2008年09月の記事


大豆食べて運動、骨が丈夫に
骨粗鬆症の患者は1千万人以上いるといわれる。骨をもろくする破骨細胞
の働きを抑えていた女性ホルモンが急激に減ることが原因のひとつとされ
る。
そこで期待されるのが、女性ホルモンと構造が似ている大豆イソフラボン
だ。大豆イソフラボンの摂取と週3回、45分のウォーキングをするグルー
プ、しないグループに分け、太ももにあるワーズ三角部と呼ばれる骨の代
謝が活発な部分の骨密度を調べた。
何もしないグループは1年後に2%近く低下したのに対し、イソフラボンと
運動を導入したグループは、ワーズ三角部で最も骨密度が増加した。
骨は負荷をかけることで強くなる。閉経後の女性でも、栄養バランスのい
い食事と大豆食品をしっかり取って運動すれば、骨密度の低下を抑えられ
る可能性がある。イソフラボンは食べて24時間以内に尿として出るため、
毎日取ることが大事だ。
厚労省が推進する「健康日本21」では、大豆を含む豆類は1日100㌘取る
ことを目標にする。若い人も大豆製品を1日にもう一品増やし、閉経後の女
性なら1日に、2、3品は食べたい。
大事なのは運動だ。「週2、3回、急ぎ足で30分強歩く」これが最大の難関か
もしれない。

 食の健康学より---宮島裕美
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衆院選を控えて増税論議を避ける空気の中で、「霞ヶ関埋蔵金」を政策の財源に使う主張が幅をきかせるが?
予算の無駄をなくし、有効活用されない金があれば、はき出させるのは当た
り前のこと。しかし、資産売却も含めて何十兆円という数字を語るのは、捕
らぬタヌキの皮算用だ。
そもそも資産を取り崩して出てきたお金は、負債である国際の返済に充てる
のが原則だ。一般的な政策に使うことは赤字国債の発行するのと実質的に変
わらない。一度はき出せば二度と使えず、これを高齢化で膨らみ続ける社会
保障費の財源にする発想は、問題の先送りにしかならない。
巨額の財政赤字や増税議論に向き合わない現実逃避的な姿勢も垣間見える。
政治家は、埋蔵金で何を進めるのかをはっきりさせるべきだ。

 紙面より---慶応大准教授・土居丈郎
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己の知らるなきを患えず、知らるべきをなさんことを求めよ。
自分が認めてもらえないことを思い悩むよりも、認められるだけの仕事をし
ようと努力せよ。

実力をつけるからさらに進んで、その力を実際に発揮し、だれもが認めざる
を得ないような仕事をしてみせることが肝心だ。積極性を求めている。

 論語一日一言より--村山孚
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インド、国内にテロの土壌
イスラム教徒の一部が過激化する背景に、多数派のヒンドゥー教徒との格差
がある。
人口比率はヒンドゥー教徒80.5%に次ぐ13.4%。日本の人口を上回る1億380
0万人。カーストの身分階層が低い職人層などが改宗し、貧しい家業を受け
継いだ経緯があり、ヒンドゥー教徒との社会・経済格差が残る。インドとパ
キスタンの分離独立時、イスラム教徒の中上流階層の多くがパキスタンへ移
住。ヒンドゥー教徒の最下層への公務員就職や大学入試の優遇枠といった格
差是正策は適用外だ。
国家行政職についているイスラム教徒は3%にすぎない。20代大卒以上のイ
スラム教徒は4.5%なのに、ヒンドゥー教徒は18.6%。
イスラム社会の絶望感にしっかり応えないと、新しいテロの波が起きてしま
う。

 紙面より
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小泉氏の引退、政界再編に影響か
「自民党をぶっ壊す」「構造改革なくして成長なし」と言い続けた5年で、自民党
どころか、日本をぼろぼろにした。
麻生首相が別の方針をとろうとしている時に、「辞めどきだ」と思ったのは潔いと
も言える。ただ、子どもが後継で選挙に出すならば、小泉は改革者でなく、単なる
世襲政治家だとの批判は免れない。

 野中広務氏のコメントから
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士、道に志して悪衣悪食を恥ずる者は、いまだ与に議るに足らざるなり。
道の探求をめざしながら、粗衣粗食では肩身がせまいと思っているようなや
からとは、語り合う気にもならない。

どんな分野の仕事であろうが、その道をめざす結果として生活の充実がある
。本来の目的を忘れて「贅沢」だけ追いかけていたら、目的は達せられない
。まして、見栄を気にするのは論外である。自分の仕事に自信をもって取り
組んでいるならば、隣の芝生など気にすることはない。

