2008年03月の記事


君子は争うところなし。必ずや射か。その争いや君子なり。
君子ともあろう者は無用の争いなどしない。争うのは弓を射る競技ぐらいのもので
ある。争うといっても君子の争いである。

経済の分野では、無競争は活性を失わせる。企業活動は競争なしでは考えられない
。だが、競争に歯止めやルールがなかったらどうなるだろうか。企業の競争も、昇
進競争も「君子の争い」でないと、いつか破綻する。

 論語一日一言より--村山孚
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再び1㌦=100円を超す事態を迎えた。
米国景気の先行きや、一向に縮小しない日米それぞれの貿易黒字と赤字、いずれは
正常化される我が国の金利レベル等々からすると、1㌦=80円という世界も現実味を
帯びてきたように思われる。
そうなった時、製造業はどのように対処するのか。もちろん製造業のみならず、農
業などについても-----。そして、国はそうなってから、再び、内需拡大や産業構造
転換の議論を始めるのだろうか。

 経済気象台より--啄木鳥
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礼はその奢らんよりも寧ろ倹せよ。喪はその易めんよりも寧ろ戚せよ。
礼は派手にするよりは質素にしたほうがよい。葬礼は形をととのえるよりも悼む心
が大切なのだ。

礼はひとつの形式である。人間が社会生活を営むうえで、心を表現するための形式
をそなえることは必要だ。だが、それが形式のための形式に流れないように、本来
の目的である心を忘れないようにしたいものだ。

 論語一日一言より--村山孚
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格差と改革の問題はどうするのか
地方からは「限界集落」をはじめ、格差の深刻さを訴える声が相次いでいる。一方
、東京では財界人たちが「一層の構造改革」を叫ぶ。格差ばかりを気にしていたら
、国際競争に負ける。という本音も耳にする。
景気が低迷するのは改革が足りないからだ。改革を進めて経済が成長すれば、地方
もいずれは潤う。財界人の「改革至上主義」は相変わらずだ。改革一辺倒の動きに
、地方は不信を募らせる、逆に財界人は、地方はグローバル化が分かっていないと
言わんばかりだ。両者の溝を埋める手だてはないのだろうか。
格差を解消しろという声と、改革すればすべてがバラ色だという声が強まっている
が、ゼロか100かという議論は不毛だ。格差是正も改革も必要だと、お互いが理解し
合わなくてはいけない。
中央と地方の橋渡しは、本来政治の役割だ。総選挙を控えて当面、与野党の対立が
激しくなるのはやむ得ないが、格差是正と改革との調和という重要な問題で、いつ
までも「政治の不信」が続いていいはずがない。

 政態拝見より---星 浩
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毎日の食事に、ヨーグルトを取り入れよう。
体内に侵入した病原体などを排除する役割を持つ、免疫細胞の6割は腸内に集まって
いる。免疫細胞がうまく働くのに重要な役割を果たすのが、腸内細菌だ。その腸内
細菌を良い状態に保つのに効果があるのがヨーグルトや乳酸菌飲料である。
乳酸菌には多くの種類がある。「おなかの調子を整える」「アトピー性皮膚炎の改
善が期待できる」など機能が異なるので、自分の目的に合ったものを選ぶと良い。
注意したいのは、ヨーグルトだけで健康になるのではないという点だ。
「栄養素のバランスがいい食事に、ヨーグルトを加えるよい」と進める。
目安は1日200㌘以上。繊維質が豊富な食材を取り、肉類は少なめにして適度な運動
も大切だ。

 いただきますより
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こんどは小沢代表が応える番だ。
首相が道路特定財源を廃止すると言いきったのは画期的である。しかし、暫定税率
は生き残るではないか。民主党は早くも、その点で新提案は受け入れられないとし
ている。だが、国と自治体の苦しい台所を考えれば、2.6兆円もの税収が消えてしま
うのは大きな痛手だ。ガソリン代はまた上がるのか、税収はあてにできるのか、消
費者や自治体は混乱せざるを得ない。それを考えれば、08年度は暫定税率を維持す
るのが現実的だ。
むしろここは、09年度からの環境税への模様替えなどを念頭に、与党との具体的な
政策協議に入るべきだ。
特定財源の廃止をどう担保するか。暫定税率はどう見直していくか。31日までの間
に与党側と詰め、言質をとるべき点はほかにもたくさんある。
国民の生活を混乱させないため、今度は民主党の小沢代表が決断する番だ。

 社説より
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人にして仁ならずんば礼を如何せん。
人にして仁ならずんば楽を如何せん。
人間らしい心が欠けているならば、礼を行なったところで何になるだろう。人間ら
しい心がけが欠けているならば、楽を奏したところで何になろう。

仁は人間の心の「核」のようなもので、状況に応じていろいろな現れ方をする。

 論語一日一言より--村山孚
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租税特別措置のうち税率変更で増税されるものは還付。
土地の登記や国際的な金融取引など、放置すれば混乱が予想される7項目が対象。
税制改正関連法案の成立後に、政省令を定めて対応する方向だ。
ガソリン税など道路特定財源の暫定税率については、期限切れで減税となるため、
税制面での措置は想定されていない。

 紙面より
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直きを挙げてこれを枉がれるに錯けば、民服せん。
まっとうな者を、心が曲った者よりも上位におけば、人民は君主の命令に従うよう
になるでしょう。

人々がトップの方針をよく見ていることは、昔も今も変わらない。とくに影響があ
るのは人事である。不公正な人事は、全員の士気に大きく響く。直接の影響がない
場合でも、みんなのやる気をなくしてしまうのだ。
下から見ていると、公正かどうかがよく分かるのである。職場の人事で「赤提灯」
での主要な話題のひとつになることは、サラリーマンならだれでも経験があるだろ
う。

 論語一日一言より--村山孚
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暫定税率期限切れ、現実に?
ガソリン税などの暫定税率が3月末で期限切れを迎え、一時的に撤廃されることが避
けられない情勢となった。
道路特定財源をめぐる与野党の隔たりは大きい。与党内では4月末にも衆院で再議決
し、早期に暫定税率を回復させる考えだ。
消費者の買い控えも聞かれるこのごろだが、ガソリンは出荷時、軽油は販売時にそ
れぞれ課税される。スタンドではそこまで考えて給油しないと消費者がバカを見る
ことになる。消費税の取りっぱなしと同じ事態になりそうである。
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善を挙げて不能を教うれば勧めん。
すぐれている者は登用し、そうでない者は教育してやる。このようにすれば、みな
、よく働くようになる。

