2011年02月の記事


パッピーな話し
県立高職員川内優輝さん。2時間8分台で日本人最高。世界選手権に「有給使って------」がいい。堅実な生き方に花開く。

 素粒子より
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「菅で解散」共同幻想論
菅政権の3月危機説ばかりだ。ただ、それでも政局の先々が見通せない。
最悪のオチ「再々ねじれ」
厄介なのはこのまま解散になだれ込むとして、自公両党が思い通り衆院で過
半数を得たとしても、そのまでは参院でまた過半数割れする現実である。
既に日本政治は自民党と民主党でほぼ2度経験した。衆院選で圧勝の次、参
院選で信認取り付けに失敗して惨敗、衆参ねじれに政権が沈む。
無策のまま再々ねじれに苦しむのなら最悪のオチである。
ならば解散か否かのあとさき、ここが衆参逆転の矛盾の解消である。大連立
、部分連合、政界再編。次を見据えた大きな見取り図の表明者が政局の主人
公になるしかないのではないか。

 記者有論より---曽我 豪
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
今の私の希望です。

 私の証 あるがまま行く---日野原先生
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減税=経済拡大は錯覚だ
減税によるばらまきでは経済は拡大せず、公共サービスの低下だけに終わる
から、お金の取り合いによる悪者探しが始まる。その典型が公務員批判であ
る。議員や公務員の報酬が適切かの議論もすればよい。しかし、それは純粋
に配分の問題であり、経済の拡大や地域の発展とは無関係だ。
身内を無駄だ非効率だと攻撃し、減税というばらまきで、人々に経済が拡大
するという錯覚を起こさせる手法は、周回遅れの小泉改革である。そこから
は、公共サービスの低下と格差拡大だけで、何も生まれない。
公共サービス削減のキャンペーンは、政策を考える側の自己否定だ。自分は
お金を有効に使えないから、何もせずお金を返すということだ。経済にとっ
て税金をそのまま戻すのがいいか、雇用をつくって公共サービスを提供し、
給与で戻すのがいいか、答えは明らかだ。
需要が旺盛で人で不足なら、公共サービスを減らして人手を民間に向ければ
よい。でも今は、人が余って雇用が足りないから、公共サービスを充実させ
る方がよい。
国民が考えるべきは、政府にどのような公共サービスを充実させるかだ。そ
れが、国民自身の生活の質の向上につながり、就職に苦労する若者や失業に
苦しむ人々への応援にもなる。

 ザ・コラムより----小野善康
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希望の処方箋を書くのが仕事のはず
古き良き時代は終わったが、新しい時代は見えにくい。自分の人生観や価値観がいつまで有効なのか、誰にも自信がない。
「希望の処方箋」を書くのが政治の仕事だろうに、希望つぶしの名人大会ばかり永田町で盛大だ。
自分の発言になり行動なりが己をどう利するか。けちな羅針盤だけ頭にのせた顔は、与野党問わず覚えておくにかぎる。同じ輩に二度とだまされるのはだまされた者の責任。ビアスの国で聞いた処世訓に、次なる投票重ね合わせて。

 天声人語より
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食糧危機
日本人がひもじさを忘れて久しい。だから実感に乏しいが世界で食料価格が
高騰し深刻だ。食べるのに事欠く人々が急増している。世界銀行によれば、
高騰のために昨年6月以降、世界の最貧困層が推計で4400万人増えたと
いう。育ち盛りも大勢いよう。貧しい国、弱い人ほど打撃が大きい。お決ま
りの非情の構図である。
自然災害や新興国の需要拡大が理由としてあがる。もう一つが投機マネーだ
。いっとき頭を低くしていたが、またぞろ鎌首をもたげて穀物相場に流れ込
む。大勢を空きっ腹にさせてのボロもうけなど、どこか間違っていないか。
かって小欄で触れたチャップリン映画「独裁者」のヒューマンな演説に、次
の一節がある。「地球上にはみんなが生きているだけの余裕はあるのです。
大地は豊沃で、全ての人間を養うことができるのです」「だが貪欲が人間の
魂を毒し----」と演説は続く。映画の当時23億だった世界人口は、今世紀
半ばに90億を超す。飢えと飽食を均し、奪い合わずに分け合うモラルなし
に、地球は平和に回るまい。貪欲なマネーゲームや穀物メジャーに、さて自
覚はありや。

 天声人語より
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人口は大都市へ
4大都市圏の中心部など9都府県が伸び、残りの38道府県は減少。都市部を中心に単身者が増えて、地方でも過疎化などにより社会的に孤立する人が増える「孤族化」の傾向が端的に表れた。

 紙面より
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世界的所得平準化の影響
20年余り前にベルリンの壁が倒壊し、東西間での政治・経済の障壁がなく
なってから急速にフラット化してきた。特に、最近のインターネットを始め
とする情報通信技術の発達は、地理上の壁をもバーチャル的に崩壊させたと
いえるだろう。
さらに、人口大国の中国やインドのようなBRICsと呼ばれる新興国の所
得水準はこの十数年で大幅に向上し、日本とこれらの国々との所得格差は急
速に縮小している。
こうした障壁の低下や崩壊は、世界の経済のみならず政治・社会に甚大な影
響を与えている。わが国でも、純粋な国内産業といえども新興国での所得向
上に無関係ではいられない。付加価値の低い単純労働は世界の所得水準に収
束する傾向にある。このためか日本の平均所得額は1994年の664万2千円をピ
ークに減少し続けている。
世界的な所得平準化の動きは今後ますます進むだろう。若者たちは、政府に
は期待できないので、自助・自立と進取の精神で、創造性とイノベーション
による差別化を図るしか生き延びる道はないのだろう。

