2010年12月の記事


隆盛、衰退そして再生へ--日本の未来
それぞれに矛盾を抱え、支配力を失っていく東の大国と、力をつけていく西
の大国とどう付き合っていくのか、日本の姿勢は定まらない。インドや韓国
の台頭もあって、アジアでの存在感は希薄になるばかりだ。
インターネットと市場の標準化によってグローバル化した世界は、その創設
者である米国にも他のどの国にも制御できなくなってしまった。その流れが
経済だけでなく、政治や社会全体に及んでいることがウィキリースクなどの
登場ではっきりした。
国の枠を超えて直接つながった新しい世界には中心も辺境もない。誰がそれ
を動かしているかもわからない。えたいの知れないものに支配されるような
不安が人々を襲っている。
斜陽感を生む原因の最たるものは、国が縮んでいくことだ。英国の雑誌は「
日本の重荷」という特集を組んだ。主題は少子高齢化による人口減少である
。今のままでは95年に8700万人いた労働人口が2050年までに5200万人にまで
減る。人口ピラミッドは上の方が広いつぼのような形になる。国力は衰退し
、年金制度や社会保障は行き詰まる、という警告である。
そんなこと外国から言われなくともわかっている。だが、わかっていても私
たちは真剣に考えているだろうか。いつか誰かが、どうにかしてくれるわけ
はない。
対策ははっきりしている。子どもを生み育てやすい環境をつくる。外国から
人を入れる。どれもが必要だ、劇的に進めないともう間に合わない。
社会の豊かさの違いはなせ生まれるのか。先進国の中でも人口密度の高い社
会が維持されてきた理由を、恵まれた自然と地勢、江戸時代に森林を管理、
再生させたことなどによる。
この列島の森や海が、世界でもまれな生物多様性に富んだものである。
斜陽の気分の中で思い起こすべきなのは、私たちはなお恵まれた環境にいる
ということだ。知識や社会資本も十分に蓄えられている。それらを土台に何
か新しいものを生みだし続けていく。そうすれば、これからも世界で役割を
果たしていけるだろう。

 社説より
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劣化する政治と官僚機構
この1年を回願すれば、ますます衰退する経済を阻止し、復活させるべき政
治がむしろその悪化を加速させたといえる。利権誘導型の自民党と官僚の支
配を脱すべく政権交代した民主党自身が、バラマキ政党であることのみなら
ず、公務員や教職員、民間の労組という新たな利権団体の政党であることが
明らかになった。
国内向けにしか強気の発言が出来ず、国民を害し、官僚と利権集団を守る「
引きこもり」政権があと3年も継続すれば、日本経済の衰亡は計り知れない
だろう。

 経済気象台より---六菖
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支離滅裂な税制改正
2011年度の税制改正大綱が公表された。法人税実効税率の引き下げ、高所得
者・富裕層増税が目玉で、経済活性化と格差縮小を図るという。しかし、こ
のように支離滅裂で思いつきだらけの税制を、いまだ見たことがない。
全ては、政府がマニフェストに固執していること、消費税率の引き上げを避
けていることに起因しているのだろう。しかしそれ以上に問題なのは、国の
かたち、経済のありようを決めるという大きな機能を持つ税制の存在の重さ
を、政府・与党が全く理解していないところにある。今回の改正が、税制に
対する国民の信頼を破壊しかねないことを危惧する。

 経済気象台より---山人
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米ロ核軍縮条約やっと発効
米上院は22日、米国とロシアの新戦略兵器削減条約の批准を、賛成多数で
承認した。ロシア下院は24日にも批准承認する見通し。
「核兵器のない世界を目指す」とチェコ・プラハで世界に表明してから、約
1年8カ月。STARTIが提唱から発効まで10年以上要したのに比べ、
オバマ氏は自ら主導した条約をかなりのスピードで批准にこぎつけた。
「核超大国」である両国が、核不拡散条約で義務づけられた核軍縮義務を多
少なりとも果たした意義はあるとはいえ、「核ゼロ」にはほど遠い。
北朝鮮やイランの核開発問題の解決や、核テロ対策、中国やインドなど、ほ
かの核保有国に対する軍縮努力の要請など、「核なき世界」に向けて米国が
取り組むべき課題も山積みしている。オバマ氏はそのために、国内政治との
相克をどう乗り越えるのか。答えは見えてこない。

 紙面より
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いかにも遅い判断
小沢元代表が衆院政治倫理審査会に出る意向を固めたそうだ。先日首相に「出処進退」を言われた。損も得も計った判断だろうか、いかにも遅い。
説明を避け続け、結果、政治を足踏みさせた小沢氏は国民の眼鏡にかなうかどうか。

天声人語より
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TPPと農業
守るべきは輸出産業か、それとも国内農業か。二者択一の問題ではない。
関税撤廃で自由貿易圏をつくろうという構想がTPPである。米国など9カ
国が推進している。日本にとって、そこに参加することは自由貿易協定戦略
の出遅れを一気に取り戻すチャンスである。そうする中で農業との両立をさ
ぐるのが筋だ。
資源に乏しい日本は通商国家として生きるしか道はない。さりとて国民生活
を守るには食料の安全保障もじゅうようだ。いずれも切り捨てられない。
戸別所得補償が農地の集約を阻害し、細切れ化を促すという弊害も出てきた
。すべての販売農家を対象にしたため、退出するはずの零細農家も補償を得
ようと、貸していた農地の「貸しはがし」に走る傾向がある。
これでは日本の農業の大規模化によるコスト削減はままならない。
コメの高関税をなくし輸入米に門戸を開いても、日本のコメが国内市場から
締め出されるようなことは考えにくい。反対論者が反対理由に挙げる内外価
格差は接近してきた。
「農業が輸出産業の犠牲になる」という発想を乗り越えたい。グローバル市
場を相手に日本農業を再設計すれば、貿易自由化はけっして怖くない。

 社説より
戸別所得補償が農地の集約を阻害しているとの筆者の見解だが、全国で戸別
所得補償に加入している割合を無視した発言だ。加入者の割合は2割程度と
聞いている。
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
今の私の希望です。

