体脂肪やっかいものとして扱われるが、体には無くてはならない、不可欠な成分で、健康な体を保つためには、食事で適度な脂肪をと
なぜ、脂肪が体にとって必要か、主な役割を挙げてみました。
1、エネルギーの貯蓄
私たちは体を動かすためにエネルギーが必要です。エネルギーは脂質、糖質
、たんぱく質などの栄養素に含まれています。その中で最も大量にエネルギ
ーを貯蓄することができる成分が脂質です。
2、たんぱく質の節約
たんぱく質にはエネルギーが貯蓄されていますが、これらは飢餓などの緊急
時にしか利用されることはありません。たんぱく質は、筋肉や骨、ヘモグロ
ビンなどを作っているため、エネルギーに使ってしまうと、生命維持に必要
な成分が減少してしまうからです。
3、体温調節
人間は体温を一定に保つ恒温動物です。体内で作り出される熱と体外へ逃げ
る熱のバランスによって体温は維持されています。皮下脂肪は、暑いときに
周りの熱を体内に伝わりにくくし、寒いときには体温を外へ逃がさないよう
、コントロールしています。
4、月経の調整
月経の正常な働きは、エストロゲンと呼ばれる女性ホルモンが関係していま
す。しかし、男性の特徴が現れるように刺激するアンドロゲンというホルモ
ンが活発になると、月経異常が起こります。
体脂肪は、アンドロゲンをエストロゲンに変える働きをしています。そのた
め、体脂肪が少ないと、エストロゲンの活動が抑えられて、月経異常になっ
てしまいます。
5、ビタミンの運搬
ビタミンAやビタミンEなど、脂肪にしか溶けないビタミンを運び、体に取
り入れています。
6、神経を整える。
神経細胞や脳細胞にエネルギーと栄養を補給します。そのため、不足すると
、神経組織に障害を起こしやすくします。

 湯浅景元