 経済気象台より---四知
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可能性がある限り
四川大地震のときは、現場に入ったときに72時間をとうに過ぎていた。今回はまだ間に合う。希望を最後まで持ちたい。

 素粒子より
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G20食料取引を透明化
食料などの一次産品の価格高騰を防ぐため、市場の透明化を図ることで一致
する見込みだ。新興国に過度な資金が流入し、インフレが強まっていること
に懸念を表明する見通し。
しかし、世界経済の不均衡是正のため、各国のゆがみ度合いを測る「指標」
選びをめぐっては、経済収支など複数の指標を盛り込む方向で調整。中国な
どが難色を示しており、ぎりぎりまで交渉が続いた。
食料価格の高騰は決して「対岸の火事」ではない。デフレの日本では賃金が
ほとんど上がらないところに値上げの波が押し寄せている。すでに世界各国
がインフレ対策に乗り出しているが、価格高騰はまだ止められないでいる。
有効な手立てが見いだせるだろうか。

 紙面より
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みんな10歳だった。
99歳の私と10歳の子どもとは90年近い年の差があります。しかし私はいつも
、この10歳のころの自分を思い出しながら、子どもたちにいのちの大切さに
ついて話しかけようと努力しています。すると、子どもたちは私と対等にな
って話し合っている気分になってくれるようなのです。
人は大人になると、あたかも自分が昔からすべてを知っていたかのように高
慢になりがちです。そうやって子どもより優位に立った目線で、彼らにとっ
て敷居の高い説教をするのでは、本当のコミュニケーションはとれません。
人生はひと続きです。誰もみな昔は子どもでした。どんな大人も子ども時代
の自分と分断されるものではなく、一人の人間として、めいめいの人生が続
くのです。そして年齢を重ね、時には私のようにいつまでも人生が続く人も
いるのです。そう考えてこそ初めて、子どもと真のコミュニケーションがと
れるのだと私は信じています。

 99歳・私の証 あるがまゝ行くより---日野原重明
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ギリシャ財政危機の本質
ギリシャは、1981年から90年まで左翼政党の「全ギリシャ社会主義運動」が
政権を担ったが、その間に社会主義政策を進めた。典型的な例が公務員、銀
行・国有企業の年金である。年金の拠出と支払い債務の差額はGDPの2倍
で、年金制度の大改革が必要だった。当時の年金受取額の拠出額に対する比
率は、公務員が5.4倍、銀行・国有企業の従業員が2.6倍であった。特に公務
員は退職時に非課税の一時金を受け取り、受給条件も緩い。組合員数75万人
を擁する最大の労組連合組織であるギリシャ公務員連合は、財政危機顕在化
の後でも政府の緊縮政策に反対するストやデモを行うなど、世界情勢の変化
を全く理解していなかった。
リーマン・ショック以降、世界の主要国は銀行国有化などの社会主義的な政
策をとつたが、これは一時的なものである。
ギリシャの財政危機は、労働者保護という社会主義的な政策の悪い面を増幅
したといえるが、これは他の社会主義的な政策をとるEU諸国に対する将来
に向けての警告と受け止めるべきだ。

 経済気象台より---皓
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中東の政変の第3幕
戦闘機で国民を機銃掃射するとは。
日本の政府や国会は何か言えないのか。中東第4幕も続く。見渡せばアジアにも異様な国々。次なる激変への序幕は開くか。

 素粒子より
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菅内閣支持率、最低の20%
不支持率も62%で過去最も高い。首相を菅さんに続けて欲しいかは、民主支
持層で60%だったが、無党派層で25%、早くやめてほしいは、民主支持層で
25%だったのに対し、無党派層では49%だった。続けてほしいの30%を上回
った。
これまで菅内閣は、小沢氏と対決姿勢を取ることで支持率を回復させてきた
。ところが今回は、党内の一部の反対を押し切って小沢氏の処分を決めたの
に、支持率を上げることはできなかった。
辞めてほしい人は辞めないで、続けてほしい人は早く辞めてしまう。世の中
ままならぬ。

 紙面より
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パンダがきた
中東を席巻する民衆デモは中国にも飛び火し当局は抑え込みに必死。強面に戻りそうな国に当方から贈るものはないのか。

 素粒子より
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高速道値下げ、財源はなし。これでは「使い逃げ」だ
この値下げは、国民生活へのしわ寄せが大きいうえ、長続きしないことも目
に見えている。
一番の問題は、持続可能性が極めて乏しいことだ。制度を維持・拡充するた
めに、今後も巨額の予算を毎年つぎ込み続けられるのか。財政再建をめざす
菅政権が進める政策とはとても思えない。撤回すべきである。
「高速無料化」は民主党が野党時代からマニフェストに掲げてきた目玉政策
だ。簡単にその旗を降ろせない、という事情も理解できないわけではない。
だが、いよいよ公約そのものを見直すべきときに来ているのではないか。
2009年総選挙の政権公約では、12年度に年1.3兆円の税金を投入して原則無
料化する、という姿を描いていた。もはや、それが実現不可能であることは
はっきりしている。
にもかかわらず、菅政権は新年度も無料化の「社会実験」を続ける。前年度
を200億円上回る1200億円の予算額を計上し、無料化区間を広げるという。そ
の意図がわからない。
自公連立政権が導入した「休日上限1千円」は、この3月末で期限切れの予定
だったが、それも続ける。加えての「平日上限2千円」である。
自公政権時代の08年、深夜利用向けなどの割引のために10年間分の財源が用
意された。その財源の残り約2兆円を流用し、2~3年で使い切ってしまお
うということなのだ。
これでは、当面の人気取りを優先し、あとは責任を負わないやり口としか思
えない。食い逃げならぬ、「予算の使い逃げ」ではないか。
将来、追加財源を投入しければ、料金は再び値上げされることになる。
迷走を重ね、制度の持続可能性さえも自ら封じてしまったこのような施策は
、まともな政策とは言えない。ただでさえ政府予算案の行方は不透明だとい
うのに、これでは後ろ盾とすべき国民の支持は取り付けようがない。

