2008年08月の記事


成事は説かず、遂事は諌めず、既往は咎めず。
すんだことはとやかく言わない。やってしまったことは批判しない。過去の
過ちは非難しない。

孔子が弟子の失言を非難し、「困ったことを言ってくれた。いまさら注意し
ても仕方がないが、今後はつつしんでほしい」という意味で言ったものであ
る。

 論語一日一言より--村山孚
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価格転嫁
我が国の製造業は顧客との密接な関係の中で力を培ってきた。同時にその関
係を陰に陽に支えたのが中小企業である。彼らの存在が大手企業の生産性を
高め、品質、納期などの面でメーカーとユーザーとの間の隙間を埋め、更に
は不況時の緩衝材ともなってきた。製造業全体の発展にとって欠くことので
きない存在だった。それらを土台にして今でもわが国製造業はある。
その来し方も省みず己の足元の利益最大化を至上命題に据え、顧客をないが
しろにし弱者は消えて結構といわんばかりの経営は、砂上に楼閣を建てるに
等しい。
ユーザー業界が衰退しても素材メーカー発展し、中小企業なしにわが国製造
業が繁栄する、そんなことは在り得ない。

 経済気象台より---啄木鳥
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楽しみて淫せず、哀しみて傷らず。
楽しんでも乱れるところまでいかない。悲しんでも絶望はしない。

何ごとについても、「ほどよく」ということは必要だろう。とくに楽しむほ
うは適当なところでストップさせなければならぬ。「歓楽極まって哀情多し
」であり、「花は半開を看、酒は微酔に飲む」がよい。

 論語一日一言より--村山孚
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概算要求、「安心」「景気」に軸足
09年度政府予算の各省庁の概算要求が出そろった。
小泉政権以来の構造改革を促す予算から、社会保障などの「安心」や「環境」
に軸足を移すほか、政府・与党の総合経済対策を先取りして、物価高や景気に
配慮した要求も目立つ。年末までの予算編成では「バラマキ」を抑え、必要な
政策に予算を配分できるかが焦点になる。
なかでも小泉政権以来、社会保障費の伸びを抑制されてきた厚生労働省は強気
だ。夜間・休日の勤務医やへき地に派遣される医師の手当への支援などが並ん
でいる。
公明党が求める定額減税も復活しそうだ。財源の確保が難題である。

 紙面より
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君、臣を使うに礼をもってし、臣、君に事うるに忠をもってす。
君主は礼にかなった態度で臣下を使い、臣下は誠意をもって君主に仕えるこ
とです。

「忠」は「人間としてなすべきことを誠意をもって果たす」という意味であ
る。孔子の冬至、君主は絶大な権力をもち、臣下を隷属させていた。そうし
た状況のもとで、臣下にたいする君主の礼を強調したのは、きわめて進歩的
であった。

 論語一日一言より--村山孚
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景気対策、構造改革の欺瞞
景気対策に即効性を求めれば求めるほど、効果は一時的、限定的で、持続的
経済成長へのインセンティブをそぎ、将来世代に大きな負担を残すだけだっ
たことは、バブル崩壊後の景気対策と効果、とりわけ地方経済の惨状をみれ
ば明らかだ。今回の景気対策の検討に当たっても、長期的な経済効果が、客
観的、定量的に検討された形跡はない。
一方、構造改革派も、そのき帰結ともいえる労働市場における不確実性が高
まりが、経済成長の基盤をいかに毀損しているかを総括していない。「失業
より非正規雇用の方がマシ」と述べて、労働市場の流動化を支持した改革論
者もいたが、それこそが、貧困問題を悪化させ、スキルの蓄積を阻み生産性
の高まりを抑制して、経済成長の基盤を揺るがしているのではないか。
つまり、景気対策論者も構造改革論者、長期的な国民生活の向上を実現する
と言いながら、目先の景気浮揚や利益の確保を、将来の世代の負担によって
図ろうとしただけではなかったのか。日本の将来に対して無責任な輩の欺瞞
に満ちた言説に、もうだまされてはいけない。

 経済気象台より----山人
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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大手企業の健保組合が解散した
今春に制度改革された高齢者医療への負担金の急増が引き金になった。今年
度改正されたのは前期高齢者の医療費を負担する仕組みが新たに導入された
ことだ。
昨年度までは、サラリーマンOBへの給付を賄う「退職者医療制度」への拠
出金で済んでいたが、今年度からは、自営業者など国民健康保険の加入者も
含めた前期高齢者全体を支えることになった。
高齢者のために健保組合が拠出する負担金は昨年度と比べて約4,100億円増え
ている。また、政管健保の国庫負担金約750億円を肩代わりする法案が通れば
、負担はさらに重くなる。
運営が立ちゆかなくなった健保組合が解散し、加入者が政管健保に移った場
合、国の財政支出増を招く。健保組合への国庫負担金53億円に対して、政管
健保には医療給付費の13%など8300億円が投入されており、加入者が増えれ
ば、さらに膨らむ。後期医療は半分が公費で賄われているのに対して、前期
の医療費の大半は加入者の保険料で賄われているので、公費投入が不可欠か
。高齢者の医療費は、高齢者本人だけでは賄えず、何らかの形で現役世代が
負担する仕組みは不可欠。ただ、その負担を健保組合にしわ寄せする路線を
続けるのか。消費税などの公費を増やして対応するのか。

