2007年12月の記事


外からも敬意を持って「魅力ある国だ」と素直に思われるような日本創りを志向すること
「魅力ある日本」を考えるとき、三つのポイントがあるように思う。
一つ目は、
長きにわたって日本人自身が培ってきた「日本の良さ」を再確認し、より
確かなものにすることである。世界に秀でた豊かな自然と調和した社会、
人々が法と制度を順守し秩序が維持された安定した社会、充実した社会保
障制度、不条理な格差の少ない社会などが挙げられよう。
二つ目は、
急激なグローバル化、情報化、市場化の波に適切に対応し、「安心、安全
、充実」した社会のシステムを構築していくことだ。急激な波は社会を合
理的で利便性の高いものに変えた。ITを使えばたいていの情報は即座に
入手でき、地道な苦労をすることなく欲しいものを手に入れるチャンスが
増大した。しかし、他方ではむきだしの成果主義、拝金主義、競争社会、
格差社会を生み出した。合理性や利便性を保ちつつ、1点目に挙げたよう
な社会をどう構築するか、これからの課題だと思う。
そのためにこそ、
三つ目に
「魅力ある日本人」をどう育て、日本に住む外国籍の人々とともに「魅力
ある地域社会」をどう創っていくのかという点が課題となる。
そこで最も大切にしたいのは「人間性」の育成だ。金があれば何でもでき
るといった風潮の「ホリエモン現象」、欲望むき出しの「メル友ネット」
の広がり、電車の優先席さえ老人に譲ろうとしない思いやりのなさ。
人間の「品格」が改めて問われる時代である。「国や郷土を愛する心」を
育てることはもちろん大切だが、それはまず「人を愛する心」があって初
めて成り立つ。そうした心を持っていれば、戦争被害の傷を今も感じてい
る相手国への「配慮」も自ずとなされていくだろう。

 早稲田大学教授・天児 慧
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日中首脳会談、懸案の東シナ海のガス田問題で、早期解決を目指すことを確認
会談のポイントをまとめると
●胡錦濤国家主席の来春訪日が確認された。
●東シナ海ガス田問題は「具体的解決策で積極的な進展が得られた」胡主席
来日までには決着させる。
●台湾の国連加盟住民投票で、福田首相が「一方的な現状変更につながるの
であれば、支持しない」と表明した。
●環境・エネルギー分野の「一万人研修」を日本が実施。
●拉致問題で、温首相が「日本側の関心を理解。日朝両国が対話を通じて解
決することを望む」と発言。
また、福田首相は北京大学での講演で、戦争の過去について「しっかりと直
視し、子孫に伝えていく」と語り、過ちに対する反省、被害者を思いやる謙
虚さなどにも触れた。この思いが、広く中国国民の心に届いてほしいと思う。

 社説と紙面より
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インドでは、人も動物も同じように生き、死んでいく存在であることを実感する。
そこで生まれた釈迦の原始仏教は、形ある物はすべて滅びる、という乾いた
無常観を持っている。
その仏教が中国を経て日本へもたらせると、平家物語の冒頭の「祇園精舎の
鐘の声、諸行無常の響きあり」に象徴される、叙情的な湿った無常観に変わ
る。背景には、インドと日本の気候の違いもあるのだろう。
7世紀にインドから中国に仏典を持ち帰った玄奘は、日本で最も有名な仏教
者の一人。日本仏教は「心」に関心を寄せ、インドの「無我の仏教」に対し
て「無心の仏教」を作り上げた。

 国際日本文化研究センター---山折哲雄
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マネー変調、日本にも打撃
9月末に「貯蓄から投資へ」の環境を整えるため、投資家保護を強化した金
融商品取引法が前面施行された。しかしグローバルマネーのうねりは個人投
資家も容赦なく襲った。
株式市場から引き揚げられた投機資金は原油市場にも流入、原油価格を押し
上げる。暮らしに身近な商品でもレギラーガソリンが全国平均で1㍑あたり
150円を越え、ガス代やクリーニング代なども昨年より上昇。ただでさえ
力の弱い消費の重荷になる。
サブプライム問題による信用不安が拡大。消費者物価の上昇が目立ち始めて
も、日銀は利上げに慎重にならざるを得ない。
米国発のサブプライムショックに日本経済は激しく動揺し、金融市場は自力
回復できずに立ち往生したままだ。国内景気は堅調と言いながら、自立でき
ない、ひ弱な経済という課題をつきつけられた。