 論語一日一言より--村山孚
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福祉の財源はどこに
民主党の小沢代表は、自公政権が社会の格差を拡大したと批判。「社会のセ
フティーネットこそ日本経済が持続的に発展する大前提」と位置づけた。
九つの基本政策では、1番目に「年金、医療、介護」、2番目に「子育てと
教育」を掲げる。
しかし、財源は「予算の総組み替え」「財政構造の大転換」により無駄遣い
をなくして確保するというだけで、明確なイメージを示していない。
投票率の高い高齢者をターゲットにしたばら色の施策だ。
ばら色の施策には要注意だ。票目当ての単なるバラマキは息切れする。
費用は誰が、いくら負担するのか。サービスと財源の両方に目をこらす必要
がある。
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繰り返される災害から学ぶ
災害が起こると、私はいつも自衛隊の存在について考えられます。自衛隊は、国内
だけでなく、世界のどこで災害が発生しても即時に救助活動をする国際災害救助隊
として、一刻も早く生まれ変わるべきだと思うのです。
自衛隊を軍隊として再編しようとする考えは、歴史の繰り返しから私たちが何も学
んでこなかったことを証明するようなものです。
戦争は人間の過ちによる最大の人災であり、それを繰り返さないためには、憲法9
条を死守し、自衛隊も国際救助に特化した存在に変えるべきなのです。
テロや戦争は、国家間や民族間の争いからだけでなく、富裕層と貧困層、あるいは
肉親同士の争いからも発生します。地上の人間はすべて兄弟姉妹であると、他者に
配慮するように一人ひとりが心がける社会が実現すれば、戦争を避けることも可能
なのです。私たち日本人こそ、そうした努力を率先して行なうべきではないでしょ
うか。

 96歳・私の証 あるがままに行くより----日野原先生
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海をまたぐ食の安全
いまの日本の食卓は中国製の食品に大きく依存している。だからこそ危険な
食品をなくすため、日中簡でもっと協力すべきだ。両国の企業間の風通しを
良くして正確な情報を交換し、チェックする。日中の政府もそれを後押しす
る仕組みをつくる。そうしたことを勧めてもらいたい。
中国からの冷凍ギョーザ国内の汚染米問題で食の安全が揺らいでいる。
対策は、大胆に迅速に、である。

 紙面より
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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「首相公選」の総選挙の争点
「小泉構造改革」に代表される市場志向の政策路線が問い直される。
政治が能なしだから、経済がうまくいかない。10年前の金融危機前後にいわ
れた「政治リスク」論である。政治は規制緩和や歳出削減を進め、「自己責
任」を高唱した。
功もあったが罪もあった。格差と貧困が広がった。社会保障が痛んだ。米国
発金融危機もあり、「市場こそリスクだ」との声が出る。
市場一辺倒ではもう立ちゆかない。財政に限りがあるなかで、何ができるの
か。苦境のときこそ、未来を向いた選択肢を示してもらいたい。
とりわけこの面では、公明、共産、社民などの各党に鋭角的な主張を期待し
たい。
小沢氏にとって今回の総選挙は「最後の戦い」という。しかしもちろん、日
本の政治にとってはそうではない。
どの党にせよ、負けたら終りではないし、勝っても次はわからない。政権選
択をめぐる終わりない旅が、今回から始まるのだ。

 紙面より---根本清樹
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大豆は乳がんのリスクを下げる
大豆には女性ホルモンのエストロゲンと似た構造を持つ植物性エストロゲン
の「大豆イソフラボン」が含まれることはよく知られている。乳がんの発症
には体内のエストロゲンが関係していると言われ、イソフラボンはこのエス
トロゲンが作用するのを抑えると期待されている。
厚労省の研究班によると40~59歳の女性2万1852人を対象に、大豆製品を食
べる量と乳がんの発生率を追跡調査した。みそ汁を飲む量が1日1杯以下の人
が乳がんになるリスクを1とすると、3杯以上飲む人の危険性は4割低かった。
大豆製品から換算した大豆イソフラボンの摂取量を比べても、摂取量が多い
人ほど乳がんの発生率は低かった。
一方、食品安全委員会が06年、大豆イソフラボンの過剰摂取はホルモンバラ
ンスを崩す恐れがあるとして、特定保健用食品として1日に取る量を「30㍉
グラムまで」とした。
栄養補助食品でイソフラボンだけを大量に取るのは勧められないが、大豆製
品を日常的に食べることは問題ない。

 食の健康学より----宮島裕美
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米の金融安定策
多額の損失で傷ついた金融機関を立て直すには資本の増強が欠かせないが、
危機に揺れる民間からこれを調達するのは難事業だ。公的な資本注入が必要
になるのではないか。
また、立て直せる見込みのない金融機関は、市場への悪影響を避けつつ退場
させねばならない。こうした対策を一歩一歩踏み進めていく以外には、危機
から脱出する道はない。
米国では危機に立つ金融機関が貸し渋りを強めており、景気を悪化させるこ
とが懸念されている。安定化策が本格化することで、健全度の高い金融機関
から順に身軽になり、融資の機能が回復することを期待したい。
これから米国や欧州の金融業界では合併や業務の切り売りなど、再編の動き
が活発になるだろう。
日本の金融機関は、欧米にくらべ相対的に力がある。体力の許す範囲でこの
再編に参加し、発展のきっかけにしたらどうだろうか。それは、危機から世
界が脱出する一助にもなるはずだ。

 社説より
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位なきを患えず、立つゆえんを患えよ。
出世しないことを嘆くよりも、自分がその立場にふさわしい実力を身につけ
ているかどうかを、まず気にすることだ。