 紙面より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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ワンパターンで失敗
日本選手は金メダルを必ず取るという本人と周囲の願望が強過ぎ、金縛りに
なる傾向が見られた。ワンパターンで精神的、肉体的に追い詰められたり、
自らを追い詰め過ぎたりすると、いいことはない。逆に、伸び盛りだったり
、苦境を乗り越えたりする選手は、判断や行動に余裕があり、自分の力以上
のものを発揮していた。
何事も自分に都合のよい願望に縛られるとワンパターンな判断や行動になり
失敗する。それを克服するには、人間の幅を広げることが第一だ。

 経済気象台より----曙光
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お酒はがんリスクが確実に上昇する。
飲酒は口腔や食道、乳房などのがんにかかるリスクを確実に高める。
男性の大腸がんリスクもそうだ。今春出た調査結果によると、男性の大腸が
んリスクは日本酒換算で1日一合を超えるあたりではっきり上昇し、4合以
上だとほぼ3倍だ。
もし、一合以上飲む人がいなくなったとしたら、男性で大腸がんにかかる人
は25%ほど減る計算になるらしい。大腸がんと診断される男性は年間、国内
で6万人近いといわれる。
都合の悪いことに、同じ量のお酒で大腸がんになる危険性は、日本人の方が
欧米人より高いことも判明している。
 
 食の健康学より---田村建二
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日本経済はマイナス成長に転じた。--経済対策のあり方
世界的金融危機と原油・穀物高のあおりで、外需依存型成長の限界を露呈。
賃金と消費が伸びず、内需主導型成長の道が切り開けないままの失速だ。企
業の経常利益はほぼ倍増したが、民間企業が従業員に支払った給与総額は06
年まで8年連続で減った。今は消費者物価高で賃金が目減りしている。
医療、介護、教育、雇用、環境の分野で思い切った対策を打つことだ。人々
の暮らしを支えるとともに新技術やエネルギー革命を生かしながら、「暮ら
し本位の経済成長」の道へ踏み出すことだ。
医療や介護への支出は切実な期待に応えるだけでなく、雇用創出や消費拡大
など経済効果も大きい。今こそ公共事業でなく福祉中心の内需振興に挑む時
である。
環境分野では、太陽光発電で家と車の電源をまかなうシステムができ、家庭
用燃料電池も手が届く値段で発売される。大規模な太陽光発電所の建設も始
まる。これらの普及を、消費者への補助金や融資で大胆に後押しすれば、エ
コ住宅と電気自動車、太陽光発電の世界的ブームを日本が主導し、巨大な消
費需要と設備投資を引き出せる。生活者本位の経済成長は、手の届くところ
にあるのだ。

 補助線より---小此木潔
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君に事えて礼を尽くせば、人もって諂うとなす。
主君に仕え礼を尽くしていると、人々は私が諂っているかのように言う。

職場の人間関係は上下・左右・内外とそれぞれ対応の仕方が違うが、とくに
上司への対応は面倒だ。どの程度まで礼を尽くすのか。ベタベタしすぎれば
それこそ諂いとなって眉をひそめられるが、よそよそしすぎては意志の疎通
を欠く。
当然のことながら、妙な私心をさしはさまず、仕事本位で誠意をつくすのが
常道というものだ。

 論語一日一言より--村山孚
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日中「大人の関係」へ
中国を直接的に批判するのではなく、そうかと言って目をつぶるわけでもな
い。相手の顔をつぶさない程度に言うべきことは言う。中国側も感情的な反
発を避け、具体的な行動で応じる。小泉政権時代に冷え切った日中関係はい
ま「大人の関係」へと変化しつつある。
国際社会で存在感を高める中国が人権や人道といった問題で孤立することは
、隣国・日本にとっても得策ではない。中国にとっては、経済的な結びつき
を深める日本との協力は欠かせなくなっている。それは中国が混乱すれば、
日本へ即座に波及するということでもある。
情けは人のためならず。国際社会の普遍的価値観の流れに中国をいかに組み
込むか。「民主主義の押しつけ」と受け止められがちな欧米とは違う日本独
自の外交が機能する余地はあるはずだ。