 乱気流より---大海英史
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中央銀行がインフレ指標として何を重視すべきかについては議論がある。
インフレ率全体をみるべきか、変動の大きい品目を除いた「コアインフレ率」
をみるべきかである。
コアインフレ率が正当化されるのは、資源価格などがインフレ基調に影響を
及ぼさない場合である。
資源価格などが短期変動を伴いつつもトレンドが安定している場合や、それ
らの価格上昇が単発的に終わる場合がこれに当たる。
これに対して、供給ショックが持続する場合には、中央銀行はヘッドライン
インフレ率により多くの注意を割かなければならない。ヘッドラインインフ
レ率の継続的な上昇は期待インフレ率上昇につながる恐れがある。
過去数年間を振り返ると、原油や穀物の価格は大方の予想を上回る上昇を続
けてきた。今後もこうした供給ショックが続けば、期待インフレ率が上昇し
、世界経済が景気悪化とインフレの併存するスタグフレーションに陥る可能
性がある。中央銀行は期待インフレの抑制という最大の目標を死守すべきで
ある。

 風を読むより---鈴木将覚
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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バブル後の不況から脱出するため、企業は必死でリストラを進めた。
その的になったのが「人」だ。新卒採用を抑え、派遣や請負により業務を急
激に外部化した。社内では、成果主義を導入してとくに中堅層の給料を抑制
した。
厳しい人件費カットが奏功して企業は立ち直ってきた。だが後遺症も大きい
。人材の力で勝負すべきこの時に人材の劣化が進んでしまったのだ。仕事の
ノウハウを伝えて後輩を育てるシステムが機能しなくなり、働く意欲も低下
した。
人を育て社員の力を十分に引き出すには、雇用を長い目で見る必要がある。
景気が回復し人手不足の環境へ一変したことも手伝って、リストラ路線から
方向転換する会社が出てきた。
成果主義の賃金を手直しし、中堅層の役割を再評価する動きも出ている。
とはいっても、かっての終身雇用と年功序列にただ戻るのでは、解決策にな
らないだろう。転職しやすい流動的な雇用環境は、働き手の気持ちにもネッ
トワーク型の産業構造にも適している。
それぞれの企業の文化に合ったやり方で、長期で安定した雇用慣行を新しく
つくっていくことが大切だ。

 社説より
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お洒落をする
或いは気持ちよく身じまいをすることは、
生きて行く上の、生き甲斐でもある。
ちょっと大袈裟に言うと、人としての義務である。
お洒落は自分のためにだけするのではなく、
半分以上は、自分に接する人たちの眼に、
気持ちよく映るように、と思ってするのだから。

 ---宇野千代--
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ウオーキングは、血のめぐりがよくなり、体の中が若返る。
歩きながらしつかりと呼吸すれば全身に酸素がゆき渡り、心臓や肺の機能が
高まる。足を動かすことで血流のポンプ役の筋肉がよく働くほか、血圧やコ
レステロール値への好影響が期待できる。気持ちよく体を動かせば、ストレ
スも解消する。
歩くと、家にいてばかりだった人が旅行や買い物に積極的になる。それは「
体力がつき、活動的になる相乗効果がある」という。

 あなたの安心より
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首相がやっと決断した
いったんは一律救済を拒んだのに、なぜ心変わりしたのか。かたくなな政府
の姿勢に批判がやまず、手をこまねいているわけにはいかなくなったのだろ
う。急落した内閣支持率に歯止めをかけたいとの思惑もあつたに違いない。
そうした思惑や、決断が遅すぎた面はある。本来は、議員立法ではなく、政
府が決断すべき問題だ。とはいえ、今回の方針転換が患者の早期救済に結び
つくものであれば、素直に評価したい。
首相はすでに公明党の了解も得ており、いまの臨時国会で法案を成立させた
いという。法案が本当に「全員一律救済」になるかを見極めねばならないが、
野党も解決に協力してもらいたい。