 私の証 あるがまま行く---日野原先生
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民主党、「成長戦略」議員にこそ必要
鳩山--菅政権は現実路線という大義名分のもとに迷走を重ね、新成長戦略な
る論理まで出す始末です。
鳩山--菅政権は現実路線という大義名分のもとに迷走を重ね、新成長戦略な
る論理まで出す始末です。
GDPは最近、ブラス成長を続けています。にもかかわらずデフレに苦しみ
、国民生活は貧困、格差、失業と厳しい状況に追い込まれている。「国民の
生活が第一」と言うが、成長戦略には何も解決力がありません。
貧困問題は豊かさの中で進行しており、国全体が窮乏しているわけではない
。カネがないのではなく偏在して蓄積されているからだ。それを束ねて持た
ざる者へと持っていく。これぐらいのこともできずに政策とは呼べません。
所得税の最高税率を再び引き上げて、累進度を高めるのは当たり前。消費税
増税も簡易課税方式のまま低所得者を控除する発想でなく、付加価値税方式
に設計変更し、ぜいたく品に高率の課税をすることがあってもしかるべきで
す。
菅政権は、通貨と通商の両面で、国際経済の中で主導権を発揮し得る千載一
遇のチャンスを棒に振っています。
場当たり的に右往左往し、禁じ手ばかりを打つ姿は無残です。有権者は昨夏
、腕の悪いモグラたたきを期待して政権を託したわけではない。
「国家戦略局」による政治主導は、総合的、相対的な政策体系のサイトマッ
プを政権トップから1年生議員までが共有し、個別政策をどう位置づけるの
かを議論していくあり方だと期待した。「事業仕分け」は財源捻出のみなら
ず、政策改変のための整地作業とみて支持したのです。
成長戦略が必要なのは、民主党の国会議員たちのほうです。党内政局の泥仕
合にうつつを抜かしている場合ではない。「支持率1%になっても」という
気概を持って前首相の所信表明を読み直し、冷静に成し遂げるべきです。

 耕論より---同志社大教授・浜 矩子
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本田美奈子さんの詩・ありがとうより
当たり前の事のように思えるけど、
心の感じ方や深さで生き方まで変わってしまいそうな"ありがとう"という言葉-----
大切に心から感謝しながら人生を歩んで行きたいな
ありがとうよ・ありがとう
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菅流予算、負担増先送りを政治主導
予算編成の過程で、菅政権の「政治主導」ぶりが発揮されたのは、負担増の
先送りだった。
基礎年金の国庫負担の財源は、消費税を封印したため「埋蔵金」をかき集め
るのに四苦八苦。介護保険の利用料を値上げする法案は来年の通常国会に出
すのを見送り、70~74歳のお年寄りの窓口負担を1割から2割に引き上げるの
も実施時期がずれこむ見通しだ。来春の統一地方選挙を控え、「負担増の話
はできない」とする民主党内の声をそのまま受け入れた。
今回、首相が歳出削減を主導した場面はほとんどなく、ベクトルを逆方向へ
向けるありさまだ。
財政悪化が一段と深みにはまってしまった。来年度の政府予算案は、異常な
借金頼みが際立つものになった。国と地方の借金は国内総生産の約2倍もあ
り、先進国で最悪。それでも日本国債にの信用がかろうじてつなぎ留められ
てきたのは消費税率の引き上げ余地が大きかったからだ。
とはいえ、増税できない政治状況が続けば、その信用はいつか崩れる。
結局、消費増税を軸とする税制の抜本改革の道筋を早く示す、という基本に
立ち返るしかない。それによって社会保障の未来を保証し、雇用を生むため
に政府がもっと力を発揮するのだということを国民に理解してもらう。それ
なしに問題は乗り越えられない。

 紙面より
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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ためらう覚悟の浅さ
2011年度の公的年金が減らされることが決まった。物価が一定水準を下
回れば減額するという法律に沿った既定路線だ。
ところが、菅首相はいったん、据え置きに向けて関係閣僚に再検討を指示し
、なかなか了承しなかった。民主党ないでは、高齢者の反発を買えば来春の
統一地方選で負けると考え、減額反対を訴える声が出る。それが背景にある

年金などの社会保障費は、高齢化に伴って毎年1兆円以上増え続ける。若い
世代の負担も膨れる一方で、財源はもたない。そこで菅首相は今月10日、
「一刻の猶予も許されない」と大見えを切って、高齢者に偏った社会保障と
、消費増税を含む税制との一体改革に取り組むと宣言したはずだ。
社会保障を、子育てや雇用にも配慮した「全世代型」に変えるなら、高齢者
の反発もあるだろう。まして、消費増税には国民の抵抗感が根強い。来年度
減らされる年金額は、基礎年金の満額受給者で月200円の見込み、それを
ためらう政権に一体改革ができるのか。覚悟の浅さを見た気がした。

 政策ウオッチより---山田史比古
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政府は国の将来図を示せ
政治が荒れても、経済はそれなりに回る。だが、年金や税金の見通しが立たねば、消費者は安心してお金を使えず、企業は腰を据えて国内投資や採用に踏み切れない。まずは国が将来図を示さないと、景気の本格回復は望めまい。

天声人語より
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木より落ちた猿
今年の主要先進国は例外なく政治的統治能力の弱体化、不況下の財政再建と
いう二律背反の経済運営、主要国中心の既存秩序に反発する新興国群の挑戦
という三重苦のなかで仕切り直しを迫られた。
日米両国は参院選、中間選挙でいずれも与党民主党が敗北し、英国も総選挙
で保守党がカムバックしたが過半数を逸し、自由民主党との連立を余儀なく
された。ドイツでもメルケル政権はドイツ州議会で大敗し、連邦上院で過半
数割れとなり、日本と同様にねじれ議会に追い込まれ、仏サルコジ政権も支
持率の急落に悩んでいる。
頼みを失った「木より落ちた猿」のように、先進国不本意の理由はイデオロ
ギー的規範が見つからないことにあるように思える。
各国とも財政再建を訴えても国民は容易に動かない。日本国民も米国民も勤
勉と努力はいつか報われるという夢があるうちは増税なども我慢できたが、
今はバブル崩壊、アメリカンドリーム破綻のつけを払うための負担増はまっ
ぴらと拒絶反応が強い。先進国には来る年もまだ出口が見えない。

