2009年09月の記事


ビタミンCはサプリよりもサラダで
人は体内でビタミンCを作れない。生命の維持に欠かせないので、摂取する
しかない。ビタミンCは水溶性。必要量以外は尿に溶けて排出され、体内に
蓄えておけない。
1日500㍉グラムのサプリメントを5年間とってもらった研究では、血中のビ
タミンC濃度が一定になると、のみ続けてもそれ以上にはならなかった。
1千㍉グラムでも、500㍉グラムの場合と血中濃度はあまり変わらなかった。
飽和濃度があるようだ。
国の栄養所要量では、18歳以上は1日100㍉グラムの摂取が推奨されている。
上限は決まっていないが、1万㍉グラム以上摂取すると血液循環が悪くなる
などの悪影響が出る恐れがある。
100㍉グラムのビタミンCを含むサプリメントと野菜ジュース、野菜サラダ
、ジャガイモを食べたり飲んだりしてもらい、食後の血中と尿中のビタミン
C濃度を計測すると、どれも食後に血中濃度が上がるので、吸収されたこと
がわかる。吸収が良かったのは野菜サラダだ。
食後2時間の尿中濃度は、サプリメントや野菜ジュースでは当初の倍以上に
なり、ビタミンCが排出されたことがわかった。野菜サラダでは尿中の濃度
はむしろ下がっており、排出されていない。
野菜サラダのように、ビタミンC以外の色々な栄養素と食物繊維と一緒にと
った方が、体内に長くとどまると考えられる。

  食の健康学より---大岩ゆり
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公務員制度改革、遠い道
公約実現を優先させ、早期勧奨退職の禁止に踏み切る以上、それに対応する
人事体系の再構築など環境整備が急務になる。
天下りあっせんは、出世レースから外れた官僚は50歳前後から順次退職し
てもらう早期勧奨退職の慣行とセットになっている。
人事が停滞しないように、早期勧奨退職の慣行は重要としており、天下り先
がなければ、定年まで勤めようとする公務員が急増しかねない。
労働組合を有力な支持団体に持つ民主党は、自民党政権以上に慎重な対応を
取らざるを得ない。仙谷氏は「公務員制度改革は後回し」と話している。

 紙面より
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人の己を知らざるを患えず。己の能なきを患う。
自分の認められないことを嘆くな。それよりも自分にそれだけの能力がない
ことを嘆くがよい。

上司から認められていないと嘆く人は多い。それを不満に思う前に、まず自
分の能力をよく考え、その充足に勤めるべきだ。

 論語一日一言より--村山孚
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オバマ外交、成果と限界
国連重視という米外交の新たな方向を印象づけたが、具体的成果となると、
「オバマ人気」に頼った外交の限界を指摘される。
パレスチナ和平をめぐる協議では、具体的な進展は得られなかった。また、
イラン側の核開発をめぐる強硬姿勢を変えることもできなかった。
フランスのサルコジ大統領は「私も核兵器のない世界を夢見るが、我々の眼
前で二つの国が核廃絶と正反対のことをしているのが現実だ」と述べ、核開
発に向かうイランと北朝鮮への制裁で安保理決議をまとめる現実的な指導力
をオバマ氏に迫った。
国内での米国民との『蜜月』が終わったのと時を同じくして、国際的な行事
も、オバマ氏の個人的魅力の限界を露呈する場になってしまった。

 紙面より
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子貢、人を方ぶ。子曰く、賜や、賢なるかな。それわれはすなわち暇あらず。
子貢がしきりと他人の批判をしていると、孔子が言った。「賜よ、おまえは
賢いのだな。わたしには、とてもそれだけの余裕がない」

とくに必要もないのに、あまり他人の批判をするのは考えものである。正論
であっても、感情的に受け取られるおそれがあるから慎重を要するのだ。
まして陰口はきかないほうがいい。口にしないほうがいいし、耳にもしない
ほうがいい。

 論語一日一言より--村山孚
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成長戦略をすぐにも示せ
景気の先行きは、なお不透明だ。企業は設備投資を抑え、雇用も増やさない
。どのような産業に予算と人材を投入し、経済を成長させていくのかを示せ
ば、企業も新分野に投資する意欲が出てくる。
民主党は子ども手当で消費が拡大すると言うが、一時的に消費が増えるだけ
だ。例えば、子ども手当で需要が増えそうな教育関連産業を、どう成長させ
るか。新政権の方針を示さなければならない。
成長戦略の次に求められるのが、社会保障制度の再構築だ。財政再建の道筋
も描く必要がある。戦略室は解決策を示してほしい。

