2008年10月の記事


晏平仲よく人と交わる。久しくして、しかもこれを敬せり。
晏平仲は人間関係の達人であった。かれはどんなに長いつきあいで親しくな
っても、相手にたいする敬意は失わなかった。

このことばは人間関係のかんどころを衝いている。長いつきあいで親しくな
ると、人はついつい狎れを生じ、その結果、仲がまずくなるようなことがよ
くあるものだ。親しければ親しいほど、接触事故を起こさない注意がいるの
である。

 論語一日一言より--村山孚
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課題
日経平均株価は昨年7月の高値から、今月24日までに6割近く下落した。金
融危機の発端となった米国よりも、急激な下落率だ。欧米の金融危機が円高
につながり、日本の輸出企業の業績悪化と、さらなる株安に連鎖している。
外需頼みの日本経済の課題が、改めて浮き彫りになった形だ。目先の対策に
目がいきがちだが、麻生首相もようやく「国内需要を喚起する必要がある」
と指摘した。その本気度が問われている。

 紙面より
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朽木は彫るべからず。糞土のかきは?るべからず。
腐った木には彫刻できない。腐った土の壁は上塗りしても仕方がない。

救いようがない、下劣さをたとえた痛烈なことばである。

 論語一日一言より--村山孚
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総選挙、年内見送りへ
解散先送りの背景には、自民党が独自に実施した情勢調査で、与党の過半数
維持が厳しい結果が出たことも影響している。
首相は今後、金融機能強化法改正案と第2次補正予算案の成立後に解散時期を
探ることになる。
①来年度予算案を編成した後の12月末
②来年1月召集の通常国会冒頭
③来年度予算成立後の4月以降
などが想定される。
与党がいったん固めた11月総選挙を見送ったことで、首相の求心力低下は避
けられない。野党が攻勢に転じる「ねじれ国会」を乗り切るのは容易ではな
く、選挙情勢が今後、与党に有利になる見通しもない。来年9月の衆院議員の
任期満了まで解散できないのではとの見方も出ている。

 紙面より
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大豆イソフラボンの摂取目安は?
なぜ摂取量が制限されたのか。閉経後の女性を対象にしたイタリアの研究で
、大豆イソフラボン150㍉グラムを含む錠剤を5年間飲んだ人と、飲まない人
の子宮内膜を調べた。飲んだ人のうち6人が、子宮内膜が異常に厚くなる子
宮内膜増殖症と診断された。飲まない人にはなかった。
この結果から、食品安全委員会は長期にわたって多量に摂取し続けると害を
及ぼす可能性があるとして、1日当たりの摂取目安の上限を150㍉グラムの半
分の70~75㍉グラムとし、そのうち特定保健食品などから摂取する量を30㍉
グラムまでとした。
日本人が食べてきた豆腐や納豆ではよほど多量に食べないと取りきれないほ
どの大豆イソフラボンを、トクホや栄養補助食品で簡単に取れるようになっ
たことが背景にある。イタリアの研究も錠剤で取った場合で、食品から摂取
した結果ではない。
ふだんの食事から取る分には、大豆イソフラボンの量を気にする必要はなさ
そうだ。

 食の健康学より---宮島祐美
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今回の危機は、規制緩和と金融工学が元凶。
これは避けられたはずの危機だ。ブッシュ大統領が掲げた「思いやり保守主
義」は、結局のところ、億万長者に対して優しい政治だった。億万長者を作
り出すには役立ったが、中流以下の人々には優しくなかった。その結果、米
国の人々の生活は厳しさを増した。
メルトダウン的な危機を招いた理由のひとつは、バブルが発生して、それが
崩壊したためだ。資本主義の歴史を振り返ると、住宅バブルは古くからある
が、今回はバブルの坂を上がっていくときに、「悪魔的でフランケンシュタ
イン的怪物のような金融工学」が危機を深刻化させた。
そのもとで、信じられないほど激しい「レバレッジのやりすぎ」が横行した
。そうした中で、人々は自分が何をしているのかわからなくなってしまって
いたのだ。
グリーンスパン前FRB議長が95年ごろから株式市場のバブルに対策を講じ
なかったことも、惨状を招いた理由のひとつだ。
これらの背景には、81年に就任したレーガン大統領が「極右サプライサイド
経済学」を呼ぶ路線をとったことだ。それが、「悪い規制緩和」や「無能な
人物の登用」といつたブッシュ路線に引き継がれてきた。
危機の深刻化にはグローバル化も関係している。しかし、なんといっても大
きな特徴は、この危機が米国発だということだ。その原因が、米国で横行し
た規制緩和や金融工学だった。
この危機を終わらせるためには何が有効なのか。それは、大恐慌を克服した
「赤字をいとわない財政支出」だろう。

 経済危機の行方----マサチューセッツ工科大名誉教授
                  ポール・サミュエルソン
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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公的資金注入
今度は資本注入での「日本の教訓」が生かされるのか。処理や注入を長引か
せ停滞した日本の失敗を学び不良資産の深淵に迫れるのか。
すでに約25兆円の資金注入枠を決めたが、証券化商品などの全体の損失額も
、実体経済の悪化が金融にどこまではね返るかも、まだ見えない。
しかも米国は90年代の日本と違い、巨額の経常収支赤字や過去最高の財政赤
字を抱かえる。金融健全化にカネをつぎ込めば「ドル不安」の泥沼に入り込
みかねないジレンマだ。年数をかけ実体経済が上向くのを待つしかないのか
。難しいかじ取りの先達は、いない。

