2008年04月の記事


君子の天下におけるや、適もなく莫もなし。義、これ与に比す。
君子は何ごとについても、感情的な好き嫌いや利害の打算では判断しない。義にか
なっているかどうかを基準として判断するのである。

人間関係について、とくに当てはまることである。
感情がからむと、正確な判断ができにくくなるものだ。

 論語一日一言より--村山孚
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衆院補選、メディアの思惑通り民主が勝利
出口調査では、国政の課題を念頭に投票したというヒトが多かったという。ガソリ
ンの問題に加えて、75歳以上を対象にした後期高齢者医療制度への不満が大きかっ
た。今回の補選を福田政権に対する中間評価と見てもいいと、新聞などでは書いて
いるが、これで評価するとはいかにも気の毒である。
法の欠陥ばかりを探し出し、面白おかしくコメディアンを使って伝えるメディアの
策略にかかったのである。国民もメディアの思いどおりに洗脳される。恐ろしい日
本になって行くような気がする。
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己の知らるなきを患えず、知らるべきをなさんことを求めよ
自分が認めてもらえないことを思い悩むよりも、認められるだけの仕事をしようと
努力せよ。

だれもが認めざるを得ないような仕事をしてみせることが肝心だと、かれは言うの
である。積極性を求めているのだ。
ただし、これは、いわゆる「売り込み」とは違う。まして、背伸びしたり、能力の
水増しをしたりするのではない。

 論語一日一言より--村山孚
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日ロ首脳会談、資源と開発、思惑一致
経済成長による国力回復を背景に独自の主張を強めてきたが、一方で米欧とのあつ
れきも激化させた。そんな中で、高い技術力を持つ日本に関心を向ける。極東とシ
ベリアの開発という「重荷」も、ロシアを日本重視の方向に動かしているようだ。
「米一極支配」への対抗で共同歩調をとった中国との関係でも、ロシアからのエネ
ルギー供給交渉が停滞するなど陰りが見える。人口希薄なシベリアと極東の長い国
境で向き合う経済発展の著しい大国は、潜在的な脅威でもある。
逆に日本とは、領土問題を除けば深刻な対立事項は見当たらない。東シベリアや極
東でのエネルギー開発でもともに利益となる関係が見込める。政権移行期に、日本
の首脳と協力の継続性を確認しておくことは、ロシアにとっても大きな意味を持つ
。開発の立ち遅れたシベリアや極東では「なお資源分野への日本からの技術協力な
どが必要だ。

 紙面より
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位なきを患えず、立つゆえんを患えよ。
出世しないことを嘆くよりも、自分がその立場にふさわしい実力を見につけている
かどうかを、まず気にすることだ。

実力を身につけることが第一だ。不満でいらだつ暇があったら自己研修に努めるが
いい。そのほうがチャンスの訪れる率は高まるのだ。
運よく昇進したとしても、それにふさわしい実力をもっていないとしたら、その不
安は、昇進できないという不満よりも心身をさいなむのではなかろうか。

 論語一日一言より--村山孚
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Jパワー株の買い増し中止勧告を拒否
英系ファンドは勧告の受け入れを拒否すると政府に伝えた。政府は弁明を聞いたう
えで中止を命令する見通しだ。
中止命令は外為、外国貿易法に基づく措置。過去に命令が出たことはない。外資規
制の「伝家の宝刀」が始めて抜かれる。
問題の背景には、民営化して株式上場する際のJパワーや政府の見通しの甘さが原
因だ。完全民営化の「負」の側面を十分に認識していたのか、疑問が残る。

 紙面より
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士、道に志して悪衣悪食を恥ずる者は、いまだ与に議るに足らざるなり。
道の探求をめざしながら、粗衣粗食では肩身がらまいと思っているようなやからと
は、語り合う気にもならない。

どんな分野の仕事であろうが、その道をめざす結果として生活の充実がある。本来
の目的を忘れて「贅沢」だけ追いかけていたら、目的は達せられない。
まして、見栄を気にするのは論外である。自分の仕事に自信をもって取り組んでい
るならば、隣の芝生など気にすることはない。

 論語一日一言より--村山孚
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筋論政治踏ん張れるか
福田政治を見ていると、新聞の社説に評価されるケースが多いことに気づく。
民主党は社説は従来、政権に厳しかったが、近頃は批判が目立つという。
新聞の社説は、いわば「論理の結晶」で、中長期的な政策を示す場合も多い。一方
、世論調査に表れる「民意」は、身近で短期的な問題に関心が高い。
福田首相は「政治は受けを狙うべきではない」が持論だ。日銀人事や道路財源問題
では、それなりの道筋を示した。だが、民意は筋論だけでは動かない。武藤氏らの
人事は「天下り」と映るし、ガソリン税の値下げには、財政論議とは別に賛成論が
多い。後期高齢者医療制度でも、政府の狙う「医療費抑制」より野党の「年寄りい
じめ」という指摘の方に拍手がわく。その結果、福田内閣の支持率は落ち込むばか
りだ。
中長期的の視点と目前の課題解決との折り合いをどう付けるのか。短期的には国民
に耳障りな話であっても、筋論を訴えていくのが政治の役目。情は大切だが、歴史
の評価に耐える政策を掲げることをあきらめてはいけない。
ガソリン高騰や医療費の負担増などに不安を募らせる庶民に目配りをしつつ、歴史
の評価に耐える政策を示して国民を粘り強く説得できるかどうか。
福田首相はいま、そんな窮地に立たされている。