 紙面より---日本総研:山田 久
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経済的自由を後退させるな
構造改革路線の弊害を否定するあまり、経済的自由をも後退させる傾向が連
立与党に見られる。
経済的自由の立場からは、規制緩和などで国民の自由な選択肢を拡大しつつ
、社会保障政策を充実して競争弱者を救済する、という方向性が望ましい。
例えば派遣労働者を救うためには、労働者派遣を禁止するのではなく、派遣
を認めた上で、派遣労働者の権利の向上や失業対策を充実させることが必要
である。派遣禁止は、弱者の就職機会を奪い、結局、弱者を苦しめることに
なる。
政治的・経済的自由という価値を基準に、個々の政策案の是非を判断するこ
とが、新政権の進路を固める上で重要なステップだと思われる。つまり、様
々な分野で国民の自由な選択の権利を増やしていくことである。また、弱者
救済のための財源が足りないと、代替処置として、自由競争を制限する政策
に走りがちになる。施政権の政策理念を確立するためにも、財源の議論は避
けるべきではない。

 ザ・コロムより---小林慶一郎
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君子はその言のその行に過ぐるを恥ず。
君子は言うことだけりっぱで、行動がそれに伴わないことを恥とする。

ことばは、ただしゃべればよいというものではない。それは行動・事実によ
って検証されるのだ。それを裏づける行動・事実によって、初めて人々の信
頼を受ける。

 論語一日一言より--村山孚
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温暖化防止、途上国支援表明したが、そのための資金はだれが負担するのか。
国内排出量取引制度は欧州などで先行しているが、日本では現在、施行段階
。取引市場を国際的に広げて途上国も参加できるようになれば、省エネが遅
れている途上国での投資が進み、民間資金が流れやすくなると期待している
。ただ、省エネの進んだ日本は、この国際市場では一方的な買い手になる可
能性もある。経済界は国から新たな資金負担を求められることへの警戒を崩
さない。途上国への投資促進で日本の省エネ技術が世界に普及する効果も見
込まれるものの、経済界を説得できるかどうかは不透明。
公的資金による援助の原資としては、排出量に応じて課税する温暖化対策税
が財源として期待される。
その方法として来年度から廃止するガソリン税の暫定税率を衣替えする考え
があるという。新たな負担を国民に広く課すつもりである。
増税の説明はマニフェストになかった。

 紙面より
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君子は思うことその位を出でず。
君子は自分の職分以外のことは考えないものだ。

組織人の処世術としては、安全な生き方である。また、いわゆる官僚機構は
、こうした約束のもとで成り立ってきた。
だが、現代のように変化が激しく、技術革新がめざましく、未踏社会への展
望が開けていく時代にあっては、ふさわしい考え方とは言えない。

 論語一日一言より--村山孚
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米国の景気、底入れ宣言
FRBは、経済活動は上向いたと指摘し、米国経済が回復期に入ったことを
事実上宣言した。米景気の転換点を正式に判断するのは全米経済研究所だが
、FRBが景気判断を前進させたことで、戦後最長の16カ月を超えて続いて
いた景気後退が終了した公算が大きくなった。

 紙面より
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古の学者は己のためにし、今の学者は人のためにす。
昔の人はひたすら自分を充実させるために学んだが、この頃の人は、他人を
念頭におき、他人に知られるために学んでいる。

自分がやりたいからやるのだ。人の評判より、自分に忠実でありたい。この
意識こそ、何かやろうとする場合に、大きな力を発揮する。

 論語一日一言より--村山孚
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全世界低成長の試練続く
不均衡の本格的な解消には、資金の出し手が米国から資金を引き揚げるか、
米国自身が自分の意思で借金を減らすかしかい。しかし、両方とも現実味は
低い。米国はGDP14兆㌦の超大国であり、一定の経済成長が見込めれば出
し手が資金を回収する理由がない。一方、オバマ大統領が目指す医療保険制
度の改革は、財政赤字を確実に増やす。景気対策もあわせ、政府の借金は増
える。
日中など過剰貯蓄国が自国内で投資や消費を増やし、内需を拡大させるシナ
リオが実現したとしても、短期には世界経済の成長を引っ張るようなうねり
にはならないだろう。それは、内需主導の経済を長年模索してきたものの、
実現できていない日本の例を見れば明らかだ。新興国は先進国ほどの内需を
生み出すにはまだ規模が小さい。いずれにしても、我々はもうしばらく「全
世界低成長」という試練と向かい合わなければならない。

 紙面より
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君子は上達し、小人は下達す。
君子はますます高次元のものを理解するようになるが、小人はますます低次
元のものに通じるようになっていく。

何をするにしても「方向」がきわめて重要な意味をもつということである。
方向さえ正しければ、たとえ歩みは遅くても、続けている限り、いつかは到
達できるのである。

 論語一日一言より--村山孚
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米経済の先行きに対する見方がおまりにも楽観的だ。
米金融業界の落ち込みが、経済全体に与える影響は軽微という見立てを米中
央銀行幹部が披露した。
米国の楽観論は、米国内のいまの空気を映し出す。ダウ工業株平均の終値は
すでに9800㌦超。市場関係者は経済指標の良い面ばかりに光を当てているよ
うにみえる。
思い出すのは日本の90年代だ。バブルは崩壊したものの、長い好景気の後
で、経済停滞が長期間続くことはイメージしづらかった。不良債権などの負
の面に向き合うのが遅れた。
たしかに米国は昨年秋の危機後、財政・金融政策両面での対応が早かった。
が、銀行が依然抱かえる不良資産問題への対処は鈍い。90年代の日本の相似
形のように思える。
米経済の行方は日本の景気回復にも大きな影響を及ぼす。対応が後手後手に
回った日本の90年代後半のようにならないか。それが心配だ。