 風より---塚本和人
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君子は争うところなし。必ずや射か。その争いや君子なり。
君子ともあろう者は無用の争いなどしない。争うのは弓を射る競技ぐらいの
ものである。それも会釈して先を譲りあうなど礼儀を守っており争うとしっ
てもク無しの争いである。

泥仕合はしないということである。競争が社会の発展をうながすことは、今
世紀の末になって世界的に立証された。とくに経済の分野では、無競争は活
性を失わせる。企業活動は競争なしでは考えられない。だが、競争に歯止め
やルールがなかったらどうなるだろうか。企業の競争も、昇進競争も「君子
の争い」でないと、いつか破綻する。

 論語一日一言より--村山孚
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民主党の代表選挙、やっぱり無投票
この国のあるべき姿を語って、民主党躍進のきっかけにと、言っていた野田氏
が結束優先という党内圧力に屈した。
小沢氏と政策論争することで民主党の政策に対する国民の理解がより深まるの
ではないか--。そんな狙いも消し飛んだ。
財源問題や安全保障問題など、それまで積み上げてきた政策が徐々に変質し、
あいまいになっている。財源問題では、小沢氏の考えでは「議論が進まず与
党とのバラマキ合戦に陥る」との指摘があり、自衛隊の海外派遣についても、
国連決議を前提とする小沢氏の方針に派遣積極はから異論がある一方、旧社
会党系ら消極派がこだわる別組織の新設をめぐる生理もついていない。
無投票で小沢氏に白紙委任すれば、政策の変質に歯止めがかからなくなる。
民主党内の考えは、本気で政策論争をすれば、「政策の不一致を世間に印象づ
けるだけだ。」ということだ。

 紙面より
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礼はその奢らんよりも寧ろ倹せよ。喪はその易めんよりも寧ろ戚せよ
礼は派手にするよりは質素にしたほうがよい。葬礼は形をととのえるよりも
悼む心が大切なのだ。

近年、冠婚葬祭は年中行事の贈答が年々、豪華になってきた。それと反比例
して心はこもらなくなり、義理と見栄が先行し、形骸化していくばかりであ
る。
もちろん、礼はひとつの形式である。人間が社会生活を営むうえで、心を表
現するための形式をそなえることは必要だ。だが、それが形式のための形式
に流れないように、本来の目的である心を忘れないようにしたいものだ。

 論語一日一言より--村山孚
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景気拡大と好況・好景気は本来別物なのだ。
経済状態が「方向として」改善しているのが景気拡大である。一方、好況は、
実際の経済活動がその国の潜在的な経済水準、つまりその経済の本来の実力
を超えた状態を指す。
目安としては、景気拡大により生産力が追いつかなくなる、またはその予兆
として賃金の上昇が始まると、好況といえる。逆に、どれだけ長期の景気拡
大が続いても、経済本来の実力を発揮できていないなら、好況ではない。今
回の回復局面の中で、辛うじて好況といえるのは、労働市場での人で不足感
が明確になった06年から07年半ばまで程度だろう。
国内の生産活動の価格停滞---つまりデフレによる調整能力の低下と、その結
果としての経済の長期停滞である。不安定雇用という問題は、持続的な好況
によってしか解消されないのだ。
原油高、食料品高は、日本政府の経済政策で解決できるものではない。不可
能なことを目指すのではなく、現実的でかつ緊急の問題である国内製品の価
格下落と、それによる不景気に政策手段を集中すべきだ。
とかく嫌われがちなインフレだが、国内でつくられる製品の価格上昇は、経
済の調整を加速し、雇用を回復させる。

 私の視点より---飯田泰之・駒大准教授
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人にして仁ならずんば礼を如何せん。人にして仁ならずんば楽を如何せん。
人間らしい心が欠けているならば、礼を行なったところで何になるだろう。
人間らしい心が欠けているならば、楽を奏したところで何になろう。

仁は人間の心の「核」のようなもので、状況に応じていろいろな現れ方をす
る。「礼」は形から、「楽」は情緒から、それぞれ人間を人間らしくするた
めのものとして孔子はてくに重視し、一生をかけたものでもあったが、それ
すらも、仁を忘れては無意味だとしたのである。

 論語一日一言より--村山孚
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成果主義の壁
環境の変化の激しい時ほど、事態を正面から受け止め、経営者がこれまでの
前提を見直し、積極的に事態からの要請に応える意志で挑戦することが打開
の決め手となる。
しかし、今は大企業も環境変化への対応では悩みを抱えている。
非正規社員への依存からの脱却が遅れ、社員のポテンシャルを十分に発揮で
きない状況にあるからである。経営者の意思の反映という面では中小企業の
方に分があり、経営者自身が変われば結果は早く出る。
成果主義がもたらした疲弊や孤立、虚無という壁をこえるために、経営者は
社員の持つ可能性や体験をどこまで信じ、引き出すことができるのか。困難
ではあっても、そこは経営者が主導権を発揮できることである。そこへの中
小企業経営者の挑戦が始まり、実を結ぶことが望まれるし、それは大企業に
とっても良い刺激になると思われる。