 社説より
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不信が招く高コスト社会
今年は食品をめぐる「信用」が崩れ、今年を象徴する漢字は「偽」に決まっ
た。食品の安心、安全を確認するために、食材や製造方法のこまごまとした
情報開示を厳しく求める機運が高まった1年だった。
社会の土台に「信用」があれば、消費者が商品のこまごまとした情報開示を
求めたくなることはなかっただろうし、がんじがらめの規制の必要性も薄か
ったはずだ。
だか、土台が「不信」のままでは、商法開示の内容を充実させたり、規制を
増やしたりして、偽装を防止したとしても、安心、安全にとどめもなくコス
トをかける社会になる恐れはないだろうか。
信頼で結びついた社会は低コスト社会になる。企業も社会も信頼を取り戻す
努力が今必要だ。食の安全のために非常識な高コスト社会を招くなら、それ
は社会の退化である。

 補助線より---安井孝之
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カリフラワーはビタミンCを豊富に含んでいる
カリフラワーは、外葉に包まれた花のつぼみを食べる。キャベツの仲間で地
中海沿岸が原産地。花椰菜、花キャベツなどともいわれる。おなじように、
つぼみを食べるブロッコリーを栽培する中から、品種改良でできたと考えら
れている。
カリフラワーに多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない。
コラーゲンは、細胞の接着剤として丈夫な血管や各種の器官、筋肉をつくる
働きがある。コラーゲンが細胞をしっかりつくると、風邪のウイルスも簡単
には体内に侵入することができない。
ビタミンCが不足すると、肌のはりが失われ、風邪をひきやすくなるだけで
なく、免疫力が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなってしまう。

 料理より
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首相就任から3カ月が過ぎ、福田氏のリーダーシップを点検
お寒いの一言なのだ。
内政は、独立行政法人の整理合理化計画、道路特定財源の見直し、薬害肝炎
問題を含めて年金問題まで、自ら強い決断力を示していない。傍観者的な発
言も目立つ。先日決まった来年度政府予算の財務省原案でも財務省に「丸投
げ」、首相の強い指示は何もなかったとされる。
外交はどうかとなると、売り物は「外交の福田」のハズだったが、積極的な
外交展開は見えていない。日米首脳会談でブッシュ大統領に米国の北朝鮮の
テロ国家指定解除姿勢に毅然と物申すでもなく、新テロ対策法案の成立にハ
ッパをかけられて帰ってきただけの"成果"である。また、東アジア外交でも
、何をどう展開しようとしているのかまったく見えて来ない。この27日から
訪中、胡錦濤国家主席ら首脳と会談するが、目的、成果も"やぶの中"だ。
内閣支持率低落に、訪中というイベントで、なんとか国民にアピールしたい
という"下心"のみうかがえるといったあんばいなのだ。

 ズバリ核心より---小林吉弥
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「冬至冬中冬始め」という--本当の冬はこれからなのだ
年間でも最も昼間が短い、つまり太陽に当たる時間が短い時節だ。骨を丈夫
にするために欠かせないビタミンDを作るのに重要な役割をする太陽光を受
けるのが制約される時期だ。
ビタミンDの効用は丈夫な骨を作ることだけではないらしい。「さまざまな
遺伝子のスイッチとして働き、がんや感染症、自己免疫疾患を抑える優れた
効果がある」と米国の科学者が言っている。
人体のビタミンD濃度の低さは「特に冬場はきわめて普通に認められる」と
も記して、ビタミンD摂取に注意を促す。「過剰な紫外線は肌にダメージを
及ぼすという知識が広まったことも、不足を招く一因になっている」ようだ
。中国の暦書に、冬至のころを「ミミズが塊になる季節」とある。今の日本
の季節には当てはまりそうにないくらい温かだが、日の短さはいつもの年と
変わらない。これからの時期、適度な日光浴や食品からのビタミンD摂取に
気を使いたい。

 四季より
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揺らぐ財政再建路線--負担・給付の選択 国民に問え
とくに社会保障分野で、小手先の対応という傾向が顕著だ。
なかでも象徴的なのは、政府管掌健保に対する国庫負担を、大企業などの健
保組合に肩代わりさせる措置。理念が乏しく、「とれるところからとる」と
いう面が出ている。
医師確保対策の一環で診療報酬の本体部分を引き上げるが、同時に医療費の
配分も抜本的に見直す必要がある。開業医に偏る今の配分を病院に移してい
くべきだ。高齢者向けに比べ、少子化対策や就労支援といった勤労層や若者
、子ども向け施策もきわめて手薄だ。
社会保障の施策に明確な方向付けが見えないのは、財源の手当てがつかない
ためだ。「高福祉・高負担」か「低福祉・低負担」かといった基本的な選択
を、各政党が先送りせずに国民に問わなくてはならない。

