一服
 仕事のあとの一服は気分がいいものだ。別に煙草を吸うわけではないが
「一服」という休み方はいいものである。気分がいいものだからといって、無限に休んでいろと言われたら、これはたまらぬ苦痛になろう。

 一服のあと、ヒョイと腰を上げるその気合も大切だ。休みを苦痛にしない最高の術として、昔から使われてきたに違いなかろう。
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のんき者
 知り合いの中年のことである。万事にのんきな言動が目立つ。「まあ、いいじゃないの」というのが口癖。のんきな人だという評価が定まっているようだ。

 病院の待合室であったとき、とてものんき者という印象ではなかったことがある。表情も曇っていた。なにか悲しいことがあって、それをカバーするために呑気なさまをよそおっていたとみるは、穿ちすぎだろうか。

 のんきオンリーの人など、案外いないのかもしれな...[続きを読む]
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ラッキー
 そこここで家屋解体が進んでいる中で、豪華な改築をやった家がある。何かの籤で、ン千万円あたったからだというもっぱらの噂である。羨望の念をまとっているのもたしか。

 この年齢ともなると、それは幸運ではあったと思うが、幸福となると話は別、幸福は日々の些細なことのなかに隠れていると思う。 しかしどちらもラッキーでいいではないか。
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教育評論家
 バス待ちの中年女性数人、口々に子供の日常から始まって昨今の教育批判に花が咲いていた。政治や経済の事なら、こうはいくまいと思うほど、口角泡をとばして(というかどうか)。

 学校の先生も大変だなあと思う。先生にも色いろあるのは承知である。それにしてもすべて持論が正しいと思っているらしい。教育については一億総評論家になれるとか、なるほど。
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アインシュタインのもたらした革命
関連項目で、最新宇宙論入門、最新宇宙論入門 その2という記事を書いたが、「宇宙は本当に一つなのか」という疑問をもとに、暗黒エネルギーをキーワードとして考え、ブレーンワールドに至るというシナリオになっている。

最近、NHKスペシャルで、宇宙創成の謎に迫ったそうであるが、それをも含むブレーンワールドの世界にたどり着くことを一つの目標にしよう。

まずは、最初の基礎になるアインシュタインの相対性...[続きを読む]
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生命とは何か その10~「生命の本質に迫る時代」へ
今回は最終回で、生命物理学者の吉川研一先生にお伺いしましょう。
生命の最重要な特徴として、超階層的な自立システムであることを挙げています。
生命の仕組みを解明するのに、決定的要因が一つだけであるわけではないと考えられています。
生命体の構造や機能のある特定の側面をモデル化した人工物をつくることは可能だと考えられています。
iPS細胞からでも、個体が再生することは可能だが、十分議論を尽くす必要...[続きを読む]
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生命とは何か?その9~ヒトゲノムの全合成が生命解明の道を開く
今回は、理化学研究所生命システム研究センターグループディレクターである 上田泰巳(うえだ・ひろき) 先生にご登場願いましょう。
先生は、概日時計などをテーマに生命システムの「時間」の解明に取り組まれています。

まず、最重要な特徴としては、多様な物事を、有限な資源を用いて表現するという抽象化能力を挙げています。
ヒトのDNAに書き込まれている遺伝情報であるヒトゲノムをつくれるようになれば、「...[続きを読む]
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生命とは何か?その8
3人目として、東京大学名誉教授の松井孝典先生にご登場願いましょう。
先生は惑星科学者で、海の誕生を解明した『水惑星の理論』などで知られています。

まず、生命の最も重要な特徴として、設計図であるDNAやRNA、そこに核酸塩基で書かれている言語をあげています。

では、なぜ、これらがこんな風にできているかはわかっていません。これがわかれば、普遍的な意味での生命についてわかるようになるとみていま...[続きを読む]
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生命とは何か?その7
今回は、イギリスの宇宙物理学者のポール・デイヴィスPaul Daviesさんに登場願いましょう。

まず、生命の定義として、情報の意味を処理するシステムととらえ、生命の最重要な特徴を情報の流れを処理する方法を持っていることとしています。
体内で、情報が論理的方法で処理される方法がわかっていないという謎が残されています。

人工生命は、ハードウェアの部分、つまり細胞をゼロから作るのは人間の能力...[続きを読む]
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生命とは何か?その6
今回以降、5人の研究者の各個人の生命観をお送りします。