 経済気象台より---昴
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みんな10歳だった。
99歳の私と10歳の子どもとは90年近い年の差があります。しかし私はいつも
、この10歳のころの自分を思い出しながら、子どもたちにいのちの大切さに
ついて話しかけようと努力しています。すると、子どもたちは私と対等にな
って話し合っている気分になってくれるようなのです。
人は大人になると、あたかも自分が昔からすべてを知っていたかのように高
慢になりがちです。そうやって子どもより優位に立った目線で、彼らにとっ
て敷居の高い説教をするのでは、本当のコミュニケーションはとれません。
人生はひと続きです。誰もみな昔は子どもでした。どんな大人も子ども時代
の自分と分断されるものではなく、一人の人間として、めいめいの人生が続
くのです。そして年齢を重ね、時には私のようにいつまでも人生が続く人も
いるのです。そう考えてこそ初めて、子どもと真のコミュニケーションがと
れるのだと私は信じています。

 99歳・私の証 あるがまゝ行くより---日野原重明
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小沢氏は政倫審での説明を拒否
予想されたとはいえ、その重い政治責任を果たそうとしない小沢氏のかたく
なさに驚く。
もう時間を浪費してはいられない。菅首相と党執行部は、より強い姿勢で小
沢氏に対さなければならない。
小沢氏があくまで出ないという以上は法的拘束力のある証人喚問を実現しな
ければなるまい。
小沢氏は首相の説得を拒んだ理由に、近く強制起訴され、裁判が始まること
を挙げた。もとより、法廷で「潔白」を訴え、刑事責任のないことを主張す
るのは、小沢氏に与えられた権利である。
しかし、法的責任と、政治家が負うべき政治責任とはおのずから異なる。あ
まりに当然のことを小沢氏に対し、繰り返し指摘しなければならないのは極
めて残念だ。
有権者によって選挙され、政治権力を信託された政治家は、「国民代表」と
しての政治責任を負う。これは近代国家の統治原理の核にある考え方である

立法権を委ねられ、それを行使する国会議員は、単に法律を守っていればそ
れでいいという立場にはない。
小沢氏は昨年の総選挙の立候補予定氏や91人に約4億5千万円を配ったが
、その原資に旧新生党の資金を充てていたことが明らかになっている。税金
も受ける政党の資金を個人の政治資金として配ってもよいのか、小沢氏の説
明を聞いてみたい。
小沢氏の問題にけりをつけなければ、来年早々の通常国会は動くまい。差し
迫った多くの政策課題にも手がつけられない。菅首相と民主党執行部に与え
られた時間は少ない。

 社説より
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大豆は乳がんのリスクを下げる
大豆には女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲン
の「大豆イソフラボン」が含まれることはよく知られている。乳がんの発症
には体内のエストロゲンが関係していると言われ、イソフラボンはこのエス
トロゲンが作用するのを抑えると期待されている。
厚労省の研究班によると40~59歳の女性2万1852人を対象に、大豆製品を食
べる量と乳がんの発生率を追跡調査した。みそ汁を飲む量が1日1杯以下の人
が乳がんになるリスクを1とすると、3杯以上飲む人の危険性は4割低かった。
大豆製品から換算した大豆イソフラボンの摂取量を比べても、摂取量が多い
人ほど乳がんの発生率は低かった。
一方、食品安全委員会が06年、大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバラ
ンスを崩す恐れがあるとして、特定保健用食品として1日に取る量を「30㍉
グラムまで」とした。
栄養補助食品でイソフラボンだけを大量に取るのは勧められないが、大豆製
品を日常的に食べることは問題ない。

 食の健康学より----宮島裕美
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選挙に不利だからと、負担増の問題を避けて通る民主党と政権。
そうしたやり方では、いつになっても財源を確保できず、国民生活に責任を
負う政権政党とは言えないのではないか。
失望感を誘うほど、社会保障に関する菅政権と民主党の政策の迷走ぶりはひ
どい。このところ特に目立つのは、医療や介護の財源に関する先送りの姿勢
である。
民主党が政権公約に掲げていた後期高齢者医療制度の廃止は、その典型例だ
。新制度に移行するための法案の成立を先送りする方向で検討が進んでいる
。新制度は小手先の対策にすぎないが、それすらも踏み切れない。
主な理由は、民主党内の反対である。
政府はさきに、税と社会保障の一体改革案を来年6月までに示す方針を閣議
決定している。その基本姿勢はよいとしても、当面の負担増に反対したり、
先送りを正当化したりする言い訳に一体改革を使うのでは、本末転倒もはな
はだしい。
医療や介護を支えるのは、保険料と自己負担、そして税金しかない。前の二
つを増やせないから公費投入のかさ上げが必要だというのなら、増税の覚悟
を国民に説明して回るのが政府と与党の仕事のはずだ。
とりわけ重いのは、党の政調会長を兼ねる玄葉国家戦略相の責任だ。これ以
上、選挙目当てで政策決定をゆがめないためには、ただちに党内で増税など
財源確保に向けた真摯な議論を始めなければならない。
野党に協議を呼びかけるにも、まず政府・与党が案を示す必要がある。それ
すらなく「国民の安心のため、利用料の引き上げを回避しました」などと説
明するとしたら、財源なき政権公約の愚かな繰り返しでしかない。

 社説より
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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政権1年、勇気と想像力、少々のお金
政権党が代わるだけではどうもダメらしいことがわかった一年でもあった。
来年こそ、政権でなく新たな世代への交代を望む。
だから、人生の夕暮れを迎えた道化師が若きバレリーナに伝えた教訓の言葉
、そう、チャップリンのライムライトの名セリフを、民主党の人たちに贈り
たい。
「人生に必要なものは、勇気と想像力、そして少しのお金だ」
支持率に振り回されず必要と思う施策を行う勇気、先々を読む想像力、それ
から言うまでもないがおカネは最後、少々だ。

 記者有論より----曽我 豪
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想像力に年齢は無縁だ
79歳の山田洋次氏、監督生活50周年を記念し来年、小津安二郎監督の名作「東京物語」の現代版を製作。98歳の新藤兼人監督は「一枚のハガキ」で今年、東京国際映画祭の特別賞をもらった。