 経済気象台より----瞬
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善を挙げて不能を教うれば勧めん。
すぐれている者は登用し、そうでない者は教育してやる。このようにすれば
、みな、よく働くようになるでしょう。

能力のある者を抜擢するだけでなく、いかなる人材も教育により能力向上を
はかり、全員のやる気をおこし、全体の水準を引き上げようというのである


 論語一日一言より--村山孚
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09年度税制改正--高齢者対策で親と同居に減税拡大。
70歳以上の親と同居している世帯を対象に、所得税の減税を拡大する案が浮
上している。後期高齢者医療制度の導入で、子どもの健康保険の扶養家族と
なっていた高齢者からも保険料が徴収されることになった。従来一番日本が
伝統的に大切にしてきた家族を重視し、同居を促す別の仕組みがあった方が
良い、と考える。
親との同居は価値観の問題だ。として反対の意見もあるが、賛成だ。

 紙面より
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直きを挙げてこれを枉がれるに錯けば、民服せん。
まっとうな者を、心が曲った者りも上位におけば、人民は君主の命令に従う
ようになるでしょう。

不公平な人事は、全員の士気に大きく響く。直接の影響がない場合でも、み
んなのやる気をなくしてしまうのだ。下から見ていると、公正かどうかがよ
く分かるのである。

 論語一日一言より--村山孚
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世界の水危機、節水へ「青の革命」を
水を効率的に使う発想への転換を「青の革命」と呼ぶ。
「青の革命」を広めるうえで、日本の出番はたくさんある。世界でトップ級の
節水技術を持っているからだ。
上水道の漏水率は1割以下、工業用水の回収率は8割だ。トイレや洗濯機の水
使用量も20~30年で半減した。水を田に順番に回す番水の伝統もある。
日本では、時折見舞われる渇水のときを除けば、水危機はひとごとと思われが
ちだ。
しかし、日本は外国の水を大量に使っている。輸入食糧の生産に使われた水も
一緒に輸入したと考えると、膨大な量になるからだ。これは仮想水といい、年
間640億立方㍑で、国内の灌漑用水を上回る。
食糧自給率を上げて仮想水の消費を減らしつつ、食糧輸出国での節水や有効
利用に協力する。そうしたことも日本に求められている。

 社説より
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これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずとなす。これ知るなり。
自分の知っていることは何か、知らないことは何か。その区別をはっきりさせ
ることが、「知る」ということなのである。

もつとも怖いのは、物書きが、知っているつもりで書いたことが、間違ってい
る場合だ。こうした「無知」があるかもしれない。
とくに情報が氾濫している昨今では、よほど気をつけていないと、失敗を犯
す。

 論語一日一言より--村山孚
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日の丸株式会社
現在、世界は危機的な食糧難に陥っており、その中で日本の食糧自給率は40
%程度という状況である。にもかかわらず、この国には膨大な休耕田が眠っ
ている。
これは誰が考えてもおかしい。過日、首相が休耕田の扱いの再検討を指示し
た。日本の農業を自立させるという名目のもと、過去に政府は多くの税金を
つぎ込んだ。結果は失敗に次ぐ失敗で、いまだに自立のメドはたっていない
。国民も農民もたまったものではない。だが、失政の責任をとった人は誰も
いない。国の経営は「ジリ貧からドカ貧への道」をたどりつつある。

 経済気象台より---可軒
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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原油価格高騰の副産物
燃料の高騰、このような状況の下で、車社会の見直し、エコカーの更なる開
発、省エネ、太陽光発電などの新エネルギー開発など、将来を見据えた大き
な変革が起こってきた。車の販売台数が減少し、お盆の時期に高速道路も例
年のような停滞は見られないようだ。車離れが起こったということであろう
。このように見ると、原油価格高騰も悪いことばかりではない。地球に優し
い社会づくりに貢献できそうだ。不用不急な車の保持をドライバーに断念さ
せる効果もあり、最近では都会での軌道電車の復活などに関心が寄せられて
いる。これらの現象は原油価格高騰の副産物ととらえ、その芽を育てるべく
官民あげて努力するべきであろう。