 紙面より---尾形聡彦
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欺くことかなれ。而してこれを犯せ。
上司をだましてはいけない。また、言うべきことは逆らってでも言うべきだ

言うべきことを言わず、うわべをとりつくろう、つまり欺く結果になるのだ
。こうした風潮は上司にも責任がある。自分に逆らって異なった意見を言う
部下を排除しようとすることが多い。

 論語一日一言より--村山孚
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新首相の背景は
何を語り、何を実行するのか。「変化」を実感させる力強く具体的なメッセ
ージを届けることである。
鳩山氏の政治哲学は「友愛」だが、あまりにふんわりしていて有権者の腑に
落ちにくい。
鳩山政権の背景となる思想は何か。腰の据わった言葉を聞きたい。
期待は、たやすく幻滅に変わる。新首相が重々自覚しているように、必ずし
っぺ返しがくる。変化への願望に「答え」を出せなければ、民意は本当に冷
え込むことになる。
政治は言葉である。政治指導者は、言葉によって浮きもすれば沈みもする。
新首相がまず磨くべきは、言葉による発信力である。

 社説より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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衆院の常任委員会の委員長ポスト、鈴木議員の外務委員長就任への疑問
一審で懲役2年の実刑、二審で控訴棄却の判決を受け、最高裁に上告してい
るが、最高裁で実刑判決が確定すれば、議員も失職する。そうした可能性の
ある人物が国会の要職にふさわしいとは思えない。
少なくとも無罪が確定するまでこうした人事は控えるのが筋ではなかったか
。国会の倫理観が問われる。
これが政権交代で目指した「変化」なのか。党首としての鳩山首相の説明を
求めたい。国会のことは小沢幹事長に任せたという釈明は通用しない。

 社説より
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利をみては義を思う。
利益を目の前にした場合は、それが正当なものかどうか、よく考えてみるこ
とだ。

「成人」の条件の一つがこれである。「成人」とは、完成された人、よくで
きた人物のことである。

 論語一日一言より--村山孚
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マニフェスト修正はありか
民主党はマニフェストどおりに政策を実行できるとは思えない。
子ども手当、高速道路の無料化、農家への戸別所得補償、暫定税率の廃止な
ど、歳出のバラマキを繰り広げる一方、消費税を4年間据え置くとし、本気
で財源を確保するという努力を放棄している。必要な財源は税金の無駄遣い
をなくし、総予算を組み替えれば出てくるとしているが、非常に困難であろ
う。仮にそれが正しいとしても1~2年間で確保できるものではない。
支出は確実に執行せねばならないのに、財源はすぐに入手出来ないという状
況になるであろう。
それなのに、財政赤字は全体に増加させないと大見得を切っている。このよ
うな八方ふさがりを見越し、「君子豹変すべし」と早くもマニフェストの修
正を認めようとするマスコミも現れてきた。
国民の寛容度に依存する民主党の前途は----。

 経済気象台より---安曇野
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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マスコミにもの申す
自民政権時代は、閣僚が発表になると、すぐにあら捜しして何人かを辞任に
追い込んでいたが、今回の民主党政権にも同じように、あら捜しをしている
のでしょうね。
まさか、マスコミが誘導した政権だから、何もしないことにはならないでし
ょうね。政権の足を引っ張りたくないからと。
マスコミはいつも、野党の見方でいてほしいものです。
また、国、県などの方針は継続性のあるものなのではないのでしょうか。
政権が変わるたびに、方針が変更されては困ったものです。民間の会社では
考えられないことです。
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時にして然る後に言う、人その言うことを厭わざるなり。
言うべきときになって初めて言う。だから、言われてもだれもいやがらない

発言にはタイミングが必要である。同じことを言っても、タイミングしだい
で効果がまったく違ってくることは、日常よく体験する。

 論語一日一言より--村山孚
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政権の心配のタネ
郵便局長会、農協、医師会---。
総選挙で指揮をとった小沢氏は、自民党と長く蜜月関係にあった組織を次々
と民主党に引き寄せてきた。
その結果が大勝につながったのは確かだ。だが、優勢民営化の見直しにして
も、見直しの先にどんな郵政事業の未来図があるのか、肝心の図は描かれて
いない。拙速は避けて日本経済の大きな視野からそれを示すのが担当相の責
任だ。
貿易・投資の自由化の推進が主張だ。そのためには日米FTAを「妥結する
」と公約にはうたったはずだが、農協の反発に遭うと「交渉を促進する」に
あっさりトーンダウン。
野党時代であれば、「政管業の癒着を絶つ」というスローガンを唱えていれ
ばよかったが、政権党となれば、それでは済まない。
業界や団体、経済界の主張には、その妥当性や公平性、効率を見極め、政策
の優先順位を吟味することだ。
実情に通じた判断力と広い視野、国民に痛みも伴う政策を納得させるだけの
論理性が求められる。

