けさう、けそう
からかう、ちょっかいをだす、と言う意味に使います。

県西部では「けさう」、県東部では「けそう」と言うようです。
よく似た意味で、「てがう」「いろべる」と言う言葉も使います。


 ※そんなに けそうたるな・・・そんなに からかってやるな
 ※兄が弟をけそう・・・兄が弟をからかう

編集 orfe : ご質問の件、問ふまでもなし(笑)
編集 orfe : 「懸想文」は金策に困った公家さんが文字を書けない人の為に恋文を書いて売っていたそうです。ですからその装束は顔を隠した怪しげなものでした。
編集 gonch : やはり・・・orfe様も幼少期は想う方をけそうてましたか?(笑)
編集 gonch : 確かに、ちょっかいをかけるということも相手に想いを寄せている行為には違いないかもしれませんね。
編集 gonch : このような意味で使われていた言葉が、いつのまにか「からかう」といった意味で使われるようになったのではないかと思われます。
編集 gonch : ひとつは求婚。正式に手続きをふんでする求婚ばかりでなく、こっそり忍び込む夜ばいを言うこともある。もう一つは、想いをかけること。具体的には歌や消息を送ることを言う。・・・だそうです。
編集 gonch : 角川古語大辞典によると「けさう」には2つ意味があるようです。
編集 gonch : 「懸想文」って、なんだかロマンチックな響きですね。「懸命に想う」と書いて「懸想」 “けそう”もこの言葉が語源になっているようです。
編集 orfe : 京都のあるお寺である時期売り出される「けそうふみ」(懸想文?)というものがあります。いわゆるラブレターですが「ちょっかいをだす」ていうのは意味的に合ってるかな。