 千葉大・広井良典
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カリフラワーはビタミンCを豊富に含んでいる
カリフラワーは、外葉に包まれた花のつぼみを食べる。キャベツの仲間で地
中海沿岸が原産地。花椰菜、花キャベツなどともいわれる。おなじように、
つぼみを食べるブロッコリーを栽培する中から、品種改良でできたと考えら
れている。
カリフラワーに多く含まれるビタミンCは、コラーゲンの生成に欠かせない。
コラーゲンは、細胞の接着剤として丈夫な血管や各種の器官、筋肉をつくる
働きがある。コラーゲンが細胞をしっかりつくると、風邪のウイルスも簡単
には体内に侵入することができない。
ビタミンCが不足すると、肌のはりが失われ、風邪をひきやすくなるだけで
なく、免疫力が低下し、さまざまな病気にかかりやすくなってしまう。

 料理より
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制度変更と行政対応
6月の改正建築基準法の施行に関する行政の対応は、経済・金融活動への悪影
響を与えたという点で特筆されるものだった。
現場への運用において大切な告示、建築確認の申請様式が公表されたのは施
行直前であり、規制が強化された構造設計実務の不可欠な「技術基準解説書」
の発行は施行から2カ月近くもたった8月10日というように、行政の実務対応
は後手に回った。一部確認業務の負荷が軽減されることになったが、年明け
以降も影響が残るものと思われる。
住宅着工の減少が07年度下期も続き、住宅ローンの取り組みも大きく減少す
ると思われ、ローン推進の下振れが懸念される。
担当の行政部署の失態というだけで済まされることではない。行政の対応ス
ピードと専門性の両面が求められているが、それを両立することは容易では
ない。立法府も法案成立で終わりとせず、施行の態勢チェックまで行うこと
はできないものかと思う。

 風を読むより---渡部善智
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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勉強しない経済大国
日本は、経済大国共通の病気にかかったようだ。日本は加のような高いレベ
ルから、欧州の大国のレベルに向かって落ち始めたが、まだ米ほど低くはな
っていない。大国では出来る生徒も多いが出来ない生徒も多い。出来る生徒
は良い学校に集中し、あとはおいてきぼりなのではないか?
大国では過程の経済的社会的地位が高いほど、子は成績が良いのではないか
? 学習到達度調査によると、それがあてはまるのは独、仏、米で、日本は
フィンランド、加なみに、成績が親の地位に依存する度合いが低い。貧しく
とも学べば報いられるのが、日本の美点だった。だが今は、豊かでも勉強し
ない生徒が増えているとも読める。
米英は生産性向上で教育を重視したが、成果はない。まねた日本も同じ。お
仕着せでもなく、カネまかせでもなく、粒がそろった教育。フィンランドに
あって経済大国にないのは、かっての寺小屋教育ではないのか?

 経済気象台より---曙光
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お洒落をする
或いは気持ちよく身じまいをすることは、
生きて行く上の、生き甲斐でもある。
ちょっと大袈裟に言うと、人としての義務である。
お洒落は自分のためにだけするのではなく、
半分以上は、自分に接する人たちの眼に、
気持ちよく映るように、と思ってするのだから。

 ---宇野千代--
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日本政府によるODA額が、10年には6位に転落する見通しだ
日本が財政難からODA予算の削減を進める一方で、欧州諸国が予算を着実
に増やしつつあるためで、ODAを外交の手段として使ってきた日本の戦略
も一層の見直しを強いられることになりそうだ。
6位転落の試算に外務省は危機感を強めており、日本の発言力低下を避けるた
め対応を急がなければならないとの声があがっている。外務省幹部は「対象
の地域や分野を絞り、円借款の手続きを効率化するなど質の向上を図らなけ
ればならない」としている。
首相もODAは極めて重要な外交手段の一つであり、財政難でも簡単には削
れない」と指摘。一方で、厳しい財政下では大幅な増額は困難とも認め、円
借款や債務救済などを併せた「効率的な配分」を検討していくべきだとの考
えを示した。

