フジテレビはなぜ凋落したのか 新潮新書巻の感想・レビュー(31)
フジテレビはなぜ凋落したのか 新潮新書巻の感想・レビュー(31)
感想・レビュー ネタバレ

Hiro A
何ともいえない。フジが低迷から黄金時代を築くのは史実として読める。ただし、規模が大きく沢山のプロダクトがあり、沢山の人の関わる組織の凋落原因は、また復活しないことには分析が難しいのだろう。業績が良ければやったことはすべて正しく、悪ければやっていることはすべて悪い。そういうものではなかろうか。凋落の原因候補として挙げられていてのは、経営陣、社会の変化、若手世代などいろいろあったが、それは他の会社も同じだ。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 4月12日



hiroshi0083
本書には、フジテレビへの思い入れがたっぷり入ったフジテレビの歴史が、元フジテレビ社員の著者によって書かれている。最終章である第六章が、本書のまとめになっていて、そこで著者は、長期に渡る留任によって組織の硬直化を招いた日枝会長や、剛腕で組織を仕切ることによってフジテレビから自由な雰囲気を奪った太田英昭現産経新聞社会長が、現在のフジテレビの凋落の原因となっているのでは、という話を紹介するのだが、その話を肯定しない。それでは、著者はその原因をどのように考えているのだろうか。原因を、(コメントに続く)
ナイス! ★4 - コメント(5) - 4月12日



Syuuji Suzaki
デジタル時代の苦戦はアナログを捨てたことだろうか。 人間同士の繋がり息づかい、ぶつかり合いのやり取りがあってこそ新しいものが生まれる。 異端を許容し異端を伸ばすこと冒険を恐れず挑戦することがなくなり格好、プライドが残った結果凋落したのかもしれない。 愛社精神あってこそ冷静で的確な分析があってよかった
ナイス! - コメント(0) - 4月10日



曲月斎
筆者は1986年入社。本書は入社以前の社の歴史が前半部分。後段、1980年代後半のバブル期の思い出話は入社間がない時代になる。平成不況、企業統治が重視され、法令遵守が当たり前となる今。CXは株式上場に伴うTOBも経験した。後半の要点「なぜ凋落」の部分は一介の元社員の叙述であり、蓋然性が薄い。「企業の老化」という点で片付けられないし、目指したという「敗因」の分析について十二分に目が行き届いているとは思えない。市谷河田町時代の、バブル期の経験があり、その体験から筆者自身も離れられないのではないだろうか。
ナイス! ★21 - コメント(0) - 4月10日



ダンボー1号
イマ3です。凋落する時までの歴史振り返りあの頃はよかった記述が大半を占め 凋落の現状解説およびその理由掘り下げが弱い気がします。昔と違うのはどこのテレビ局も一緒。結局かつて栄光だったからチャレンジ力に欠けていた程度の分析に感じます。利益重視だからネットの声無視したから?単に視聴率低下のレベルではなく嫌われている現状分析を知りたかったが盛者必衰で片付けられた気がします。韓流ごり押しは当時全く知らず昨年自分は初めて知った。時がたってもネットで新たに知る人もいる。「あのころフジテレビは楽しかった」がタイトル?
ナイス! ★12 - コメント(1) - 4月9日



Stevie Yoshida
「フジテレビは八〇年代の社会状況に非常に適合していた。(略)しかし、あまりにも適合しすぎてしまった。」
ナイス! ★1 - コメント(0) - 4月9日



リキヨシオ
「楽しくなければテレビじゃない!」で一世風靡したフジテレビ…最近は視聴率の低下と不祥事で没落したイメージが強い。タレントとスタッフが一体となる番組作りがなあなあの関係を作り、番組を使って連続で宣伝する商法が「韓流騒動」で裏目となり、テレビ局が創る「楽しい事」が視聴者からすれば古くて楽しくない。そして震災によって素直にテレビを楽しむ風潮が変わった。テレビっ子の自分からすると…最近のテレビは安定志向で印象に残らない番組が増えた。同じ司会者出演者でどれも似た内容。特に何でもかんでもワイプをする意味が分からない。
ナイス! ★33 - コメント(1) - 4月9日