能力のある者を抜擢するだけでなく、いかなる人材も教育により能力向上をはかり、
全員のやる気をおこし、全体の水準を引き上げようというのである。

 論語一日一言より--村山孚
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道路特定財源は、暫定税率は維持するしかない。野党は修正協議に応じるべきだ。
なにがなんでも暫定税率を撤廃させ福田政権を追い込む、といった態度は慎むべき
だ。民主党は当初「ガソリン値下げ」に照準を合わせたが、批判を浴びて「一般財
源化」に軸足を移した。それなのに政権の旗色が悪いとみるや再び「ガソリン値下
げ」に回帰するとしたら、あまりにもご都合主義というものだ。
たとえば、ガソリン税などの一部を環境税へ組み替えていくことを条件に、暫定税
率の維持を受け入れる。接点を見出すための知恵と工夫がほしい。
「年度内の結論」という衆参両院議長のあっせんが無に帰せば、政治への国民の信
頼はさらに失われよう。野党は修正協議のテーブルに着くべきだ。

 社説より
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牛乳や乳製品は、人間の健康維持に効果的な食品だ。
牛乳の主な栄養素は、たんぱく質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなど。
人間が生命活動を維持する上で、重要なものばかりだ。
中でも、注目すべきなのがカルシウムだ。
①1食当たりの含有量が豊富
②腸管内で吸収を助ける機能性成分も、牛乳に含まれている。
一般的な牛乳100㌘に含まれるカルシウムは110㍉㌘。もっと多い食品もある。だが
、1食分で換算すると、牛乳のカルシウムは227㍉㌘。サクラエビの1.4倍、干しヒジ
キの2倍、マイワシの5.4倍だ。
ほかにも、免疫系を活性化したり、睡眠を促したりする成分など、体の機能を調節
する成分が含まれている。
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福田内閣は完全にピンチに陥った。連休前に退陣も
元々、首相のリーダーシップがうかがえずで内閣支持率がじり貧状態にあった中、
日銀総裁人事の失態で"屋上屋"を重ねた。
ここに来て福田首相はガソリン税の暫定税率を維持する租税特措置法改正案などの
税制関連法案の修正に関し、道路特定財源全額の一般財源化を検討する考えを明ら
かにしたが、これには一般化の具体的な時期に言及していないことから先行きは見
えていない。
年度が終わった直後の世論調査いかんで、福田首相もハラを固めざるを得なくなる
かもしれない。むろん首相自身に解散ー総選挙の余力はないし、この期に選挙をや
れば与党の惨敗も目に見えている。内閣総辞職しか道はない。

 ズバリ核心より--小林吉弥
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なんじその羊を愛むも、われはその礼を愛む
おまえは羊のことを気にかけているが、わたしには礼がおろそかにされることのほ
うが気がかりなのだ。

このことばは、「目先の物に気を奪われて、本来の目的を見失ってはならない」と
いうことを教える名言。
本来の目的を忘れるなという意味で、わずかな収賄で一生を棒にふった話、おまけ
ほしさに高価な不用品を買い込んだ話、根はひとつである。

 論語一日一言より--村山孚
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どのように外国人を受け入れ、その人々とどんな関係を築いていくべきか
外国人がごく身近に住む社会に向け、すでに歩みはじめている。心を開いて外国人
を受け入れ、個性や多様性に富んだ共生社会をめざした方がいい。外国人も働いて
税金や社会保険料を払い、産業や福祉の担い手に加わってくれるのだから、日本の
活力がそれだけ保たれる。
外国人を単なる「安い労働力」ではなく、人格を持った「隣人」として受け入れる
ということだ。
がいこくじんとの共生社会を築くには、お互いの文化や習慣、微妙な心情への理解
が欠かせない。両方の言葉を話し、橋渡しができる人材を増やしたい。
定住から永住、国籍取得への手続きを容易にすることは自然なことだ。同時に、永
住外国人は納税し社会を支えていることを考えると、地方参政権を全く認めないの
は公平を欠く、難民への門戸も、人道主義の立場から広げるべきだ。
第2次世界大戦後、日本は「単一民族神話」のもとで戦後秩序を築き上げた。
これからは「多民族社会」になっていく。覚悟を決め、神話の壁を乗り越えてこそ
、21世紀にも日本は活力と魅力を保つことができるだろう。

 社説より
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セロリはセリの仲間で、整腸作用、強精作用があるとされ、薬用や香料にされてきた。
セロリの香りは、セダノリッドやセンネリン、アイピンなどの香り成分によるもの
で、食欲増進や、いらいらの解消、頭痛を鎮める働きがあるとされる。
細胞のがん化を防ぐβカロテン、免疫力を高めるビタミンC、疲労回復を促進する
ビタミンB1、粘膜組織を保護するビタミンB2を含んでいる。茎には、腸内環境を
整える食物繊維や、骨を作るカルシウムを含んでいる。サラダには茎を使うが、葉
にもβカロテンや、ビタミンB1、B2、Cがたくさん含まれているので、捨てずに
、しっかり活用しよう。

 料理より
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富の再分配論が花盛りである。
原資が限られたなかの分配論は一過性となり、とかく悪人捜しに走りがちで、あま
り建設的とは言えない。要はこの国の富をいかに増やすか、ということだ。
この戦略論こそ、国を挙げて掲げなければならない。このような議論が行なわれな
いところに、日本の悲劇がある。もちろん「美しい国」「科学技術立国」などの言
葉が語られることはあるが、抽象的で、具体的指針に欠けている。現実の力とはな
り得ておらず、日本は船長不在のまま漂流を続けている。
 ではどうするのか。日本の経済力を強化して、世界の中に便益を供給するしかな
い。具体的には「強いところをさらに強くする」ことだ。
日本には世界に誇るべき事業がある。これら強いものを世界に打ち出す戦略を立て
ることで、日本の富は増し、弱者もまた救われる。
現在、日本を支えているのは一部の国際企業だ。これが弱体化すれば格差是正、弱
者救済はおろか、日本は衰退の道をさまよう。当事者の目覚めを促したい。