素粒子より
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法人税引き下げで大事なものを失いかねない。
菅政権は、新たな歳出増や減税には恒久的な安定財源を確保するというルー
ルを設けた。ところが、法人税を5%下げるのに必要な財源1兆5千億円の
うち、税制改正で手当できる額は1兆円に満たない。残りの数千億円の財源
はめどが立たないままだ。
将来の経済成長に伴う税収の自然増でまかなえば良いとの意見や政府内や経
済界にあるが、「捕らぬタヌキの皮算用」では心もとない。
主要国で最悪と言われる日本の財政は、このまま赤字を垂れ流せば制御でき
なくなる。かろうじて歯止めとなるのは、財政再建に向けて努力する政府の
姿勢とルールである。首相自身がそれを破るのでは、国民や市場関係者の信
頼は失われてしまう。
政権公約に並べた施策の実現を図ろうとして、歳出の膨張圧力が強い。この
ため、予算編成のやりくりで財源を見いだすのは容易ではない。それでも、
自らつくったばかりの原則を破る愚は避けるべきだ。
財源が整わなければ、首相の決断も値打ちが半減してしまう。

 社説より
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体当たり
中国漁船の得意技か。海保だけでなく韓国の警備艦へる体当たり。漁民らしからぬ暴行。

素粒子より
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景気足踏み鮮明に。
景気はこの先、再び回復の勢いを取り戻せるか。それには、企業の設備投資
と雇用の回復が欠かせない。
設備投資は成長著しい中国などの新興国向けの輸出が伸びているのを受け、
一部で前向きな動きが出始めた。
ただ、海外も新興国はいいが、米国景気の先行き不安や欧州の財政不安がく
すぶる。円高が進めば、輸出の採算が悪化して国内の新規投資に及び腰にな
る恐れもある。
雇用面では、まだ人員が多いと考える企業が多く、厳しい状況が当面続きそ
うだ。
こんご、雇用に改善の芽が出てくるかどうか。景気回復にとって大切な個人
消費を伸ばすうえでもかぎとなる。

 紙面より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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事業仕分けの限界
今般再仕分けが実施された。
なぜ、再仕分けが必要だったのか。第1、2弾の事業仕分けで、「廃止」「
見直し」「縮減」などと格好良く判定しマスコミの関心を集めても、それが
どれだけ実際の予算編成に反映され、実施に移されたのかまったく不明であ
った。まさに再度チェックを必要としたわけだ。裏を返せば、その大半が無
視され、「看板の付け替え」「焼け太り」「勝手に先延ばし」などに衣替え
し、概算予算に計上されていたことを物語っている。このために第3弾では
約110事業を対象に、第1、2弾の成果が検証された。このような過去の成果の
検証つまり「再仕分け」をせねばならないとすると、これまでの民主党の鳴
り物入りの事業仕分けは何のためてあったのか。
そもそも事業仕分けには、何の法的な裏付けもなく、従って拘束力もない。
だとすると、いくら廃止だ、見直しだとテレビ用の黒板に記載されても、し
たたかな官僚が唯々諾々と受け入れる気にはなれないであろう。それに今回
は、民主党の編成した予算を巡って仕分け人も、仕分けされる側の政務三役
とウチゲバ的に対峙せねばならなかった。第1弾の時のように、仕分け対象に
祭り上げるべき前政権のいわゆる「ムダ」は姿を消してしまっていた。もは
や事業仕分けも、再仕分けする意味はない。

 経済気象台より----安曇野
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『覚醒 観世音菩薩 慈悲の心』
ご開帳は、観世音菩薩様に皆様方の目の前に御出ましいただき、一人ひとり
と『縁』を結んでいただくというものであります。
私たち日本人が古来より大切にしてきた『謙虚な心』『慈しみの心』はどこ
へ消えてしまったのでしょうか。今一度、「命の尊さ」、「人を思いやる心
」というものを考えなければならない時なのです。まさに此処に、観音様の
大きな慈悲の心に触れていただきたいと願っているのであります。
観音様は最も慈悲が深い仏であり、様々な人の姿を借りて困っている人を助
けると説かれています。実は慈悲の心というものは、観音様ほど大きくなく
ても、自分の心の中にもちゃんと存在しているものでもあります。悲しいか
な、便利さやわがままの実現ばかりを追求している現代の風潮の中で、だん
だん気が付かなくなっているのであります。
結縁開帳を通じて、観世音菩薩様のご宝前に立ち、静かに自分の心を見つめ
る時、一人はひとりの自分の心の中のこの存在に気が付く事が出来るはずな
のです。
そうなのです。観音様は実は普くおわします。あなたのすぐ横にいる人が
観音様であるということに気付く、そうすればあなた自身もそうであること
に気付くはずなのです。仏像だけが教えてくれるのではありません。いつで
もどこでも、誰からでも学べるものなのです。そうすればおのずと謙虚さが
生まれてくるものです。ですから仏様の前だけで謙虚であってはなりません
。すべての人に尊敬と感謝の気持ちを貫かねばならないのです。つまり、私
たちの心が観音様の心とひとつに繋がるとき、本来あるべき人間の心を取り
戻し得るのです。このことが、この乱れた世相を正す事に不可欠なのであり
ます。

                   西国三十三所札所会
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小沢氏、全面対決。出席条件政権と心理戦
岡田氏の面会要請に応える様子はない。強気の背景には、岡田氏が主導する
議決への動きに対する反発が党内に広がりつつあることがある。岡田氏が強
引に議決を推し進めることはできないと見通しているうえ、仮に議決された
場合でも、開催が年明けに持ち越して強制起訴と重なれば、出席を拒む理由
がさらに増えると見ているからだ。
今のところ全面対決の様相だ。
岡田氏に近い党幹部は「政倫審出席は野党と合意できるための十分条件では
ないが、必要条件ではある」と話す。

 紙面より
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これでいいのか新防衛大綱
台頭する中国を理由に弾道ミサイル防衛、米軍と連係した警戒監視強化。対米配慮でいいのだろうか。
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仮初の権力は危ない
「今までは仮免許だったが、いよいよ本免許。菅らしさを出していきたい」
。支持者の会合で首相が語ったそうだ。
半年とはいえ、仮免に日本の針路を任せていたかと思うと空恐ろしい。教習
中でも、大型ダンプや暴走車に出会う。東アジアの情勢が緊迫するなか、ま
た、民主党らしさが問われる予算作りを前に、のんきなことを言うものでは
ない。
仮免には急ブレーキが付き物というわけで、世論調査で菅内閣の支持率が21
%まで落ちた。地方選挙は負けが続き、おとといの茨城県議選では候補者の
4分の3が落選の憂き目を見た。そこに執行部が望んだかのような、党内抗争
の再燃である。
小沢氏に国会で説明を求めるかどうかで、分裂含みの緊張が高まってきた。
もともと「脱小沢」「親小沢」その他の寄り合い所帯。何両かが連なり、き
しみ合う特殊車両を操るには、なるほど仮免では荷が思い。
仮という字には、間に合わせ、偽物の意味がある。政権交代後の混迷は、本
物の政治が根づくまでの仮の姿と思いたい。とても自宣ではないのだが、大
政党の液状化が避けられないのなら早く溶け、さっさとあるべき姿に固まり
直してもらうしかない。