 政態拝見より---星 浩
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利に放りて行なえば、怨み多し。
利益だけを求めて行動していると、人の怨みをまねくことが多い。

「利に放りて」公害をたれ流しているような企業は、社会の「怨み多し」で先がな
い。

 論語一日一言より--村山孚
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高齢者医療の政策は少子高齢化時代において極めて重要だ。
新制度の意義と課題を冷静に考える必要がある。
まず、高齢者医療が従来のままでは維持が難しいという状況をきちんと認識すべき
である。
国民一人当たりの年間医療費は、65歳未満が約16万円なのに対して、後期高齢者を
含む65歳以上は約65万円で、どうしても高額になる。一方、人口の中で75歳以上の
比率は、05年の9%から25年には18%に上がる。
高齢者の約8割が加入してきた国民健康保険は、すでに深刻な赤字を抱え、役割を果
たし切れなくなっている。高齢者が大幅に増え、給付と負担の不均衡が拡大してい
るからだ。高齢化が進んだ市町村では保険料を大幅に引き上げざるを得ず、同じ都
道府県内でも保険料格差が大幅に拡大してきた。
新制度は、後期高齢者を支援すべき対象として明確に位置づけ、税金で5割、現役世
代の負担で4割を賄い、残りの1割を高齢者が負担する。保険料は都道府県単位で一
本化し、自治体間の格差是正を図る。財政基盤を強化し不公平を是正する策として
、新制度の方向性は正しい。
厚生労働省は、新制度のもとで高齢者の負担額は全体としては従来とほぼ同じにな
るとしているが、高齢化が進む以上、高齢者の負担が今後増えていくのは避けられ
ない。先細る一方の現役世代に負担増の肩代わりを求め続けられるだろうか。
国が公費で支えるにしても、その財源となる税金を負担するのは主に現役世代だ。
新制度の最大の問題は、低所得層ほど不利な構造になっていることだ。
確かに、国保に比べると、保険料が所得に連動する度合いが高まった。しかし、実
際には低所得層で負担が高まるケースも多い。都道府県単位で保険料を一本化した
結果、市町村が独自に行なってきた低所得者向けの軽減措置がなくなったためだ。
子供世帯に扶養されていた高齢者も、新たに保険料負担を求められ、激変緩和措置
があるとはいえ基本的に負担増となる。余力のない低所得層ほど負担感は重い。新
制度は最も救済すべき弱者が最も困る状況を生み出しているのだ。
日本の高齢者はほかの先進国と比べて所得格差が大きく、貧困問題も深刻だ。とこ
ろが日本の社会保障は、中所得以上の高齢者には充実した仕組みだが、低所得層へ
の配慮が乏しく、所得再配分機能を十分に果たしていない。医療をはじめとして、
高齢者間の負担配分の公平性をさらに追求していく必要がある。

 私の視点より---小塩隆士
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朝に道を聞かば、夕に死すとも可なり
朝、人として歩くべき真実の道を聞くことができたら、夕方、死んだとしても本望
である。

真剣に死ぬほど悩み、道を求めている人だったら、それを得たときの感銘は、この
章句のように深いものなのかもしれない。

 論語一日一言より--村山孚
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母子殺害、あなたが裁判員だったら
少年犯罪にも厳罰化の流れが及んだ。今回の事件で注目されたのは、本村さんが積
極的にメディアに出て、遺族の立場を主張したことである。
被害者や遺族が法廷で検察官の隣に座り、被告に質問したりできる「被害者参加制
度」が今年から始まる。被害者や遺族の感情が判決に影響を与えることが多くなる
かもしれない。
見逃せないのは、被告や弁護団を一方的に非難するテレビ番組が相次いだことだ。
最高裁の審理の途中で弁護団が代わり、殺意や強姦目的だったことを否定したのが
きっかけだった。こんな裁判の仕組みを軽視した番組づくりは、今回限りにしても
らいたい。
1年後に裁判員制度が始まる。市民がこうした死刑か無期懲役か難しい判断も迫ら
れる。事件は千差万別で、最高裁の判断基準を当てはめれば、機械的に結論が出る
わけではない。
自分なら、この事件をどう裁いただろうか。それを冷静に考えて見たい。

 社説より
個人の考え---これに似たことが日常茶飯事である。例を挙げれば、選挙についての
個人の考えがも、報道、メディアに左右されていると思われてならない。
メディアによる民意の形成は困る。
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人の過つや、おのおのその党においてす。
人の過ちを観察していると、どうも、人それぞれに過ちのおかし方の傾向があるよ
うだ。

過ちにも人それぞれのくせがある。過ちを繰り返さないためには、自分のこのくせ
をみいだすのがよい。それによって過ちを予防できるだろう。
また、人を知るには、その人の過ちのおかし方を見ればよい。そのくせが分かれば
、人柄が分かるというわけだ。