 補助線より---西井泰之
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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今回の金融危機をもたらした背景は
レーガン政権が採用した市場原理主義的経済政策のひとつの帰結といえる。
政府の介入を排して市場経済に任せれば、借金しても、株は上がり、家は高
く売れて、すべてうまくいくという楽観主義を、米国の市民と企業に植え付
けた。そういうことを銀行までがやり出して、投資と融資の区別がつかなく
なった。その結果、米国は政府も民間も借金漬けになった。
米国の赤字経済は、一方で、世界のグローバル化を促進した。米国は海外か
らカネを借りて、海外からモノを買う。その分、日本や中国が潤った。
米国が日本のように貯蓄していたら、今回の破綻はなかっただろう。国際経
済の完全自由化のために米国が背負った十字架といえるかもしれない。
米国政府は、イラク戦争は事実上単独行動でやったが、今回の経済危機では
単独では何もできない。それは現在の共和党政権もよく悟っている。なりふ
り構わず他国に助けを求めている。次の政権が民主党になっても、国際協調
に向かうのは間違いない。
今回のことは、米国のためにはよかった。「自分たちは大国、世界一の国」
という意識、ゆえなき優越感が減って、国際社会の一員だと再確認したから
だ。
金融危機はグローバル化の負の面ではあるが、だからといって、グローバル
化をやめよう、殻に閉じこもろうという方向にはならないだろう。

 経済危機の行方より---入江昭
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下問を恥じず。
臣下に教わることを恥としない。

人には自分より「下位の者」の前で「偉そうな顔」をしたがるというクセが
ある。知らないことでも知っているような顔をして見せる。とくに新任のと
きなどは、知らないとバカにされるからというので、精いっぱい背伸びをす
ることになる。
だが、実はこれはたいへん損なのである。むしろ「下問」はきわめて高度な
管理技法なのだ。知らないことは、相手がだれであろうと、どしどし聞くほ
うがよい。聞き方によっては、聞かれた部下は、長の素直な人柄に好感と親
しみをもつ。また、自分の知識が役立ったことに喜びを感じ、やる気をおこ
すであろう。「下問」は一挙両得どころか、三得にも四得にもなるのである
。知っていることでも知らないふりをして聞いたほうがいい。

 論語一日一言より--村山孚
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消費税増税の検討を指示
麻生首相は、新総合経済対策を取りまとめるにあたり、景気回復後の消費税
増税を念頭に、社会保障などの安定財源を確保する「中期プログラム」を検
討するように自民、公明両党に指示。
 経済政策の骨子
・住宅ローン減税は過去最大に
・一般財源化する道路特定財源のうち1兆円を地方に回す
・中期の税体系のプログラムを示す
・省エネルギー、新エネルギーへの投資は、減価償却の対象を拡大し、税負
担を軽減
の4項目を盛り込むように指示した。

 紙面より
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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どこまで下がるのか、東証続落
一時取引時間中としては年初来安値になる7000円台に下げた。
外国為替相場が94円台に、対ユーロも123円台をつけたことが、自動車など
輸出関連産業の業績悪化への不安をあおっている状況だ。
市場では「金融不安が実体経済の悪化に波及していることが鮮明になってお
り、株価は下げ止まらない状況になっている。
アジア市場も株価下落が続いている。

 紙面より
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大豆は更年期症状も抑える
更年期症状の一つであるほてりやのぼせが起きる関係を調べた。ほてりなど
を経験した人は101人いた。大豆製品の摂取量に応じて3グループに分け
てみると、ほてりなどを訴える人は、摂取量が多い人が少ない人の半分程度
という結果が出た。大豆には更年期のほてりを抑える働きがあると考えられ
る。ただ、既に症状がある人の緩和効果は研究によって結果は様々で、はっ
きりしない。
一方、男性を対象にした研究には、大豆製品の摂取量と前立腺がんとの関係
を調べたものがある。45~74歳の男性4万3千人を大豆製品の摂取量により4
グループに分け、前立腺がんにかかる危険性を調べた。前立腺にとどまって
他の臓器に広がらない限局がんになる危険性は、多く食べるグループほど低
かった。61歳以上に限ると、最も多く食べるグループの危険性は、最も少な
いグループの半分だった。ただ、前立腺を超えて広がる進行がんの危険性と
大豆の摂取量の間には関連は見られなかった。

 食の健康学より---宮島裕美
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北朝鮮、日本を批判
拉致問題が進展するまで北朝鮮への経済・エネルギー支援に参加しないとす
る日本政府の方針を非難。
6者協議を妨害してきた日本はすでに会議参加資格を失ったと主張している
。6者が合意した義務を履行しないまま、彼らを会議場に入れれば、会議場
がメチャメチャになると主張。
韓国政府も日本の参加が不可能なら、国際社会の参加も検討しなければなら
ないと、6者以外の国々に日本支援分の肩代わりを求める考えを改めて示し
た。
このままで、はたしていいのだろうか。