きよちゃん
ちょうど自分が生まれた頃から強くなっていったフジテレビは、間違いなく自分の人生に最も影響を与えたテレビ局であることは間違いない。今も一番好きな局に変わりはない。ただ、フジ=バブリーという等式のイメージは、拭えないこともまた確かで、このイメージを時代は求めていないように感じる。ただ、最近の嫌フジ感情は、番組の作り方ではなく、韓流騒動に発端があるように思う。さすれば戦犯はあの俳優か?自分は発信源を知らなかったので、よい機会であった。
ナイス! ★3 - コメント(0) - 4月3日



ウェイランド
フジテレビが凋落した原因を80年代フジテレビ黄金期からの歴史を辿りながら探っていく。元社員の人だけど黄金期を牽引したバラエティ畑の人ではないからか武勇伝的な内容でもなく、センセーショナルなタイトルから連想されるテレビ叩きの内容でもなかった。
ナイス! ★7 - コメント(0) - 4月1日



kitarou
テレビだけでなくどの組織にも共通していえることがある。上を見て下を見て調和だけをはかる組織はいずれお互いが疑心暗疑になり、衰退する。個人ではない、組織の金属疲労なのだ。著者と同年に社会に出た私はフジテレビの変化をはたでみていた立場だったので、よくわかる。さて、これから変われるのだろうか。そして、しがみつく周りは?
ナイス! ★2 - コメント(0) - 3月31日



0607xxx
「1989年のテレビっ子」からの流れで読んだが、ちょっと期待外れでした。しかし、「楽しくなければテレビじゃないじゃん!」の勢いのあったフジテレビの裏側を知る事が出来たのは良かった。
ナイス! ★12 - コメント(0) - 3月31日



レンコン餅
テレビは、終わったという絶望論では無い。観てみぬふりをする事をやめませんか?という提案だと思いました。この本がフジテレビの社員さんに読まれてよりテレビが面白くなれば、吉野さんの書いた意味がある。
ナイス! ★1 - コメント(0) - 3月30日



siru
フジテレビ元社員による著作。視聴者目線を失う、制作者本位の番組作り、上場企業になったことで荒削り・個性ある社員が少なくなった、時代の流れに沿えなかった、など凋落の理由は色々挙げられるが、フジテレビだけではなく、どの企業にも当てはまる内容。「過去の成功体験から脱却できない」、「企業の寿命は30年」という言葉がピッタリ感じられた。ここ数年の凋落しか知らない自分にとっては、1970年代から展開される歴史に触れられたことも興味深かったです。
ナイス! ★3 - コメント(0) - 3月29日



Decoy
面白くて、すいすい読める。古巣への愛と、努めて客観的に書こうという姿勢に、好感が持てる。元社員故のメリットもあれば(黄金期の内部の雰囲気がよく分かる)、デメリット(日枝現会長への評価は甘いのでは…)もあるような気が。
ナイス! ★3 - コメント(0) - 3月26日



wyeth2014
バブル期を知るフジテレビ元社員による本。なぜ凋落したか、という点は思ったほど詳しく内情が描かれておらず、ちょっと漠とした話ではあった。番組の歴史についてもあまり深くは書かれていない。タイトルとは反対にフジテレビへのささやかなエールという感じの本だった。もっと突っ込んだ話が知りたい。
ナイス! ★2 - コメント(0) - 3月21日



NAO.I
先日読んだ『1989年のテレビっ子』に続き、テレビ関連でもう一冊。元フジテレビ社員の著書による「フジテレビの栄光と衰退の物語」。しかし、フジテレビに限らず、最近ほとんどテレビを見なくなった。コンテンツに魅力を感じないのか、嗜好や時間の使い方の変化か。自分でもよくわからない。ともあれ、あとがきにあるように、「フジテレビの不調は、他の多くの日本企業が抱える構造的問題と通底」している部分も大いにあると、読んでいて感じた次第。興味深い内容でした。
ナイス! ★8 - コメント(0) - 3月21日

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この本は 本屋でちょっと手にしてみました。
事実をどう受け止めるべきかですが、個人的には フジテレビもよく見ています。好きな番組も数あります。
今は 日本テレビとかが強いのでしたか?
違いを分析するのも面白いかもしれませんね〜〜