 論語一日一言より--村山孚
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福田政権手詰まり
福田内閣の支持率が「危険水域」と言われる3割を割り込んだ。
福田内閣側は、4月末にガソリン税の暫定税率を衆院の3分の2再議決で復活させ
た後、7月のサミットをテコに政権を立て直す考えだ。
首相に近い閣僚は「再議決までは我慢に我慢を重ね、その後に反転攻勢だ」と語る
。ただ、支持率下落を起こした後期高齢者医療制度は「変えることはあり得ない」
といい、抜本的対策は難しい。首相側が反転攻勢を仕掛ける材料は乏しい。

 紙面より
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富と貴きとは人の欲する所なり。その道をもってこれを得ざれば処らざるなり。
財産と高い地位。それはだれもが得たいと願うものであろう。だが、正当な手段で
手に入れたものでないならば、そこに安住してはいられない。

財産、地位、名声----そうした目標は、人々の意欲をかきたて、社会を活性化する
動機づけともなっている。いちがいに否定するべきものではない。
だが、それを得るために手段を選ばないとなると話が違ってくる。人は自家中毒を
おこして心身をそこない、社会は混乱して破局へつきすすむ。

 論語一日一言より--村山孚
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大国の責任の自覚を
21世紀の世界は、人権・人道問題は普遍的価値としてますます重視される流れにあ
り、場合によっては国家主権を超えることもある。国連で安保理常任理事国という
位置を占めながら「内政に外国は口出しすべきでない」というだけでは、責任ある
大国の対応とはいえまい。
楊外相は中国が国内の人権問題の改善に取り組んでおり、各国外交官や外国メディ
アを騒乱後のチベットに入れて視察を実現したと強調したが、まだまだ不十分だ。
チベットから外国人旅行者を追い出し、情報を封鎖し、被害者の立場を強調した情
報を流すのみなので、中国の青年層に「外国メディアが真相をねじ曲げている」「
理不尽な中国攻撃が行なわれている」といった反発や愛国心を喚起し、外国製品の
不買運動まで起きている。ナショナリズムの異様な盛り上がりには不安を禁じ得な
い。
今年は中国の姿を大きく変えた改革開放政策の開始から30年目の節目だ。その成果
ともいえる8月の北京五輪は「一つの世界、一つの夢」をスローガンとする。
中国は国際社会の声に耳を傾ける柔軟な姿勢と、一層国を開く決意を見せるべきだ。

 紙面より
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般若心経とは
般若とはすばらしい知恵のこと。そして波羅密多とは六波羅密多、すなわち
自分よりも他人の救いを先にする「大乗の菩薩」という考え方による実践の
徳目です。
人間は生前の行いによって、地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天という6つ
の世界に生まれ変わります。人間よりも下に落ちるのを救うためには、布施
、持戒、忍辱(にんにく)、精進、禅定、智慧という6つの修行をして、成
仏しなければなりません。
布施とは、僧にお経をあげてもらったときや寄付をする際に差し上げるお金
などの財物のことです。布施はお金に限りません。相手の不安をなくす、や
さしいまなざしや言葉などもあります。
持戒とは、戒を持つこと。これを十戒といい、具体的には十戒善を差します。
不殺生、不偸盗、不邪淫、不妄語、不綺語、不悪口、不両舌、不慳貪、不瞋
恚、不邪見。
忍辱とは、辛抱すること。
精進とは、一生懸命努力すること。
禅定とは、坐禅を組んでこころを落ち着けることです。
6つの修行をすると、智慧が出てきます。これが"般若"です。
仏様の場合、「智慧」と書きます。"知"の下の"日"は、宇宙の真理を指しま
す。
この6つのことを修行することを「六波羅密多行」といいます。こうするこ
とで自身が成仏する助けになります。
お仏壇に水、塗香(ずこう)=塗香(ずこう)は非常に細かい粒子のお香で、
塗香入(ずこうい)れに入れて用います。小麦粉にも似た触感があり、少量を
手に塗り、その香りを吸い、仏前で自らの心身を清めるために使用します。
花、線香、飯、ローソクの6品をお供えするのは、六波羅密多行を知らずに
亡くなったご先祖様に、6つの修行をすることで成仏できることを知らせる
ためです。
水は布施(感謝する気持ち)、塗香は持戒(よいことに励む)、花は忍辱
(怒りやすいこころを鎮める)、線香は精進(怠けごころをなくす)、飯は
禅定(こころを落ち着かせる)、ローソクは智慧(人間の悩めるこころを智
慧の光で明るくする)を表しています。これら6つをお供えすることを六種
供養といいます。お仏壇にお供えをして、お仏前でお経を唱えます。こうす
るこによってご先祖様が成仏できるのです。
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市場の懸念
金融システムが揺らいでいることの背景には、過剰なマネーがファンドとして組織
化され、強大なパワーをもつに至りながら規制はほとんどされていない実態もある
。それが借り入れをしながら投資力を増やしてきたことが今回のサブプライム問題
にどう影響を与えたのか、プラス・マイナスを点検する必要もある。
G7では自己資本の拡充を要請したというが、かけ声だけで解決はしない。欠損し
た銀行の自己資本比率を増資などで埋めることができないと巨大な信用収縮が起き
ることになる。G7でこの問題の深刻さが十分に共有されたかどうか。
市場の失望はそのことへの懸念を示すものと言えよう。