 天声人語より
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大豆の実力
献立を考える時、大豆や大豆製品は、肉と魚と同じたんぱく質を主にするお
かず(主菜)であり、他の豆は野菜と同じ副菜となる。湯豆腐はハンバーグや
焼き魚と同じ扱いだが、煮豆はサラダと一緒、というわけだ。
大豆の成分には、健康への効果が認められるとして特定保健用食品(トクホ)
に利用されているものもある。おなかの調子を整える大豆オリゴ糖。大豆の
たんぱく質は、コレステロールを低下させる。イソフラボンは骨からカルシ
ウムが溶け出すのを防ぎ、骨の健康を維持する。
しかしイソフラボンは、長期にわたって過剰に取り続けると体に有害な影響
が出るおそれがあるとして、トクホで摂取する場合の目安を設定した。
ただ、これはサプリメントで食事にプラスする際の基準。

 紙面より
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党派を超えて取り組むべき重要な課題、社会保障と税
今後の社会保障の姿とその財源をどう確保するか。給付と負担のありようを
、国民本位で考えることだ。
菅政権と民主党は、社会保障と税制の一体改革を進めるうえでの基本的な考
えをまとめた。
有識者検討会の報告では、消費税を社会保障制度の基幹財源の一つであると
明示した。同時に、給付と負担の関係を個人ごとに見えやすくする共通番号
制度の導入も打ち出した。
社会保障の高齢者偏重主義を改め、雇用や貧困問題、子育てなどを重視する
ことも新方針として盛り込んだ。負担感がつのる若い世代への支援を強化し
、納得の得られる仕組みをつくっていくという姿勢である。
年金などの現金給付に重点を置くか、それともサービスなどの現物給付に軸
足を置いていくか。教育政策との連係はどうするか。議論不足の点も目につ
く。社会保障の給付と負担のあるべき姿については、専門家などの議論は出
尽くした感すらある。
社会保障と税の一体改革は待ったなしの状況だ。未来世代への責任感を、政
治全体で共有してほしい。

 社説より
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法人減税5%
失業者が減り、正社員が増え、給料が上がるのか。
ごっつぁんとポケットに入れる企業が多いだろう。
恩恵は赤字企業には及ばない。円高に苦しむ零細下請けがおかげをこうむるのは、いつ。

素粒子より
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COP16、飛躍へのステップになる
国際交渉は相互の不信感が和らぎ、メキシコで息を吹き返した。米国や中国
も加わる新たな枠組みづくりに向け、来年の交渉が正念場となる。
カンクン会議は、次につなぐことを目指した。
具体的な目標は二つだ。
交渉を正常化すると
京都議定書の第1期の温室効果ガスの削減目標が終わる2012年の後に「規制
の空白期」をつくらないための仕組みづくりだ。
米国も中国も、現行の京都議定書の枠組みに参加していないため削減義務が
ない。両国を含む新たな枠組みの検討を早め、COP17で一定の結論を出
さねばならない。
この枠組みは京都議定書のようなものなのか、全く別のものなのかを決める
ことも大切だ。
温暖化対策は「不公平感」との闘いだ。京都議定書では先進国だけが削減目
標をもった。その後、米国が勝手に離脱し、中国が世界一の排出国になり、
2大排出国が削減義務をもたないことで不公平感が一層強まった。
だが、解決策は規制を前に進める中でしか生まれない。広範な国々に規制の
網をかけ、次第に公平な規制に発展させるやり方がよいのではないか。

 社説より
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COP16、飛躍へのステップになる
国際交渉は相互の不信感が和らぎ、メキシコで息を吹き返した。米国や中国
も加わる新たな枠組みづくりに向け、来年の交渉が正念場となる。
カンクン会議は、次につなぐことを目指した。
具体的な目標は二つだ。
交渉を正常化すると
京都議定書の第1期の温室効果ガスの削減目標が終わる2012年の後に「規制
の空白期」をつくらないための仕組みづくりだ。
米国も中国も、現行の京都議定書の枠組みに参加していないため削減義務が
ない。両国を含む新たな枠組みの検討を早め、COP17で一定の結論を出
さねばならない。
この枠組みは京都議定書のようなものなのか、全く別のものなのかを決める
ことも大切だ。
温暖化対策は「不公平感」との闘いだ。京都議定書では先進国だけが削減目
標をもった。その後、米国が勝手に離脱し、中国が世界一の排出国になり、
2大排出国が削減義務をもたないことで不公平感が一層強まった。
だが、解決策は規制を前に進める中でしか生まれない。広範な国々に規制の
網をかけ、次第に公平な規制に発展させるやり方がよいのではないか。

 社説より
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菅首相、沖縄へ
「謝る」「行けば何とかなる」ではすまない。
様相が変わった県民の意識を逆なでするだけに終わる。

 素粒子より
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失われた30年
政府も民間も、自らリスクをとることなく、他者や将来世代の負担・犠牲の
下で、現在の自らの利益を守ろうとしているわけだ。また、そもそも現代の
若者にとっては、経済の長期停滞とデフレが常態であり、彼らは好況を知ら
ない。そのような状況下では、優れたアイデアや技術、意欲を持つ企業や個
人が、新しい領域にチャレンジしようとする気概は生まれるべくもなく、将
来の可能性を奪われた若者の精神がなえるも無理はない。
今の日本に必要なのは、政府、企業、個人それぞれが、日本がよって立つべ
き基盤を率直に語り合い、現状を拒否し、それを変える大きな戦略の下で、
それぞれが自らできることを地道にやり続けることである。それができなけ
れば、日本は「失われた30年」に陥ることになるだろう。

