参勤交代、仮住まい居住者の増加 『江戸切絵図』=用途の背景
 参勤交代、仮住まい居住者の増加 『江戸切絵図』=用途の背景。

 江戸切絵図の出版に二つの版元あり、と。「尾張屋版」に「近江屋版」。

 そもそも江戸切絵図の出版は宝暦5年=1755年に古文字屋次郎兵衛と美濃屋平七が出版権を得て、公刊していた、と。

 ここで紹介、尾張屋、近江屋の版は、弘化2=1846年に願い出て、いると。

 近松鴻二著「都市江戸と地図」は書く。
 「すべての藩で...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

「野菜料理に手のこんだ旨さ」 熊倉功夫著「大寺の美味・精進料理」200730
​​ 精進料理と申すと天龍寺を思い出す。
 春は桜、秋は紅葉の季節に訪問すると、庵の入り口に「今日の予約は満席です」の掲示。

 やはり禅寺と申すと「精進料理」。その極意を示すの一章。
 1)「美物」と称される魚鳥料理からみて粗末な精進料理を、独特の料理感覚で野菜料理の妙を創造(37p) 
2)「野菜料理に手の込んだ旨さ」=茹で物は新しい料理で、出し汁で十分に味付けされのされた...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

緊急の二案件、朝幕でも二派分断 大獄から門外の変200413
緊急の二案件、朝幕でも二派分断 大獄から門外の変200413。

こう記載して、
「直弼の読み違い」と言うことになるや。吉田常吉著『井伊直弼』(吉川弘文館 人物叢書)。

将軍継嗣&条約調印。どちらも急を要した「幕府事情」。
しかも将軍家定、薨去。そもそも「血筋で描く南紀派」対 「資質・英明を優先(という理屈の)水戸派」。
どちらも幕閣強化、難局対処の中核を人選する局面。

将...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

時代と共に移る評価 吉田常吉著『井伊直弼』
初版は1961年。20年後に出た第6版を中古本で購入したようである。
 吉川弘文館の人物叢書。454ページの組み立ては、当時の人物叢書としては相当な「厚み」。そのまま、積んであった。

 「釧路港修築碑」という碑文が市内にはあって、翁の50回忌に国費決定をみたところから、「大公の遺徳」とさえ記してある。
 著者は申す。「毀誉褒貶の激しい」。時代の趨勢に解釈が揺れ動いた。

 國學院大...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

流通革命―製品・経路および消費者 (1962年) (中公新書) 新書 – 古書, 1962  林 周二 (著)
 流通革命―製品・経路および消費者 (1962年) (中公新書) 新書 – 古書, 1962  林 周二 (著) 。

 1965年頃、北大通10丁目かにある地方銀行の支店に、懸垂幕で講演会案内が掲示された記憶がある。

 これからの流通はと、関心をもつことはもったが、聞きに行ってみようとの気持ちはおこらなかった。

 その後、ダイエーが出店し、市場を通さぬ物流が発生して、問屋機能が崩壊。
...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

ワケあり移住者の子孫が探す、あるモノ探しの軌跡 『現代北海道文学論』200118
ワケあり移住者の子孫が探す、あるモノ探しの軌跡 『現代北海道文学論』200118

目 次
第一部 「北海道文学」を中央・世界・映像へつなぐ「 惑星思考」で風土性問い直す時
第二部 「 世界文学」としての北海道SF・ミステリ・演劇
第三部 叙述を突き詰め、風土を相対化──「先住民族の空間」へ
補 遺  「 現代北海道文学論」補遺──2018~19年の「北海道文学」
entry from
サイト名 : freehand2007

グローバルな視野をもった作品に 「坂の上の雲」 101205-1226nhkG放送
グローバルな視野をもった作品に 「坂の上の雲」 101205-1226nhkG放送