 社説より
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浮石沈木
大衆の無責任な言論でおきると言う「浮石沈木」。今や軽い言葉の乱発で「石が流れて木の葉が沈む」ごとき政界である。あれやこれや。わだかまる毒を消す良薬が、どこかにないか。

 天声人語より
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首相窮地、民主の乱
小沢氏の処分に反発し、小沢氏を支持する比例単独の衆院議員16人が蜂起し
た。除名覚悟で採決で造反し、菅内閣を倒す構えだ。
全員が比例単独議員。小沢氏が2009年総選挙の公示直前に急きょ探し、各ブ
ロックの小選挙区重複候補より下位に名簿を並べ、当選することができた。
16日夜、ひそかに小沢氏と向き合い、決意を伝えていた。小沢氏は、こう励
ました。「菅ではもう駄目だ。民主党もダメだ」解散を覚悟し、倒閣に舵を
切ったのだ。
菅内閣が提案した2011年度予算関連法案の年度内成立が極めて困難な情勢に
なった。社民党も民主党との政策協議に否定的で、衆院の再可決に必要な3
分の2議席確保の見通しが立たなくなった。民主党は分裂含みの様相となっ
たが、菅首相に打開策はなく、政権運営は厳しい局面を迎えた。

 紙面より
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遠い政治の春
小沢氏は「菅おろし」で腹を括ったとみえ、氏を慕う議員が脱党へと動き始
めた。政権交代の岸に並べた夢は片端から消え、民主党そのものが絶滅、い
や自壊の途にあるかに見える。
いよいよ改革に踏み込むかという時に、またぞろ政局祭りだ。国の針路を争
うならまだしも、私怨のたぐいだから情けない。ひと雨ごとに春暖が近づけ
ば、ひともめごとに希望が遠のく。予告編ばかりの政治を見せつけられてい
るうちに、はて何度目の春本番だろう。

 天声人語より
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良寛と菅首相
作家の向田邦子さんは、良寛さまと聞くと「どうも胡散くさい、二重人格の
ようなもの」を感じたそうだ。小学生の向田さんは、親に隠れて「大人の本
」をよく読んだらしい。用心のため、手元に置いていた児童書が「良寛さま
」だったというのだ。無欲と漂泊の人もとんだ巻き添えである。
民主党の役員会が決めた小沢元代表への処分案は、無難に取り繕う点で「良
寛さま」に近い。菅首相や岡田幹事長は、除籍か離党勧告という「大人の本
」をこっそり読んでいたはずなのに、一番軽い党員資格の停止でお茶を濁す
らしい。
無論、強く出れば親小沢の議員らが黙っていまい。首相には、党分裂や総選
挙を覚悟で脱小沢を通す度胸はなく、処分せずに結束を演出する悪知恵もな
し。リーダーの及び腰で、党のメリハリはなくなるばかりだ。
向田さんが百も承知で書いたように、良寛その人は大変な好人物だった。こ
の禅僧の清貧や公平無私に、決断力を加えた政治家が久しく現れない。国民
の代表を、縁故や世襲で選んできた日本の不幸である。
新しい寺に来てくれという藩主の求めを、良寛は一句で断る。
  <焚くほどは風がもて来る落ち葉かな>。
暖も取れるし、どうにか暮らしていますのでお構いなくと。
往時の菅さんも、強者にこびないのが売り物ではなかったか。
万事に信念を貫けば、勢いは世論の風が「もて来る」ものを。

 天声人語より
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16人の反乱
比例単独で下位当選。
一兵卒の階級章まではがされそうな、はぐれ将校を担いでつくるのは別動隊か、反乱部隊。はたまた尾張の城主と連合軍?
勝手にやってろと言いたいが国民の生活を荷台に載せたチキンレース。崖の先をのぞき込めば国の破綻という谷底がある。

 素粒子より
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民主党の党首の稚拙な政権運営の実態
今回、改めて鳩山氏の稚拙な政権運営の実態が浮き彫りとなった。
成算のないまま沖縄県民に期待を抱かせた。政治主導の看板とは裏腹に、外
務・防衛両省の壁を突き崩せなかった。首相として関係閣僚を束ねるリーダ
ーシップも発揮できなかった。対米交渉にも本気で当たらなかった---。
鳩山氏は、政治家としての言葉の軽さをこれまで繰り返し露呈してきた。
氏個人の資質に最大の問題があることは言うまでもない。しかし、そこに民
主党政権の抱える構造的な欠陥が凝縮して表れている側面も否定できない。
言いっ放し、やりっ放しではなく、錯綜する利害やもつれあう議論を解きほ
ぐし、説得し、ものごとをまとめ、決めていく能力の不足である。
菅首相は一連の政治プロセスを深刻に省み、二度と失敗を繰り返さないよう
教訓をくみ取らなければいけない。