運よく昇進したとしても、それにふさわしい実力をもっていないとしたら、
その不安は、昇進できないという不満よりも心身をさいなむのではなかろう
か。

 論語一日一言より--村山孚
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「官僚組織は肥大化を続け、必要出ない仕事を増大させる」--パーキソンの法則
わが国ではオモテの公務員組織以上に官僚OBで構成される膨大なウラの天
下り法人の拡大で裏付けられている。この結果、官僚組織は、必要性に疑問
が多い独立行政法人や特殊法人、公益法人などの天下り先を乱立させ、OB
に現役時代よりも高い給与や退職金を支払う一方で、巨額の税金を浪費し続
けている。
政府にサハラ砂漠を任せれば、5年以内に砂が不足すると官僚組織の強欲を
皮肉った話もある。わが国では、長年にわたり政権与党を取り込み、立法を
陰で支配してきた。この結果、憲法違反とも疑える「官僚内閣制」に至った
。だが、2年続けて首相が政権を投げ出す事態でさすがに官僚に操られてい
た成治の破綻が明らかになった。
成治の混迷はこれまでは官僚の好機であった。今や国民の失望と怒りは大き
い。総選挙は、主権者たる国民と官僚との代理戦争となるだろう。

 経済気象台より---四知
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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マネー経済の限界
世界経済では米国の一強が続いてきた。
初めはITなど力強い技術革新にリードされての成長だったが、しだいにマ
ネーの拡大に依存した経済へ傾いていった。今回の住宅バブルは欧州などへ
も広がっており、バブルが崩壊した時の傷の深さを改めて見せつけている。
マネー経済が異常に膨張したのは、冷戦終結により始まったグローバル経済
の負の部分である。折りしも原油市場では、投機マネーが縮小して1バレル100
㌦以下へ下がってきた。バブル崩壊を教訓に、マネー依存の経済が終息へ向
かうことを期待したい。
他方で、経済のグローバル化にはプラスの面も大きい。途上国や旧東側諸国
への投資が拡大して、新興国の急速な経済成長をもたらし、世界経済の柱の
一つまでなった。
21世紀に入って順調に続いてきた成果経済の拡大基調は、いったん終わるだ
ろう。しかし過度の悲観に陥ることなく、光の部分にも着目しつつ、世界経
済の安定策を考えたい。
日本にとっても、米国の景気が一段と冷え込めば打撃だ。とはいえ、超低金
利と財政赤字のため景気対策の出動余地はきわめて限られている。鍵を握る
のは民間の自助努力だ。

 社説より
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利に放りて行なえば、怨み多し。
利益だけを求めて行動していると、人の怨みをまねくことが多い。

企業が利潤をあげることを目的としていることは鉄側である。これを否定し
たら企業は成り立たない。利潤を無視してきた社会主義国の企業が行きづま
り、結局は国民経済に大きな不利益をもたらしたことは、いまや実証された
。利潤は大切だ。だが、資本主義の企業もけっして無制限に利潤だけを追求
しているのではない。労働者の怨みを買って階級対立が激化し、またさまざ
まな弊害も出た結果、自制と修正が行なわれて、発展し続けることができた
のである。

 論語一日一言より--村山孚
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環境変化に合った政策を
長期的に成長率を上げるのは、活発な市場競争による民間企業の技術革新で
あることは間違いない。したがって、格差是正などにもっと目配りしつつ、
長期的には、構造改革を進めることが必要である。
経済成長に効果を持つと考える金融緩和政策が、なぜ最近の論争であまり話
題に上がらないのだろう。
おそらく答えは米国のサブプライム金融危機だろう。これまで「財政健全化
と金融緩和」が景気を良くする公式と言われたが、それはグリーンスパン時
代の米国経済から導かれた教訓だった。米国の金融危機でその通念は崩れつ
つある。
金融緩和で好景気が続く、と思ったら住宅バブルが起きて、バブル崩壊で米
国は金融危機に陥った。このままでは米国経済は深刻な不況に入る可能性が
高い。そういう意味で、金融緩和策が好況と高成長をもたらす、という見方
は神通力を失いつつあるのではないだろうか。

 けいざいノートより---小林慶一郎
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朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり。
朝、人として歩くべき真実の道を聞くことができたら、夕方、死んだとして
も本望である。

真剣に死ぬほど悩み、道を求めている人だったら、それを得たときの感銘は
、この章句のように深いものなのかもしれない。

 論語一日一言より--村山孚
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対症療法
米証券大手リーマン・ブラザーズの破綻ショックは、日米欧の6中央銀行を
協調行動に動かした。世界中で需給が窮迫した米ドルを1800億㌦供給する。
経営が悪化した米金融機関に対する疑心暗鬼が、経済の血液たる決済通貨ド
ルの銀行間の流通を滞らせたためだ。だが「本当に必要なのは米金融機関の
資本増強」。
「対症療法」から金融不安解消へ向かう道はまだ長そうだ。

 紙面より
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人の過つや、おのおのその党においてす。
人の過ちを観察していると、どうも、人それぞれに過ちのおかし方の傾向が
あるようだ。

過ちを繰り返さないためには、自分のこのくせをみいだすのがよい。それに
よって過ちを予防できるだろう。
また、人を知るには、その人の過ちのおかし方を見れば良い。そのくせが分
かれば、人柄が分かるというわけだ。