 「制作者からのメッセージ」 第2部演出&脚本 佐藤幹夫筆で記載されている。
「イギリス、ロシア、中国という、それぞれの異なる立場でドラマが展開」「当時の日本がいかに近代化を急いだか」「(そのために)たくさんの多くの人が命をかけて国を新しく、強く、豊かにしようと力を尽くした」

第二部を担...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

「ハレの設営と振舞」 『有職故実』に定義191225。
「ハレの設営と振舞」 『有職故実』に定義191225。

 石村貞吉著『有職故実』の校訂と解説を、嵐義人というひとが担当している。

 「有職故実」は、「国際儀礼までに通ずる一期一会の極致というべき晴れの設営と振舞を総称」 382p。「確たるしきたりのうえに作り出された」とも。

 「直衣の名義」「鎧の縅毛」「端午の今昔」の3編の「論考」を掲載。

 それぞれの端緒には、語源が明確、当...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

厩戸皇子の寺院 高田良信著『法隆寺千四百年』(新潮社)
厩戸皇子の寺院 高田良信著『法隆寺千四百年』(新潮社)。
​​お会式=おえしき 大山立=おおやまだて。聖霊院が太子信仰の中枢ということのようで。

622年2月22日、太子没。3月22日を軸に営まれる法要が「お会式」。
そのとき用意される荘厳。松葉、杉の葉で緑におおった柱に切り餅、みかん、​干し柿いりの「柿あげ」を廻らせるなどの仕立て。

 聖霊院本尊は壮年の姿を彫った太...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

「自立、知識と教養の基礎」 岩竹美加子著『フィンランドの教育はなぜ世界一か」
 「自立した市民としての知識と教養の基礎を身につける」 岩竹美加子著『フィンランドの教育はなぜ世界一か』(新潮新書 2019年)

 「教育がなぜトップクラス」なのか。「幸福度も世界一なのか」。その問いに答える新書版の解説書。著者は夫妻でフィンランドに滞在。子どもをフィンランドと日本の学校で教育体験させた。

 フィンランドが世界一の教育水準といわれはじめたのが2000年代のこと(p3-4)...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

「海は森の恋人」 畠山重篤著『牡蠣の森と生きる』
舞根湾 もうねわん 室根山
「(舞根湾は)天国のような海」と書き、「(室根山は)山測り=やまはかり か 漁師が位置を確認し、天候を予測するための大事な山」とする。
「『森は海の恋人』の活動は室根山の植樹にはじまる」「二〇一八年で三〇年植樹したブナ、ナラなど広葉樹は五万本」「体験学習にやってきた子どもは園児から大学生まで一万人を超える」「海と川、山をひとつにつながりの自然として大切にする実践は...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

学習=成果のあがる領域、あがらぬ分野 渡辺淳一『人間を見つめる』
 学習 成果のあがる領域、あがらぬ分野 渡辺淳一『人間を見つめる』

読後の記憶を呼び起こし、今も脳裏にある箇所を暗誦するに。
 人間には学習することで成果のあがる領域がある。医学、科学、芸術、技術。<進歩>の名にふさわしい成長、深化、充実が蓄積される。
 他方で人間には、いくら学習しても成果がさっぱりあがらない分野もある。男女の仲は、学習することでどうかと言えば、効果のあがることもある...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

sage body 同時代をむすぶ「新しい画像表現」
同時代をむすぶ「新しい画像表現」 タグチ・アートコレクション球体のパレット.

そういうことでしょうか。
1965年、75年生まれの作家たちがヨーロッパ、アフリカ、北米・南米から本邦まで、斬新にして力強い構成と筆使いの作品を公開しています。

 主催者の申す「さまざまな色」、
観展して実感する多種・多様な表現。「地球上に起きている現在を表現」の作品が<所せまく>開示されて...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

平和こそ 「自然児」=主計中尉のトラック体験
「平和」こそ 他人呼んで「自然児」=主計中尉のトラック島体験190908

誰かが称してくれたそうで。「自然児」。豪放な側面を称しての一言であった、か。そこをうけて<土こそ大事><土にねざす>。メモしていないが、そのような生き方を語る場面にはじまる。