 社説より
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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GDPの日中逆転から何を学ぶ
今回最も印象的だったのは、王敏・法政大教授の言葉だった。
「GDPは貯金通帳のようなもの。増えた、減ったということに意味はない
。問題の核心は、国民と社会が継続して発展しているかどうか、です」
在日30年、王教授はその間、日本が目に見える経済の統計値を高めること
に躍起になり、世界から注目されるのを見た。だが一方では、目に見えない
倫理や美徳が枯れ細った。受け継がれた「しつけ」は劣化し、戦前と戦後生
まれの日本人は、別人種のようになったという。
「勤勉で、まじめで、思いやりのある人々がいかに堕落できるのか。悔しい
けれど私が証人でもある。90年代以降、経済だけが日本人の価値の中心軸
になったからではありませんか」
GDPでのみ「大国」かどうかを測るのではなく、伝統的な美徳という日本
の資産を、どうか、大切にしてほしい。
王教授の言葉に虚を突かれ、こう思った。逆転に学ぶべきは、私たちがGD
Pに一喜一憂するのではなく、「経済大国」意識から自由になり、多様な価
値観に立って、誇りや希望をもつことではないのか、と。

 ザ・コラムより---外岡秀俊
また、別の考えでは
人口13億強の中国の躍進は当然の成り行きで、むしろ米カルフォルニア州
ほどの国土と人口1億3千人の日本がこれまで世界第2位を維持してきたこ
との方が非凡で、日本が自信を喪失するいわれは一つもない。
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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中東の壮大な実験が始まる。
サダト大統領暗殺、湾岸戦争、そして米同時多発テロ。
「1」のつく年は中東世界で大乱が起きるといわれる。2011年が始まったとき
、エジプト国民には9月の大統領選で二つの選択肢しかなかった。ムバラク
氏の6選か、次男ガマル氏への権限委譲か---。わずか40日あまり後、民衆
は自らの力で、どちらでもない選択肢を手に入れた。
チュニジアでベンアリ独裁体制を崩壊させた「ジャスミン革命」に続くエジ
プト民衆革命は、フェイスブックやツイッターや携帯電話でつながった「ネ
ット力」が強権政治を突き崩す武器になることを改めて証明した。失業、腐
敗、人権抑圧に対する若者らの「理由ある反抗」は世代を超えて国民を巻き
込んだ。
ジャスミン革命は、権力に従順だった中東アラブの民衆意識を決定的に変え
た。自由と権利を求める人の波は戦車にも治安部隊の銃にも勝てる、という
自信を与えた。
中東アラブ諸国に限らず、強権支配を続ける国の指導者は、ネットを活用し
た民衆革命の波がいつ来るのか、気が気でない日々が続くだろう。
「ムバラク後」のエジプト政治は、与党の翼賛体制から、ムスリム同胞団を
含む複数の野党勢力が参加する新たな形を模索する。
だが、その行方は必ずしもバラ色ではない。長年の抑圧で、ただちに政権を
担える野党勢力は存在しない。イスラム勢力の政治参加が突出すれば、アル
ジェリアやパレスチナ・ガザ地区の二の舞にになりかねない。強固な治安組
織が解体されなければ、新たな独裁が顔をもたげてくる。
親米アラブ穏健派の代表格だったエジプトの激変が、地域の安全保障環境に
影響を及ぼすことは間違いない。民意や新政権にストレートに反映されれば
、従来の親米路線が維持されるとは限らない。イスラエルは、安保政策の見
直しを迫られるだろう。イランは「イスラム革命」輸出の好機とみている。
権力の空白に乗じて、国際テロ組織アルカイダなど過激派の動きが活発化す
る恐れもある。
一連の政変は、口先で民主化を促しながら、過激派の伸長を防ぐという名の
もとに強権支配を容認してきた欧米各国の矛盾も浮き彫りにした。人々が訴
えた自由の拡大や、貧富の解消をどう側面支援していくのか。日本には、ど
のような役割があるのか。
エジプトのジャスミンが、本当に花開くかどうか。それは、中東世界の今後
を左右する。強権を崩したネットの破壊力を、民意をくみ取る想像力に転化
できるかどうか。大乱の年は、中東全体の壮大な実験が始まる年でもある。

 紙面より---中東アフリカ総局長・石合 力
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方便とはあきれてものが言えない
学んでもいなかったわけだ。「抑止力は方便だった」と、鳩山前首相。辞めてなお失望の上塗り。官僚の壁を破る気概もなく、米国に直談判もせず逃げただけ。やるせなさが募る。政権交代に政治の仕組みの変革や、大きな戦略を期待したのは間違いか。
菅政権も引き継ぐ失望の連鎖。

 素粒子より
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新たな新興市場リスク
チュニジアの政変がエジプトに波及するに至って、新興市場向け投資は冷水
を浴びせられた。これまで、中国、インドなどに続く新たなフロンティア市
場を求め、積極的にリスクをとってきたが、こうした投資機運が後退し、よ
り安全な米国債や日本国債、金などに資金が一時避難する動きもみられた。
エジプトにはスエズ運河があり、他にも紅海から地中海に石油を運ぶパイプ
ラインがある。これらが封鎖されると、西側は「油断」となって原油価格は
一層高騰する。エジプトやヨルダンなど、親米でイスラエルとも良好な関係
を維持する政府が反米政権に代われば、地政学的な不安定さも高まる。
日米の量的緩和はまだ続きそうだが、エジプト問題の契機となって、新興市
場へのリスク投資が見直されつつある。リスク市場から資金が逆流し、株や
商品相場が下落する反面、行き場を失った投資マネーが右往左往して、金融
資本市場や為替相場を混乱させる懸念が出てきた。

 経済気象台より---千
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GDP5期ぶりマイナス
物価変動の影響を除いた実質GDPは前期比0.3%減、年率換算で1.1%減となり、09年7~9月期以来、5四半期ぶりのマイナス成長となった。
最大の理由は個人消費の低迷。