 社説より
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ビタミンC、がん予防?
大量のビタミンC投与でがんを小さくしたり、感冒を予防したりする療法が
提唱されたのは70年代だった。
ただし、当時の臨床試験では効果が確認されず、科学的な結論は出ていなか
った。最近、国内外で、ビタミンCが一部のがんを予防する可能性を示す結
果が出ている。
ひとつが、秋田県民を対象にした調査だ。進行するとがん化するリスクがあ
る慢性萎縮性胃炎の244人に、ビタミンCのサプリメントを5年間飲んでもら
った。1日500㍉グラム摂取したグループは胃炎の進行が抑えられ、50㍉グラ
ムのグループではあまり効果がみられなかった。
国内外の研究から、食道がんもビタミンCで予防できる可能性が高いとわか
ってきた。一方、肝がんは、果物の摂取量が多い人ほど発症しやすいという
研究もあり、ビタミンCがリスクとなる可能性もあるが、詳細は不明だ。
風邪の予防効果がある可能性が高いこともわかった。

  食の健康学より---大岩ゆり
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新政権の経済対策は
新政権が新規製作を打ち出す前に年末にかけて景気が停滞すれば、その後に
手当を出しても効果が薄れかねない。景気に遅れて動く傾向がある雇用は、
いったん悪化したら回復が難しいからだ、雇用がさらに悪化すれば子ども手
当も家計所得増につながらず、消費拡大も難しい。
衆院選で「ムダをなくす」と宣言した。だが、雇用が悪化し、先行き不安か
ら株価が下落すれば、ムダ排除は追加経済対策を求める声にかき消されかね
ない。成果をあせり、即効性が期待できる公共事業ばかりに頼れば、ムダは
温存され、財政再建も遠のく。
経済の状況に目を配りながら、財政赤字が野放図に拡大しないよう、雇用な
ど最小限の対策で景気底割れを防ぐ政策がまたれる。


 紙面より
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貧しくして怨むことなきは難く、富みて驕ることなきは易し。
人間は貧しいとひがみっぽくなるし、金持ちだと傲慢になりがちだ。だが、
両者を比べてみると、貧しいのにひがまないというのは難しく、金持ちであ
って傲慢にならないようにするのはまだ容易である。

劣等感と優越感とはどちらのほうが人間性をスポイルする度合いが強いか。
孔子は、劣等感のほうが自己制御しにくいとしているが、これは個人差のあ
ることで、一概に断定できない。

 論語一日一言より--村山孚
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産業界の期待
経営環境の変化を機敏にとらえ、企業が投資というリスクを取って事業拡大
に結びつけることが、経営のダイナミズムを生む。
石油危機の時も、原油急騰の下で立ち行かなくなる産業や企業はたくさんあ
ったはずだ。しかし、彼らが省エネに必死で取り組んだからこそ、その後の
経済発展が実現した。
そのような日本経済のダイナミズムはなお残っていると、考える。しかし肝
心の企業が他人頼みでは、それは発揮されない。経営者が成長戦略と称して
政府に何を求めているのか。
 
 経済気象台より---山人
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派遣労働の規制強化
大量失職のひずみが一部の非正規社員に集中したことを受け、民主党は、有
期雇用の規制による、正社員が中心の「安心社会」を掲げた。
一方、規制は最小限とし、均衡処遇や安全網整備、能力開発を重視する方法
もある。
ともに重要な視点だろう。ただ、再び高度成長とはならない限り、非正規社
員を求める動きは続くし、すべての労働者の処遇を、正社員の賃金水準に合
わせることも難しい。
パイ拡大による解決は理想だが、容易ではない。正規・非正規の二極化解消
は、正社員の処遇引き下げを伴う可能性もある。新政権は「痛み」も語らな
くてはならない。

 紙面より
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これを愛してよく労することなからんや。忠にしてよくおしうることなからんや。
愛情があるなら、人をいたわらずにはいられないはずだ。誠実さがあるなら
、人の過ちを正してやらずにはいられないはずだ。

人間は利益と打算だけで動いているのではない。非常なビジネスの世界でも
心を無視しては成り立たない。

 論語一日一言より--村山孚
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世界は、経済危機から政治危機へ
どこでも人々は失業問題などに明快な答えを出せない政治にいらだちを深め
ている。
グローバル化した経済は、一国では実現できない富を創造するかわりに問題
もまたグローバル化させた。しかしその解決を担う政治は基本的に国の枠を
出ずナショナルなままだ。経済に対する政治の劣勢。この非対称性は政権交
代でも変わらない。
大きな政府か小さな政府か、といった選挙での対決ポーズとは裏腹に2大政
党のどちらが政権に就いても実際の政策にそれほど大きな違いは出しにくい
。グローバル化という現実の前に選択の幅が限られているからた゛。
2大政党のいずれを選択してもあまり変化が期待できないとなると人々の不
満はどこに向かうか。
民意が十分に政策に反映されない状態。その不満はポピュリズムや過激な主
張の温床になりやすい。
グローバル化という圧力はついに日本でも政権を交代させた。しかし新政権
もその制約から逃れられるわけではない。