 紙面より
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「腹八分目に医者要らず」腹八分目に長寿のヒント
昔から健康のひけつは、食事を控えめにすることだと伝えられてきた。貝原
益軒は、「養生訓」で、「食は半飽に食ひて、十分にみつべからず」と書い
ている。
ただ、注意も必要だ。食べる量を減らし過ぎると、弊害もある。骨の成熟が
遅れたり、拒食症の症状が出たりするなど、かえって病気になる心配がある。
「適度な運動に加え、食べ過ぎにも、控えすぎにも注意が必要」だ。

 食の健康学より
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カネに色なし
与党税制大綱が消費税について、社会保障の目的税化を打ち出した。
将来の増税への地ならしだろう。社会保障なら公共事業に比べて納税者に聞
こえがいい。そんな計算がはたらいたのだろうか。しかし、目的税化が既得
権を生み、無駄な出費につながるのは道路で証明済み。
カネには色がついていないのだから、本当は財政全体を見て最適な使い道を
決めるのが筋だ。本気て゜増税したいなら、下手な目くらましはやめ、正々
堂々、真正面から必要性を説いてもらいたい。

 紙面より
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味覚は経験を重ねて研ぎ澄ます。
赤ちゃんはふつう、甘いものは食べますが、苦いものははき出します。苦い
ものには「毒」が多く、それを避ける本能が備わっているのでしょう。
しかし、大人は、苦みとか、渋みといったものも割りと平気です。それを好
む人だっています。
実は、味覚は学習なのです。確かに鈍敏感はほかの感覚と同様に落ちてきま
すが、過去の体験がいきている。味蕾から脳に伝わるその時の反応に加えて
、見たり触ったりした際の感覚で「その物」の記憶が呼び覚まされ、脳内で
そうした情報が統合されるのです。
もちろん、ほかの感覚も記憶と結びついて情報処理されているのは、味覚と
異なりません。味覚はそれが一層顕著なのです。
人間の体には様々な働きがあります。一つひとつを分析していくと、ある年
代以降、働きぶりが落ちていくものもあります。
「だから年寄りは」という声が聞こえてきそうですが、「味」は経験を重ね
ないと分からないものなのです。

 柴田博・桜美林大大学院教授
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越年国会は大ばくち
福田首相は政局が見えていない。新テロ対策法案の成立に、頭がコリ固まっ
てしまっている。"越年国会"のリスクが、計算されていないということだ。
成立のためには、舛添厚労相の引責辞任もやむを得ないかもしれない。
与党内でも、そういう声は意外と多い。一方で、民主党は年金問題や防衛省
スキャンダルで攻め立ててくる。ヘタをすると、与党にとっては"火ダルマ国
会"になりかねない。解散・総選挙どころの話じゃなくなった。
現在でも福田内閣の支持率はジリジリ下落、不支持率は上昇傾向をみせてい
る。年明け、政権は一気に「危険水域」突入もあり得る。
政権にとっては、新テロ対策法案の成立と引き換えに退陣という悪夢の初夢
が、頭をよぎっているかもしれない。

 ズバリ核心より---小林吉弥
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老いを遅らせるには--心がけが大切
「アンチエイジング」という言葉が注目を集めている。アンチエイジングと
は、できる限り老いを遅らせて若さを保とうという試みだ。
若さ、アンチエイジングというと、スキンケアやサプリメントなどを思い浮
かべる人は多いが、一番大切なのは「気持ち」だ。やりたいことをやること
。無理をし過ぎないことを心掛けると良い。自分を責めないで、いい加減に
、気ままに生活することがお薦めだという。
また、適度な緊張感、ストレスも刺激につながる。ある程度の年齢を過ぎた
ら仕事をしないで家の中で閉じこもっている人は少なくない。だが、ボラン
ティアでも良いので「誰かの役に立っている」という実感を感じられること
を意識的に行うことが大切だ。
そして「きれいになりたい」と願い、行動を起こすことは、世界を広げ自分
を内面からも輝かせる。
たばこと紫外線はなるべく避けよう。特にたばこは肌に悪く、体の循環に悪
影響を与える。
アンチエイジング5カ条
◆いくつになっても男と女
  「美しさ」に磨きをかけよう
◆肌の若返りは心の若返り
   メークアップは外見、心も若返らせる
◆バランスの良い食事と適度な運動
   アンチエイジングの効果は食事と運動が9割
◆よく笑い、よく話し、よくかむ
   笑いは免疫力を高め、かむことは脳の活性化になる
◆長生きこそ最大の誇り
   いくつになっても積極的に社会貢献を
 