まずは、『利己的な遺伝子』などの著書で有名なイギリスの進化生物学者であるリチャード・ドーキンスRichard Dawkinsからです。

彼は、生命と物質には基本的な違いはないと考えております。生命とは、物質が十分に複雑な組織を持った時に現れる何かだとみなしています。
ウイルスは生命だとはみなさない理由はなく、ほぼ純粋なDNAまたはR...[続きを読む]
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生命とは何か?その5
生命を作る最先端研究として、地球上には存在しない”仮想生物”で生命のルールを探ることによって、コンピューター上の生命を取り上げます。
地球上の生物に共通特徴が地球の生物以外にも通用する”普遍的な”生物の特徴であるかどうかはわからないが、コンピューター上につくられた生命体である「人工生命(Artificial Life)」によってその特徴を見つけることができるかもしれない。
人工生命は、増殖(...[続きを読む]
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生命とは何か?その4
無生物から生物を作れるか?
2010年、アメリカの分子生物学者クレイグ・ベンター博士らは、人工的に合成されたDNAのみを遺伝情報として持つ細菌を作ることに成功した。世界初のことだが、細胞膜や細胞質などほかの構成要素は元の細菌のものを利用しており、人工的生物と呼ぶには議論の余地がある。
一方、東京大学の菅原正名誉教授らは、2011年に、DNAとそれを複製する酵素を、袋状になった脂質の膜に閉じ込...[続きを読む]
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生命とは何か?その3
細胞に見立てた水滴のふるまいから、生命の物理的な原理を探る。
油中の水滴を人工細胞と見立てて、これに向かって、細い流路を通して別の水滴を送り込むと、水滴の一部が人工細胞に取り込まれては排出されるような動きが繰り返し起きるが、この仕組みは水や油の物理的な性質によって自発的に引き起こされる。
送り込むほうの水滴に栄養に相当する分子を入れて、送り込む頻度を変えていくと、取り込んでは排泄する現象にリ...[続きを読む]
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生命とは何か?その2
生きているとは何か?
生物を生きている状態にしているのは、元素の組み合わせ方や使い方である。
時間の経過とともに、死んだ生物はエントロピーが増大していく、つまり、形あるものが時間の経過とともに崩れていく傾向にあるが、生きている生物はエントロピーが増大しない(もしくは減少する)ように見える。
DNAの複製のように秩序だった体の構造を新しく作るということはエントロピーを減少させるということに他な...[続きを読む]
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生命とは何か
生命とは何かというテーマについて雑誌Newton 2013.7の特集記事や私のHPの本のページのえん読日記で取り上げた生命とは何かという記事を基にして考察していきましょう。
「生命とは何か」という問いにおよそ70年前に量子力学の創始者ノエルヴィン・シュレーディンガーが物理学や化学によって答えを見出そうと試みられ、その後の生命科学の急速な発展につながった。
今なお多くの謎に包まれている生命、こ...[続きを読む]
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量子論 序論 その2
電子の軌道には、“定員“があり、一つの軌道には、二つの電子までしか存在できない(パウリの排他律)。
元素ごとになぜ性質が異なるのかは、元素が異なると、電子の配置が換わることによります。
このことが量子論によってはじめて完全に解明されました。
電子の軌道を量子論に基づいて考える手法は、「量子化学」として発展しました。
量子化学に基づいたコンピュータ・シミュレーションによってさまざまな原子や分子...[続きを読む]
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量子論 序論
量子論は現代社会を支え、自然界の根源に迫る大理論です。
量子とは「小さな塊といった意味の言葉で、量子論は、簡単に言えば、「原子や電子といったミクロな世界の法則についての理論」だと言えます。
その守備範囲は、量子化学、量子生物学と化学、生物学と及びます。
その重要キーワードは「不連続」、理解のカギは、「波と粒子の二面性」です。
電子や光子は、粒子のような性質を持ちながら、波のような性質を持つも...[続きを読む]
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機能性食品
日本発の理念として「機能性食品」の理念がある。
諸外国にも広く理解され、Functional Food,Designer Food,Nutraceuticalsなどと称され、広範な研究が精力的に推進されているそうだ。
この概念のもとになった「食品機能」という研究概念と成果は国際的にも注目され、高く評価されて、大きく展開してきている。
食品の三次機能つまり生体調節機能の解明に基づき「食品機能」...[続きを読む]
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水(2)
 新聞の記事にあった。地球上で飲用となる水は、総量の0,02パーセントほどであるとか。

 融雪パイプから噴き出す水をみていると、これが川を下り、海に注ぎ、空から雨となって降り、地下にしみ入り、再び地上に出るまでに、どのくらいの時間がかかるのだろうと思う。

 この地の豊かな地下水を、しみじみありがたいと感じた。
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 少年の頃、我が家には清冽な水が湧く井戸があった。

 今年も消雪パイプの点検が始まった。地下水で道路の雪を融かす。橇しかなかった道を、車が疾駆している。

 我が家の井戸は涸れた。得るものがあれば、必ず失うものがあって当然ではあろうが。
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