 経済気象台より---瞬
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創り
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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道路特定財源で、民主党が一般財源化を唱えるが、税収不足はどう埋めるのか。
疑問点は
①民主党の暫定税率の失効が続くと道路財源の税収は半分に落ち込み、08年度は国で
1.7兆円、地方で0.9兆円が不足する。
民主党は道路建設の効率化やコスト引き下げで対応し、それでも穴埋めできない場
合は「事業量を減らす」と説明。
②暫定税率廃止による道路予算削減は、地方自治体には「財源は確保する」と強調
しているが、財源の柱は、国が揮発油税収の25%を道路整備のために自治体に渡し
ている「地方道路整備臨時交付金」の維持だ。
だか、臨時交付金は原資の税収が一般会計を通らず、自動的に道路整備の特別会計
に流れ込む。完全一般財源化を主張しながら、税収の半分を特定財源に、というの
はおかしい。
③ガソリン税を環境税に衣替えする案に、民主党はどう対応するのか示されていな
い。昨年末に民主党がまとめた税制改革大綱では、将来、自動車燃料にかける税を
すべて「地球温暖化対策税」に一本化するといっていたが、最近は、暫定税率廃止
による「減税」ばかりを強調する。国民受けすることのみ強調、他はだんまりでは
政府・野党と何ら変わりがない。

国民も良く聞き鵜呑みにしないことを肝に銘じないと大変なことになるような気が
する。

 紙面より
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月例経済報告「景気の下ぶれリスクは強まっている」との認識を示した。
国内景気は先月に続いて「踊り場的な状況」だが、先行きの不透明感は増している。
米国では住宅バブル崩壊後は底なし沼の様相だ。高成長を支えてきた米景気が足元
から揺らいでいる。
おおむね横ばいが続く国内の個人消費や設備投資、生産といった項目についての現
状判断は、4月の月例報告でも維持された。経済指標からは、景気の方向感が読み
取りにくい状況だ。
市場関係者の一部には楽観論も漂うが、大田経済相は「先行きはマイナスになって
おり、横ばい圏内にあることには変わりない」と慎重だ。

 紙面より
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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後期高齢者医療制度のトラブル
厚生省は「平均的な年金受給者の保険料は安くなる」「年金からの天引きで便利に
なる」とアピールするが、高齢者が「早く死ねということか」と受け止め、市区町
村への問い合わせはおさまる気配はない。
両者の思いは大きな隔たりを生んだ一因は、新制度を運営するのが市区町村単位で
はなく、都道府県たんいの広域連合になったことがある。高齢者には縁遠くなった
うえ、保険料などを決める広域連合議会は市区町村の首長や議員で構成され、被保
険者の代表はいない。
2年後には保険料の改定を迎える。今回のような混乱を避けるためにも、当事者の
声にも耳を傾ける必要がある。

 紙面より
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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福田首相「大きな政治」を示せるか
与野党の「小競り合い」を離れ、中長期的な課題で政権の独自色を打ち出すべきだ
。環境大国をめざして、最新技術の提供など新機軸を次々と打ち出していけば、福
田政権のセールスポイントになる。
アジア外交でもチャンスがある。
韓国の李大統領が20日に、中国の胡国家主席が5月上旬、それぞれ訪日する。福田氏
は「実利優先」を掲げる2人の首脳とは「ウマが合う」らしい。首脳同士の対話をき
っかけに、日中韓の3カ国が北朝鮮問題や経済連携、人的交流などで足並みをそろえ
れば、東アジアの安定に大きく貢献できる。
ガソリン税を引き上げるための再議決に向けた与野党の攻防は、4月末にヤマ場を迎
える。目先の「小競り合い」をしのぎつつ、福田色のある「大きな政治」を示す。
そんな難所を、福田氏は無事に切り抜けるのだろうか。それとも立ち往生するのだ
ろうか。

 政態拝見より----星 浩
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炭水化物に偏らない食習慣をしよう。
おかずをほとんど取らず、ご飯に依存し過ぎた食習慣をしていると、肥満になる確
率が高まる。かぎを握るのは、ご飯に含まれる炭水化物のようだ。
食事で取る栄養素が炭水化物に偏ると、血糖値や中性脂肪が高くなりやすいことも
、これまでの研究でわかっている。
摂取エネルギーを同じにして、うち5%分を炭水化物から3種類の脂肪酸にそれぞ
れ食べ替えたら、善玉のHDLコレステロールが少し増え、中性脂肪が大幅に減る
。では、ご飯はやめた方がいいのかというと、それは違う。肉や油脂などの摂取が
多い「欧米型」の食習慣も、度合いが強いほど肥満が増える傾向だ。
悪いのはご飯そのものではなく、ご飯を食べ過ぎるために、もっと食べて欲しい野
菜や魚、海藻などをとらない食習慣だ。
学生時代、お金がなく、夕食は食パンだけというのも、炭水化物に偏るという点で
は同じだ。

 食の健康学-----田村建二
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議員立法で提出した道路財源の対案は
「明らかな歳入不足」。
08年度からのガソリン税の暫定税率廃止を柱とする民主党案に対し、自民党側は国
・地方で年間2.6兆円に達する税収不足の穴をどう埋めるのか。
予算執行の見直しで建設費を下げ、それでも足らない部分は「事業量を減らすこと
も選択肢」と説明した。道路整備特別会計の「繰越金」を活用すると小沢氏は言っ
ていた。繰越金は06年度末で約9千億円にのぼり、不足の穴埋めに使えるとした。
しかし、財務省や国交省は「契約済みだが、事業執行が遅れて支出が翌年度にずれ
こんだものが大半。余った金ではない」。これを使えるというのは大変な誤解だ。
無責任なことを言っているのだ。