 紙面より---大野博人
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徳ある者は必ず言あり。言ある者は必ずしも徳あらず。
人格者の言うことはさすがりっぱである。だが、りっぱなことを言う者が必
ずしも人格者であるとは限らない。

人を見抜くのは難しい。表現力、勇気、これはすぐれた資質である。だから
と言って人間的にすぐれていると早合点しては危ない。

 論語一日一言より--村山孚
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後期高齢者医療制度の廃止
廃止を訴え、総選挙で圧勝した民主党は、それを「果実」として実現するの
は当然のことだ。ただ、それと同時に高齢者医療の新しい仕組みも示さなけ
れば、かえって国民の不安をあおることになる。
少子高齢化が進む中、国民一人当たりが負担する医療費の増加は避けられな
い。それを支えるには、保険料を上げるか、税を上げるか、医療の自己負担
率を引き上げるか、しかない。国民に『痛みの配分』をしいることには変わ
りない。
政策決定過程をできる限り透明にし、『痛みの分配』について政府・与党が
国民を納得させられるかどうかに新しい仕組みの成否がかかっている。

 紙面より
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サンマ、未開拓の優良資源
脳を活発化させる機能などを持つDHAを多分に含んだ脂が魅力のサンマ。
体重に占める脂の割合はほぼ4分の1だ。その理由はサンマの生活パターンに
よる。
日本近海のサンマは冬場、太平洋の沖縄沖など温暖な海にいるが、夏には豊
富なオキアミなどのエサを求めて北海道やサハリン沖などに北上。水温は夏
の北の海の方が低く、低温から身を守るため、体内に脂肪を蓄える。温かな
海に戻る秋が漁期なので、たっぷりと脂肪をためた状態で漁獲。旬を過ぎる
と脂肪は体重の5%程度まで減る。
良いサンマを見分けるポイントは口と体形だ。口が黄色く丸く太ったサンマ
は、DHAを含む脂がたっぷり。DHA以外にもカルシウム吸収を助けるビ
タミンDも多い。

  食の健康学より---長野 剛
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GDP、年2.3%増に下方修正
09年4~6月期のGDPの2次速報は、実質GDPが前期比0.6%増、年率換算
で2.3%増となり、1次速報の前期比0.9%増から下方修正された。
昨秋以降の急激な景気悪化で企業は在庫圧縮を続けており、在庫投資の減少
が実質GDPを押し下げた。
設備投資はマイナス幅が拡大。公共投資は出来高の伸び悩みを受けている。
新政権が公共事業を減らせば、今後もマイナスの影響が出る可能性もある。
現行の景気対策は年末から来年初めにかけて効果が薄れる。民間予測では、
実質成長率が10~12月期からマイナスに転じて『二番底』に陥るとの見方も
ある。

 紙面より
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般若心経とは
般若とはすばらしい知恵のこと。そして波羅密多とは六波羅密多、すなわち
自分よりも他人の救いを先にする「大乗の菩薩」という考え方による実践の
徳目です。
人間は生前の行いによって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という6つ
の世界に生まれ変わります。人間よりも下に落ちるのを救うためには、布施
、持戒、忍辱(にんにく)、精進、禅定、智慧という6つの修行をして、成
仏しなければなりません。
布施とは、僧にお経をあげてもらったときや寄付をする際に差し上げるお金
などの財物のことです。布施はお金に限りません。相手の不安をなくす、や
さしいまなざしや言葉などもあります。
持戒とは、戒を持つこと。これを十戒といい、具体的には十戒善を差します。
不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋
恚、不邪見。
忍辱とは、辛抱すること。
精進とは、一生懸命努力すること。
禅定とは、坐禅を組んでこころを落ち着けることです。
6つの修行をすると、智慧が出てきます。これが"般若"です。
仏様の場合、「智慧」と書きます。"知"の下の"日"は、宇宙の真理を指しま
す。
この6つのことを修行することを「六波羅密多行」といいます。こうするこ
とで自身が成仏する助けになります。
お仏壇に水、塗香(ずこう)=塗香(ずこう)は非常に細かい粒子のお香で、
塗香入(ずこうい)れに入れて用います。小麦粉にも似た触感があり、少量を
手に塗り、その香りを吸い、仏前で自らの心身を清めるために使用します。
花、線香、飯、ローソクの6品をお供えするのは、六波羅密多行を知らずに
亡くなったご先祖様に、6つの修行をすることで成仏できることを知らせる
ためです。
水は布施(感謝する気持ち)、塗香は持戒(よいことに励む)、花は忍辱
(怒りやすいこころを鎮める)、線香は精進(怠けごころをなくす)、飯は
禅定(こころを落ち着かせる)、ローソクは智慧(人間の悩めるこころを智
慧の光で明るくする)を表しています。これら6つをお供えすることを六種
供養といいます。お仏壇にお供えをして、お仏前でお経を唱えます。こうす
るこによってご先祖様が成仏できるのです。
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直接給付、世論とズレ
民主党の圧勝でマニフェストは国民の信認を得た形だが、世論調査をみると
、国民の意識は、そう単純ではない。賛成20%、反対65%。目玉政策である
高速道路無料化の評価のせろんちよぅさ結果である。子ども手当も反対が賛
成を大きく上回った。
多くの有権者が民主党に一票を投じた理由については、政権交代への期待。
政策の中身ではない。政策をめぐって浮き彫りになる「民意」とのずれ。
マニフェストは本来、課題への認識や目標、体系的な解決策を有権者に示す
ものだが、今回はバラマキ色の強い支出計画のリストにすぎない。

