2006 05/04 05:22
Category : 初めての日記 (2)
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立原の文学的生涯の開花期は
せいぜい四年くらいだったのですが
その抒情は のちの時代の 若者達の間で
しばしば 奏でられたようです
小川和佑氏は 次のように 述べています
《 ・・・
それにしても、一九四〇年代前後、
次は十年後の五十年前後、
そして最近では七十年前後に、
その詩集がより広汎な層の青年たちに
浸透しているのは興味がある。
最初は太平洋戦争開戦直前、
二度目は血のメーデー事件前後、
そして最近では学園闘争の渦中の時期と、
いつも時代の転換期に青年たちに読み継がれることは、
考えてみると
いかにもそれがうなずけるような気がしないでもない。
しかし、そういう青年たちも、
青春が終わり全く生活の中に埋没していくと、
立原道造の抒情詩は悉皆忘却されてしまう。
そして、懐かしいが、思い出すさえ気恥ずかしいということが、
かつての立原ファンのいつわりのない心情なのではあるまいか。
あの「のちのおもひに」の十四行詩に自己の青春の影を見ることは、
すっかり生活者になった読者には、
どうも名状し難い感傷と困惑を覚えずにはいられないであろう。
・・・ 》 『立原道造 忘れがたみ』
●
まぁ 拙者の場合
いまだ 生活者として成立していないので
30年もまえに刊行された『立原道造 忘れがたみ』を
もちろん 立原の痕跡も 反芻しているわけですが ...
そうした 拙者が日常的に触れている断片を
記していこうといふのが
quadrangle / spoonful... in the saucer です
またのお越しを お待ちしておりまする
紅茶... いただきます
●
♪. A SAUCERFUL OF SECRETS / PINK FLOYD
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立原の文学的生涯の開花期は
せいぜい四年くらいだったのですが
その抒情は のちの時代の 若者達の間で
しばしば 奏でられたようです
小川和佑氏は 次のように 述べています
《 ・・・
それにしても、一九四〇年代前後、
次は十年後の五十年前後、
そして最近では七十年前後に、
その詩集がより広汎な層の青年たちに
浸透しているのは興味がある。
最初は太平洋戦争開戦直前、
二度目は血のメーデー事件前後、
そして最近では学園闘争の渦中の時期と、
いつも時代の転換期に青年たちに読み継がれることは、
考えてみると
いかにもそれがうなずけるような気がしないでもない。
しかし、そういう青年たちも、
青春が終わり全く生活の中に埋没していくと、
立原道造の抒情詩は悉皆忘却されてしまう。
そして、懐かしいが、思い出すさえ気恥ずかしいということが、
かつての立原ファンのいつわりのない心情なのではあるまいか。
あの「のちのおもひに」の十四行詩に自己の青春の影を見ることは、
すっかり生活者になった読者には、
どうも名状し難い感傷と困惑を覚えずにはいられないであろう。
・・・ 》 『立原道造 忘れがたみ』
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まぁ 拙者の場合
いまだ 生活者として成立していないので
30年もまえに刊行された『立原道造 忘れがたみ』を
もちろん 立原の痕跡も 反芻しているわけですが ...
そうした 拙者が日常的に触れている断片を
記していこうといふのが
quadrangle / spoonful... in the saucer です
またのお越しを お待ちしておりまする
紅茶... いただきます
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♪. A SAUCERFUL OF SECRETS / PINK FLOYD
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