 経済気象台より---山人
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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米景気対策に、新たに2千億ドル
オバマ大統領が打ち出した給与税減税など向こう2年間の経済対策は、オバ
マ政権が上乗せする分が約2200億㌦に上り、「ブッシュ減税」を継続す
る分も合わせると1兆㌦規模になる。
当初見込まれていたものより大規模で、米金融界は、経済成長を押し上げる
期待を高めている。「自信を持って言えるのは、この対策が米経済を強化し
、景気回復を強める手助けになるということだ」。オバマ大統領は記者会見
でこう強調した。
ただ、大規模対策の実施は、財政赤字の拡大をもたらす恐れがある。

 紙面より
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人生の目的意識と死亡率
人生に対する目的意識の高い高齢者の方が長生きするという研究が報告され
ている。
人生の目的意識に関するテストは
1、私は人生に方向性と目的の感覚を持っている。
2、私は将来の計画を立て、それを実現させるために働くことを楽しむ。
3、人生を目的なしにさまよう人もいるが、私はそうした人々の1人ではな
い。
4、私は人生でなすべきことをすべて行なったように感じることがある。
など10項目からなる。
各質問への回答を5段階の選択肢から選び、合計点を質問数で割って一人ず
つ平均点を出した。平均点は3.7点だった。
その結果、人生の目的意識に関する5点満点の点数が下位10%の人と比べ、上
位10%の人では、死亡率が43%も低かった。
人生の目的意識に関するテストは、ナチの収容所を生き延びた精神科医ヴィ
クトール・フランクルの思想などに由来する。彼の思想とは、極度の逆境下
でも人生を意味あるものとするのは可能であり、人生に対する目的意識を持
つことが、心理的健康を維持する上で本質的である、とするものだという。

 やさしい医学リポートより---東北大教授・坪野吉孝
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組織対策費、もらった議員は使途明らかにすべきだ。
2009年の政治資金収支報告書をめくってみて驚いた。民主、自民両党で約25
億円にのぼる「組織対策費」なるお金が、特定の政治家個人に支払われてい
る。なのに、受け取った側の収支報告書には受け取った記載がない。
総務省の担当者に聞くと、「政治資金規正法では、政治団体に支出されてい
れば記載が必要なのですが----」。政治団体ではなく政治家個人に支出され
たら、同法の適用外となり、個人の領収書さえあれば使途を明らかにしなく
てもいいという。「じゃあ、違法ではないんですね」と確認すると、「実態
もわからないし、適法とも違法とも言えないです」と心もとない返事だった

これでは「何でもあり」だ。違法か適法か誰も判断できない状況はおかしい
。民主党の岡田幹事長が組織対策費の廃止を打ち出したことは当然だ。企業
・団体献金の是非をめぐる考え方は各党に根本的な違いがあるが、使途をあ
いまいにできるお金が政治家個人に入る現制度の改正で各党が合意すること
は、それほど難しいこととは思えない。

 政策ウオッチより
日本でもウィキリ-クスなみの政治家個人のお金について暴露してくれる人
はいないのか。国民皆が知りたがっていると考えるが。
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大豆の実力
大豆は豆類の中でひと味違っている。小豆、インゲン豆、エンドウ豆、そら豆などは100㌘あたりの糖質が50㌘以上なのに対し、大豆は28㌘と低い。反対に多いのは、たんぱく質と脂質。ゆでた大豆100㌘に含まれるたんぱく質は16㌘と、ゆで小豆の2倍近く。卵の12㌘を上回り、鶏モモ肉の17㌘に近い。まさに「畑の肉」だ。

 紙面より
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小沢氏、決起のススメ
菅政権を突き上げる両院議員総会の年内開催を要求するように号令をかけた
。小沢氏の国会招致を断行する構えを見せる党執行部をけん制し、「脱小沢
」路線を率いる仙谷官房長官を交代させる内閣改造を迫る狙いがあるが、強
制起訴を控えた小沢氏の焦りの裏返しとの見方もある。
小沢氏の国会招致に向けた党内情勢は、政倫審での決議という「強硬路線」
を容認する姿勢だ。
小沢氏が政倫審の議決を拒否すれば、首相はそれを理由に小沢氏の離党勧告
に踏み切って支持回復を狙う、との観測もささやかれる。

 紙面より
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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半年、進まぬ菅政権。
政権発足からまもなく半年となる菅政権。政権運営に意欲を示すが、半年の
道のりは、政策実現に向けた財源のつじつま合わせと、政策決定プロセスの
試行錯誤に追われ続けたものだった。
予算編成で自ら決断する課題として、法人税率の引き下げや基礎年金の国庫
負担、子ども手当などを挙げたが、いずれの課題も財源見合いのつじつま合
わせを余儀なくされている。
7月の参院選に向けて、消費増税を打ち出したのは首相自身だ。民主党は昨年
の衆院選マニフェストで総予算の組み替えや無駄削減により4年間で16.8兆円
の財源を生み出すとしていたが、実際には難しく、首相は子ども手当の満額
支給の断念など現実路線に転換。今後も少子高齢化で膨らんでいく社会保障
費は、消費増税でまかなうしかないという判断だった。
ところが、参院選の敗北で消費増税論は一気にトーンダウン。続く9月の民
主党代表選では、衆院選マニフェストの堅持と、消費増税反対を主張する小
沢氏と党内を二分する争いを演じた。再び消費増税を掲げれば党内基盤を揺
るがしかねず、「ねじれ国会」で野党の協力も期待できない状態だ。
元気に日本を復活させるという、参院選で掲げたスローガンを実現するのが
私の役目だと強調した。だが、マニフェストの修正で立て直しをはかろうに
も、消費増税の「封印」による財源枯渇で、独自色を出そうにも身動きがと
れないのが実情だ。

紙面より
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あかつき失敗
わが政界の宇宙人は昨夜、すし屋で小沢氏らと密談。冬の味覚を堪能したか、自らハサミを振り上げようとしているのか。