 紙面より
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野生動物の肉を食べるときには十分に火を通すこと。
E型肝炎の感染源の一つが野生のイノシシ肉であることが分かった。野生イノシシ
の5~10%からHEV遺伝子が検出された。イノシシ以外にもシカの生肉を食べた
場合もHEVに感染したほか、北海道では市販の豚レバーからHEV遺伝子が検出
されたケースもある。
厚生省は1、野生動物の肉は生食は避け、しっかり火を通す。
2、生肉に触れたまな板やはしは熱湯消毒する。
と呼びかけている。
加熱すると感染性を失うという。

 紙面より
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Jパワー株の買い増しについて、電気料金の値上がりにつながる問題だ。
関税・外国為替等審議会の外資特別部会が、開かれた。英国投資ファンドによる買
い増しについて意見を聞いたという。財務・経産両省はこの買い増しが、「公の秩
序の維持を妨げる恐れがある」と判断。中止か変更を勧告する方向だ。
Jパワーは、全国の電力10社に電力を供給している。Jパワーが電力の卸料金を上
げれば、巡り巡って家庭の電気料金も上がる可能性もある。
実際、英投資ファンドは、Jパワーに電気卸料金の引き下げ方針を撤廃するように
求めた。株主からみて、料金引き下げはJパワーの長期的な利益につながらないと
いうのだ。電気料金の変更は、工業製品やサービスの価格などにも影響する。
Jパワー株の買い増しの行方は、私たちの暮らしにもつながる問題なのだ。

 紙面より
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ただ仁者のみ能く人を好み、能く人を悪む。
私心のない、仁の心をもった者だけが、純粋に人を愛することができ、また、純粋
に人を憎むことができるのである。

人間関係で悩んだり喜んだりする場合、冷静に考えてみると、自分のことは棚にあ
げて、もっぱら相手のせいにしていることが多い。だが、愛も憎しみも、その元は
自分の心に根ざしている。愛するにしても、憎むにしても、わが心が濁っていない
かどうか。それをジックリふりかえってみよう。

 論語一日一言より--村山孚
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GONGO、政府が運営するNGOのことである。
典型的な例がNEDや朝鮮総連。一方は米国政府が資金供給し、世界の民主主義普
及に貢献することを目的とし、もう一方は北朝鮮政府に上納を行なう他、情宣活動
や不正行為をしているとも。我が国のNPO法人は認証されたものだけでも2万以
上あるが、寄付文化が活発とはいえない上に、寄付を敵視するような税制の下では
ほとんどは資金難で赤貧状況にある。役所の走狗となって、生き延びをを図るNP
OやNGOも多いが、国や地方自治体が設立し、補助金や委託費の名目で巨額の税
金をつぎ込み、多数の天下り官僚を養う公益法人もあまたある。
国内では共同体の喪失や家族制度の分解で社会互助システムが劣化し、世界では貧
困・人権や環境、民族対立などの問題が拡大していく中、必要性が飛躍的に高まる
一方、無償で善意の文化が立ち上がらないのは残念なことである。

 経済気象台より----四知
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上に居て寛ならず、礼をなして、敬せず、喪に臨みて哀しまず。
指導的な立場にいながら寛容さがない。礼を正しているようだが形だけで敬う心は
ない。葬儀に参列していても悲しみの情はない。

今日、指導者の指導技術や管理能力についてはやかましく言われ、その向上のため
の努力がなされている。だが、どうも指導者の心や情の点はなおざりにされている
ような気がするのだが、どうだろうか。有能な指導者とされながら思わぬことで失
格したり、外見には立派な指導者と思われていながら、内部ではさっぱり信頼され
ていないような人物がいる。人間味のない指導者は、一時的には成果をあげても長
続きはしない。

 論語一日一言より--村山孚
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食糧危機、市場の暴走が飢餓を生む
世界中でコメや小麦、大豆、トウモロコシなどの値段が暴騰している。
なぜ、いま、食料不足なのか。
確かに、オーストラリアの干ばつなど、主要農産国の不作が重なった。中国やイン
ドといった人口大国で食生活が変わり、肉の消費と飼料の需要が急増したこともあ
る。トウモロコシなどの穀物を、ガソリン代わりのバイオ燃料に転用し始めた影響
も大きい。
だが、今回の事態を招いた要因として何より注目されるのは、投機資金が食糧市場
に流れ込んでいることだ。米国の金融不安を機に金融・株式市場から引き上げられ
た資金が穀物などに向かう。価格が上がり、それがまた投機資金を呼び込むという
悪循環である。
その結果、食料輸出国は売り惜しみをし、輸入国は買占めに走る。世界の食料生産
は増えているという現実があるのに、貧しい国、貧しい人々には手が届かなくなっ
てしまうのだ。市場の暴走というほかない。
先進国の投機と無策が人道危機を引き起こしている。飢餓の広がりを防ぐために、
日本をはじめとする先進国は緊急支援に動かねばならない。