 北里大名誉教授・塩谷信幸
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サブライム危機は、日本の景気も直撃
証券化を通じて損失が各国の金融機関に広がったうえ、世界的な資金の流れ
も変えたからだ。米国株が急落を繰り返した11月。原油は、初の100㌦に最
接近。大豆の先物相場は約34年ぶりの高値をつけ、「安全資産」とされる金
相場は史上最高値を約28年ぶりに更新した。
背景にヘッジファンドなどの投機資金が大量流入があることで関係者の見方
は一致する。金融市場の混乱で損を出したヘッジファンドが、値上がり益が
見込める商品投資を活発化させたようだ。
資源価格高騰は、日本の景気にも大きな影響を及ぼす。雇用の7割を担う中小
企業は「販売価格を上げられず、資金を減らす可能性もある」。家計には値
上げと賃下げのダブルパンチになる恐れもある。
サプライム危機でドル離れも進む。好調だった輸出企業も急速な円高で収益
が悪化する心配がある。

 紙面より
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天空に描く平和の円
私にはまだまだやりたいことがたくさんあります。今の私にとっての「人生
百年の計」とは、私が抱いているビジョンを、次の時代、または次の次の世
代、つまり孫やひ孫たちにバトンタッチしていくことです。
保田氏は、戦争の惨めさ、誤った戦争から学んだ教訓を、戦争を知らない次
世代の子どもたちに伝えたいと思っています。今日の大人が作り上げられな
かった平和を、何とか次世代が実現できることを願っています。現在10歳の
子どもが60歳になった頃、世界に平和がもたらされるよう、今のうちに戦争
を知る私たちのビジョンを伝えなければならないのです。
私の父の好きだった英国のビクトリア朝のロバート・ブラウニングの作品に
次のような詩句があります。
 「地上ではかけた弧、
      天上では全き円」
私の今のビジョンは「天空に描く大きな平和の円」です。平和の実現は非常
に時間がかかる壮大な目標です。私の存命中には難しいのです。しかし、そ
の円の中の一つの弧でも実現させるために、私は今後も勇気ある行動を起こ
していきたいと思っています。
私のビジョンを果たすために、まずは100歳のバーを越えたい、というのが
95歳の今の私の希望です。

 95歳・私の証 あるがまま行く---日野原先生
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景況感3期ぶり悪化
12月の企業短観は、企業の景況感を示す業況判断指数が、主要指標の大企業
・製造業でプラス19と、前回9月調査より4ポイント下落した。悪化は3四半期
ぶり。米低所得者向け住宅ローン問題の先行きへの不安感に加え、円高や原
油・原材料の高騰で慎重な見方が強まった。3カ月後の予測も現状より4ポイ
ント下落を見込んでいる。

 紙面より
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現実と幻想との境界で--千の風に、千の風になって 
私のお墓の前で
 泣かないでください
 そこに私はいません
 眠ってなんかいません
 千の風に
 千の風になって
 あの大きな空を
 吹きわたっています

幼友だちの妻ががんで死去、その追悼文集に掲載された詩だったという。
元は英語の詩だった。アイルランド共和軍のテロで死んだ青年が遺書のよ
うに両親に託していたことをBBCが放送した。
9.11テロの翌年の追悼集会で、11歳の少女が朗読した。
映画監督H・ホークスの葬儀で俳優のJ・ウェインが朗読した。
だが、いつ、誰がつくった詩かがわからない。

これらの出来事の少し前、がんで闘病生活をしていた先輩記者を励ます会
を催した。そこでこんな話をした記憶がある。
「死んだらとりあえず、僕たちは煙や灰、骨になる。僕を形づくっていた
素粒子たちにとっても別離のときです。しかし、素粒子たちがいつか再会
を図ることがあっても、ふしぎではないでしょう。はるか遠い、永遠に近
い未来のことかもしれません。『僕』が再結集する日を夢想したりします