 紙面より
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独裁が生んだ貧富の差・汚職----。中東革命の連鎖
中東諸国の多くに共通するのは強権的な長期政権と、特権階級だけが潤う社
会の不公正な構造だ。
長年、たまった市民の「不満のマグマ」はまず、チュニジアで噴火した。
エジプトの市民たちも、同じような社会構造の中で生きてきた。経済成長を
続ける一方で、貧富の差は拡大。1日2㌦以下で暮らす貧困層は人口の2割
を占める。
2010年度版の国連人間開発報告書によると、100に近づくほど貧富の差が大き
いことを示すジニ係数はエジプトが32.1、チュニジアは40.8、20台の日本や
、欧州諸国より中東は全般に高く、独裁体制下で富が不公平に配分されてき
た結果と見られる。
また、中東では貧困層に教育が十分に行き届かず、識字率も全体的に低い。
これが言論による政府批判を抑える一つの要因にもなってきた。
市民の不満を最終的に抑え込んできたのは、警察力による弾圧だ。秘密警察
網を張り巡らせてきたのはチュニジアやエジプトだけではない。ヨルダンな
ども中東有数の警察国家だ。
だが今回、チュニジアやエジプトの民衆は「圧制」への怒りをあらわにし、
政権打倒へのエネルギーに変えた。同じことが、他の国で起こらない保証は
どこにもない。

 紙面より
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『覚醒 観世音菩薩 慈悲の心』
ご開帳は、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人ひとり
と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこ
へ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、「人を思いやる心
」というものを考えなければならない時なのです。まさに此処に、観音様の
大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。
観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助
けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなく
ても、自分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいか
な、便利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だん
だん気が付かなくなっているのであります。
結縁開帳を通じて、観世音菩薩様のご宝前に立ち、静かに自分の心を見つめ
る時、一人はひとりの自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずな
のです。
そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が
観音様であるということに気付く、そうすればあなた自身もそうであること
に気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつで
もどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが
生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません
。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私
たちの心が観音様の心とひとつに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り
戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであり
ます。

                   西国三十三所札所会
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小沢氏の処分は菅首相の覚悟ひとつだ
自分ではけじめをつけないというのなら、党としてきっちりとけじめをつけ
させる必要がある。菅首相と民主党執行部の覚悟が問われる。
小沢氏の強制起訴を受け、首相は裁判が終わるまでの間、自発的な離党を求
めたが、小沢氏は拒否した。衆院政治倫理審査会への出席要請にも、消極的
な姿勢を変えなかった。
この間、小沢氏が挙げてきた理由には首をかしげざるを得ない。
まず、市民の代表で構成する検察審査会による強制起訴は、有罪率の極めて
高い検察による起訴とは「本質的に違う」という理屈だ。
もとより両者の法的効果は全く同じである。推定無罪の原則も、等しく適用
される。
これまで逮捕・起訴された政治家の多くが、有罪確定の前に離党や議員辞職
といったけじめをつけてきたのは、法的な責任とは異なる政治的、道義的な
重い責任を自覚してのことだろう。
小沢氏はまた、事実関係は裁判で明らかになると繰り返し主張している。
しかし、司法の場での真相解明と、国会議員として説明責任を果たすことは
全く別物である。
いま検討されている処分は、最も軽い党員資格の停止が軸のようだ。そもそ
も自発的な離党を求めたのだから、最低でも離党勧告が筋ではないか。
年頭会見で「今年を政治とカネの問題にけじめをつける年にしたい」と言い
切った。小沢氏には「出処進退を明らかにすべきだ」と、議員辞職も含めた
けじめを求めたのではなかったか。腰が引けた印象は否めない。
税と社会保障の一体改革や「平成の開国」など、困難な政策課題に臨む前提
として、首相の「有言実行」が真に試される局面だ。

 社説より
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エジプト政権崩壊
ジャスミンの花は夜開く。チュニジアからエジプトに広がったその芳香が、血のにおいで消されなかったことを喜びたい。
30年間を牛耳ったファラオが去った後は誰が治めても簡単でない。

素粒子より
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陸山会事件の国民感覚との大きな遊離
小沢氏の元秘書3人に対する裁判が始まった。いすせれも氏の資金管理団体
「陸山会」の土地取引に絡み、政治資金収支報告書にうその記載した罪に問
われている。
3人はそろって無罪を主張した。
報告書に事実と違う記載があれば直ちに虚偽記載罪が成立するわけではない。
検察は、悪質重大と判断したものに絞って摘発する姿勢をとってきた。
今回、検察側は事件の背景に中堅ゼネコンからの裏金の授受があったと主張
し、公判で立証するという。その成否や3人の有罪無罪を軽々しく予想する
ことはできない。これからの審理を注意深く見守りたい。
そのうえで、元秘書側の反論を聞いて改めて思うのは、政治資金や収支報告
書の扱いに関する国民の感覚・期待とのあまりに大きな隔たりである。
例えば、現職の衆院議員である石川被告側の言い分はこうだ。
▽土地購入に際し、本来ならば陸山会名義で4億円の銀行融資を受けるべき
だった。だが銀行が難色を示すのではないかと配慮し、社会的信用がある小
沢氏の名義を借りたに過ぎない。
▽関連して、小沢氏の別の政治団体から総額1億4500万円を陸山会に移
したが、左のポケットから右のポケットに移し替えた程度の意識だったので
、報告書に記載しなかった。
▽このカネは元の団体に戻すつもりだったが、仕事で忙しく、ついつい実行
しないまま放置しただけだ。
▽報告書が公表されるころに党代表選が予想された。高額の土地取得が明ら
かになると騒がれるので、登記も報告書への記載も先延ばしにした----。
この説明通りだったら、あるいは虚偽記載罪に問われないかもしれない。
だが、政治活動を「国民の不断の監視と批判の下」に置くことによって民主
政治の健全な発達をめざすという、政治資金規正法の目的は、小沢氏周辺で
どう認識されていたのだろう。
政治資金の透明化と適正化は引き続き社会の要請だった。それなのに秘書の
「配慮」や「ついつい」、そして党内抗争への思惑で、政界の実力者を取り
巻くカネや資産の流れは国民の目から遠ざけられ続けたことになる。
これが常々、「オープン、明朗」と胸を張ってきた人物の足元なのか。政治
に携わる者の「責務の重要性」と、それを支える国民との適切な関係を唱え
る規正法の条文が、空しく響く。