素粒子より
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これが本当の政権後退
「さあ政権交代た」の呼び込みに胸を躍らせ、千客が木戸をくぐって1年あ
まり、私たちが見せられたのは、国政の後さずりだった。
菅内閣も明日で半年になる。普天間、政治とカネの負の遺産に、参院選大敗
、党を二分しての代表選、閣僚の失言が重なり、自壊の道をゆく。「一兵卒
」さえ国会に呼び出せない体たらくだ。。
尖閣列島や朝鮮半島で国益や安保絡みの凶事があるたび、政権は内外に覚悟
を示すどころか、右往左往している。総じて、自民党の病巣を残して去勢し
た印象である。景気に財政、雇用や福祉にも吉兆は乏しい。
菅さんは「忙しすぎて私の発信が不十分だった」と省みた。多忙を恨んでは
いけない。就任わずか半年、リーダーシップを見せつけるチャンスにこれほ
ど恵まれた首相を知らない。なのに見逃し三振ばかり。せめて振ってくれな
いと。
「さっぱり」な政権への評価は、「がっかり」と「やっぱり」が半々か。
縁日の小屋ならば、看板に偽りありも「また担がれた」で済むが、国政の桟
敷を包むのは「金返せ」の怒号だ。世の流れの速さ、国を洗う大波を思えば
、「時を返せ」かもしれない。

 天声人語より
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今日はジョン・レノンが凶弾に倒れた日
音楽が本当に世界の共通語だった時代がある。
古い言葉を、もう一度信じてみたくなる日

素粒子
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政治家の想像力が試されている。
いまの米国は、低インフレと高失業の中にある。どちらにも金融緩和が必要
だ。二つの目標は矛盾しない。ところが米国議会は、FRBの目標を「物価
の安定」に一本化しようと動き出した。背景には、「雇用の増大」を託され
たFRBが無理な金融政策に走っている、という議会共和党の認識がある。
パーナンキ現FRB議長は巨額のカネをまき続ける。今後の大インフレやバ
ブルが心配だ。FRBには「物価の安定」に専念させる方がよい。そもそも
雇用政策は政治の仕事ではないか。これが米国議会の考えである。
日本の国会では、正反対のことが起こりつつある。日銀の目的に物価だけで
なく雇用の安定も加えようという動きだ。「うまいことやってくれ」と二兎
を追わせれば、米国の轍を踏む。緩和が行き過ぎ、先々強い引き締めが必要
になる。景気と物価のアップダウンが激化し、企業経営の邪魔するだろう。

 経済気象台より---柴犬
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みんな10歳だった。
99歳の私と10歳の子どもとは90年近い年の差があります。しかし私はいつも
、この10歳のころの自分を思い出しながら、子どもたちにいのちの大切さに
ついて話しかけようと努力しています。すると、子どもたちは私と対等にな
って話し合っている気分になってくれるようなのです。
人は大人になると、あたかも自分が昔からすべてを知っていたかのように高
慢になりがちです。そうやって子どもより優位に立った目線で、彼らにとっ
て敷居の高い説教をするのでは、本当のコミュニケーションはとれません。
人生はひと続きです。誰もみな昔は子どもでした。どんな大人も子ども時代
の自分と分断されるものではなく、一人の人間として、めいめいの人生が続
くのです。そして年齢を重ね、時には私のようにいつまでも人生が続く人も
いるのです。そう考えてこそ初めて、子どもと真のコミュニケーションがと
れるのだと私は信じています。

 99歳・私の証 あるがまゝ行くより---日野原重明
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公立小中学校の過半に給食費の滞納
公立小中学校の過半に給食費の滞納があり、昨年度の滞納額は推定26億円と
いう。保護者の責任感が足りない。つまり払えるのに払わないが53%、払い
たくても払えないが44%である。
月5千円程の給食費。困窮世帯には全額補助もあるから、「払えない」親の多
くはわが子の昼飯より大切なものに費やしているらしい。滞納分は他の親が
かぶる。ズルやサボリを封じるには、子ども手当からもらうのが早い。
折しも来春から、3歳未満の子ども手当が月7千円増え、2万円となることが決
まった。2450億円の財源は未定だ。国を挙げての子育てというなら、まっす
ぐに効く保育所づくりや、給食費の無料化に回せぬものか。
家計という丼を通り過ぎるお金に、色分けはない。生活保護費を遊興に注ぐ
者がいるように、子ども手当が大人手当に化ける家もある。財政難の下、親
の善意を信じての増額はどうも釈然としない。
3年前、子どもの7人に1人が貧困下にあった。今はより深刻だろう。どの子に
も腹いっぱい食べさせ、しっかり学んでもらうのは国の責任でもあるが、父
母が教育に向き合っていることが大前提。この日本、ふざけた大人を税金で
養う余裕はない。

 天声人語より
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ゴルフは韓国勢の天下
男女とも賞金王を決める。金選手の正確さは神業的。サムソン、LGだけでない世界進出の勢い。

 素粒子より
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競争力いまだ回復せず
日本企業は今、内外企業との合併、事業統合、提携などによって開発・生産
・販売体制の強化を図り、また、独創的な製品・サービスで競争力の回復に
努めているが、問題は国としての国際競争力強化対策が徹底的に遅れている
ことである。
法人実効税率の高さ、自由貿易協定締結の遅れは致命傷になる。さらに、教
育課程でのグローバル人材の育成、中小企業の海外展開支援、優秀な海外企
業や人材の招請が早急に求められている。

 経済気象台より---創
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からだを温める
根菜や香辛料が体を温めることはよく知られている。東洋医学では、食べ物
の性質を温・熱・寒・涼・平の五つに分ける。冬の食事では、温熱性のもの
を増やし、寒涼性のものを減らすことが、体を温めるこにつながる。
体を温める食材にはショウガ、ネギ、ニンニク、カボチャ、エビ、羊肉など
がある。体を冷やすトマトやキュウリ、バナナなどは冬は控えめに。そして
、なるべく加熱した料理を食べるようにしよう。寒涼性の食材でも、温熱性
の食材と組み合わせで体によい効果が得られる。ブームのショウガは「熱を
発散させる作用もあるので、たくさん取ればいいというわけではない。
飲み物はどうか。「体の中の過剰な水分は熱の流れを妨げるので、飲みすぎ
は禁物」コーヒーや牛乳、緑茶などは体を冷やすので、温かいコーヒーでも
飲みすぎには注意しましょう。

 紙面より
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子ども手当 財源未定で決定?
菅政権は子ども手当に関する関係閣僚会合を開き、月額1万3千円としている
子ども手当の支給額について、来年度から3歳未満に限り7千円上積みして2
万円とすることを決めた。
約2450億円の増額分の財源は「配偶者控除やその他の財源捻出方法も含め、
幅広く検討する」と述べただけだ。
もともと民主党のマニフェストでは全額国費を想定していたが、歳出削減が
思うようにできず。児童手当の地方負担の仕組みを今年度に限り残すことで
自治体の理解を得たが、来年度も7千億円程度の自治体負担を当てにしている