 経済気象台より---可軒
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これを知るをこれを知るとなし、知らざるを知らずとなす。これ知るなり。
自分の知っていることは何か、知らないことは何か。その区別をはっきりさせるこ
とが、「知る」ということなのである。

よく考えてみると、わたしたちの知識はいいかげんなものである。
実は分かっていないのに、分かっているつもりで話したり処理したりしていて、と
んでもない食い違いを生じてから、それと気づくことがある。
とくに情報が氾濫している昨今では、よほど気をつけていないと、失敗を犯す。

 論語一日一言より--村山孚
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お茶は「もてなしの心」を演出する。
日本のどこへ行っても、注文もしないのに出る「ただのお茶」
世界のどこを歩いても、一杯のお茶は有料であり無料ではない。ブラジルのコーピ
ーだってただでは飲ませてくれない。でもわが国は無料なのである。資本主義の世
の中で水でも金にするのが常だ。なおさら、お茶っ葉をお湯でだしたお茶が無料だ
なんてと、突き詰めればそう思うが、なぜか「ただ」なのだ。
伝統的に金をとらない、無料で提供するのが、日本の「もてなしのの心」と表現し
ている世界に誇るべきわが国の文化なのである。
何でもないちょっとした気配りで、おいしくて体に良いお茶が出せる。真心をもっ
てお茶をだす。その心が「暮らしの中のお茶」の真髄であり、わが国のティー・セ
レモニーの実は奥義なのである。
しかし、そのようなソフトを世の若者に伝えていかねばならない努力が、果たして
今日の大人、すなわち年長者たちにあるだろうか。はなはだ疑問である。近年そん
なもてなしの心、気配りがお茶が、かなりおろそかにされている事実は否定できな
い。むかしはどこの家を訪ねても、まず最初に出てくるのが一杯のお茶である。
何はなくてもお茶ひとつが常識であった。だから最低の扱いを「お茶一杯もださな
いで追い返された」などという言葉がいまも残っている。「粗茶ですが」「お番茶
ですが」などと控え目の言葉もどうやら「もてなしの心」を演出する添え言葉であ
ろう。

 コンパスより----谷本陽蔵
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義を見て為ざるは勇なきなり。
人として、しなければならないことに直面しながら、動こうとしないのは、臆病き
わまる。

やらなければならないと思いながらためらっているときこのことばを口にすると、
なんとなく勇気が出てくることから、決断の踏切板になっているのである。

 論語一日一言より--村山孚
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食の安全網となるのは国内の農業である。
その衰退ぶりは何とも頼りない。衰退の原因は、農政の中心であるコメ政策にある
。日本のコメの生産量は60年代半ばに消費を上回った。その後40年近く、食生活が
豊かになりコメの消費が減り続けるのにあわせて、生産を減らしてきた。コメの生
産調整、いわゆる減反政策である。
政府は休耕するか他作物へ転作した農家へ補助金を出す。需給を調整して米価を支
える「米価カルテル」でもある。
その結果、耕作放棄地と休耕田を合わせると、いまや東京都の面積の3倍近くにもの
ぼる。消費者のコメ離れと人口減少が進めば、40年後には水田面積が今の半分にな
るという。すでに農業で働く330万人の6割が65歳以上。このままでは、日本の農業
は滅びてしまう。そんな恐れさえ感じる状態だ。
発想を大転換して、コメ農業を根本から立て直さなければならない。
農業は天候や病害のリスクが大きい。その一方で食料安全保障を担い、環境や農村
の景観維持に大きな役割を果たしてもいる。

 社説より
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学びて思わざれば罔く、思いて学ばざれば殆し。
外からの知識を得るだけで、自分で考えることをしなければ、その知識は身につか
ない。逆に、自分で考えるだけで、外からの知識を得ようとしなければ、独善的に
なる。

「学ぶ」ということと「思う」ということを別々のものとして考えるのではなく、
「対」にして並べ、片方がなかったらどうなるか考えてみるのである。そうすると
、別々では思い及ばなかったことが、このように関連づけられてくる。

 論語一日一言より--村山孚
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ドルは円だけでなく主要通貨に対し、ほぼ全面安という動きだ。
「サブプライム問題」の終息は予断を許さず、米国の景気悪化がどこまで続くのか
、先行き不安は極めて大きい。
一方、ユーロなど他の先進国通過に対しては、まだまだ円の高い水準にはなってい
ないことから、この円高の日本経済への影響は、1990年代半ばの円高に比べれば小
さいという見方もある。しかし、国内景気に減速感が強まった時期に、円高となっ
た打撃は大きい。全体の5割近くがなおドル建て輸出であり、円高による受け取り
金額の目減りは大きい。
米国にとってドル安の輸出メリットもあり、ドル安是正に今すぐ動くことは予想し
にくい。しばらくはドル安進行の可能性も残るが、基軸通貨としてのドルへの信認
を維持するため、国際的にも真剣な対応がそろそろ必要ではないか。

 風を読むより----渡部奇喜智
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異端を攻むれば、ここに害已まん。
自分と異なるものを研究してこそ、偏見や独断による弊害を免れることができる。

「已(い)」には「已(や)む」のほか「已(のみ)」という意味もある。
あらゆる分野で激しい変化が進みつつあるなかで、同質なもののなかに安住は許さ
れなくなりつつある。異質なものの存在を直視し、それを研究することによって進
歩があるのだ。逆の場合は停滞し危機におちいる。身近な日本の歴史がそれを立証
している。

 論語一日一言より--村山孚
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日銀人事問題を単なる宣伝戦に終わらせず、政策論争に高める工夫が必要だ。
両党の宣伝戦が続いたなかで、新聞の社説は武藤氏の昇格容認が多数派だった。
テレビのキャスターには批判的な意見が多かった。社説を書く論説委員は、経済の
専門家の視点から武藤氏の「力量」を評価。キャスターは低金利に苦しむ庶民の感
覚を重んじる。その差が出たのだろう。
低金利で預金者は被害を受けたが、銀行や大企業は救済され、景気は回復。政府は
巨額の国債を発行したが、利払いは少なくて済んだ。そうした政策全体を検証する
ことも必要だ。
論争を踏まえて、合意作りをするのが政治の役割だ。
民主党も小沢代表が独断で大連立に走ったことから、疑心暗鬼が広がって、動きが
とれないでいる。「衆院解散・総選挙を」と叫ぶだけでは、芸がない。
政治改革が唱えられて以来、2大政党による政策論争や透明な合意作りが目標とされ
てきた。
反対するだけでは能がないのだ。

