2002年06月の記事


話題
新しくサッカーの話題加わりて友と語れる時の楽しさ
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リング音
老い母は眠れぬ夜をベッドガード掴みて指輪(リング)の音をたてをり
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看護
自らが重荷を負うと思えども老母を看取らむ夜とはなれり
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昔の話
たらちねの老母(はは)の平癒を祈りをり。昔の話を聞ききたき子ゆえ
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桑の実
おびただしき桑の実落ちる木漏れ日の山路に地虫のあまた出でくる
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エゴ
肉親のエゴのつぶさを厭いつつ、ゆく山道に笑む菩薩像
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楽しみ
知床に雪降る寒さ、家ごもる。晩菜選びの楽しみもなく
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裏道
初夏のあめ音なくふりくる、公園の裏道帰り来。よさこい終わりて
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生霊
その土地に棲みつくものを引き連れて狂うが如き「よさこい」乱舞
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白き花
芝ざくらの小花白くて広鉢に、耐えるごと見ゆる。風の吹く日
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笑み
やつれ顔なしつつ老母(はは)は笑むとせり。せめての思い伝えむとして
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ビル壁
ひとところ茜いろなしビル壁を夕映え染めて、一日の過ぎぬ
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よさこい
よさこいの若きら踊る公園の夜の舞台は命の爆発
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サッカー
等しかる汗と思えど小国のサッカー選手にわが応援はあり
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囃子太鼓
祭り御輿楽しむ老母(はは)の今年は病み囃子太鼓の音を寂しむ
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花がら
アカシアの花がらしろく道に散り、風の吹くたび遊ぶがに廻る
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こだわり
朝夢の泣きつつさめてたらちねの老母(はは)が弱りを一日こだわる 
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今年のまつり
街路樹のアカシア白く咲きさかり今年の夏の祭り近づく
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厭う
憎しみは、わが沈黙のうちと知り、姉の仕打ちに苛ぐを厭う
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残日
祖母を訪い帰りゆく地の遠ければ孫娘危ぶむ老の残日
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言葉せぬ鉢花ゆえに花房の白き赤きの揺らぎを愛でり
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楽しみ
娘(こ)が居しと朝さめて思ひ足音をひくくし歩むことを楽しむ
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ベランダに風吹く午後の大通り、アカシア白く色たちまさる
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ひたむき
ひたむきな眼(まなこ)の輝き。ベツカムのキックは天を胸を突きぬけ
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娘とサンダル
半年を経て健やかに訪ねきし娘(こ)と夏向きのサンダル購う
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孫娘
いつにても孫娘に逢へば目も口もまるくなし老母は大仰顔せる
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初戦
ユニホーム互(かたみ)に取替えサッカーのベルギー初戦を引き分けに終ゆ
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嘘つくを楽しむ友が赤飯を土産となして今日訪ね来る
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祖母
いつまでの生(いのち)か祖母のいたぶりを許して息子(こ)が訪い和み戻れり
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イントネーション
生きている間に擬態せしものか「寺山修司展」で知る東北弁
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