<写真の前に挿した桜の花かげに/すずしく光るレモンを今日も置かう>と
結ばれる。一字一句を愛唱している方もおられよう。
智恵子で思うのは福島の天地である。いまの二本松市で生まれた。<あれが阿多
多羅山/あの光るのが阿武隈川>。あるいは<阿多多羅山の山の上に/毎日出てゐる
青い空が/智恵子のほんとうの空だといふ>。どれも光太郎の詩の一節だ。
死して73年、光太郎の詩集「智恵子抄」から70年、故郷福島は原発禍に苦し
む。観光もふるわない。智恵子記念館の3月から8月の来館者は、去年の1万6
千人の約2割に減ったそうだ。
紅葉に染まって「山装う」季節だが、森林では放射能汚染の調査が続く。除去さ
れて土に還れぬ落ち葉もあるという。智恵子と光太郎は天上で何を思っていよう


 天声人語より
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小沢氏無罪主張
カネで権力を築けば、カネなしには維持できない金権政治。
古い臭いをまとった政治家の真一文字にむすんだ口。

素粒子より
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TPP、迫る参加期限
環太平洋経済連携協定の交渉参加期限が迫る中、経済産業省では「まず交渉に参
加し、その後、加盟か撤退かを検討する」方法を探る動きが強まっている。
菅前政権が昨年10月にTPP交渉への参加検討を打ち出して以来、中身そのもの
よりも参加自体の是非をめぐり賛否が分かれてきた。歩み寄れない現状に、枝野
氏は「誤解が広まっている」という。「誤解」の根っこはTPPが掲げる「例外
無き関税撤廃」だ。ただ、現実は趣が異なる。

 紙面より
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菅前政権の官房機密費15億円
菅内閣が昨年6月の発足から、9月の退陣までの1年3カ月に使った官房機密費が15億3千万円という。在職した452日で割ると、1日あたり338万円になる。すごい金額だ。何に費やしたのか。だれもが疑問に思うが、内閣は答えない。
これで増税だとは。公務員給与減額より、国会議員の給与など引き下げろ。

 紙面より
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季節の移ろい
またの名を「ハミズハナミズ(葉見ず花見ず)」と言うそうだ。葉が出る前にする
すると茎が伸びて花が咲き、葉は花が終わってから出る。葉は花をいちどきに見
られないゆえの異名だと、ものの本にある。
それ以外にも彼岸花は土地土地で様々に呼ばれ、異名は50を超えるそうだ。「曼
珠沙華」はよく知られる。「死人花」は墓地に咲くことが多いためらしい。わが
郷里では、花の形からか「舌曲がり」と呼んだ。この名もどこか禁忌のニュアン
スがある。
その赤い花が、仕事で訪ねた上州の山里で、土手に畦に咲いていた。群れ咲く姿
は遠目にも、火を焚くように浮かび上がる。赤トンボも舞って里は秋の匂いがし
た。ススキが揺れて「おいでおいで」と人を呼ぶ。
秋の七草ながらススキは地味だ。だからこそだろう。「心なき人には風情を隠し
、心あらん人には風情を顕はす。只その人の程々に身ゆるなるべし」と江戸期の
俳人鬼貴は説いた。雑草としか見えないようでは風流は失格らしい。
彼岸に合わせてぴったりとやって来た今年の秋は、律義者らしく衣替えの週明け
にはいっそう深まるそうだ。天気図の曲線は、早くも「冬の胎児」を宿させたか
のような、ふくらみとへこみを描いている。
北海道の山間部では雪も見込まれるという。<冬は又夏がましじゃと言ひにけり>
鬼貴。勝手な頼みだが律義は秋を限りとし、冬は道草好きの、少々怠け者があり
がたい。

 天声人語より
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ユーロ一時100円台
ニューヨーク外為しじょうで円相場は対ユーロで一時101円を割り込んで、100円台に突入。
東京外為市場も101円台前半での値動きが続いている。
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野田内閣は戦略的であれ
野田内閣が取り組むべき課題は山積みしている。復興とその財源、円高、空洞化
、電力不足、TPP、デフレ、財政健全化、社会保障と税の改革、少子化----。
すぐ思いつくものでもこれだけある。しかも多くが、複雑な歴史的経緯と利害対
立をはらみ、厳しい政治決断を必要としている。
評論家は、日本経済の衰退を回避するため、それらを直ちに解決しろと迫る。首
相も認識を共有しているだろうが、ねじれ国会や民主党内の反対が、速やかな課
題解決を阻む。歴代内閣と同じく、野田内閣も政治決断ができずに、問題を先送
りする可能性はある。
しかし、そのような困難な状況を打開しうるチャンスがあると見ることもできる