 政態拝見---星 浩
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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大手証券会社や投資機関に破綻が連鎖する懸念が出始めた
サブプライム危機が一層深刻化し、市場の「血液」である資金が十分動かなくなる
危険性もあり、公定歩合による事実上の「特融」対象を証券業界に広げた。
FRBは、担保は取るが、実質的な「特融」とも言われる緊急追加策を発表。
連銀資産が悪化し、最終的に米財政負担につながるとの懸念から、議会の一部など
には安易な救済への批判も根強い。こうした慎重論を脇に追いやるほど、金融市場
の資金繰り難が表面化していた。
「先行き不安が独り歩きして本当に資金難に陥ってしまう」という事態が再発する
危険性もあり、救済対象を大幅に広げた。「市場の不安心理を抑える必要な対策」
といわれるが、先行き不透明感は増すばかりだ。

 紙面より
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エンドウの未熟な豆を、さやごと食べるのがサヤエンドウだ。
エンドウに比べて、たんぱく質は少ないが、βカロテンを豊富に含んでいる。エン
ドウには少ないビタミンCも多いので、風邪の予防や老化防止、しみ、そばかすの
防止にも期待されている。また、食物繊維も多く含まれる。食物繊維は、消化酵素
によって分解されない成分で、便の量を増やし、腸内環境を整える。便秘を改善し
、腸内の善玉菌である乳酸菌を増やし、発がん物質などの有害物質を生み出す悪玉
菌を抑える。
さらに、コレステロールや有害物の排出を促し、動脈硬化や糖尿病などの生活習慣
病を予防する働きがある。

 料理より
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小泉氏の動きは「蠢動」、狙いは奈辺にあるのか。
元々、元首相は政界再編論者だ。そうした中で、大連立の空気も漂う一方、新党含
みともとられる超党での議員連合が次々に結成される。大連立にでもなれば、窓際
に追い込まれない。オチオチしていられないということだ。どうやら、民主党分断
が狙いの「新党」旗揚げのようなのだ。
民主党分断の「目玉」は誰になるのか。「前原副代表。底流では小沢代表とまった
く合わない。飛び出すチャンスがあれば、民主党内の前原グループ30人ほどを引き
連れ、いつでも出るのではとの見方がある。政策面も含めて、呼吸の合う2人なの
で、小泉氏が新党の旗印に前原氏を担ぎ上げる可能性は十分ありえる。
福田首相のリーダーシップに「赤信号」が点滅しだした、政局は、ますます、混迷
の度合いを重ねそうだ。

 ズバリ核心より---小林吉弥
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近年乳がんになる女性が増えた。
食生活や生活習慣の欧米化により、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が増加したことが原因という説が有力です。
乳がんになる人は30代から40代にかけて急増し、最もなりやすいのは40代後
半の女性といわれています。壮年期の女性ががんで亡くなる場合、一番多い
のが乳がんです。「閉経後は大丈夫」「50歳すぎたら乳がんにならない」と
いう説はあてになりません。一方、まだ20代の若い女性も安心は出来ません
。各自が早期発見法を身につけるべきです。月に1回は自分で乳房に指をあ
てて、しこりがあるかないかを調べる自己チェックをぜひともやってほしい
のです。
鏡の前で裸になって立ち、左右の乳房の位置や形に違いはないかを見たあと、
指先でしこりの有無をチェックするのです。生理が始まって1週間後の頃が最
適です。
病院など専門機関での定期検診は20代から受けても早すぎることはありませ
ん。超音波検査(エコー)か乳房のレントゲン撮影(マンモグラフィー)の
いずれかをできれば年に1回、少なくとも2年に1回はぜひ受けることを勧め
ます。
今のところ、よい予防法はないので、早期に発見することが最善の方法なの
です。
指ではしこりがわからないごく初期のものでも、X線や超音波の検査で発見
されることがあります。こうした初期乳がんは、早く治療すれば90%以上の
人が治癒しています。
昔の治療法では、乳房全体を切り取り、傷が残ることが多かったのですが、
今では乳房を保存する技術も進んでいます。
乳がんは早期発見が何より大切だということから、「乳房健康研究会」が結
成され、乳がんのことを知ってもらう活動をしています。
http://www.breastcare.jpです。

 95歳・私の証あるがまゝ行く----日野原先生
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年金記録解明は、解決の道筋がみえない
国民誰もが、一人残らず解明されるとは思ってはいなかったのではないか。
それを野党や、マスコミが解明できないことを知りつつも国民に受けようと、騒い
でいるのではないのか。
特別便で加入歴を点検してくださいと、便りをもらっても調べない人が相当数に上
る。日本のこの社会では、途中退社し職変えをした人がこんなにも多いのかとも思
う。女性ばかりが解明されずに残っているとも思われないし。

 紙面より
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君子は周して比せず、小人は比して周せず。
大人物の人間関係はおおらかであって、狭く偏るようなことはない。小人物の人間
関係はこせついていて、仲間だけで徒党を組みがちである。

人間の結びつき方を示している。人間関係を見ればその人の人柄が分かると言われ
るが、確かに「カニは甲羅に似せて穴を掘る」ものらしい。
人は集まるとグループを作る。それはよいが、排他的な仲間づくりは集団全体の和
を破壊することを忘れてはならない。