 昭和16年に帝大入学。18年に出征。行き先はトラック島。そこで屍をみた。<異常が放置され、どうして勝てるのか>。

 復員、復職、結婚...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

祖田浩一著『江戸切絵図を読む』
知恵と技術を結集した芸術品 祖田浩一著『江戸切絵図を読む」。

 嘉永~安政期
 この時期に発売された江戸の30葉が紹介されている。
 著者は、歴史のこぼれ話し、事件、人物、地名の由来を語る事がどれだけ出来るか。そう心して、切絵図解読に心したと言う。

 切絵図
 そこに記載の御三家・大名家の上屋敷と下屋敷、寺院・社殿、下級身分の先手=さきて、徒、書院番士。
 諸職、商業、畑地、水田...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

「意味」示す<珠玉の価値> 岩谷昇平著『上関浪漫 夢の交差点・上関』
 「意味」示す<珠玉の価値> 岩谷昇平著『上関浪漫 夢の交差点・上関』。

 中扉の一枚、その説明に注目しておきたい。「二つの太陽」に「上関海峡の日の出」と解説。
 その意味を「やすらぎとぬくもりのある住まい・まちづくり」「やわらかに海と陸(おか)とが出会う町」の象徴と位置づける。

 「二つの太陽」は、別に二つの太陽がこのマチを照射すのではない。瀬戸内の海峡、交通の要所に昇る日の出が<...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

高い能力の人材ー発掘、確保、育成、島田昌和著『渋沢栄一 社会企業家の先駆者』。
高い能力の人材ー発掘、確保、育成、島田昌和著『渋沢栄一 社会企業家の先駆者』。

 短いセンテンスで本書の主張点をまとめ上げることは難しいが、212ページに記載の3点が、一定の意味をもつのかと低次させてもらうことにする。

 1)「同時並行で多数の会社を運営していくためには、さまざまな経営者の協力が必要であった」。
 2)(日清・日露戦争前後に)「日本経済の体質強化のために経済政策に対...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

「第三次ベビーブームはこなかった」「破綻した『学校と職業の接続』」 前田正子著『無子高齢化-出生数ゼロの恐怖』.
 「第三次ベビーブームはこなかった」「破綻した『学校と職業の接続』」 前田正子著『無子高齢化-出生数ゼロの恐怖』.

 江戸時代、庶民の次男、三男の結婚は困難であった.農地・山林など資産があって、分家・別家の創設が可能であればは、ある意味、特別なことであった.

 戦後、「産めや、増やせ」の時代の貧困を知る世帯は、子どもはせいぜい4-5人の世帯に.そこで、多くのヒトは考えた.「子ども一人...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

京都学を学ぶ人のためにの4章 『京都学を学ぶ人のために』の記憶.
京都学を学ぶ人のためにの4章 『京都学を学ぶ人のために』の記憶.

1)モノつくりに示す技術  竹・西陣・映画.和食だって加わる

2)思想・文化の担い手輩出 歌人、親鸞.藤原惺窩、円山派の画壇

3)学術のメッカ      大学都市、ノーベル賞受賞者

4)国際会議        京都で開かれてきた港区祭交流の機会.

最近では、京都迎賓館の接遇と支援組織.2002年暮れ、上京した搭乗機の...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007

井上靖著『西域物語』
 匈奴 月氏 張騫 キーワードたくさん「とても.とても」.基礎知識がないと、なかなか.

 井上靖著『西域物語』を上京の機内で詠み始めて、9割方読みすすむも.

 紀元前4世紀から紀元後15世紀までかという、1000年の時間スパーン.

 「西域」=「時刻の西方に拡がっている未知の異民族が国を樹ている地帯」(5p).かくて「未知、夢、謎、冒険と言った要素が消えていない」、と(同).

 ...[続きを読む]
entry from
サイト名 : freehand2007