 紙面より
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NYまた下げ。
ニューヨーク株式市場はダウ工業株平均の終値が前日比231.77㌦安の8500㌦
台へと下落。米景気後退にともなって企業業績が一段と悪化するとの懸念か
ら売り注文が優勢となり、大幅安になった。
一方、ニューヨーク商業取引所の原油市場は、国際指標となる米国産WTI
原油の先物価格の終値が前日より2㌦以上安い1バレル=72㌦台をつけ下落。
OPECが原産するとの観測から相場が押し上げられていたが、景気後退に
ともなう原油需要の減少を懸念した売り注文が優勢だった。
一時の100㌦から72㌦へ。円も97円台に。日本のガソリンはもっと安くなって
もいいのではないか。

 紙面より
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一を聞きてもって十を知る
一を聞いて十を知る。

現在の「一を聞いて十を知る」は、頭の回転が速いことを言うが、『論語』
のこれは、積極的に学ぶ熱意をこめた聡明さを形容している。熱心に求める
からこそ多くのものを得るのだというわけだ。

 論語一日一言より--村山孚
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国際通貨基金は金融危機で融資上限を撤廃へ。
財政難に陥った中小・新興国への緊急融資制度の貸し付け上限を事実上撤廃
する。現在は各加盟国のIMFへの出資額が支援の上限だが、上限を超える
必要資金を日本などが外貨準備からIMFに拠出し支援する。金融危機拡大
を抑えるには金融枠を広げ、各国政府が銀行を救済する資金を供給する必要
があると判断した。

 紙面より
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いずくんぞ佞を用いん。人に禦るに口給をもってすれば、しばしば人に憎まれる。
なんで口達者を登用する必要があるのでしようか。口達者は往々にして、口
先だけで人を言いくるめようとするため、憎まれることがあるです。
「佞」は当時、口達者という意味で使われ、後に「悪いやつ」を意味するよ
うになった。現代は、口達者がむしろ出世の条件にさえなっているが、「佞
」にならなければ幸いである。

 論語一日一言より--村山孚
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金融対策で緊急サミット開催
ブッシュ大統領がG8に新興市場国なども加え、世界的な経済・金融危機へ
の対応を協議する緊急サミットを開くことを声明で明らかにした。
「危機の再発を防ぐ改革」に必要な基本原則への合意を目指している。同様
なサミットを継続的に開いて危機対策を着実に実施し、世界経済の回復を図
る計画だ。

 紙面より
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貧血には重大な病気が隠れていることもある。
「貧血」は血液細胞の一種、「ヘモグロビン」というたんぱく質が足りなく
なった状態のことだ。
肺から体の隅々まで酸素を運ぶのがヘモグロビンの働きなので、不足すると
、体中の組織が酸素不足になる。
動悸がする。めまいがする。息切れがする。体がだるい。食欲がなくなる。
便秘や下痢がよく起こる。---こういった貧血の症状が生じるのは、「十分
な酸素が脳や筋肉、心臓、消化器などにいきわたらないために、働きが悪く
なるためだ。
貧血の中で圧倒的に多いのは、ヘモグロビンの材料である鉄が不足するため
に起こる「鉄欠乏性貧血」だ。通常、大人の体内には約3㌘の鉄がある。男
性は平均1日1㍉グラムの鉄が失われるに対し、閉経前の女性は2㍉グラムが
失われる。毎月、月経による出血で血液を失うからだ。
バランスととれた食事には1日平均20㍉グラムの鉄が含まれている。1割が体
内で吸収されるので鉄が不足することはない。しかし、偏食をしたり、ダイ
エットで極端に食事制限をしたりすると、鉄が不足する。
自覚症状がない人が多いのは、徐々に進行するので体が慣れてしまうかなだ
。自覚がなくても、実際には、疲れやすく集中できなくなっていることが多
いという。さらにひどくなると、倒れたりする。
鉄欠乏性貧血の患者は大半が閉経前の女性だ。閉経後の女性や男性が鉄欠乏
性貧血と診断されたときには、注意が必要だ。
体内で慢性的な出血が起きている可能性がある。たとえば、胃がんや大腸が
ん、子宮がんなどです。精密検査をすぐに受けることだ。
数は少ないが、「再生不良性貧血」や「溶血性貧血」といつた難病で貧血が
起きている場合もうるので、たかが貧血といわずに、一度は専門家にきちん
と診てもらいましょう。

 体とこころの通信簿より---大岩ゆり
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資本主義は本質的に不安定
新古典派経済学者の言うような、目標とすべき理想状態はなく、セカンドベ
ストを目指すしかない。危機のたびに、国家資金の注入や、ある程度の規制
など、理論的に裏付けられた対策でパッチワークをしていくしかない。
見通しは暗いように見えるが、歴史を顧みれば、経済はバブルの発生と崩壊
をくり返しながらも、確実に効率性は増している。より良いセカンドベスト
を求めるプラグマティズムというか、永遠の実践主義でいかざるを得ない。