 論語一日一言より--村山孚
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混乱回避へ異例の支援へ
AIGが米金融当局に救済されることになった。資産総額1兆㌦を超す同社
の経営が破綻すれば、世界の金融システム全体に混乱が広がる恐れがあった
。展開する各国の保険契約者への影響も見逃せず、金融機関の救済に厳格な
姿勢で臨んできた米当局も、異例の支援に乗り出さざるをえなかった。
前日には大手証券リーマン・ブラザーズが公的支援を得られずに破綻してお
り、今後、米政府や金融当局が政策の整合性が問われる事態も予想される。

 紙面より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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犠牲者
サブプライム危機が世界に広がった昨年秋、英国の中堅銀行で取り付け騒ぎ
が起きた。そのさなかから、「次の犠牲者はどの銀行か」と、いろいろな名
前が飛びかい、資金のやりとりは冷え込み続けた。確実な相手とだけしか取
引しないからだ。米国発の危機が始まって1年余り。米証券大手リーマン・
ブラザーズも破綻に追い込まれた。
「次の犠牲者は」との声もやんでいない。市場の不安と不信は、いつまで続
くのか。

 紙面より
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富と貴きとは人の欲する所なり。その道をもってこれを得ざれば処らざるなり。
財産と高い地位。それはだれでもが得たいと願うものであろう。だが、正当
な手段で手に入れたものでないならば、そこに安住してはいられない。

財産、地位、名声----そうした目標は、人々の意欲をかきたて、社会を活性
化する動機づけともなっている。いちがいに否定すべきものではない。
だが、それを得るために手段を選ばないとなると話は違ってくる。人は自家
中毒をおこして心身をそこない、社会は混乱して破局へつきすすむ。

 論語一日一言より--村山孚
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世界経済の変調
米国で金融不安が高まる。その一方で、景気の悪化が世界的に広がり、高騰
していた原油相場が100㌦を下回るまで下落した。
そうした先週の動きを総合すると、昨年8月に米国で始まったサブプライム
問題による国際経済の混乱が、新しい段階に入ってきたように見える。
経営危機にある政府系の住宅金融機関2社を政府の管理下に置いた。これが
焦げつけば、世界中の金融市場が大混乱に陥り、ドルも暴落する恐れがある
。「米金融史上最大」ともいわれる救済策は当然のことだ。
しかし、それでも米国の金融不安は収まらない。すぐさま証券大手リーマン
・ブラザーズの経営不安が持ち上がった。金融不安が高まったのは、サブプ
ライム問題を引き起こした住宅価格の下落が進み、なお底が見えないからだ
。体力を失った銀行が融資を渋り、それが米国の景気をさらに悪化させると
いう悪循環が始まっている。
引きずられるように、世界の景気悪化も表面化してきた。週半ばに欧州委員
会が、今年の成長率見通しを下方修正した。空前の高成長を続けてきた中国
も、五輪を終えて減速しだした。そして週末には、ニューヨークで原油が一
㌦=100㌦を割った。世界の人々の節約と景気悪化により、需要減退がはっき
りしてきたからだ。
サブプライム問題以降、混乱する金融・証券市場を嫌った投資資金が原油市
場へ向かい高騰させてきたが、この流れは終わったようだ。投機資金が次は
どこへ行くか、まだ見えない。最大の心配は「ドル売り」へ向かわないかと
いうことだ。
いまのところ、原油と歩調を合わせて急上昇していたユーロが下落し、ドル
は相対的に堅調だ。
だか、米国の金融不安と世界の景気悪化は終わらない。両者とも、むしろこ
れから厳しさを増していくのではないか。
米国の金融危機と景気後退が「ドル暴落」に結びついたとき、世界経済が被
るであろう打撃は計り知れない。

 社説より
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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税より重い社会保険料負担
日本の所得税は、所得が上がるにつれ税率が5~40%と段階的に上がる累進
課税。財務省によると、最も低い5%の所得税率が適用される人が納税者全
体の6割を占める。各種控除を引いた所得に課税するため、年収に対する負
担率は5%を下回る。一律10%の個人住民税を合わせても、年収600万円以下
では年収に対する税負担率は5%に達しない。
これに対し、厚生年金や健康保険などのサラリーマンの社会保険料は、所得
が低くても一定の保険料率が適用される。厚生年金の場合、月収が9万8千円
以上であれば加入者千人に7.675%の保険料がかかる。雇用保険料や介護保
険料などを合わせると、年収200万円でも保険料の負担率は13%近くになる。
保険料の負担率は年収1千万円を超えると下がり始め、年収1600万円を超え
る高額所得者では負担率が10%を切る。これは、一定の年収以上では保険料
が据え置かれるためだ。
低所得者ほど負担率が大きくなる「逆進性」は、消費税の問題点として指摘
されることが多い。試算では、すべての年収階層で保険料の負担率が消費税
を上回っており、保険料の逆進性の方が大きいことが浮き彫りになった。
個人事業主などサラリーマン以外が加入する国民年金の保険料は定額。国民
健康保険料は定額と定率の組み合わせで自治体ごとに決まる。このため、低
所得者ほど保険料負担が重い「逆進性」はサラリーマン以上に強まる。