 社説より
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仁者は仁に安んじ、知者は仁を利す。
仁者は、損得や計算でなく仁の心が身についているから、どんな条件の下でも迷っ
たり悩んだりすることなく仁を貫こうとする。また、知者は、理性的な判断によっ
て仁が必要なことを知っているから、仁を貫こうとする。

仁--人間らしい心はだれでももっている。だが、利己心のほうが強く働くため、仁
の心が行動にならないことが多い。ところが、仁者は、特別な意識も打算もなく、
ごく自然に仁を行なう。地位、知識、学問などの有無と関係ない人柄そのものであ
る。知者は仁者には及ばないが、頭で理解しており、良心に迫られて仁を行なうの
である。

 論語一日一言より--村山孚
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インフレが戻ってくる?
振り返ると、90年代はグローバル競争、言い換えると低コスト新興国の成長と先進
国の労働分配率の低下=賃金抑制が世界的なインフレ率の低下をもたらした。しか
し現在は新興国の経済発展、生活水準の向上が世界の資源・エネルギー需要を高め
、先進国では低下しすぎた分配率の修正が始まっている。その帰結としてのインフ
レ率の高まりだとすれば、このトレンドは今後しばらく続くとみるべきだろう。
食品・エネルギーを除く消費者物価やGDPデフレーターがなお下落しているのを
見て、日本はまだデフレ状態にあるという論者もいる。しかし世界の趨勢を見れば
、ディスインフレからインフレへと時代は変わりつつあり、いずれ日本にも及ぶと
考えるのが自然だ。

 経済気象台より---山人
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌
が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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党首討論の勝敗は民意に聞きたい
参院選以来の政局が本格的な対決局面に入ったことを、この党首討論は次げている
。だとすれば、与野党がなすべきことははっきりしている。それぞれの主張をさら
に明確に掲げ、説得力を競い合うことだ。
たとえば、首相は道路特定財源の一般財源化で勝負をかけるというなら、それを確
実に実現することだろう。民主党は地方分権について、もっと具体的なプログラム
を示してもらいたい。
政治が前に進まない原因は、自民党は衆院、民主党は参院の民意を言い、お互いに
譲らないことだ。新たな民意を問うべき時期にきている。

 社説より
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スポーツすると長生きできるか?
スポーツする人は健康意識が高く、食事にも気を配る傾向にある。こうしたことも
長寿の大きな要因になる。
一つ、言えることはスポーツ習慣は高齢になってからの日常生活の自立度に影響し
ます。調査では、70歳以上でスポーツ習慣のあった人は80歳になっても自立度が高
いという結果が出た。
スポーツは元気に老いを過ごすために習慣づけたほうがいいでしょう。もちろん、
無理のない範囲で。

 老いより---柴田博・桜美林大大学院教授
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管理職論議
我が国の中間管理職と呼ばれる人の平均的姿はどんなであろう。
こんな管理職が各企業の現場を支えている。だか、法に言う「監督者もしくは管理
の地位にあるもの」の条件は「経営方針に参画している」「出退勤管理を受けない」
「部下の勤務条件について決定権を持つ」等々であるとされる。
そのギャップは相当に大きい。外食産業の店長の勤務状態の異常さは論外としても
、多くの企業が程度の差こそあれ悩ましい問題と考えているはずだ。
だが、経営にとって重要なのは彼ら管理職が意気を阻喪することなく仕事に取り組
んでくれることである。「名ばかりの管理職」などという議論に巻き込まれぬため
に、まずは報酬面でその役割実態に見合う処遇をすることが肝要であろう。

 経済気象台より---彗星
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外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向する
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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日銀総裁選び、問題点が浮き彫りに
新日銀法の施行から10年の節目の総裁選びは、皮肉にも戦後、最も政治に翻弄され
た。政府・与党は「財政と金融政策の両方が分かる人材が望ましい」として元財務
事務次に執着した。民主党の反対の理屈は、当初こそ「財務と金融政策の分離」と
政策論の色を帯びていたが、途中で「財務省からの天下りは認めない」にエスカレ
ートした。
国際的な金融市場が発達した現在、中央銀行総裁に求められる能力は半端ではない
。マクロ経済を冷徹に分析する目、国益を背に海外の中銀総裁と向き合う交渉力、
政策委員会を頂点とする巨大組織を引っ張る指導力---。しかし、こうした資質論を
めぐる議論は深まらなかった。時間をかけて候補者との考えの違いを埋める努力や、
外部の有識者に意見を聞く姿勢も見られず、わずか1日のかみ合わない議論で候補
者が次々に不同意の烙印を押された。民主党に翻弄され続けた財務省にも徒労感が
漂っている。
 
 紙面より
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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希望がかすむいま、改めて25条の精神が私たちに問いかける。
現代社会にふさわしい「文化的な生活」とは何か、いまの尺度で問い直す必要があ
る。そして「すべての国民」がその恩恵にあずかれるよう、制度を造り直さねばな
らない。
恩恵はただでは享受できない。みんなの努力と相応の負担、お互いに支え合う「連
帯」の仕組みづくりが欠かせない。私たちが積み重ねてきた提言は、突き詰めれば
そういうことだ。
各党は、将来にわたって確保すべき生活水準の具体像を明らかにし、そのための道
筋と、必要な負担をきちんと示してほしい。これを「希望社会への契約」としてマ
ニフェストに示し、国民の理解を競い合うのだ。
私たち一人ひとりも、よく考える必要がある。子どもや孫の成長を楽しむように、
その時代のために希望を残すことを大きな楽しみとしたい。