 紙面より
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「政治とカネ」は面白い
海部元首相いわく「政治は力、力は数、数は金だ」と田中角栄氏。
虚々実々の駆け引きあり一言居士もおり。
金権政治はごめんだが、あの頃が懐かしく思えてしまう今の政治のていたらく。

紙面より
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政治資金は一つの財布で透明に
企業・団体献金が細っても、政界の金銭疑惑は尽きない。献金がゼロになれ
ば、すべて良くなるわけではない。カギを握るのは透明性だ。
たとえば、民主党の小沢一郎に関する収支報告には、複雑な資金のやりとり
が記されている。
政治団体「改革フォーラム21」から、小沢氏が代表を務める党支部へ3億7
千万円。同額を党支部から小沢氏の資金管理団体「陸山会」へ。これらの原
資に、昨年の総選挙の立候補予定者91人に約4億5千万円が配られた。
「フォーラム」には、離党した旧新進党の資金がプールされていた。それが
小沢氏の資金管理団体のカネとして配られ、小沢グループは伸張し、党代表
選の国会議員票に結びつく。複雑なやりとりを経て、政党の資金が個人の政
治力の源泉に変身したことになる。
党支部を経由したことには、別の疑念も向けられている。政治資金規正法の
規定で、政党などを除く政治団体同士は年に5千万円までしか寄付できない。
その規定を免れる抜け道に使ったのではないか、という点である。
政治家が多くの財布を持ち、財布同士で出し入れするから、こんなことが起
きる。財布は一つと決めてしまえば、ずっと見えやすくなるだろう。

 社説より
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22年のサッカーW杯はカタールに
オイルマネー強し。日本にドーハーの悲劇の落胆がないのは、日韓大会の余韻がまだあるせいか。
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菅流予算 見えぬ理念
2009年秋、政権交代の「原動力」となった衆院選のマニフェスト。その理念
は、わずか1年余りで色あせようとしている。
「所得制限が子ども手当の趣旨に沿うのか、慎重に判断しないといけない」
玄葉国家戦略相は、子ども手当の対象から高額所得者を外す所得制限案に難
色を示した。「社会全体で子育てを支援する」という、子ども手当の「理念
」が崩壊しかねないからだ。
マニフェストでは、中学生までを対象に月額2万6千円を掲げ、今年度は半
額の1万3千円を支給している。ところが、来年度から約束通りに満額支給
するには、さらに2兆円超の財源が必要だ。
6月にスタートした菅政権は、財源難を理由に満額支給を早々に断念。子ど
もの支給額に差を付ける段階で、理念の一角は崩れた。追い討ちをかけるよ
うにお金持ちを支給対象外とする案もある。「社会全体で子どもを育てると
いっても、必要な人を支援すれば十分」と主張する。
だが、そうなれば「子ども手当の理念は完全に崩壊する」
もうひとつの目玉施策である農家への「戸別所得補償」では、理念の方向性
すら定まらない。
「改革には痛みが伴う場面があるが、農業改革と開国を両立させるため、内
閣一丸となってがんばる」。菅首相はAPEC閉幕の記者会見で、こう強調
した。
首相が本気で「改革」路線を貫くなら、兼業農家への支給額を減らし、大規
模な専業農家への支援に切り替えるなどの方向転換が欠かせないはずだが、
民主党内では「抜本的見直しをされたら、来春の統一地方選が大変だ。自分
たちの首も危ない」など慎重論の大合唱が起きている。
農水省は来年度予算で所得補償のために要求している約1兆円の内訳を見直
し、規模を広げるコメ農家への支給を検討中だ。ただ、「多くても数十億円
」にとどまる見通しで、首相の大風呂敷とはほど遠い。

 紙面より
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どこにいるのか
アサンジュさん国際手配。60万人がアクセスできるネットを機密呼ばわりするのも慎みましょう。

紙面より
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小沢氏、91人に合計4.5億円提供
小沢一郎の資金管理団体「陸山会」が昨年7月の衆院解散から8月の総選挙公
示までに、民主党の立候補予定者計91人に総額約4億5千万円を提供していた
ことが、公開された2009年度の政治資金収支報告書で明らかになった。
提供先には小沢氏自ら擁立にかかわった新人候補や側近議員が名を連ね、原
資には94年の新進党解党時に残った資金が含まれていた。
小沢氏は陸山会の土地取引事件で強制起訴されるが、事件の舞台となった同
会の資金力を背景に影響力拡大を狙ったことが明らかになり、説明責任を求
める声が一層強まりそうだ。

 紙面より
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ウィキリークス、面白いけど
陰口、内緒話はどこの国でもしているだろう。北朝鮮崩壊予測も、まあそうかもね。
米国の「機密」はどれほどあるのか。

紙面より
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民主党、チームワークが欠けていた
政権交代をもたらした総選挙から15カ月が過ぎる。この間の民主党政権を点
検しようと思い、党の長老、藤井元財務相に話を聞いた。
藤井氏はこの15カ月間に三つの「失敗」があったという。
①政治とカネ 鳩山前首相と小沢氏の政治資金疑惑は、民主党に対する国民
の信頼を傷つけた。この問題を抱えていると、どんなに良い政策を進めても
国民に納得してもらえない。
②参院選で菅首相が消費税率引き上げを示唆して惨敗。増税は議論と実行の
間に大きな距離がある。無駄の削減など国民の理解が得られるまで議論を重
ね、その上で慎重に提起していかなければならないが、菅氏はオーバーラン
した。
③9月の代表選自体が不要だった。 菅氏が6月に代表・首相に就いたばか
りなのに、3カ月で再び代表選となった。景気低迷に苦しむ国民は「民主党
は権力闘争にうつつを抜かしている」と見えただろう。
結局、民主党の大きな弱点はチームワークが欠けていたことではなかったか
。代表選が終われば「ノーサイド」で集結する。議員一人一人が言いたいこ
とをのみ込んで、官僚との調整や野党との折衝に黙々と汗をかく。そんな努
力が足りない。民主党がこのまま退潮して民心が離れるのか、それとも野党
時代のような勢いを取り戻すのか。いまが分かれ目のように見える。

 記者有論より---星 浩
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