2004年07月の記事


三年忌
誰れ頼めぬ亡母は己(し)が身に子を護り生きて逝きにし日々の過ぎゆく
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カップ
泣きながらスープすすりし娘(こ)のおもい残れるカップか 双掌(もろて)に愛(いと)しむ
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命とは
真夏日の暮れづく夕べ鉢花に、水を遣りつつ、命をおもう
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海の香り
海沿いの村の香が立ち札幌の二条市場に蟹が茹でらる
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花火
ハート形の花火にどよめく夏河原 若きは不変の愛を保てり
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誕生日
暁に出産(う)む男児(こ)を抱きし夢にさめ42年の過ぐるを思ふ。 誕生日。
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夏草
夏草のなべて丈伸び しみじみと一本を眺むる、風なき夕べ。
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霧雨
理とは何・情けとは何・と、霧雨の降る札幌の街中を往く
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母と息子
鎖に繋ながる犬の姿にして母を殺す息子「こ」のニュースあり。悲しき夏夜。
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