 論語一日一言より--村山孚
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業界団体など古い支持基盤より無党派層を振り向かせないと自民党の未来はない
05年総選挙の小泉自民党圧勝の原動力のひとつは、政治に関心が低いと思われたい
わゆるロストジェネレーションら20~30代の若者層を大量に振り向かせたことにあ
った。
だか、それが古い政治との決別への期待感からだったとしても、小泉構造改革には
、敵と味方を峻別し格差感とともに社会の分裂感を助長する負のベクトルも働いた
。時代は巡ってその負の部分に焦点をあてたのが07年参院選の勝者である小沢民主
党である。図式的にいえば、現在のねじれ国会とは、改革の旗印により与党が05年
に手に入れた衆院の多数と、その批判票で野党が得た参院の多数との併存なのだ。
だか、併存が不幸な分裂に陥り、日銀総裁人事から道路特定財源まで喫緊の課題に
応えられないようだと、若い世代の政治不信は言うまでもなく、自民党にすれば小
泉時代の党再生は一過性の物語で終わりかねず、民主党も政権党への脱皮というド
ラマも紡げまい。

 政態拝見より----曽我 豪
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まずその言を行なう。而して後これに従う
まず自分の主張を実践してみせる。それから主張することだ。

会議なので盛んに発言するのはよい。この競争社会では、黙っていたのでは、せっ
かくの価値も認められず才能を発揮することもできない。積極的な発言は必要であ
る。だが、実績のない、発言のための発言では説得力がないことを、いつも念頭に
おかなければなるまい。
「言行一致」は鉄則である。

 論語一日一言より--村山孚
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円高ドル安、一時100円台
米国の金融不安や景気減速への懸念が強まり、13日の外為市場では一時、12年3カ月
ぶりとなる1㌦=100円60銭まで円相場が上昇した。
市場では米国経済指標の内容が悪ければ、100円を突破しさらに円高が進むことも想
定されるという。
企業業績への悪影響を懸念し、株価も下落した。円高は大半が輸入に依存する原材
料の高騰を相殺する効果も期待されるが、それ以上の資源高の前にかき消されがち
だ。
ドル安を受けて商品市場へも資金流入も進み、前日の米国市場では原油相場が史上
最高値110ドル台に突入した。

 紙面より
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君子は器ならず
君子は道具ではなく、道具を使う者であり、その能力をもたなければならない。

リーダーや管理者に要求されるのは、専門的な技能ではなく、管理能力である。
「する」のではなく、「させる」のが職務なのである。
とかく「器用」な人ほど、直接、自分で手を下したくなってしまう。自分の器用さ
は棚にあげにしておいて、メンバーや部下の力を発揮させよう。

 論語一日一言より--村山孚
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腑に落ちぬ不同意の理由
民主党は政府が提案した武藤副総裁の昇格に同意しないことを決めた。
他の野党も不同意の方針なので、今日の参院本会議で人事案は否決される見通しだ。
福井総裁の任期切れが19日に迫っている。なのに政府は後任を決められない。なん
とも異例の事態を迎えることになる。
民主党が武藤氏らが国会で所信を述べてから時を置かず、不同意を決めたのは残念
というよりない。
人事に反対する最大の理由は、「ミスター財務省」と呼ばれた武藤氏の出自にある
ようだ。
野党とはいえ、目指す政策がある以上、それにそぐわない人事に反対するのは理の
ないことではない。
だが、ことは日本の金融政策の司令塔をだれにするかという問題だ。民主党の反対
理由を聞いても、政府が最終的に任命責任を負う重い人事を覆すほどの説得力があ
るとは思えない。
さらに腑に落ちないのは、今回の不同意方針に福田首相を追い詰めようとの政局絡
みの思惑が感じられることだ。
このまま突き進めば、民主党も返り血を浴びかねない。円高と株安が連鎖的に続く
不安定な経済情勢を見れば、日銀総裁人事が混迷するマイナスは大きい。まして空
席になるとすれば、首相の責任だけでなく、民主党も責めを負わなくてはなるまい

むしろ、国民の多くが野党に期待するものは別のところにあるのではないか。それ
はガソリン暫定税率や道路特定財源の固い岩盤に穴をあけ、納得できる修正案をま
とめることだ。
民主党が指導権を握る参院に舞台が移ったいまこそ、徹底的に論戦を挑み、存在感
を見せるべきだ。

 社説より
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故きを温めて新しきを知る
過去を探求することによって、将来を知ることができる。
「温故知新」としても知られることばである。

過去、現在、未来がそれぞれまったく無関係ということはあり得ない。
そこで、未来を予測するには過去を十分に見直すことが必要である。

 論語一日一言より--村山孚
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市場原理と経営
市場原理の貫徹は当然と受け止める企業経営においても、その徹底の副作用として
何か大切なものが失われつつあるという実感がある。それは企業が人間の集団であ
る「共同体」としてもっている側面、例えば社員にとって社会に役立っていると思
える働きがいや、はみ出してでも助けようとする連帯感、お互いの願いを大切に受
け止め個性を生かし合う思いやり、他の痛みに応えようとする共感力などである。
それは企業がこれから未到のフロントを切りひらくためには特に重要となる「場」
の力である。それはまた、仕事と人生をつないで活力を良循環させる環でもある。
市場原理の徹底による副作用を抑えつつ、こうした場の力をどう高めるか。それは
一層きびしくなる環境を生き抜く経営にとって大切な課題だ。

 経済気象台より--瞬
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鉄分補給に格好の菜の花
この季節、鉄分補給に格好の食材がある。菜の花だ。
日本人の食事摂取基準が推奨している一日の鉄分の摂取量は、18~69歳の男性は7.5
㍉グラム。一方、月経のある同年齢の女性は10.5㍉グラムだ。自分と赤ちゃんの2
人分の血液を作らなくてはならない妊婦は19.5㍉グラム必要になる。
菜の花には、100㌘当たり2.9㍉グラムの鉄分がある。野菜の中では小松菜や枝豆と
ともに、含有量が多い。ただ、菜の花に含まれる鉄分は「非ヘム鉄」と呼ばれ、レ
バーなどに比べて吸収率が低いのがやや難点だ。
そこで、たんぱく質や乳製品など、吸収を助ける食品と一緒に食べると吸収が良く
なる。菜の花は食物繊維も多い、100グラムあたり4.2グラムで、含有量の多さで知
られるサツマイモの3.5グラムを上回っている。ビタミンCも非常に多く、イチゴの
およそ倍だ。
春の香りを楽しみながら、ゆっくり味わおう。