いま思えば、「煙になる」のは「風になる」のとほぼ同じことだろう。現
実と幻想とをつなぐのが「風」である。
そして死は現実と幻想との境界に起きる「何か」だ。

 コラムニスト・小池民男
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プーチン流、政権掌握
プーチン氏を首相にというのは極めて自然なながれだ。5月の大統領教書で
、プーチン氏は経済政策を大幅に変え、国家が関与する長期の政策を打ち出
した。恐らく、その段階で彼自身が経済政策を担う首相ポストを狙っていた
のではないか。
プーチン氏は、石油や天然ガスの利益で成り立つ現在のロシア経済に強い危
機感を抱いている。その利益を使ってハイテクやナノテクといった科学技術
で勝負できる国にならなければ、中印に負けてしまうためだ。
また、現在の憲法でも外交や安全保障に関する権限を首相に移すことは可能
だ。フランス的な大統領から、ドイツ的な大統領制へと変わっていくことも
予想される。

 紙面より
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子どもにとって本当に大切なことは、人として抱きしめられる心地よさだ
こどもにとって本当に大切なことは、十分に愛される経験です。愛された経
験があれば、外でつらい思いをしても、耐えていける力となります。あるい
は相手につらい思いをさせるような、ひどいこともしないものです。かけが
えのない自分であることをしっかりと実感して育った子は、他の人のことも
尊重できる心を育んでいきます。
こともを愛するためには、お母さんにだけ努力を求めるのは酷だと思います
。例えば子どもを抱けないお母さんは、夫から抱かれていない場合が多いの
です。夫から心も体も優しく抱きとめてもらえない、話も聞いてもらえずに
苦しんでいる母親が少なくありません。夫婦関係もある種バーチャルになっ
てきているのでしょうか。素直に触れ合うことを避けている。子育て中の母
親は家の中へ閉じこめられて、夫との会話もままならない。自分が自分であ
ることを証明するのは、この子が立派に育ってくれることだけと思いつめ、
育児書と首っ引きになるような育児をしていたら、やはり楽しくなくなって
しまうのも、無理がないように思います。
お母さんの中には、子どもを抱くことは、甘えさせて、自立をさせなくする
と思っている人もいます。また、子どもは抱いてもらえないことについて「
私はもう大きいから」と我慢してしまいます。やっぱり、気持ちでなく頭で
考えてしまうんです。もっと自然になって----と思います。

 同朋新聞より
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国会会期、再延長
1カ月再延長し、補給支援特別措置法案を衆院で再議決して成立させる方針
を政府・与党が固めた。
延長幅は、採決されなくても憲法の規定で否決とみなされる60日ルールも適
用て゜きるよう、来年1月15日までの1ヶ月とする。民主党など野党側に提案
したうえで、14日に議決する。政府・与党は来年1月18日にも通常国会を召集
する方針で、事実上の通年国会となる。

 紙面より
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水菜は京都を中心に栽培されてきた伝統的な京野菜だ。
魚や肉の臭みを消す作用がある。ビタミンCを豊富に含むのでコーラゲンの
生成を促し、肌に弾力を与えたり、メラニン色素の活動を抑え、しみ、そば
かすを予防したりする。さらに、免疫力を高め、風の予防やストレスによる
症状の緩和も期待されている。
冬野菜で、霜に遭うと、やわらかく、おいしくなる。これまでは塩漬け、あ
え物、煮びたしなどにされてきたが、最近では生のまま、サラダにすること
も多い。

 料理より
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福祉サービスを守り抜くには、その負担増をどの税金でおこなうのか。
消費税は国民が広く負担する税金だ。国民みんなが互いの生活を支え合う社
会保障の財源に適している。
また、少子高齢化が進むにつれ、所得を稼ぐ現役世代は減っていくので、現
役にばかり負担を負わせるわけにはいかない。一方で、所得の少ない高齢者
のなかにも、現役時代の蓄積で豊かな層がある。こうした人々にも、消費す
る金額に応じて福祉の財源を負担してもらうことは理にかなっている。
所得税や法人税の税収が景気によって大きく変動するのにくらべ、安定して
いるため、福祉の財源に適しているともいわれている。
安心の財源は消費税を中心にと考えるのは、以上の理由からだ。
ただし、消費税には大きな副作用があることを忘れてはならない。貧しい層
ほど負担の度合いが重くなる「逆進性」である。その欠点を抑えるために、
以下のような対策をとる必要があろう。
まず、消費税に軽減税率を導入して、日常の生活必需品は5%のままに据え置
く。国民の理解を得るためニハ、コメや小麦粉といったとりわけ基幹的な食
料は、思い切って非課税にすることも考えていい。
つぎに、消費税を引き上げるだけではなく、直接税も強化していく。各種の
税金のバランスをよくすることが、税負担を公平にするには大切だからだ。