 経済気象台より---安曇野
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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民主党の政策--小沢流安保に試金石
民主党の政策--小沢流安保に試金石
「真に対等な日米同盟」を訴える小沢だが、「国連決議があれば武力行使も
できる」としてISAFに参加させるには、「武力行使は自衛に限る」とし
た政府の憲法解釈を変えなければならない。
政権交代をかける総選挙を前に、アフガン支援にどう向き合うのかは、小沢
の言う「日米同盟と国連中心主義の両立」の試金石になる。
臨時国会で補給支援特措置法が延長されず、アフガン支援策が何も決まらな
いまま総選挙となったら-----。民主党が政権をとることになれば、アフガン
支援が最初の関門になる。机上の空論も、その場しのぎも通用しない現実に
どう向き合うのか、不透明さはぬぐえない。

 紙面より
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なんじその羊を愛むも、われはその礼を愛む。
おまえは羊のことを気にかけているが、わたしには礼がおろそかにされるこ
とのほうが気がかりなのだ。

目先の物に気を奪われて、本来の目的を見失ってはならない。わずかな収賄
で一生を棒にふった話、おまけほしさに高価な不用品を買い込んだ話。根は
ひとつである。

 論語一日一言より--村山孚
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震源は米国の赤字拡大
つい1年前まで「この世の春」を謳歌していた世界経済は、なぜこのような
多発的な傷みに直面しているのか。世界で噴出する諸問題は、独立した現象
ではなく、地下茎でひとつにつながっている。そして、その根源には、拡大
を続ける米国の対外赤字がある。
米国の家計は、所得を超える消費を続けてきた。その結果、輸入は増加を続
け、対外赤字は既往ピークを上回って拡大した。米国は、自らの赤字によっ
て世界最大の需要者であり続け、グローバル経済の成長を支えてきた。
米国の赤字維持を可能にしたのは、中国を中心とする諸外国の対米投資=ド
ル買いだった。彼らは、自国通貨の上昇を阻止し、輸出拡大による経済成長
を続けるために、米国にお金を貸し続けた。その結果、米国では金融が緩和
し、サブプライム貸し出しが増え、住宅バブルが生じ、景気を刺激した。
それは、輸入増=赤字増を通じて、世界経済を実力以上の高成長に押し上げ
ることとなった。
そして今、住宅バブルははじけ、世界は不況と信用不安におびえている。
一方で需要が増えすぎた原油・資源の価格が急騰し、経済成長を遂げた新興
国では賃金上昇がインフレを押し上げている。結局、米国の赤字が十分に縮
小するまで、この調整は続くだろう。それは、米国の不況や世界経済の停滞
が長引くことを意味している。

 経済気象台より---山人
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繰り返される災害から学ぶ
災害が起こると、私はいつも自衛隊の存在について考えられます。自衛隊は、国内
だけでなく、世界のどこで災害が発生しても即時に救助活動をする国際災害救助隊
として、一刻も早く生まれ変わるべきだと思うのです。
自衛隊を軍隊として再編しようとする考えは、歴史の繰り返しから私たちが何も学
んでこなかったことを証明するようなものです。
戦争は人間の過ちによる最大の人災であり、それを繰り返さないためには、憲法9
条を死守し、自衛隊も国際救助に特化した存在に変えるべきなのです。
テロや戦争は、国家間や民族間の争いからだけでなく、富裕層と貧困層、あるいは
肉親同士の争いからも発生します。地上の人間はすべて兄弟姉妹であると、他者に
配慮するように一人ひとりが心がける社会が実現すれば、戦争を避けることも可能
なのです。私たち日本人こそ、そうした努力を率先して行なうべきではないでしょ
うか。

 96歳・私の証 あるがままに行くより----日野原先生
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iPhoneは使いやすさ競う契機に
バソコンを代替する端末として使う人には使い勝手はよく、面白い機械であ
る。ソフトバンクの孫社長は3年後には今までの携帯電話のシェアを上回る
と予測する。だが、ケータイ文化になじんだ日本の消費者の心をつかみ、日
本に開国を迫った黒船のような存在になるのはどうかは、まだ見通せない。
脅威論がやや薄らぐ日本勢だが、無駄な機能を削り、シンプルにし、使い勝
手を高めるという設計思想は学ぶべきだ。次々とハードを付加し、消費者を
刺激してきたが、iPhoneのようにソフトを付加して消費者の満足度を高める
方向も探らなくてはならない。
iPhoneの登場で使い勝手を競うようになるのなら、消費者にとっては歓迎す
べきことである。

 補助線より---安井孝之
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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日朝合意、制裁一部解除へ
1、拉致被害者に関する全面的な再調査の実施
2、権限を持つ調査委員会を新設。調査はできるだけ今年秋までに終了
3、調査の進展状況を随時、日本側に連絡。
4、日本側による関係者への面談、関係資料の共有、関係場所への訪問に協力
で、日本側は
調査委の立ち上げに並行して、人的往来、航空チャーター便の規制緩和。
再調査の具体的な進め方で一致したことを日本側は一定の前進と受け止めて
いるが、拉致被害者の発見・帰国に結びつくかは予断を許さない。