 社説より
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市川房枝さんのことば
「ごまかさないで、逃げないで、素直に事実に認め、自分の言ったことに責
任を持たれ」この言葉に、彼女を師とする菅首相ら、民主党幹部には痛かろ
う。なにせ、政権公約のほころびを「素直に認めよ」と野党に責められ通し
だ。ごまかし、逃げ、無責任と、国会での「口撃」はやまない。
自民党の谷垣総裁は党首討論で、消費税議論よりマニフェストの破綻処理が
先だと、衆院解散を迫った。「八百長の片棒は担げない」と。菅首相は熟議
を訴えて応戦するも、手詰まり感が漂う。
民主党は、小沢元代表への処分を決められずにいる。首相の優柔不断を断じ
るほどに、政策論争でも野党の勢いが増す仕組みだ。「いい加減に乗り越え
よう」との叱咤は、金銭話の本家筋とは思えぬ歯切れの良さだった。
市川さんは頑固なまでの清廉で知られた。1974年の参院選で自分を担いだ市
民運動家の菅氏が首相になり、空前の金権選挙を仕切った田中角栄首相の愛
弟子と同じ党を背負う。すでに理解の域を超えていよう。早いもので、明日
が没後30年。
政治の情熱、歳月の浪費に暗然とする。

 天声人語より
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政権の「3月危機」説
三つほどの根拠となる仮設があることがわかった。
①公明党は次の衆院選まで民公でなく自公提携路線が基本だ。
昨秋の臨時国会でも公明党が最後は協調するはずと見誤った民主党だが、今
また同じ穴を待つ。
「闘う野党」の立場と実績のある自公選挙協力、つまり早期解散要求に流れ
着くのが理の当然だ。
②統一地方選と重なり予算協議難航の非を負うのは与野党で半々
そもそも国家予算の成否が政局化するきわどさに加え、その与野党の攻防が
統一地方選と時期的に重なる二重のきわどさは記憶にない。
仮に公明党など野党の反対で関連法案が成立せず4月に突入するとして、ふ
だんなら与党はその非を野党に負わせて世論を喚起する。だが今年に限って
はさの10日目の4月10日に統一地方選の第一波、いかんいかんと態勢を
立て直そうとしても2週間後の4月24日に第二波が襲う。
③反菅、非小沢、世代交代
ならば考えるとだれでもわかる。
暗礁にさしかかる前に予算協議の障壁を除けばよく、まさに3月までがその
除去作業に残された期間だ。衆院マニフェストの取り下げを宣言し公明党を
協議に引き込む。菅首相が党代表として強制起訴された小沢氏の証人喚問を
執行部に指示し、国会を動かす。それでいい。
ところが通常国会劈頭の論争を聞く限り、菅首相や政権側の答弁はふだんと
変わらず余りに防御的だ。野党の攻撃をかわせたか否かではなく、自ら進ん
で障壁を除いて失地を回復したかどうかで自己採点せねばならないのに、そ
うはなっていない。
その結果、小沢側近グループだけでなく、「ポスト菅は小沢氏ではない」と
小沢氏に距離ほ置く中間派も加わって「反菅」、つまり反主流派が膨らむ。
それに脅えて執行部が小沢氏への厳しい処分をためらうとすれば悪循環だ。
中間派を自称する中堅幹部がこう語るのも無理はない。
「反菅、非小沢、世代交代だ」
局面転換を画する。こういう合言葉が登場すると、さらに流動化するのが政
局の常だ。三つの仮説を跳ね返せるか否かの3月危機である。

 記者有論より----曽我豪
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人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
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税と社会保障検討会議
菅首相は自公政権下で消費増税案や社会保障改革案をまとめたメンバーを会
議に入れたのは、まさに蓄積を丸のみにしようという態勢だ。
一方で、マニフェストで示した民主党の看板政策が、不完全であったことの
表れでもある。
新しい年金制度では、柱となる全国民が同じ制度にはいる一元化について、
菅首相は「大変難しい」と述べ、修正をにじませる。子ども手当も、財源確
保のメドが立たず、月額2万6千円の満額支給をあきらめる考えも示唆。
消費増税を封印していたマニフェストは、大幅な修正を避けて通れない。
民意を問い直す必要がある。

 紙面より
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食料高騰
誰かがどこかでボロもうけしているに違いない。ハイエナのような投機マネーか。生産から流通まで牛耳る多国籍企業か。
 