 経済危機の行方から---岩井克人
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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成長のための資金を海外資本に頼ってきた新興国にも拡大。
ウクライナ、ハンガリー、アイスランドの3カ国がIMFへの金融支援要請
。今回の金融危機でIMFの初めての介入。連鎖的な危機への対応は97年
のアジア通貨危機依頼となる。

紙面より
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繰り返される災害から学ぶ
災害が起こると、私はいつも自衛隊の存在について考えられます。自衛隊は、国内
だけでなく、世界のどこで災害が発生しても即時に救助活動をする国際災害救助隊
として、一刻も早く生まれ変わるべきだと思うのです。
自衛隊を軍隊として再編しようとする考えは、歴史の繰り返しから私たちが何も学
んでこなかったことを証明するようなものです。
戦争は人間の過ちによる最大の人災であり、それを繰り返さないためには、憲法9
条を死守し、自衛隊も国際救助に特化した存在に変えるべきなのです。
テロや戦争は、国家間や民族間の争いからだけでなく、富裕層と貧困層、あるいは
肉親同士の争いからも発生します。地上の人間はすべて兄弟姉妹であると、他者に
配慮するように一人ひとりが心がける社会が実現すれば、戦争を避けることも可能
なのです。私たち日本人こそ、そうした努力を率先して行なうべきではないでしょ
うか。

 96歳・私の証 あるがままに行くより----日野原先生
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危機の原因と本質
欲望に基づくビジネスモデルの失敗だ。これまでの金融の常識を超えて、倫
理的な金融のあり方を考えなければならない。
レバレッジを何回も使って、表面上は資産に基づいているかのように見せて
も、実際には資産の裏付けのない巨額な証券化商品を流通させるようなやり
方に、米国の金融は陥った。そういうやり方をやめることだ。収入の範囲で
生活する、という基本に返ることが必要なのだ。レバレッジの使いすぎに陥
らなかった日本や韓国が持ちこたえていることを見れば、資産に裏打ちのあ
る金融活動がいかに大切であるかがわかるはずだ。
倫理的金融の慣行をつくることと並んで、誰かが警笛を鳴らす仕組みをつく
らねばならない。こうなることはみんなが薄々かっていたのに、勇気を出し
て笛を吹く機関やリーダーがいなかった。
そういうことを繰り返してはならない。この苦い教訓をいかに生かせるのか
。IMF総会で何らかの答えを見いださなければならない。

 紙面より---シーサラマンさん・ドーハ銀行CEO
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道行なわれず、桴に乗りて海に浮かばん。
世の中は悪くなるばかりだ。いっそのこと、筏に乗って海外へでもいくとし
ようか。

どんな人だって、弱気になることはあるはずだ。それを乗り越えて進む、そ
こに価値があるのである。

 論語一日一言より--村山孚
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ニューヨークは急落
株式市場は大企業で構成するダウ工業株平均の終値は前日より733.08㌦安い
8577.91㌦に急落。下げ幅は先日の29日に次ぐ史上2番目の大きさだ。
下落率は7.87%で、史上9番目の大きさ。金融危機が実体経済に影響し、景
気後退が避けられないとの見方が強まり、売り注文が膨らんだ。
いっぽうの、原油市場も国際指標になる米国産WTI原油の先物価格の終値
が前日より4.09㌦安い1バレル=74.54㌦に急落し、終値では約1年1カ月ぶりに
75㌦を割り込んだ。
こんなに値下がりしても、電力各社は値上げをするのかな?。ガソリン価格
はどこまで下がるのかな?。
庶民としては期待十分だ。メディアも監視をよろしく。

 紙面より
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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環境も票になる
地球環境を守りつつ、経済成長や暮らしの安定をどう実現していくのか。自
民党は数値目標を含めた新たな提案を出し、民主党は約束を実現する具体策
を示したうえで、本格的な政策論争を展開してほしい。
その際に忘れてならないのは、「低炭素社会への転換が遅れると損をする」
という視点だ。温暖化防止には技術の開発競争という側面がある。目先のコ
ストを嫌って温暖化対策から逃げているとビジネスチャンスを逃がす。
プラス面を生かす政策を具体的に示してもらいたい。
低炭素社会への転換に伴う「痛み」の中身も素直に語ってほしい。
「痛み」に対するセーフティーネットの議論も必要だ。
温暖化対策に伴って電力料金が上がったり、エネルギー多消費型産業の縮小
で失業者が出たりすることを想定し、貧困層への支援や失業者の職業訓練ま
で考慮する。こうした目配りのきいた対策が日本でも求められる。
気候変動というピンチを、経済や社会の発展のチャンスに変える構想力と指
導力---。現代の政治家のだれもが備えているべき資質である。

 社説より
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大豆は乳がんのリスクを下げる
大豆には女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲン
の「大豆イソフラボン」が含まれることはよく知られている。乳がんの発症
には体内のエストロゲンが関係していると言われ、イソフラボンはこのエス
トロゲンが作用するのを抑えると期待されている。
厚労省の研究班によると40~59歳の女性2万1852人を対象に、大豆製品を食
べる量と乳がんの発生率を追跡調査した。みそ汁を飲む量が1日1杯以下の人
が乳がんになるリスクを1とすると、3杯以上飲む人の危険性は4割低かった。
大豆製品から換算した大豆イソフラボンの摂取量を比べても、摂取量が多い
人ほど乳がんの発生率は低かった。
一方、食品安全委員会が06年、大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバラ
ンスを崩す恐れがあるとして、特定保健用食品として1日に取る量を「30㍉
グラムまで」とした。
栄養補助食品でイソフラボンだけを大量に取るのは勧められないが、大豆製
品を日常的に食べることは問題ない。