 紙面より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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福田首相は「低炭素社会の実現」という、日本経済が生き残る道、実現すべきビジョンを示した。
原油高・資源高、環境破壊の深刻化に直面する中で、それらを乗り越える経
済・社会をいち早く構築することが、日本経済の持続的発展を可能にする原
動力である。そのために先進的な省エネ技術や環境技術を用いて、エネルギ
ー効率が高く環境負荷が小さい経済や社会を実現すること、それに合わせて
、産業構造や国民生活の行動様式を柔軟に変えること、そして、そのような
変化を促す制度やインセンティブを作ることが求められている。
それが日本の強い競争力と成長の源泉となることは、これまでの石油ショッ
ク後の経験が証明している。福田ビジョンは、二酸化炭素排出量の大幅な削
減とそれを実現するための具体的方法論、技術革新とその普及、環境税の導
入などを通じて、日本経済が進むべき方向とビジョンを示したものだった。

 経済気象台より--山人
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任者は仁に安んじ、知者は仁を利す。
仁者は、損得や計算でなく仁の心が身についているから、どんな条件の下で
も迷ったり悩んだりすることなく仁を貫こうとする。また、知者は、理性的
な判断によって仁が必要なことを知っているから、仁を貫こうとする。

仁---人間らしい心はだれでももっている。だが、利己心のほうが強く働く
ため、仁の心が行動にならないことが多い。ところが、仁者は、特別な意識
も打算もなく、ごく自然に仁を行なう。地位、知識、学問などの有無と関係
ない人柄そのものである。
知者は仁者には及ばないが、頭で理解しており、良心に迫られて仁を行なう
のである。いわゆる教養人がこれに当たるだろう。

 論語一日一言より--村山孚
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医療費の分担をどうするのか。
増えつづける高齢者の医療費をどう賄うか---。日本の公的医療保険は、こ
の課題に対応するため、制度改革が繰り返されてきた。
医療保険は、サラリーマンが加入する職域保険と、自営業者やパート労働者
が加入する地域保険の二本立てで発展。
しかし、国保は、工業化を背景に加入を想定した農業者人口が減少、現役世
代が思うように増えない。一方で、健保に入っていたサラリーマンが定年を
迎え、無職の高齢者として国保に流入。現在では、65歳以上の高齢者の8割
が国保に加入している。このため、国保に偏在し、財政を圧迫してきた高齢
者の医療費を分担しようと、健保が拠出金を出して支える仕組みが導入され
た。
高齢者、支える側の現役世代の双方が納得できる制度はあるのだろうか。
総選挙の争点の一つになるだろう。

 紙面より
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ただ仁者のみヨ能く人を好み、能く人を悪む。
私心のない、仁の心をもった者だけが、純粋に人を愛することができ、また
、純粋に人を憎むことができるのである。

人間関係で悩んだり喜んだりする場合、冷静に考えてみると、自分のことは
棚にあげて、もっぱら相手のせいにしていることが多い。だが、愛も憎しみ
も、その元は自分の心に根ざしている。愛するにしても、にくむにしても、
わが心が濁っていないかどうか。それをジックリふりかえってみよう。

 論語一日一言より--村山孚
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資源高時代がやってきた。
テレビニュースも今夏、ガソリン代が高くてと嘆くドライバーの声を伝えた
。でも、冷静に考えれば、その1㍑はコンビニに並ぶ「水」より安いか、ほ
ぼ同じ値だ。「資源インフレ」と悲鳴を上げるばかりではなく、資源をいか
に安く多く使ってきたかと省みることも必要だろう。地球はそれを、資源価
格高騰や温暖化という「実力行使」で問いかけているのかもしれない。

 補助線より---小森敦司
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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原油価格の100ドル割れ
一時は一バレル=147ドルまて達していた原油価格が100ドル前後まで急落した
が、日本のガソリン価格は一向に下がらない。147ドル=185円とすると、
100ドルならば126円ほどになっても良いとおもわれるのだが、元売も値下げ
といわないし、マスコミも取り上げない。上げる時だけワアワアいつて、下
げるときも報道して欲しいものだ。
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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9.11テロから7年
国際テロ組織を許さず、蛮行を繰り返させないために、どの国も汗をかかね
ばならぬ。そんな連帯感が広がっていた。共通の土俵に立って対テロの行動
を考える雰囲気が確かに存在していた。
それから明日で7年。
世界の多くの人が共有したはずの幅広い連帯感は今はない。
アルカイダの勝利の方程式は、イスラム社会の人々の不満につけ込み、西洋
社会、とくにアメリカに対する終わりなき抗争に駆り立てることだ。それが
分かっていながら、この7年間、イスラム社会への反米意識の広がりになす
すべがなかった。イランの大統領が反米世論をあおり、ウラン濃縮に突き進
んでいるのも、それと無縁ではなかったろう。
かって「私たちは米国民とともにある」と当時のプーチン大統領が語ったロ
シアは、オイルマネーで盛り返した経済力を背景に、米国に挑戦する姿勢を
あらわにしている。いったい、あの連帯感はどこに行ってしまったのか。
ブッシュ政権は、いわば米国の土俵での戦いに偏り過ぎたために、世界の信
頼と影響力を弱めることになった。その結果として、連帯の土俵は侵食され
ていつたのではなかったのか。
今、根本的なところで求められているのは、共通の土俵をいかに再構築する
かという問題なのだ。
日本や欧州の国々はもちろん、イスラム諸国の多くが参画でき、ロシアや中
国も受け入れられる土俵をいかにつくり出すか。
軍事力は必要だが、軍事力の使い方は洗い直す必要がある。テロの温床を絶
つために、その国自らの「内発力」を発揮できる支援を強めなければならな
い。
われわれの勝利の方程式は、イスラム世界の人々が自らの利益を平和的に追
求し、自由な環境のなかで尊厳を持って生活できる。そんな民主的な道筋が
あると示すことだ。世界がこの方程式のために結集できる土俵をつくり直さ
ねばならない。