 素粒子より
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墓穴掘った国会証言の回避
小沢氏は巧みにかわしたつもりでも、結局は国会での証言回避て゜墓穴を掘
ったのではないだろうか。強制起訴に追い込んだ検察審議会の結論からはそ
う思えてくる。
東京地検特捜部が小沢氏を不起訴にしたのは、大がかりな強制捜査によって
もゼネコンからの裏金の実態を解明できず、あの容疑では小沢氏の有罪判決
を得られる自信が十分もてなかったからだろう。
ところが、素人たちによる検察審議会はこれをひっくり返して判断を裁判所
に委ねた。その是非には議論の余地があれ、普通の常識や心証を重んじたか
らに違いない。
4億円もの大金の扱いを、本当に秘書たちだけで決められるものか。責任を
秘書たちだけにとらせるのは潔くないのではないか。そもそも4億円はどう
やってつくったのか判然としないではないか---。
もし小沢氏が進んで国会の場に出て、こうした疑問にまじめに答える姿勢を
見せていたら、素人たちの心証はまったく違っていたのではなかろうか。
しかし、小沢氏はそうしなかった。嫌な質問を重ねられて答えに窮し、疑惑
を膨らませたのでは大変だ。まして偽証罪の適用される証人喚問に応じたら
、検察に新たな材料を与えて命とりになりかねない。だから国会を避け通し
たのだろう。検察審のメンバーたちがそう感じたとしても不思議はない。
だとすれば、国会で説明するリスクを警戒する余り、国会を避けるリスクに
足をすくわれたわけで、大きな誤算だったに違いない。仮に無罪になったと
しても、長期にわたり裁判でさまざまに説明を迫られる。
疑わしきは罰せずなのに、新聞報道は小沢氏に厳しすぎないか。そんな批判
は自戒すべきだと思う。だが、議会人として当然の義務である国会での説明
を避け続ける以上、その責めはご本人にきっちり負ってみらわなければなる
まい。

 ザ・コラムより---若宮啓文
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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名古屋選挙後
冷静に考えてみよう。議員報酬を半減させたところで、浮くお金はせいぜい
6億円だ。小さいと言えないが、河村氏のいう10%減税に必要な200億
円に遠く及ばない。
では行政改革で財源が本当に生み出せるのか。市民サービスが削られないの
か。いまこそ行政への監視が必要なときだ。市民の代表である議会を攻撃す
るだけでは結局、市民が損をする。
住民投票で議会解散が決まり、3月に出直し選挙がある。報酬問題について
市民の判断はもう明らかだろう。
次は議会にどのような人材を送り、どう再生するか、である。
各党、各候補者に知恵を問いたい。
地域政党を率いる河村氏も「壊す」の次に「作る」方策を見せてほしい。
全国の有権者も考えよう。貴方の街の議会もふがいないかもしれない。だが
、攻撃し、個人で溜飲を下げるだけでいいか。議会は社会が連携し、公の問
題に取り組む場所だ。主権者として、議会をもう一度働かせよう。

 社説より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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国の総予算220兆円に、民主党政権で14兆円増に
2011年度予算案の一般会計と特別会計をあわせた総予算の歳出は、前年度比
2.4%増の220兆2754億円となった。
民主党は野党時代から、総予算を大胆に組み替えることや無駄の削減で、4年
間で16.8兆円の財源を捻出すると主張してきた。だが、子ども手当などのマ
ニフェスト施策を導入したり、高齢化により社会保障費が自然に増えたりし
たことで、09年秋の政権交代後、国の総予算は逆に14兆円近く膨らんだ。
今後も高齢化は続き、借金残高も膨らむため、社会保障費、国債費ともに拡
大は続く見通し。総予算の組み替えが難しくなっていることが浮かび上がる


 紙面より
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梅のはな「探梅」
梅は寒さのきわまる時節、百花にさきがけて咲く。その早咲きを山野に探す
のが「探梅」の言葉の意味だという。だから冬の季語で、立春を過ぎれば観
梅に変わる。探梅は「一輪ほどのあたたかさ」をいとおしみ、観梅は盛りの
色香を愛でるといったところか。妙な季節の移ろいである。
とはいえ梅見は、華やいで浮かれる花見とは趣が違う。ゆるやかに歩を進め
、咲き姿を楽しむ。陽気に誘われるというより寒さの中へぱちりと開く紅白
には、どこか励まされ、背筋が伸びる思いがする。
そんな梅が、学問の神様の天神様のシンボルなのもよくできている。りりし
い梅に願をかける。晴れて合格すれば春がきて「サクラサク」と相成る。桜
の「いいとこ取り」のような気もするが、そこは凛然と嫣然、使い分ける花
に恵まれた幸せだろう。
「春の夜の闇はあやなし梅の花色こそ見えね香やはかくるる」と古今和歌集
にある。
闇が花を見えなくしても香は隠れない、と。その香によって花の存在は知ら
れる-----。容色を誇る桜と違う奥ゆかしさが、早春と呼ぶ季節にふさわし
い。

 天声人語より
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小沢氏の処分、悩める民主党
強制起訴された小沢一郎元代表をいつ処分するのか、民主党執行部の腹が固
まらない。参院で否決された法案を衆院の3分の2で再可決する選択肢を残
すには、小沢氏処分に反発して衆院議員が離反する事態は避けたい。さりと
て処分を先送りすれば、世論の批判を招き、野党に政策協議に応じない口実
も与えてしまう。
党内には4月の統一地方選を結束して戦うため、4月下旬まで処分を見送る
べきだとの声もある。
小沢氏の証人喚問を求める野党、国民は「一兵卒の小沢氏を処分できない。
民主党は自らけじめをつけられない党だ」と思っている。
そんな民主党に政権をまかせ、地方選で勝たせることはできない。
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水の循環
東京では好天と乾燥が続き、日本海側の大雪は片づかない。
豪雪は米国でも。大雨に続いて巨大サイクロンが豪州を襲う。
しょせん地球を覆う薄い皮膜の中での水の循環ではある。

 素粒子より
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為政者には一時の気の緩みも許されないのに
また、ぞろ余計な「空振」を広げた。日本国債の格下げに対する菅首相の第
一声、というより無反応である。にこやかに「そういうことには疎いので」
と言われては、力も抜ける。
財政再建の決意を世界に発信すべき好機にこれだ。空振どころか無気力な空
振り。ただの言葉尻ではなく、政治センスを疑う。周辺は「民間の判断にい
ちいち反応しない」とかばうが、市場をなめる者は市場に泣かされる。
わが国債の信用は、中国のそれと同じになった。少子化で財政は好転せず、
国ぐるみの反転攻勢もねじれ国会で望み薄との見立てである。不用意な発言
で国債の価値が下がれば、金利が上がり、ローンを抱える人が苦しむ。
首相は投資家が集うダボス会議へと向かった。「疎いので」はもう禁句、国
会で棒読みした官僚語も通じない。リーダーの覚悟から絞り出す言霊だけが
、深く響くだろう。一発逆転は望まないけれど、菅さん、暮らしの雪景色に
灰まで降らせてはいけない。

