2010年06月の記事


「村の賑わい③」
<<インド>>--アグラ--


車は村の繁華街を抜けて、村外れに出た。

此処では、何だか得体の知れない農作物を荷台の上に一杯広げて売っていた。

男達がたくさん集まって、この葡萄か豆類のようなものを巡って、値踏みをしていた。

車から撮った写真なので、此処に近付いて一体この商品は何なのかを調べる余裕は無かった。

それにしても、これだけ多くの男たちの関心を集めるからには、日常生活に欠かすことの出来ない物なのだろう。

我々文明国に住む者にとっては、衛生状態が気になる所だが、逞しく生きるインド人にとっては、そんな事にはお構い無しと言った様子であった。
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「村の賑わい②」
<<インド>>--アグラ--


アグラのタージ・マハルに向かう途中、幾つかの村を通り過ぎた時の光景、その2。

別にお祭りでもないのに、こんなに人が集まっているのは、異様な光景である。

インドの地方都市の朝は、このように人が集って過ごすのが、社交のパターンなのだろうか。

男たちは、一様に白いワンピースの服を着ているが、女性たちは年に関係なく、派手なサリーを着ている。

中国に次ぐ世界第二位の人口を誇るインドでは、こんな村でも、人が溢れているのである。

その国のその土地に住む人間に関心の有る私には、こんな日常の何でもない光景に、とても興味を持つのである。
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「村の賑わい」
<<インド>>--アグラ--


アグラのタージ・マハルに向かう途中、幾つかの村を通り過ぎた時の光景。

インドは何処でもたくさんの人が居る。

この村では、朝市でもやっているのか、大勢の人でごった返していて、しばしば車も道に溢れる人のために、一時停車をせざるを得なかった。

この写真は我々の乗るワゴンの中から写したものだが、店の前の長椅子に座って休憩する人や、仮設のテントで振舞う水を飲む人など、活気に満ちた老人達の溜まり場になっていた。

手前に居る女性の、腕に嵌められた金の腕輪が、眩しく輝いている。

暫くは様々な人々が集う、村の様子を紹介してみようと思う。
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「駅前駐車場②」
<<インド>>--アグラ--


サウンドラ駅前の駐車場の光景その2。

駐車場の先には、古い大きな教会が有る。

ヒンズー教の国インドでは、珍しいキリスト教の教会だと思い、カメラを向けた。

何と150年前に設立された教会だと記されている。

日本の150年前と言えば、丁度今NHKの大河ドラマ「龍馬伝」でも放映されているように、鎖国か開国かで国が揺れていた時代である。

そんな時代にこの教会が、インドに造られたというのはちょっと驚きである。

キリスト教の伝道者達が、その国古来の宗教が大半を占める中で、布教をするのは大変な苦労が有ったであろう事を想像したものである。
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