 食の健康学より----宮島裕美
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有効需要の拡大を
世界同時不況は避けられないが、大恐慌の再来だけはなんとしても阻止しつ
つ、不況が長引かないようにしたい。
そのためには、金融面の対策だけでは不十分だ。日本のデフレ克服に最も貢
献したのは米国と中国の成長などに引っ張られた輸出拡大だった。
大恐慌を終わらせたのは、ニューディール政策と、第2次大戦に向かう経済
の軍事化だった。これらに代わる現代的な有効需要をどこに見いだすのか、
考える必要がある。
中国やインド、ブラジルなどの産業発展が答えかも知れない。先進国では温
暖化対策としての新エネルギー開発が有望だ。
日本の不良債権処理も、強固な産業基盤があればこそだった。メーンストリ
ートの強化が金融界の再建を支える。
日本の経験から世界が学ぶべき、もうひとつの真実である。

 紙面より---小此木潔
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般若心経とは
般若とはすばらしい知恵のこと。そして波羅密多とは六波羅密多、すなわち
自分よりも他人の救いを先にする「大乗の菩薩」という考え方による実践の
徳目です。
人間は生前の行いによって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という6つ
の世界に生まれ変わります。人間よりも下に落ちるのを救うためには、布施
、持戒、忍辱(にんにく)、精進、禅定、智慧という6つの修行をして、成
仏しなければなりません。
布施とは、僧にお経をあげてもらったときや寄付をする際に差し上げるお金
などの財物のことです。布施はお金に限りません。相手の不安をなくす、や
さしいまなざしや言葉などもあります。
持戒とは、戒を持つこと。これを十戒といい、具体的には十戒善を差します。
不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋
恚、不邪見。
忍辱とは、辛抱すること。
精進とは、一生懸命努力すること。
禅定とは、坐禅を組んでこころを落ち着けることです。
6つの修行をすると、智慧が出てきます。これが"般若"です。
仏様の場合、「智慧」と書きます。"知"の下の"日"は、宇宙の真理を指しま
す。
この6つのことを修行することを「六波羅密多行」といいます。こうするこ
とで自身が成仏する助けになります。
お仏壇に水、塗香(ずこう)=塗香(ずこう)は非常に細かい粒子のお香で、
塗香入(ずこうい)れに入れて用います。小麦粉にも似た触感があり、少量を
手に塗り、その香りを吸い、仏前で自らの心身を清めるために使用します。
花、線香、飯、ローソクの6品をお供えするのは、六波羅密多行を知らずに
亡くなったご先祖様に、6つの修行をすることで成仏できることを知らせる
ためです。
水は布施(感謝する気持ち)、塗香は持戒(よいことに励む)、花は忍辱
(怒りやすいこころを鎮める)、線香は精進(怠けごころをなくす)、飯は
禅定(こころを落ち着かせる)、ローソクは智慧(人間の悩めるこころを智
慧の光で明るくする)を表しています。これら6つをお供えすることを六種
供養といいます。お仏壇にお供えをして、お仏前でお経を唱えます。こうす
るこによってご先祖様が成仏できるのです。
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ウォール街の徒労と絶望
バブル崩壊後の日本の金融危機を経験した人間からみると、米国人の感覚は
まだ甘い。
皆の目が金融市場にくぎ付けにされている間も、経済は着実に悪化している
。住宅市場の縮小、住宅価格の下落は続いており、下げ止まるとしても、そ
れはまだ先の話だ。雇用者数は9カ月連続で減少し、個人消費も冷え込みが
顕著だ。家計の過大債務の削減が加速すれば、米国経済はさらに悪化するだ
ろう。頼みの輸出にも、世界経済減速の影響が及びつつある。
そこに信用収縮の悪影響が加われば、経済はさらに悪化するだろう。
そして、景気後退は新たな不良債権を生み、金融システムは一段と脆弱化し
てゆく。つまり10年前の日本で起きたような金融危機と経済危機の悪循環が
深まる可能性がある。
米国経済の低迷は、深く長いものになるだろう。それは日本経済にとっても
、停滞が予想以上に長引くことを意味する。

 経済気象台より---山人
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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物理の預言者にノーベル賞
「対称性の自発的破れ」というアイデアが基だというが、凡人には何のこと
やらである。
また、「クォーク」に三つの異なった状態(色)があるとする理論を提唱。
3個のクォークが強く結びついて1個の用紙や中性子になる理由を説明する
理論だそうだ。
凡人も書かれた本を読んで勉強するひつようがあるのだろうか。