 社説より
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米国の金融危機は、戦後最大の危機だ。
サブプライムローンの不良債権問題は、細かながん細胞を体中にまき散らしたよう
なものだ。患部への対症療法では完治しにくい困難さを伴う。
米景気に赤信号もともっているからには、FRBは利下げという対症療法を繰り返
さざるを得ない。今後も利下げは続くと予測される。利下げはお金の流動性を高め
、金融機関を一時的に助けることにはなるが、サブプライムローンの不良債権で傷
ついた金融機関の自己資本を癒やす根本的な治療にはならない。
そのうえ心配なのはインフレの加速である。
サブプライムで傷ついたヘッジファンドなどが商品市場で稼ぎ、損の穴埋めを狙っ
ているからだ。そこに金融不安を和らげる名目でせっせとマネーを供給していると
いう構図である。
利下げ、金融緩和は商品相場の高騰に伴う物価上昇、消費マインドの減退、景気の
悪化を招くとともに、新たなバブルを生み出しているともいえる。対症療法が病状
をさらに深刻に、しかも複雑にしてしまう悪循環に陥るかもしれない。

 読み解くより---安井孝之
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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医師不足は都市圏でも
うまい、早い、安い。患者が医療に求める理想です。診てもらうなら腕のいい医師、
病気になったらすぐ行ける病院、自己負担の少ない治療費。
こんな願いから遠ざかるような現状。「医師を増やし、税金をもっと医療に」とい
う声が強まっています。しかし人やカネには限りがあります。
医師にとって医療控訴への不安が大きなストレスです。在宅療養を促す政策は患者
家族の負担を強いています。
医師不足が解消するのは22年。それ以降は過剰になるという。推計通りでも、40
年時点で、医師も高齢化し、病院を離れて開業する率が高くなる。開業医の働き方
にも検討が要る。診療科の偏りもある。産婦人科や小児科以外にも、外科などで若
手が減り、関係者は危機感を募らせる。

 紙面より
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成事は説かず、遂事は諌めず、既往は咎めず。
すんだことはとやかく言わない。やってしまったことは批判しない。過去の過ちは
非難しない。

すんだこと、過ぎ去ったことをあとから論じても意味がない。これからのことを問
題にしよう。
もともとは弟子の失言を非難し、「困ったことを言ってくれた。いまさら注意して
も仕方がないが、今後はつつしんでほしい」という意味で言ったものだ。

 論語一日一言より--村山孚
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地球温暖化対策を巡る報道を見ると、誤解を招く内容が目立つ。
なかでも、①日本は二酸化炭素など温室効果ガスの排出削減が遅れている。
②排出権取引の導入は世界的な流れで万能だ。
の二つは、その典型例ではないだろうか。
元米国副大統領のゴア氏が示したデータによると、日本の「地球温暖化への寄与度」
はわずか3.7%と米国の30.3%、欧州の27.7%を大きく下回る。日本の経済規模は米
国や欧州の半分に匹敵するのに、温暖化ガスの排出量は1~2割に過ぎない。つまり
改善ペースは遅いが、絶対水準で日本は昔から優等生なのに、その事実があまり伝
えられていないのだ。
メディアには、自虐的とさえいえる日本の批判をするより、排出量で世界一の米国
や排出大国になりつつある中国、インドなどの途上国が、削減を対外的にコミット
していないこと、これらの国やそこに工場を持つ大企業が垂れ流しを続けるリスク
が大きいことを指摘し、有効な対策を求める責任があるはずだ。

 読み解くより---町田 徹
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天下の道なきや久し。天まさに夫子をもって木鐸となさんとす。
天下の方向が狂いだしてから、もう久しくなります。ですから、天は孔先生にこう
して"木鐸"の役目を与えられたのです。

昔、役人が人民を集めて布告を伝達することに木鐸を振った。先覚者や世を導く者
を「木鐸」というようになった。かっては新聞のことを、「社会の木鐸」などと言
ったものである。

 論語一日一言より--村山孚
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後期高齢者医療制度のみが、なぜ゛年金天引きなのか。
75歳以上のお年寄りを対象に保険料を年金から天引きする制度が15日から始ま
る。
政府は、これまで社会に尽くして下さった高齢者の方々をしっかりと支えていく制
度というが、なぜ、年金生活者の元金から、天引きなのか。いささか疑問である。
いままで、取り損ねの制度が多いので、絶対に取るぞという安全策なのか。
年寄り苛めもいいとこである。マスコミも取り上げないのが不思議だ。
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楽しみて淫せず、哀しみて傷らず。
楽しんでも乱れるところまでいかない。悲しんでも絶望はしない。

何ごとについても、「ほどよく」ということは必要だろう。とくに楽しむほうは適
当なところでストップさせなければならぬ。「歓楽極まって哀情多し」であり、
「花は半開を看、酒は微酔に飲む」がよい。