 社説より
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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パワーバランスの変化は欧米が主導してきたパラダイムの限界を示している。
その副作用は人間としての連帯の絆を切り、人生と仕事を分断して生きがい
を見失わせ、それによる疲弊と虚無感は無視できない社会現象にもなってき
た。国や社会が栄えれば人々も幸せになれるという希望は影をひそめ、何の
ための経済、経営の拡大であったかが見えなくなっている。
これを打開するにはやはり人間が人間として成長し、生き生きと生きられる
ことを目的として、すべてを編み直してゆくことが根本ではないか。それが
理想論でなく、現実に問題を解決する力もあることを実証することが必要だ
ろう。

 経済気象台より---瞬
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日本人は一般に、欧米人よりお酒に弱いとされる。にもかかわらず、飲む量は多い。
男性の1日当たり平均アルコール摂取量は、米国約10㌘、英国約17㌘、中国
約17㌘に対し、日本は約27㌘と圧倒的に多かった。
アルコール27㌘は、ワインで270㍉リットルくらい、ビールで大瓶1本と少し
、日本酒で1合と少し、このくらいの量なら体にいいことばかり、と思いた
いが、高血圧の原因になり得る。高血圧になるリスクは飲まない人の1.7倍
だ。高血圧だった男性のうち13%は、1日1合程度の飲酒が原因だった。もっ
と飲む人も含めると、飲酒がもとで高血圧になった人は、全体の35%を占め
る。飲酒の利点として知られるのは、善玉とされるHDLコレステロールの
数値を上げることだ。欧米の報告をもとに計算すると、1日1合態度の飲酒で
3㍉グラムほど上昇する。
HDLは運動でも上がるが、同等に上げるには最低でも週2時間以上の有酸
素運動が必要になるとされる。とはいえ、運動の利点はより幅広い。

 食の健康学より---田村建二
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対インド、原子力関連の対印輸出の解禁を承認
NSGの臨時総会で、米国とインドの原子力協定をめぐり、核不拡散条約未
加盟のインドを例外扱いすることで、対印輸出を解禁することを全会一致で
承認した。米国は先月末に修正案を示したが、条件付き解禁を拒むインドに
配慮し、無条件のインド例外化を決めた。米国は「これ以上修正すればイン
ドが背を向け、対印査察の拡大などすべてが台無しになる」と慎重派を説得
し、インドを不拡散体制に取り込むことにより、NPT強化につながると主
張した。
インドは民生用施設に対するIAEAの査察拡大や、核実験の自発的凍結継
続などを約束している。

 紙面より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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自民党総裁選
勝者が座ることになる新首相のいすは、遠からずある「次の総選挙まで」の
期間限定である。首相としての仮免許であり、総選挙に勝って初めて本免許
を手にすることができる。
総選挙での小沢民主党との勝負に向けて、どれだけ緊張感のある論戦を繰り
広げれるか、説得力のある政策を打ち出せるか。それが今回の総選挙の最大
の見どころだろう。
自民党の論戦は、民主党の政策を吟味するうえでも有権者には役立つ。自民
党が本気になればなるほど、民主党も綿密な政策づくりに動かざるを得ない
。そんな総裁選にしたいものだ。

 社説より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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社会保障制度「不満」が76%。負担の増加はやむを得ないという人は43%。
財源議論は待ったなしだか、民主党などの反対で手つかずのままだ。
総選挙が近づくにつれ、与党内も「景気と選挙を考えると消費増税は困難」
との意見が主流に。総選挙で「増税」と「社会保障の充実」をセットにして
国民に示すべきだ。世論調査では給付水準維持のためには負担増も認める意
見が43%もるのだ。従来どおりの負担で給付を下げていいというのは20%し
かないのだ。民主党などの言う民意は、増税でOKなのだ。反対ではないの
だ。

 紙面より
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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北朝鮮、首相辞任受け通告
拉致被害者の再調査のための委員会立ち上げを差し控えると連絡があった。
福田首相の辞意表明を受けて「新政権の考えを見極める」とせつめいしてい
る。
8月に開かれた日朝の外務省実務者による協議では、北朝鮮が拉致被害者の
再調査を開始し、日本が対北朝鮮制裁を一部緩和することで合意していた。
再調査は今年秋までの官僚を目指すとしたが、今回の態度表明により、見通
しが立たない状況に追い込まれた。