 食の健康学より---野瀬輝彦
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内閣支持率が選挙に直結する
小選挙区制では、2大政党の激突となる選挙区が多く、党首の人気がものをいう。
内閣支持率が与党の勢いに直結する。内閣の支持、不支持とも40%が分岐点だろう
。支持が40%を大きく超えれば与党内は波静かだし、40%を大幅に割り込めば野党
が勢いづく。福田内閣の「32%」は、与党内から「福田首相では総選挙が戦えない
」という不満が噴出しても不思議でない数字だ。
福田首相に、巻き返しの手だてはあるのか。ポイントは、「情と理」である。
福田氏が3年半務めた官房長官のような調整役なら、感情を表に出さずに懸案を淡々
とこなすことが大切だが、最高指導者の首相は違う。政治家としての喜怒哀楽を表
して国民に訴えかけることも、時には必要だ。福田首相の人気低迷の原因は、その
辺りにあるのだろう。
「理」はどうか。政策面では「改革」の足踏みが指摘されている。自民党内では「
構造改革を進めて経済成長を」という「成長派」が勢いづいている。
福田首相は「改革」の旗を掲げ、成長派を取り込まなくてはならない。政権戦略を
冷静に組み立てる「理」が試される。
参院選の惨敗、安倍氏の退陣という危機の中で政権が発足してからもうすぐ半年。
胸突き八丁にさしかかっている。

 政態拝見より---星 浩
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伊予ミカンは、肉質が軟らかく、果汁が多いだけでなく、香りが良く、味が濃厚だ。
100㌘中のビタミンCは35㍉㌘もあり、新鮮な野菜の少ない冬期のビタミンC供給源
として重要だ。
ビタミンCには抗酸化作用があり、免疫力を高めるため、風邪などの感染症を予防
する働きが期待される。さらに、コラーゲンの生成を助けるので、美肌づくりにも
良いとされている。その上、無機鉄の吸収、コレステロール・ホルモン代謝の増強
などの働きも知られている。
伊予ミカンの果汁中には、有機酸が1.0~1.5%含まれている。この有機酸の80~90
%がクエン酸だ。クエン酸には、疲労回復効果があるとされている。
健康な人に1時間、運動させ、運動終了後にクエン酸を体重1㌔当たり、0.4㌘を与え
、疲労程度を血中の乳酸濃度を測定したところ、運動を終了してから1時間後に、ク
エン酸を与えなかった人と比べて、血中の乳酸濃度が低くなったという疲労回復に
効果があることを示している。

 料理より
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円高は日本にとって好機?
日本では円高による輸出企業の業績悪化を嫌い、株価の動きがさえない。日本経済
はデフレ脱却宣言をしないまま再び水面下に沈むのか、懸念されている。
しかし、一歩踏み込んで日本の実情をみると、本格的な消費拡大による成長の機会
が浮上する。円が切り上がると、輸出は減り、輸入は増える。その結果、経済収支
の黒字の減少となり、その分国内生産は減少する。ここまでは教科書通りの話であ
る。
ところが、日本では指摘されないが、その先の展開がある。黒字が減少すると、資
本輸出は不要となる。その結果、国内でその資金が消費に使われたとすると、その
消費に見合う生産が増加する。すなわち、黒字の減少に見合って、減少する生産が
代替される。国内の生産水準としては、実は変わらない。
それどころか、円高は消費者の購買力を大きく増やす。
第一に、輸入代金が円高によって大きく減少する。70兆円強の輸入代金は20%の円
高で10兆円を超える節約となる。この分はまったく新しい購買力として期待される
。第二に、円高に動いてしまえば、もはや金利を低く抑えておく必要はなくなり、
金利が正常化される。利子所得が20兆円程度戻り、生活費の足しになろう。
円高こそ、日本経済の成長率を高めることになる。

 経済気象台より--岳
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父母在らば遠く遊ばず、遊べば必ず方あり
父母の在世中は、遠くには旅に出るべきでない。どうしても出かけなければならな
い場合は、必ず行く先を明らかにすることだ。

旅に出るときは、行く先と日程を明らかにしていきたいものである。言うまでもな
く、これは体制がどうのこうのということではなく、最低限、やるべきことだ。

 論語一日一言より--村山孚
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日銀総裁人事は、もし挫折すれば、内外で福田政権がこうむる痛手は計りしれない。
任期切れまで10日あまりとなって、選ぶ手続きがようやく動き出した。
参院で多数を握る民主党が反対すれば、この人事は流れてしまう。当分の間、日本
の中央銀行のトップが不在になるという異例の事態になる。
もし挫折すれば、民主党も対応次第では政権をうかがう党としての評価を地に落と
しかねない。与野党とも正念場である。
民主党の幹部からは採決強行を理由に受け入れることは100%ないというが、これは
行き過ぎた発言だ。国会運営や政局で与党との駆け引きが大事なのは理解できるが
、中央銀行のトップ人事をそうした思惑だけから考えるのは控えるべきだ。
同意しないのなら、「財政と金融の分離」以外の、それに値する理由を示さなけれ
ばならない。せっかく与野党で合意し、総裁候補から所信を聞く仕組みを作った国
会だ。じっくり吟味して、大局に立った結論を出してもらいたい。

 社説より
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衆これを悪むも必ず察し、衆これを好むも必ず察す。
みんなが悪く言う人間でも、逆に、みんながよく言う人間でも、そうした評判にま
どわされず、本当のすがたを見極めなければならない。

このことばは、人物の評価だけでなく、あらゆる現象について当てはまることだろ
う。とくに「情報」が氾濫している現代では大事なことだ。広く流布しているイメ
ージが真実である場合はもちろんあるが、実態とはまるで違うこともきわめて多い
のである。

 論語一日一言より--村山孚
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弱者対策が社会に追いつかない
発展を求める地方への配慮から引き締めが徹底しなかった。バブル対策も後手に回
った。重点だった弱者対策は農民減税や義務教育無料化、出稼ぎの権利保護など成
果を上げた。しかし、それでは追いつかない速さで社会の矛盾が深刻化しているの
が現状だ。
中国国内は日本のバブル期と同じく高成長に酔いしれた陶酔状態にある。豊かにな
った人はそこで待っていてくれない。権利意識は高まる一方だ。発展から取り残さ
れた人だけでなく、先を急ぐ人たちの声にも応えねばならず、利害関係の調整はま
すます難しくなっている。
首相は内に危機感の共有を訴え、外に向かっては五輪を円滑に執り行える国である
ことをアピールしなければならない。
板挟み状態である。処方箋は具体的だが、これまでの延長線上では解決できない段
階に入っている。