 紙面より
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次の構想をせよ
冷戦後、日本は米国についていくしかないという認識でイラク戦争やサブプ
ライム問題まで過剰に同調したが、その結末はどうか。米国への過剰依存と
過剰期待ではやっていけない状況になったことは確かだ。
本来の意味での、脱米国のグローバル化の時代を迎えたとも言える。極端に
内向し、「ハゲタカ資本主義」を拒否するあまり「穴熊資本主義」に陥って
はいけない。日本も、全員参加型の国際秩序のルール作りに向けた構想力が
求められている。
欧米に比べて日本の金融が相対的に安定していることから、日本の金融機関
は欧米の旧大手投資銀行への資本参加や部門買収の動きを見せている。だが
、将来の業態が不透明な先へ投資することの危険性や、国際金融活動をマネ
ジメント出来る人材がどれだけいるかを考えると、的確な判断とは思えない
。むしろこれまでのマネーゲームを省察し、日本の産業と技術に金融資産が
向かうことを模索すべき局面ではないか。

 私の視点より---寺島実郎
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世界の株安
日本銀行の白川総裁は、複合不況の時代には「銀行の資本不足の解決なくし
て、景気回復はない」と当時の教訓を振り返った。
危機に直面している欧米諸国が、まず金融システムを守り、貸し渋りを防い
で、金融収縮と景気後退の複合を食い止める。そのためには公的資金の投入
へ大胆に踏み出す----。これがいま最優先で取り組むことだ。
各国とも資本注入策を模索しているようだ。日本はバブル処理に苦闘した経
験者として、そうした対策を強力に働きかけることが大切だ。

 社説より
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東証、一時1000円超安。NYダウは9000㌦割れ。
日経平均株価が一時1000円超暴落し、8000円割れ寸前に迫った。下落率は一
時11.38%に達し、1987年10月の「ブラックマンデー」以来、過去2番目の大
きさとなった。そのなかで中堅生保の大和生命が含み損の拡大から更生特例
法を申請し、経営破綻した。
一方の、ニューヨーク株式市場は、大企業で構成するダウ工業株平均の終値
が前日比678.91㌦安の8576.19㌦となり、過去3番目の下げ幅を記録した。
米国発の金融危機により世界中で株安が加速し、実体経済への波及も拡大す
る事態に、G8の緊急開催も検討が始まった。

 紙面より
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徳は弧ならず、必ずや隣あり。
徳行を貫き通している人は決して孤立しない。いつかは理解者や仲間が現れ
る。

しかし、現実は必ずしもこのことばどおりにはいかない。現実は冷たく厳し
い。現実の矛盾に安住してたまるものか!わが道を行こう!志を同じくする
人たちよ、共に進んでいこう!そうした励ましがこのことばだったのである


 論語一日一言より--村山孚
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民主党の対応に疑問が
インド洋での海上自衛隊の給油活動を1年延長させる補給支援特別措置法
改正案が、今国会で成立する見通しだとマスコミは伝えている。
民主党は早期の衆院解散・総選挙をやりたいばかりに、衆院通過を容認。
衆院での3分の2の再議決にも容認するのだという。
先日までの何でも反対から、一転して選挙目当ての何でも通して、与党の
言いなりになって早期解散を望むのか。
そんな党に政権を渡してはたして大丈夫なのだろうか。疑問を抱くのは私一
人だけではないだろう。
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君に事えて数すれば斯に辱しむとされ、朋友に数すれば斯に疏んぜらる。
主君への諫言はいいが、あまりうるさすぎると主君を侮辱しているように思
われる。友人への忠告はいいが、あまりうるさくすると煙たがられる。

人にものを言う場合の大事な心がけである。社会的にはもちろんだが、家庭
でも、親、とくに母親の場合、近年では「子を育ててやたらに口うるさくす
れば嫌われる」ことは間違いない。

 論語一日一言より--村山孚
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金融危機と景気後退
金融危機と景気後退は、世界を保護主義に傾斜させる危険がある。日本は市
場開放と自由貿易を維持し、特にアジア太平洋の経済統合と協力をさらに深
めるべきである。欧米からアジアへと地政学的なパーワーシフトが始まろう
としている。欧米の金融危機と経済停滞がそれを加速させるだろう。
経済危機を伴った巨大な国際政治の地殻変動は、紛争を引き起こしやすいこ
とを歴史は教えている。日本は、中国とも協力しつつ、米国をアジア太平洋
にしっかり結びつけ、米国の再生戦略をともに構築すべきである。

 紙面より---船橋洋一
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大豆、脂質の改善に効果が
大豆は、過去の複数の研究を分析した結果、総コレステロールや、体内にコ
レステロールを運ぶので悪玉とされる「LDL」を抑える一方、体内のコレ
ステロールを回収することから善玉とされる「HDL」を増やすと考えられ
ている。
40~59歳の男女約4万人を対象に、大豆製品を食べる量と脳梗塞、心筋梗塞
を発症する関係を調べた。女性の場合、大豆を週5日以上食べるグループは
、週2日以下のグループに比べて、脳梗塞になる危険性は36%、心筋梗塞の
危険性は45%低くなった。また、どちらかの病気で死亡する危険性は7割ほど
下がった。
さらに、閉経後の女性をイソフラボンの摂取量によって5グループに分け、
最も少ないグループが両疾患にかかる危険性を1として、ほかのグループと
比べた。摂取量が最も多いグループが、疾患の危険性が最も低く、0.39だっ
た。
大豆にはイソフラボンのほか、ビタミンEや多価不飽和脂肪酸、食物繊維な
ど、抗酸化作用やコレステロールを下げる栄養素が詰まっている。
男性の場合は、今回の調査では関連性が見られなかった。