 紙面より
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士にして居を懐うは、もって士となすに足らず。
指導的地位にありながらマイホーム主義におちいっている者は指導者とは言
えない。

公と私、仕事と家庭、この関係は時代とともに変化する。いずれにしても、
「士」はどちらも手が抜けないと覚悟しなければなるまい。

 論語一日一言より--村山孚
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失業の長期化は回避せよ
日本では失業手当の給付期間が1年となっており、失業者は昨年暮れから急
増している。まだ多くの人は失業手当をもらえるが、このまま失業期間が長
引くと、失業手当をもらえない人が年末以降急増、量から質の問題に転化し
かねない。そうなると雇用対策だけではすまない。民主党は失業対策に力を
入れるというが、失業者の直接救済という対処療法だけでなく、一刻も早く
、雇用機会を確保する必要がある。現実的な形で雇用の場を確保することが
急務だ。

 経済気象台より----千
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邦に道あれば穀す。邦に道なきに穀するは恥なり。
正しい政治が行なわれている国ならば、仕官して大いに仕事に励むがよい。
だが、正しい政治が行なわれていない国で禄を食むのは恥である。

自分が所属している組織が不正を犯していると知ったとき、どういう態度を
とるべきか。現実に当面したら難しい問題だ。不祥事が起きたとき往々にし
て自殺者がでるのを見ても、難しさが分る。決断の基準をどこにおくか。
集団への帰属意識か、義理か、家族の生活か、それとも正義感か。

 論語一日一言より--村山孚
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絆の社会の具現化
「支え合い」の基盤をどこに置くのか。地球規模の市場経済化に乗ろうとい
う新自由主義に対し、伝統的な共同体の価値を大事にする保守主義の一部が
「大きな政府」で、社会保障などの所得再配分を重視する社会民主主義と重
なる。一方で国境で囲い込むように自国民に特化した再配分は「他者排除」
につながると左派の一部が国際的連帯を志向して新自由主義と共振する。
『左右』の流動化を映すように連立3党の思想、目指す社会は一様でない。
福祉国家志向の民主党、家族や地域の絆をいう国民新党、NPOなど市民組
織との連携に力を入れる社民党。だが社会保障を普遍的な制度にするのか、
弱者支援が中心か。また家族や地域の役割を重視するのか、女性の自立を支
援するのかでも介護や子育て支援のあり方が違う。
人口減少社会を支える外国人労働者の受け入れも、国内の雇用優先で国民国
家の枠組みを前提にするのと、国際的連携を重視するのとでは温度差がでる
。異なる理念を社会保障や雇用の制度にどう具現化するのか。3党の「絆」
が試されるのは安保外交だけではない。

 経済コラムより---西井泰之
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教えざる民をもって戦う、これ、これを棄つと謂う。
十分な教育訓練なしに戦おうとするのは、メンバーを捨てるのと同じである
人で不足のときこそ、少ない員数で大きな成果を挙げるための訓練が必要で
あるにもかかわらず、現実はかえって訓練がおろそかになる。

 論語一日一言より--村山孚
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国内需要、4~6月期改善わずか。
景気が持ち直しつつあるとされるなかで、日本経済は過去最悪水準の需要不
足が続いている。需給ギャップは、実際に生み出されたモノやサービスを表
すGDPと、企業の設備投資や雇用者数などから推計した潜在GDPとの差
を、潜在GDPで割ったもの。GDPギャップともいう。
景気拡大期には需要が増えてギャップはプラス方向に動き、景気後退期には
需要低迷でマイナス方向になる。02年から07年までの景気拡大で一時はプラ
スに回復したものの、昨秋のリーマン・ショック後の世界同時不況で一気に
マイナス幅が拡大した。ギャップを縮めるには需要を増やす必要があるが、
欧米などの外需は低迷。内需も景気対策で支えられている状況だ。民間の試
算では、ギャップ解消には5年程度かかるとの見方もある。企業が過剰な設
備や雇用を抱かえる状態が続けば、設備投資を控え、雇用削減をさらに進め
かねない。
年末から来年初めにも停滞する懸念がある景気をどう刺激するか注目される

