種馬
衆議院議員 野田 聖子の不妊治療に関する報道を見たからかも知れないが
しばし考え込んでしまった

『あなた 今日は排卵日だから早く帰ってね』

家に帰ると、きっとステーキだとかすっぽんだとか精のつくものがいっぱい並んでいて
妻はエッチな下着で待ち構えていて、お化粧バッチリ
その後はスタミナドリンクを大量に飲まされ
ベッドの底が抜けるくらい朝までタップリとせっくす・セックス・sex・・・

多分、排卵日前の一週間はお互い禁欲を徹底し、爆発寸前まで溜めて、きたるべき「その日」に大量発射
そして中出し
それも何回も
場合によってはバイアグラなんかで勃ちっぱなしにされて、男が
「もうカンベンしてくれ」
と泣きを入れても、騎上位で乗っかってイカセまくる

一見羨ましいし、それなら俺に任せろ!といいたいところだが
ちょっと待てよ・・・
う~ん

傍からみれば素敵だが、その根底にあるものはなんだ?

女が、欲情してオトコを欲しがるのなら、それには応えてやろう
女が、愛情の形としてオトコと一つになりたいと望むのなら、かなえてあげよう
でも、『種』が欲しくて乗られるのは、ある意味耐え難い

男は気持ちが素直にモノに出る
その気持ちがあれば、硬くなるし、気持ちがなくなれば、起たない
まったく素直に心の中を表現してしまうのだ
まあ、すべてがそうじゃないし、エッチなことされれば起っちゃったりするけど
でも、1回2回はデキても、動機が不純だからきっと3回4回はできまい

不妊はその人のせいじゃないんだけど
子供を作るためのセックスは、なんか、とっても、切ないな
この文を読んで気を悪くした人もいるだろうな
でも、俺はガキができちゃったから考えたことなかったけど
不妊について深く考えることができた
不妊治療には、「旦那の協力が不可欠」という項目
少しわかったような気がする