 食の健康学より---宮島裕美
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東証も値下がり--一時1万円割れ
深刻さを増す金融危機で世界株安が加速している。米ダウも終値1万ドル割
れとなり、外為市場では円相場が対ドル、対ユーロで急伸。日経平均株価は
03年12月以来4年10ヵ月ぷりに一時1万円の大台を割り込んだ。
株安は、金融にとどまらず実体経済にも及ぶサブプライム危機の根深さを映
している。
今後は各国の金融当局の政策対応に注目が集まる。今週末に米国で開かれる
主要7カ国財務省・中央銀行総裁会議で何らかの協調政策が打ち出されること
への期待感が高まっている。

 紙面より
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君子は言に訥にして、行に敏ならんと欲す。
君子は、話し方はあまり滑らかでないほうがよく、行動はもたもたしていな
いほうがよい。

「訥」は「訥弁」のことだが、これは、「口数が少ない」「口が重い」など
とは、ややニュアンスが違い、「つっかえながら話す」とか、「口ごもる」
といった意味である。
実は、ペラペラ話すよりもこのほうが説得力がある。昔と違って、現代は「
無口が美徳」ではない。だが、多くしゃべればいいというものでもない。
後段の、行動は敏捷であれというのは、「訥弁」と対照の妙で加えられたも
のである。

 論語一日一言より--村山孚
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ウォール街が未曾有の繁栄から一転して奈落の底に落ちた。
せつぢを無視して金融の拡張作用を暴走させたからだ。住宅価格はいつまで
も右上がりに推移するという誤った思い込みの中で、証券化商品を実体より
はるかに価値の高いものと格付けして世界に売りさばいた。住宅価格の下落
が始まって化けの皮がはがれ、証券や金融のシステムの土台に不可欠な「信
用」が崩壊し、誰もが疑心暗鬼に陥ったものである。
その結果始まっている世界的な信用の収縮と実体経済の後退は、ある意味で
金融と経済が正常化に向かうための必然の過程ととらえる必要があろう。
その痛みの「行き過ぎ」を抑えるのが今取られようとしている金融措置の意
味だと思う。
これまでの金融や経済の流れを作ってきた「前提」を見直し、節度あるシス
テムへの再構築によって、持続可能な経済への着地を目指すという、実態に
即した改革のメッセージが必要だ。

 経済気象台より---瞬
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賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる。
すぐれた人物に出会ったら、自分もおなじようになろうという努力目標にし
、すぐれぬ人物に出会ったら、果たして自分はどうだろうかという反省材料
にすることだ。

競争社会では、「比較」は大きなテーマである。個人も組織も、意識する・
しないにかかわらず、いやおうなしに他の個人や組織と比較することになる
。問題は、どのような動機で比較するかということであり、さらに、この比
較をどのように受け止めるかということだ。
この場合、どうしてもつきまとうのは、優越感、劣等感、そしてジェラシー
などの非生産的な感情である。

 論語一日一言より--村山孚
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世界金融動乱--「カジノ化」抑止に知恵を
金融危機の再発防止に世界が知恵を絞ることだ。中東の金融関係者からは「
こんな結果は目に見えていた。誰かが早く警笛を鳴らす仕組みをつくらなく
ては」という声を聞いた。
米国がITバブル崩壊のショックを乗り切るため政策的に住宅バブルを起こ
した。「欲望」と「レバレッジ」で膨らんだ今回のバブルは、返済力の乏し
い人々に住宅ローンを押しつける無謀の上に相場を張る一種のカジノだった
。政府は本来こんな巨大な幻影に警鐘を鳴らし、バブルを封じなくてはなら
なかったが、新自由主義的グローバリゼーションの陶酔がそれを阻んだ。
遅まきながら主要国の中央銀行の連携で恐慌への突入は間一髪、食い止めら
れた。しかしカジノ資本主義の克服に手は打たれていない。
危機の再発防止は、市場や一国だけではできない。悪循環を断ち切るには、
カジノ化の抑止する共同の対策が必要だ。
金融恐慌が産業恐慌を招いた大不況の悪夢もぬぐえない。

 紙面より
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大豆は乳がんのリスクを下げる
大豆には女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲン
の「大豆イソフラボン」が含まれることはよく知られている。乳がんの発症
には体内のエストロゲンが関係していると言われ、イソフラボンはこのエス
トロゲンが作用するのを抑えると期待されている。
厚労省の研究班によると40~59歳の女性2万1852人を対象に、大豆製品を食
べる量と乳がんの発生率を追跡調査した。みそ汁を飲む量が1日1杯以下の人
が乳がんになるリスクを1とすると、3杯以上飲む人の危険性は4割低かった。
大豆製品から換算した大豆イソフラボンの摂取量を比べても、摂取量が多い
人ほど乳がんの発生率は低かった。
一方、食品安全委員会が06年、大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバラ
ンスを崩す恐れがあるとして、特定保健用食品として1日に取る量を「30㍉
グラムまで」とした。
栄養補助食品でイソフラボンだけを大量に取るのは勧められないが、大豆製
品を日常的に食べることは問題ない。