 社説より
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消費税、増税無しに安心は買えぬ?
安心勘定と我慢勘定。
福祉水準を維持していくと、国と地方を合わせた財政負担が、25年度には06
年度より20兆円前後も増えるだろうと大まかに資産できる。
一方「我慢勘定」でも、歳出削減で借金漬けの財政を立て直し、国債がこれ
以上増えないようにするのは難事業だ。できるだけ経済の成長力を高めて税
収を増やしても、福祉の「安心勘定」へ回せる財源は多くを期待できまい。
将来を見通せば、増税による負担増は避けられない。そう覚悟を決めて、あ
えて大胆に発想を転換しないことには、社会保障の基盤を固めて希望社会へ
の道筋を描いていくことはできないだろう。

 社説より
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与党は首相の強い意向、世論の反発が少ないので、新テロ対策法案の衆院での再可決に動き出した
このため、年をまたいでの「越年国会」、来年1月中旬までの会期の大幅延
長が模索されている。
ただし、大幅延長となると年末の予算編成などへの影響も大きく、一方で根
強い反対論もある。経済の不安定下、国民生活に影響が出ることは避けるべ
きとの意見もある。
そこで問題は、「再延長幅」ということになっている。越年しての「3分の
2再可決」となれば、可能性は低いが、民主党など野党が参院で首相問責決
議案を可決というケースも残り、解散・総選挙への引き金となりかねない余
地がある。
一方、予算編成などを考慮して越年せずに年内までとなれば、審議未了で廃
案となる。与党としては来年の通常国会で民主党などの協力を得、新たな法
案で合意という可能性が出てくる。いずれにせよ、週明け早々には結論を得
るが、与野党水面下の調整次第でまだ予断は許さない。

ズバリ核心より--小林吉弥
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ダイコンはジアスターゼやアミラーゼなどの消化酵素を豊富に含んでいる。
胃腸の働きを助け、消化を促進し、胸やけや胃もたれを防ぐ。さらにメチル
メルカプタンなどの辛味成分には、血栓を防ぐ作用がある。ダイコンに含ま
れる消化酵素のプロテァーゼは、たんぱく質の加水分解を促進する。さらに
、同じ消化酵素のペルオキシダーゼには、がんの原因となる有害物質を分解
する作用もある。ダイコンの葉には、強い抗酸化作用を持つβカロテンやビ
タミンCが多く、免疫力を高めて丈夫な体を作る。カメシウムも豊富に含ん
でいるので、骨を強化するとともに、いらいらする気分の改善にも役立つ。
葉を炊き込んだ葉飯は素朴だが、忘れられないほど印象的な一品だ。

 料理より
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日本の経済の様々な問題点
①財政問題について。政府は2011年までに基礎的財政収支を黒字化させるシ
ナリオを描いているが、本当に可能なのか、最終ゴールまでの段階的な具体
的目標値を設定すべきではないか。
②年金問題について。年金の財務状況を明確にし、未払い問題のみならず、
年金資金の運用のやり方や税金の使い方の問題を真剣に議論して欲しい。
③これらの問題とも関係した税制改革。消費税の引き上げ、法人税の引き下
げなどの論議について早期に結論を出す。
④地域格差拡大問題。これまでの地方交付税や補助金制度を抜本的に見直し
、真に必要かつ地方経済に役立つための資金支出を考える。
⑤金融政策について。足元でエネルギー価格が徐々に上昇しインフレが心配
され始めた中、金利水準の正常化のために短期金利の引き上げはできるか。
一方、サブプライム問題で一部金融市場の信用収縮が起きており、このリス
クが拡大していけば、日銀の金融政策のかじ取りは更に困難となろう。
同時に世界の金融市場まで広がれば、日銀や各国の中央銀行間の連携強化も
重要となろう。
これらを考えれば、日本の信認の危機的な状況とも言える。この危機を乗り
越えるために一時的にせよ、今までの改革路線やグローバル化を安易に停止
したり休止したりすれば、世界の変化に対応が遅れ、更に日本は信認を失う
ことになりかねない。今こそ日本の危機ととらえて早期に政治を安定させ、
政府や日銀が困難な問題に立ち向かってもらいたい。

 経済気象台より---QJ
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