桜のころ
桜って不思議な花だ。

今年は4月1日に咲いた。
前日まで、まだ蕾でその気配はまったくなかったのに、たった一夜でパッと咲いた。
ぼくはその日、たまたま外出日だったので、行く先ざきの桜を眺めながら、美しい、というより、その「魔性」ともいえる不思議さに感嘆した。

ぼくの家から自転車で15分くらいのところに、桜の名所があって、そこで毎年市の主催で桜まつりが行われるが、毎年、桜の開花とずれてしまう。
今年は3日と4日だったので、満開の「桜まつり」だった。

日本の各地から人が来て物産展を開くやら踊り、音楽、芝居といった芸能を演じるやらで、大賑わいになる。

ぼくもしばらく行ってないなぁ・・・
今年は久し振りにカメラでもぶら下げて行ってみようか。
そして、長野県の野沢菜の「お焼き」でも食べながら桜のトンネルの中をブラつこうか・・・

でも、結局は行かなかった。

今朝は久しぶりに朝から晴れて、窓の遠くに早春の日差しに輝いて桜が見える。