 食の健康学より----宮島裕美
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目指す社会の議論を
豊かな人により多く負担してもらい、社会の様々なサービスの費用をまかな
うのか。負担はそこそこにとどめ、富を築く努力を促して自由に使ってもら
う方が、経済活動の活発化を通じて社会全体を豊かにするのか。税制を巡っ
ては「公平」や「経済活性化」をキーワードに主張が対立する。一生の富の
蓄積に課税する相続税や、資産形成の有力な手段である証券投資の優遇税制
では特にそうだ。
「金持ち大国・ニッポン」の富を、社会の支え合いにどういかすのか。
「公平とは何か」という、根源的な問題を否応なく突きつけられる。

 紙面より
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やはり輸出と消費がたよりだ
少子高齢化で個人消費の増加が見込めない今、輸出増→設備投資→生産増→
所得増→消費増の成長回路は依然重要である。
今後、わが国経済が安定的に推移するには、輸出製品の価格、品質、サービ
ス面での競争力強化に努め、新製品・サービスによって市場を維持・拡大す
る必要がある。また、個人消費を活発にするために、所得を維持し、安心し
て支出できる環境を整備することが急務である。

 経済気象台より---創
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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直面する危機と戦う
国際的な金融危機、世界的なエネルギー危機、食糧危機、再び決裂した貿易
自由化交渉----。今、目の前にある危機についてだれもが気づいているはず
だ。
もう一つ違った危機にも直面している。すなわち国際社会におけるリーダー
シップという難問だ。アジア、中南米、新興諸国に権力やリーダーシップの
新たな極が出現するなか、対立そのものではなく、どう協調するかが課題に
なっている。
だが目につくのは、未来を分かち合うより、内向き思考に陥っている国々の
危うさであり、経済成長とその果実の公平な分配という面で積み重ねてきた
ものが後退する危うさなのである。
貧困層にある人が、今ほどひどく貧しさを感じたことはない。人権が踏みに
じられている国々の人たちも、今ほど無力を感じたことはない。
ぼうりょくが悪化の一途をたどる国がいくつもある。アフガニスタン、ソマ
リア、今後、イラク、スーダン---。彼らの問題は私たちが直面する緊急事態
の一断面でもある。富める国々は不況の影におびえ、貧しい者はみはや食べ
ていくことができない。
ミレニアム開発目標は解決策の一つだが、達成の度合いにはムラが目立ち、
約束は守られてこなかった。
現実は、数え切れない分野で国連の行動の継続を求めている。人権分野では
とりわけ警戒が必要だ。正義を、平和や安全保障、開発の柱と位置づける必
要がある。人道に対する罪を処罰せずに放置するわけにはいかない。
今日の不確実性はいつか過ぎ去るだろう。ただ、私たちが賢明に、そして責
任をもって行動すればの話だ。そうすれば、安定と世界的な繁栄を、より広
く、より公平に分かち合う、新しい時代への道筋を作ることになるだろう。

 国連事務総長の寄稿
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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金融救済法案否決、世界への責任を自覚せよ
税金の投入をおいそれとは認められない米国民の気持ちはよく分かる。10年
ほど前に金融危機を経験した日本でもそうだった。
とくに米国では、市場万能主義や金融肥大が極端に進み、貧富の格差も日本
の想像を絶する。ウォール街に対する国民大衆の怒りやうらみは、かっての
日本より激しい。さらに米国には伝統的に、政府は企業活動に介入や支援を
すべきでないという考え方があり、とりわけ共和党には強い。
そこまでしなくても何とかなると楽観しているのかもしれない。しかし巨大
なバブルがはじけた以上、金融システムを守るには、結局は公的資金を使わ
ざるをえない。ウォール街のためではなく、国民経済を守るためである。
国民を納得させるのは困難な仕事だが、安定化策は時間との勝負だ。
大統領選まで1カ月余り。米国の政治は難しい過渡期にあるが、大統領と議
会の指導部は、議員と国民の説得に全力をあげてほしい。

 社説より
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君子の天下におけるや、適もなく莫もなし。義、これ与に比す。
君子は何ごとについても、感情的な好き嫌いや利害の打算では判断しない。
義にかなっているかどうかを基準として判断するのである。

人間関係について、とくに当てはまることである。
感情がからむと、正確な判断ができにくくなるものだ。

 論語一日一言より--村山孚
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金融救済、根強い不満が
大もうけしてきたウォール街の尻拭いを勤労世帯が迫られる---。
米議会下院で29日金融危機を解消させる緊急経済安定化法案が否決された。
米社会に渦巻く根強い不満に、選挙を11月に控えた議員たちが敏感になって
いるためだ。
米政府が創設をめざす不良資産の買取制度は、世界的な金融危機の深刻化を
食い止めるため、かなり期待されていた。それが宙に浮き、世界中の金融不
安は一気に加速している。
世界恐慌の引き金を引いたとなるのだろうか?
米国発の信用不安の回復は難しい状況になったのには間違いない。

 紙面より
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