 紙面より
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コレステロール「トランス」に注意
水溶性の食物繊維を1㌘多くとった時に期待できる血中総コレステロール値
の低下は、1.1㍉グラムほどとされる。
血中値は高いと280㍉グラムを超える人もいる。生シイタケ100㌘には食物繊
維が総量3.5㌘あるが、うち水溶性は0.5㌘しかない。パワーは十分とはいえ
ず、食物繊維をあてにし過ぎるのはよくない。値があまり高くなるのは、や
はり避けたい。そのためにはまず、肉類に多い飽和脂肪酸の摂取を控えめに
することが大切だ。それと、マーガリンやショートニングなどに含まれるト
ランス脂肪酸にも注意がいる。
ある種のトランス脂肪酸は、とる量が増えるほど、心筋梗塞のリスクが高ま
るという。
飽和脂肪酸は適量なら、脳出血を予防する効果がある。だが、トランス脂肪
酸は、こうした健康への利点が知られていない。

 食の健康学より---田村建二
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補正予算検討へ
原油価格の高騰や景気悪化へ対応する「安心実現のための総合対策」骨格がま
とまった。
1、非正規雇用対策や学校耐震化といった国民生活の不安解消
2、省エネ、新エネ技術の開発加速など日本経済の体質強化
3、燃料負担の大きい業種の構造改善支援や中小企業への金融支援を始めとす
る原油高対策
の三つの柱である。

 紙面より
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異端を攻むれば、ここに害已まん。
自分と異なるものを研究してこそ、偏見や独断による弊害を免れることができ
る。

異質なものと取り組むのはしんどいことであり、同質なもののなかに安住して
いるほうが気楽である。しかし、あらゆる分野で激しい変化の進みつつあるな
かで、そうした安住は許されなくなりつつある。異質なものの存在を直視し、
それを研究することによって進歩があるのだ。逆の場合は停滞し危機におちい
る。身近な日本の歴史がそれを立証している。

 論語一日一言より--村山孚
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米国経済のスタミナ切れ
現在起きている米国経済の問題の本質は、経済運営のスタミナが尽きたとい
うことである。米国は経済収支の赤字の拡大を恐れず、世界中からモノとカ
ネを引き寄せてきた。銀行は貸しまくり、住宅ローンが受け皿となって家計
部門は住宅を購入し、消費そして輸入を拡大して経済成長を追及してきた。
その仕組みが壊れてしまった。これが大問題なのである。

 経済気象台より---岳
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君子は周して比せず、小人は比して周せず。
大人物は人間関係におおらかであって、狭く偏るようなことはない。小人物
の人間関係はこせついていて、仲間だけで徒党を組みがちである。

この言葉は人間の結びつき方を示している。人間関係を見ればその人の人柄
が分かると言われるが、確かに「カニは甲羅に似せて穴を掘る」ものらしい
。人は集まるとグループを作る。それはよいが、排他的な仲間づくりは集団
全体の和を破壊することを忘れてはなるまい。

 論語一日一言より--村山孚
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中国経済の試練
中国経済の安定的な高成長を維持するために、金利や通貨の上昇をある程度
の幅に抑えながら、一方で景気の過熱感を抑えるための量的な金融引き締め
を行なってきたと考えられる。
これはまた、外貨の流入を避けることにも役立ったと言えよう。
中国はこれまで世界の工場として大きく発展してきた。しかしここへきて、
このシナリオが米国の景気低迷、ひいては世界経済の低迷や、自らも要因の
一つと考えられるエネルギー価格の高騰により崩れ始めたと言える。中国経
済は安定的かつ比較的速い発展と、インフレ抑制の均衡点を探る必要があり
、五輪後は中央政府や中央銀行にとって大きな試練となろう。

 経済気象台より---QJ
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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景気対策
物価や景気対策は新たな借金に頼らず、今年度予算の予備費から工面するの
が現実的ではないか。
FFインフレで、世界規模で価格調整が進んでいる。これに対応できるよう
日本経済の構造を変えていく。これが今求められている対策の王道である。
しかし、実際には材料費や燃料代などの高騰が急激すぎて、価格に転嫁でき
ずに苦しんでいる酪農や長距離トラックのような業界が多い。こうした点で
、中小企業の当面の資金繰りを支える緊急の融資制度なども必要だろう。
民主党はどんな対策を考えているのか。野党の気楽さから「パラマキ」に輪
をかけるようでは、有権者の信頼を失う。厳しい財政の下でどう景気を支え
るのか。現実的で説得力のある対案を示してもらいたい。