 天声人語より
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立春
昨日、デパ地下へ行った。すし屋、お握り屋、惣菜屋が恵方巻きを競う。関西発祥の風物がいつの間にやら。今日は立春。

 素粒子より
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八百長の大相撲
国技といわれてきた大相撲は果たしてスポーツとして成立していたのだろう
か。もし、そこに八百長がからんでいるとすれば、それはスポーツとは呼ば
ない。ただの興行であり、ショーである。
昔は興行でなかったのか。何時かの時点でメディアがスポーツにしてしまっ
たのではないだろうか。
相撲はプロレスと同じで、プロ相撲と名前を変えれば良いのだ。
千秋楽で7勝7敗の力士が勝つ場面が1場所につき何回かあるが、勝つて勝
ち越しになる力士が多い。これもほとんどが八百長でないのか。私は昔から
そのつもりで取り組みをみている。それ以上の期待をするのが間違いなのだ
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相撲の八百長
これから、どの一番を見ても思ってしまうだろう。「いまの差し手は打ち合わせ通りかな」「今日は流れが悪いな」とか。
それでは、本気でやっている力士がかわいそうだ。

 素粒子より
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小沢氏の起訴は市民判断に意義がある
検察審による強制起訴は検察が強大な権限をにぎることになり、独善的な体
質を生む素地ともなったものに風穴を開けた。検察がとってきた起訴と不起
訴とを分ける基準や個々のケースへの対応は、一般の感覚と正義感に沿うも
のか。問い直す機会を市民が初めて得たと言っていいだろう。
国民が抱いた疑問をうやむやにせず、法廷という公の場で議論し、裁判所の
判断を求める。その意義は、日本の政治や司法制度を考えるうえで決して小
さくない。起訴イコール有罪といった決めつけはせずに、冷静に公判の行方
を見守りたい。
政治の側が早急に取り組むべき課題もある。今の収支報告制度は、秘書任せ
・他人任せを容認する内容となっている。報告書に政治家本人の署名を義務
づけるなど、自覚を促し、責任を明確にする仕組みに改めるべきだ。
小沢氏は、検察による起訴と強制起訴との違いを強調して離党などを否定し
た。その時どきで都合のいい理屈を持ち出し、国民に正面から向き合おうと
しない姿勢には失望を禁じ得ない。
法廷で争うことと、政治家として責任を果たすことは別問題である。国会で
の説明すらできないのなら、自らしかるべき身を処すのが筋ではないか。

 社説より
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エジプト問題
人々が選ぶ道を外国がとやかく言うべきか。要求しているのは職と言論と民主だ。8千万人が過激派になろうはずはない。

 素粒子より
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収拾に「軍出身」起用、民衆はまだ納得しない
ムバラク氏は政権の座から退く覚悟を決め、権力を過渡的に軍部に移行させ
ているようだ。次男への権力継承を諦め、スレイマン氏を副大統領にするの
はムバラク氏にとって大きな譲歩だろうが、この程度の変化で民衆は納得し
ないはずだ。
今回の反政府デモでムバラク氏の時代は事実上終わった。その後に改革を実
行する人間がいるのかを考えると、短期的には悲観的にならざるを得ない。
エジプトはチュニジアに比べ、利権や支配構造が複雑だ。ムバラク氏が去れ
ば社会の矛盾が解消するほど単純ではない。
ムバラク政権下で、イスラム過激派を取り締まるという大義のもと、内務省
と秘密警察の肥大化が進んだ。また、従来の軍事エリート、官僚に加え、近
年は新たなビジネスエリートが台頭し、3者が結託して特権階層を形成して
いる。経済的な機会の不平等に対する不満が今回爆発した。
これまでのエジプト政治は、翼賛的な与党・国民民主党と民衆に根差さず力
のない野党、非合法化されたムスリム同胞団という構図だったが、今後は政
党政治が機能し始めるかもしれない。将来的には同胞団が合法化され、エル
バラダイ氏に協力する政権も考えられる。

 紙面より---東京大・長沢栄治
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組織のあり方
グローバル人材を使いこなしたイタリア人監督は意外にも日本的な気配りの人。これからの組織のあり方を見た気がする。

 素粒子より
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政変ドミノの可能性は
チュニジアの政権崩壊は、アラブの人々に「独裁政権を倒すことが出来るか
も知れない」と、期待を抱かせた。エジプトのデモで、チュニジアの国旗を
振る人がいたのも、その表れだろう。
仮にエジプトの政権が倒れれば、その影響はチュニジアの比ではない。エジ
プトが地域大国であることは疑いない。アルジェリアやヨルダン、イエメン
でも反政府デモが起きている。ムバラク大統領が権力を追われるようなこと
があれば、ドミノ倒しのように、アラブ各国の政権が次々と倒れる可能性は
否定できない。
ただ、多くの国には有力な野党勢力がない。民主的な国政運営を担える組織
力があるか不安が残る。米国によって旧政権党が排除されたイラクの混乱が
思い起こされる。かといって、大統領らトップの首をすげ替えるだけで与党
による支配体制が残れば、不満は解消されない。独裁政権が倒れたあと、長
期にわたって混乱が続く恐れもある。

 紙面より
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