 紙面より
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剛毅木訥、仁に近し
一本気で無骨な者のほうが人間味がある。

近頃は、ソフトでしかも表現力のある者が歓迎される。そのため、上っ面だ
けで中味のない人間があまりにも横行しすぎている。

 論語一日一言より--村山孚
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消費税論議封じるな
鳩山政権には日本のグランドデザインを描くことを求めたい。政府がどこま
で国民の安全、安心を支えるのか。そのために社会保障をどう立て直すのか
。どれほどの財源が必要で国民の負担はどのくらいか。
そういうものがあって、初めて財政健全化の目標が描ける。危機克服後の消
費税率引き上げを軸とする増税が避けられないこともはっきりするだろう。
こうした作業こそが子や孫に責任を負う政府の務めだ。
これからは政治がたじろがずに負担増という厳しい選択肢を掲げ、国民に問
いかけなくてはならない。
選挙向けの財源を顧みない政策で後の世代に巨額の付け回しを続けるのでは
国が立ち行かなくなる。
血税を国民生活の立て直しのために賢く使うとともに、未来への前進のため
ならばいばらの道も避けないという覚悟が鳩山政権には要る。

 社説より
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君子は秦にして驕ならず。小人は驕にして泰ならず。
泰然としているが傲慢ではない。それが君子、大人物である。これとはま
ったく正反対に、傲慢であって、しかもこせこせしているのが小物だ。

「実るほど頭をたれる稲穂かな」である。
地位が上がるほど謙虚でありたいものだ。充実していないから虚勢を張って
、外見でごまかそうとする。
態度は心の現われだが、逆にまた、態度が心に影響を与えもする。傲慢な心
が傲慢な態度となって現れ、その態度が心にはねかえって、心をいっそう貧
しいものにする。

 論語一日一言より--村山孚
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3党連立協議
民主、社民、国民新の3党が連立政権づくりに向けて協議を始めた。
政策合意の元になるのは、総選挙の時に3党が掲げた共通政策だ。だが、実
際の連立政権を支える合意にするには、改めて協議し、細部を詰める必要が
ある。
優勢民営化を後戻りさせるのか。将来像についての国民の疑問にすぐにも答
えなければならない。
難題は、共通政策に盛られなかった外交・安保政策の扱いだ。インド洋での
給油支援やソマリア沖の海賊対策が焦点だが、自衛隊の海外派遣に強く反対
する社民党とどのような形で折り合いをつけるか。鳩山路線の問われる問題
である。

 社説より
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君子は事え易くして説ばしめ難し。小人は事え難くして説ばしめ易し。
君子の下だと働きやすいが、気にいられるのは難しい。これに反して、小人
の下では働きにくいが、気にいられるようにするのは簡単である。

よい上司は部下の適正に応じて役割を与えてくれるから働きやすいが、仕事
に厳しいから、いいかげんなことでは気にいられない。

 論語一日一言より--村山孚
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世論と空気
少し前から「空気の読めない人」というのが非社交的とみられ、非難や軽蔑
の対象になりました。一方、政党支持などの世の中の意見、すなわち世論の
動向は、新聞やテレビがしきりに調査し報道するので非常に見えやすくなっ
た。毎週のように首相の支持率が上がった下がったと聞かされるし、選挙前
にはどの新聞にも「民主300議席へ」などとありました。人々にとっては状
況に乗りやすいし、誘われやすかった。
かって評論家の山本七平さんが「空気」と呼んだ、あのえたいの知れない世
論の流れが非常に形成しやすくなりました。これは日本人の伝統的な性向に
も合うのです。世の中の流れに乗り遅れまいとする傾向です。
こうしたことが重なると、世の中の変化を一段と加速させます。いろんなこ
とがばたばたっと進む。
即反応、即断定、二者択一。そうした性向を持った多数の人々が、時々の「
空気」を読んで行動したら、その集積は巨大な変化を生む。私は「世論形成
の液状化現象」と呼んでいます。

 紙面より--評論家・山崎正和
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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今回の選挙で露呈した、日本の政治の問題
民主党は、旧自民党系、旧社会党系そして民主党の誕生とともに政界に入っ
てきた人たちの、異質な三つのグループから成り立っている。これを整理し
ないことには、防衛・外交問題に限っても、決着がつきません。それをやる
のかどうか。4年間何もしなかったら、次の選挙で逆の風が吹くかもしれま
せん。
それ以上に日本の政治全体の問題として浮かび上がったのは、日本を世界の
中でどう位置づけるか、どういう位置取りをしていくのかという将来像が、
選挙中にも、そして30日夜の鳩山代表の会見でも、ほとんど問われなかった
ことです。
日本は難民や移民をどれだけ受け入れるのか。北朝鮮の核開発をめぐって国
連安保理の決議が出ています。日本はどこまでやるのか。国内法の整備が必
要ですが、国会の会期末に投げ出してしまった。
どうも、日本は国際的な無関心・無責任体質をまだ捨てられないように思え
る。世界の問題は知らない、という国はあります。それを選ぶのか。今の日
本は「漠然とした鎖国状態」です。