 中国全人代によせて---遊川和郎
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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審議拒否、参院では民主党は第一党なのだ。
審議拒否は、少数野党の戦術として過去の国会で何度も繰り返されてきた。数では
与党にかなわないから、日程的な制約を利用して対抗し、譲歩を迫る。それなりに
効果があったこともある。
だが、考えてもみてほしい。参院では民主党は第一党なのだ。予算委員長こそ自民
党が握っているが、多数派は民主、共産、社民などの野党側である。それなのに少
数派の戦術にしがみつくのは、発想が古すぎると言わざるを得ない。
衆院で審議が不十分だったというなら、多数を握る参院でこそ、徹底的に審議する
作戦で臨めばいいのではないか。
それが参院選で第一党の座を与えた有権者の期待に応える道ではないか。
民主党からは「与党の謝罪が前提だ」「少なくとも1週間は審議できない」といった
声が聞こえてくる。結局は、政策の中身で勝負するよりも、3月末をにらんだ昔なが
らの日程闘争に持ち込もうとしている。

 社説より
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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サブライム問題、いま市場で最も懸念されているのは、損失を出して過小資本に陥った金融機関による貸し渋りだ。
今回のサブライム問題の本質は、流動性不足ではなく、不払い不能なのである。
しかし、流動性供給は前者への対策であり、金利の引き下げも不払い不能対策には
なり得ない。減税は、確かに住宅ローンの支払いが滞る人々の支払い能力を少しは
高めるが、「広く薄く」なので、その意味での効果は小さく、一般的な景気対策に
すぎない。
必要なのは、過小資本銀行への資本注入やローン支払い不能者への直接補助である
。だが、これらはモラルハザードを引き起こす可能性があるので、自由と自己責任
の国アメリカにはなじまない、というわけだ。
そのため、大手銀行は私的な資本増強を行い、幸いこれにはサウジアラビアの富豪
や、中国の政府系銀行などが応じてきた。また、住宅ローンの借り手に対しては、
金利据え置きや差し押さえ延期が、あくまでも民間金融機関の判断で行われている
。だが、市場は、抜本的な公的支払い不能対策を求めているように思われる。

 風を読むより---田中隆之
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健康でいるために、どんな栄養の取り方をすれば良いのか。
野菜や果物、そして栄養補助食品のサプリメント。「○○が気になる方へ」といっ
た食材に含まれる特定成分の効能を取り上げた情報があふれている。
しかし、緑黄色野菜を食べるのと、その野菜に含まれる一部の成分だけを取るので
は効果は必ずしも一致しない。
サプリメントは、手軽に栄養補給できる印象がある。だが、食事で取る場合と比べ
、吸収されやすさが違うため、同じような効果が期待できるとは限らないためだ。
特定の成分を取りすぎれば、逆に健康を害することもある。例えば、ニンジンなど
の緑黄色野菜に含まれるβカロテンだけを抽出したサプリメントを喫煙者がとり続
けると、むしろ肺がんの発症率が高まる。そんな結果がフィンランドや米国での疫
学研究で90年代にわかり、注目を集めた。
単一の成分や効果のみに注目すると、かえって栄養のバランスが崩れる恐れがある
。日常的にまんべんなく様々なものを食べることが大切だ。

 食の健康学より---高山敦子
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将来に重くのしかかる難問は、少子化だ
このままでいくと、100年後の人口は4400万人余になってしまうと政府は推計してい
る。いまの3分の1に近い。まさかとは思うが、それほど減少スピードは速く、深刻
だ。
だが、好転する可能性がないわけではない。若い世代の9割が結婚したいと考えてお
り、平均で2人以上の子どもをほしいと答えている。この希望がその通りにかなえば
、出生率が1.75まで上がると試算されている。ところが現実は1.32しかない。
つまり、希望の実現を妨げている要因を一つひとつ取り除き、条件を整えていけば、
出生率は大幅に回復するはずなのだ。子どもを生みやすく育てやすい社会にすれば、
子どもがほしいという人も自然と増えてくるに違いない。
そのために何をするのか。
少子化対策は「未来への投資」である。思い切って資金を投入してもいいのではな
いか。

 社説より
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痛風は体内に蓄積された尿酸が引き起こす。かって、「ぜいたく病」と言われた。
そこで、とかく悪者にされたのがビールだ。尿酸の元と言える物質「プリン体」は
様々な細胞の核に含まれる成分の一つ。ビールはプリン体が多めで、愛飲する人が
多いため、痛風との関係が言われてしまう。
だが、痛風の原因になる食品はビールだけではない。レバーや白子などの臓物、エ
ビ、イワシ、カツオなどの魚類もプリン体が多い。乳製品や野菜には少ないが、ホ
ウレンソウの芽など一部に多い食品もある。
ビールほどでなくても、アルコールそのものに尿酸値を上げる作用がある。尿酸値
に影響が出る目安は、ビール500㍉リットル、日本酒1合、ウィスキーなら60㍉リッ
トルだ。アルコールばかりではなく、食べ過ぎによる肥満も問題だ。摂取カロリー
を適正にするよう、食生活全体を見直すことだ。
また、尿酸値上昇の原因は食事以外にもある。ストレスだ。
尿酸値の高い人には、仕事にも遊びにも全力で取り組む活動的なタイプが多いとい
う。仕事で精神的ストレスをため、暴飲暴食や激しい運動をするのは避けた方がい
いだろう。
食事はゆっくり。アルコールは控えめに。自分なりのストレス解消法を探しましょ
う。