 論語一日一言より--村山孚
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グローバル化について考える
日本列島の地図を見ると、北緯45度の稚内から北緯24度の与那国島まで、亜寒帯か
ら亜熱帯まで広がっています。日本は地球全体の生態系のミニチュアといえるでし
ょう。日本を地球に見立て、それぞれの地域が自立して、地域性を発揮したい。
東京中心じゃない。ポスト東京の発想をしてほしい。地域性を生かした、自然と調
和した生活景観をつくりあげていくことは、地球社会の未来に対するメッセージ性
を帯び、モデルになりうる。日本にはそういう役割、いや、使命がある。

 グローバル化の正体より---川勝平太
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君に事えて礼を尽くせば、人もって諂うとなす。
主君に仕え礼を尽くしていると、人々はわたしが諂っているかのように言う。

職場の人間関係は上下・左右・内外とそれぞれ対応の仕方が違うが、とくに上司へ
の対応は面倒だ。どの程度まで礼を尽くすか。ベタベタしすぎればそれこそ諂いと
なって眉をひそめられるが、よそよそしすぎては意思の疎通を欠く。当然のことな
がら、妙な私心をさしはまず、仕事本位で誠意をつくすのが常道というものであろ
う。

 論語一日一言より--村山孚
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日銀3月短観、景況感の悪化が鮮明に
景気は「踊り場」で踏みとどまるのか「後退局面」に入るのか。
先導役の大企業・製造業の景況感の悪化が鮮明になった。08年度の設備投資計画が
落ち込んだのも、経営者らの不安の表れだ。
●大企業・製造業の業況判断指数は前回より8ポイント悪化。03年12月以来の低水
準。
●大企業・非製造業のDIは4ポイント下がった。3四半期連続の悪化。
●中小企業のDIは、製造業が8ポイント悪化。非製造業は3ポイント下がった。
全規模・全産業の08年度設備投資計画は前年度比5.3%減。3月調査で翌年度計画が
マイナスになったのは、大企業・製造業では02年3月以来、大企業・非製造業では
05年3月以来。
円高と株安は国内の個人消費も冷え込ませている。

 紙面より
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君、臣を使うに礼をもってし、臣、君を事うるに忠をもってす。
君主は礼にかなった態度で臣下を使い、臣下は誠意をもって君主に仕えることです。

「忠」は後世の日本ではもっぱら「忠君」の意味で用いられるようになったが、本
来はそのように対象を限定したものでなく、「人間としてなすべきことを誠意をも
って果たす」という意味である。

 論語一日一言より--村山孚
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30年以上も続いた暫定税率が、民主党の反対でなくなってしまった。
民主党の人気取りで暫定税率がなくなってしまった。予算はできたのに執行できな
い。国民生活や企業活動などに深刻な影響を及ぼす。
政治に対する不満は、与党ばかりではなく野党にも向けられているが当然である。
しゃにむに暫定税率の廃止に突き進み、特定財源を廃止する機会を失った。
小沢氏の求心力は揺らぎ、対決路線一辺倒でないと党内をまとめられないという事
情がのぞく。「ねじれ国会」の行き着くところが、こんな2大政党の機能不全であり
、国民の不信だったというのは残念というよりない。この事態は民主党はもっと深
刻に受け止める必要がある。この事態を打開するのは容易なことではない。結局の
ところ、政治を前に進めるために、それぞれの党が道を切り開いてみせる以外に方
法はない。
再可決には首相の問責決議案で徹底抗戦する構えだが、全面的に政治をストップさ
せることに国民の支持は集まるのか。大胆に妥協する知恵を出せない限り、どちら
の主張がより有権者に説得力を持つのか、とことん競い合うしかない。

 社説より
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キウイフルーツは、ビタミンCを含んでいる。
ビタミンCを100㌘中に69㍉㌘含んでいるが、これはイチゴの62㍉㌘を上回って
いる。キウイフルーツを一個食べると、1日のビタミンCの目標摂取量のほぼ7割を
満たす。ビタミンCは美肌を保つ働きがある。果肉が緑色しているのは貧血予防に
役立つクロロフィルを含んでいるためだ。黒い小さな種子には、ビタミンEが含ま
れる。
また、強い抗変異原性を持っていることから、がんの予防に役立つと考えられてい
る。同じように抗変異原性を持つ薬草の甘草、ニンジン、ブロッコリーと比べると
、変異原性物質であるニトロソアミンに対して、甘草の次に強い抗変異原性を持っ
ている。
キウイフルーツには、たんぱく質の分解を助ける酵素が含まれているので、肉料理
の後にデザートとして食べれば、胃もたれを防ぐとされている。

 料理より
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道路特定財源の暫定税率の期限切れ、「財源に穴」自治体苦心
年度末に財源の根本にかかわる議論をすること自体が異常で、県の責任ではないの
で、穴埋めは国の方でという知事もいる。
だが、暫定税率の国分が約1兆7千億円、地方分が約9千億円。地方分まで全額穴埋め
はできれば避けたいのが財務省などの本音だ。
穴埋め策には、
①地方債の発行
②地方交付税の増額
③新たな特例交付金や貸付金制度の創設
などが考えられる。
交付税は不交付団体に配れないなど一長一短がある。
暫定税率が復活するかどうか、それはいつか。国会情勢の見極めが必要なことに加
え、地方や与党、財務当局を巻き込んだ攻防を始めなければならないからだ。

 紙面より
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