 紙面より
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上に居て寛ならず、礼をなして敬せず、喪に臨みて哀しまず。
指導的な立場にいながら寛容さがない。礼を正しているようだが形だけで敬
う心はない。葬儀に参列していても悲しみの情はない。

今日、指導者は指導技術や管理能力についてはやかましく言われ、その向上
のための努力がなされている。だが、どうも指導者の心や情の点はなおざり
にされているような気がする。人間味のない指導者は、一時的には成果をあ
げても長続きはしない。

 論語一日一言より--村山孚
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不動産不況からの脱出法
その背景はおカネがジャブジャブにあふれていると言われてきた日本の金融
市場が、実はそうではなくなっていることがある。
06年央に米国では住宅バブルが崩壊し、貿易赤字は減少に向かっている。
同時に、赤字を埋める資本流入も縮小し始め、米国経済は借り増しができず
、失速してしまうはずであった。
だが意外に堅調である。時を同じくして、日本の金融機関が海外への与信を
大きく拡大し、米国の金融緩和に貢献しているからだ。
日本国内では、海外への与信を増やした分、国内への与信は減り続け、国内
ではカネが回らなくなっている。こうなると、不動産や株式などの資産価格
の値下がりに拍車がかかり、取引量も減少してしまう。そして不動産業をは
じめ国内経済の停滞を招いている。金利引き上げこそがこのベクトルを逆転
できる。円高を許容してカネを日本に戻し、再度潤沢にすることが不動産不
況からの脱出に結びつく。

 経済気象台より---岳
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天下の道なきや久し。天まさに夫子をもって木鐸となさんとす
天下の方向が狂いだしてから、もう久しくなります。ですから、天は孔先生
にこうして"木鐸"の役目を与えられたのです。

「木鐸」は、昔、役人が人民を集めて布告を伝達するときにこれを振った。
『論語』のこの文が出典となり、先覚者や世を導く者を「木鐸」というよう
になった。

 論語一日一言より--村山孚
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金融ポピュリズムのツケ
物価上昇率が2%を超え、景気後退と物価上昇が同時に進む「スタグフレーシ
ョン」の構図が浮かんできた。景気に配慮すればインフレに、物価を優先すれ
ば不況が深刻化しかねない難しいかじ取りは石油危機の70年代以来だ。どちら
も根っこには金融政策が必要以上の資金を出した「過剰流動性」の存在がある
。今回は主要国で長く超低金利が続いた。生まれた余剰資金が流れ込んで原
油や穀物の価格を高騰させる一方で、供給力が増えた製品の価格や賃金は上が
らない。「金融のインフレと実物経済のデフレ」が混在する構図だ。
「根拠なき熱狂」や「過剰な悲観」で経済が揺れ動く要素が強まっている中で
、金融政策も市場や大衆心理に近づきすぎて「金融ポピュリズム」に陥る危う
さが強まってくるということか。
過去の教訓を考えれば、原油高は省エネ技術や代替エネルギー開発で克服する
しかない。支援策は対象を限定し金融政策もじたばたしないことだ。

 補助線より---西井泰之
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乳房の病気--積極的に自己チェックと検診
日頃の自己チェックで病気の兆候に気づくこともできる。しこりも兆候のひ
とつだ。見つかったからといって、すぐにがんを心配する必要はないものの
、「それほどでもない」と楽観して検診を受けずにいると、症状の悪化を招
くことにもなりかねない。
しこりの多くは良性の「乳腺線維腺腫」と呼ばれるものだ。線維腺腫のしこ
りは弾力があり、触るとピンポン球が動いている感じがする。これに対し、
乳がんのしこりは石が張りついているような感触だ。乳管などで増えたがん
細胞が膜を破って外の組織に広がる「浸潤がん」が、しこりとなって出てく
る。
逆にしこりができにくい乳がんもある。がん細胞が乳管の外に出ず中にとど
まっている「非浸潤がん」だ。乳房のX線検査「マンモグラフィー」が写し
出す石灰化した部分や、乳頭から出る分泌液がきっかけで見つかることが多
く、自己チェックでの発見は難しい。早期がんなので転移の心配はないが、
範囲がかなり広いと全摘しなければならない。広範囲の非浸潤がんが、ある
日浸潤がんに変わり、ほかの臓器に転移することもある。
乳がんは、日本人女性の20人に1人がなるとされ、毎年1万人以上が亡くな
る。予防法はなく、どれだけ早く見つけられるかが生存率や治療に影響する
。若ければ大丈夫というわけでもない。ここ10年で乳がんはすべての年齢
層で増えている。20歳を超えたら乳がんを意識してほしいと、東京医科大教
授の河野さんはいう。
ことに母親など身内に乳がん患者がいる場合、20代からの検診を勧める。

ついでに、子宮体がんは、コーヒーを毎日3杯以上飲む日本の女性は、あ
まり飲まない女性より子宮体がんになるリスクが大幅に下がるという結果が
発表された。コーヒーを飲むのが週2日以下の人の発生リスクを1とすると
、毎日1~2杯飲む人が0.61、毎日3杯以上飲む人が0.38と低かった。