野田内閣に必要なのは、有権者の高い支持を得ることができる政策に優先的に取
り組むという、戦略性やしたたかさのではないか。

 経済気象台より---山人
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景況感大幅改善
日銀の9月短観によると、企業の景況感は東日本大震災の影響で落ち込んだ3カ月前に比べて大きく改善した。
ただ、円高や欧州の政府債務問題などの懸念材料もあり、先行き見通しの改善は小幅にとどまる。

紙面より
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野田首相の仏頂面が気にかかる
さだまさしさんの「追伸」は歌い出しから手紙調だ。<撫子の花が咲きました/芙
蓉の花は枯れたけれど--->。女子サッカーの開花をふと思うが、<あなたがとても
無口になった秋に>と続けば、野田首相の仏頂面が浮かんでくる。
立ち話のぶら下がり取材を拒み、報道陣の声かけには無言。記者会見も昨日がよ
うやく3回目だ。「当初からスピード違反はできない。加速しても安全運転」と
は、寡黙の釈明だろうか。
ただの挨拶でさえ、「長く話すと支持率が落ちますので」と切り上げる首相をテ
レビで見た。笑えぬ本音らしい。臨時国会での用心深い受け答えには、説法で鳴
らした面影は薄い。
野田氏を鍛えた辻立ちの、記念すべきデビューは25年前のきょうだった。
演説の場は、駅前から国会へ、国連へと大きくなった。ところが、地位が口を重
くする以上に、民主党内外の波風を恐れている。弁舌は安カマボコのように、板
には付いているが味気ない。歌を忘れたカナリア哀れ。役人言葉をよどみなく吟
ずる姿はつらい。
首相は、小沢元代表にお金の説明を促す風でもない。片や霞ヶ関とは復縁し、増
税議論はにぎやかに、脱原発の覚悟はすでに怪しい。手法や政策が大して変わら
ないなら、政権交代は茶番であろう。違うと言うなら野田さん、地声で歌いませ
んか。

 天声人語より
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人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
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挙党で疑惑を隠すな
民主党は、政権交代を果たした2年前の総選挙のマニフェストに「企業・団体献
金禁止」を掲げていた。だが、そのための法案はちっとも出さない。
だから、なおさら小沢元代表の資金管理団体。陸山会をめぐる有罪判決への腰が
引けた態度は許し難い。民主党への失望感を倍加させる。
3人の元秘書に有罪判決が出た以上、野党が小沢氏の証人喚問を求めるのは当然
である。
だが、野田首相は「出処進退は本人が判断する。証人喚問は国会で議論いただく
。司法の判断へのコメントは差し控えたい」と繰り返す。
さらに、小沢氏の刑事裁判が近いことを理由に挙げているのも、法廷で問われる
刑事責任と、国会議員が果たすべき政治責任を混同しているとしか思えない。
秘書が逮捕されてから2年半あまり、ずうっと国会での説明を拒み続けてきてお
いて、この言い分は通じない。
判決が指摘した数々の問題は、政治と行政の公正をゆがめるもので、重大である
。小沢氏の政治力なしに、秘書が勝手にできることなのか。
首相はきっぱりと国会での説明を求めるべきだ。
さもなければ、首相が築いた「挙党態勢」は、実は「疑惑隠し」のためだったの
か、と皮肉られても仕方あるまい。

 社説より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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案山子
秋の田の守り神である。その立ち姿を眺めながら、首都圏近くで借りている棚田
の稲を刈った。
遠く近くに案山子の見える風景は、田舎育ちの郷愁を誘う。直立あり、やや斜め
の御仁あり。「へのへのもへ」の顔つきも懐かしい。<某は案山子にて候雀どの>
。漱石の句など思い出し、とぼけた味わいに頬がゆるむ。
稲は黄金に色づいて、ざくざく鎌を動かせばバッタが逃げていく。いつもと年と
変わらない。だが、この秋はやはり「放射能」の一語が頭をかすめていく。東日
本の稲作農家の気のもみようは、いかばかりかと思う。
これまで検査を終えた9割以上で放射性物質は検出されず、数値が出ても国の基
準値以下だと報じられていた。ところが先日、福島県の1カ所で収穫前の予備検
査の基準値を超えた。にわかに緊張が走り、風評の被害を農家は案じる。
今年は原発禍で作付け出来なかった田も多い。ある農家は飛来したツバメのため
に水だけ張ったそうだ。「田んぼに泥がなきゃ、巣を作んの難しいでねえか」と
。「田に水入れっと、いろんな生き物が来た。生態系だな」。優しさゆえに切な
さが募る。
山田の案山子に戻れば、そのルーツらしきは「古事記」にも登場するそうだ。「
足は行かねど、天の下の事を知れる神」だという。太古のまなざしで、人智の招
いた禍を何と見ていることだろうか。

 天声人語より
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