 体とこころの通信簿より
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オバマ氏、民主党の候補者指名争いで支持を広げている。
彼は、貧困地域での草の根活動から出発し、ボトムアップで変化を起こすことを学
び、それが彼の力なのだ。
米国は大きな曲がり角に来ている。持ち家を奨励し個人消費で経済を引っ張る政策
が低所得者向けの住宅融資の破綻で難しくなってきた。医療保険の不備や教育費の
削減の影響も加わって国内の貧困問題は深刻だ。ロシアや中国の台頭する世界では
「強いドル」の維持も、イラク先制攻撃で失った国際社会の信頼回復も簡単ではな
い。
米国の再生にはワシントンの政治改革が必要だとオバマ氏は訴える。いまは大企業
や大組織の利害に左右されがちだからだ。多くの米国民が彼のリーダーシップに希
望を見いだし、動き始めている。

 補助線より---辻 陽明
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清少納言の愛した「春曙の空」を楽しみましょう
日の光が日増しに強まり、寒い中にも春の訪れを感じられるようになった。
春はほかの季節に比べ、細かな時間帯を表す季語が多い。
まずは、早朝。夜が明けようとする暗いうちを「春暁(しゅんぎょう)」、
夜が明け始め、物の見分けがつくようになるころを「春曙(しゅんしょ)」という。
昼は「春昼(しゅんちゅう)」。四季のうちで昼に季語があるのは春だけである。
その後は夕暮れ時の「春夕(しゅんせき)」、
夜に入って間もないころの「春宵(しゅんしょう)」が訪れ、
最後におぼろにかすんだ「春の夜」を迎える。
清少納言は『枕草子』で、春の朝の景色が微妙に変化してゆく様子を色鮮やかに表
現している。

 紙面より
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米国の減速は予想より長引く恐れあり
金融機関の信用創出機能をも損ない、貸し渋りが現実化しようとしている。米国経
済は減速しても、世界経済への影響が少ないデカップリング論がもてはやされたが
、新興国はともかく、欧州、日本は景気鈍化が明らかだ。
こうした金融市場の動揺に対応して、米国は次々に景気対策を打ち出している。
しかし、減税が実施されるのは早くても6月、金利引下げが効果を持つのも半年以降
先のこと、すると実体経済の減速に歯止めがかかるのは早くても年後半だろう。
日本では景気対策といえば公共投資、米国では住宅投資である。つまり、不況にな
り金融が緩和することで住宅ローン金利が低下、住宅投資が盛り上がり景気回復の
けん引役を果たしてきた。今回は住宅部門の調整が長引くことでこのけん引役が不
在の状況だ。米国経済の調整には予想より時間を要するのではないか。

 風を読むより--松尾隆
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ニラはネギと同じ仲間なので、独特の強いにおいがある。
このにおいは、ニンニクにも含まれている香りの成分アリシンによるもの。
血栓を予防し、心身の疲労回復に役立つビタミンB1の吸収を促進するとともに、
その効力を保つ働きがあるとされている。
βカロテンとビタミンC、Eは、三大抗酸化ビタミンといわれているが、ニラには
、この3つが豊富に含まれているため、活性酸素を消し、脂質の酸化を防ぎ、若さ
を保つことができるとみられる。
このほかにも、強い抗酸化作用のあるセレンを含んでいるため、がんや動脈硬化、
老化の予防が期待されている。さらに、食欲を増進するほか、体を温める働きがあ
るため、冷え性にもいいとされている。
ビタミンB1や、たんぱく質を豊富に含む豚肉やレバー、ウナギなどと組むあわせ
て調理すると、より効果的だ。

 料理より
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08年度予算案とガソリン税の暫定税率延長などを盛り込んだ税制改正関連法案が衆院通過
これで予算の年度内成立は確実になった。与野党の攻防は参院での税制関連法案の
審議に移る。
与党は年度内成立をめざすが、民主党は「強行採決」として反発し、暫定税率の期
限切れに追い込む構えだ。道路特定財源をめぐる修正協議、日銀総裁人事を含め、
国会の先行きは不透明となってきた。

 紙面より
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ブロッコリーは緑黄色野菜で、カロテンやミネラルを豊富に含んでいる。
健康野菜として人気があり、生産量も消費量も近年、大幅に伸びた。強力な抗がん
作用を持つスルフォラテフンを含んでいることが明らかになり、一層、注目を集め
ている。ブロッコリーはキャベツの仲間だが、花が咲く前のつぼみの塊と、その基
部の茎を食べる。中世には薬用植物としていたほど栄養がほうふだ。
ビタミンB1、B2、Cのほか、葉酸などを多く含む。特にビタミンCは、レモンの
約1.2倍もあり、細胞や再生の血管強化、免疫力向上の働きがある。
ブロッコリーし少し紫がかって見えるが、色素成分のアントシアニンを含んでいる
ことによる。アントシアニンは活性酸素を抑制し、細胞機能障害を防ぎ、若さを保
つ働きがある。
さらに、クロムも含んでいるため、インスリンの分泌を促進することから、糖尿病
の予防も期待されている。

 料理より
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確かな未来につなぐ道
世界では食料・資源争奪が始まり、地球温暖化も進むばかりだ。「危機の世紀」が
色濃くなる中で、わが国はいかなる針路をとるべきか。
経済立国でも金融立国でもなく、農のある国づくりをする田園立国が最優先だと確
信している。
今後もかじを切れずに、経済・金融立国を信奉し続ける限り、この国の将来はない
だろう。「お金さえあれば豊かになれる」というカネ・モノ主義は、地球自体が危
うい時代では通用しなくなる。食糧生産を担い、国土・環境を守る農村を大切にす
ることこそが、この国の未来を確かなものにする道であろう。
農村には田畑が広がり、豊かな森もある。自然エネルギーになる太陽、水、風にも
富む。先人から伝わる自然とともに暮らす知恵や技もある。
これらを国の「宝」として、農村を守り、食料自給・資源循環型社会を再構築して
いかないと、日本は「危機の世紀」を生き抜けない。
それに、国民も気付き始めている。輸入農産物を原料にした食品の一斉値上げや、
地球温暖化が絡んで頻発する異常気象を突きつけられ、国内の農業・農村の大切さ
をあらためて思い知る都会人は多いはずだ。政治・経済界が鈍感であってはならな
い。
この地球危機を直視するほど、田園立国の意義は際立ってくる。農村の疲弊はもは
や放っておけない。人が安心して暮らしてこそ、足元の農村資源も生かせる。

 論説より
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