 社説より
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学びて思わざれば罔く、思いて学ばざれば殆し。
外からの知識を得るだけで、自分で考えることをしなければ、その知識は身
につかない。逆に、自分で考えるだけで、外からの知識を得ようとしなけ
ば、独善的になる。

「学ぶ」ということと「思う」ということを別々のものとして考えるのでは
なく、「対」にして並べ、片方がなかったらどうなるかを考えてみるのであ
る。そうすると、別々では思い及ばなかったことが、このように関連付けら
れてくる。

 論語一日一言より--村山孚
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景気対策に望む
再び官僚の規制が建設、金融分野で厳しくなり、モノ、カネが流れず、それ
が株価を必要以上に押し下げる。輸入資源の価格が高騰し、家計の購買力が
大きく圧迫されても、金利で物価高がカバーされず、欧米のように通貨高政
策て輸入物価を抑えるわけでもない。
市場を殺すほどの規制が必要か、再考を要す。公的負担、物価高、低金利の
三重苦にある家計に負担が偏っていないか。カネをかけなくても対策は考え
られる。国内農業の再建、資源開発などに、英知を結集する時だ。

 経済気象台より---千
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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財政再建の先送りも選択肢にあると、麻生幹事長
2011年度に向けた財政再建目標の先送りも視野にあると述べ、党執行部として
初めて目標年次の先送りに言及した。「景気はこうたいしている」とも語り、
PBを優先させるために景気がさらに悪くなるというのはとるべき選択ではな
い。と指摘。先送りの理由は「財政再建をやりながら何とかすると、手足が縛
られる。優先順位は景気対策が先だ」と説明。政府が「踊り場」とする景気の
現状認識についても「踊り場でなく、景気後退になっている」との認識を示し
た。

 紙面より
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まずその言を行なう。而して後これに従う。
まず自分の主張を実践してみせる。それから主張することだ。

会議などで盛んに発言するのはよい。この競争社会では、黙っていたのでは
、せっかくの価値も認められず才能を発揮することもできない。積極的な発
言は必要である。
だが、実績のない、発言のための発言では説得力がないことを、いつも念頭
におかなければなるまい。
「言行一致」は鉄則である。

 論語一日一言より--村山孚
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被爆から63年、今年も朝日の1面には見出しすらない。
「天声人語」と2面の「ひと」と、3面の「社説」、あとは3面記事あつかい
である。
核廃絶、戦争放棄にはあれだけシビアな新聞なのに不思議だ。やはり、朝日も
ニュース性に拘っているのか?。
それだけでない記事もあるのではないのか。一面に大きな見出しで63年と書
かれていてもいいのではないか。日本人の一人として残念におもう。
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故きを温めて新しきを知る。
過去を探求することによって、将来を知ることができる。

「温故知新」としてもしられる言葉である。未来を予測するには過去を十分に見直
すことが必要である。

 論語一日一言より--村山孚
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年金・医療保険をどう立て直すか?
財源不足がそもそもの始まりだ。戦後の労働慣行である定年制を廃止してみ
たら、どうだろうか。
定年制を廃止して70~75歳、あるいは80歳まで働ける社会にしてみたらどう
か。そして生涯仕事に就いている間、年金基金や保険料は払い込むだけで、
受け取らない。
そうすけば、将来的に不足する労働力の問題も一挙に解決し、企業も高齢者
が無理なく働けるように合理化に努力するだろう。年金・医療保険に払い込
まれる資金は増えるし、所得税収入も増加する。年金を支払う期間は短縮す
るし、資金不足は解消に向かうはずだ。
税源不足を消費税で補おうとしたり、税率を見直したりしなければならない
のは、結局のところ、国の財源が足らないためだ。簡単に言えば、今の我が
国は借金だらけの貧乏国家なのである。
貧乏から抜け出して次世代に借金を残さないためには、まずは働くことであ
る。この国は勤勉の国である。全国民が現在より10年余計に働いて稼げば、
すむことだ。

 経済気象台より--樹
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苦心の選挙布陣
首相が解散準備の態勢を整えたとで、民主党もいよいよ安閑としてはいられ
ない。来月には代表選挙が迫っているというのに、小沢代表に対抗する有力
候補者が名乗りを上げないのは寂しい限りだ。
代表戦での論戦は、民主党が目指す新しい政治のあり方を有権者に示す格好
の機会だ。国民にはどの程度の負担を求めるのか。主張する政策を裏付ける
財源はどうなっているのか。説得力のある回答を示さなければならない。
小沢氏は、代表戦後にマニフェストの党内論議を本格化する構えだが、それ
では国民に分かりにくい反対ばかり唱えているのでは何も進歩がないのだ。