体とこころの通信簿より---錦光山雅子
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福田首相の辞任
早期解散・総選挙に狙いを絞った小沢民主党は、対テロ戦争支援のための補
給支援特措法案、ガソリン暫定率の期限切れなどで、福田政権との徹底的な
対決路線にかじを切った。
衆院の再可決でこの危機をしのいだが、再可決が可能になるまで60日もの日
数がかかり、内閣支持率がじりじりと低下を続けたのは、遅々として前に進
まない成治への世論のいらだちが表れたのだ。
民意を踏まえない政権が数の力を振り回す、と人は言うが果たしてそうなの
だろうか。私は疑問に思う。
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お酒はタバコと同様に、たくさんの人の健康を侵している。
お酒は少量なら死亡率を低くする、とされている。
お酒を飲まない人と比べた死亡リスクは、日本酒換算で2日に1合ほど飲む
人で36%低い。
だか、別の調査によれば、日本人の成人男性の約6割が、ほぼ1合かそれ以上
のお酒を毎日飲んでいた。これは今回の適量より多い。
英国の研究では、適度の飲酒で死亡率の減少が期待できるのは、男性で55歳
、女性で45歳より上の世代に限られる。お酒で死亡率が下がるのは、主に心
筋梗塞のリスクが減るから。若いうちは発症自体が少ないので、お酒のメリ
ットも受けられないらしい。
若者では飲酒による外傷が、死亡率を押し上げる。飲酒にともなう事故や、
周囲とのトラブルも無視できない。

 食の健康学より---田村建二
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北欧に学ぶ、衣料・年金政争と絡めず
スウェーデンでは、福祉の充実には「まず負担」という意識が全国民に浸透
している。負担先にありき、ぐらいの発想だ。それに政府や政治家がしっか
りと応えている。
日本が学ぶべき点は、年金や医療など「国民の安心にかかわる政策」を政争
の具にしないことだ。重要問題は与野党が政策協定を結んで議論した。国民
を守る政策を政局に利用する政党を認めない眼力が、有権者には必要だ。
危機的な財政赤字を抱え、急速に少子高齢化社会が進む日本にも、「税負担
が軽い」という利点が残されている。北欧の学者は「日本の消費税はたった
の5%。引き上げればいい」と言う。ただ、国民、政治家ともに消費税にトラ
ウマを抱えているのが日本の現状だ。
民社党に十分考えて欲しいものだ。

 紙面ょり---石弘光
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般若心経とは
般若とはすばらしい知恵のこと。そして波羅密多とは六波羅密多、すなわち
自分よりも他人の救いを先にする「大乗の菩薩」という考え方による実践の
徳目です。
人間は生前の行いによって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という6つ
の世界に生まれ変わります。人間よりも下に落ちるのを救うためには、布施
、持戒、忍辱(にんにく)、精進、禅定、智慧という6つの修行をして、成
仏しなければなりません。
布施とは、僧にお経をあげてもらったときや寄付をする際に差し上げるお金
などの財物のことです。布施はお金に限りません。相手の不安をなくす、や
さしいまなざしや言葉などもあります。
持戒とは、戒を持つこと。これを十戒といい、具体的には十戒善を差します。
不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋
恚、不邪見。
忍辱とは、辛抱すること。
精進とは、一生懸命努力すること。
禅定とは、坐禅を組んでこころを落ち着けることです。
6つの修行をすると、智慧が出てきます。これが"般若"です。
仏様の場合、「智慧」と書きます。"知"の下の"日"は、宇宙の真理を指しま
す。
この6つのことを修行することを「六波羅密多行」といいます。こうするこ
とで自身が成仏する助けになります。
お仏壇に水、塗香(ずこう)=塗香(ずこう)は非常に細かい粒子のお香で、
塗香入(ずこうい)れに入れて用います。小麦粉にも似た触感があり、少量を
手に塗り、その香りを吸い、仏前で自らの心身を清めるために使用します。
花、線香、飯、ローソクの6品をお供えするのは、六波羅密多行を知らずに
亡くなったご先祖様に、6つの修行をすることで成仏できることを知らせる
ためです。
水は布施(感謝する気持ち)、塗香は持戒(よいことに励む)、花は忍辱
(怒りやすいこころを鎮める)、線香は精進(怠けごころをなくす)、飯は
禅定(こころを落ち着かせる)、ローソクは智慧(人間の悩めるこころを智
慧の光で明るくする)を表しています。これら6つをお供えすることを六種
供養といいます。お仏壇にお供えをして、お仏前でお経を唱えます。こうす
るこによってご先祖様が成仏できるのです。
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小手先の景気刺激策
低金利政策では内需が決して拡大しないことは、日本はすでに経験済みだ。
内需拡大や輸出の競争力を強化する手段は、新技術の開発以外にない。
そして何より、国民に向かって首相が日本の未来像をはっきり示すことが必
要だ。それを実現するための各大臣による論戦が活発化し、各省庁が具体的
道筋を整えてこそ、最大の景気対策となる。

 経済気象台より--樹
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