 紙面より--評論家・山崎正和
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郷人の善き者はこれを好し、その善からざる者はこれを悪まんには如かず。
善良な人たちからは好かれ、悪いやつからは憎まれる、そういう人物でなけ
ればならない。

八方美人ではだめなのだ。だれでも、人に憎まれるのはいやだ。しかし、そ
のために態度をあいまいにしていると、やがて立場を失うことになる。これ
はというときには、人から嫌われるくらいでないと、本当の味方もできない
。その判断が難しいところだ。

 論語一日一言より--村山孚
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法人税と企業成長力
日本40.69%、ドイツ29.83%、中国25.00%、韓国24.20%。この数字は、各
国の法人実効税率だ。日本は、法人への課税率が著しく高い。例えば、日本
と韓国の企業が同じ利益を上げていても、税引き後利益は日本企業が小さく
なる。そうなると研究開発や設備投資に回す資金も小さくなり、国際競争で
後れを取る。
これがアジア企業による日本企業追い越しの一因ではないか。国際競争で生
き残り、製造業の海外移転を防ぎ、日本経済が成長を続けるには、他国並み
に法人税率を引き下げる必要がある。充実した自己資本は、技術開発や設備
投資に向かう。企業が拡大すれば、雇用が増え、社会も豊かになると考える
のだが。
私見
これには疑問が付きまとう。先日までのトヨタの1人勝ちの時代に、庶民ま
でトヨタの利益の配分を受けたとは、国民は誰も思ってはいない。この考え
は大敗した自民党に通じる古い考えだ。法人税が減少した分は個人から取れ
ということなのか。

 経済気象台より---樹
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サンマ、1日一匹で脳に活
サンマの季節がやってきた。塩焼きの時、脂の焼けるジュッという音が食欲
に火を付ける。こり脂こそ健康パワーの源だ。
脂に含まれるドコサヘキサエン酸(DHA)という脂肪酸が、サンマの健康成
分の代表格。脳の働きを活性化させる機能などが知られる。他の魚にもDH
Aはあるが、安価な魚ではもっとも含有量が高く、100㌘あたり1.7㌘含まれ
ている。マイワシの3割増、サバの2倍以上だ。
DHAは人体にも元々ある物質だ。脳の神経細胞の細胞膜にあり、情報伝達
を助けていると考えられている。
DHAは脳の衰えを食い止め、時には向上させることがある。今では国内外
の研究で、幼児期の脳の発育や、血中の中性脂肪の低下などの好成績が報告
される。ワカメと一緒に食べることでネズミの肝臓の中性脂肪が半減した、
など魚と海藻を豊富に使う日本食の健康的な傾向を示す。
DHAは熱にも強く、どんな調理法でも問題ない。1日1㌘の摂取を推奨する
。サンマ1匹に含まれるDHAは2㌘前後で、1日の推奨量を軽くクリア。

  食の健康学より---長野 剛
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「今回の選挙」の識者の見方
名前も実績もあまり知られないままの人に、党の名前だけで投票してしまう
というのは民主主義の進歩とは思えない。この傾向は、05年の総選挙よりも
強まっており、危機感を覚える。
今後の選挙戦略は「負のレッテル」をはられた政党に所属する候補者を勝た
せるためには、候補者本人がいくら地元に張り付いても、おそらく無駄。
いかにメディアに露出するかなど、党のマイナスの印象を少しでも払拭する
ことに重点を置かざるをえない。

 紙面より---選挙プランナー・三浦博史
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君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず。
君子は人と和を保つが、妥協はしない。小人はこれとは逆で、人と妥協する
が、本当の和を保つのではない。

「和」とは、ただ仲良くするのではない。自分の主体性はきちんと保ち、相
手の主体性も尊重し、相互に認めあいながら協調していくのが真の和である
これに対して「同」は無原則的な妥協を意味する。表面だけ仲良くして、心
はバラバラである。「和して同ぜず」は人間関係の荒波を乗り切るために必
要なことだが、現実にはなかなか難しい。

 論語一日一言より--村山孚
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ヒトの無駄遣いをやめよ
国土や天然資源に恵まれない日本の発展を支えるのは、これまでもこれから
も、多くの優れた人材だ。しかし現在は、ヒトの能力が生かされていないこ
とが、日本経済の閉塞感を一段と強めているのではないか。だとすれば、ヒ
トの無駄遣いをやめることが、今後の活路を開く最大の要素となるはずだ。
学校教育の中身、企業による人材育成、年齢や性別を超えて、才能や専門性
が正しく評価され生かされる労働市場や職場づくりなど、課題は山積みして
いる。

 経済気象台より---山人
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