紙面より
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する]
ことは、目先の打開策を講ずる以上に重要な課題である
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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景気判断、下方修正
最近の世の中では、市民と感覚ではとっくに景気後退なのであるが?
経済指標でも、6月の輸出額が4年7カ月ぶりに前年同月割れ。6月の鉱工業生
産指数も2カ月ぶりに前年より低下し、8月の予測値もマイナスとなった。い
ずれも、景気拡大を引っ張ってきた企業活動が弱含んでいることを示すデー
タだ。
さらに、食料品を始めとする身近な商品の値上げも相次いでおり、足元で個
人消費が下降しつつある。

 紙面より
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君子は器ならず。
君子は道具ではなく、道具を使う者であり、その能力をもたなければならない。

リーダーや管理者に要求されるのは、専門的な技能ではなく、管理能力である。
「する」のではなく、「させる」のが職務なのである。

 論語一日一言より--村山孚
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9月の代表戦で、何を論じるのか
小沢氏は福田首相との密談を重ねて、自民党との大連立に動いたが、民主党内が反
対一色となって頓挫。小沢氏はその後、自民党との対決路線に大きくかじを切った
ものの、民主党内では大連立の是非についてきちんとした総括はなされていない。
民主党が打ち出している農家への戸別補償や子ども手当てなどの財源はどうするの
か。行政の無駄削減だけで捻出できるのか。年金制度を一元化して新設する最低保
障年金に消費税を充てるというが、税率の引き上げは必要ないのか----。
そんな政策論争を、ぜひ聞きたい。

 政態拝見より---星 浩
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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WTOの多角的貿易交渉が決裂し、深まる孤立感。
日本の農業の問題点は、コメや小麦など土地集約的な農産物の競争力が低いことだ
。そのため、コメや小麦の関税率がかなり高くなっている。
最大の要因は、農家一戸あたりの耕地面積が小さいことにある。一戸あたりの耕地
面積は、日本の1.7㌶に対して、豪州は約380㌶、米国84㌶、フランス34㌶。大型化
にも限界がある。
自由貿易体制と、一定量の国内での食糧生産の両立の方策として、農家への政府か
らの「直接支払い」を強化していくことが有力視されている。自由化するかわりに
、補助金で生産体制を維持する考えで、先進国では世界的潮流だ。ただ、国民の十
分な理解や、財政上の問題があり、課題は多い。

 紙面より
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トレッキングの注意点
山歩きをしていて、ひざの痛みを訴える人が少なくありません。
たびたび痛くなったり、痛みが取れないようなら、医師の診断を受けること。
そのうえで、山歩きをしても支障がないということなら、
ひざへの負担を軽くするために普段から足を鍛え、筋力を高めておくことも
大切です。太ももの筋肉を鍛えることです。真っすぐ立ち、ひざを直角にな
るまでももを上げる足踏みをします。左右で1回として50~60回繰替えしま
しよう。いすに座ったままでもできます。その場合は両手でひざを軽く押さ
えつけて負荷をかけ左右20回ずつ。
寝ころんでは、仰向けになり、ひざを伸ばして10~20cmほど上げます。
これも左右交互に20回。回数はあくまで目安。
無理せず、続けることが肝心です。除々に回数を増やしたり、足首に軽い重
しをつけたりしてもよい。縄跳びや階段上がりも効果があります。
山歩きでは、とりわけ下山時にひざに負担がかかります。
体重の2~3倍ともいわれます。このうえ、ザックの重みも加わりますから、
荷物をなるべく少なくする工夫をします。
傾斜の緩やかなコースやストック(つえ)を使うのも効果があります。
歩幅は小さくするのことも心がけましよう。
これから時期は足を冷やさないことも大切です。サポーターも有効ですが、
締め付けていると、血行が悪くなりますから、休憩時には外したり、ずらし
たりしましよう。
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輸出前年割れの意味
今回のマイナスは、
第一に、米国向けが秋ごろからマイナスであったことに加え、EU向けが大幅に落
ち込んだことから、さらに、欧米の景気の影響を受けやすい韓国、台湾、香港向け
も3月以降マイナスとなったこと。
第二は、対ドルレートが6月は14%の円高となったために、約半分のドル建て輸出
額を円建てにすると全体では前年に比べ7%程度縮小したこと。
第三が、輸出の17%を占める自動車と9%を占める化学品の輸出が米国、EUの需要
の低迷で落ち込み、また、産業機械が米国、アジアNIESの設備投資の循環など
でマイナスになったことである。
米欧の景気回復は望み薄である。為替も昨年が円安で推移したことから、当分円高
が続き、円建て輸出額の縮小要因となる。
今後は、国内の個人消費や設備投資を促進する対策を早急に講じるとともに、経済
的な勢いを保っている中国、インド、ロシアなどの新興国や資源国を開拓し、かつ
、景気に左右され難い競争力のある製品・サービスを世界に提供していくしかない


 経済気象台より---創
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